JP2005322101A - トランザクション処理システムおよび方法ならびにプログラム - Google Patents

トランザクション処理システムおよび方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract


【課題】 複数のトランザクションを再実行または修正実行する際、全トランザクションの開始から終了に至るまでに何か問題が発生したかどうかを容易に確認でき、若し問題が発生していればトランザクションの詳細な処理状況を確認できるようにする。
【解決手段】 トランザクション処理操作画面180に、複数のトランザクションの詳細な処理状況をリスト表示するトランザクションリスト表示部181に加えて、トランザクションの要求時刻順に各トランザクションの処理状態を色もしくは模様または双方の組合せで表示する領域を帯状のラインの先頭から順に割り当てた1本のトランザクションライン1831を表示する。また、処理失敗などの重要度の高い処理状態を持つトランザクションに対応するトランザクションライン上の領域の近傍に、その処理状態を持つトランザクションが存在することを示すアイコンを表示する。
【選択図】 図8

Description

本発明はトランザクション処理システムに関し、特に、保存された一連のトランザクションを再実行もしくは修正実行するトランザクション処理システムにおいて、一連のトランザクションの処理状況を表示画面上に表示するトランザクション処理システムに関する。
従来より、トランザクション処理システムにおいて、過去に実行したトランザクションを保存しておき、後に再実行もしくは修正実行することが行われている。例えば、特許文献1には、トランザクションレコード格納部から過去のトランザクションレコードを取り出し、このトランザクションレコードあるいはそれを修正したトランザクションレコードをトランザクション処理部に送り、トランザクション処理部内のトランザクション処理プログラムによってトランザクションを実行するトランザクション処理装置が記載されている。
また従来より、トランザクション処理システムにおいて、処理対象とする一連のトランザクションの処理状況を表示装置の画面にメッセージやテキストで表示することが一般に行われている。例えば、特許文献2には、複数の計算機サイトに分散して並列処理を行うトランザクション処理システムにおいて、トランザクションの階層構造に従って1画面をトランザクション毎の画面に分割し、個々の分割領域に、それに対応するトランザクションの処理状況を示すメッセージを表示することにより、利用者が複数の計算機に分散された一連のトランザクションの処理状況を詳細に知ることができるようにしたトランザクション処理システムが記載されている。
特開平8-161209号公報 特開平6-60031号公報
トランザクション処理においては、多様なサービスを実現するために、分散処理や他プログラムとの連携処理を行うようになり、処理プログラムが複雑化し、処理プログラムの誤り(バグ)によるシステム障害が増大している。そのため、このようなシステム障害に対して、さまざまなトランザクションをさまざまなタイミングで処理するテストや、障害が発生した時のシステムの状態を再現して、問題となったトランザクションを再実行する再現テストや、問題となったトランザクションを修正して再実行する復旧作業が重要となる。
このような各種のテストや復旧作業を正確かつ効率良く実施するためには、何か問題が発生した場合に個々のトランザクションの詳細な処理状況を確認できることが勿論必要であるが、それ以上に一連のトランザクションの開始から終了に至るまでに何か問題が発生したこと自体を見逃さないようにすることが重要である。
特許文献2に見られるように処理対象とする一連のトランザクションの処理状況をメッセージやテキストで表示する方法は、その時々のトランザクションの詳細な処理状況を利用者に提示するのには適している。しかし、詳細情報ゆえに提示される情報量が多くなるため、大量に表示される情報から何か問題が発生したこと自体を確認するのは逆に容易でなくなる。特に、限られた表示領域(行数)に大量のメッセージやテキストが表示される際、一般に過去のメッセージ等がスクロールによって画面上から消えてしまうため、ほんの僅かな時間だけ画面から目を離しているだけでも重要な問題の発生を見過ごす可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みて提案されたものであり、その目的は、一連のトランザクションの開始から終了に至るまでに何か問題が発生したかどうかを容易に確認でき、若し必要ならば問題の発生した時点のトランザクションの詳細な処理状況を確認することのできるトランザクション処理システムを提供することにある。
本発明の第1のトランザクション処理システムは、保存された複数のトランザクションを再実行もしくは修正実行するトランザクション処理システムにおいて、前記複数のトランザクションの詳細な処理状況のリストを表示装置に表示するトランザクションリスト制御手段と、各トランザクションの処理状態を色もしくは模様または双方の組合せで表示する領域を帯状のラインの先頭から順に割り当てたトランザクションラインを前記表示装置に表示するトランザクションライン制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2のトランザクション処理システムは、第1のトランザクション処理システムにおいて、前記トランザクションライン制御手段は、重要度の高い処理状態を持つトランザクションに対応する前記トランザクションライン上の領域の近傍に、前記処理状態を持つトランザクションが存在することを示すアイコンを表示するものであることを特徴とする。
本発明の第3のトランザクション処理システムは、第2のトランザクション処理システムにおいて、トランザクションの処理状態の種類毎にトランザクションラインに施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに対応するアイコンを定義した描画方法定義データおよび前記トランザクションラインのサイズを定義した描画領域定義データを保存するトランザクション表示データ保存部と、前記各トランザクションの要求時刻を保存するトランザクション保存部と、前記各トランザクションの処理状態を保存するトランザクション属性状態テーブルとを備え、前記トランザクションライン制御手段は、前記描画領域定義データで定義された前記トランザクションラインのサイズと前記トランザクション保存部に保存されたトランザクションの要求時刻とから各トランザクションに割り当てる前記トランザクションライン上の領域を決定し、前記トランザクション属性状態テーブルに保存されたトランザクションの処理状態と前記描画方法定義データとから前記各トランザクションに割り当てた前記トランザクションライン上の領域に施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに表示するアイコンを決定するものであることを特徴とする。
本発明の第4のトランザクション処理システムは、第3のトランザクション処理システムにおいて、前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記複数のトランザクションの全てに前記トランザクションラインの領域を割り当てることができない場合に前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに優先的に前記領域を割り当てる描画トランザクション決定手段を有することを特徴とする。
本発明の第5のトランザクション処理システムは、第3のトランザクション処理システムにおいて、前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに前記トランザクションライン上のより幅の広い領域を割り当てる描画トランザクション決定手段を有するものであることを特徴とする。
本発明の第6のトランザクション処理システムは、第2乃至第5のトランザクション処理システムにおいて、利用者によって指定された前記トランザクションライン上の位置またはアイコンの位置に従って、トランザクションリスト制御手段によってリスト表示するトランザクションを制御するリストフォーカス制御手段を備えることを特徴とする。
本発明の第7のトランザクション処理システムは、第2乃至第5のトランザクション処理システムにおいて、前記トランザクションライン制御手段は、前記トランザクション処理システムにおいてチェックポイントが記録された箇所に相当するトランザクションライン上の位置にチェックポイントを示すアイコンを表示するものであることを特徴とする。
本発明の第8のトランザクション処理システムは、第7のトランザクション処理システムにおいて、利用者が読み出し開始点として指定したチェックポイント以降のトランザクションを、編集対象トランザクションとして前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段に通知するチェックポイント情報制御手段を備え、前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段は、リスト上およびトランザクションライン上において編集対象トランザクションにかかる部分か否かを判別できるように表示するものであることを特徴とする。
本発明の第9のトランザクション処理システムは、第8のトランザクション処理システムにおいて、前記チェックポイント情報制御手段は、利用者の指定に従い、前記トランザクションライン制御手段により前記トランザクションラインに表示するトランザクションを、前記複数のトランザクション全てとするか、前記読み出し開始点として指定されたチェックポイント以降のトランザクションにするかを制御するものであることを特徴とする。
本発明の第1のトランザクション処理方法は、保存された複数のトランザクションを再実行もしくは修正実行するトランザクション処理方法において、トランザクションリスト制御手段が、前記複数のトランザクションの詳細な処理状況のリストを表示装置に表示するステップと、トランザクションライン制御手段が、各トランザクションの処理状態を色もしくは模様または双方の組合せで表示する領域を帯状のラインの先頭から順に割り当てたトランザクションラインを前記表示装置に表示するステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2のトランザクション処理方法は、第1のトランザクション処理方法において、前記トランザクションライン制御手段は、重要度の高い処理状態を持つトランザクションに対応する前記トランザクションライン上の領域の近傍に、前記処理状態を持つトランザクションが存在することを示すアイコンを表示することを特徴とする。
本発明の第3のトランザクション処理方法は、第2のトランザクション処理方法において、トランザクションの処理状態の種類毎にトランザクションラインに施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに対応するアイコンを定義した描画方法定義データおよび前記トランザクションラインのサイズを定義した描画領域定義データを保存するトランザクション表示データ保存部と、前記各トランザクションの要求時刻を保存するトランザクション保存部と、前記各トランザクションの処理状態を保存するトランザクション属性状態テーブルとを使用し、前記トランザクションライン制御手段は、前記描画領域定義データで定義された前記トランザクションラインのサイズと前記トランザクション保存部に保存されたトランザクションの要求時刻とから各トランザクションに割り当てる前記トランザクションライン上の領域を決定し、前記トランザクション属性状態テーブルに保存されたトランザクションの処理状態と前記描画方法定義データとから前記各トランザクションに割り当てた前記トランザクションライン上の領域に施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに表示するアイコンを決定することを特徴とする。
本発明の第4のトランザクション処理方法は、第3のトランザクション処理方法において、前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記複数のトランザクションの全てに前記トランザクションラインの領域を割り当てることができない場合に前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに優先的に前記領域を割り当てることを特徴とする。
本発明の第5のトランザクション処理方法は、第3のトランザクション処理方法において、前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに前記トランザクションライン上のより幅の広い領域を割り当てることを特徴とする。
本発明の第6のトランザクション処理方法は、第2乃至第5のトランザクション処理方法において、前記トランザクションライン制御手段は、利用者によって指定された前記トランザクションライン上の位置またはアイコンの位置に従って、トランザクションリスト制御手段によってリスト表示するトランザクションを制御することを特徴とする。
本発明の第7のトランザクション処理方法は、第2乃至第5のトランザクション処理方法において、前記トランザクションライン制御手段は、前記トランザクション処理システムにおいてチェックポイントが記録された箇所に相当するトランザクションライン上の位置にチェックポイントを示すアイコンを表示することを特徴とする。
本発明の第8のトランザクション処理方法は、第7のトランザクション処理方法において、チェックポイント情報制御手段が、利用者が読み出し開始点として指定したチェックポイント以降のトランザクションを、編集対象トランザクションとして前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段に通知し、前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段は、リスト上およびトランザクションライン上において編集対象トランザクションにかかる部分か否かを判別できるように表示することを特徴とする。
本発明の第9のトランザクション処理方法は、第8のトランザクション処理方法において、前記チェックポイント情報制御手段は、利用者の指定に従い、前記トランザクションライン制御手段により前記トランザクションラインに表示するトランザクションを、前記複数のトランザクション全てとするか、前記読み出し開始点として指定されたチェックポイント以降のトランザクションにするかを制御することを特徴とする。
本発明によれば、さまざまなトランザクションをさまざまなタイミングで処理するテストや、障害が発生した時のシステムの状態を再現して、問題となったトランザクションを再実行する再現テストなどを行うために、保存された複数のトランザクションをトランザクション処理システムで再実行もしくは修正実行する際、複数のトランザクションの開始から終了に至るまでに何か問題が発生したかどうかを容易に確認でき、若し必要ならば問題の発生した時点のトランザクションの詳細な処理状況を確認することが可能になる。
その理由は、本発明の第1のトランザクション処理システムおよび方法によれば、トランザクションの要求時刻順に各トランザクションの処理状態を色もしくは模様または双方の組合せで表示する領域を帯状のラインの先頭から順に割り当てた1本のトランザクションラインが表示装置に表示されており、複数のトランザクションの開始から終了に至るまでに何れかのトランザクションに処理失敗などの問題が発生した場合、そのトランザクションに割り当てられたライン上の領域が処理失敗などを示す色もしくは模様または双方の組合せに変化するため、利用者はトランザクションラインを見れば何か問題が発生したかどうかを容易に確認できるからであり、且つ、問題の発生した時点のトランザクションの詳細な処理状況はトランザクションリスト制御手段が表示するリスト表示で確認できるからである。
本発明によれば、重要度の高い処理状態を持つトランザクションの存在をより一層容易かつ確実に確認することができる。
その理由は、本発明の第2のトランザクション処理システムおよび方法によれば、前記トランザクションライン制御手段は、重要度の高い処理状態を持つトランザクションに対応するトランザクションライン上の領域の近傍に、重要度の高い処理状態を持つトランザクションが存在することを示すアイコンを表示するからである。また、本発明の第5のトランザクション処理システムおよび方法によれば、表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションにトランザクションライン上のより幅の広い領域を割り当てて目立たせているからである。
本発明によれば、トランザクション数とトランザクションライン長の関係などによって、複数のトランザクションの全てにトランザクションラインの領域を割り当てることができない場合であっても、重要度の高い処理状態を持つトランザクションの存在をトランザクションライン上で容易かつ確実に確認することができる。
その理由は、本発明の第4のトランザクション処理システムおよび方法によれば、表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに対し、優先的にトランザクションライン上の領域を割り当てるからである。
本発明によれば、トランザクションリスト制御手段によるリスト表示中から確認したいトランザクションの詳細な処理状況を容易に指定することができる。
その理由は、トランザクションリスト制御手段によるリスト表示はトランザクション数が多くなるとスクロールによって画面上に全トランザクションの情報が表示し切れないため、隠れた部分から所望のトランザクションの情報を画面に表示させるのは時間がかかるが、本発明の第6のトランザクション処理システムおよび方法によれば、トランザクションライン上の位置またはアイコンの位置を指定すれば、その指定した位置に対応するトランザクションの情報がリスト表示されるように制御されるためである。
本発明によれば、さまざまなトランザクションをさまざまなタイミングで処理するテストや、障害が発生した時のシステムの状態を再現して、問題となったトランザクションを再実行する再現テストなどを行うために、保存された複数のトランザクションをトランザクション処理システムでチェックポイントを適宜設定しながら再実行もしくは修正実行する際、一連の複数のトランザクションのどの箇所にチェックポイントが設定されているかが一目瞭然となる。
その理由は、本発明の第7のトランザクション処理システムおよび方法によれば、トランザクション処理システムにおいてチェックポイントが記録された箇所に相当するトランザクションライン上の位置にチェックポイントを示すアイコンが表示されるからである。
本発明によれば、或るチェックポイントを読み出し開始点に指定してそれ以降のトランザクションを適宜修正しながら一連のトランザクションを実行する際、どの部分が編集対象トランザクションであるかどうかを表示上明確にすることができる。
その理由は、本発明の第8のトランザクション処理システムおよび方法によれば、利用者が読み出し開始点として指定したチェックポイント以降のトランザクションを編集対象トランザクションとし、リスト上およびトランザクションライン上において編集対象トランザクションにかかる部分か否かを判別できるように表示するからである。
本発明によれば、或るチェックポイントを読み出し開始点に指定してそれ以降のトランザクションを適宜修正しながら一連のトランザクションを実行する際、トランザクションラインの表示を、読み出し開始点に指定したチェックポイント以降のトランザクションのみによる表示、あるいは全トランザクションによる表示の何れかに切り替えることができる。
その理由は、本発明の第9のトランザクション状況表示装置および方法によれば、トランザクションライン制御手段によりトランザクションラインに表示するトランザクションを、複数のトランザクション全てとするか、読み出し開始点として指定されたチェックポイント以降のトランザクションのみにするかを、利用者が指定できるようにしているからである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(1)実施の形態1
本実施の形態1にかかるトランザクション処理システムの構成図を図1に示す。本実施の形態1の主たる特徴は、トランザクションライン制御手段101、トランザクションリスト制御手段102およびトランザクション属性情報管理部103を有するトランザクション情報表示手段10を備え、トランザクションの処理操作画面にトランザクション情報を表示する際に、一般的なリスト表示に加えて、トランザクションの処理状況の概要を帯状のラインに表現するトランザクションラインを描画するようにした点にある。
図1を参照すると、本実施の形態1にかかるトランザクション処理システムは、トランザクション情報表示手段10と、トランザクション処理装置20と、入力手段11と、出力手段12と、トランザクション表示データ保存部17とを備える。
入力手段11は、例えばキーボードとマウスで構成される。入力手段11は、利用者から各種の指示を受け付け、受け付けた指示情報をトランザクション処理装置20およびトランザクション情報表示手段10に伝達する。入力手段11が利用者から受け付けてトランザクション処理装置20に伝達する指示には、例えば、トランザクションの処理の再生、その停止、再生方式の変更、再生速度の変更、コマ送り、初期状態への復帰、処理の終了などがある。ここで、本実施の形態では、再生方式として、本来のトランザクション要求時刻間隔を保った上で一連のトランザクションを処理する通常再生と、トランザクションの処理順序だけを保証し随時処理を行う一括再生の2種類があり、再生方式の変更とはこのような再生方式の切替を意味する。通常再生では、本来のトランザクション要求時刻間隔をn倍して再生することも可能であり、このnを変更するのが再生速度の変更である。コマ送りは、次のトランザクションを1つだけ実行する指示である。また、入力手段11が利用者から受け付けてトランザクション情報表示手段10に伝達する指示には、トランザクションリスト制御手段102によって表示されるリスト表示のスクロール指示などがある。
出力手段12は、例えば液晶ディスプレイ装置などの表示装置で構成される。出力手段12の画面に、トランザクション処理装置20のトランザクション実行状況が表示される。
トランザクション処理装置20は、保存された複数のトランザクションを入力手段11からの指示に従って再実行もしくは修正実行する部分であり、トランザクション処理タイミング制御手段13と、トランザクション処理手段14と、トランザクション保存部15と、処理データ保存部16とを備える。
トランザクション保存部15には、少なくともトランザクションのデータと、トランザクションの要求時刻情報が保存されている。トランザクション保存部15が保持するトランザクションのデータの例を図2(a)に示す。図2(a)に示す例では、各トランザクションの通し番号(ID)、トランザクションの要求時刻情報として要求時刻(T_rec)、トランザクションのデータとして要求元および要求内容が保存されている。要求時刻T_recは、一番先頭のトランザクションの処理開始時刻から、各トランザクションの処理要求が為される時刻を示し、特に最終のトランザクションの要求時刻T_tが、この一連のトランザクション群の処理(要求)時間となる。
トランザクション処理タイミング制御手段13は、入力手段11より受信した各種の指示に応じてトランザクションの処理のタイミングを制御する部分であり、トランザクション保存部15から次に処理すべきトランザクションを抽出し、適切なタイミングでトランザクション処理手段14に送信し、トランザクション処理手段14から処理結果を受信する。また、トランザクション処理タイミング制御手段13は、入力手段11から受信した各種の指示の内容を現在の再生設定情報としてトランザクション情報表示手段10に伝達している。
トランザクション処理手段14は、トランザクション処理タイミング制御手段13から処理すべきトランザクションを受信し、あらかじめ読み込まれているトランザクション処理プログラムでトランザクションを処理する部分である。トランザクションの処理対象のレコードは、処理データ保存部16に保存されており、必要に応じて、読込み、書込みが実行される。トランザクションの処理結果は、トランザクション処理タイミング制御手段13およびトランザクション情報表示手段10に送信される。
トランザクション表示データ保存部17には、トランザクション情報表示手段10がトランザクション情報を描画する際に参照する各種のデータが保存されている。トランザクション表示データ保存部17が保持するデータの例を図3に示す。図3に示す例では、トランザクション表示データ保存部17には、描画方法定義データ130と描画領域定義データ131とが保存されている。
描画方法定義データ130は、トランザクションの処理状態の種類(属性)毎に、トランザクションラインに施す色、トランザクションリストの文字色、トランザクションリストの背景色、表示優先順位および使用するアイコン用画像を定義している。例えば、1行目のデータは、トランザクション属性が未処理(処理待ち)であるトランザクションのトランザクションライン色およびトランザクションリスト文字色は#666666、トランザクションリスト背景色は#FFFFFF、表示優先順位は7であり、対応するアイコン用画像はないことを示している。また、3行目のデータは、トランザクション属性が応答無しであるトランザクションのトランザクションライン色およびトランザクション背景色は#FF0000、トランザクションリスト文字色は#FFFFFF、表示優先順位は最も高い1であり、対応するアイコン用画像は、.../img/Tx_failed.gifであることを示している。ここで、トランザクション属性に対応するアイコン用画像は、表示優先順位が高い、つまり重要度の高いトランザクション属性のみに定義される。
描画領域定義データ131は、トランザクションラインおよびトランザクションリストに関する領域を定義している。図3の例では、トランザクションライン表示位置、トランザクションライン全長、トランザクションライン軸方向の3つのデータでトランザクションラインの領域を定義し、トランザクションリスト表示位置、トランザクションリストサイズの2つのデータでトランザクションリストの領域を定義している。
トランザクション情報表示手段10は、トランザクション処理装置20におけるトランザクション情報を出力手段12の画面に表示する部分であり、トランザクションライン制御手段101と、トランザクションリスト制御手段102と、トランザクション属性情報管理部103とを備える。また、本実施の形態では、トランザクション処理装置20の操作画面も、トランザクション情報表示手段10が出力手段12に生成するようにしている。
トランザクション属性情報管理部103は、トランザクション保存部15に保存された複数のトランザクションについての属性をトランザクション属性状態テーブルにて保持管理する部分である。トランザクション属性情報管理部103は、トランザクション処理タイミング制御手段13からトランザクション編集結果を受信する毎およびトランザクション処理手段14からトランザクション処理結果を受信する毎に、トランザクション属性状態テーブルを更新する。トランザクション属性状態テーブルの例を図2(b)に示す。図2(b)に示す例では、各トランザクションのIDに対応してそのトランザクションの属性が保持される。属性には、「未処理」、「応答有り」、「応答無し」などがある。トランザクションライン制御手段101およびトランザクションリスト制御手段102は、このようなトランザクション属性状態テーブルを参照して、以下に詳述する描画処理を実行する。
トランザクションリスト制御手段102は、一般的なリストボックス部品を用いて、トランザクションの情報をリスト表示する。リスト上では、トランザクションのID、要求時刻、要求元および要求内容、処理結果など、トランザクションの詳細な情報が表示される。トランザクションリスト制御手段102は、利用者が入力手段11によりリストのスクロール操作を行った場合には、スクロール操作に応じて参照位置を変更する。その際、新たにリスト上に表示されている部分をトランザクションリスト表示位置として、トランザクションライン制御手段101に出力する。これは、トランザクションライン上に、リストで参照している部分を表示するためである。
トランザクションライン制御手段101は、トランザクション保存部15に保存された処理対象となる全てのトランザクションに対し、各トランザクションを夫々の処理状態(属性)に応じて予め設定された配色で表示し、全てのトランザクションを要求時刻順に一軸上に配置することで帯状のラインに全トランザクションの概要を表現するトランザクションラインを表示する部分である。
次に、図4の図例及び、図5、図6のフローチャートを参照して、トランザクションライン制御手段101のトランザクション描画動作について詳細に説明する。
トランザクションライン制御手段101は、予め定められた一定期間毎に図5に示されるトランザクションライン描画処理を繰り返す。一定期間毎に描画処理を繰り返すのではなく、トランザクション処理タイミング制御手段13およびトランザクション処理手段14から現在の再生設定情報などやトランザクション処理結果が出力される毎にトランザクションライン描画処理を開始するようにしても良い。
まず、現在選択されているトランザクション再生方式に応じて、トランザクションラインの意味付けを決定する(図5のS150)。
トランザクション再生方式が、通常再生の場合、つまり本来のトランザクション要求時刻間隔を保つか、あるいは時刻間隔をn倍にした(再生速度を変更した)上でトランザクションを実行する場合においては、トランザクションラインの全長を、処理対象の全トランザクションの要求時刻間隔の時間を合計した総時間(時刻間隔をn倍に設定している場合は、総時間もn倍となる)と見なし描画処理を行う(図5)。
処理対象となる全てのトランザクションにおいて、処理を開始してから最後のトランザクションの処理要求がなされるまでの時間(最終トランザクション要求時刻)T_lおよびトランザクションライン全長のピクセル数Xを、トランザクション表示データ保存部17およびトランザクション保存部15から取得し、トランザクションライン1ピクセルあたりの時間幅Δtを式1により算出する(S151)。
Δt = T_l / X …(式1)
次に、描画を行うトランザクションライン(図4)の始点141(描画位置iの初期値を1とする(S152))から、1ピクセルごとに描画位置143を定め描画処理を進めていく。始点141からiピクセルだけ軸方向142に進んだ描画位置143においては、要求時刻T_reqが、式2を満たす全てのトランザクションをトランザクション保存部15から探索する(S153)。
(i-1) *Δt < T_req ≦ i*Δt …(式2)
該当するトランザクションにおいて最も要求時刻が早いトランザクションを描画対象トランザクションとし、該当するトランザクションが存在しない場合は、「要求無し」の属性を持つトランザクションを描画対象トランザクションとする(S154)。次に、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データから、トランザクション属性情報テーブルで管理されている描画対象トランザクションの持つ属性に対応する配色を参照し、その配色を用いて、描画位置143を描画する(S155)。
描画位置143を1ピクセルだけ軸方向142に動かし(S156)、同様の描画処理をトランザクションライン終点まで(i = Xとなるまで)実行すると、トランザクションラインの描画終了となる(S157)。
次に、トランザクション再生方式が、一括再生の場合、つまり、本来のトランザクション要求時刻間隔を無視し要求時刻の順に随時トランザクションを実行する場合においては、トランザクションラインの全長をトランザクション総数Tx_tと見なし、描画処理を行う(図6)。処理対象トランザクション総数Tx_tおよびトランザクションライン全長のピクセル数Xを取得し、トランザクションライン1ピクセルあたりのトランザクション数ΔTxを式3により算出する(S160)。
ΔTx = Tx_t / X …(式3)
次に、描画を行うトランザクションライン(図4)の始点141から、1ピクセルごとに描画位置143を定め描画処理を進めていく。始点141からiピクセルだけ軸方向142に進んだ描画位置143においては、変数ΔTx_pを式4により算出し(S161)、要求時刻T_reqが、式5を満たす全てのトランザクションを探索する(S162)。
ΔTx_p = ΔTx * (i-1) …(式4)
[ΔTx_p] < n ≦ [ ΔTx_p + ΔTx ] + 1 …(式5)
尚、[ ]はガウス記号であり、[a] = n ⇔ n ≦ a < n+1 (nは整数)とする。
該当するトランザクションにおいて最も要求時刻が早いトランザクションを描画対象トランザクションとする(S163)。次に、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データから、トランザクション属性情報テーブルで管理されている描画対象トランザクションの持つ属性に対応する配色を参照し、その配色を用いて、描画位置143を描画する(S164)。描画位置143を1ピクセルだけ軸方向142に動かし(S165)、同様の描画処理をトランザクションライン終点まで(i = Xとなるまで)実行すると、トランザクションラインの描画終了となる(S166)。
更に、トランザクションライン制御手段101は、図5、図6のフローチャートには示されていないが、描画の完了したトランザクションラインの上に、現在のトランザクション処理位置、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データでアイコン配置指定が為されている属性を持つトランザクションの位置、トランザクションリスト制御手段102から通知されているトランザクションリストにおける参照位置に、それぞれ対応するアイコン画像を配置する。
次に、トランザクション情報表示手段10が描画するトランザクション情報を出力した画面例を図7および図8に示し、トランザクションに関する操作と情報について詳細に説明する。
図7に示すように、トランザクション処理操作画面170は、トランザクション操作ボタン表示部171、ステータス表示部172、トランザクションライン表示部173、トランザクションリスト表示部174を有する。トランザクション操作ボタン表示部171は、トランザクションを制御するための操作ボタンが配置される。トランザクション処理コマンドボタンとして、「再生」、「停止」、「コマ送り」、「一つ戻る」、「初期状態復帰」がある。更に、トランザクション再生方式切替用ボタンと再生速度変更用のスライダがある。ステータス表示部172は、トランザクションの現在の状態を示すためのメッセージやアイコンが表示される。トランザクションライン表示部173は、トランザクションライン制御手段101により描画されたトランザクションラインを表示する。トランザクションリスト表示部174は、トランザクションリスト制御手段102により描画されたトランザクションリストを表示する。
図7では、トランザクション処理開始前の状態にある。トランザクション処理操作画面170より、トランザクション再生方式として「通常再生」を選択し、再生速度が等速であることが、また、ステータス表示部172よりトランザクションが開始されていない(停止している)ことが、それぞれ見て取れる。トランザクションリスト1740において、スクロールすれば、処理対象となる全トランザクションが参照可能となっている。この時点では、処理が実行されたトランザクションは存在しないため、リストに表示されるトランザクション情報の処理結果部分は全て記載されていない。利用者はスクロールーバー1741を操作することで、リスト上に表示するトランザクションを変更することができる。
トランザクションライン1731においては、現在選択されている再生方式、再生位置、処理済みトランザクション数に関する情報がテキストで表示されている。再生方式が、X1(等倍)の通常再生であるため、トランザクションの処理要求時刻に従った時間軸上へのトランザクション情報配置となっており、終点部分にこのトランザクションの処理に要する時間(最終トランザクションの要求時刻)の表示17313をしている。トランザクションラインの配色により、未処理のトランザクション(要求)が存在する部分(時刻)17311と、トランザクション(要求)が存在しない部分(時刻)17310とが、区別して表現されている。また、現在の再生位置(まだ再生処理を開始していないため始点に相当する)を示すアイコン17312や、トランザクションリスト1740で参照している部分を示す矩形17314が表示されている。
また、再生方式を一括再生に変更した場合、トランザクションライン1732は、処理要求時刻間隔を無視したトランザクション情報配置となっており、終点部分にはトランザクションの総数の表示17321をしている。ライン上は全て未処理のトランザクションが存在する部分(順番)17320として表現している。
利用者が「再生」ボタンを選択することで、トランザクションの再生処理を開始する。
図8では、処理対象とする合計2000個のトランザクションのうち、処理要求時刻として全体の約1/4となる00:36:35、個数として全体の約半分となる1005個のトランザクションの処理を終えた状態にある。トランザクション処理操作画面180において、トランザクションリスト181では、処理を終えたトランザクションについては、その処理結果(属性)として、無事に完了した(completed)あるいは、応答が無かった等で処理が失敗した(failed)かを表示する。
トランザクションライン1831においては、トランザクションラインの配色により、未処理のトランザクション(要求)が存在する部分(時刻)と、無事に処理が完了したトランザクション(要求)が存在する部分(時刻)18310と、処理が失敗したトランザクション(要求)が存在する部分(時刻)18311とが、区別して表現されている。また、現在の再生位置を示すアイコン18312や、トランザクションリスト181で参照している部分を示す矩形18314に加え、処理が失敗したトランザクション(要求)の存在する位置を示すアイコン18315が表示されている。
また、再生方式を一括再生に変更した場合、トランザクションライン1832は、処理要求時刻間隔を無視したトランザクション情報配置となっており、未処理のトランザクション(要求)、処理が完了したトランザクション(要求)、処理に失敗したトランザクション(要求)のいずれであるかを、配色により区別して表現している。
利用者は、トランザクションラインを参照することにより、トランザクションリスト181のみを参照していては認識できない可能性のある、処理に失敗したトランザクション18311の存在を認識することができる。また、現在の処理位置(どれだけのトランザクションの処理を終えたか、あとどれだけのトランザクションが残っているか)を容易に把握でき、リスト181の表示部分が一連のトランザクションのどの部分であるかも矩形のアイコン18314で認識できる。更に、トランザクションラインに付記されたテキストにより、現在選択している再生方式や、正確な再生位置、処理済みトランザクション数を確認できる。
尚、図7や図8に示す例は水平方向にトランザクションラインを描画しているが、垂直方向にトランザクションラインを描画しても良い。また図9に示すように、トランザクションラインを、トランザクションリスト191のスクロールバーとして、表示するような利用形態も考えられる。この場合は、選択している再生方式に関わらず、トランザクションの要求時刻を無視した配置方法を採り、未処理のトランザクション(要求)1910、処理が完了したトランザクション(要求)1911、処理に失敗したトランザクション(要求)1912のいずれであるかを、配色により区別して表現している。
以上説明したように、本実施の形態1にかかるトランザクション処理システムを用いれば、一連のトランザクションを実行する場合において、従来のリスト表示のみでは表示しきれなかった、全トランザクションにおける現在の処理位置や、処理の終了した部分の処理結果といったトランザクション処理状況の全体像を、利用者が容易に把握することが可能となる。
本実施の形態1では、トランザクションに割り当てたトランザクションラインの領域をそのトランザクションの属性に応じた色で描画したが、トランザクションの属性に応じた模様で描画したり、トランザクションの属性に応じた色と模様の組合せで描画するようにしても良い。この場合、図3の描画方法定義データ130中のトランザクションライン色の欄には、模様あるいは色と模様の組合せが定義される。
(2)実施の形態2
実施の形態2にかかるトランザクション処理システムの構成図を図10に示す。実施の形態2の主たる特徴は、実施の形態1の構成に加え、トランザクションライン制御手段101が、描画トランザクション決定手段1011を備え、優先度の高い属性(処理に失敗した等の重要な意味を持つ属性)のトランザクションを、確実に描画対象トランザクションとした上で、トランザクションラインの描画を行う点にある。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
描画トランザクション決定手段1011は、トランザクションラインの全長のピクセル数よりもトランザクション総数が大きい場合、つまり、1ピクセル幅の描画領域に複数のトランザクションが存在する場合に、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データ130(図3)中のトランザクション属性に対応する表示優先順位に従い、その描画位置に描画するトランザクションを決定する。
次に図11、図12のフローチャートを参照して、描画トランザクション決定手段1011を備えるトランザクションライン制御手段101のトランザクション描画動作例について詳細に説明する。
トランザクション再生方式が、通常再生の場合(図11)、トランザクションライン(図4)の始点141からiピクセルだけ軸方向142に進んだ描画位置143において、要求時刻T_reqが、式2を満たす全てのトランザクションを探索する部分(S210)までは、実施の形態1の動作と同一である。
次に該当するトランザクションの数を確認し(S211)、単一の場合はそのトランザクションを描画対象トランザクションとし、また、該当するトランザクションが存在しない場合は、「要求無し」の属性を持つトランザクションを描画対象トランザクションとして、ステップS215に進む。該当トランザクションが複数個存在する場合は、該当トランザクションの持つトランザクション属性(未処理のトランザクション、処理が完了したトランザクション、処理が失敗したトランザクションなど)を比較する(S212)。全てのトランザクション属性が同一の場合は、該当トランザクションの中で要求時刻T_reqが最も早いトランザクションを描画対象トランザクションとし(S214)、ステップS215に進む。該当トランザクションの持つ全てのトランザクション属性が一つでも一致しない場合は、トランザクション表示データ保存部17が保持するトランザクション属性の表示優先順位に従い、最も優先度の高いトランザクション属性を持つトランザクションを抽出し、その中で最も要求時刻T_reqが早いトランザクションを描画対象トランザクションとし(S213)、ステップS215に進む。
ステップS215では、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データ130から、描画対象トランザクションの持つ属性に対応する配色を参照して、描画位置143を描画する。次に、描画位置143を1ピクセルだけ軸方向142に動かし(S216)、同様の描画処理をトランザクションライン終点まで(i = Xとなるまで)実行すると、トランザクションラインの描画終了となる(S217)。
トランザクション再生方式が一括再生の場合(図12)においては、トランザクションライン(図4)の始点141からiピクセルだけ軸方向142に進んだ描画位置143において、要求時刻T_reqが、式5を満たす全てのトランザクションを探索する部分(S220)までは、実施の形態1の動作と同一である。
次に、該当トランザクションの持つトランザクション属性を比較する(S221)。全てのトランザクション属性が同一の場合は、該当トランザクションの中で要求時刻T_reqが最も早いトランザクションを描画対象トランザクションとする(S223)。該当トランザクションの持つ全てのトランザクション属性が一つでも一致しない場合は、トランザクション表示データ保存部17が保持するトランザクション属性の表示優先順位に従い、最も優先度の高いトランザクション属性を持つトランザクションを抽出し、その中で最も要求時刻T_reqが早いトランザクションを描画対象トランザクションとする(S222)。次に、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データ130から描画対象トランザクションの持つ属性に対応する配色を参照し、描画位置143を描画する(S224)。描画位置143を1ピクセルだけ軸方向142に動かし(S225)、同様の描画処理をトランザクションライン終点まで(i = Xとなるまで)実行すると、トランザクションラインの描画終了となる(S226)。
更に、トランザクションライン制御手段101は、図11および図12のフローチャートには示していないが、描画の完了したトランザクションラインの上に、現在のトランザクション処理位置、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データ130でアイコン配置指定が為されている属性を持つトランザクションの位置、トランザクションリストにおける参照位置に、それぞれ対応するアイコン画像を配置する。
次に、トランザクション情報表示手段10が描画するトランザクション情報を出力した画面例を図13に示し、トランザクションに関する操作と情報について詳細に説明する。
図13は、トランザクション再生中の状態にあり、実施の形態1における図8と全く同様のトランザクション処理状況下にある。
図8においては、現在処理中のトランザクション処理結果をトランザクションリスト181で参照すると、ID1001からID1004のトランザクションが処理に失敗していることが確認できるが、トランザクションライン1831および1832上では、現在の処理位置の付近に処理に失敗したトランザクションが存在することが確認できない。これは、ID1001からID1004のトランザクションではなく、これらのトランザクションに処理要求時刻が非常に近く、且つ、より処理要求が早いID1000のトランザクションが描画対象トランザクションとして選択されているためである。
これに対し、図13においては、「処理完了」の属性を持つID1000のトランザクションよりも、表示優先順位の高い「処理失敗」の属性を持つトランザクションの中で最も要求時刻の早いID1001のトランザクションが描画対象トランザクションとして選択されているため、トランザクションライン231および232において、トランザクションラインの配色やアイコン2310、2320として、表示されている。このため、利用者は、トランザクションラインを参照することにより、確実に、処理の失敗したトランザクションの有無を確認することができる。
次に図14、図15のフローチャートを参照して、描画トランザクション決定手段1011を備えるトランザクションライン制御手段101のトランザクションライン描画動作の別の例について詳細に説明する。
トランザクション再生方式が、通常再生の場合(図14)、トランザクションライン(図4)の始点141からiピクセルだけ軸方向142に進んだ描画位置143においては、要求時刻T_reqが、式6を満たす全てのトランザクションを探索する(S240)。尚、kは自然数とし、k=1の場合は式6は式2と同様のものとなるが、k>1の場合には、各描画位置143におけるトランザクションの探索範囲が拡張されることとなる。本実施の形態では、kは1より大きな自然数とされる。
(i-k) *Δt < T_req ≦ (i+k-1)*Δt …(式6)
次に該当するトランザクションの数を確認し、単一の場合はそのトランザクションを描画対象トランザクションとし、また、該当するトランザクションが存在しない場合は、「要求無し」の属性を持つトランザクションを描画対象トランザクションとして、ステップS249へ進む。
該当トランザクションが複数個存在する場合、該当トランザクションのうち、未だ描画対象トランザクションとして選択されていない(描画処理を為されていない)トランザクションの数を確認(S241)し、未だ描画されていないトランザクションが一つだけ存在した場合は、これを描画対象トランザクションとし(S242)、ステップS249へ進む。該当トランザクションが全て、既に描画対象となっている、つまり未だ描画されていないトランザクションの数が存在しない場合は、該当トランザクション全てを、トランザクション属性の比較対象とし(S243)、逆に、未だ描画されていないトランザクションの数が2個以上存在する場合は、未だ描画されていないトランザクションを、トランザクション属性の比較対象とし(S244)、ステップS245へ進む。
ステップS245では、未だ描画されていないトランザクション数によって定まった、トランザクション属性の比較対象とするトランザクション群において、トランザクション属性を比較する。そして、全てのトランザクション属性が同一の場合は、該当トランザクションの中で要求時刻T_reqが最も早いトランザクションを描画対象トランザクションとし(S247)、ステップS249へ進む。該当トランザクションの持つ全てのトランザクション属性が一つでも一致しない場合は、トランザクション表示データ保存部17が保持するトランザクション属性の表示優先順位に従い、最も優先度の高いトランザクション属性を持つトランザクションを抽出し、その中で最も要求時刻T_reqが早いトランザクションを描画対象トランザクションとし(S248)、ステップS249へ進む。
ステップS249では、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データ130から描画対象トランザクションの持つ属性に対応する配色を参照して、描画位置143を描画する。描画位置143を1ピクセルだけ軸方向142に動かし(S24A)、同様の描画処理をトランザクションライン終点まで(i = Xとなるまで)実行すると、トランザクションラインの描画終了となる(S246)。
次に、トランザクション再生方式が、一括再生の場合(図15)においては、トランザクションライン(図4)の始点141からiピクセルだけ軸方向142に進んだ描画位置143において、要求時刻T_reqが、式7を満たす全てのトランザクションを探索する(S250)。尚、kは自然数とし、k=1の場合は式7は式5と同様のものとなるが、k>1の場合には、各描画位置143におけるトランザクションの探索範囲が拡張されることとなる。本実施の形態では、kは1より大きな自然数とされる。
[ΔTx_p - k + 1] < n ≦ [ ΔTx_p + ΔTx + k - 1] + 1 …(式7)
次に、未だ描画対象トランザクションとして選択されていない(描画処理を為されていない)トランザクションの数を確認し(S251)、未だ描画されていないトランザクションが一つだけ存在した場合は、これを描画対象トランザクションとし(S252)、ステップS259に進む。該当トランザクションが全て、既に描画対象となっている、つまり未だ描画されていないトランザクションが存在しない場合は、該当トランザクション全てを、トランザクション属性の比較対象とし(S253)、逆に、未だ描画されていないトランザクションの数が2個以上存在する場合は、未だ描画されていないトランザクションを、トランザクション属性の比較対象とし(S254)、ステップS255に進む。
ステップS255では、未だ描画されていないトランザクション数によって定まった、トランザクション属性の比較対象とするトランザクション群において、トランザクション属性を比較する。そして、全てのトランザクション属性が同一の場合は、該当トランザクションの中で要求時刻T_reqが最も早いトランザクションを描画対象トランザクションとし(S257)、ステップS259に進む。該当トランザクションの持つ全てのトランザクション属性が一つでも一致しない場合は、トランザクション表示データ保存部17が保持するトランザクション属性の表示優先順位に従い、最も優先度の高いトランザクション属性を持つトランザクションを抽出し、その中で最も要求時刻T_reqが早いトランザクションを描画対象トランザクションとし(S258)、ステップS259に進む。
ステップS259では、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データ130から描画対象トランザクションの持つ属性に対応する配色を参照して、描画位置143を描画する。描画位置143を1ピクセルだけ軸方向142に動かし(S25A)、同様の描画処理をトランザクションライン終点まで(i = Xとなるまで)実行すると、トランザクションラインの描画終了となる(S256)。
更に、トランザクションライン制御手段101は、図14、図15のフローチャートには示されていないが、描画の完了したトランザクションラインの上に、現在のトランザクション処理位置、トランザクション表示データ保存部17が保持する定義データ130でアイコン配置指定が為されている属性を持つトランザクションの位置、トランザクションリストにおける参照位置に、それぞれ対応するアイコン画像を配置する。このとき、同一のトランザクションが2ピクセル以上に渡って描画されている場合には、アイコンは一つだけ配置する。また、同一のトランザクションではないが、同一の属性を有するトランザクションが、2ピクセル以上に渡って連続して描画されている場合においても、連続するトランザクション群の先頭に当たるトランザクションに対してのみ、その属性を示すアイコンを配置する。
次に、図14および図15に示すフローチャートに従いトランザクション情報表示手段10が描画するトランザクション情報を出力した画面例を図16に示す。
図16は、トランザクション再生中の状態にあり、図13と全く同様のトランザクション処理状況下にある。
各描画位置における描画対象となりうるトランザクションの探索幅を軸の両方向に拡張しているため、トランザクションライン261において、「要求無し」よりも描画優先順位の高い「要求待ち」の属性を持つトランザクションを示す部分2610や、「処理完了」よりも描画優先順位の高い「処理失敗」の属性を持つトランザクションを示す部分2611の描画幅が広くなって描画されている。これは、一括再生選択時のトランザクションライン262においても同様である。この結果、利用者は、トランザクションラインを参照することにより、確実に、処理の失敗したトランザクションの有無を確認することができる。
このように本実施の形態2にかかるトランザクション処理システムを用いれば、一連のトランザクションを実行する場合において、大量のトランザクション処理状況の概要をトランザクションラインとして表現する際に、重要な(優先度の高い)属性を有するトランザクションが、他の大量のトランザクション情報に圧迫されて消えてしまうことなく、確実に画面上に表示できるため、利用者が確実に重要なトランザクションの存在を認識することが可能となる。また、重要な属性を持つトランザクション情報の表示に、より大きい表示幅を取ることにより、トランザクションラインの時間軸を歪めることになるものの、重要なトランザクションの存在の認識をより確実なものとすることが可能となる。
(3)実施の形態3
本発明の実施の形態3におけるトランザクション情報表示システムの構成図を図17に示す。本実施の形態3の主たる特徴は、実施の形態2の構成に加え、トランザクションライン制御手段101が、リストフォーカス制御手段1012を備え、トランザクションラインの任意の位置やアイコンを指定することで、トランザクションリストの参照位置を変更することができるようにした点にある。以下、実施の形態2との相違点を中心に説明する。
リストフォーカス制御手段1012は、利用者が入力手段11により指定するトランザクションライン上の任意の位置やトランザクション上のアイコンの位置に従って、対応するトランザクション領域を決定し、これをトランザクションリスト表示位置として、トランザクションリスト制御手段102に通知する。トランザクションリスト制御手段102は、トランザクションライン制御手段101から通知されるトランザクション表示位置に従い、対応する部分のトランザクションにフォーカスを定め、画面上に表示する。
次に、トランザクション情報表示手段10が描画するトランザクション情報を出力した画面例を図18に示し、トランザクションに関する操作と情報について詳細に説明する。
トランザクション処理操作画面310において、利用者が入力手段11により、トランザクションライン311(あるいは312)上において、トランザクション情報が存在する任意の位置をカーソル3110で指定することで、トランザクションリスト表示位置3111が移動し、トランザクションリスト313にはトランザクションリスト表示位置3111が示す位置に対応するトランザクションの情報が表示される。
また、利用者が入力手段11により、トランザクションライン312(あるいは311)上において、処理が失敗したトランザクションを示すアイコン3121をカーソル3120で指定することで、トランザクションリスト表示位置3122が移動し、トランザクションリスト313にはトランザクションリスト表示位置3122が示す位置に対応するトランザクションの情報が表示される。
この結果、利用者は、トランザクションライン上で任意の位置を指定することにより、トランザクションリスト上に表示する情報を指定することが可能となる。また、利用者は重要な属性を持つトランザクションを示すアイコンを指定することで、トランザクションリスト上に重要な属性を持つトランザクションの詳細な情報を呼び出し、参照することが可能となる。
このように本実施の形態3にかかるトランザクション情報表示システムを用いれば、一連のトランザクションを実行する場合において、大量のトランザクション処理状況の概要を表現するトランザクションライン上で、トランザクションリストで詳細な情報を参照したいトランザクションを指定することが可能となる。
また、トランザクションが大量になると、トランザクションライン上で指定する点が相対的に小さくなるが、その場合には、大きさの変わらないアイコンをマウスカーソルで指定すれば良く、重要な属性を持つトランザクションを素早く容易に、トランザクションリスト上で参照することが可能となる。
(4)実施の形態4
本発明の実施の形態4にかかるトランザクション処理システムの構成図を図19に示す。本実施の形態4の主たる特徴は、実施の形態3の構成に加え、トランザクション処理装置20がチェックポイント制御手段40とチェックポイントデータ保存部41を備え、トランザクション情報表示手段10がチェックポイント情報制御手段104を備え、トランザクションの途中経過をチェックポイントとして記録して再度読み出すことを可能とすると共に、トランザクションライン上で、処理対象の全トランザクションにおけるチェックポイントの位置(チェックポイントを記録した時点で最後に処理を終えたトランザクションの位置)を容易に把握可能とした点にある。以下、実施の形態3との相違点を中心に説明する。
チェックポイントデータ保存部41には、少なくともチェックポイントの時刻情報(チェックポイント記録時に最後に処理を終えたトランザクションの要求時刻等)と、チェックポイントのデータ(チェックポイント記録時の処理データ保存部16の持つ処理データの状態)とが保存されている。チェックポイント制御手段40は、利用者が入力手段11により指定する、早送り、巻き戻し、読み込み、状態保存、状態データ削除といった操作に従い、チェックポイントデータ保存部41よりチェックポイントデータを読み込み、このデータを用いて、トランザクション処理手段14および処理データ保存部16をチェックポイントデータが保存された時点の状態に戻す。
ここで、早送りとは、現在設定されている次に実行すべきトランザクションの時刻以降で、最も近い時刻になっているチェックポイントデータを用いて、トランザクション処理手段14および処理データ保存部16の状態を当該チェックポイントデータが保存された時点の状態に復帰することである。巻き戻しとは、現在設定されている次に実行すべきトランザクションの時刻以前で、最も近い時刻になっているチェックポイントデータを用いて、トランザクション処理手段14および処理データ保存部16の状態を当該チェックポイントデータが保存された時点の状態に復帰することである。読み込みとは、チェックポイントデータ保存部41に保存されているチェックポイントのうち、利用者が指定したチェックポイントのデータを用いて、トランザクション処理手段14および処理データ保存部16の状態を当該チェックポイントデータが保存された時点の状態に復帰することである。状態保存とは、現在のトランザクション処理手段14および処理データ保存部16に対してチェックポイントを行い、その処理状態をチェックポイントデータとして、チェックポイントデータ保存部に、チェックポイントを識別する識別情報と時刻情報を付加して保存することである。状態データ削除とは、チェックポイントデータ保存部41に保存されているチェックポイントのうち、利用者が指定したチェックポイントのデータを削除することである。
なお、チェックポイント処理については、トランザクション、データベース処理分野において、よく知られた技術であるので、ここでの説明は省略する。
チェックポイント情報制御手段104は、現在のトランザクション処理位置およびチェックポイントの情報(各チェックポイントの位置、読み出し開始点となるチェックポイント)を参照し、現在のトランザクション処理過程において読み出しを行ったチェックポイント(以後、処理開始点と記載する。読み出しを行っていない場合は、処理対象のトランザクション群の先頭のトランザクションが相当する)以降のトランザクションを、編集対象トランザクションとして、トランザクションライン制御手段101およびトランザクションリスト制御手段102に出力する。更に、チェックポイント情報制御手段104は、利用者が入力手段11により指定するトランザクション表示切替の操作に従い、トランザクションラインに表示するトランザクション情報を全て表示するか、処理開始点以降のトランザクションのみを表示するかを決定し、トランザクションライン制御手段101に出力する。
トランザクションリスト制御手段102は、チェックポイント情報制御手段104からの入力に従い、表示する対象となるチェックポイント群において、表示しているトランザクションが編集対象トランザクションであるか否かを判別できるように、例えば文字の字体や太さを変えて表示する。トランザクションライン制御手段101は、チェックポイント情報制御手段104からの入力に従い、編集対象トランザクションであるか否かを判別できるように配色や模様を変えて表示すると共に、存在するチェックポイントの位置にチェックポイントを示すアイコン画像を配置する。
次に、トランザクション情報表示手段10が描画するトランザクション情報を出力した画面例を図20に示し、トランザクションに関する操作と情報について詳細に説明する。
図20に示すように、トランザクション処理操作画面410におけるトランザクション操作ボタン表示部411において、前述の実施の形態3に加えて、トランザクションおよびチェックポイント処理コマンドボタンとして、「状態保存」、「早送り」、「巻き戻し」、「読み込み」、「状態データ削除」、「トランザクション編集」、「トランザクション表示切替」がある。図20は、1004番目、要求時刻00:36:35のトランザクションを終え、一時停止している状態にあり、ID1001〜ID1004のトランザクションの処理に失敗していることが、トランザクションリスト414およびトランザクションライン412(あるいはトランザクションライン413)において把握できる。また、現時点において、チェックポイントとして記録されているのは、処理開始前だけの(新規にチェックポイントが記録されていない)状態にあり、それはトランザクションライン上でチェックポイントを示すアイコン4120がライン始点の位置にあることから確認できる。利用者が、処理失敗のトランザクションの存在を確認し、再度処理のやり直しを行いたいと考えた場合に、「巻き戻し」ボタンによって、一つ前のチェックポイント(この場合、処理開始前の状態)まで戻ることとなる。
図21のトランザクションライン420は、処理開始前に戻った(処理開始前の状態を記録していたチェックポイントを読み出した)状態であることを示す。現在、再生位置は読み出しを行ったチェックポイント4200と一致した状態にある。処理開始前の状態に戻ったことで、処理が終了していたトランザクションも処理前の状態4202に戻るが、先ほど処理が失敗したトランザクション4201については、前回処理が失敗した事がわかるように、読み出し前の状態(図20の状態)と同様に表現される。再生方式が一括再生の場合においても同様である(トランザクションライン421)。これは、トランザクション属性情報管理部103はトランザクションを中断し後日に再度最初から処理を行う場合やチェックポイントまでトランザクション処理状態を巻き戻す場合において、「応答無し」の属性を持つトランザクションについては保持しておき、再度実行前に「前回応答無し」に更新することによる(その他のトランザクションは全て「未処理」となる)。図2(b)のID 1998のトランザクションの例は実はこのような場面を示している。
次に、「再生」ボタンによって、トランザクションの処理を開始し、前回処理が失敗したトランザクションの手前まで処理を終えた時点で、「一時停止」ボタンで処理を一旦停止し、「状態保存」ボタンにより、新たなチェックポイントを記録する。本例では、チェックポイントの情報として、チェックポイント記録時の最終処理トランザクション要求時刻と、トランザクションの処理対象となる処理データの状態と、チェックポイント位置以降のトランザクションで、「処理失敗」の属性を持つトランザクション情報とを記録している。図22のトランザクションライン430では、新たなチェックポイントが作成された事が、再生位置(一時停止し、状態保存を行った位置)にチェックポイントアイコン4300が配置されることで把握できる。この時点で、チェックポイント4300が処理開始点となり、チェックポイント4302はチェックポイントではあるが、処理開始点ではなくなり、アイコン画像も処理開始点を示すアイコン画像とは異なるものを配置している。また、チェックポイント4300以前のトランザクションは、既に処理結果が記録された(編集対象ではない)トランザクションを示す配色4301で表示されている。再生方式が一括再生の場合においても同様である(トランザクションライン431)。
次に、「トランザクション編集」ボタンによって、編集対象のトランザクションを編集するためのウインドウが表示される(図23)。トランザクション編集ウインドウ440は、トランザクション処理操作画面と同じく、トランザクションライン表示部441とトランザクションリスト表示部442とを備える。更に、トランザクション編集ウインドウ440は、トランザクション編集部443を備え、トランザクションリスト442で選択している(フォーカス4420)トランザクションの情報(要求内容と要求時刻)を表示している。また、トランザクション編集部443に表示しているトランザクションへの編集コマンドボタンとして、「スキップ」(該当トランザクションに「処理をしない」属性を付加する)、「削除」(該当トランザクションを削除する)、「修正」(該当トランザクションの内容を変更する)、「追加」(トランザクション編集部443に表示されているトランザクションを新たなトランザクションとして挿入する)がある。
ここで、利用者が、トランザクションリスト442を参照し、ID1001〜ID1004のトランザクションの処理の失敗の原因が、直前のID1000のトランザクションにあると判断したとする。ID1000のトランザクション自身は処理を問題無く完了しているが、この処理要求が入っている事が問題であると利用者がみなし、このトランザクションを選択し、「スキップ」ボタンにより、このトランザクションを再生時に処理しないものと設定すると、トランザクションリスト444のように更新され、ID1000のトランザクションをスキップする設定としたことが確認できる(フォーカス4440)。トランザクション編集が完了したと利用者が判断した時点で、「決定」ボタンにより、トランザクション編集作業を確定し、トランザクション編集ウインドウ440を閉じる。
「再生」ボタンにより、トランザクションの処理を再開すると、ID1000のトランザクションはスキップし、結果ID1001〜ID1004のトランザクションの処理が問題なく完了した事がトランザクションライン450により確認できる(図24)。前回処理に失敗したが、今回処理に成功したトランザクションをラインの配色4500とアイコン画像4501によって示している。再生方式が一括再生の場合においても同様である(トランザクションライン451)。
次に、問題が解消された(ID1001〜ID1004のトランザクションが完了した)ことを確認した時点で、トランザクションを一時停止し、「情報保存」ボタンにより、新たなチェックポイントを記録する(図25)。新たに作成されたチェックポイントを示すアイコン画像4600が配置され、処理開始点となる。また、以前の処理開始点であったチェックポイントは、処理開始点でなくなったため異なるアイコン画像4601が配置される。チェックポイント4600で記録したため、チェックポイント4600以前のトランザクションに関する情報は全て、ID1001〜ID1004のトランザクションについても同様に、既に処理結果が記録されたトランザクションとして示される。再生方式が一括再生の場合においても同様である(トランザクションライン461)。
次に、図25に示す状態において、「巻き戻し」ボタンにより、一つ前のチェックポイントを読み出した(一つ前のチェックポイントを処理開始点とした)場合のトランザクションライン表示例を図26に示す。一つ前のチェックポイントに処理開始点を示すアイコン画像4700が配置されており、先ほど記録したチェックポイントには、処理開始点でなくなったため異なるアイコン画像4701が配置されている。また、処理開始点のチェックポイント4700以降のトランザクションが編集対象トランザクションとなり、前述のトランザクション編集操作以前の状態で表示されるため、ID1001〜ID1004のトランザクションが処理に失敗した状態で表示されている(アイコン4702)。図22の状態と異なる点は、既にID1001〜ID1004のトランザクションへの対処を行い、無事に処理を終えた時点のチェックポイント4701が存在することであり、「早送り」ボタンにより、チェックポイント4701の状態を読み出すことが可能な点である。再生方式が一括再生の場合においても同様である(トランザクションライン471)。
また、図25に示す状態において、「トランザクション表示切替」ボタンにより、トランザクションラインに表示するトランザクションを、編集対象トランザクションのみ、つまり処理開始点以降のトランザクションのみに切り替えた場合のトランザクション表示例を図27に示す。編集対象となるトランザクションのみにライン描画領域を割り当てた表示(ライン4700)となり、ライン終点部分4701に表示される再生時刻も処理開始点からのものとなる。再生方式が一括再生の場合においても同様で(トランザクションライン471)、ライン終点部分4710に表示される全トランザクションの処理数も処理開始点からのものとなる。
このように本実施の形態4にかかるトランザクション処理システムを用いれば、一連のトランザクションを実行する過程において、任意のタイミングで記録したチェックポイントの位置の把握が容易となり、必要に応じてチェックポイントの記録、読み出し、巻き戻し、早送りといった操作を適切に実行することが可能となる。更に、読み出しを行ったチェックポイント(処理開始点)以降のトランザクションに対し、スキップ設定、削除、変更、追加といった操作を容易に実行可能とし、前回処理が失敗したトランザクションへの対処などのトランザクション編集の効果をトランザクションライン上で確認することが可能となる。
以上本発明の実施の形態について説明したが、本発明は以上の実施の形態にのみ限定されず、その他各種の付加変更が可能である。また、本発明は、その有する機能をハードウェア的に実現することは勿論、コンピュータとプログラムとで実現することができる。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリ等のコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供され、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した各実施の形態におけるトランザクション処理装置20中のトランザクション処理タイミング制御手段13、トランザクション処理手段14、トランザクション保存部15、処理データ保存部16、チェックポイント制御手段40、チェックポイントデータ保存部41、トランザクション情報表示手段10中のトランザクションライン制御手段101、トランザクションリスト制御手段102、トランザクション属性情報管理部103、チェックポイント情報制御手段104として機能させる。
本発明によれば、トランザクション処理プログラムを読み込み、ある一連のトランザクションを実行して、プログラムが所望の動作をするかどうかというプログラムの検査といった用途に適用できる。また、システムに障害が発生した場合に、保存していたトランザクションの処理を再実行するというシステムの障害復旧といった用途にも適用可能である。
本発明の第1の実施の形態の構成の一例を示す構成図である。 トランザクション保存部に保存されたトランザクション情報およびトランザクション属性情報管理部が管理するトランザクション属性状態テーブルの一例を示す説明図である。 トランザクション情報描画設定の一例を示す説明図である。 トランザクションライン描画処理動作を示す説明図である。 トランザクションライン描画処理動作を示す流れ図である。 トランザクションライン描画処理動作を示す流れ図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 本発明の第2の実施の形態の構成の一例を示す構成図である トランザクションライン描画処理動作を示す流れ図である。 トランザクションライン描画処理動作を示す流れ図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクションライン描画処理動作を示す流れ図である。 トランザクションライン描画処理動作を示す流れ図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 本発明の第3の実施の形態の構成の一例を示す構成図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 本発明の第4の実施の形態の構成の一例を示す構成図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。 トランザクション情報処理画面の一例を示す説明図である。
符号の説明
10…トランザクション情報表示手段
11…入力手段
12…出力手段
13…トランザクション処理タイミング制御手段
14…トランザクション処理手段
15…トランザクション保存部
16…処理データ保存部
17…トランザクション表示データ保存部
20…トランザクション処理装置
40…チェックポイント制御手段
41…チェックポイントデータ保存部
101…トランザクションライン制御手段
102…トランザクションリスト制御手段
103…トランザクション属性情報管理部
104…チェックポイント情報制御手段
1011…描画トランザクション決定手段
1012…リストフォーカス制御手段

Claims (27)

  1. 保存された複数のトランザクションを再実行もしくは修正実行するトランザクション処理システムにおいて、前記複数のトランザクションの詳細な処理状況のリストを表示装置に表示するトランザクションリスト制御手段と、各トランザクションの処理状態を色もしくは模様または双方の組合せで表示する領域を帯状のラインの先頭から順に割り当てたトランザクションラインを前記表示装置に表示するトランザクションライン制御手段とを備えることを特徴とするトランザクション処理システム。
  2. 前記トランザクションライン制御手段は、重要度の高い処理状態を持つトランザクションに対応する前記トランザクションライン上の領域の近傍に、前記処理状態を持つトランザクションが存在することを示すアイコンを表示するものであることを特徴とする請求項1記載のトランザクション処理システム。
  3. トランザクションの処理状態の種類毎にトランザクションラインに施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに対応するアイコンを定義した描画方法定義データおよび前記トランザクションラインのサイズを定義した描画領域定義データを保存するトランザクション表示データ保存部と、前記各トランザクションの要求時刻を保存するトランザクション保存部と、前記各トランザクションの処理状態を保存するトランザクション属性状態テーブルとを備え、前記トランザクションライン制御手段は、前記描画領域定義データで定義された前記トランザクションラインのサイズと前記トランザクション保存部に保存されたトランザクションの要求時刻とから各トランザクションに割り当てる前記トランザクションライン上の領域を決定し、前記トランザクション属性状態テーブルに保存されたトランザクションの処理状態と前記描画方法定義データとから前記各トランザクションに割り当てた前記トランザクションライン上の領域に施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに表示するアイコンを決定するものであることを特徴とする請求項2記載のトランザクション処理システム。
  4. 前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記複数のトランザクションの全てに前記トランザクションラインの領域を割り当てることができない場合に前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに優先的に前記領域を割り当てる描画トランザクション決定手段を有することを特徴とする請求項3記載のトランザクション処理システム。
  5. 前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに前記トランザクションライン上のより幅の広い領域を割り当てる描画トランザクション決定手段を有するものであることを特徴とする請求項3記載のトランザクション処理システム。
  6. 利用者によって指定された前記トランザクションライン上の位置またはアイコンの位置に従って、トランザクションリスト制御手段によってリスト表示するトランザクションを制御するリストフォーカス制御手段を備えることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載のトランザクション処理システム。
  7. 前記トランザクションライン制御手段は、前記トランザクション処理システムにおいてチェックポイントが記録された箇所に相当するトランザクションライン上の位置にチェックポイントを示すアイコンを表示するものであることを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項に記載のトランザクション処理システム。
  8. 利用者が読み出し開始点として指定したチェックポイント以降のトランザクションを、編集対象トランザクションとして前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段に通知するチェックポイント情報制御手段を備え、前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段は、リスト上およびトランザクションライン上において編集対象トランザクションにかかる部分か否かを判別できるように表示するものであることを特徴とする請求項7記載のトランザクション処理システム。
  9. 前記チェックポイント情報制御手段は、利用者の指定に従い、前記トランザクションライン制御手段により前記トランザクションラインに表示するトランザクションを、前記複数のトランザクション全てとするか、前記読み出し開始点として指定されたチェックポイント以降のトランザクションにするかを制御するものであることを特徴とする請求項8記載のトランザクション処理システム。
  10. 保存された複数のトランザクションを再実行もしくは修正実行するトランザクション処理方法において、トランザクションリスト制御手段が、前記複数のトランザクションの詳細な処理状況のリストを表示装置に表示するステップと、トランザクションライン制御手段が、各トランザクションの処理状態を色もしくは模様または双方の組合せで表示する領域を帯状のラインの先頭から順に割り当てたトランザクションラインを前記表示装置に表示するステップとを含むことを特徴とするトランザクション処理方法。
  11. 前記トランザクションライン制御手段は、重要度の高い処理状態を持つトランザクションに対応する前記トランザクションライン上の領域の近傍に、前記処理状態を持つトランザクションが存在することを示すアイコンを表示することを特徴とする請求項10記載のトランザクション処理方法。
  12. トランザクションの処理状態の種類毎にトランザクションラインに施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに対応するアイコンを定義した描画方法定義データおよび前記トランザクションラインのサイズを定義した描画領域定義データを保存するトランザクション表示データ保存部と、前記各トランザクションの要求時刻を保存するトランザクション保存部と、前記各トランザクションの処理状態を保存するトランザクション属性状態テーブルとを使用し、前記トランザクションライン制御手段は、前記描画領域定義データで定義された前記トランザクションラインのサイズと前記トランザクション保存部に保存されたトランザクションの要求時刻とから各トランザクションに割り当てる前記トランザクションライン上の領域を決定し、前記トランザクション属性状態テーブルに保存されたトランザクションの処理状態と前記描画方法定義データとから前記各トランザクションに割り当てた前記トランザクションライン上の領域に施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに表示するアイコンを決定することを特徴とする請求項11記載のトランザクション処理方法。
  13. 前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記複数のトランザクションの全てに前記トランザクションラインの領域を割り当てることができない場合に前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに優先的に前記領域を割り当てることを特徴とする請求項12記載のトランザクション処理方法。
  14. 前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに前記トランザクションライン上のより幅の広い領域を割り当てることを特徴とする請求項12記載のトランザクション処理方法。
  15. 前記トランザクションライン制御手段は、利用者によって指定された前記トランザクションライン上の位置またはアイコンの位置に従って、トランザクションリスト制御手段によってリスト表示するトランザクションを制御することを特徴とする請求項11乃至14の何れか1項に記載のトランザクション処理方法。
  16. 前記トランザクションライン制御手段は、前記トランザクション処理システムにおいてチェックポイントが記録された箇所に相当するトランザクションライン上の位置にチェックポイントを示すアイコンを表示することを特徴とする請求項11乃至14の何れか1項に記載のトランザクション処理方法。
  17. チェックポイント情報制御手段が、利用者が読み出し開始点として指定したチェックポイント以降のトランザクションを、編集対象トランザクションとして前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段に通知し、前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段は、リスト上およびトランザクションライン上において編集対象トランザクションにかかる部分か否かを判別できるように表示することを特徴とする請求項16記載のトランザクション処理方法。
  18. 前記チェックポイント情報制御手段は、利用者の指定に従い、前記トランザクションライン制御手段により前記トランザクションラインに表示するトランザクションを、前記複数のトランザクション全てとするか、前記読み出し開始点として指定されたチェックポイント以降のトランザクションにするかを制御することを特徴とする請求項17記載のトランザクション処理方法。
  19. 保存された複数のトランザクションを再実行もしくは修正実行するトランザクション処理システムを構成するコンピュータを、前記複数のトランザクションの詳細な処理状況のリストを表示装置に表示するトランザクションリスト制御手段、各トランザクションの処理状態を色もしくは模様または双方の組合せで表示する領域を帯状のラインの先頭から順に割り当てたトランザクションラインを前記表示装置に表示するトランザクションライン制御手段、として機能させることを特徴とするプログラム。
  20. 前記トランザクションライン制御手段は、重要度の高い処理状態を持つトランザクションに対応する前記トランザクションライン上の領域の近傍に、前記処理状態を持つトランザクションが存在することを示すアイコンを表示するものであることを特徴とする請求項19記載のプログラム。
  21. トランザクションの処理状態の種類毎にトランザクションラインに施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに対応するアイコンを定義した描画方法定義データおよび前記トランザクションラインのサイズを定義した描画領域定義データを保存するトランザクション表示データ保存部と、前記各トランザクションの要求時刻を保存するトランザクション保存部と、前記各トランザクションの処理状態を保存するトランザクション属性状態テーブルとを使用し、前記トランザクションライン制御手段は、前記描画領域定義データで定義された前記トランザクションラインのサイズと前記トランザクション保存部に保存されたトランザクションの要求時刻とから各トランザクションに割り当てる前記トランザクションライン上の領域を決定し、前記トランザクション属性状態テーブルに保存されたトランザクションの処理状態と前記描画方法定義データとから前記各トランザクションに割り当てた前記トランザクションライン上の領域に施す色もしくは模様または双方の組合せ並びに表示するアイコンを決定するものであることを特徴とする請求項20記載のプログラム。
  22. 前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記複数のトランザクションの全てに前記トランザクションラインの領域を割り当てることができない場合に前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに優先的に前記領域を割り当てることを特徴とする請求項21記載のプログラム。
  23. 前記描画方法定義データはトランザクションの処理状態の種類毎の表示優先順位の情報を含み、前記トランザクションライン制御手段は、前記表示優先順位のより高い処理状態を持つトランザクションに前記トランザクションライン上のより幅の広い領域を割り当てることを特徴とする請求項21記載のプログラム。
  24. 前記トランザクションライン制御手段は、利用者によって指定された前記トランザクションライン上の位置またはアイコンの位置に従って、トランザクションリスト制御手段によってリスト表示するトランザクションを制御するものであることを特徴とする請求項20乃至23の何れか1項に記載のプログラム。
  25. 前記トランザクションライン制御手段は、前記トランザクション処理システムにおいてチェックポイントが記録された箇所に相当するトランザクションライン上の位置にチェックポイントを示すアイコンを表示するものであることを特徴とする請求項20乃至23の何れか1項に記載のプログラム。
  26. 前記コンピュータを、さらに、利用者が読み出し開始点として指定したチェックポイント以降のトランザクションを、編集対象トランザクションとして前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段に通知するチェックポイント情報制御手段として機能させ、かつ、前記トランザクションリスト制御手段および前記トランザクションライン制御手段は、リスト上およびトランザクションライン上において編集対象トランザクションにかかる部分か否かを判別できるように表示するものであることを特徴とする請求項25記載のプログラム。
  27. 前記チェックポイント情報制御手段は、利用者の指定に従い、前記トランザクションライン制御手段により前記トランザクションラインに表示するトランザクションを、前記複数のトランザクション全てとするか、前記読み出し開始点として指定されたチェックポイント以降のトランザクションにするかを制御するものであることを特徴とする請求項26記載のプログラム。
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