JP2000059720A - 連続メディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体 - Google Patents

連続メディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2000059720A
JP2000059720A JP10221178A JP22117898A JP2000059720A JP 2000059720 A JP2000059720 A JP 2000059720A JP 10221178 A JP10221178 A JP 10221178A JP 22117898 A JP22117898 A JP 22117898A JP 2000059720 A JP2000059720 A JP 2000059720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
editing
media information
continuous media
scene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10221178A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3595871B2 (ja
Inventor
Yasuyuki Oki
康幸 大木
Hirokazu Amamiya
廣和 雨宮
Tadashi Yamamitsu
忠 山光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP22117898A priority Critical patent/JP3595871B2/ja
Publication of JP2000059720A publication Critical patent/JP2000059720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3595871B2 publication Critical patent/JP3595871B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Studio Circuits (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 映像や音声等といった連続メディアの論理構
造と、その構成単位/要素(映像では画像フレーム、音
声では波形データ)を容易に理解できるように表示する
ことができない。 【解決手段】 フレーム表示部8aにより動画像の各画
像フレームを連続して画面の横方向に表示し、改行部8
cによりシーンの変化点を区切りとして改行し、行単位
で各シーンを表示する構成とする。また各改行位置には
改行マーク明示部8dにより改行マークを明示してシー
ンの単位を理解し易くする。また、表示枠設定部eで設
定した画面の表示枠を超える場合には、折り返し部8f
によりその表示枠で折り返して次の行に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像の動画像フレ
ームや音声の波形データ等の連続メディア情報を、コン
ピュータにより、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD
(Liquid CrystalDisplay)等からなる表示装置の画面
上へ表示する技術と、キーボードやマウス等からなる入
力装置から入力されるオペレータからの操作指示に基づ
き、画面上に表示した連続メディア情報を編集する技術
に係わり、特に、情報内容を理解し易く、また、細かな
編集作業を容易とするのに好適な連続メディア情報の表
示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およ
びその処理手順を記録した記録媒体に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオデッキやビデオカメラなどAV機
器の低価格化に伴う普及によって、誰にでも簡単に映像
を撮影・獲得することができる。また、ハードウェアや
ソフトウェアによる処理速度の向上によって、撮影した
映像をデジタル化してコンピュータ上で映像を再生した
り編集したりすることができる。
【0003】このようなコンピュータを用いて、デジタ
ル化した映像を編集する従来技術として、例えば、アビ
ドテクノロジー(Avid Technology)社製のAVID/1
メディアコンポーザ(MEDIA COMPOSER)や、特開平7−
46462号公報(「映像プログラムを編集する方法と
装置」)に記載のアドビ(Adobe)社製のプレミア(Pre
miere)などがある。
【0004】これらの技術の特徴は、編集対象となる映
像を表示する際、映像を構成しているフレーム画像を映
画のフィルムのように一列に並べて表示することであ
る。以下、図16を用いて、このフレームを編集単位と
したフレーム単位編集技術について説明する。
【0005】図16は従来のフレーム単位編集技術での
画面表示例を示す説明図である。コンピュータシステム
の表示装置の画面上のウィンドウ300には、編集対象
となる人物の映像を表示するための行310と、車の映
像を表示するための行330が設けられている。ここで
編集対象となる映像は、一連のフレーム画像の列として
構成されている。例えば、行310における人物の映像
はフレーム画像111〜113から、また、車の映像は
フレーム画像121〜124から構成されている。
【0006】このようなフレーム単位での編集技術の特
徴は、フレーム画像の列を映画のフィルムのように直線
状に並べた映像表現を用いて、映像編集を行うことであ
る。しかし、この技術では、映像中のフレーム画像列を
一直線状に配置するため、一度に全てのフレーム画像を
1ウィンドウの表示枠内に表示することができない。表
示枠外の映像内容を確認するためには、オペレータは、
スクロールバー301を用いて、フレーム画像列をスク
ロールする。
【0007】また、本例では、「映像1」と「映像2」
の2つの映像を1つに繋ぎあわせる編集処理時の画面を
表示している。ここでは、「映像1」の人物の映像か
ら、「映像2」の車の映像に切り替わる際、人物の画像
の端からだんだんと車の画像が現れてくる「ワイプ」と
呼ばれる映像特殊効果を付加している。具体的には、人
物の映像末尾フレーム画像112,113と、車の映像
の先頭のフレーム画像121,122とを合成した画像
を、映像編集結果の画像としている。
【0008】上述のメディアコンポーザ等の典型的なフ
レーム単位編集技術では、このような特殊効果付け編集
操作を、ユーザに分かり易く提示するために、特別に、
特殊効果表示用の行320を備えている。また、実際に
2つの映像が合成される個所に「ワイプ」といった特殊
効果付けアイコン321が表示される。このような、編
集対象のフレーム画像列を映画のフィルムのように一直
線状に並べた映像表現を用いた映像編集技術が、フレー
ム単位映像編集技術である。
【0009】このフレーム単位映像編集技術は、従来、
内容の確認が難しかったVHSや8mm形式のビデオテ
ープのような映像を、映画のフィルムの切り張りのよう
な直感的な操作で映像が編集できる。しかし、フレーム
画像列を一直線状に配置すると、どこにどのような映像
シーンが存在するかを探しにくくなる。
【0010】例えば、映像には通常、オープニングシー
ンや人が現れるシーンやエンディングシーンなど、シー
ンまたはカットと呼ばれる一連の論理的な映像区間を表
す単位が存在するが、フレーム単位編集技術では、この
ような論理的な映像区間は何も考慮せず、ただ映像中の
物理的な単位であるフレーム画像列のみを並べている。
そのため、どこからどこまでが一連のシーンなのかが分
かりにくい。さらには、ある人物が登場するシーンだけ
を削除したい場合などには、どのフレーム位置でシーン
が切り替わっているかを、オペレータが1フレームずつ
ずらして確認する必要がある。
【0011】このようなフレーム単位編集技術の問題点
を解決するための従来技術として、例えば、特開平7−
79404号公報(「ビデオの代表画像一覧作成方法お
よび装置」)および特開平5−268517号公報
(「動画像編集システムの表示方法」)に記載されてい
る日立製作所製の映像編集ソフトウェアMediachef/CUT
がある。この技術では、映像の論理単位であるシーンを
編集の基本単位としたシーン単位編集技術を用いてい
る。以下、図17を用いて、このシーンを編集の基本単
位としたシーン単位編集技術について説明する。
【0012】図17は、従来のシーン単位編集技術での
画面表示例を示す説明図である。コンピュータシステム
の表示装置の画面上のウィンドウ400には、編集対象
となる4つの映像シーンがそれぞれシーンブロックイコ
ン形式で表示されている。本編集技術では、前述の図1
6の人物のシーンを表す映像111〜113はシーンブ
ロックアイコン410として、同じく車の映像シーン1
21〜124はシーンブロックアイコン420として表
示され、さらに、新たなコント漫才の映像シーンがシー
ンブロックアイコン430として、また、家の映像シー
ンがシーンブロックアイコン440として表示されてい
る。
【0013】本例の各シーンブロックアイコン410〜
440では、シーン中の特徴的なフレームの画像がアイ
コン画像として表面に表示され、またシーンの名称がア
イコン画像の下に表示され、さらに、そのシーンの時間
長が直方体状の各シーンブロックアイコン410〜44
0の奥行きとして表示されている。このように、シーン
単位の編集技術では、論理的な構造であるシーンだけを
シーンブロックアイコン410〜440により表示する
ことで、映像中にどのようなシーンが存在するのかが一
目で分かる。
【0014】また、このシーン単位の編集では、あるシ
ーンブロックアイコンを選択して、削除したり移動した
りすることで簡単にシーンの編集を行なうことができ
る。例えば、図17において、家のシーンをコントのシ
ーンの前に移動するには、まずマウスカーソル170に
より家のシーンのシーンブロックアイコン440を選択
し、マウスカーソル170をコントのシーンのシーンブ
ロックアイコン430の前に移動する。これにより、シ
ーンの並び替えが行われ、シーンブロックアイコン44
0がシーンブロックアイコン430の前に移動する。
【0015】このように、シーン単位編集技術では、フ
レーム単位編集技術では難しかった論理的なシーンの移
動や削除を簡単に行なうことができる。尚、シーン単位
編集技術によっては、いくつかのシーンブロックアイコ
ンをグループ化することができ、グループ化したシーン
ブロックアイコンとグループ内シーンブロックアイコン
を木構造で表現することができるものもある。この技術
では、より実際の映像の論理構造にそった編集が可能で
ある。
【0016】しかし、このシーン単位編集技術では、シ
ーンをシーンブロックアイコンとして表現しているた
め、シーン内の細かいフレーム画像の変化が捕らえにく
くなる。例えば、先述の車のシーンの場合、図16のフ
レーム単位編集技術では、フレーム画像121〜124
によって表現されているので、車が左方向に動いている
ことが容易に把握できる。しかし、本図17のシーン単
位編集技術では、ある1枚のシーンを代表するフレーム
画像だけがシーンブロックアイコン上に表示されるた
め、車が停まっているのか、車が動いていてもどの程度
のスピードで動いているのかが把握しにくい。
【0017】また、このシーン単位編集技術では、フレ
ーム画像列が表示されないため、フレーム単位編集では
簡単に行なうことができた先述のような(「ワイプ」に
よる9フレーム間での特殊効果付けや、さらには、ある
フレーム区間内での字幕の挿入など、フレーム単位の編
集作業が難しくなっている。
【0018】以上のような映像編集時の問題は、映像以
外の連続メディア、例えば音声の編集にも存在する。ま
ず、図16のウィンドウ300における映像・音声編集
画面を用いて、メディアコンポーザなどでも用いられて
いる典型的な音声編集技術を説明する。
【0019】この音声編集技術では、音声波形を一直線
状に配置して表現する。図16では、行310の「映像
1」に付随する音声を音声トラック340として表現し
ている。同様に、行330の「映像2」に付随する音声
を音声トラック350として表現している。これらの音
声トラック340,350は、映像編集の際と同様に、
マウスやスクロールバーなどを用いることによって、音
声の区間を選択したり、選択した音声を加工したりする
ことができる。
【0020】このような音声編集技術にも、先のフレー
ム単位映像編集と同じく、音声全体の論理構造が把握し
づらいという問題がある。すなわち、音声も映像と同じ
ように、オープニングソングやインタビューの話者の音
声などのような、論理構造が存在するが、音声をこのよ
うな一直線状に表現しているため、どこからどこまでが
インタビュアーの声なのかが分かりにくい。
【0021】また、音声編集に関しても、映像の場合の
ようなシーン単位編集技術を考案することもできる。し
かし、映像のシーン単位編集と同じく、音声中のどの部
分でボリュームが変化するかなど、シーンブロックアイ
コンを見ただけでは把握できない情報がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、コンピュータでの編集処理にお
いて、オペレータは、映像や音声等といった連続メディ
アの論理構造を容易に理解しながら、同時に、その構成
単位/要素(映像では画像フレーム、音声では波形デー
タ)も容易に理解することができない点である。
【0023】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、コンピュータを用いた映像や音声等といった連
続メディアの編集作業を効率化することが可能な連続メ
ディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示
・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体を提
供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の連続メディア情報の表示・編集装置と連続
メディア情報の表示・編集方法は、例えば動画像の各画
像フレームを連続して画面の横方向に表示する場合、シ
ーンの変化点を区切りとして改行し、行単位で各シーン
を表示する構成とする。
【0025】そして、各改行位置には改行マークを明示
して、シーンの単位を理解し易くする。尚、画面の表示
枠を超える場合には、スクロール操作等を行なっても良
いが、その表示枠で強制的に折り返して次の行に表示す
ることでも良い。この場合には改行マークは明示しな
い。
【0026】また、画面上の各行の先頭から、および、
先頭の行から後続の行方向へ、所定の経過時間を表す目
盛線を表示し、各フレームおよび各シーンの時間位置を
容易に理解できるようにする。また、行先頭の前の領域
に、この行に表示されている全フレームに対応する従来
技術で作成されるシーンブロックアイコン情報も合わせ
て表示する。
【0027】また、オペレータが編集対象のフレームを
指定すると、その対象フレーム部分をハイライト表示す
ることで、指定の良否を容易に判断できるようにし、か
つ、その移動等の編集操作を容易とする。また、例え
ば、複数のフレームを1行に結合する場合、各結合部分
を他の部分より大きく表示する等して、結合編集の結果
を容易に判断できるようにする。さらに、結合編集した
行の次の行から、結合編集前の各フレーム行の表示状態
をウィンドウ表示する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明の連続メディ
ア情報の表示・編集装置の本発明に係る構成の一実施例
を示すブロック図である。本図1において、1はCRT
やLCD等からなる表示装置、2はキーボードやマウ
ス、トラックボール等からなる入力装置、3はCPU
(Central ProcessingUnit)やRAM(Random Access
Memory)等からなり蓄積プログラム方式によるコンピュ
ータ処理を行ない本発明に係わる連続メディア情報の表
示および編集処理を行なう表示・編集装置、4はHDD
(Hard Disk Drive)等からなる補助記憶装置、5はビ
デオテープレコーダ等からなり映像と音声情報を入力す
る連続メディア情報入力装置、6は表示・編集装置3で
処理する本発明に係わる表示・編集処理の手順からなる
プログラムを記録した光ディスク、7は光ディスク6を
駆動してそのプログラムを表示・編集装置3に入力する
光ディスク駆動装置である。
【0029】表示・編集装置3には、光ディスク6から
読み込んだプログラムにより、フレーム単位での表示と
編集を行なうための表示処理部8と編集表示処理部9が
構成され、また、連続メディア情報入力装置5から入力
した映像や音声情報などのアナログ信号をコンピュータ
処理可能なデジタル信号に変換するデータ変換部10が
設けられている。
【0030】表示処理部8は、フレーム表示部8a、区
切り検出部8b、改行部8c、改行マーク明示部8d、
表示枠設定部8e、折り返し部8f、横方向時間目盛表
示部8g、縦方向時間目盛表示部8h、シーンブロック
アイコン表示部8iを有し、編集表示処理部9は、結合
表示処理部9aとアウトライン編集表示処理部9bを有
している。
【0031】このような構成により表示・編集装置3
は、連続メディア情報入力装置5から入力される映像と
音声を、画像フレームと波形データに変換して表示装置
1のウィンドウ画面上に表示し、入力装置2からのオペ
レータからの操作指示に基づき、表示した画像フレーム
と波形データに対する編集処理を行なう。
【0032】この表示処理において、表示・編集装置3
は、フレーム表示部8aにより、画像フレームや波形デ
ータを横方向に順に表示する。この時、区切り検出部8
bにより、画像フレームや波形データの論理的な区切
り、すなわち、シーンの変化点を検出し、改行部8cに
より、この検出したシーンの変化点毎に画像フレームや
波形データの表示を改行する。
【0033】このように、画像フレームや波形データ
を、シーン単位で行を変えて表示するので、編集処理を
行なうオペレータは、各画像フレームや波形データの論
理構造、すなわち各シーン構造を容易に理解することが
できると共に、その構成単位/構成要素、すなわち、画
像フレームや波形データの内容も容易に理解することが
でき、それらの編集作業を効率的に行なうことができ
る。
【0034】また、各シーンの改行位置には、改行マー
ク明示部8dにより、改行マークをハイライト表示す
る。これにより、オペレータは、シーンの単位を理解し
易くなる。また、表示枠設定部8eにより、画面横方向
の表示領域が設定され、この表示領域を越えるシーンの
各画像フレームや波形データは、折り返し部8fによ
り、その領域から折り返して次の行に表示する。尚、こ
の折り返し位置に対しては、改行マーク明示部8dによ
る改行マークのハイライト表示は行なわない。
【0035】また、横方向時間目盛表示部8gと縦方向
時間目盛表示部8hにより、画面上の各行の先頭から、
および、先頭の行から後続の行方向へ、所定の経過時間
を表す目盛線を表示する。これにより、オペレータは、
各フレームおよび各シーンの時間位置を容易に理解でき
る。さらに、シーンブロックアイコン表示部8iによ
り、行先頭の前の領域に、この行に表示されている全フ
レームに対応するシーンブロックアイコン情報も合わせ
て表示する。
【0036】そして、編集処理において、入力装置2を
介してオペレータが編集対象のフレームを表示措置1の
画面上で指定すると、表示・編集装置3は、編集表示処
理部9により、例えば移動編集等を行なうと共に、その
対象フレーム部分をハイライト表示する。これにより、
オペレータは、自分の指定操作の良否を容易に判断する
ことができ、また、その移動等の編集操作経過および結
果を容易に確認することができる。
【0037】また、この編集操作において、その指示
が、複数のフレームを1行に結合するものであれば、結
合表示処理部9aにより、指示通り各フレームを結合す
ると共に、その各結合部分を他の部分より大きく表示す
る。これにより、オペレータは、結合編集の結果を容易
に判断することができる。さらに、アウトライン編集表
示処理部9bにより、結合編集した行の次の行から、結
合編集前の各行のシーンの表示状態を小さめのウィンド
ウで表示する。
【0038】以上の一連のフレーム画像列を(従来技術
のように単純に一直線状に並べるのではなく)、映像の
論理的なシーンの切れ目でフレーム画像列を区切って改
行表示していくような映像表現処理は、表示・編集装置
3に、ワープロ(ワードプロセッサ)の文章表示技術や
編集技術のメタファを摘用したものである。以下、この
ようなワープロの文章表示技術や編集技術について説明
する。
【0039】まずワープロの文章表示・編集技術と映像
の表示・編集技術との関係についてに説明し、次に、表
示・編集装置3について説明し、そして、最後に、音声
に対する表示・編集装置3の処理動作を説明する。
【0040】映像、音声、静止画像、文字列と様々なメ
ディアの中でも、文字列は古くから用いられてきてお
り、その表示技術や編集技術には、これまで様々な技術
が開発されてきた。文字列は、元をただせば単なる文字
の並びである。しかし、文字列は実際には意味を持って
おり(通常、文章と呼ばれる)、単語や一文、および章
や節などの論理構造が存在する。このような論理構造
は、紙やワープロの文章では、句読点や改行、および章
や節の見出しなどを用いて、ページと呼ばれる平面上に
敷き詰めることにより、分かりやすく表現されている。
【0041】映像も単なるフレーム画像の並びであり、
また、シーンと呼ばれる論理構造も存在する。しかし、
そのフレーム画像列の論理構造を分かりやすく表現する
技法がないことが問題であった。そこで、映像に対して
も、文字列と同様に、改行や句読点、ページなどの概念
を適用できれば、文字列からなる文章を理解するのと同
様に簡単に映像を表現できる。
【0042】そこで、映像の表現技術として、映像に対
して論理的な区切りを表現する改行という概念を加え
る。具体的には、一続きの映像を表示するために、
(a)表示対象となる映像の開始位置から映像中の論理
的な切り替わり時点までの映像部分区間を、この映像部
分区間の時間長に比例した長さのフレーム画像の列とし
て表示し、(b)次回表示位置を、(a)で表示した前
回のフレーム画像列表示位置の隣に移動し、(c)表示
対象映像から、(a)で既に表示した映像部分区間を取
り除いた残りの映像区間を新たな表示対象映像とする。
そして、この処理を、少なくとも2回行なう。
【0043】さらに、この映像の表示・編集技術を、音
声などにも適用する。すなわち、映像に対する表現技術
を、音声、アニメーション、スライドショー、映像、お
よびこれらが多重化されたメディア等の連続メディアに
も適用可能にするため、次の技術を用いる。
【0044】まず、(d)表示対象となる連続メディア
の開始位置から、この連続メディア中の論理的な切り替
わり点までの連続メディア部分区間を、連続メディア部
分区間の区間長に比例した長さの棒状表現で表示し、
(e)次回表示位置を、(d)で表示した前回の棒状表
示領域の隣に移動し、(f)表示対象連続メディアか
ら、(d)で既に表示した連続メディア部分区間を取り
除いた残りの連続メディア区間を新たな表示対象連続メ
ディアとする。そして、この処理を、少なくとも2回行
なう。
【0045】以下、まず、図2,図4,図5を用いて、
図1における連続メディア情報の表示・編集装置3の基
本的な表現動作例および編集動作例を、映像を対象とし
て説明し、次に、図3を用いて音声を対象として説明
し、さらに、図6〜図11を用いて、データ構造と処理
フローの例を説明し、最後に、図12〜図15を用い
て、本例の使い勝手をさらに向上させる技術について説
明する。
【0046】図2は、図1における表示・編集装置の本
発明に係わる第1の処理動作例を示す説明図である。本
例は、図1の表示装置1の画面上における表示・編集装
置3による処理結果を示すものであり、ウィンドウ10
0には、フレーム画像表示領域151が表示されてい
る。そして、編集対象映像として、フレーム画像111
〜113、これに引き続き、フレーム画像121〜12
4、フレーム画像131〜132、フレーム画像141
〜143が、一続きのフレーム画像列として構成された
映像を表示している。
【0047】本例の表示技術の最大の特徴は、このよう
な一連の映像を、従来のフレーム単位編集技術のように
一直線状に表示するのではなく、フレーム画像列を映像
の論理的な単位毎、つまりシーン毎にフレーム画像列を
改行して表示することにある。この場合、「シーン1」
を表すフレーム画像111〜113が最上段の行として
表示され、同様に「シーン2」を表すフレーム画像12
1〜124が第2行、「コント」のシーンを表すフレー
ム画像131〜132が第3行、「家」のシーンを表す
フレーム画像141〜143が第4行に表示される。
【0048】このように、フレーム列を改行表示するこ
とによって、次のような効果が得られる。 (1)オペレータは、行の並びを見ることによって、映
像中にどのようなシーンが存在するのかという、映像の
論理構造を、容易に把握できる。 (2)また、各行を見ることによって、(2−1)行の
長さ(本図2ではフレーム画像の枚数)から、各シーン
の時間長を容易に把握でき、(2−2)行の表示内容か
ら、各シーン内でのフレーム画像の遷移状況など、シー
ンの内容を容易に把握できる。
【0049】本図2の例では、このような表示内容の理
解性をより一層向上するために、さらに幾つかの工夫を
している。工夫の1つ目は、各行に表示されているシー
ンの情報を、より分かりやすくユーザに提示するため
に、フレーム画像表示領域151の隣に、シーン情報表
示領域150を表示している。
【0050】そして、シーン情報表示領域150には、
フレーム画像表示領域151の各行の位置に対応して、
各行が表しているシーンの情報を、従来技術で作成され
るシーンブロックアイコンにより、シーン情報表示領域
150に表示している。すなわち、シーン情報として、
シーン中のフレーム画像列の中から最もシーンを良く表
しているフレーム画像と、シーンの内容を表すシーンの
名称と、シーン長さを表すアイコンの3次元的な奥行き
表現とを、1つのアイコンとして表示している。
【0051】例えば、第一行目のフレーム画像111〜
113のシーンに対応するシーン情報を、シーン情報表
示領域150中の同じ位置にシーンブロックアイコン1
10として表示している。このシーンアイコン110に
は、シーンを代表するフレーム画像としてフレーム画像
112を表示し、シーン名称として「シーン1」という
文字列を表示し、アイコンの奥行きとして、3次元的な
奥行きをシーンの長さに比例した長さ分だけ表示してい
る。
【0052】工夫の2つ目は、フレーム画像表示領域1
51に、30秒あるいは1分など、ある決まった時間位
置を表す時間目盛線を表示することである。本図2の例
では、シーンの先頭から30秒目を表す時間目盛線15
3と、同様に1分の位置を表す時間目盛線154を表示
している。このような一種の補助線をフレーム画像表示
領域151中に表示することにより、オペレータは、各
シーンの時間長をより具体的に把握することができる。
【0053】工夫の3つ目は、よりワープロ風の編集技
術に似せるために、改行マーク156を表示している。
工夫の4つ目は、映像中の区間を選択できるようにする
ことであり、詳細は以降の例にて説明する。尚、図2で
は、ユーザがマウスカーソル170を使って映像の区間
を選択し、選択された区間をハイライト領域160で表
示している。
【0054】次に、図2の説明の補足として、他の似た
ような映像表示技術と本例の技術との相違点を説明す
る。他の映像表示技術の1つ目として、従来技術で説明
したメディアコンポーザに備わっている素材映像管理ウ
ィンドウについて説明する。
【0055】すなわち、従来技術の素材映像管理ウィン
ドウには、複数の映像ファイル中の1映像ファイルを、
本例の技術と同様に、1映像ファイル中のフレーム画像
列として一つの行として表示し、複数の映像ファイル
を、本例の技術と同様に複数の行として表現することに
よって、複数の映像ファイルの構成を分かりやすく表示
している。しかし、本例の技術が表示対象とする映像
は、この技術とは違って、複数の独立したシーン群では
なく、一続きの映像をその並び通りに改行したものであ
る。
【0056】他の映像表示技術の2つ目として、図17
で示した従来技術のシーン単位編集のようなシーンブロ
ックアイコン群の表示技術において、複数のシーンブロ
ックアイコンの並びを、本例と同様に、あるまとまり毎
に改行する技術も考えられる。しかし、このような表示
技術では、複数のシーンを横並びに表示することはでき
るが、その表示行の長さは、本例のようにシーンの時間
長を表すのではなく、論理的なシーンの数を表すのみで
あり、シーン時間長を直感的に把握することはできな
い。
【0057】また、映像の表示技術ではないが、従来の
文章の表示技術と本例の技術的な違いについて説明す
る。従来の文章の表示技術が対象とするデータは、文字
列のみであり、本例の技術が対象とする連続メディア情
報ではない。連続メディア情報には、それを再生するた
めの時間情報があり、単純な文字列とは異なる。また、
連続メディア情報は、ある時間ではその一部しか参照す
ることができず、このため従来技術ではその全容やその
論理構造の把握が難しくなっていた。これに比べて文字
列は時間情報がないため、文字列全体を同時に2次元の
紙上に表現することができる。
【0058】図3は、図1における表示・編集装置の本
発明に係わる第2の処理動作例を示す説明図である。本
例は、映像に付属した音声トラックを編集している画面
であり、このように、処理対象が音声の場合、図2のフ
レーム画像表示領域151ではなく、音声波形表示領域
251を表示する。
【0059】本例の場合、図2における映像のシーン2
(シーンブロックアイコン120で表示)と、コントシ
ーン(シーンブロックアイコン130で表示)に付随す
る音声を表示している。このような音声編集の場合、シ
ーン2のフレーム画像121〜124の表示に代わっ
て、本例では、シーン2に付随する音声トラックの波形
を折れ線グラフを描画した棒状領域211を使って表示
している。この棒状領域211の長さは、音声シーンの
時間長を、画面上の時間目盛の縮尺に従って表示してい
る。尚、音声のトラック表現技術としては、実波形の折
れ線グラフ以外にも、波形のボリュームの大きさをグラ
フ化した表現を用いてもよい。
【0060】本例では、図1の場合と同様に、マウスカ
ーソル170を用いて選択した音声区間をハイライト表
示領域260として表示している。このように、図1に
おける表示・編集装置3では、映像の表示・編集以外に
も、音声も編集できる。これから容易に類推できるよう
に、表示・編集装置3は、時間情報を持った、他の連続
メディアにも適用できる。
【0061】例えば、他の連続メディアとして考えられ
るものとしては、数枚のスライドを数秒おきに表示する
ようなスライドショーや、スライドではなく、インター
ネットの動くWWWページのようなプログラムを含んだ
HTML文書なども考えられる。さらには、これら基本
的な連続メディアを連続して一列に並べた複合連続メデ
ィアや、これら連続メディアを平行して複数持つマルチ
トラック形式の連続メディアにも対応することができ
る。
【0062】以降、主に連続メディアが映像の場合の表
示・編集操作の技術例について説明するが、これらの技
術は全て音声などの連続メディアにも適用できる。図4
は、図1における表示・編集装置の本発明に係わる第3
の処理動作例を示す説明図である。本例は、図1におけ
る表示・編集装置の編集動作例を示し、特に、編集区間
の選択操作例を示している。
【0063】図4(a)では、マウスカーソル170で
指定される画面上の1点をクリックすることによって、
映像中のあるフレームの位置を指定する例を示してい
る。また、図4(b)では、マウスカーソル170で指
定される画面上の2点をクリックすることによって、映
像区間を指定する例を示している。そして、図4(c)
では、ある1つのシーンの全体を選択する操作例を示し
ている。
【0064】尚、本例では採用していないが、マウスが
クリックされた際、マウスカーソル170で指定された
映像の位置に対応するフレーム画像を別ウィンドウで表
示したり、もしくは、指定された映像の位置から始まる
映像を別ウィンドウに再生したりすることも容易に実現
できる。
【0065】図4(a)において、映像中のフレーム画
像112の位置を指定するためには、マウスカーソル1
70をフレーム画像112の上に移動し、マウスをクリ
ックする。このようにして映像中のフレーム画像112
の位置を指定したこととなり、該当する指定位置のフレ
ーム画像112がハイライト領域560によって強調表
示される。
【0066】また、図4(b)において、フレーム画像
112〜113、121〜122からなる映像区間を選
択して指定するためには、まず、マウスカーソル170
を選択範囲の先頭位置であるフレーム画像112上に移
動し、マウスの左ボタンをクリックし(図4(a)の表
示となる)、次に、マウスカーソル170を選択範囲の
終了位置であるフレーム画像122上に移動し、マウス
の右ボタンをクリックする。この操作を行なうと、複数
のフレーム画像に渡る映像区間を選択したこととなり、
該当する選択範囲のフレーム画像112〜113、12
1〜122がハイライト領域561,562によって強
調表示される。
【0067】さらに、図4(c)において、ある1つの
シーン、ここでは、「シーン1」の全体、つまりフレー
ム画像111〜113を選択するためには、選択したい
シーンを表している行のうち、フレーム画像以外の場所
をマウスでクリックする。図4(c)の例では、シーン
ブロックアイコン110をクリックしている。この操作
を行うことによって、「シーン1」のフレーム画像列全
体が選択されたことになり、選択区間がハイライト表示
領域564によって、ハイライト表示される。さらに、
図4(c)の例では、シーン全体が選択された場合は、
該当するシーンブロックアイコンも別のハイライト表示
領域563を用いてハイライト表示される。
【0068】図5は、図1における表示・編集装置の本
発明に係わる第4の処理動作例を示す説明図である。本
例は、図1における表示・編集装置の選択区間に対する
編集処理動作例を示しており、特に、図4の操作で指
定、選択された映像区間に対して、区間の切取や挿入な
どの映像の並びを変更する編集操作と、選択された映像
区間のフレーム画像列の各々に対して画像のぼかしなど
を行うフレーム画像フィルタ編集操作を行なっている。
【0069】選択区間に対する編集操作では、図5
(a)に示すように、まず初めに、オペレータが、これ
から編集を行いたい映像区間を図4で示した操作で選択
する。そして次に、図5(b)に示すように、編集メニ
ュー181を指定し、編集プルダウンメニュー183内
からオペレータが望む区間編集処理を選択する。このよ
うにして選択された映像区間に対する編集処理を行な
う。
【0070】選択できる区間編集処理として、本例で
は、編集メニュー181で示すように、選択した映像区
間の切り取り、切り取った映像区間を挿入(貼り付け)
を、また、フレーム画像フィルタ編集として、メニュー
184で示すように、フレーム画像列の明るさ調整、同
じく画像をぼかす処理、同じくフレーム画像内に字幕を
表示する処理を用意している。
【0071】図5(c−1)では、区間映像編集処理と
して「切り取り」選択した場合の編集結果表示を示して
いる。編集処理によって図5(a)において先に選択さ
れた映像区間(フレーム画像121〜122)が編集映
像から削除され、それに伴って画面からも該当する映像
区間が表示されなくなる。
【0072】図5(c−2)では、区間映像編集処理と
して「字幕挿入」を選択した場合の編集結果表示を示し
ている。編集処理によって、図5(a)で先に選択され
た映像区間中の全フレーム画像121〜122に対し
て、字幕を表示する画像処理が施され、その画像処理結
果のフレーム画像121a〜122aが作成され、それ
に伴って画面上の該当する映像区間のフレーム画像の表
示も更新される。
【0073】以上が、図1における表示・編集装置3の
基本的な表示処理および編集操作、処理である。次に、
図6〜図11を用いて、図1の表示・編集装置3で扱う
データ構造例と処理動作例を説明する。図6は、図1に
おける表示・編集装置で処理するデータ構造例を示す説
明図であり、図7〜図11は、図1における表示・編集
装置の本発明に係わる第1〜第5の処理手順例を示すフ
ローチャートである。
【0074】図6で示すように、メディア情報701
に、編集対象となる映像全体の情報を格納する。また、
図2におけるフレーム画像表示領域151中に表示され
る行の並び、つまりシーンの並びを表すシーン情報71
1、721などが、リスト構造として格納されている。
メディア情報701には、実際に編集される映像ファイ
ルに対し、そのファイル名702と、その映像の時間長
(メディア長703)、および、編集処理時に用いるシ
ーン情報リストへのポインタ(シーン列704)が格納
されている。
【0075】1つの表示行、または、1つのシーン
(「シーン1」)を表すシーン情報711は、各行に表
示するシーンアイコンで用いるアイコン画像712と、
このシーンアイコンの下に表示するシーンのコメント7
13(文字列)、および、シーンの映像ファイル中での
このシーンの開始位置714と同終了位置715と、シ
ーンの並びのうち次に表示されるシーンのシーン情報7
21(「シーン2」)へのポインタ716から構成され
ている。
【0076】図7に示す処理は、図1における表示・編
集装置3が、本発明に係わる処理動作として一番始めに
実行する処理フローを示している。映像の編集を始める
場合、編集対象となる映像ファイルを指定する。この場
合に呼ばれる処理がファイルを開く処理フロー(ステッ
プ800)である。以下、その内容を説明する。
【0077】まず、ステップ801において、指定され
た映像ファイルから、図6に示すようなデータ構造を作
成する。尚、ユーザが、この映像ファイルに対応するデ
ータ構造をファイルに格納していた場合、ファイルを開
く際に映像ファイルと共に、このデータ構造ファイルの
名称が指定された場合などは、ステップ801の処理は
不要である。
【0078】次にステップ802において、ステップ8
01の処理で作成されたデータ構造を元に、図2に示す
ような表現形態で、映像を表示する。次にステップ80
3では、編集に用いる選択区間の情報を初期化する。本
例では、この初期表示時は、映像ファイルの先頭フレー
ム位置を選択することにしている。最後にステップ80
4のループ処理において、ユーザが編集処理の終了を指
示するまで、ユーザ操作イベントに対応した編集処理を
行う。
【0079】このステップ804のループ内では、ま
ず、ステップ811の処理により、ユーザのマウスクリ
ックやメニュー選択、あるいはカーソル移動などの操作
イベントを得る。次に、ステップ812での条件に対応
した分岐により、ユーザ操作イベント毎に対応した処理
を選択する。例えば、画面をクリックされた場合は、画
面クリック処理821を、また、編集メニューが選択さ
れた場合は、編集メニュー処理822を行う。そして、
編集終了メニュー(ファイルメニューの中にあるものと
する)が選択された場合は、ステップ804のループ処
理を終了する。
【0080】図8は、図7におけるステップ801の処
理の詳細を示すフローチャートである。本例は、指定さ
れた映像ファイルから、編集処理のために必要なデータ
構造である図6のメディア情報を作成する処理例を示し
ている。まずステップ901において、メディアの情報
を格納するメモリ領域(図6の701)に、映像ファイ
ル名と映像ファイルの時間長を設定する。
【0081】次に、ステップ902において、新しくシ
ーン情報のメモリ領域(図6の711)を生成し、その
シーン情報を先のメディア情報のシーン列の先頭位置
(図6の704)に設定する。さらに、ステップ903
において、生成したシーン情報に初期値として、シーン
開始位置に位置「0」、末尾位置にメディア情報に設定
したメディア長(時間長)を設定する。
【0082】そして、ステップ904のループ処理を行
う。このステップ904のループ処理では、制御変数i
を1からカウントし、複数のシーン情報を作成していく
処理を行う。すなわち、まず、ステップ910におい
て、現在のシーン情報のアイコン画像に、シーンの開始
位置のフレーム画像を設定し、さらに、シーンの名称を
表すコメント領域に「シーンi」という名前をつける
(iは変化する)。
【0083】次に、現シーンを論理的な区切り単位で分
割するために、ステップ911では、映像をシーンの開
始位置から1フレームずつ再生し、シーンが変化する点
であるシーン変化点があるフレーム位置を探す。シーン
変化点を求める技術としては、フレーム画像列中の隣接
する2枚のフレーム画像間の画像的な差分量を求め、そ
の画像差分量が、あるしきい値より大きくなった場合、
そのフレーム画像位置をシーン変化点位置とする等が考
えられる。
【0084】そして、次に、ステップ904のループの
終了判定を行う。尚、先のステップ911の処理では、
映像の末尾の位置もシーン変化点となるようにする。こ
のため、ステップ912の処理での条件において、シー
ン変化点の位置が映像末尾位置の場合、映像読込みが終
了したと判断する。映像がまだ末尾位置まで達していな
い場合、ステップ913の処理を行う。
【0085】このステップ913の処理では、現在のシ
ーン情報を、シーン変化点の位置で前後2つのシーン情
報に分割する処理を行なう。まず、新しいシーン情報メ
モリ領域を生成し、次に、新しいシーン情報のシーン先
頭位置を先のシーン変化点位置に、シーン末尾位置を現
在のシーン情報の末尾位置を設定する。その後、現在の
シーン情報の末尾位置を「シーン変化点−1」の値に更
新し、さらに、現在のシーン情報の次ポインタに新しい
シーン情報を設定する。
【0086】ステップ904のループ処理の最後、ステ
ップ914では、先の新しいシーンを次ループで用いる
現在のシーン情報とする。尚、ステップ904のループ
中のステップ912における条件て、映像末尾まで読込
みを完了した場合、ステップ921に進む。そして、ス
テップ921では、現在のシーン情報の次ポインタにリ
スト構造の終端を表す「なし」値を設定し、その後、ス
テップ922でステップ904のループを終了する。
【0087】図9は、図7におけるステップ802の処
理の詳細を示すフローチャートである。本例は、映像デ
ータを表示する処理例を示しており、まず、ステップ1
001において、画面上の表示位置を画面左上に設定す
る。次に、ステップ1002において、表示開始シーン
として、連続メディア情報からシーン情報リストの先頭
にあるシーン情報を得る。尚、より望ましい実現例とし
て、ステップ1002で指定する表示開始シーンを変更
させることにより、スクロール表示機能を提供すること
も考えられる。この場合、スクロールバーやカーソル移
動等の操作などにあわせて、この表示開始シーンを変更
させれば良い。
【0088】次に、ステップ1003のループ処理にお
いて、画面内に映像データを表示する処理を行う。ま
ず、ステップ1011において、現在のシーン情報か
ら、シーンのアイコン画像とシーンのコメント文字列を
表示する。次に、ステップ1012において、シーンの
開始位置から終了位置までの内容を画面上に表示する。
この際、画面上に表示する形状は横長の棒状領域で、そ
の表示長さは「(シーンの時間長)×表示係数K」とな
るようにする。
【0089】例えば、図2での映像データの表示の場
合、シーンの開始位置から終了位置までのフレーム画像
をフィルムのように横に並べた表示を行う。また、図3
のような音声データの表示の場合、シーン中の音声波形
をグラフ状に表示すれば良い。尚、ここで表示係数K
は、プログラム起動時などに予め設定しておく。また、
この表示係数Kを画面のズーム表示用に用いることもで
きる。例えば、表示係数Kを小さくすることにより、時
間が長いシーンでも画面からはみ出すことなく表示する
ことができる。
【0090】次に、ステップ1013では、表示位置を
一行下に移動する。この時の移動幅は、例えば、フレー
ム画像の高さ×2などにすれば良い。ステップ1003
のループ処理の最後では、シーン情報の次ポインタをた
どって次のシーン情報を得る。そして、表示位置が画面
の範囲内である間ループし、画面外に出た場合に、ステ
ップ1003のループ処理を終了する。
【0091】次のステップ1004のループ処理では、
時間軸を表示する。すなわち、ステップ1021におい
て、予め指定した30秒もしくは1分などの表示時間幅
毎に縦線を引いていく。縦線のX座標位置は、ループカ
ウントi=0〜nとすると、「表示時間幅×i×表示係
数K」となる。
【0092】図10は、図7におけるステップ821の
処理の詳細を示すフローチャートである。本例は、画面
クリック時の処理動作を示し、画面をクリックされた
際、ステップ1101において、まず、クリック位置か
ら、画面上のどのシーンが指定されたかを調べる処理を
行い、次に、クリック位置のY座標から、クリックされ
た行位置Rを求める。行位置Rを求めるには、例えば、
Y座標値を図9のステップ1013の処理で用いた表示
行幅で割れば良い。さらに、ステップ1101において
は、メディアのシーン列の先頭からR番目のシーン情報
を得る処理を行う。
【0093】ステップ1102では、条件に応じた分岐
処理を行なう。すなわち、クリックされたX座標を元
に、クリック位置がシーン情報表示領域150かフレー
ム画像表示領域151かの判定を行う。もし、クリック
位置がシーン情報表示領域150の場合、ステップ11
11において、該当するシーン全体を選択する処理を行
う。ここでは、選択開始位置および選択終了位置に、ス
テップ1101の処理で得たシーン情報の開始位置と終
了位置を設定する。
【0094】また、クリック位置がフレーム画像表示領
域151の場合、ステップ1113以降、フレーム単位
で選択位置を設定する処理を行う。まず、ステップ11
13の処理で、画面上のクリック位置からシーン中の時
間位置を計算する。ここでは、クリック位置のX座標
を、映像の表示で用いた表示係数Kで割ることによっ
て、シーン中の時間位置Cを求める。この時間位置と
は、該当するシーンの開始位置を0とした時間位置であ
る。
【0095】ステップ1114の条件分岐処理では、ク
リックした時間位置Cが選択したシーンの長さ(=シー
ン.終了位置−シーン.開始位置)より長い場合、ステ
ップ1121において、時間位置Cをシーンの長さにす
る補正処理を行う。このようにして、シーン中の時間位
置Cが決定したら、ステップ1115において、左クリ
ックか右クリックかに従った選択処理を行う。左クリッ
クの場合、ステップ1123において、選択開始位置を
シーン.開始位置+(シーン内)時間位置Cとする。
【0096】また、右クリックの場合、ステップ112
5において、選択終了位置をシーン.開始位置+(シー
ン内)時間位置Cとする。画面クリック処理の最後、ス
テップ1103の処理として、更新された選択開始位置
から選択終了位置までの領域を選択状態表示(図2にお
ける符号160で示すようなハイライト表示)にする。
【0097】図11は、図7におけるステップ822の
処理の詳細を示すフローチャートである。本例は、編集
メニューが選択された時の処理動作例を示している。編
集メニューが選択された場合、まず、ステップ1201
において、現在の選択区間に対応したシーン情報を得
る。得られた情報は、選択開始位置が存在するシーン情
報(開始シーン情報)、選択終了位置が存在するシーン
情報(終了シーン情報)、開始シーン情報の次のシーン
情報から終了シーン情報の1つ手前のシーン情報までの
中間のシーン情報の列(中間シーン列)からなる。
【0098】開始シーン情報を探すには、メディア.シ
ーン列を先頭から順次参照していき、シーンの先頭位置
≦選択開始位置≦シーンの末尾位置となるシーン情報を
探せば良い。同様に終了シーン情報を探すには、シーン
の先頭位置≦選択終了位置≦シーンの末尾位置となるシ
ーン情報を探せば良い。そして、中間シーン列は、先頭
シーン情報と末尾シーン情報から容易に得ることができ
る。
【0099】次に、ステップ1202での条件分岐処理
において、選択された編集メニューを判定する。選択さ
れた編集メニューが「切り取り」の場合、選択区間を切
り取り、切り取った選択区間をクリップボードにコピー
する処理を行う。すなわち、まず、ステップ1211に
おいて、選択区間をクリップボード用に格納する。具体
的には、まず開始シーン、中間シーン列、終了シーンの
複製を作成し、その後、開始シーンの複製の先頭位置を
選択開始位置に、終了シーンの複製の終了位置を選択終
了位置に更新し、最後に、クリップボードに複製を格納
する処理を行う。
【0100】また、次のステップ1212において、選
択区間を実際に削除する処理を行う。具体的には、ま
ず、中間シーン列をメディア.シーン列のリストから削
除し、その後、開始シーンの終了位置を選択開始位置−
1に、また、終了シーンの開始位置を選択終了位置+1
に更新する。
【0101】ステップ1202で、選択された編集メニ
ューが「挿入」の場合、ステップ1215において、ク
リップボードに格納されているシーン列を、開始シーン
の直後に挿入する処理を行う。また、ステップ1202
で、選択された編集メニューが「フィルタ」の場合、ス
テップ1217において、映像ファイルのうち、選択開
始位置から選択終了位置までのフレーム画像1枚ずつに
対して、字幕処理やぼかし処理などの画像処理を行う。
【0102】例えば、ぼかしフィルタの場合、映像ファ
イルから取り出したフレーム画像に対して、移動平均フ
ィルタと呼ばれるような画像処理技法を用いてぼかし処
理を施し、その後そのフレーム画像を映像ファイルに書
き戻す処理を行う。また、字幕処理の場合は、ユーザが
指定した文字列を指定されたフォント、表示位置でフレ
ーム画像上に描画し、描画されたフレーム画像を映像フ
ァイルに書き戻す。
【0103】尚、本例では、処理の簡略化のため、フィ
ルタメニュー指定時に、直接、画像処理を施している。
しかし、望ましくは、直接画像処理を行うのではなく、
繰り返し行われる編集処理の情報を別途記録しておき、
ユーザが指示した時点で画像処理をバッチ的に動作させ
た方が、ユーザの使い勝手および処理効率が良い。この
ような編集メニュー処理の最後、ステップ1203の処
理において、編集が終わった映像を再表示する。
【0104】次に、図12〜図15を用いて、図1にお
ける表示・編集装置3による、さらに使い勝手を向上さ
せる表現技術および編集操作技術について説明する。図
12は、図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第5の処理動作例を示す説明図である。本例は、図1に
おける表示・編集装置の表示処理動作にページの概念を
導入した場合の画面構成を示している。
【0105】ワープロにおる文字列編集にもページと呼
ばれる概念があるように、本例の連続メディア情報の表
示・編集技術にもページの概念を導入する。本例でのペ
ージの大きさを表す単位としては、時間を用いる。そし
て、本図12では、ページ幅を1分間、ページ高さを5
分間として設定した場合の、ページ単位表示モードの画
面例を示している。
【0106】本例の特徴は、「シーン2」(フレーム画
像1301〜1306)の内、ページの表示時間幅を超
えた部分(フレーム画像1305,1306)が折り返
し表示されていることと、ページ縦時間軸1311を表
示していることである。すなわち、「シーン2」は、こ
こでは1分30秒程度の長さであるが、先頭から一分間
のフレーム画像1301〜1304と、残りのフレーム
画像1305〜1306の2つに分離されて表示されて
いる。またページ縦時間軸には、「5:00」のような
時刻表示領域1312を設けている。
【0107】このように、ページ幅と高さを意識した表
示モードを導入することによって、オペレータは、映像
の時間長をより分かりやすく把握できるようになる。本
モードは特にTV番組でのCM挿入位置などの確認に最
適である。尚、このような表示を行うためには、図9の
ステップ1012における映像の表示処理を、各時間幅
毎にシーンを区切って表示するように変更すれば良い。
また、このステップ1021の時間軸表示処理におい
て、縦線の時間軸だけでなく、横線の時間軸も表示する
ように変更を施せば良い。
【0108】図13は、図1における表示・編集装置の
本発明に係わる第6の処理動作例を示す説明図である。
本例は、図1における表示・編集装置による結合表示動
作時の画面構成例を示している。映像に、カーチェイス
のシーン列などのような数秒からなる短いシーンが多数
存在するシーンが存在すると、画面上の表示行数が非常
に多くなり、シーンの論理構造が把握しににくなる。こ
のようなシーン列は、画面上では1つのシーンとしてま
とめて扱えたほうが便利である。
【0109】このような理由から、複数のシーンを1つ
のシーンとして同一行に表現する表示技術を用意した。
本図13の例では、図2のシーンブロックアイコン11
0の「シーン1」とシーンブロックアイコン120の
「シーン2」およびシーンブロックアイコン130の
「コント」の各シーン列を結合し、「新シーン」(シー
ンブロックアイコン1410)として表示している。
【0110】このシーンブロックアイコン1410の
「新シーン」のフレーム画像列としては、結合した各シ
ーンのフレーム画像1411〜1413、1421〜1
423、1431を表示している。特に、本例では、結
合していることを強調するため、結合中の各シーンの先
頭フレーム画像1411,1421,1431を大きな
フレーム画像で強調表示している。もちろん強調表示は
なくとも良い。
【0111】このような結合表現を提供するには、図6
のデータ構造のうち、シーン情報711に、新たに「結
合シーン列」というポインタ格納項目を設け、このポイ
ンタの先に結合されたシーン列を別途保持しておけば良
い。また、図9の映像表示処理手順のステップ1012
においてシーンを表示する際に、「結合シーン列」中の
シーン情報列から適宜シーン情報とフレーム画像を取り
出し、画面上に表示すれば良い。
【0112】図14は、図1における表示・編集装置の
本発明に係わる第7の処理動作例を示す説明図である。
本例は、図1における表示・編集装置によるシーンのア
ウトライン表示動作時の画面構成例である。図13に示
したようなシーンの結合表示を用いた場合、結合された
シーンをさらに結合するなど、各々のシーンに階層関係
があらわれるようになる。
【0113】本例は、このような階層関係を直接扱うも
のであり、図13で説明したシーンブロックアイコン1
410の「新シーン」下部に、結合編集された「シーン
1」(シーンブロックアイコン110)と、「シーン
2」(シーンブロックアイコン120)、および、「コ
ント」(シーンブロックアイコン130)をぶら下げ表
示している。
【0114】またフレーム画像表示領域1551にも、
結合されたシーン列に対応するフレーム画像列を、表示
開始位置を少し右にずらしたインデント表示で表示して
いる(領域1501)。このように、シーンの階層構造
を、インデントやぶら下げ表示することによって、映像
の論理構造を、ワープロにおける章や節のアウトライン
編集を使っているかのように、容易に把握することが可
能となる。
【0115】このような表示を行うには、図9の映像表
示処理でのステップ1012と1013との処理の間
に、「映像の表示(パラメタはシーン.結合シーン
列)」のような再帰的な関数呼び出し処理を挿入すれば
良い。尚、映像の編集操作などは、クリック位置によっ
てどの結合階層領域(領域1551または領域150
1)で編集処理が発生したのかを判断した後、該当する
領域上の映像シーン列に対して従来の処理を行えば良
い。
【0116】図15は、図1における表示・編集装置に
よる編集機能とワープロでの文章編集機能との比較対応
例を示す説明図である。本例の表においては、各ワープ
ロ編集の機能1601〜1608(「文字列」、「1
行」、「フォント変更」、「行間調整」、「検索」、
「ヘッダ/フッタ」、「差込印刷」、「文章チェッ
ク」)に対応する本例の連続メディア情報の表示・編集
技術による機能(「本発明の映像編集」)が示されてい
る。
【0117】本例では、「文字列」に「フレーム画像列
(=映像)」、「1行」に「1シーン」、「フォント変
更」に「特殊効果付け(ぼかし)、「行間調整」に「2
シーン間のワイプ等」、「検索」に「同種映像検索」、
「ヘッダ/フッタ」に「オープニング/エンディン
グ」、「差込印刷」に「映像編集テンプレート」、「文
章チェック」に「不正映像検査」のそれぞれの機能が対
応付けられている。
【0118】上述したように、本例の連続メディア情報
の表示・編集装置3および表示・編集方法では、ワープ
ロ編集で文字列を編集するように、フレーム画像列、つ
まり映像を簡単に編集することができる。すなわち、本
例では、フレーム画像列を1本線状に並べる(160
1)だけではなく、ワープロ編集での改行編集(160
2)のように、意味のある映像シーン毎に改行表示して
いる。
【0119】これを更に発展して考えると、ワープロに
よる文章編集で有効な様々な編集技術は、本例の表示・
編集装置および方法による映像編集技術に容易に適用す
ることができる。例えば、ワープロで選択した文字列の
フォントを変更する操作(1603)を本例の映像編集
に適用した例として、図5で説明した選択映像区間に対
する編集操作技術が挙げられる。
【0120】このようなワープロの編集機能を本例の表
示・編集装置の編集機能に適用するという発想によっ
て、図15の表に示すような、より使いやすい映像編集
技術を考えることができる。
【0121】例えば、ワープロの行と行の間を調整する
行間調整(1604)の操作方法を映像編集に適用する
場合を考える。ワープロでは2つ以上の行を選択して、
行間調整メニューを選択することにより、行間の長さ等
を調整できる。この文章編集の行間調整は、映像編集の
場合、例えば、2つのシーン間のワイプなどの特殊効果
付けとして捕らえることができる。このことから、映像
編集の操作として、2つ以上のシーンを選択した後、シ
ーン間特殊効果付けメニューを選択するという、シーン
間特殊効果付けの新しい指定方法を容易に考えることが
できる。
【0122】同様の考えから、ワープロで言う文字列の
検索機能(1605)は、本例の映像編集では、指定し
た映像と同様の映像を探し出し、見つけ出した映像区間
を選択状態にする、という映像編集技術として適用でき
る。この同様の映像を見つける技術としては、映像に付
与されたキーワードを元に条件に見合う映像区間を見つ
ける技術や、フレーム画像の画像差分量がある基準値よ
り小さい映像区間を見つける技術などが考えられる。
【0123】またワープロで言うページのヘッダやフッ
タ等の編集機能(1606)は、本例の映像編集では、
オープニング/エンディング映像編集機能として適用で
きる。また、ワープロで言う差込印刷機能(1607)
は、本例の映像編集では、映像の編集内容のテンプレー
トを用意し、そのテンプレートに様々な映像を挿入する
という、映像編集テンプレート機能として適用できる。
【0124】さらに、ワープロの文章チェックやスペル
チェックなどの機能(1608)は、人の潜在意識に作
用すると言われるサブリミナル映像シーン(1秒未満の
ごく短いシーン)を自動的に指摘する等の不正映像検査
機能と考えることができる。尚、このサブリミナル映像
シーンを自動的に見つける技術としては、例えば、特開
平09−074575号公報に記載の「動画像の特徴場
面表示方法及び装置」等が挙げられる。
【0125】以上、図1〜図15を用いて説明したよう
に、本実施例の連続メディア情報の表示・編集装置と連
続メディア情報の表示・編集方法では、例えば動画像の
各画像フレームを連続して画面の横方向に表示する場
合、シーンの変化点を区切りとして改行し、行単位で各
シーンを表示する。そして、各改行位置には改行マーク
を明示して、シーンの単位を理解し易くする。また、画
面の表示枠を超える場合には、その表示枠で折り返して
次の行に表示する。尚、この場合には改行マークは明示
しない。
【0126】また、画面上の各行の先頭から、および、
先頭の行から後続の行方向へ、所定の経過時間を表す目
盛線を表示し、各フレームおよび各シーンの時間位置を
容易に理解できるようにする。また、行先頭の前の領域
に、この行に表示されている全フレームに対応する従来
技術で作成されるシーンブロックアイコン情報も合わせ
て表示する。
【0127】また、オペレータが編集対象のフレームを
指定すると、その対象フレーム部分をハイライト表示す
ることで、指定の良否を容易に判断できるようにし、か
つ、その移動等の編集操作を容易とする。また、例え
ば、複数のフレームを1行に結合する場合、各結合部分
を他の部分より大きく表示する等して、結合編集の結果
を容易に判断できるようにする。さらに、結合編集した
行の次の行から、結合編集前の各フレーム行の表示状態
をウィンドウ表示する。
【0128】このように、本実施例によれば、一続きの
映像データのフレーム画像列を一直線状ではなく、意味
のある区間ごとに改行表示するので、映像の論理構造と
映像のフレーム構成との両方の把握が容易になる。ま
た、音声情報等、映像以外の連続メディアにも同様に適
用できるので、連続メディアの論理構造と連続メディア
の構成要素との両方を把握するのも容易になる。また、
このような見た目での理解の容易さにより、連続メディ
アの編集操作もも容易となる。
【0129】尚、本発明は、図1〜図15を用いて説明
した実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例
では、画面の表示枠を超える場合には、その表示枠で折
り返して次の行に表示しているが、折り返し表示するこ
となく、スクロール操作等を行ない表示するようにして
も良い。また、本例では、映像区間の選択操作におい
て、マウスを用いる例で説明しているが、通常のワープ
ロの操作と同様に、キーボードのカーソルキー等を用い
て映像区間を選択することもできる。
【0130】また、本例では、連続メディアの格納形態
としては、ビデオテープレコーダ等の蓄積メディアを用
いているが、これに限定しなくとも良く、例えば、TV
やラジオなどのストリーミング形式の連続メディアでも
良い。このようなストリーミング形式の連続メディアの
場合は、連続メディアの終端位置を仮想的に無限大とし
て扱えば良い。
【0131】
【発明の効果】本発明によれば、コンピュータでの編集
処理において、オペレータは、映像や音声等といった連
続メディアの論理構造を容易に理解しながら、同時に、
その構成単位/要素(映像では画像フレーム、音声では
波形データ)も容易に理解することができ、コンピュー
タを用いた映像や音声等といった連続メディアの編集作
業を効率的に行なうことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の連続メディア情報の表示・編集装置の
本発明に係る構成の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第1の処理動作例を示す説明図である。
【図3】図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第2の処理動作例を示す説明図である。
【図4】図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第3の処理動作例を示す説明図である。
【図5】図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第4の処理動作例を示す説明図である。
【図6】図1における表示・編集装置で処理するデータ
構造例を示す説明図である。
【図7】図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第1の処理手順例を示すフローチャートである。
【図8】図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第2の処理手順例を示すフローチャートである。
【図9】図1における表示・編集装置の本発明に係わる
第3の処理手順例を示すフローチャートである。
【図10】図1における表示・編集装置の本発明に係わ
る第4の処理手順例を示すフローチャートである。
【図11】図1における表示・編集装置の本発明に係わ
る第5の処理手順例を示すフローチャートである。
【図12】図1における表示・編集装置の本発明に係わ
る第5の処理動作例を示す説明図である。
【図13】図1における表示・編集装置の本発明に係わ
る第6の処理動作例を示す説明図である。
【図14】図1における表示・編集装置の本発明に係わ
る第7の処理動作例を示す説明図である。
【図15】図1における表示・編集装置による編集機能
とワープロでの文章編集機能との比較対応例を示す説明
図である。
【図16】従来のフレーム単位編集技術での画面表示例
を示す説明図である。
【図17】従来のシーン単位編集技術での画面表示例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1:表示装置、2:入力装置、3:表示・編集装置、
4:補助記憶装置、5:連続メディア情報入力装置、
6:光ディスク、7:光ディスク駆動装置、8:表示処
理部、8a:フレーム表示部、8b:区切り検出部、8
c:改行部、8d:改行マーク明示部、8e:表示枠設
定部、8f:折り返し部、8g:横方向時間目盛表示
部、8h:縦方向時間目盛表示部、8i:シーンブロッ
クアイコン表示部、9:編集表示処理部、9a:結合表
示処理部、9b:アウトライン編集表示処理部、10:
データ変換部、100:ウィンドウ、110,120,
130,140:シーンブロックアイコン、111〜1
13:フレーム画像、121〜124:フレーム画像、
121a〜122a:フレーム画像、131〜132:
フレーム画像、141〜143:フレーム画像、15
0:シーン情報表示領域、151:フレーム画像表示領
域、153,154:時間目盛線、156:改行マー
ク、160:ハイライト領域、170:マウスカーソ
ル、181:編集メニュー、183:編集プルダウンメ
ニュー、184:メニュー、211,221:棒状領
域、251:音声波形表示領域、260,560〜56
4:ハイライト表示領域、300:ウィンドウ、30
1:スクロールバー、310,320,330:行、3
21:アイコン、340,350:音声トラック、40
0:ウィンドウ、410〜440:シーンブロックアイ
コン、701:メディア情報、711,721:シーン
情報、702:ファイル名、703:メディア長、70
4:シーン列、712:アイコン画像、713:コメン
ト、714:開始位置、715:終了位置、716:ポ
インタ、1301〜1306:フレーム画像、131
1:ページ縦時間軸、1312:時刻表示領域、141
0:シーンブロックアイコン、1411〜1413,1
421〜1423,1431:フレーム画像、150
1:領域、1551:フレーム画像表示領域、1601
〜1608:機能(「文字列」、「1行」、「フォント
変更」、「行間調整」、「検索」、「ヘッダ/フッ
タ」、「差込印刷」、「文章チェック」)。
フロントページの続き (72)発明者 山光 忠 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株 式会社日立製作所ソフトウェア開発本部内 Fターム(参考) 5C023 AA04 AA07 AA08 AA13 AA14 AA18 AA31 AA34 AA38 AA40 BA01 BA15 CA01 CA04 CA05 DA03 DA08 EA10 5C053 FA06 FA14 FA21 FA24 GB09 GB11 GB12 GB19 HA30 HA40 JA01 JA16 KA05 KA24 LA06 LA11

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像の画像フレームや音声の波形データ
    等の連続メディア情報を表示装置の画面上に表示し、入
    力装置から入力される操作指示に基づき上記画面上に表
    示した連続メディア情報の編集処理を行なう連続メディ
    ア情報の表示・編集装置であって、上記連続メディア情
    報を上記画面の一方向に順に表示する手段と、上記連続
    メディア情報の論理的な区切りを検出する手段と、該手
    段で検出した区切り毎に上記連続メディア情報の表示を
    改行する手段とを有することを特徴とする連続メディア
    情報の表示・編集装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の連続メディア情報の表
    示・編集装置において、上記検出した区切り位置に改行
    マークを明示する手段を設けたことを特徴とする連続メ
    ディア情報の表示・編集装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の連続メディア情報の表示・編集装置におい
    て、上記連続メディア情報を表示する画面の表示枠を制
    限する手段と、該手段で制限された表示枠を超えた連続
    メディア情報を折り返し次の行に表示する手段とを設け
    たことを特徴とする連続メディア情報の表示・編集装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の連続メディア情報の表示・編集装置において、上記連
    続メディア情報の行先頭からの所定の経過時間を表す目
    盛線を表示する手段を設けたことを特徴とする連続メデ
    ィア情報の表示・編集装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかに記載
    の連続メディア情報の表示・編集装置において、上記連
    続メディア情報を表示した先頭の行から後続の行方向
    へ、所定の経過時間を表す目盛線を表示する手段を設け
    たことを特徴とする連続メディア情報の表示・編集装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の連続メディア情報の表示・編集装置において、上記連
    続メディア情報を表示した行先頭の前の領域に、該行に
    表示されている連続メディア情報に対応して別途作成さ
    れたシーンブロックアイコン情報を表示する手段を設け
    たことを特徴とする連続メディア情報の表示・編集装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれかに記載
    の連続メディア情報の表示・編集装置において、上記連
    続メディア情報の上記入力装置を介して指定された部分
    を他の部分と異なる特定表現で表示する手段を設けたこ
    とを特徴とする連続メディア情報の表示・編集装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の連続メディア情報の表示・編集装置において、上記入
    力装置を介して指定された連続メディア情報の部分を、
    上記入力装置から入力される編集操作指示に従って編集
    する手段を設けたことを特徴とする連続メディア情報の
    表示・編集装置。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の連続メディア情報の表示・編集装置において、上記入
    力装置から入力される編集操作指示に従って、複数の連
    続メディア情報を結合して一つの行に表示する手段と、
    上記複数の連続メディア情報のそれぞれの結合部分を他
    の部分と異なる表現で表示する手段とを設けたことを特
    徴とする連続メディア情報の表示・編集装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の連続メディア情報の
    表示・編集装置において、上記複数の連続メディア情報
    を結合して表示した行の次の行から、結合編集前の表示
    状態をウィンドウ表示する手段を設けたことを特徴とす
    る連続メディア情報の表示・編集装置。
  11. 【請求項11】 映像の画像フレームや音声の波形デー
    タ等の連続メディア情報を表示装置の画面上に表示し、
    入力装置から入力される操作指示に基づき上記画面上に
    表示した連続メディア情報の編集処理を行なう処理装置
    の連続メディア情報の表示・編集方法であって、請求項
    1から請求項10のいずれかに記載の各手段による処理
    により、上記連続メディア情報の表示と編集を行なうこ
    とを特徴とする連続メディア情報の表示・編集方法。
  12. 【請求項12】 コンピュータで読み取られ処理される
    データおよびプログラムを記録する記録媒体であって、
    請求項1から請求項10のいずれかに記載の各手段によ
    る上記連続メディア情報の表示と編集のための処理手順
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    たことを特徴とする記録媒体。
JP22117898A 1998-08-05 1998-08-05 連続メディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体 Expired - Fee Related JP3595871B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22117898A JP3595871B2 (ja) 1998-08-05 1998-08-05 連続メディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22117898A JP3595871B2 (ja) 1998-08-05 1998-08-05 連続メディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000059720A true JP2000059720A (ja) 2000-02-25
JP3595871B2 JP3595871B2 (ja) 2004-12-02

Family

ID=16762710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22117898A Expired - Fee Related JP3595871B2 (ja) 1998-08-05 1998-08-05 連続メディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3595871B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000187477A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
US7149408B2 (en) 2001-06-27 2006-12-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for editing video data
US7398002B2 (en) 2001-06-28 2008-07-08 Corel Tw Corp. Video editing method and device for editing a video project
JP2011229101A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム、データ処理方法、プログラムおよび記録媒体
WO2013014836A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 パナソニック株式会社 動画編集装置、動画編集方法、プログラムおよび集積回路
JP2013038662A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Canon Inc 画像処理装置、方法及びプログラム
US8587731B2 (en) 2008-01-25 2013-11-19 Nec Display Solutions, Ltd. Projection display device and caption display method

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000187477A (ja) * 1998-12-24 2000-07-04 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置及び画像処理方法
US7149408B2 (en) 2001-06-27 2006-12-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for editing video data
US7398002B2 (en) 2001-06-28 2008-07-08 Corel Tw Corp. Video editing method and device for editing a video project
US8587731B2 (en) 2008-01-25 2013-11-19 Nec Display Solutions, Ltd. Projection display device and caption display method
JP2011229101A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理システム、データ処理方法、プログラムおよび記録媒体
WO2013014836A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 パナソニック株式会社 動画編集装置、動画編集方法、プログラムおよび集積回路
CN103125120A (zh) * 2011-07-26 2013-05-29 松下电器产业株式会社 动画编辑装置、动画编辑方法、程序以及集成电路
US8855472B2 (en) 2011-07-26 2014-10-07 Panasonic Corporation Video editing apparatus, video editing method, program, and integrated circuit
JPWO2013014836A1 (ja) * 2011-07-26 2015-02-23 パナソニック株式会社 動画編集装置、動画編集方法、プログラムおよび集積回路
CN103125120B (zh) * 2011-07-26 2015-12-09 松下电器产业株式会社 动画编辑装置、动画编辑方法、程序以及集成电路
JP2013038662A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Canon Inc 画像処理装置、方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3595871B2 (ja) 2004-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3892342B2 (ja) ビデオプロジェクトを編集するためのビデオ編集方法および装置
US6469711B2 (en) Graphical user interface for a video editing system
Casares et al. Simplifying video editing using metadata
US6584463B2 (en) Video searching method, apparatus, and program product, producing a group image file from images extracted at predetermined intervals
US6571054B1 (en) Method for creating and utilizing electronic image book and recording medium having recorded therein a program for implementing the method
EP2127368B1 (en) Concurrent presentation of video segments enabling rapid video file comprehension
JP4065142B2 (ja) オーサリング装置およびオーサリング方法
US5513306A (en) Temporal event viewing and editing system
US6747674B1 (en) Image processing apparatus, image processing method, and information providing medium
JPH05282379A (ja) 動画像の管理方法及び管理装置
JP2007533271A (ja) テレビジョン・ニュースのためのオーディオビジュアル作業および対応するテキストの編集システム
JPH1175150A (ja) 動画像編集方法及び動画像編集装置並びに動画像編集動作を実行するためのプログラムを記録した記録媒体
JP3574606B2 (ja) 映像の階層的管理方法および階層的管理装置並びに階層的管理プログラムを記録した記録媒体
EP0916136B1 (en) Graphical user interface for a motion video planning and editing system for a computer
US6272279B1 (en) Editing method of moving images, editing apparatus and storage medium storing its editing method program
JP3096280B2 (ja) 電子映像文書作成利用方法及びプログラム格納媒体
JPH11220689A (ja) 映像ソフト処理装置及び同処理プログラム記録記憶媒体
JP3595871B2 (ja) 連続メディア情報の表示・編集装置と連続メディア情報の表示・編集方法およびその処理手順を記録した記録媒体
JPH05183863A (ja) 動画像編集装置
JP2001238172A (ja) 映像構造編集装置、構造要素再構成装置およびその装置の各手段としてコンピュータを実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP4021449B2 (ja) 動画像編集方法および動画像編集装置
JP2005318618A (ja) 動画像管理装置及び方法
JP3496866B2 (ja) マンガ型映像編集方法及び装置ならびに該編集方法を記録した記録媒体
JPH0512406A (ja) 動画データ作成方法
JP2000251450A (ja) 画像検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040810

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090917

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100917

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110917

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120917

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees