JP2005320669A - 靴下 - Google Patents

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Abstract

【課題】保湿クリームを塗布するという面倒な作業と時間の浪費を回避でき、足への簡単な装着と十分な保湿作用を、短時間で実現可能にする。
【解決手段】少なくとも足首付近より下方の足部を包む長さにし、全体を非通気性で肉薄の弾性素材から構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、靴下に係り、特に、足部への着用によって踵部の乾燥を防止し、皮膚に潤いを与え、角質化を予防して、足裏表皮の全体を滑らかに保つのに利用する靴下に関する。
皮膚は全身を覆い、外部からのさまざまな刺激や障害あるいは乾燥から生体を保護する役目がある。皮膚を構成する表皮の最外層は角質と呼ばれて、外部からの物理的、化学的刺激に対する防護壁となっている。また、これらの刺激を受けながら表皮は硬化し、角質層に変化する(角質化する)。
この角質層の細胞は次々に生まれ、古いものが離脱していくが、空気が乾燥する冬期において特に顕著に硬化し、カサカサに表面が荒れるほか、乾燥が進むと遂にはヒビ割れを生じ、割れ目から出血するなどして痛みを覚えることさえある。
このような角質化を一時ではあるが抑制するため、これまでは尿素系の軟膏剤や保湿クリームと呼ばれる角質改善に有効な成分を持つ薬剤を、足裏の角質部に直接塗り付けることが行われている(例えば、特許文献1参照)。
また、角質化が特に顕著に現れる部位、例えば足の踵や指先に対応する部位のみを非通気性素材で被った靴下または非通気加工処理した靴下について、種々の提案がなされている。これによれば、踵などの、足の一部の部分乾燥を防止できる(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−147820号公報 特開平11−256402号公報
しかしながら、前記保湿クリームは、皮膚の必要部位に単に塗布するのみで、角質化の防止に時間が掛かる。また、歩行によって保湿クリームが靴下や床に付着し、角質改善前に足裏の保湿効果が得られなくなるという不都合がある。
また、保湿効果を継続させるためには、繰り返し保湿クリームを塗り返さなければならず、その作業が面倒で時間がかかるという不都合があった。
このため、保湿クリームは、一般に歩行しない就寝時に足裏に塗布される。この場合、布団などの寝具に保湿クリームが付着し、この寝具を汚してしまうなどの問題があった。
一方、踵などに対応する部位のみ非通気性素材で被った前記靴下にあっては、非通気性素材がない部分では靴下が通気性を持つため、この靴下を長時間着用しているにも拘らず、非通気性素材による保湿作用が減退してしまい、角質層を柔らかくするのに長時間を要するという問題があった。また、この靴下の構成上、非通気性素材がある部位とない部位との境目に段差ができ、履き心地や耐久性が悪いという問題があった。
本発明は前記のような従来の問題点に着目してなされたものであり、保湿クリームを足裏に塗布するという面倒な作業と時間の浪費を回避できるとともに、足への簡単な装着作業によって、十分な保湿効果が短時間で得られる角質予防および角質防止が可能な靴下を得ることを目的とする。
前記目的達成のために、請求項1の発明にかかる靴下は、少なくとも足首付近より下方の足部を包む長さを有し、全体が非通気性で肉薄の弾性素材からなることを特徴とする。
これにより、靴下を足に履いたとき、この靴下が自身の弾性により、人の足首付近から下方に亘って密着し、この足首付近から下方を気密状態に保持する。このため、この密着により、足首付近の皮膚呼吸によって発汗が促され、足指の先端や付け根、踵を含む足裏の角質に速やかに湿り気を与え、足裏全体の表皮を滑らかにすることができる。
また、請求項2の発明にかかる靴下は、前記弾性素材として塩化ビニール樹脂を用いたことを特徴とする。
これにより、柔軟性および弾性に富み、人の足首付近から下方に密着する強靭な靴下を、安価かつ大量に生産することができる。
また、請求項3の発明にかかる靴下は、前記弾性素材として、カッタまたは挟みにより切断可能な厚みおよび硬さを持つことを特徴とする。
これにより、負傷部位の治療や水虫対策などで保湿を避けたい指先などの部位を切断して、通気性を確保することができ、保湿用途の靴下の応用範囲を拡張することができる。この場合に、切断されて残った部位は依然として足に密着しているため、この密着部位の保湿効果が失われることはない。
さらに、請求項1〜3の発明にかかる靴下によれば、保湿クリームの併用により、保湿効果をさらに高めることができるとともに、保湿クリームが床や畳、布団などに付着し、これらを汚すのを未然に回避できる。さらに、足を捻挫した場合などに、包帯を巻いた状態で入浴する場合にも役立つ。この場合に、包帯止めも不必要となる。
本発明によれば、靴下が、これを着用した人の足首付近から下方の足部分に柔軟に密着するため、密着した部位の足の皮膚が速やかに湿気を帯び、皮膚の保湿効果を高めることができる。この結果、皮膚のカサカサが解消し、滑らかで美しい足裏の表皮を、簡単かつローコストに維持可能になる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態による靴下を示す斜視図である。同図において、靴下1は、少なくとも人の足首付近より下方の足部を包む長さとサイズを有する。なお、必要に応じ、脚部のすね(脛)に及ぶ長さとすることもできる。
また、この靴下1は、人が足に履くものであるところから、全体として人の足の形状、さらには脚部のすねに至るまでの形状に略合致する形状とすることが望ましい。単に長い袋形状とした場合には、靴下自体が人の足や脚の一部(例えば、踵付近)によって大きなストレスを受け、その足や脚の他の部位に密着しなくなったり、靴下の耐久性を劣化させたりするからである。
従って、図示の通り、靴下1の全体が人の足形に近い略「く」の字状に形成され、踵部2が形成されている。また、上端には、人の足を挿入するための開口部3が設けられ、この開口部3周縁は、他の部位より肉厚のリング縁部4とされている。このリング縁部4は、靴下1の履きやすさと、開口部3からの亀裂発生の防止に役立つ。
さらに、靴下1は、全体が非通気性で肉薄の柔らかい弾性素材で形成されている。これにより、この靴下1を足に履いたとき、足部や脚部に所定のフィット感、密着感が得られることとなる。この靴下1が、人の足部や脚部の肌に触れる部分に対する通気を遮断する。なお、この靴下1は柔らかく弾性を持つところから、そのままでは足にスムースに履くことが難しい場合がある。この場合には、靴下1の内面に、石ろうの粉末など、各種の潤滑剤を付着させておくことが望ましい。これにより、足を靴下1内に滑るように挿入でき、この挿入に続いて快適なフィット感が得られることとなる。
靴下1の前記弾性素材としては、天然ゴムや合成ゴムのほか、合成樹脂が用いられる。天然ゴムは、ある程度の強度、弾性を持つものの、本実施の形態のように、肉薄(または極薄)とした場合には、強靭性、耐久性が弱まる場合が考えられる。このため、強度が高く、安価に入手可能な合成ゴムが利用しやすい。
また、今日では、前記のような非通気性、伸縮性、強靭性のほか、耐薬品性、耐熱性を備えた合成樹脂が開発、実用化されている。本発明では、このような合成樹脂を用いて形成することもできる。従って、この発明の靴下1に用いる合成樹脂として、例えば軟質の塩化ビニール、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン、ビニール等を用いる。
前記素材からなる靴下1は、例えば人の足の模型である足型を、槽内で溶融した前記素材液の中に浸漬し、所定時間後に槽内から引き上げ、この引き上げられた足型から、この足型に付着した皮膜状体を剥離することにより、簡単に得られる。また、このようにして得られる靴下1は全体として、図2に示すように肉薄であり、材料費、製造費とともに低く抑えられる。従って、この靴下1は、ユーザ自身がカッタや鋏を用いて、容易に切断可能である。
また、このような浸漬方法を利用すれば、足型として「指」があるようなものを用いることで、図3に示すような親指部5とその他の指部6を持つものを、前記同様に簡単かつローコストに成形することができる。また、必要に応じ、その他の指部6を4本に分けて、別々に形成することも可能である。
このようにして得られた靴下1は、全体として柔軟であり、これの開口部3から人の足の指部から差し入れて履き込むことにより、この靴下1は足に密にフィットする。つまり、足の土踏まず、踵部、足部、甲部、脚部に密着し、この密着部分の保湿効果を具現する。
従って、この靴下1を足に履くだけで、足全体の発汗が促され、足の裏、特に乾燥した踵部のカサカサに対し、迅速かつ確実に人体から発生する湿気を浸潤(保湿)させることが可能になり、角質を速やかに柔らかく、かつ滑らかに保つことができる。従って、この靴下1を履くだけで、踵のひび割れを、冬期の乾燥期にも滑らかに修復することができる。
なお、この靴下1は、就寝時等のように歩行しない時間(数時間)に履くことで、踵のカサカサを見違えるように滑らかにすることが、実験によって確かめられた。
また、保湿クリームを併用すれば、保湿効果をさらに高めることができる。この場合に、靴下1は、保湿クリームが歩行時に床や畳、さらにはスリッパなどの履物などに付着したり、就寝時に布団などの寝具に付着したりして、これらを汚すのを未然に回避することができる。
さらに、この靴下1は、足や脚を捻挫で痛めた場合などに、包帯を巻いた足に履くことにより、入浴時に患部が直接加温されたり、濡れたりするのを防止できる。
また、この靴下1は、肉薄(極薄)であり、一般ユーザが鋏などで任意かつ容易に切断できる。このため、保湿の必要がない部位、保湿を避けなければならない部位、例えば水虫の治療部位に対応する部分を切り取ることで、これらの部位に臨む表皮のみを乾燥可能とすることもできる。
さらに、この靴下1を足袋形にしたり、靴下1自体に着色を施したり、図柄を入れたりすることで、商品としての趣味性、趣向性を高め、老若男女がこれらの色や図柄を選んで、楽しみながら着用することができる。
なお、前記においては、冬季の保湿を中心に述べたが、サンダルやミュールを裸足で履く冬以外の季節でも、踵のカサカサは生じるものであり、このような使用形態にても、本発明の靴下1を使用することは極めて有益である。
このように、本発明の靴下1は、少なくとも足首付近より下方の足部を包む長さを有し、全体を非通気性で肉薄の弾性素材により形成したことにより、それ自身の弾性により、人の足首付近から下方に密着し、この足首付近から下方を気密状態にするように足首付近を被う。したがって、足首付近の皮膚呼吸による湿気、汗の発生を促進し、指の先端や付け根を含む足裏全体の角質層を柔軟にし、速やかに足裏の表皮を滑らかにすることができる。
本発明の実施の形態による靴下を示す斜視図である。 図1に示す靴下のX−X線断面図である。 本発明の実施の、他の形態による靴下を示す斜視図である。
符号の説明
1…靴下
2…踵部
3…開口部
4…リング縁部
5…親指部
6…他の指部

Claims (3)

  1. 少なくとも足首付近より下方の足部を包む長さを有し、全体が非通気性で肉薄の弾性素材からなることを特徴とする靴下。
  2. 前記弾性素材が、塩化ビニール樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の靴下。
  3. 前記弾性素材が、カッタまたは鋏で切断可能な厚みおよび硬さを持つことを特徴とする請求項1に記載の靴下。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014136858A (ja) * 2013-01-15 2014-07-28 Tzong-Dar Wu 防水通気ソックスの製造方法及びその製品

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