JP2005320663A - インクジェット捺染方法及びインクジェット捺染物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクジェット捺染方法において、洗濯堅牢性が十分にあり、かつ、画像形成外への汚染がほとんどない捺染物が得られる捺染方法および捺染物を提供する。
【解決手段】 含窒素カチオン性物質を含む処理液を布帛の画像形成領域にインクジェット塗布し、次いで、該画像形成領域の上に、アニオン性基を有する分散剤および顔料またはアニオン性基を有する顔料を含むインクでインクジェット記録し、さらに該画像形成領域上に、熱可塑性の疎水性樹脂を含む処理液を付与した後、加熱定着することによって、上記課題は達成される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、インクジェット記録方法、特に顔料インクを用いたインクジェット捺染方法及びこれにより得られた捺染物に関する。
従来、インクジェット記録方法を利用した捺染方法において、染料インクが用いられてきた。染料インクを使用する場合、染料には各種の色合いの色素化合物があることから、色調に優れた鮮明な図柄を、布帛に現出することができるという利点を有する。しかし、染色した後に染料を繊維へ定着させるために、布帛に対して染料インクに含まれる染料に応じた方法で後処理を施さなければならない。そのため、工程数が増え、コスト増につながり、また廃液処理が不可欠であるなど生産性の問題や環境汚染に対する考慮も必要となる。
顔料インクを使用する場合は、一般に染料インクを使用する場合に比べて色調や鮮明性などに劣るものの、顔料自身の耐光性、耐水性が優れている。また、顔料インクを用いたインクジェット染色では、染料インクを用いた場合と比較すると布帛に対する煩雑な後処理が不要であるといった利点を有する。このようなことから、現在、顔料インクを用いるインクジェット捺染方法が注目されている。
そのような顔料インクを用いるインクジェット捺染方法として、水溶性金属塩とカチオン系化合物の少なくとも1種と非イオン性水溶性高分子と非イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤とを含有する布帛に染色する方法(例えば、特許文献1参照)、カチオン系樹脂と2価〜3価の金属イオンで処理した布帛を顔料インクで染色する方法(例えば、特許文献2参照)、疎水性低分子化合物とカチオン樹脂を付与した布帛を顔料インクで染色し熱処理を施して被膜を形成する方法(例えば、特許文献3参照)等が知られており、画像の鮮明性、耐水性、摩擦性等を向上させることが行われている。
これらは、カチオン系物質を含むインク受容層を形成することで顔料の定着性を高めているが、洗濯堅牢性が十分でない。また、いずれの場合も、汚れや、色落ちのし易い衣服などと共に洗濯をすると、汚れまたは染料等が画像形成した領域以外のところに残存するカチオン性物質に対して染着してしまうことが問題であった。
特開平7−119047号公報 特開2000−226781号公報 特開2001−140174号公報
すなわち、本発明は、インクジェット捺染方法において、洗濯堅牢性が十分にあり、かつ、画像形成外への汚染がほとんどない捺染物が得られる捺染方法および捺染物を提供することにある。
前記の目的は以下の手段によって達成される。
すなわち、本発明は、少なくとも下記工程からなることを特徴とするインクジェット捺染方法である:
(1)含窒素カチオン性物質を含む処理液(以下、処理液A)を、布帛の画像形成領域にインクジェット方式にて付与する第一工程、
(2)第一工程での塗布領域の上に、アニオン性基を有する分散剤および顔料またはアニオン性基を有する顔料を含むインクをインクジェット方式にて付与することで、前記布帛上に画像を形成する第二工程、
(3)第二工程で形成した画像の上に、熱可塑性の疎水性樹脂を含む処理液(以下、処理液B)を付与する第三工程、および
(4)前記第一、第二および第三工程により画像形成がなされた布帛を加熱する工程。
含窒素カチオン性物質が、分子量5000以上のカチオン性ポリマーであること、さらに少なくとも1種の他の含窒素カチオン性物質を含んでいること、該他の含窒素カチオン性物質が分子量900以下の低分子カチオン系界面活性剤であること、熱可塑性の疎水性樹脂が、ガラス転移温度−35℃〜45℃のものであることを含む。
また、本発明は、このインクジェット捺染方法により製造されたインクジェット捺染物である。
本発明により、洗濯堅牢性が十分にあり、かつ、画像形成外への汚染がほとんどない捺染物が得られる捺染方法および捺染物が提供される。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のインクジェット捺染方法は、少なくとも、含窒素カチオン性物質を含む処理液Aを、布帛の画像形成領域にインクジェット方式により塗布し(第一工程)、次いで、第一工程での処理液A塗布領域上に、アニオン性基を有する分散剤と顔料或いはアニオン性基を有する顔料を含むインクをインクジェット方式により付与し(第二工程)、更に、第二工程でインクにより形成した画像上に熱可塑性樹脂を含む処理液Bを付与し(第三工程)、その後前記第一、第二および第三工程により画像形成がなされた布帛を加熱する(第四工程)ことを特徴とする。
処理液Aをインクジェット塗布する第一工程は、第二工程での顔料の補足性を高めて布帛への定着性と発色性を向上させること、処理液Bを付与する第三工程は、顔料の表面を被覆して洗濯堅牢性を向上させることが目的である。
なお、第二工程や第三工程で滲みが発生するような場合、これら工程に先立って乾燥等を行ってもよい。
ここで、第一工程を行わず、アニオン性基を有する分散剤と顔料或いはアニオン性基を有する顔料を含むインクをインクジェット記録し(第二工程)、更に、熱可塑性樹脂を含む処理液Bを、第二工程で形成した画像領域上に付与し(第三工程)、その後加熱定着する(第四工程)プロセスでも、比較的優れた洗濯堅牢性が得られる。しかし、この場合、顔料が布帛中に浸透して、滲みや濃度の低下が起こってしまう場合がある。従って、滲みのない高濃度で鮮明性に優れる画質を得るためには、第一工程が必要である。
ここで、本発明の捺染方法について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。
[第一工程]
まず、図7のステップS1において、処理液Aをインクジェット記録方法により布帛の画像形成領域に塗布し、インク受容層を形成する。
処理液Aは、含窒素カチオン性物質、好ましくは高分子量の含窒素カチオン性物質を含有していることが望ましい。なお、この高分子量の含窒素カチオン性物質としては、分子量5000以上のカチオン性ポリマーであることが好ましい。
このカチオン性ポリマーとして、例えば、ポリエチレンイミン、ポリビニルピリジン、ポリジアルキルアミノエチルメタクリレート、ポリジアルキルアミノエチルアクリレート、ポリジアルキルアミノエチルメタクリルアミド、ポリジアルキルアミノエチルアクリルアミド、ポリエポキシアミン、ポリアミドアミン、ジシアンジアミド・ホルマリン縮合物、ジシアンジアミドポリアルキル・ポリアルキレンポリアミン縮合物、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド、ポリビニルアミン、ポリアリルアミン、アクリルアミド・ジアリルアミン塩酸塩共重合体、ジメチルアミンエピクロルヒドリン重縮合物およびこれらの変性物等が挙げられる。分子量5000以上、好ましくは7000以上であることが、アニオン性化合物(顔料、分散剤)を含む捺染インクを保持し、色落ちを効率的に防止することができるので好ましい。
なお、高分子量の含窒素カチオン性物質の処理液A中の濃度として、0.5〜10質量%が好ましい。0.5質量%未満であるとその効果はほとんど得られないことがあり、10質量%を越えると粘度の増加など、ヘッドの目詰まりが起こりやすい。好ましくは、0.6〜7質量%である。
さらに、処理液Aは、高分子量の含窒素カチオン性物質とともに、少なくとも1種の他の含窒素カチオン性物質を含んでいることが好ましい。なお、他の含窒素カチオン性物質としては、分子量900以下の低分子カチオン系界面活性剤であることがより好ましい。
ここで用いうるカチオン系界面活性剤としては、例えば、1〜3級アミンの塩系化合物、具体的には、ラウリルアミン、ステアリルアミン、ロジンアミン等の塩酸塩、酢酸塩等;第4級アンモニウム塩系化合物、具体的には、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、ラウリルジメチルベンジルアンモニウムクロライド、塩化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム等;あるpH領域においてカチオン性を示す両性界面活性剤、具体的には、アミノ酸型両性界面活性剤、ベタイン型化合物等を等電点以下に調整したもの、が挙げられる。中でも分子量900以下であることが好ましい。分子量900以下の低分子カチオン系界面活性剤は、高分子のそれと比較して、界面活性能が高く、アニオン性物質との反応性が高いため、したがってアニオン性基を有する化合物(顔料、分散剤)の補足性に優れる。
なお、処理液A中の低分子カチオン系界面活性剤の濃度としては0.5〜20質量%が適当である。0.5質量%未満であるとその効果はほとんど得られないことがあり、20質量%を越えても性能の向上はなく、コスト高になるだけである。好ましくは、1〜15質量%である。
なお、低分子カチオン系界面活性剤自身は耐水性を持たず、前記布帛上に対して定着しにくい。そこで、高分子の含窒素カチオン性物質(カチオン性ポリマー)とともに使用することによって、布帛への定着性を高めることが出来る。
本発明に用いられる処理液Aの構成成分としては、上記成分のほかに、水、あるいは水と水溶性有機溶剤とからなる液媒体を少なくとも含み、その他、pH調整剤、防黴剤、界面活性剤、水溶性樹脂等の各種添加剤が適宜含有されているものが用いられる。
水溶性有機溶剤としては、例えば、グリコール類、グリコールエーテル類、含窒素溶剤等が挙げられる。
界面活性剤としては、含窒素カチオン性物質のアニオン性化合物の捕捉性を損なわないものが好ましく、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類等の非イオン性界面活性剤が挙げられる。これらの1種又は2種以上を適宜に選択して使用する。
本発明に用いられる布帛は、いずれのものでもよいが、例えば、綿、絹、麻、レーヨン、アセテート、ナイロンもしくはポリエステル繊維からなる布帛、又はこれらの繊維の2種以上からなる混紡布帛が好ましく用いられる。
[第二工程]
次いで、図7のステップS2において、アニオン性基を有する分散剤及び顔料或いはアニオン性基を有する顔料を含むインク(以下、顔料インクともいう)によりインクジェット方式により付与し、顔料インクによる画像を布帛上に形成する。
本発明に用いるインクに含有される色材は顔料とし、そのインクの構成成分としては、アニオン性基を有する化合物(顔料、分散剤)の他、水、あるいは水と水溶性有機溶剤とからなる液媒体を少なくとも含み、その他、pH調整剤、防黴剤、界面活性剤、水溶性樹脂等の各種添加剤が適宜含有されているものが用いられる。なお、顔料がアニオン性基を有するときには、顔料自体が水に分散するので必ずしも分散剤は必要ではないが、必要により分散剤を使用する。
ここで用いる水溶性有機溶剤としては、例えば、グリコール類、グリコールエーテル類、含窒素溶剤等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、脂肪酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂肪油硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類等の非イオン性界面活性剤が挙げられ、これらの1種又は2種以上を適宜に選択して使用することができる。
本発明で使用できる顔料としては、水あるいは水と水溶性用有機溶剤に分散させて、インクとするものならばいずれでもよい。
黒色インクに使用される顔料としては、カーボンブラックが好適であり、具体的には、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック顔料であり、市販品や、別途新たに調製されたものもであっても良い。
有機顔料として、具体的には、トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザエロー、ベンジジンエロー、ピラゾロンレッド等の不溶性アゾ顔料;リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2B等の溶性アゾ顔料;アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーン等の建染染料からの誘導体;フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料;キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ等のキナクリドン系顔料;ペリレンレッド、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料;イソインドリノンエロー、イソインドリノンオレンジ等のイソインドリノン系顔料;ベンズイミダゾロンエロー、ベンズイミダゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンレッド等のイミダゾロン系顔料;ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料;チオインジゴ系顔料、縮合アゾ系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、フラバンスロンエロー、アシルアミドエロー、キノフタロンエロー、ニッケルアゾエロー、銅アゾメチンエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等のその他の顔料が例示できる。
また、有機顔料を、カラーインデックス(C.I.)ナンバーにて示すと:C.I.ピグメントイエロー12、13、14、17、20、24、74、83、86、93、97、109、110、117、120、125、128、137、138、147、148、150、151、153、154、166、168、180、185;C.I.ピグメントオレンジ16、36、43、51、55、59、61、71;C.I.ピグメントレッド9、48、49、52、53、57、97、122、123、149、168、175、176、177、180、192、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240、254、255、272;C.I.ピグメントバイオレット19、23、29、30、37、40、50;C.I.ピグメントブルー15、15:1、15:3、15:4、15:6、22、60、64;C.I.ピグメントグリーン7、36;C.I.ピグメントブラウン23、25、26およびC.I.ピグメントブラック1等が例示できる。
なお、本発明では、白色を捺染により付加することが可能であり、この目的に使用できる白色顔料として、チタンホワイトを挙げることができる。
[第三工程]
更に、図7のステップS3において、熱可塑性の疎水性樹脂を含む処理液Bを、画像形成領域を含む領域に付与する。
熱可塑性の疎水性樹脂を含む処理液Bとしては、例えば、アクリル共重合樹脂、ポリウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニルを主成分とする樹脂等の乳化物が好適に使用できる。通常、顔料捺染に使用されているエストラマーの乳化物であれば、使用可能であるが、一般的にはアクリル共重合樹脂が好適である。なお、疎水性樹脂はそのガラス転移温度が−35℃〜45℃、最も好ましくは−25℃〜20℃であるものが望ましい。ガラス転移温度が−35℃未満のものでは、耐摩耗性が低下し、45℃を超えるものでは接着性や風合いが悪くなる。
疎水性樹脂を付与した布帛を加熱することで布帛、含窒素カチオン性物質、疎水性樹脂、分散剤及び顔料の接着性を高めることが出来る。なお、本工程では布帛に対して疎水性樹脂が、5〜8g/m2になる量を付与する。疎水性樹脂の付与量が5g/m2未満であるとその効果は小さく、8g/m2を越えると布帛の持つ風合いを損なってしまうことがある。好ましくは、6〜7g/m2となる付与量である。
更に、処理液Bは、撥水剤を含有していると好ましい。なお、必要があれば、架橋剤等を添加してもよい。
処理液Bを付与する方法としては、パッド法、スプレー法、プリント法、コーティング法等、公知のいずれの方法でもよく、特に限定されるものではない。また、処理液Bをインクジェット方式により付与してもかまわない。
[第四工程]
第一〜第三工程が終了した後、必要により乾燥し、その後ステップS4において、布帛を加熱することで、布帛に付与された処理液A、インク、処理液Bを定着させる。このときの加熱温度としては、布帛の種類、処理液組成、顔料成分等によって適宜最適されるが、通常100〜200℃、好ましくは120〜160℃が適当である。また、処理時間としては、通常1〜10分で十分であるが、もちろん、処理液A、処理液Bおよび捺染用インクの組合せによって適宜最適の時間を設定する。最後に、必要により、過剰の含窒素カチオン性物質、特に低温の含窒素カチオン性物質、やアニオン性化合物(分散剤、顔料)を除去するために、洗濯することができる。
以上説明した第一〜第四工程により、本発明におけるインクジェット捺染方法が実現される。
〔装置の説明〕
上記第一および第二工程を少なくとも実現可能なインクジェット捺染装置の一例について説明する。インクジェット捺染装置としては従来公知のいずれのものでもよいが、例えば記録ヘッドの室内のインクに記録信号を対応した熱エネルギーを与え、該熱エネルギーにより液滴を発生させる装置が好適に用いられる。
その装置の主要部であるインクジェット記録ヘッドの構成例を図1〜3に示す。
図1および図2において、記録ヘッド12は、液体(インクや処理液等)21を通す溝14を有するガラス、セラミックス又はプラスチック板等からなる溝部材13と、感熱記録に用いられる発熱ヘッド15とを接着して得られる。発熱ヘッド15は酸化シリコン等で形成される保護膜16、アルミニウム電極17−1、17−2、ニクロム等で形成される発熱抵抗体層18、蓄熱層19、アルミナ等の放熱性の良い基板20よりなっている。液体21は吐出オリフィス(微細孔)22まで来ており、圧力Pによりメニスカス23を形成している。今、電極17−1、17−2に電気信号が加わると、発熱ヘッド15のnで示される領域が急激に発熱し、ここに接している液体21に気泡が発生し、その圧力でメニスカス23が突出し、液体21が吐出し、オリフィス22より小滴24となって記録媒体25に向かって飛翔する。
図3は図1、図2に示すヘッドを多数並べたマルチ吐出口ヘッドの外観図である。
このマルチ吐出口ヘッドはマルチ溝26を有するガラス板27と、図1に説明したものと同様な発熱ヘッド28を密着して製作されている。なお、図1は、液体流路に沿ったヘッド12の断面図であり、図2は図1のA−B線での切断面である。
図4は、上記ヘッドを搭載したインクジェット捺染装置の概略を示す斜視図である。
図4において、装置100の給紙位置に挿入された記録媒体(布帛)106は、送りローラ109によってインクジェットユニット(カートリッジ)103による画像形成可能領域へ搬送される。この画像形成可能領域におけるプリント媒体の背面部には、プラテン108が設けられている。
キャリッジ101は、2本のガイド軸104および105によって一定の方向に移動可能な構成となっており、これにより、インクジェットユニット103は画像形成領域を往復走査することができる。キャリッジ101には、後述される各ユニットを搭載することができる。すなわち、複数の色それぞれのインクと処理液Aを付与するインクジェットヘッドと、それぞれのインクジェットヘッドにインク又は処理液Aを供給するためのインクタンクを含むインクジェットユニット103が搭載される。例えば複数の色のインクとしては、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色を用いることができる。なお、必要によりホワイト(W)を設けてもよい。
画像形成は、上記したヘッドの走査と布帛の搬送により実行される。詳しくは、インクジェットヘッドが布帛上を往復走査しながらインクや処理液Aを付与してバンド単位の画像形成を行う走査動作と、走査と走査の間に布帛を搬送する搬送動作とを繰り返することで、布帛の画像形成領域の全域に対する画像形成が実現される。なお、本実施形態では、上述した第一および第二工程を実現するために、布帛に対して処理液Aが先行して付与され、その後、インクが付与される形態になっている。
キャリッジ101が移動可能な領域の左端においては、その下部に後述のワイピング機構等を有した回復系ユニット110が設けられ、非プリント時等に各インクジェットヘッドの吐出口部をキャップすること等が可能となる。この左端位置を各インクジェットヘッドのホームポジションと呼ぶ。
回復系ユニットは、ヘッドの吐出口をキャッピングするためのキャップと、ヘッドの吐出口面をワイピングするためのブレードとを有している。そして、これらキャップおよびブレードは、インク用と処理液用とで別々に設けられている。キャップやブレードが別々に設けられていない場合、インク吐出ヘッド(もしくは処理液吐出用ヘッド)の吐出口面に処理液(もしくはインク)が付着し、その付着面にて両者が反応することで反応物が固着し、吐出不良を招くおそれがある。従って、これらキャップおよびブレードは、インクおよび処理液それぞれで専用のものを設けるようにしている。
107はスイッチ部と表示素子部を示し、スイッチ部はインクジェットプリント装置の電源のオン/オフや各種プリントモードの設定時等に使用され、表示素子部はプリント装置の各種状態を表示するためのものである。
なお、上記では、ヘッドの走査と布帛の搬送を繰り返すことで画像形成を行う形態を示したが、インクジェット記録ヘッドを二次元的に移動可能とし、布帛の画像形成領域の全域に画像形成可能とすることもできる。
図5は、本実施例に係るインクジェット捺染装置の制御構成を示すブロック図である。
図5において、ホストコンピュータから、形成すべき文字や画像のデータ(以下“画像データ”という)がインクジェット捺染装置の受信バッファ401に入力される。また、正しくデータが転送されているかを確認するデータや、捺染装置側の動作状態を知らせるデータが捺染装置側からホストコンピュータに転送される。受信バッファ401に保持された画像データはCPU402の管理のもとでメモリ部403に転送され、そのRAM(ランダムアクセスメモリ)に一時的に格納される。メカコントロール部404は、CPU402からの指令によりキャリッジモータやラインフィードモータ等のメカ部405を駆動する。センサ/SWコントロール部406は、各種センサやSW(スイッチ)からなるセンサ/SW部407からの信号をCPU402に転送する。表示素子コントロール部408は、CPU402からの指令により表示パネル群のLEDや液晶表示素子等からなる表示素子部409を制御する。ヘッドコントロール部410はCPU402からの指令により各インクジェットヘッド200の駆動を制御する。また、ヘッドコントロール部410はインクジェットヘッド200の状態に関して、不図示のセンサによって検出される温度情報等をCPU402に伝える。
図6は、上述したインクジェット捺染装置における回復系ユニット110のワイピング機構の動作を説明する模式図である。
図6に示したインクジェットカートリッジ103は、ヘッドユニット102と各インクタンク120S、120BK1、120BK2(Y,M,Cインク用のタンクの図示は省略)からなり、ヘッドユニット102はインク毎のインクジェットヘッド、すなわち処理液A用ヘッド200S、黒インク用ヘッド200BK1、200BK2、シアンインク用ヘッド200C、マゼンタインク用ヘッド200Mおよびイエローインク用ヘッド200Yからなる。このようなヘッド配列により、布帛に対して、処理液Aをインクよりも先行して付与できるようになる。
図6に示すように、インクジェットヘッドの吐出口面およびその一部を覆うカバープレート表面をワイピングするそれぞれのブレード117および118は、インクジェットヘッド毎に設けられる。これら各ヘッドに対応したブレード117および118は、そのワイピング動作時には一体に動作することができる。すなわち、ブレード117および118は、インクジェットユニット103がホームポジションに位置し、ワイピング動作を行うタイミングでは、吐出口面およびカバープレートにそれぞれ当接できる位置まで上昇し、その後、図中矢印で示されるワイピング方向(インクジェットヘッドの走査方向と直交する方向)に移動して吐出口面およびカバープレート表面をワイピングする。なお、ブレード117および118の退避位置としては、上述の上昇を伴う位置ではなく、ヘッドと干渉しない位置に平行にスライドする位置であってもよい。
なお、以上では、装置構成として、第三および第四工程を実現するための機能を備えない形態について説明したが、本実施形態はこれに限られるものではなく、勿論、これら機能を備えた装置としてもよい。すなわち、第三工程を実現するための機能としては、処理液Aおよびインクが付与された後に処理液Bを付与させる機能を備えるようにすればよく、また、第四工程を実現するための機能としては、処理液A・インク・処理液Bにより画像形成がなされた布帛を加熱定着させるための機能(例えば、ヒータ)を備えるように構成すればよい。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、特に断らない限り「部」は「質量部」を、「%」は「質量%」をいう。
処理液A、処理液B及び捺染用インクの調製は以下のように行った。
処理液A
下記割合で各成分を混合して、処理液Aを得た。
カチオン系界面活性剤(分子量354、固形分50%、商品名;TM−16、三洋化成製)15部、
カチオン性ポリマー(分子量15000、固形分15%、商品名;PAA、日東紡製)4部、
ジエチレングリコール10部、
グリセリン5部、
イソプロピルアルコール10部、および
水56部
処理液B
下記割合で核成分を混合し、処理液Bを得た。
ポリアクリル酸エステル(固形分35%エマルション、商品名;Binder 705(M)、大日精化製)21部、
撥水剤(固形分34%、商品名;パラヂウムSS、大原パラヂウム製)10部、
アセチレノール1部、および
水68部
捺染用インク
下記にて調製した各色の顔料分散液(顔料分10%)を用い、下記配合割合で混合して捺染用インクを得た。
・顔料分散液の調製
シアン (顔料名:C.I.ピグメントブルー15:1)
マゼンタ(顔料名:C.I.ピグメントレッド122)
イエロー(顔料名:C.I.ピグメントイエロー74)
ブラック(顔料名:カーボンブラック)
上記顔料10部を、水90部あるいは水87部と水溶性樹脂(スチレン・アクリル酸共重合体(重量平均分子量7,000))3部の液に分散させ、各色の顔料分散液を得た。
・捺染用インクの調製
上記顔料分散液60部を取り、グリセリン5部、ジエチレングリコール10部及びイソプロピルアルコール10部を加え、水15部で希釈して、粘度3〜5cpsの捺染用インクを得た。
実施例1
布帛として、布をA4大に切り出し、A4版のコピー用紙に両面テープで固定したものを用い、市販のインクジェットカラープリンタBJ−F600(キヤノン製)のインクカートリッジに上記で作成した処理液Aを充填して、布帛の画像形成領域に処理液Aを塗布した。
次いで、上記で作成した捺染用インクを充填したインクカートリッジに取り替え、前記と同機種のプリンターにより、処理液Aを塗布した布帛にカラー画像をインクジェット記録した。
上記で作成した処理液Bを、スプレーガンを用いてカラー画像を形成した上に画像形成領域を含む領域に乾燥重量で約6g/m2になる量を付与した。
その後、コピー用紙を剥がし、ピンテンターを用いて150℃で3.5分間加熱定着を行った。
得られたプリント物を業務用洗濯機ECONOMAT−10D(アサヒ製作所製)にて、洗剤を適量加えた50℃の温水用いて10分間洗濯し、水で10分間すすぎを行った。この洗濯を10回繰り返し行い、洗濯前と10回洗濯後のプリント物のCMYK色濃度をミノルタ製分光光度計で各色測定し、その平均値の減少率(色落ち)を求めた結果、4%であった。また、摩擦性はJISL−0849に準ずる試験を行い、乾燥摩擦で4級、湿潤摩擦で2級が得られた。
比較例1
実施例1において、処理液Bの付与を全く行なわなかった他は実施例1と同様にしてプリント物を得た。色落ち、摩擦性を実施例1と同様に調べたところ、色落ちは19%であり、摩擦性はそれぞれ2級(乾燥摩擦)、1級(湿潤摩擦)であった。
インクジェット記録ヘッドの液体流路に沿った断面図である。 図1の液体流路をA−B面での端面図である。 液体流路を複数配設したマルチ吐出口ヘッドの外観図である。 インクジェット記録ヘッドを組み込んだインクジェット捺染装置の一例の外観図である。 インクジェット捺染装置の制御構成を示すブロック図である。 インクジェット捺染装置におけるワイピングのための機構を説明するための模式図である。 本発明のインクジェット捺染方法の手順を示したフローチャートである。
符号の説明
12 インクジェット記録ヘッド
13 溝部材
14 インク流路(溝)
15 発熱ヘッド
16 発熱ヘッド保護膜
17−1、17−2 アルミニウム電極
18 発熱抵抗体層
19 蓄熱層
20 基板
21 インク
22 吐出オリフィス
23 メニスカス
24 インク液滴
25 記録媒体(布帛)
26 インク吐出孔(マルチ)
27 ガラス板
28 発熱ヘッド(マルチ)
100 インクジェット捺染装置
101 キャリッジ
102 ヘッドユニット
103 インクジェットユニット(カートリッジ)
104、105 ガイド軸
106 記録媒体(布帛)
107 スイッチ部と表示素子部
108 プラテン
109 送りローラ
110 回復系ユニット
117、118 ブレード
120S 処理液A用タンク
120BK1、BK2 黒インク用タンク
200 インクジェットヘッド
200S 処理液A用ヘッド
200BK1、BK2 黒インク用ヘッド
200C シアンインク用ヘッド
200M マゼンタインク用ヘッド
200Y イエローインク用ヘッド
401 受信バッファ
402 CPU
403 メモリ部
404 メカコントロール部
405 メカ部
406 センサ/SWコントロール部
407 センサ/SW部
408 表示素子コントロール部
409 表示素子部
410 ヘッドコントロール部

Claims (7)

  1. 少なくとも下記工程からなることを特徴とするインクジェット捺染方法:
    (1)含窒素カチオン性物質を含む処理液(以下、処理液A)を、布帛の画像形成領域にインクジェット方式により付与する第一工程、
    (2)第一工程での塗布領域の上に、アニオン性基を有する分散剤および顔料またはアニオン性基を有する顔料を含むインクをインクジェット方式により付与し、前記布帛上に画像を形成する第二工程、
    (3)第二工程で形成した画像の上に、熱可塑性の疎水性樹脂を含む処理液(以下、処理液B)を付与する第三工程、および
    (4)前記第一、第二および第三工程により画像形成がなされた布帛を加熱する工程。
  2. 処理液A中の含窒素カチオン性物質が、分子量5000以上のカチオン性ポリマーであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット捺染方法。
  3. 処理液Aが、カチオン性ポリマーの他に少なくとも1種の他の含窒素カチオン性物質を含んでいることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット捺染方法。
  4. 他の含窒素カチオン性物質が分子量900以下の低分子カチオン系界面活性剤であることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット捺染方法。
  5. 熱可塑性の疎水性樹脂がガラス転移温度−35℃〜45℃のものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット捺染方法。
  6. 処理液Bが撥水剤を含むことを特徴する請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット捺染方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェット捺染方法によって製造されるインクジェット捺染物。

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