JP2005319753A - 筒状部材の成形方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】未加硫ゴムなどの摩擦抵抗の大きい帯状部材であっても筒状部材を容易に成形することのできる筒状部材の成形方法及びその装置を提供する。
【解決手段】帯状部材SEが基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aに0時の位置で巻き付けられ、各第1ドラム部材10aにより帯状部材SEは0時の位置から6時の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動し、6時の位置で帯状部材SEが各第1ドラム部材10aから各第2ドラム部材20aに受け渡され、各第2ドラム部材20aにより帯状部材SEは6時の位置から0時(12時)の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動して、帯状部材SEが螺旋状に巻かれ、筒状部材ROが成形される。
【選択図】図1
【解決手段】帯状部材SEが基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aに0時の位置で巻き付けられ、各第1ドラム部材10aにより帯状部材SEは0時の位置から6時の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動し、6時の位置で帯状部材SEが各第1ドラム部材10aから各第2ドラム部材20aに受け渡され、各第2ドラム部材20aにより帯状部材SEは6時の位置から0時(12時)の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動して、帯状部材SEが螺旋状に巻かれ、筒状部材ROが成形される。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば自動車用空気入りタイヤを製造する工程においてベルト部材などのタイヤの構成部材を筒状に形成するため、帯状の未加硫ゴム部材を螺旋状に巻いて筒状部材を形成する筒状部材の成形方法及びその装置に関するものである。
一般に、自動車用空気入りタイヤは、成形ドラムに複数種類の未加硫ゴムからなる構成部材を巻き付けて未加硫タイヤを成形し、未加硫タイヤを加硫型内で加硫成型することにより製造される。ここで、構成部材としてのベルト部材には所定長さに切断された帯状体が用いられ、成形ドラムに他の構成部材とともに巻き付けられる。また、ベルト部材の内部にはベルト部材の長手方向と所定角度をなすように複数本のコード部材が配置されている。このように複数本のコード部材が斜めに配置されたベルト部材は、先ず、幅方向に配置された複数本のコード部材に未加硫ゴム部材を薄く被覆してなるカレンダ部材を成形し、次に、カレンダ部材をカレンダ部材の幅方向と所定角度をなすように斜めに切断した後、切断されたものを帯状に接続し、これをタイヤの種類に合わせて所定長さに切断して成形される。
一方、ベルト部材を成形する方法として、長手方向に配置された複数本のコード部材に未加硫ゴム部材を薄く被覆してなる帯状部材を螺旋状に巻いてタイヤの種類に合わせた所定径の筒状部材を成形し、それを所定幅に切断する方法もある。このように成形された筒状部材の内部には周方向に対して斜めに複数本のコード部材が配置されることとなる。
また、帯状部材を螺旋状に巻くことにより筒状部材を製造する成形方法の一例として、トイレットペーパーなどの芯に使用される紙製の筒状部材の成形方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この紙製の筒状部材は、基端側を固定された芯棒に螺旋状に紙テープを巻き付けることにより筒状部材を成形し、成形された筒状部材を芯棒の先端側に摺動させることにより成形装置から順次送り出して連続的に製造される。
特開平10−337790号公報
しかしながら、紙の代わりに未加硫ゴムなどからなる摩擦抵抗が大きい帯状部材を用いる場合は、帯状部材を螺旋状に巻き付けることにより筒状部材を成形することは可能であるが、成形された筒状部材を芯棒の先端側に摺動させることが困難であり、前述の紙製の筒状部材を成形する方法により未加硫ゴムなどの摩擦抵抗の大きい帯状部材から筒状部材を連続的に製造することはできなかった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、未加硫ゴムなどの摩擦抵抗の大きい帯状部材であっても筒状部材を容易に成形することのできる筒状部材の成形方法及びその装置を提供することにある。
本発明は前記目的を達成するために、周方向に回転する巻付ドラムに帯状部材を螺旋状に巻き付けて筒状部材を成形する筒状部材の成形方法において、互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて配置されることにより巻付ドラムの外周面における周方向の一部を形成する複数の第1ドラム部材と、互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて各第1ドラム部材と交互に配置されることにより巻付ドラムの外周面における周方向の他の部分を形成する第2ドラム部材とをそれぞれ巻付ドラムの周方向に回転させるとともに、各第1ドラム部材及び各第2ドラム部材の一方の各ドラム部材を他方の各ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させ、一方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させながら帯状部材を一方の各ドラム部材に巻付ドラムの径方向に対して所定角度をなすように周方向所定位置から略半周位置まで巻き付けるとともに他方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動し、一方の各ドラム部材及び他方の各ドラム部材をそれぞれ巻付ドラムの径方向に移動して他方の各ドラム部材を一方の各ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させ、他方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させながら帯状部材を巻付ドラムの前記周方向略半周位置から略全周位置まで巻き付けるとともに一方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動するようにしている。
また、本発明は、周方向に回転する巻付ドラムに帯状部材を螺旋状に巻き付けて筒状部材を成形する筒状部材の成形装置において、互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて配置され、巻付ドラムの外周面における周方向の一部を形成する複数の第一ドラム部材と、互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて各第1ドラム部材と交互に配置され、巻付ドラムの外周面における周方向の他の部分を形成する複数の第2ドラム部材と、各第1ドラム部材及び各第2ドラム部材を巻付ドラムの周方向に回転させる回転機構と、巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を各第2ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を各第2ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向内側に位置させる第1拡縮機構と、巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を各第1ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向内側に位置させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を各第1ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させる第2拡縮機構と、巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動させる第1スライド機構と、巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させる第2スライド機構とを備えている。
これにより、巻付ドラムの周方向略半周までは帯状部材が一方の各ドラム部材に巻付ドラムの径方向に対して所定の傾斜角度をなすように巻き付けられ、巻付ドラムの周方向略半周から略全周までは帯状部材が他方の各ドラム部材に巻付ドラムの径方向に対して所定の傾斜角度をなすように巻き付けられる。その際、一方及び他方の各ドラム部材は帯状部材が巻き付けられている時に巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動するため、巻き付けられた帯状部材から筒状部材が成形され、成形された筒状部材は巻付ドラムの軸方向一方に順次送り出される。また、巻付ドラムの周方向略半周までは一方の各ドラム部材を他方の各ドラム部材より巻付ドラム部材の径方向外側に位置させているため他方の各ドラム部材は帯状部材に非接触となり、巻付ドラムの周方向略半周から略全周までは他方の各ドラム部材を一方の各ドラム部材より巻付ドラムの径方向外側に位置させているため一方の各ドラム部材は帯状部材に非接触となり、帯状部材の巻付ドラムの軸方向一方への移動が軸方向他方へ移動する各ドラム部材によって妨げられることがない。
本発明によれば、帯状部材を巻付ドラムの各第1ドラム部材及び各第2ドラム部材に螺旋状に巻くことにより筒状部材を成形し、成形された筒状部材を巻付ドラムの各第1ドラム部材及び各第2ドラム部材に対して摺動させることなく順次送り出すことができるため、例えば未加硫ゴムなどの摩擦抵抗が大きい材料からなる帯状部材を用いて筒状部材を連続的に成形することができる。
図1乃至図11は本発明の一実施形態を示すもので、図1は筒状部材の成形装置の側面断面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は図1のB−B線断面図、図4は図1のC−C線断面図、図5は図1のD−D線断面図、図6は各第1ドラム部材の径方向の移動を示すグラフ、図7は各第1ドラム部材の軸方向の移動を示すグラフ、図8は各第2ドラム部材の径方向の移動を示すグラフ、図9は各第2ドラム部材の軸方向の移動を示すグラフ、図10は筒状部材の成形装置を正面から見た動作説明図、図11は筒状部材の成形装置を上面から見た動作説明図である。
本実施形態の筒状部材の成形装置は、成形装置本体1に一端を固定された固定軸2と、固定軸2の外周に回転自在に支持された回転部材3と、回転部材3の外周側に配置された基端側ドラム10と、回転部材3の外周側に基端側ドラム10よりも固定軸2の先端側に配置されたドラム2としての先端側ドラム20と、回転部材3を回転させるための駆動機構としてのモータ30とを備えている。尚、基端側ドラム10及び先端側ドラム20により巻付ドラムが構成され、基端側ドラム10の外周面により巻付ドラムの外周面の周方向一部が形成され、先端側ドラム20の外周面により巻付ドラムの外周面の周方向他の部分が形成されている。
成形装置本体1は、ベース1aと、ベース1aに対して垂直に設けられた固定部材1bとから構成されている。
固定軸2は、基端側ドラム10及び先端側ドラム20の内側を挿通するように円柱状に形成され、一端が固定部材1bに固定されている。
回転部材3は、固定軸2が内側に挿通されるように形成され、固定軸2の軸方向に複数配置されたベアリング3aによって固定軸2に回動自在に支持されている。また、回転部材3の固定軸2における基端側にはギヤ3bが設けられており、ギヤ3bはモータ30の回転軸に固定されたギヤ30bと噛み合い、モータ30の回転により回転部材3が一定方向に等角速度で回転するようになっている。尚、固定軸2、回転部材3及びモータ30により回転機構が構成されている。
基端側ドラム10は、その周方向に互いに間隔をおいて配置された複数(本実施形態では18個)の第1ドラム部材10aを備え、基端側ドラム10の外周側に位置する各第1ドラム部材10aの外面10bは固定軸2の軸方向に長手を有する長方形に形成されており、基端側ドラム10の外周面が形成されている。また、各第1ドラム部材10aの基端側ドラム10の内周側は各第1ドラム部材10aと同数設けられたスライドベース11によりそれぞれ支持されている。詳しくは、各スライドベース11にはスライド溝11aが設けられており、各第1ドラム部材10aにはスライド溝11aに対応するスライド突部10cが設けられており、スライド溝11a及びスライド突部10cにより各第1ドラム部材10aは各スライドベース11に基端側ドラム10の軸方向に移動自在に支持されている。
各スライドベース11の径方向内側は一対の連結シャフト12の一端にそれぞれ固定されており、各連結シャフト12の他端側は回転部材3の外周面に各連結シャフト12と対応するように設けた複数の孔3cにそれぞれ挿入され、各連結シャフト12が回転部材3により基端側ドラム10の径方向に移動自在に支持されている。また、各連結シャフト12の他端は固定軸2に設けた一対の第1拡縮カム13に当接しており、各連結シャフト12はスプリング12aにより常に第1拡縮カム13に当接するように付勢されている。尚、各スライドベース11及び各連結シャフト12により第1連結部材が構成されている。
前記構造により、各連結シャフト12は回転部材3の回転によって回転部材3と等しい角速度で回転し、各連結シャフト12の一端に固定されている各スライドベース11とともに各第1ドラム部材10aが回転する。このとき、図2及び図6に示すように、回転部材3の回転によって各連結シャフト12は各第1拡縮カム13の外周面の形状に沿って径方向に移動し、これとともに各スライドベース11及び各第1部分ドラム10aが第1拡縮カム13の外周面の形状に沿って径方向に移動する。これにより、基端側ドラム10の外周面は第1拡縮カム13の外周面の形状に沿った形状となる。また、図2に示すように0時の位置から6時の位置までの間で各第1ドラム部材10aを拡大径D1に保持し、6時の位置から0時(12時)の位置までの間で各第1ドラム部材10aを拡大径D1より小さい縮小径D2に保持するように、各第1拡縮カム13が形成されている。
尚、各スライドベース11、各連結シャフト12及び一対の第1拡縮カム13により第1拡縮機構が構成されている。
また、各第1ドラム部材10aの固定軸2の基端側には長孔10dが設けられており、各長孔10dには各第1ドラム部材10aと同数設けられた第1継手部材14の一端が基端側ドラムの径方向に移動自在にそれぞれ連結されている。また、各第1継手部材14はL字型に形成されており、その他端は第1シャフト15の一端にそれぞれ連結され、各第1継手部材14の一部であるL字型に屈曲した屈曲部14aは回転部材3に設けられた支点部3dに基端側ドラムの軸方向に回動自在にそれぞれ支持されている。
また、各第1シャフト15の他端側は回転部材3の外周面に各第1シャフト15と対応するように設けた複数の孔3eに挿入され、各第1シャフト15が回転部材3により基端側ドラム10の径方向に移動自在に支持されている。また、各第1シャフト15の他端は固定軸2に設けた第1スライドカム16に当接しており、各第1シャフト15はスプリング15aにより常に第1スライドカム16に当接するように付勢されている。
前記構造により、各第1シャフト15は回転部材3の回転により回転部材3と等しい角速度で回転し、図3及び図7に示すように、各第1シャフト15は第1スライドカム16の外周面の形状に沿って径方向に移動し、これとともに各第1継手部材14が基端側ドラム10の軸方向に傾動し、各第1継手部材14の一端に連結された各第1ドラム部材10aが各スライドベース11上を基端側ドラム10の軸方向に移動する。また、図3に示すように、0時の位置から6時の位置までの間で各第1ドラム部材10aを固定軸2の基端側から先端側に所定速度で移動し、6時の位置から0時(12時)の位置までの間で各第1ドラム部材10aを固定軸2の先端側から基端側に所定速度で移動するように、第1スライドカム16が形成されている。
尚、第1継手部材14、第1シャフト15及び第1スライドカム16により第1スライド機構が構成されている。
よって、第1拡縮機構及び第1スライド機構により、基端側ドラム10の外周面を形成する各第1ドラム部材10aは回転部材3の回転により回転部材3と等しい角速度で回転し、図1、図2及び図3に示すように0時の位置から6時の位置に回転する時には拡大径D1に保持されながら固定軸2の基端側から先端側に所定速度で移動し、6時の位置から0時(12時)の位置に回転する時には縮小径D2に保持されながら固定軸2の先端側から基端側に移動する。
先端側ドラム20は、その周方向に互いに間隔をおいて配置された複数個(本実施形態では18個)の第2ドラム部材20aを備え、各第2ドラム部材20aは基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aと周方向に交互に配置されており、各第2ドラム部材20aは各第1ドラム部材10aの間に軸方向に挿入可能になっており、先端側ドラム20の外周側に位置する各第2ドラム部材20aの外面20bにより先端側ドラム20の外周面が形成されている。また、先端側ドラム20は基端側ドラム10と同様に第2拡縮機構及び第2スライド機構を有しており、基端側ドラム10と同様に、回転部材3の回転により各第2ドラム部材20aが先端側ドラム20の径方向及び軸方向に移動するようになっている。ただし、先端側ドラム20の場合は基端側ドラム10の場合と異なり、図4に示すように各第2拡縮カム23は各第1拡縮カム13と同一形状で各第1拡縮カム13に対して各ドラム10、20の周方向に180度角度の異なった位置に固定されており、図1に示すように長孔20dは各第2ドラム部材20aの固定軸2における先端側に設けられ、また、第2シャフト25と支点部3gは固定軸2の軸方向に互いに位置を反転させて設けられている。
つまりは、図4及び図8に示すように、0時の位置から6時の位置までの間で各第2ドラム部材20aは縮小径D2に保持され、6時の位置から0時(12時)の位置までの間で各第2ドラム部材20aは拡大径D1に保持されるようになっている。また、図5及び図9に示すように、0時の位置から6時の位置までの間で各第2ドラム部材20aは固定軸2の先端側から基端側に移動し、6時の位置から0時(12時)の位置までの間で各第2ドラム部材20aは固定軸2の基端側から先端側に所定速度で移動するようになっている。また、各第1ドラム部材10aと各第2ドラム部材20aは6時の位置で軸方向に並ぶようになっている。
よって、前述した第2拡縮機構及び第2スライド機構により、先端側ドラム20の外周面を形成する各第2ドラム部材20aは回転部材3の回転により回転部材3と等しい角速度で回転し、図1、図4及び図5に示すように0時の位置から6時の位置に回転する時には縮小径D2に保持されながら固定軸2の先端側から基端側に移動し、6時の位置から0時(12時)の位置に回転する時には拡大径D1に保持されながら固定軸2の基端側から先端側に所定速度で移動する。
尚、先端側ドラム20を構成する回転部材3に設けられた各孔3f、3h、回転部材3に設けられた各支点部3g、各第2ドラム部材20a、各スライドベース21、各連結シャフト22、各スプリング22a、各第2継手部材24、各第2シャフト25及び第2スライドカム26は基端側ドラム10の各構成要素と同様に形成されており、各スライドベース21及び各連結シャフト22により第2連結部材が構成され、各スライドベース21、各連結シャフト22及び一対の第2拡縮カム23により第2拡縮機構が構成され、各第2継手部材24、各第2シャフト25及び第2スライドカム26により第2スライド機構が構成されている。
また、基端側ドラム10と先端側ドラム20の軸方向中央位置の上方には、円柱状のローラ31aと、ローラ31aを各ドラム10、20の径方向に移動させるシリンダ31bとからなる押圧ローラ31が設けられている。
以上のように構成された筒状部材の成形装置によって、内部にコード部材が長手方向に複数本配置された未加硫ゴムからなる帯状部材SEを螺旋状に巻いて自動車用空気入りタイヤの構成部材であるベルト部材などの筒状部材ROを成形する方法について図10及び図11を用いて説明する。
先ず、帯状部材SEを基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aに基端側ドラム10の径方向に対して所定の傾斜角度θをなすように巻き付け、次に、帯状部材SEが巻き付けられた各第1ドラム部材10aが0時の位置から6時の位置まで拡大径D1に保持されて等角速度で回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に所定速度で移動することにより、各第1ドラム部材10aに巻き付けられている帯状部材SEも0時の位置から6時の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動する。このとき、先端側ドラム20の各第2ドラム部材20aが各第1ドラム部材10aの間に軸方向に挿入されるように固定軸2の先端側から基端側に移動するが、このときの各第2ドラム部材20aは縮小径D2に保持されているため、各第2ドラム部材20aは帯状部材SEと非接触となる。
続いて、6時の位置で先端側ドラム20の各第2ドラム部材20aが拡大径D1になり、各第1ドラム部材10aに巻き付けられている帯状部材SEが各第2ドラム部材20aにも巻き付けられる。また、6時の位置を過ぎると基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aが縮小径D2になるため、6時の位置で帯状部材SEが各第1ドラム部材10aから各第2ドラム部材20aに受け渡されることとなる。
続いて、帯状部材SEが巻き付けられた各第2ドラム部材20aが6時の位置から0時(12時)の位置まで拡大径D1に保持されて等角速度で回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に所定速度で移動することにより、帯状部材SEも6時の位置から0時(12時)の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動する。このとき、先端側ドラム20の各第2ドラム部材20aと各第1ドラム部材10aとが固定軸2の軸方向に相対的に移動するが、各第1ドラム10aは縮小径D2に保持されているため、各第1ドラム部材10aは帯状部材SEと非接触となる。
続いて、先端側ドラム20の各第2ドラム部材20aにより0時(12時)の位置で巻かれている帯状部材SEの固定軸2の基端側に位置する一側部と、基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aに0時の位置で巻かれている帯状部材SEの固定軸2の先端側に位置する他側部とが突き合わされる。次に、この突き合わされた部分を押圧ローラ31で押圧することにより、帯状部材SEの一側部と他側部とが未加硫ゴム部材の粘着性により互いに接合し、筒状部材ROが形成される。
次に、形成された筒状部材ROは後から連続して形成される筒状部材ROにより固定軸2の先端側に移動させられる。このとき、先端側ドラム20の各第2ドラム部材20aは0時(12時)の位置を過ぎると縮小径D2になるため、筒状部材ROは各第2ドラム部材20aと非接触となる。
また、前述のように0時(12時)の位置で帯状部材SEの一側部と他側部とを突き合わせる際に、帯状部材の一側部と他側部が互いに重なる量を極力小さくするため、基端側ドラム10に帯状部材SEを巻き付ける所定の傾斜角度θは基端側ドラム10及び先端側ドラム20の拡大径D1と帯状部材SEの幅Wとの関係で式(1)のようにすることが望ましい。このように設定することにより、帯状部材SEの一側部と他側部が互いに重なる量を抑えられ、筒状部材ROにおいて接合部が厚くなり、筒状部材RO全体の肉厚が不均一になることを防止できる。
W=π・D1・sinθ…(1)
また、前述のように設定された帯状部材SEの幅W、基端側ドラム10及び先端側ドラム20の拡大径D1、基端側ドラムに帯状部材SEを巻き付ける所定の傾斜角度θに合わせ、帯状部材SEが基端側ドラム10及び先端側ドラム20により1回転する間に固定軸2の基端側から先端側に移動する量を式(2)に示すように2Lとすることが望ましく、このため、各第1ドラム部材10aの0時の位置から6時の位置までの移動量及び各第2ドラム部材20aの6時の位置から0時(12時)の位置までの移動量はそれぞれLに設定されている。
また、前述のように設定された帯状部材SEの幅W、基端側ドラム10及び先端側ドラム20の拡大径D1、基端側ドラムに帯状部材SEを巻き付ける所定の傾斜角度θに合わせ、帯状部材SEが基端側ドラム10及び先端側ドラム20により1回転する間に固定軸2の基端側から先端側に移動する量を式(2)に示すように2Lとすることが望ましく、このため、各第1ドラム部材10aの0時の位置から6時の位置までの移動量及び各第2ドラム部材20aの6時の位置から0時(12時)の位置までの移動量はそれぞれLに設定されている。
2L=π・D・cosθ…(2)
このように、本実施形態によれば、基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aに0時の位置で帯状部材SEを基端側ドラム10の径方向に対して所定の傾斜角度θをなすように巻き付け、各第1ドラム部材10aに巻き付けられた帯状部材SEは各第1ドラム部材10aにより0時の位置から6時の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動し、6時の位置で帯状部材SEが各第1ドラム部材10aから各第2ドラム部材20aに受け渡され、各第2ドラム部材20aに巻き付けられた帯状部材SEは各第2ドラム部材20aにより6時の位置から0時(12時)の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動し、0時(12時)の位置において各第2ドラム部材20a及び各第1ドラム部材10に巻き付けられた帯状部材SEの一側部と他側部とを突き合わせ、突き合わせた部分を押圧ローラ31により押圧することにより接合し、帯状部材SEから筒状部材ROを形成することができる。
このように、本実施形態によれば、基端側ドラム10の各第1ドラム部材10aに0時の位置で帯状部材SEを基端側ドラム10の径方向に対して所定の傾斜角度θをなすように巻き付け、各第1ドラム部材10aに巻き付けられた帯状部材SEは各第1ドラム部材10aにより0時の位置から6時の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動し、6時の位置で帯状部材SEが各第1ドラム部材10aから各第2ドラム部材20aに受け渡され、各第2ドラム部材20aに巻き付けられた帯状部材SEは各第2ドラム部材20aにより6時の位置から0時(12時)の位置まで回転するとともに固定軸2の基端側から先端側に移動し、0時(12時)の位置において各第2ドラム部材20a及び各第1ドラム部材10に巻き付けられた帯状部材SEの一側部と他側部とを突き合わせ、突き合わせた部分を押圧ローラ31により押圧することにより接合し、帯状部材SEから筒状部材ROを形成することができる。
また、各第1ドラム部材10a及び各第2ドラム部材20aは拡張径D1に保持された状態で帯状部材SEが巻き付けられて固定軸2の基端側から先端側に移動し、縮小径D2に保持されて帯状部材SE及び形成された筒状部材ROに非接触の状態で固定軸2の先端側から基端側に移動するため、帯状部材SE及び形成された筒状部材ROの固定軸2の先端側への移動は固定軸の先端側から基端側に移動する各第1ドラム部材10a及び各第2ドラム部材20aにより阻害されず、形成された筒状部材ROは固定軸2の先端側に順次送り出される。
また、図12及び図13に示すように、各第1ドラム部材10aの0時の位置から6時の位置までの軸方向の移動及び各第2ドラム部材20aの6時の位置から0時(12時)の位置までの軸方向の移動が等速度となるように第1スライドカム16及び第2スライドカム26を形成すると、各第1ドラム部材10a及び各第2ドラム部材20aに巻き付けられた帯状部材SE及び形成された筒状部材ROの固定軸2の先端側への移動がより円滑になる。
尚、本実施形態では基端側ドラム10及び先端側ドラム20の2つのドラムを設けた筒状部材の成形装置を示したが、先端側ドラムの先端側に基端側ドラム10と同じ構成のドラムをさらに設けることも可能である。また、さらにその先端側に先端側ドラム20と同じ構成のドラムを設けることも可能である。つまりは、本実施形態の構成を連続して設けることが可能である。
また、本実施形態では、先端側ドラム20に0時(12時)の位置で巻かれている帯状部材SEの一側部と基端側ドラム10に0時の位置で巻かれている帯状部材SEの他側部とを突き合わせ、突き合わされた部分を押圧ローラ31で押圧することにより帯状部材SEの一側部と他側部とを接合したが、未加硫ゴムなどの粘着性を有する材料であれば突き合わせることにより互いに粘着するため、押圧ローラ31の工程を省くことも可能である。
尚、本実施形態では、未加硫ゴムからなる帯状部材を螺旋状に巻いて自動車用空気入りタイヤの構成部材であるベルト部材などの筒状部材を形成する方法を示したが、本発明はタイヤの構成部材に限らず、例えばホース、ラップなどに用いる紙製の芯、金属製のパイプなど、材質や用途の異なる他の筒状部材を成形する場合にも用いることができる。
また、本実施形態では、各第1ドラム部材10a及び各第2ドラム部材20aを各ドラム部材10、20の径方向及び軸方向に移動させるための第1拡縮機構、第2拡縮機構、第1スライド機構及び第2スライド機構は固定軸2に固定されたカムに当接する各部材を往復運動させる機構を用いて構成したが、第1拡縮機構、第2拡縮機構、第1スライド機構及び第2スライド機構を空圧シリンダ等の往復運動を用いて構成することも可能である。
1…成形装置本体、2…固定軸、3…回転部材、3a…ベアリング、3b…ギヤ、3c…孔、3d…支点部、3e…孔、3f…孔、3g…支点部、3h…孔、10…基端側ドラム、10a…第1ドラム部材、10b…外面、10c…スライド突部、10d…長孔、11…スライドベース、11a…スライド溝、12…第1拡縮カム、12a…スプリング、13…第1拡縮カム、14…第1継手部材、15…第1シャフト、15a…スプリング、16…第1スライドカム、20…先端側ドラム、20a…第2ドラム部材、20b…外面、20c…スライド突部、20d…長孔、21…スライドベース、21a…スライド溝、22…第2拡縮シャフト、22a…スプリング、23…第2拡縮カム、24…第2継手部材、25…第2シャフト、25a…スプリング、26…第2スライドカム、30…モータ、30a…ギヤ、31…押圧ローラ、31a…ローラ、31b…シリンダ、SE…帯状部材、RO…筒状部材、θ…所定の傾斜角度、D1…拡大径、D2…縮小径、W…帯状部材の幅。
Claims (8)
- 周方向に回転する巻付ドラムに帯状部材を螺旋状に巻き付けて筒状部材を成形する筒状部材の成形方法において、
互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて配置されることにより巻付ドラムの外周面における周方向の一部を形成する複数の第1ドラム部材と、互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて各第1ドラム部材と交互に配置されることにより巻付ドラムの外周面における周方向の他の部分を形成する第2ドラム部材とをそれぞれ巻付ドラムの周方向に回転させるとともに、
各第1ドラム部材及び各第2ドラム部材の一方の各ドラム部材を他方の各ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させ、
一方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させながら帯状部材を一方の各ドラム部材に巻付ドラムの径方向に対して所定角度をなすように周方向所定位置から略半周位置まで巻き付けるとともに他方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動し、
一方の各ドラム部材及び他方の各ドラム部材をそれぞれ巻付ドラムの径方向に移動して他方の各ドラム部材を一方の各ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させ、
他方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させながら帯状部材を巻付ドラムの前記周方向略半周位置から略全周位置まで巻き付けるとともに一方の各ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動する
ことを特徴とする筒状部材の成形方法。 - タイヤの材料に用いる未加硫ゴムからなる帯状部材を前記巻付ドラムに巻き付けてタイヤの所定の構成部材となる筒状部材を形成する
ことを特徴とする請求項1記載の筒状部材の成形方法。 - 周方向に回転する巻付ドラムに帯状部材を螺旋状に巻き付けて筒状部材を成形する筒状部材の成形装置において、
互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて配置され、巻付ドラムの外周面における周方向の一部を形成する複数の第一ドラム部材と、
互いに巻付ドラムの周方向に間隔をおいて各第1ドラム部材と交互に配置され、巻付ドラムの外周面における周方向の他の部分を形成する複数の第2ドラム部材と、
各第1ドラム部材及び各第2ドラム部材を巻付ドラムの周方向に回転させる回転機構と、
巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を各第2ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を各第2ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向内側に位置させる第1拡縮機構と、
巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を各第1ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向内側に位置させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を各第1ドラム部材よりも巻付ドラムの径方向外側に位置させる第2拡縮機構と、
巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動させる第1スライド機構と、
巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を巻付ドラムの軸方向他方に向かって移動させ、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって移動させる第2スライド機構とを備えた
ことを特徴とする筒状部材の成形装置。 - 前記回転機構を、巻付ドラムと同軸状に設けられた固定軸と、固定軸に回動自在に支持された回転部材と、回転部材を回転させる駆動機構とから構成し、
回転部材と各第1ドラム部材及び各第2ドラム部材とを一体に回転するように連結した
ことを特徴とする請求項3記載の筒状部材の形成装置。 - 前記第1拡縮機構を、
回転機構の固定軸に固定された第1拡縮カムと、
一端を各第1ドラム部材に巻付ドラムの軸方向に移動自在に連結され、その他端側を回転部材に設けられた孔に巻付ドラムの径方向に移動自在に挿入されて第1拡縮カムの外周面に当接し、回転部材の回転により各第1ドラム部材を第1拡縮カムの外周面に沿って巻付ドラムの径方向に移動させる複数の第1連結部材とから構成し、
前記第2拡縮機構を、
回転機構の固定軸に固定された第2拡縮カムと、
一端を各第2ドラム部材に巻付ドラムの軸方向に移動自在に連結され、その他端側を回転部材に設けられた孔に巻付ドラムの径方向に移動自在に挿入されて第2拡縮カムの外周面に当接し、回転部材の回転により各第2ドラム部材を第2拡縮カムの外周面に沿って巻付ドラムの径方向に移動させる複数の第2連結部材とから構成した
ことを特徴とする請求項3及び4記載の筒状部材の成形装置。 - 前記第1拡縮カムと第2拡縮カムとを同一形状に形成し、第1拡縮カムを第2拡縮カムに対して巻付ドラムの周方向に略180度角度の異なった位置に固定した
ことを特徴とする請求項5記載の筒状部材の成形装置。 - 前記第1スライド機構を、
回転機構の固定軸に固定された第1スライドカムと、
一端を各第1ドラム部材に巻付ドラムの径方向に移動自在にそれぞれ連結され、その一部を回転部材に巻付ドラムの軸方向に回動自在にそれぞれ支持され、その他端を巻付ドラムの径方向に移動されることにより各第1ドラム部材を巻付ドラムの軸方向に移動する複数の第1継手部材と、
一端を各第一継手部材の他端にそれぞれ連結され、その他端を回転部材に設けられた孔に巻付ドラムの径方向に移動自在に挿入されて第1スライドカムの外周面に当接し、回転部材の回転により第1継手部材の他端を第1スライドカムの外周面に沿って巻付ドラムの径方向に移動する複数の第1シャフトとから構成し、
前記第2スライド機構を、
回転機構の固定軸に固定された第2スライドカムと、
一端を各第2ドラム部材に巻付ドラムの径方向に移動自在にそれぞれ連結され、その一部を回転部材に巻付ドラムの軸方向に回動自在にそれぞれ支持され、その他端を巻付ドラムの径方向に移動されることにより各第2ドラム部材を巻付ドラムの軸方向に移動する複数の第2継手部材と、
一端を各第2継手部材の他端にそれぞれ連結され、その他端を回転部材に設けられた孔に巻付ドラムの径方向に移動自在に挿入されて第2スライドカムの外周面に当接し、回転部材の回転により第2継手部材の他端を第2スライドカムの外周面に沿って巻付ドラムの径方向に移動する複数の第2シャフトとから構成した
ことを特徴とする請求項3、4、5または6記載の筒状部材の成形装置。 - 前記第1スライドカムを、巻付ドラムが周方向所定位置から略半周位置まで回転する間は各第1ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって等速度で移動させるように形成し、
前記第2スライドカムを、巻付ドラムが前記周方向略半周位置から略全周位置まで回転する間は各第2ドラム部材を巻付ドラムの軸方向一方に向かって等速度で移動させるように形成した
ことを特徴とする請求項7記載の筒状部材の成形装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004141404A JP2005319753A (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 筒状部材の成形方法及びその装置 |
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JP2004141404A Pending JP2005319753A (ja) | 2004-05-11 | 2004-05-11 | 筒状部材の成形方法及びその装置 |
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- 2004-05-11 JP JP2004141404A patent/JP2005319753A/ja active Pending
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