JP2005319549A - 燃焼式釘打機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ピストン10外周とシリンダ4内壁との間をシールする2個のピストンリング50の開口部51を介してピストン10の上下間が連通して爆発燃焼時の圧力が洩れ打込み力が低下する恐れがあるが、これを改善する。
【解決手段】 前記少なくとも2個のピストンリング50の開口部51が重ならないように開口部51をずらしてピストンリング50を重ねて取付け、ピストン10の上下間が連通しないようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 前記少なくとも2個のピストンリング50の開口部51が重ならないように開口部51をずらしてピストンリング50を重ねて取付け、ピストン10の上下間が連通しないようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は燃焼式釘打機に関する。
燃焼式釘打機は、ハウジング、ハンドル、トリガスイッチ、シリンダヘッド、燃焼室枠、プッシュレバー、シリンダ、ピストン、ドライバブレード、モータ、ファン、ガスボンベ、点火プラグ、排気逆止弁、マガジン、テールカバーとを主に備えている。シリンダヘッドは空気が通過可能な複数の穴を有してハウジングの上方に設けられており、ハンドルはハウジングに固定されトリガスイッチが付設される。燃焼室枠は、ハウジング内においてハウジングの長手方向に移動可能に設けられ、反シリンダヘッド方向にバネ付勢されるが、バネの付勢力に抗して一端がシリンダヘッドに当接可能に設けられる。
プッシュレバーは、ハウジングの他端において移動可能に設けられ、燃焼室枠と連接されている。シリンダは燃焼室枠に連通可能に位置してハウジングに固定され、燃焼室枠の移動を案内すると共に排気穴が形成されている。ピストンはシリンダに対して往復移動可能に設けられ、燃焼室枠の一端がシリンダヘッドに当接した時、シリンダヘッド、燃焼室枠、シリンダのシリンダヘッド側端部と共に燃焼室を画成する。ドライバブレードは、ピストンの反燃焼室側からハウジングの他端部方向に延設されている。モータはシリンダヘッドに支持され、ファンはモータの回転軸に固定されて燃焼室内に位置する。ファンは、燃焼室内で可燃性ガスと空気を混合して燃焼を促進させると共に燃焼室枠がシリンダヘッドから離間した時に、外気をハウジング内に導入して燃焼室枠内を掃気し、またシリンダの外周側を冷却する役割を果たす。ガスボンベはハウジング内に収容され、シリンダヘッドのガス通路を通じて燃焼室内に噴射される可燃性ガスを内含する。点火プラグは燃焼室に臨み可燃性ガスと空気との混合気を着火する。排気逆止弁は排気穴を選択的に遮蔽する。
マガジンは、ハウジングの他端部側に設けられて釘等の止具を収容する。テールカバーは、マガジン内の止具をドライバブレードに対向する位置に給送するためにマガジンとプッシュレバーとの間に設けられている。
燃焼室枠がシリンダヘッドに当接した時に燃焼室を密閉するために、燃焼室枠の上部と密着するシリンダヘッドの所定面と、燃焼室枠の下部と密着するシリンダのシリンダヘッド側端部とには、シール材(シールリング)がそれぞれ設けられている。
プッシュレバーを工作物に押し付け、トリガスイッチをオン操作すると、燃焼室が画成された状態でハウジングに収納されたガスボンベ内の液化ガスが燃焼室内に噴射され、ファンにより空気と可燃性ガスが攪拌混合され、点火プラグによる点火によって混合気が爆発燃焼され、ピストンを駆動してドライバブレードを介して木材等の工作物に釘が打込まれる。爆発燃焼後、所定時間が経過するまでは、燃焼室枠はシリンダヘッドに当接した状態が維持され、燃焼ガスの排気後の排気逆止弁の閉鎖によって燃焼室内が密閉されると共に温度低下による燃焼室内の圧力低下により、燃焼室側で熱真空が得られ、ピストン上下間の圧力差によりピストンを上昇させることができる(例えば特許文献1〜2参照)。
かかる燃焼式釘打機の特徴は、従来の圧縮空気式釘打機のようなコンプレッサとホースを必要とせず操作性が良いことである。
前記ピストン外周とシリンダ内壁とのシールは例えば特許文献3に記載されているように、2個のピストンリングを使って行われている。ピストンリング50は、図3に示す如く、C字状で1個所において開口部51が設けられている。ピストンリング50は図4に示すように、後述するピストン10の2個の溝内に取付けられる。このため2個の開口部51を介して矢印の如くピストン10の上下間が連通してしまい、爆発燃焼時の圧力が洩れる恐れがあった。この結果、打込み力が低下する恐れがあった。
また、打撃後のピストン戻し工程では、上記したようにピストン上面に熱真空を作ってピストン10を戻すが、ピストン上下が連通するのでピストン10上下面間の圧力差が小さくなってしまい、ピストン10の戻り不良となる恐れがあった。
また、打撃後のピストン戻し工程では、上記したようにピストン上面に熱真空を作ってピストン10を戻すが、ピストン上下が連通するのでピストン10上下面間の圧力差が小さくなってしまい、ピストン10の戻り不良となる恐れがあった。
本発明の目的は、上記した欠点をなくし、打込み力が低下する恐れのない釘打機を簡単な構成で提供できるようにすることである。
上記目的は、少なくとも2個のピストンリングの開口部が重ならないように開口部をずらしてピストンリングを重ねて設けることにより達成される。
本発明によれば、少なくとも2個のピストンリングを重ねて設けることにより爆発燃焼時の圧力洩れを防止でき、打込み力の低下を未然に防止できる。またピストンの厚さを薄くすることが可能となり、ピストンの軽量化・低コスト化が図れると共にピストンを確実に戻すことができる等の作用効果を奏し得るようになる。
本発明釘打機の一実施形態を示す図1を参照して釘打機の構成及び動作を説明する。図1に操作前の初期状態を示す。基本的構成は上記した従来技術の欄で説明した構成とほぼ同じであり、燃焼から掃気までの動作も上記説明とほぼ同じであるので簡単に説明する。
本体枠を形成するハウジング14内に固定されたシリンダ4とシリンダヘッド23があり、その中間位置にプッシュレバー21と連接している燃焼室枠15がばね32により付勢されて上下動可能に取付けられている。シリンダ4の上方とシリンダヘッド23下方にシール28、29があるが、流路25、30が外気と連通しており、燃焼室5は密閉されていない。シリンダ4内には、ドライバブレード16が装着されたピストン10が案内支持され、シリンダ4の下方に外側に逆止弁31付き排気穴3が設けられている。燃焼室5内には、モータ8の回転軸8aの先端に装着され、モータ8によって回転されるファン6、ガスボンベ7からの液化可燃性ガスを噴射する噴射口22、点火プラグ9の点火部、突起状のリブ24がある。
ハウジング14のハンドル11にはトリガスイッチ12、またハウジング14内には工具本体が木材27に押し付けられて燃焼室枠15がストローク上端にあることを検出するヘッドスイッチ(図示せず)が設けられている。開口穴34が設けられたヘッドカバー33はシリンダヘッド23の上方に設けられている。
この状態でプッシュレバー21を木材27に押し付けると、上記と同様に燃焼室枠15が上昇し、流路25、30はシール28、29により閉鎖されて、燃焼室5は大気に対し密閉された空間となる。この状態でまず、燃焼室枠15の上昇に連動して燃焼室5内にガスボンベ7内の可燃性ガスが噴射口22より噴射される。燃焼室枠15が最上端にいくとヘッドスイッチがオンし、次いでファン6が回転する。ファン6の回転とリブ24により可燃性ガスと空気が乱流混合攪拌される。ヘッドスイッチかトリガスイッチ12の一方がオンするとファン6が回転を始める。次に、ヘッドスイッチかトリガスイッチ12の他方のスイッチをオンすると火花点火回路により点火プラグ9が点火される。混合気の燃焼・膨張によりピストン10を下方に駆動し、釘を木材27に打込む。ピストン10が下死点近くまで下降すると、シリンダ4の排気穴3がピストン10の上室と連通し、逆止弁31、開口穴17を通して高温・高圧の燃焼ガスが大気に排気され、燃焼室5内の圧力が低下する。この圧力が大気圧まで低下すると、逆止弁31が閉鎖し密閉される。この密閉空間の急冷による熱真空により、燃焼室5が密閉されている間にピストン10が初期位置に戻る。その後工具本体を持ち上げ木材27から離しトリガスイッチ12をオフすると、燃焼室5は密閉を解かれ大気に開放され、ファン6は図示しない制御回路により回転を続けているので燃焼室5内の残燃焼ガスを掃気してから停止し、図1の初期の状態となる。掃気時のファン6による空気の流れは、ヘッドカバー33上方から開口穴34を通り、流路30からファン6を経て燃焼室5に入り、流路25を通り燃焼室5外に出、シリンダ4の外周を流れハウジング14下方の開口穴17から外気へと流れる。なおピストンリング50は図示簡略化のため図4と同様に2個が離れて取付けられているように示したが、実際は後述する如く図2に示すように重ねて取付けられている。
図2は本発明を構成するピストン10とピストンリング50の一実施形態を示す断面図で、少なくとも2個のピストンリング50が開口部51をずらして重ねて取付けられている。
ピストンリング50の開口部51をずらして取付けた結果、ピストン10の上下面間は連通することがなくなり、爆発燃焼時の圧力が2個のピストンリング50の開口部51を介して洩れる恐れはなくなり、打込み力が低下することはなくなると共に熱真空が形成されると上下面間の圧力差が維持されるので、ピストン10は確実に戻されるようになる。またかかる構成とした結果、ピストン10の厚さを薄くすることすなわちピストン10の軽量化が可能となり、ピストン10の戻りが更に容易・確実となる。更にピストン10が軽量化されるので、ピストン10の速度を大きくすることが可能となり、結果として打込みエネルギーを大きくできる等の作用効果を奏し得るようになる。
ピストンリング50の開口部51をずらして取付けた結果、ピストン10の上下面間は連通することがなくなり、爆発燃焼時の圧力が2個のピストンリング50の開口部51を介して洩れる恐れはなくなり、打込み力が低下することはなくなると共に熱真空が形成されると上下面間の圧力差が維持されるので、ピストン10は確実に戻されるようになる。またかかる構成とした結果、ピストン10の厚さを薄くすることすなわちピストン10の軽量化が可能となり、ピストン10の戻りが更に容易・確実となる。更にピストン10が軽量化されるので、ピストン10の速度を大きくすることが可能となり、結果として打込みエネルギーを大きくできる等の作用効果を奏し得るようになる。
3は排気口、4はシリンダ、5は燃焼室、6はファン、7はガスボンベ、8はモータ、9は点火プラグ、10はピストン、14はハウジング、15は燃焼室枠、33はヘッドカバー、34は開口穴、50はピストンリング、51は開口部。
Claims (1)
- シリンダ上方に設けられた燃焼室内で混合された燃料と空気を燃焼させてシリンダ内に移動可能に支持されたピストンを駆動し、ピストンと一体のドライバブレードにより釘を打ち出すと共に1個の開口部を有するピストンリングをピストン外周に少なくとも2個設け、ピストン外周とシリンダ内壁とのシールを維持するようにした燃焼式釘打機であって、
前記少なくとも2個のピストンリングの開口部が重ならないように開口部をずらしてピストンリングを重ねて取付けたことを特徴とする燃焼式釘打機。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004140268A JP2005319549A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 燃焼式釘打機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004140268A Withdrawn JP2005319549A (ja) | 2004-05-10 | 2004-05-10 | 燃焼式釘打機 |
Country Status (2)
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Cited By (1)
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JP2017538595A (ja) * | 2014-12-19 | 2017-12-28 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | 移動可能な燃焼室を有する打込装置 |
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JP3413991B2 (ja) * | 1994-10-14 | 2003-06-09 | 日立工機株式会社 | 打込機のピストン装置 |
US5558264A (en) * | 1995-02-13 | 1996-09-24 | Illinois Tool Works Inc. | Combustion-powered, fastener-driving tool with gas-actuated, fastener-feeding mechanism |
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- 2004-05-10 JP JP2004140268A patent/JP2005319549A/ja not_active Withdrawn
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2005
- 2005-05-09 US US11/124,112 patent/US20050263113A1/en not_active Abandoned
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017538595A (ja) * | 2014-12-19 | 2017-12-28 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | 移動可能な燃焼室を有する打込装置 |
Also Published As
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US20050263113A1 (en) | 2005-12-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070807 |