JP2005319390A - 離型剤希釈供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 離型剤の希釈倍率を簡単に変更できるとともに、希釈倍率が高くても離型剤を正確に希釈できる離型剤希釈供給装置を提供すること。
【解決手段】 混合容器15へ設定した量の工業用水を送給可能な希釈用液体送給手段20と、計量シリンダ31の内部空間32にピストン35のストローク相当分だけ離型剤を吸い込み、当該吸い込んだ離型剤を混合容器15へ吐出可能な離型剤計量送給手段30と、混合容器15内の混合液体の量が設定量よりも減少した場合に送給信号を出力する混合液体残量検出手段60と、送給信号を受けて設定量の離型剤と希釈用液体とが混合容器15に送給されるように希釈用液体送給手段20および離型剤計量送給手段30の駆動手段41を駆動制御する制御手段65とを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、離型剤を工業用水等の希釈用液体で設定希釈倍率に薄め、当該希釈された離型剤を金型用離型剤塗布装置へ供給する離型剤希釈供給装置に関する。
例えば、金属鋳造(ダイカスト鋳造,低圧鋳造等)を行う場合、金型の面には鋳造金属が効果的に流れ、かつ、奇麗に剥がれるように離型剤が塗布される。この離型剤は、金型で成形する部品(鋳造品)に合わせた濃度とする必要があるため、離型剤希釈供給装置を用いて、液状の離型剤を希釈用液体(工業用水等)で設定希釈倍率に薄め、当該希釈された離型剤を金型用離型剤塗布装置へ供給することとされている。
従来の離型剤希釈供給装置の一例として、特許文献1に開示されたものが挙げられる。ここで、特許文献1に係る離型剤希釈供給装置は、図9に示すように、離型原液と工業用水のそれぞれの液体を圧送する2つのポンプ(図示省略)と、各ポンプから送られた2液を圧送状態で合流させることにより混合する混合器6と、この混合器6の下流で更に2液を流路内で完全に攪拌混合する攪拌器7とからなり、混合器6では単位時間当りの流量が所定の値のとき2つの液体の流速が略同一となるように各入口(8,9)の流路径を設定した構成とされている。
特開2003−144877号公報
ところで、上記した特許文献1に係る離型剤希釈供給装置では、離型剤を設定した希釈倍率で正確に希釈することが難しい。これは、混合器6内で離型剤と希釈用液体とは衝突して混ざり合うが、当該混合部分での各液体の流れは不規則であり、かかる不規則な流れが2つの液体の入口(8,9)における流速にも変動を及ぼし、その結果離型剤が不正確な希釈倍率で希釈されてしまうことによると推定される。
現今では、希釈倍率の上限値が例えば800倍という離型剤が開発されており、かかる高希釈倍率で離型剤を希釈するためには離型剤の量を極めて正確に測定できなければならないが、上記した離型剤希釈供給装置では実際上実現不可能である。
ちなみに、特許文献1の段落番号0020に記載されているように、希釈用水が1725cc/minとすると、希釈倍率800倍を実現するには離型剤を2.156cc/minとしなければならないが、例えば離型剤が2cc/minでは、希釈倍率が863倍と大きく狂ってしまう。反対に希釈用水が25cc/min減って1700cc/minとなっても、希釈倍率は798(≒800)である。このように、希釈倍率が大きくなればなるほど、離型剤の量を希釈用水の量に比べて極めて正確に測らなければならないことになる。
本発明の目的は、離型剤の希釈倍率を簡単に変更できるとともに、希釈倍率が高くても離型剤を正確に希釈できる離型剤希釈供給装置を提供することにある。
請求項1の発明は、液状の離型剤を希釈用液体で設定希釈倍率に薄め、当該希釈された離型剤を金型用離型剤塗布装置へ供給する離型剤希釈供給装置において、離型剤を収容する離型剤収容容器と、離型剤と希釈用液体とを収容して混合するための混合容器と、この混合容器へ設定した量の希釈用液体を送給可能な希釈用液体送給手段と、内部空間に離型剤を収容可能な計量シリンダと、この計量シリンダの内部空間に前進・後退可能に設けられたピストンと、このピストンを前進・後退する駆動手段と、ピストンのストロークを変更・設定可能なストローク調整手段とを備え、ピストンを設定ストロークだけ後退させることにより吸込用流路を介して離型剤収容容器内の離型剤を当該設定ストローク相当分だけ計量シリンダの内部空間へ吸い込み可能、かつ、当該ピストンを設定ストロークだけ前進させることにより当該内部空間へ吸い込んだ離型剤を吐出用流路を介して混合容器へ吐出可能な離型剤計量送給手段と、混合容器内の混合液体の量が設定量よりも減少した場合に送給信号を出力する混合液体残量検出手段と、この混合液体残量検出手段から送給信号が出力された場合には、設定量の離型剤と希釈用液体とが混合容器に送給されるように希釈用液体送給手段および離型剤計量送給手段の駆動手段を駆動制御する制御手段と、を具備したものである。
上記請求項1の発明の場合、離型剤は計量シリンダの内部空間にピストンの後退時のストローク相当分だけ吸い込まれ、吸い込まれた離型剤はピストンの前進によって混合容器へ吐出される。ここで、ピストンのストロークは、ストローク調整手段によって正確に設定できるので、離型剤を設定された量(すなわち、ピストンのストローク相当分)だけ正確に混合容器に送ることができる。そのため、混合容器内で、正確に計量された離型剤と希釈用液体送給手段から送られてきた希釈用液体とを混ぜ合わせて、設定希釈倍率の離型剤を正確に生成できる。また、ストローク調整手段によってピストンのストロークを変えれば、混合容器に送られる離型剤の量を容易かつ正確に変更できる。そのため、離型剤の希釈倍率を簡単かつ正確に変更できる。
請求項2の発明は、前記駆動手段が、前記計量シリンダと一体的に設けられ隔壁を挟んで前記内部空間と対向しかつその軸線が当該内部空間の軸線と整合する作動用空間を有する駆動シリンダと、この駆動シリンダの作動用空間に前進・後退可能に設けられた駆動ピストンと、隔壁に設けられた貫通穴に摺動可能に挿入されており一端部が前記ピストンに固定されかつ他端部が駆動ピストンに固定された連結棒と、前記ピストンと隔壁との間の空間部分に作動流体を供給可能および当該隔壁と駆動ピストンとの間の空間部分に作動流体を供給可能な作動流体供給手段と、この作動流体供給手段を制御する制御手段とを備え、前記ピストンと隔壁との間の空間部分に供給した作動流体の圧力で前記ピストンを前進させ、かつ、当該隔壁と前記駆動ピストンとの間の空間部分に供給した作動流体の圧力で前記ピストンを後退させる構成とされたものである。
上記請求項2の発明の場合、請求項1の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、駆動手段の主要部である駆動シリンダが計量シリンダと一体的に設けられているので、より一層の小型化を図ることができる。
請求項3の発明は、前記ストローク調整手段が、前記駆動シリンダの端部に設けられたねじ穴に回転操作自在に螺合するとともに先端部が駆動ピストンを係止可能な調整ボルトからなるものである。
上記請求項3の発明の場合、請求項2の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、調整ボルトを簡単に微小移動してピストンのストロークを一段と正確に変更・設定できる。その結果、混合容器へ送る離型剤の量を一段と正確とでき、希釈倍率が高くても離型剤をより一層正確に希釈できる。
請求項4の発明は、前記吐出用流路を、その終端部が前記混合容器内の混合液体の液面よりも上方に位置するように設けたものである。
上記請求項4の発明の場合、請求項1,2叉は3の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、離型剤は混合容器内に収容された混合液体(離型剤と希釈用液体との混合液体)の液面に落とされることになり、当該液面上に広範囲に拡散する。そのため、攪拌に要する時間を短縮できる。
請求項5の発明は、循環ポンプと、一端部が前記混合容器に開口接続されるとともに他端部が循環ポンプに接続された送り管および一端部が送り管の一端部とは離れた状態で前記混合容器に開口接続されるとともに他端部が循環ポンプに接続された戻し管からなる循環用管路とを備え、この循環ポンプのポンプ力で当該混合容器内の混合液体中に液流を発生させる攪拌手段を設けたものである。
上記請求項5の発明の場合、請求項1〜4までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、離型剤と希釈用液体との混合液体中に空気を取り込むことなく十分に攪拌できる。したがって、離型剤の性能を低下させるバクテリアの発生を抑えることができる。これにより、希釈離型剤の性能低下を一段と効果的に抑えることができる。
請求項6の発明は、前記攪拌手段の循環ポンプを利用して前記混合容器内で希釈された離型剤を前記金型用離型剤塗布装置へ供給する構成とされたものである。
上記請求項6の発明の場合、請求項5の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、構成部品の共用化が図られることにより、より一層の小型化およびコスト低減を達成できる。
請求項7の発明は、前記循環ポンプが、内部に隔壁を介して仕切られ軸線がそれぞれ整合する第1空間と第2空間とを有するシリンダと、このシリンダの第1空間内に前進・後退可能に設けられた第1ピストンと、当該シリンダの第2空間内に前進・後退可能に設けられた第2ピストンと、隔壁に設けられた貫通穴に摺動可能に挿入されており一端部が前記第1ピストンに固定されかつ他端部が第2ピストンに固定された連結棒と、第1ピストンと隔壁との間の空間部分に第1供給路を介して作動流体を供給可能および当該隔壁と第2ピストンとの間の空間部分に第2供給路を介して作動流体を供給可能な作動流体供給手段と、第1ピストンが前進端位置へ到達したことが第1検出センサで検出された場合には第1供給路からの作動流体の供給を停止して第2供給路から作動流体を供給し、かつ、第2ピストンが後進端位置へ到達したことが第2検出センサで検出された場合には第2供給路からの作動流体の供給を停止して第1供給路から作動流体を供給するように作動流体供給手段を切換制御する作動流体制御手段と、シリンダの第1空間側の端部に設けられた第1液流通口と、シリンダの第2空間側の端部に設けられた第2液流通口と、一方の端部がシリンダの第1液流通口および第2液流通口に接続されるとともに他方の端部が前記攪拌手段の送り管に接続された流入専用の液流入路と、一方の端部がシリンダの第1液流通口および第2液流通口に接続されるとともに他方の端部が攪拌手段の戻し管に接続された流出専用の液流出路と、を備えたものである。
上記請求項7の発明の場合、請求項5叉は6の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、循環ポンプが、シリンダ内の第1ピストンと第2ピストンとが連動して往復動することにより、混合液体を送る構成とされているので、この種の液体を送るのに通常使用されるダイヤフラム型のポンプに比べて耐久性に優れているとともにコスト低減を図ることができる。
請求項1の発明によれば、離型剤を計量シリンダ内のピストンのストローク相当分だけ正確に混合容器に送ることができる。そのため、混合容器内で、離型剤を希釈用液体送給手段から送られてきた希釈用液体とを混ぜ合わせて、設定希釈倍率の離型剤を正確に生成できる。また、ストローク調整手段によってピストンのストロークを変えるだけで、混合容器に送られる離型剤の量を変更できる。その結果、離型剤の希釈倍率を簡単に変更できるとともに、希釈倍率が高くても離型剤を正確に希釈できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、駆動手段の主要部である駆動シリンダが計量シリンダと一体的に設けられているので、より一層の小型化を図ることができる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、調整ボルトを簡単に微小移動してピストンのストロークを一段と容易かつ正確に変更・設定できる。
請求項4の発明によれば、請求項1,2叉は3の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、離型剤は混合容器内の混合液体(離型剤と希釈用液体との混合液体)の液面に落とされて当該液面上に広範囲に拡散するので、攪拌に要する時間を短縮できる。
請求項5の発明によれば、請求項1〜4までのいずれか1項に記載の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、離型剤と希釈用液体との混合液体中に空気を取り込むことなく十分に攪拌できるので、離型剤の性能を低下させるバクテリアの発生を抑えることができる。
請求項6の発明によれば、請求項5の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、構成部品の共用化が図られることにより、より一層の小型化およびコスト低減を達成できる。
請求項7の発明によれば、請求項5叉は6の発明の場合と同様な効果を奏し得る他、循環ポンプが、シリンダ内の第1ピストンおよび第2ピストンが連動して往復動することにより、混合液体(離型剤と希釈用液体との混合液体)を送るので、この種の液体搬送に通常使用されるダイヤフラム型のポンプに比べて耐久性に優れているとともにコスト低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本発明に係る離型剤希釈供給装置1は、図1に示すように、離型剤収容容器10と、混合容器15と、希釈用液体送給手段20と、離型剤計量送給手段30と、混合液体残量検出手段60と、制御手段65とを備え、液状の離型剤を希釈用液体で設定希釈倍率(例えば800倍)に薄め、当該希釈された離型剤を金型用離型剤塗布装置(図示省略)へ供給する構成とされている。
この実施形態では、離型剤として、特開2004−18797号公報等で開示された信越化学工業株式会社製の希釈倍率が高い離型剤を使用するものとされている。また、希釈用液体として、工業用水を使用している。工業用水の代わりに水道水を使用してもよい。以下、本離型剤希釈供給装置1の各構成要素について詳述する。
まず、離型剤収容容器10は、液状の離型剤を収容する容器である。また、混合容器15は、離型剤と希釈用液体とを収容して混合するための容器である。
次に、希釈用液体送給手段20は、設定した量の希釈用液体を混合容器へ送給可能に構成されている。この実施形態では、希釈用液体である工業用水の設定量は5000ccとされている。より具体的には、希釈用液体送給手段20は、工業用水源(図示省略)に接続された送水管21と、この送水管21に介装された電磁開閉弁22とを含み、混合容器15内の混合液体が設定量よりも減少した場合に電磁開閉弁22が開いて当該送水管21から混合容器15内へ5000ccの工業用水を送る構成とされている。
離型剤計量送給手段30は、計量シリンダ31と、ピストン35と、駆動手段41と、ストローク調整手段51とを備え、ピストン35を設定ストロークだけ後退(図1中右方向移動)させることにより吸込用流路55を介して離型剤収容容器10内の離型剤を当該設定ストローク相当分だけ計量シリンダ31の内部空間32へ吸い込み可能、かつ、当該ピストン35を設定ストロークだけ前進(図1中左方向移動)させることにより、当該内部空間32へ吸い込んだ離型剤を吐出用流路57を介して混合容器15へ吐出可能に構成されている。
具体的には、計量シリンダ31は、内部空間32に離型剤を収容可能に形成されている。この計量シリンダ31の内部空間32は、円柱形状に形成されている。ピストン35は、計量シリンダ31の内部空間32に前進・後退可能に設けられている。なお、このピストン35の外周面には、図3に示すように、Oリング36が装着されている。
離型剤計量送給手段30の駆動手段41は、ピストン35を前進・後退させる手段である。この実施形態では、駆動手段41は、図1および図3に示すように、計量シリンダ31と一体化された駆動シリンダ42と、駆動ピストン43と、この駆動ピストン43と計量シリンダ31側のピストン35とを連結する連結棒44と、作動流体供給手段46と、この作動流体供給手段46を制御する制御手段65とを備え、ピストン35と隔壁45との間の空間部分に供給した作動流体の圧力でピストン35および駆動ピストン43を前進させ、かつ、当該隔壁45と駆動ピストン43との間の空間部分に供給した作動流体の圧力で両ピストン(35,43)を後退させる構成とされている。
具体的には、駆動シリンダ42は、計量シリンダ31と一体的に設けられており、隔壁45を挟んで当該計量シリンダ31の内部空間32と対向しかつその軸線がピストン35の移動軸線と整合する作動用空間42aを有している。駆動ピストン43は、駆動シリンダ42の作動用空間42aに前進・後退可能に設けられている。連結棒44は、隔壁45の中央部に設けられた貫通穴45aに摺動可能に挿入されており、一端部が上記ピストン35に固定されかつ他端部が駆動ピストン43に固定されている。
作動流体供給手段46は、ピストン35と隔壁45との間の空間部分に作動流体を供給可能および当該隔壁45と駆動ピストン43との間の空間部分に作動流体を供給可能に構成されている。この実施形態では、作動流体は圧縮空気とされている。作動流体供給手段46は、図1に示すように、電磁制御方式の4ポート切換弁47と、上記ピストン35と計量シリンダ31の隔壁45との間の空間部分に空気を供給するための第1供給管48Aと、当該シリンダ31の隔壁45と駆動ピストン43との間の空間部分に空気を供給するための第2供給管48Bと、切換弁47と空気圧力源49とを接続するための空気圧供給管48Cとを含み、切換弁47が切り換えられることにより圧縮空気を第1供給管48Aまたは第2供給管48Bからシリンダ(31,42)側へ供給するものとされている。
次に、ストローク調整手段51は、図3(A)に示すように、ピストン35のストロークを変更可能であり、かつ、設定したストロークを保持可能に構成されている。具体的には、ストローク調整手段51は、駆動シリンダ42の端部42bに設けられたねじ穴42cに回転操作自在に螺合するとともに、先端部52aが駆動ピストン43を係止可能な調整ボルト52から成る。特に、この実施形態では、ピストン35のストロークを一段と迅速かつ正確に設定できるように、調整ボルト52の摘み部53に鍔状の指針部53aを設けるとともに、当該指針部53aに対応して静止体(例えば駆動シリンダ42の端部42b)にスケール54を取付け、当該ピストン35のストロークの設定を一段と容易かつに正確に行えるように構成されている。
なお、離型剤の吸込みに利用される吸込用流路55は、図1に示すように、離型剤吸込管56Aと、この離型剤吸込管56Aに介装された逆止弁56Bとから形成されている。離型剤吸込管56Aは、その一端部が計量シリンダ31の前側端部33に形成された吸込口34Aに接続されているとともに、他端部が離型剤収容容器10内の離型剤中に没するように設けられている。上記逆止弁56Bは、離型剤収容容器10から計量シリンダ31へ向けての離型剤の流れは許容するが逆の流れは阻止するように取り付けられている。
また、吐出用流路57は、離型剤吐出管58Aと、この離型剤吐出管58Aに介装された逆止弁58Bとから形成されている。離型剤吐出管58Aは、その一端部が計量シリンダ31の前側端部33に形成された吐出口34Bに接続されているとともに、他端部(終端部59)が混合容器15内の混合液体の液面よりも上方に位置するように設けられている。上記逆止弁58Bは、計量シリンダ31から混合容器15へ向けての離型剤の流れは許容するが逆の流れは阻止するように取り付けられている。
混合液体残量検出手段60は、上記した混合容器15内の混合液体の量が設定量よりも減少した場合に送給信号を出力する手段である。この実施形態では、混合液体残量検出手段60は、図2に示すように、混合容器15内の混合液体の液面レベルが基準液面レベルL0よりも設定高さHだけ下がった場合に送給信号を出力する液面レベル検出センサ61から形成されている。液面レベル検出センサ61は、上限検出部62と下限検出部63とを有しており、下限検出部63が上記混合液体の液面レベルが基準液面レベルL0よりも設定高さHだけ下がったことを検出した場合に送給信号を出力し、上限検出部62が上記混合液体の液面レベルが上昇して基準液面レベルL0に達したことを検出した場合に送給信号の出力を停止する構成とされている。この実施形態では、基準液面レベルL0は、混合容器15に混合液体を10リットル(10000cc)収容した場合の液面高さである。設定高さHは、混合容器15内の混合液体が5000cc(厳密には5006.25cc)下がった分の高さである。
制御手段65は、図7に示すように、液面レベル検出センサ61の下限検出部63から送給信号が出力された場合に設定量の離型剤と希釈用液体(工業用水)とが混合容器15に送給されるように希釈用液体送給手段20の電磁開閉弁22および離型剤計量送給手段30の駆動手段41を駆動制御する手段である。
ここで、本離型剤希釈供給装置1には、図1および図2に示すように、混合容器15内で離型剤と工業用水とを泡立てない状態(換言すれば空気を混合液体中に取り込まない状態)で十分に攪拌できる攪拌手段70が設けられている。具体的には、攪拌手段70は、循環ポンプ81と、一端部73aが混合容器15の底部に開口接続されるとともに他端部73bが循環ポンプ81に接続された送り管73および一端部72aが送り管73の一端部73aとは離れた状態で混合容器15の底部に開口接続されるとともに他端部72bが循環ポンプ81に接続された戻し管72からなる循環用管路71とを備え、この循環ポンプ81のポンプ力で当該混合容器15内の混合液体中に液流を発生させて攪拌する構成とされている。
この実施形態では、戻し管72は、内径が6mmとされ一端部72aが混合容器15の底部に開口接続された管72Aと、この管72Aに一端部が接続され他端部72bが循環ポンプ81に接続された管72Bとから形成されている。管72Bは、内径が12mmとされている。送り管73は、内径が12mmとされている。
ここで、本離型剤希釈供給装置1では、構成部品の共用化を図って、より一層の小型化およびコスト低減を達成できるように、上記攪拌拌手段70の循環ポンプ71を利用して混合容器15内で十分に攪拌された混合液体(希釈離型剤)の一部を金型用離型剤塗布装置へ供給する構成とされている。具体的には、上記した戻し管72(管72B)には、攪拌済みの混合液体(希釈離型剤)を金型用離型剤塗布装置へ供給するための供給管75が接続されている。ここで、送り管73を介して混合容器15から循環ポンプ81へ流入した混合液体の3/4はポンプ力で供給管75を介して金型用離型剤塗布装置へ供給され、残りの1/4は戻し管72を介して混合容器15へ戻される。
この実施形態では、循環ポンプ81は、図5に示すように、シリンダ82内の2つの空間(83A,83B)でそれぞれピストン(84A,84B)を連動して往復動させることにより、当該各空間(83A,83B)内への混合液体吸込・吐出を連続して行うことにより、ポンプ作用を行うものとされている。
具体的には、循環ポンプ81は、シリンダ82と、2つのピストン(第1ピストン84A,第2ピストン84B)と、両ピストン(84A,84B)を連結する連結棒86と、両ピストン(84A,84B)を前進・後退させるための作動流体をシリンダ82に供給する作動流体供給手段87と、ピストン(84A,84B)が前進端位置および後進端位置のいずれに達したかが検出センサ(91A,91B)によって検出された場合に当該検出結果に基づき作動流体供給手段87を切換え制御する作動流体制御手段101と、シリンダ82の各端部(92A,92B)に設けられた各液流通口(93A,93B)に接続された液流入路94および液流出路97と、を備えた構成とされている。
より具体的には、シリンダ82の内部は隔壁85によって仕切られており、円柱形状の第1空間83Aと第2空間83Bとが形成されている。これらシリンダ82内の両空間(83A,83B)は、同一形状とされており、それぞれの軸線(J1,J2)は整合している。シリンダ82の第1空間83Aには、第1ピストン84Aが往復動(前進・後退)可能に配設されており、第2空間83Bには、第2ピストン84Bが往復動(前進・後退)可能に配設されている。
連結棒86は、隔壁85に設けられた貫通穴85aに摺動可能に挿入されており、一端部が第1ピストン84Aに固定されるとともに、他端部が第2ピストン84Bに固定されている。
作動流体供給手段87は、空気圧力源49、空気圧操作方式の4ポート切換弁89、第1供給路88A、第2供給路88B、空気圧導入管88Cを備え、切換弁49が切換制御されることにより、第1ピストン84Aと隔壁85との間の空間部分に第1供給路88Aを介して作動流体を供給可能、かつ、当該隔壁85と第2ピストン84Bとの間の空間部分に第2供給路88Bを介して作動流体を供給可能に構成されている。この実施形態では、作動流体は圧縮空気とされている。
また、上記したシリンダ82の第1空間83A側の端部92Aには、第1液流通口93Aが設けられている。シリンダ82の第2空間83B側の端部92Bには、第2液流通口93Bが設けられている。液流入路94は、一方の端部がシリンダ82の第1液流通口92Aおよび第2液流通口92Bに接続されるとともに、他方の端部が攪拌手段70の送り管73に接続されている。液流出路97は、一方の端部がシリンダ82の第1液流通口93Aおよび第2液流通口93Bに接続されるとともに、他方の端部が攪拌手段70の戻し管72に接続されている。
ここで、上記した液流入路94には逆止弁96が介装されている。逆止弁96は、シリンダ82へ向けての混合液体の流れは許容するが逆の流れは阻止するように取り付けられている。また、液流出路97には逆止弁99が介装されている。逆止弁99は、シリンダ82から出て行く混合液体の流れは許容するが逆の流れは阻止するように取り付けられている。
上記構成の循環ポンプ81では、作動流体供給手段87の第2供給路88Bを介して圧縮空気が隔壁85と第2ピストン84Bとの間の空間部分に供給されると、第2ピストン84Bは第1ピストン84Aと連動して、図5に示す後進端位置まで後退する。こうした両ピストン(84A,84B)の後退に伴い、シリンダ82の第1空間83A(より詳しくは、第1ピストン84Aと端部92Aとの間の空間部分)には液流入路94等を介して混合液体が流入するとともに、シリンダ82の第2空間83B(第2ピストン84Bと端部92Bとの間の空間部分)からは前回のピストン前進動作で流入していた混合液が当該第2ピストン84Bによって押されて液流出路97等を介して攪拌手段70の戻し管72へ吐出される。
第2検出センサ91Bが、第2ピストン84Bが後進端位置まで後退したことを検出すると、切換弁89が切り換えられ、第2供給路88Bからの圧縮空気の供給が停止され、第1供給路88Aから圧縮空気がシリンダ82内の隔壁85と第1ピストン84Aとの間の空間部分へ供給される,これにより、第1ピストン84Aは第2ピストン84Bと連動して、図6に示す前進端位置まで前進する。こうした両ピストン(84A,84B)の前進に伴い、シリンダ82の第2空間83B(第2ピストン84Bと端部92Bとの間の空間部分)には液流入路94等を介して混合液体が流入するとともに、シリンダ82の第1空間83A(第1ピストン84Aと端部92Aとの間の空間部分)からは前回のピストン後退動作で流入していた混合液が第1ピストン84Aによって押されて液流出路97等を介して攪拌手段70の戻し管72へ吐出される。
こうして、作動流体供給手段87と作動流体制御手段101との協働によって、両ピストン(84A,84B)の前進・後退が繰り返し行われ、その結果、シリンダ82への混合液体流入・吐出が連続して行われる。
次に、この実施形態の作用について説明する。
本離型剤希釈供給装置1を最初に運転する場合には、設定希釈倍率が800倍であるから、手動で離型剤を6.25cc、工業用水を5000cc、混合容器15内に入れ十分に攪拌して希釈離型剤を手動で生成する。この手動による希釈離型剤の生成は、初回のみ必要で2回目以降に装置運転する場合には不要である。また、離型剤の送給量が正確に6.25ccとなるように、ストローク調整手段51を用いて離型剤計量送給手段30のピストン35のストロークを調整する。具体的には、図3(A)に示す調整ボルト52を、指針部53aがスケール54の6.25の目盛に合うように回転操作する。
次に、本離型剤希釈供給装置1の運転スイッチ(図示省略)を押して運転を開始すると、循環ポンプ81が駆動されて、混合容器15内の混合液体は攪拌手段70によって発生した液流によって流動して攪拌され、その一部が供給管75等を介して金型用離型剤塗布装置へ供給されて消費される。
また、運転開始に伴い、計量シリンダ31内のピストン35が前進端位置から設定ストロークだけ後退する(図1はピストン35が後進端位置に達した状態を示す)。このピストン35の後退に伴い、計量シリンダ31の内部空間32には離型剤収容容器10内の離型剤が吸込用流路55を介して吸い込まれて充満する。こうして、計量シリンダ31とピストン35との協働によって、離型剤が正確に設定量(6.25cc)分だけ当該シリンダ31内に収容される。
混合容器15内で生成された希釈離型剤(攪拌済みの混合液体)が消費されて、当該液体の液面レベルが基準液面レベルL0よりも設定高さHだけ下がると、液面レベル検出センサ61が送給信号を出力する。すると、制御手段65は、送給信号を受けて設定量の離型剤と希釈用液体とが混合容器15に送給されるように、希釈用液体送給手段20の電磁開閉弁22および離型剤計量送給手段31の切換弁47を駆動制御する。これにより、上記電磁開閉弁22が開放されて工業用水が混合容器15に送られるとともに、計量シリンダ31内のピストン35が後進端位置から設定ストロークだけ前進する(図2はピストン35が前進端位置に達した状態を示す)。なお、混合容器15内の混合液体の液面が上昇して基準液面レベルL0に達すると、液面レベル検出センサ61は送給信号を出力するのを停止する。これを受けて、制御手段65は、電磁開閉弁22を閉じるとともに、切換弁47を切り換えて第1供給管48Aから圧縮空気を供給するのを停止し、第2供給管48Bから圧縮空気を供給する。これにより、希釈用液体送給手段20からの工業用水の送給が停止するとともに、計量シリンダ31内のピストン35が前進端位置から設定ストロークだけ後退して、当該シリンダ31の内部空間32には離型剤が設定量(6.25cc)吸い込まれる。なお、上記した工業用水の送給が開始されてから停止されるまでの間に、混合容器15には希釈用液体送給手段20から5000ccの工業用水が送られる。そして、離型剤計量送給手段31から6.25ccの離型剤が送られる。
こうして、混合容器15内に新たに収容された離型剤と工業用水とは残存していた混合液体(十分に攪拌されている混合液体)とともに攪拌手段70によって空気を取り込まない状態で十分に攪拌される。なお、混合容器15から金型用離型剤塗布装置へ供給される希釈離型剤(攪拌済みの混合液体)は、上記した残存液体がほとんどであるので、攪拌不足の混合液体が供給されてしまうようなことはない。かかる希釈離型剤が金型に塗布されれば、鋳造金属が効果的に流れ、かつ、奇麗に剥がれるので、成形鋳造品の均質を大幅に向上できる。また、従来にはない高希釈倍率の離型剤であり濃度が極めて薄いので、廃棄処理も簡単に行える。環境の浄化にも役立つ。
而して、本離型剤希釈供給装置1は、離型剤収容容器10と、混合容器15と、希釈用液体送給手段20と、離型剤計量送給手段30と、混合液体残量検出手段60と、制御手段65とを備え、液状の離型剤を工業用水で設定希釈倍率(800倍)に薄め、当該希釈された離型剤を金型用離型剤塗布装置へ供給する構成とされているので、離型剤はピストン35の後退に伴い計量シリンダ31の内部空間32に当該ピストンストローク相当分だけ吸い込まれ、吸い込まれた離型剤はピストン35の前進によって混合容器15へ吐出される。ここで、ピストン35のストローク(後退時および前進時のストローク)は、ストローク調整手段51によって正確に設定できるので、離型剤を設定された量(すなわち、ピストン35のストローク相当分)だけ正確に混合容器15に送ることができる。そのため、混合容器15内で、正確に計量された離型剤と希釈用液体送給手段20から送られてきた工業用水とを混ぜ合わせて、設定希釈倍率の離型剤を正確に生成できる。また、ストローク調整手段51によってピストン35のストロークを変えれば、混合容器15に送られる離型剤の量を容易かつ正確に変更できる。そのため、離型剤の希釈倍率を簡単に変更できる。
また、駆動手段41の主要部である駆動シリンダ42が計量シリンダ31と一体的に設けられているので、より一層の小型化を図ることができる。
また、ストローク調整手段51が調整ボルト52から形成されているので、当該調整ボルト52を微小移動してピストン35のストロークを一段と容易かつ正確に変更・設定できる。
また、攪拌手段70は、離型剤と希釈用液体との混合液体中に空気を取り込むことなく十分に攪拌する構成であるので、離型剤の性能を低下させるバクテリアの発生を抑えることができる。
また、攪拌手段70の循環ポンプ81を利用して混合容器15内で希釈された離型剤を金型用離型剤塗布装置へ供給する構成とされているので、構成部品の共用化が図られることになり、より一層の小型化およびコスト低減を達成できる。
さらに、吐出用流路57の終端部59が混合容器15内の混合液体液面よりも上方に位置するように設けられているので、離型剤は混合液体の液面に落とされて当該液面上に広範囲に拡散する。そのため、攪拌に要する時間を一段と短縮できる。
さらにまた、循環ポンプ81が、シリンダ82内の第1ピストン84Aおよび第2ピストン84Bが連動して往復動することにより混合液体を吸込・吐出する構成であるので、この種の液体搬送に通常使用されるダイヤフラム型のポンプに比べて耐久性に優れているとともにコスト低減を図ることができる。
なお、上記実施形態では、離型剤計量送給手段30の駆動手段を、計量シリンダ31と一体化された駆動シリンダ42を有する空気圧駆動方式としたが、これに限定されるものではなく、例えば、図8(A)に示すように、駆動手段を計量シリンダ31とは別体のシリンダ装置110から構成してもよい。シリンダ装置110のピストンロッド111は、連結棒44Aを介してピストン35に接続されており、当該ピストンロッド111を突出・後退させることにより、計量シリンダ31内のピストン35は前進・後退する。なお、同図(A)において、52Aはストッパで、ピストンロッド111を介してピストン35のストロークを調整する部材である。ストッパ52Aをピストン35の移動方向に変位可能に設置すれば、当該ストッパ52Aがストローク調整手段の機能を果たす。
また、同図(B)に示すように、駆動手段を、ラック・ピニオン機構120から形成してもよい。ラック・ピニオン機構120は、ピストン連結棒44Bの後端部に形成されたラック121と、このラック121と噛合するピニオン122と、このピニオン122を回転駆動する駆動手段123とを含み、ピニオン122を正転・逆転することによりピストン35を前進・後退可能に構成されている。なお、同図(B)において、52Bはストッパで、上記したストッパ52Aと同様な機能を有する。
なお、上記実施形態では、混合液体残量検出手段60を液面レベル検出センサ61から形成したが、これに限定されるものではなく、混合容器15内の混合液体の量が設定量よりも減少した場合に送給信号を出力することができれば、どのように構成してもよい。例えば、混合液体の重量の減少から設定量よりも減少したことを検出し送給信号を出力する構成としてもよい。
また、希釈倍率を800倍としたが、これ以上(例えば、900倍)や以下(例えば100倍)の希釈倍率の離型剤でも、本離型剤希釈供給装置1は適用可能である。
本発明に係る離型剤希釈供給装置の全体構成を説明するための図である。 混合容器へ離型剤および工業用水を送る動作を説明するための図である。 離型剤計量送給手段を説明するための縦断面図である。 離型剤計量送給手段の離型剤吐出動作を説明するための縦断面図である。 循環ポンプを説明するための図である。 循環ポンプの混合液体送り動作を説明するための図である。 制御手段を説明するための図である。 離型剤計量送給手段の変形例を説明するための図である。 従来例を説明するための図である。
符号の説明
1 離型剤希釈供給装置
10 離型剤収容容器
15 混合容器
20 希釈用液体送給手段
21 送水管
22 電磁開閉弁
30 離型剤計量送給手段
31 計量シリンダ
32 内部空間
33 前側端部
34A 吸込口
34B 吐出口
35 ピストン
41 駆動手段
42 駆動シリンダ
42a 作動用空間
43 駆動ピストン
44 連結棒
45 隔壁
46 作動流体供給手段
47 切換弁
48A 第1供給管
48B 第2供給管
48C 空気圧供給管
49 空気圧力源
51 ストローク調整手段
52 調整ボルト
55 吸込用流路
57 吐出用流路
59 終端部
60 混合液体残量検出手段
61 液面レベル検出センサ
65 制御手段
70 攪拌手段
71 循環用管路
75 供給管
81 循環ポンプ
82 シリンダ
83A 第1空間
83B 第2空間
84A 第1ピストン
84B 第2ピストン
85 隔壁
86 連結棒
87 作動流体供給手段
88A 第1供給路

Claims (7)

  1. 液状の離型剤を希釈用液体で設定希釈倍率に薄め、当該希釈された離型剤を金型用離型剤塗布装置へ供給する離型剤希釈供給装置において、
    離型剤を収容する離型剤収容容器と、
    離型剤と希釈用液体とを収容して混合するための混合容器と、
    この混合容器へ設定した量の希釈用液体を送給可能な希釈用液体送給手段と、
    内部空間に離型剤を収容可能な計量シリンダと、この計量シリンダの内部空間に前進・後退可能に設けられたピストンと、このピストンを前進・後退する駆動手段と、ピストンのストロークを変更・設定可能なストローク調整手段とを備え、ピストンを設定ストロークだけ後退させることにより吸込用流路を介して離型剤収容容器内の離型剤を当該設定ストローク相当分だけ計量シリンダの内部空間へ吸い込み可能、かつ、当該ピストンを設定ストロークだけ前進させることにより当該内部空間へ吸い込んだ離型剤を吐出用流路を介して混合容器へ吐出可能な離型剤計量送給手段と、
    混合容器内の混合液体の量が設定量よりも減少した場合に送給信号を出力する混合液体残量検出手段と、
    この混合液体残量検出手段から送給信号が出力された場合には、設定量の離型剤と希釈用液体とが混合容器に送給されるように希釈用液体送給手段および離型剤計量送給手段の駆動手段を駆動制御する制御手段と、
    を具備したことを特徴とする離型剤希釈供給装置。
  2. 前記駆動手段が、前記計量シリンダと一体的に設けられ隔壁を挟んで前記内部空間と対向しかつその軸線が当該内部空間の軸線と整合する作動用空間を有する駆動シリンダと、この駆動シリンダの作動用空間に前進・後退可能に設けられた駆動ピストンと、隔壁に設けられた貫通穴に摺動可能に挿入されており一端部が前記ピストンに固定されかつ他端部が駆動ピストンに固定された連結棒と、前記ピストンと隔壁との間の空間部分に作動流体を供給可能および当該隔壁と駆動ピストンとの間の空間部分に作動流体を供給可能な作動流体供給手段と、この作動流体供給手段を制御する制御手段とを備え、前記ピストンと隔壁との間の空間部分に供給した作動流体の圧力で前記ピストンを前進させ、かつ、当該隔壁と前記駆動ピストンとの間の空間部分に供給した作動流体の圧力で前記ピストンを後退させる構成とされた請求項1記載の離型剤希釈供給装置。
  3. 前記ストローク調整手段が、前記駆動シリンダの端部に設けられたねじ穴に回転操作自在に螺合するとともに先端部が駆動ピストンを係止可能な調整ボルトからなる請求項2記載の離型剤希釈供給装置。
  4. 前記吐出用流路を、その終端部が前記混合容器内の混合液体の液面よりも上方に位置するように設けた請求項1,2叉は3記載の離型剤希釈供給装置。
  5. 循環ポンプと、一端部が前記混合容器に開口接続されるとともに他端部が循環ポンプに接続された送り管および一端部が送り管の一端部とは離れた状態で前記混合容器に開口接続されるとともに他端部が循環ポンプに接続された戻し管からなる循環用管路とを備え、この循環ポンプのポンプ力で当該混合容器内の混合液体中に液流を発生させる攪拌手段を設けた請求項1〜4までのいずれか1項に記載の離型剤希釈供給装置。
  6. 前記攪拌手段の循環ポンプを利用して前記混合容器内で希釈された離型剤を前記金型用離型剤塗布装置へ供給する構成とされた請求項5に記載の離型剤希釈供給装置。
  7. 前記循環ポンプが、内部に隔壁を介して仕切られ軸線がそれぞれ整合する第1空間と第2空間とを有するシリンダと、このシリンダの第1空間内に前進・後退可能に設けられた第1ピストンと、当該シリンダの第2空間内に前進・後退可能に設けられた第2ピストンと、隔壁に設けられた貫通穴に摺動可能に挿入されており一端部が前記第1ピストンに固定されかつ他端部が第2ピストンに固定された連結棒と、第1ピストンと隔壁との間の空間部分に第1供給路を介して作動流体を供給可能および当該隔壁と第2ピストンとの間の空間部分に第2供給路を介して作動流体を供給可能な作動流体供給手段と、第1ピストンが前進端位置へ到達したことが第1検出センサで検出された場合には第1供給路からの作動流体の供給を停止して第2供給路から作動流体を供給し、かつ、第2ピストンが後進端位置へ到達したことが第2検出センサで検出された場合には第2供給路からの作動流体の供給を停止して第1供給路から作動流体を供給するように作動流体供給手段を切換制御する作動流体制御手段と、シリンダの第1空間側の端部に設けられた第1液流通口と、シリンダの第2空間側の端部に設けられた第2液流通口と、一方の端部がシリンダの第1液流通口および第2液流通口に接続されるとともに他方の端部が前記攪拌手段の送り管に接続された流入専用の液流入路と、一方の端部がシリンダの第1液流通口および第2液流通口に接続されるとともに他方の端部が攪拌手段の戻し管に接続された流出専用の液流出路と、
    を備えた請求項5叉は6に記載の離型剤希釈供給装置。
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