JP2005318356A - 車載用無線機 - Google Patents

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JP2005318356A
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Shinji Okada
真治 岡田
Masaki Nakamura
晶己 中村
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Kenwood KK
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Abstract

【課題】本体を大型化することなく、前面側から音が聞き取りやすく、しかも、操作部2および表示部3を大きくすることができる車載用無線機を提供する。
【解決手段】筐体1の前面1bに高音が強調される小径スピーカ5を配置し、筐体1の天面1aに中低音が強調される大径スピーカ6を配置した。
【選択図】 図1

Description

この発明は車載用無線機に係わり、特に、その構造に関する。
従来の車載用無線機の例を図5および図6により説明する。図5は従来の車載用無線機の例を示す斜視図、図6は同車載用無線機を示す断面図である。図に示す筐体1の前面1bには操作部2および表示部3が配置されている。筐体1の天面1aにはスピーカ7が取り付けられている。筐体1の内部には回路基板4が配置されている。
この車載用無線機では筐体1の前面1bに操作部2および表示部3のみが配置されているため、操作部2および表示部3を大きくすることができる。また、スピーカ7は広い筐体1の天面1aに配置されるので、大型のものを用いることができる。
しかしながら、使用者がいる筐体1の前面側に音が届きにくいために、音声が聞き取りにくい場合があった。特開2004−15149号公報に提案されたスピーカの取付構造では筐体の天面にスピーカが取り付けられて、筐体の天面にスリットとフラップが設けられており、スピーカからの音を筐体前面側に届きやすくしているが、高音を十分に聞き取りやすくすることはできなかった。
従来の車載用無線機の他の例を図7および図8により説明する。図7は車載用無線機を示す斜視図、図8は同車載用無線機を示す断面図である。この例では筐体1の前面1bには操作部2、表示部3およびスピーカ7が配置されている。筐体1の内部には回路基板4が配置されている。
この車載用無線機ではスピーカ7が筐体1の前面1bに配置されているため、使用者は車載用無線機からの音声を聞き取りやすいが、筐体1の前面1bの操作部2および表示部3の取り付けスペースがスピーカ7により制限されるため、操作部2および表示部3を小さくしなければならないという問題が発生する。
車載用無線機を大型とすれば、操作部2および表示部3を大きくすることができる。しかしながら、近年、無線機の省スペース化が求められており、車載用無線機を大型とすれば、商品の価値が低くなるという問題があった。
特開2004−15149号公報、要約、図2
この発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、本体を大型化することなく、前面側から音が聞き取りやすく、しかも、操作部および表示部を大きくすることができる車載用無線機を提供することにある。
この発明の車載用無線機は、筐体の前面に小径スピーカを配置し、筐体の天面に大径スピーカを配置したものである。
また、前記車載用無線機において、前記小径スピーカは高音が強調され、前記大径スピーカは低音が強調されるものである。
また、同車載用無線機において、前記小径スピーカは高音が強調され、前記大径スピーカは中音が強調されるものである。
この発明の車載用無線機によれば、筐体の天面に配置された大径スピーカから放射される低域の音は指向性が弱いため前面に回り込む。また、筐体の前面に配置された小径スピーカから放射される高域の音は指向性が強いため主として前面に放射される。
このようにして、大径スピーカと小径スピーカとからの特性を調和させて、車載用無線機の前面にいる使用者は最適の音質の音を視聴できる。また、小径スピーカが筐体の前面に占める面積は小さいので操作部および表示部を大きくすることができる。
以下この発明を実施するための最良の形態を実施例に即して説明する。
図1はこの発明の実施例1である車載用無線機を示す斜視図、図2は同車載用無線機を示す断面図である。図に示す筐体1の前面1bには操作部2および表示部3が配置されている。筐体1の前面1bにはさらに小径スピーカ5が配置されている。筐体1の天面1aには大径スピーカ6が取り付けられている。筐体1の内部には回路基板4が配置されている。
小径スピーカ5が筐体1の前面1bに占める面積は小さいので操作部2および表示部3を大きくすることができる。筐体1の天面1aの面積は広いので大型の大径スピーカ6を取り付けることが可能である。
小径スピーカ5からは高域が強調された音が放射され、大径スピーカ6からは低域が強調された音が放射される。高域の音が指向性が高くスピーカの前方に強く放射される。低域の音は空間全体に広がる特性を持つ。
従って、図3に示すように筐体1の前面1b側にいる使用者には小径スピーカ5および大径スピーカ6双方から音が十分に伝えられる。図4において、小径スピーカ5からの放射音の周波数特性をaで示し、大径スピーカ6からの放射音の周波数特性をbで示している。使用者の位置では小径スピーカ5および大径スピーカ6からの音が合成されてcで示すようにバランスの取れた周波数特性の音が聴取される。
なお、天面1aに配置されるスピーカを中音が強調されるものとすれば、会話の声が聞き取り易いものとなる。
この発明の実施例1である車載用無線機を示す斜視図である。 同車載用無線機を示す断面図である。 同車載用無線機の作用を説明するための概略側面図である。 同車載用無線機のスピーカの出力を示す特性図である。 従来の車載用無線機の例を示す斜視図である。 同車載用無線機を示す断面図である。 従来の車載用無線機の他の例を示す斜視図である。 同車載用無線機を示す断面図である。
符号の説明
1 筐体、1a 天面、1b 前面
2 操作部
3 表示部
4 回路基板
5 小径スピーカ
6 大径スピーカ
7 スピーカ

Claims (3)

  1. 筐体の前面に小径スピーカを配置し、筐体の天面に大径スピーカを配置したことを特徴とする車載用無線機。
  2. 前記小径スピーカは高音が強調され、前記大径スピーカは低音が強調される請求項1の車載用無線機。
  3. 前記小径スピーカは高音が強調され、前記大径スピーカは中音が強調される請求項1の車載用無線機。
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