JP2005317382A - 発光装置、電子機器およびテレビジョン装置 - Google Patents

発光装置、電子機器およびテレビジョン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005317382A
JP2005317382A JP2004134450A JP2004134450A JP2005317382A JP 2005317382 A JP2005317382 A JP 2005317382A JP 2004134450 A JP2004134450 A JP 2004134450A JP 2004134450 A JP2004134450 A JP 2004134450A JP 2005317382 A JP2005317382 A JP 2005317382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
substrate
emitting device
electrode
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2004134450A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005317382A5 (ja
Inventor
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP2004134450A priority Critical patent/JP2005317382A/ja
Publication of JP2005317382A publication Critical patent/JP2005317382A/ja
Publication of JP2005317382A5 publication Critical patent/JP2005317382A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electroluminescent Light Sources (AREA)

Abstract

【課題】 パッシブ型(単純マトリクス型)発光装置において、表示のコントラストを向上させる発光装置の構成を提供する。
【解決手段】本発明は、発光素子が設けられている基板側の画素間にブラックマトリクス(BM)となる黒色の隔壁(逆テーパ形状)を設け、発光素子からの迷光を吸収、または遮蔽することによって表示のコントラストを向上させる。また、下層は反射性を有する金属膜、上層は透明な酸化物導電膜とした積層構造を有するデータ線を有するパッシブマトリクス型発光装置とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電極間に発光性材料を挟んだ素子(以下、発光素子という)を有する装置(以下、発光装置という)およびその作製方法に関する。特に発光性材料としてEL(Electro Luminescence)が得られる発光性材料(以下、EL材料という)を利用した発光素子(以下、EL素子という)を用いた発光装置(以下、EL発光装置)に関する。
EL発光装置は、陽極と陰極との間にEL材料を挟んだ構造のEL素子を有した構造からなる。この陽極と陰極との間に電圧を加えてEL材料中に電流を流することによりキャリアを再結合させて発光させる。即ち、EL発光装置は発光素子自体に発光能力があるため、液晶表示装置に用いるようなバックライトが不要である。さらに視野角が広く、軽量であるという利点をもつ。
パッシブ型(単純マトリクス型)EL発光装置は、ストライプ状(帯状)に並列された複数の陽極と、ストライプ状に並列された複数の陰極とが互いに直交するように設けられており、その交差部にEL材料が挟まれた構造となっている。従って、選択された(電圧が印加された)陽極と選択された陰極との交点にあたる画素が点灯することになる。
従来、有機EL素子を有する有機ELパネルにおいて偏光板又は円偏光板が用いられている。(例えば、特許文献1参照)。これは、表示部に形成される電極に外光が反射して画像の視認性が低下するのを防ぐためである。特に、表示していない状態では、電極が鏡面となり、背景が映り込んでしまう。また、表示を行っている状態でも、コントラストが低下したり、黒色が表示しにくくなる問題がある。
また、単色光に対して1/2波長の位相差を与えるフィルムを積層して、全体として1/2波長板として機能させたり、1/2波長の位相差を与えるフィルムと、1/4波長の位相差を与えるものとを積層して、全体として1/4波長板として機能させたりする積層させた波長板、及びそれらを有する円偏光板に関するものがある(例えば、特許文献2参照)。
また、本出願人は、円偏光フィルムを用いずにEL発光装置の鏡面化を防ぐため、発光素子の陽極または陰極に接して遮光膜が設けられた構造を特許文献3に記載している。なお、特許文献3に記載の構成は、上面出射構造および下面出射構造の発光装置である。
特許登録第2761453号 特許登録第3174367号 特開2002−33185
パッシブ型(単純マトリクス型)発光装置において、表示のコントラストを向上させる発光装置の構成を提供する。
本発明は、発光素子が設けられている基板側の画素間にブラックマトリクス(BM)となる黒色の隔壁(バンク、または障壁とも呼ばれる)を設け、発光素子からの迷光を吸収、または遮蔽することによって表示のコントラストを向上させる。
また、フルカラー表示とする場合には、R、G、Bの各色に対応する有機化合物を含む層を選択的に蒸着して各画素を形成すればよい。或いは、白色発光素子としてカラーフィルタを設けてもよい。
特に本発明においては、封止基板側にはR、G、Bの着色層のみが設けられており、ブラックマトリクスが設けられていないため、封止基板側の構成が簡略化され、封止基板側の作製工程も簡略化される。
なお、フルカラー表示だけでなく、モノクロ表示、或いはエリアカラー表示の発光装置にも適用できる。
また、本発明の発光装置は、封止基板を通過させて表示を行うことを特徴の一つとしている。
本明細書で開示する発明の構成は、上面出射構造のパッシブマトリクス型発光装置において、第1の基板上に第1の電極と、該第1の電極上に接する有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に接する透光性である第2の電極とを有する発光素子を複数有する画素部を備え、第2の基板で封止された発光装置であり、前記第1の基板上にストライプ状の第1の電極と、隣合う第1の電極間には遮光材料からなる隔壁と、を有し、前記発光素子からの前記第2の電極を通過する発光は、第2の基板を通過することを特徴とする発光装置である。
また、上記構成において、前記第1の電極は、反射性を有する金属膜と透光性を有する導電膜との積層であることを特徴の一つとして、上面出射構造のパッシブマトリクス型発光装置である場合に効率よく光を取り出すことができる。
また、他の発明の構成は、下面出射構造のパッシブマトリクス型発光装置において、第1の基板上に第1の電極と、該第1の電極上に接する有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に接する透光性である第2の電極とを有する発光素子を複数有する画素部を備え、第2の基板で封止された発光装置であり、前記第1の基板上にストライプ状の第1の電極と、隣合う第1の電極間には遮光材料からなる隔壁と、を有し、前記発光素子からの前記第1の電極を通過する発光は、第1の基板を通過することを特徴とする発光装置である。
また、他の発明の構成は、両面出射構造のパッシブマトリクス型発光装置において、第1の基板上に第1の電極と、該第1の電極上に接する有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に接する透光性である第2の電極とを有する発光素子を複数有する画素部を備え、第2の基板で封止された発光装置であり、前記第1の基板上にストライプ状の第1の電極と、隣合う第1の電極間には遮光材料からなる隔壁と、を有し、前記発光素子からの発光は、前記第1の基板を通過する発光と、前記第2の基板を通過する発光との両方を含むことを特徴とする発光装置である。
また、上記各構成において、第1の基板と第2の基板はシール材で貼り合わされ、該シール材で囲まれた密閉空間には乾燥剤が配置されていることを特徴の一つとしている。密閉空間は乾燥剤によって微量な水分を除去し、十分乾燥させることで発光装置の信頼性を向上させる。乾燥剤としては、酸化カルシウムや酸化バリウムなどのようなアルカリ土類金属の酸化物のような化学吸着によって水分を吸収する物質を用いることが可能である。なお、他の乾燥剤として、ゼオライトやシリカゲル等の物理吸着によって水分を吸着する物質を用いてもよい。
また、上記各構成において、第1の基板または第2の基板に光学フィルム(偏光板、又は円偏光板(楕円偏光板を含む)、位相差板(λ/4板、λ/2板)、カラーフィルタ)を有することを特徴の一つとしている。
また、上記各構成において、発光装置は、電極または配線として、炭素及びニッケル(1〜20wt%)を含むアルミニウム合金(Al(C+Ni))膜を用いていることを特徴の一つとしている。Al(C+Ni)合金膜は、通電、或いは熱処理後もITOやITSOとのコンタクト抵抗値に大きな変動がない材料である。
また、白色発光素子の発光層は、有機化合物又は無機化合物を含む電荷注入輸送物質及び発光材料で形成し、その分子数から低分子系有機化合物、中分子系有機化合物(昇華性を有さず、且つ分子数が20以下、又は連鎖する分子の長さが10μm以下の有機化合物を指していう)、高分子系有機化合物から選ばれた一種又は複数種の層を含み、電子注入輸送性又は正孔注入輸送性の無機化合物と組み合わせても良い。
また、白色発光素子の発光層は、一重項励起発光材料の他、金属錯体などを含む三重項励起材料を用いても良い。三重項励起発光材料の一例としては、金属錯体をドーパントとして用いたものがあり、第三遷移系列元素である白金を中心金属とする金属錯体、イリジウムを中心金属とする金属錯体などが知られている。三重項励起発光材料としては、これらの化合物に限られることはなく、上記構造を有し、且つ中心金属に周期表の8〜10属に属する元素を有する化合物を用いることも可能である。
発光色は、発光層を形成する材料で決まるため、これらを選択することで所望の発光を示す発光素子を形成することができる。発光層の形成に用いることができる高分子系の電界発光材料は、ポリパラフェニレンビニレン系、ポリパラフェニレン系、ポリチオフェン系、ポリフルオレン系が挙げられる。
白色発光を得るには、青色発光層を含め、2層或いは3層の発光層を設け、白色発光するような発光素子を構成すればよい。具体的には、ホール輸送層上に、NPBとフェニルアントラセン誘導体とを体積比が1:3となるように、かつナフタセン誘導体を含むように共蒸着した混合層タイプの第1発光層と、NPBとフェニルアントラセン誘導体とを体積比が1:3となるように、かつスチリルアミン誘導体を含むように共蒸着した混合層タイプの第2の青色発光層と、を積層した発光素子とすると白色発光が得られる。
また、他の白色発光素子としては、発光層として、亜鉛のオキサゾール錯体を用いた青色発光層と、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム(略称:Alq3)を用いた緑色発光層と、Alq3に赤色の蛍光色素(P−660、DCM1)をドープした赤色発光層とを積層したものを用いればよい。
また、2層発光を用いた白色発光素子としては、Alq3にクマリン6をドープした緑色発光層と、TPDにルブレンをドープした黄色発光層とを積層したものを用いればよい。
以上に掲げる有機化合物を含む層を形成する物質は一例であり、正孔注入輸送層、正孔輸送層、電子注入輸送層、電子輸送層、発光層、電子ブロック層、正孔ブロック層などの機能性の各層を適宜積層することで白色発光素子を形成することができる。また、これらの各層を合わせた混合層又は混合接合を形成しても良い。
また、白色発光素子に限定されず、白色発光素子に代えて、第1の基板上に青色発光素子として遮光性を有する隔壁を設置し、第2の基板には色変換層を配置することでフルカラー表示を実現してもよい。
また、有機化合物を含む層の塗り分けを画素ごとに行って、第1の基板上に赤色発光素子、青色発光素子、緑色発光素子をそれぞれ形成し、それらの間に遮光性を有する隔壁を設置し、第2の基板には色純度を高めるための着色層を配置してもよい。例えば、赤色の発光性の画素、緑色の発光性の画素及び青色の発光性の画素のうち、輝度半減時間が比較的短い赤色の発光性の画素を三重項励起発光材料で形成し、他を一重項励起発光材料で形成する。三重項励起発光材料は発光効率が良いので、同じ輝度を得るのに消費電力が少なくて済むという特徴がある。すなわち、赤色画素に適用した場合、発光素子に流す電流量が少なくて済むので、信頼性を向上させることができる。低消費電力化として、赤色の発光性の画素と緑色の発光性の画素とを三重項励起発光材料で形成し、青色の発光性の画素を一重項励起発光材料で形成しても良い。人間の視感度が高い緑色の発光素子も三重項励起発光材料で形成することで、より低消費電力化を図ることができる。
本発明により、パッシブマトリクス型発光装置において、表示のコントラストを向上させることができる。
本発明の実施形態について、以下に説明する。
図1(A)は、封止前における画素部の上面図を示す図であり、図1(A)中の鎖線A−A’で切断した断面図が図1(B)であり、鎖線B−B’で切断した断面図が図1(C)である。
第1の基板110上には、ストライプ状に複数の第1の電極113が等間隔で配置されている。また、第1の電極113上には、各画素に対応する開口部を有する隔壁114が設けられ、開口部を有する隔壁114は遮光性を有する材料(黒色顔料やカーボンブラックを分散させてなる感光性または非感光性の有機材料(ポリイミド、アクリル、ポリアミド、ポリイミドアミド、レジストまたはベンゾシクロブテン)、またはSOG膜(例えば、アルキル基を含むSiOx膜))で構成されている。例えば、開口部を有する隔壁114として、富士フィルムオーリン社製COLOR MOSAIC CK(商品名)のような材料を用いる。開口部を有する隔壁114はブラックマトリクス(BM)として機能させている。なお、各画素に対応する開口部が発光領域121となる。
開口部を有する隔壁114上に、第1の電極113と交差する互いに平行な複数の逆テーパ状の隔壁122が設けられる。逆テーパ状の隔壁122はフォトリソグラフィ法に従い、未露光部分がパターンとしてポジ型感光性樹脂を用い、パターンの下部がより多くエッチングされるように露光量または現像時間を調節することによって形成する。この逆テーパ状の隔壁122も上述した遮光性を有する材料で形成し、さらにコントラストの向上を図ってもよい。
また、平行な複数の逆テーパ状の隔壁122を形成した直後における斜視図を図2に示す。なお、図1と同一の部分には同一の符号を用いている。
逆テーパ状の隔壁122の高さは、有機化合物を含む膜及び導電膜の膜厚より大きく設定する。図2に示す構成を有する第1の基板に対して有機化合物を含む膜と、導電膜とを積層形成すると、図1に示すように電気的に独立した複数の領域に分離され、有機化合物を含む層115R、115G、115Bと、第2の電極116とが形成される。第2の電極116は、第1の電極113と交差する方向に伸長する互いに平行なストライプ状の電極である。なお、逆テーパ状の隔壁122上にも有機化合物を含む膜及び導電膜が形成されるが、有機化合物を含む層115R、115G、115B及び第2の電極116とは分断されている。
ここでは、有機化合物を含む層115R、115G、115Bを選択的に形成し、3種類(R、G、B)の発光が得られるフルカラー表示可能な発光装置を形成する例を示している。有機化合物を含む層115R、115G、115Bはそれぞれ互いに平行なストライプパターンで形成されている。
また、全面に有機化合物を含む層を形成し、単色の発光素子を設けてもよく、モノクロ表示可能な発光装置、或いはエリアカラー表示可能な発光装置としてもよい。また、白色発光が得られる発光装置として、カラーフィルタと組み合わせることによってフルカラー表示可能な発光装置としてもよく、本発明においては隔壁114がブラックマトリクスとして機能するため、着色層のみからなるカラーフィルタを用いればよい。
また、発光素子の封止は、シール材を用いて第2の基板を貼り合わせることによって行う。必要があれば、第2の電極116を覆う保護膜を形成してもよい。なお、第2の基板としては、水分に対するバリア性の高い基板が好ましい。また、必要であれば、シール材で囲まれた領域に乾燥剤を配置してもよい。
また、第1の電極113を光反射性を有する導電材料とし、第2の電極116を透光性を有する導電材料とした場合には、発光素子からの発光を第2の基板を通過させて取り出すトップエミッション型の発光装置とすることができる。第1の電極113として、炭素及びニッケルを含むアルミニウム合金(Al(C+Ni))膜を単層、或いは透明導電膜との積層の下層に用いると、通電、或いは熱処理後もITOやITSOとのコンタクト抵抗値に大きな変動がない材料であるため好ましい。
また、第1の電極113を透光性を有する導電材料とし、第2の電極116を光反射性を有する導電材料とした場合には、発光素子からの発光を第1の基板110を通過させて取り出すボトムエミッション型の発光装置とすることができる。
また、第1の電極113および第2の電極116をともに透光性を有する導電材料とした場合には、発光素子からの発光を第2の基板を通過させることと、発光素子からの発光を第1の基板を通過させることを両方行うことが可能な発光装置とすることができる。
また、封止を行った後、FPCなどを実装した発光モジュールの上面図を図3に示す。
なお、本明細書中における発光装置とは、画像表示デバイス、発光デバイス、もしくは光源(照明装置含む)を指す。また、発光装置にコネクター、例えばFPC(Flexible printed circuit)もしくはTAB(Tape Automated Bonding)テープもしくはTCP(Tape Carrier Package)が取り付けられたモジュール、TABテープやTCPの先にプリント配線板が設けられたモジュール、または発光素子にCOG(Chip On Glass)方式によりIC(集積回路)が直接実装されたモジュールも全て発光装置に含むものとする。
第1の基板301と第2の基板310とが対向するようにシール材311で貼り付けられている。シール材311としては光硬化樹脂を用いれば良く、脱ガスが少なく、吸湿性の低い材料が好ましい。また、シール材311は基板間隔を一定に保つため、フィラー(棒状またはファイバー状のスペーサ)や球状のスペーサを添加したものであっても良い。なお、第2の基板310としては基板401と熱膨張係数が同一の材料が好ましく、ガラス(石英ガラスを含む)もしくはプラスチックを用いることができる。
図3に示すように画像表示を構成する画素部は、走査線群とデータ線群が互いに直交するように交差している。
図1における第1の電極113が図2の走査線302に相当し、第2の電極116がデータ線303に相当し、逆テーパ状の隔壁122が隔壁304に相当する。データ線302と走査線303の間には有機化合物を含む層が挟まれており、305で示される交差部が画素1つ分となる。
なお、走査線303は配線端で接続配線308と電気的に接続され、接続配線308が入力端子307を介してFPC309bに接続される。また、データ線は入力端子306を介してFPC309aに接続される。
また、必要であれば、出射面に偏光板、又は円偏光板(楕円偏光板を含む)、位相差板(λ/4板、λ/2板)、カラーフィルタなどの光学フィルムを適宜設けてもよい。また、偏光板又は円偏光板に反射防止膜を設けてもよい。例えば、表面の凹凸により反射光を拡散し、映り込みを低減できるアンチグレア処理を施すことができる。また偏光板、又は円偏光板に加熱処理を施すアンチリフレクション処理を施してもよい。その後さらに、外部衝撃から保護するためハードコート処理を施すとよい。ただし、偏光板、又は円偏光板を用いると、偏光板、又は円偏光板により光の取り出し効率が低下してしまう。また、偏光板、又は円偏光板自体のコストが高く、且つ、劣化しやすい。
本発明は、発光素子が設けられている基板側の画素間にブラックマトリクス(BM)となる黒色の隔壁(バンク、または障壁とも呼ばれる)を設け、発光素子からの迷光を吸収、または遮蔽することによって表示のコントラストを向上させることができる。
以上の構成でなる本発明について、以下に示す実施例でもってさらに詳細な説明を行うこととする。
本実施例では、ICチップを実装する発光モジュールの作製例を以下に示す。
まず、第1の基板401上に、下層は反射性を有する金属膜、上層は透明な酸化物導電膜とした積層構造を有するデータ線(陽極)402を形成する。同時に接続配線408、409a、409b、および入力端子も形成する。
次いで、各画素に対応する開口部を有する隔壁を設ける。開口部を有する隔壁は富士フィルムオーリン社製COLOR MOSAIC CK(商品名)を用いる。次いで、開口部を有する隔壁上に、データ線402と交差する互いに平行な複数の逆テーパ状の隔壁404を設ける。
以上に示す工程を終えた段階での上面図を図4(A)に示す。
次いで、有機化合物を含む膜と、透明導電膜とを積層形成すると、図4(B)に示すように電気的に独立した複数の領域に分離され、有機化合物を含む層と、透明導電膜からなる走査線403とが形成される。透明導電膜からなる走査線403は、データ線402と交差する方向に伸長する互いに平行なストライプ状の電極である。
次いで、シール材413で透光性を有する第2の基板414を貼り付ける。
次いで、画素部の周辺(外側)の領域に、画素部へ各信号を伝送する駆動回路が形成されたデータ線側IC406、走査線側IC407をCOG方式によりそれぞれ実装する。COG方式以外の実装技術としてTCPやワイヤボンディング方式を用いて実装してもよい。TCPはTABテープにICを実装したものであり、TABテープを素子形成基板上の配線に接続してICを実装する。データ線側IC406、および走査線側IC407は、シリコン基板を用いたものであってもよいし、ガラス基板、石英基板もしくはプラスチック基板上にTFTで駆動回路を形成したものであってもよい。また、片側に一つのICを設けた例を示しているが、片側に複数個に分割して設けても構わない。
なお、走査線403は配線端で接続配線408と電気的に接続され、接続配線408が走査線側IC407と接続される。これは走査線側IC407を逆テーパ状の隔壁404上に設けることが困難だからである。
以上のような構成で設けられたデータ線側IC406は接続配線409aおよび入力端子410を介してFPC411に接続される。また、走査線側IC407は接続配線409bおよび入力端子を介してFPCに接続される。
さらに、ICチップ412(メモリチップ、CPUチップ、電源回路チップなど)を実装して集積化を図っている。
また、図4(B)中、鎖線C−Dで切断した断面構造の一例を図5に示す。
第1の基板10上には下地絶縁膜11が設けられ、その上には積層からなるデータ線が形成されている。下層12は反射性を有する金属膜であり、上層13は透明な酸化物導電膜である。上層13は仕事関数の高い導電膜を用いることが好ましく、インジウム錫酸化物(ITO)の他、例えば、Si元素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)や酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZO(Indium Zinc Oxide)などの透明導電材料、もしくはこれらを組み合わせた化合物を含む膜を用いることができる。中でもITSOは、ベークを行ってもITOのように結晶化せず、アモルファス状態のままである。従って、ITSOは、ITOよりも平坦性が高く、有機化合物を含む層が薄くとも陰極とのショートが生じにくく、発光素子の陽極として適している。
また、下層12は、Ag、Al、またはAl(C+Ni)合金膜を用いる。中でもAl(C+Ni)膜(炭素及びニッケル(1〜20wt%)を含むアルミニウム合金膜)は、通電、或いは熱処理後もITOやITSOとのコンタクト抵抗値に大きな変動がない材料であり、好ましい。
隣り合うデータ線同士を絶縁化するための隔壁14は黒色樹脂であり、異なる着色層(封止基板側に設けられる)との境界、或いは隙間と重なるブラックマトリクス(BM)の役目を果たしている。黒い隔壁で囲まれた領域が発光領域と対応して同一面積になっている。
有機化合物を含む層15はデータ線(陽極)側から順に、HIL(ホール注入層)、HTL(ホール輸送層)、EML(発光層)、ETL(電子輸送層)、EIL(電子注入層)の順に積層されている。なお、有機化合物を含む層は、積層構造以外に単層構造、又は混合構造をとることができる。
走査線16(陰極)は、データ線(陽極)と交差するように形成されている。走査線16(陰極)は、ITOや、Si元素を含むインジウム錫酸化物(ITSO)や、酸化インジウムに2〜20%の酸化亜鉛(ZnO)を混合したIZOなどの透明導電膜を用いる。本発明では、発光が封止基板20を通過する上方出射型の発光装置の例であるので走査線16は透明であることが重要である。
また、有機化合物を含む層15において生じた光の全てが透明導電膜からなる走査線16から第2の基板20を通過して取り出されるわけではなく、例えば、横方向(基板面と平行な方向)にも発光されるが、結果的にこの横方向に発光する光は取り出されないため、ロスになっていた。本発明は、発光素子からの迷光を黒色樹脂からなる隔壁14で吸収、または遮蔽する構成としている。
また、水分や脱ガスによるダメージから発光素子を保護するため、走査線16を覆う透明な保護膜を設けてもよい。透明な保護膜としては、PCVD法による緻密な無機絶縁膜(SiN、SiNO膜など)、スパッタ法による緻密な無機絶縁膜(SiN、SiNO膜など)、炭素を主成分とする薄膜(DLC膜、CN膜、アモルファスカーボン膜)、金属酸化物膜(WO2、CaF2、Al23など)などを用いることが好ましい。透明とは、可視光の透過率が80〜100%であることを指す。
また、発光素子を含む画素部は、シール材19及び第2の基板20で封止され、囲まれた空間を密閉なものとしている。
シール材19としては、紫外線硬化樹脂、熱硬化樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、PVC(ポリビニルクロライド)、PVB(ポリビニルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を用いることが可能である。また、シール材はフィラー(棒状またはファイバー状のスペーサ)や球状のスペーサを添加したものであっても良い。
また、第2の基板20としてガラス基板またはプラスチック基板を用いる。プラスチック基板としては、ポリイミド、ポリアミド、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、PES(ポリエチレンサルファイル)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)もしくはPEN(ポリエチレンナフタレート)を板状もしくはフィルム状にして用いることができる。
なお、密閉空間18には乾燥した不活性ガスが充填されている。シール材19で囲まれた内側の密閉空間18は乾燥剤17によって微量な水分が除去され、十分乾燥されている。また、乾燥剤17としては、酸化カルシウムや酸化バリウムなどのようなアルカリ土類金属の酸化物のような化学吸着によって水分を吸収する物質を用いることが可能である。なお、他の乾燥剤として、ゼオライトやシリカゲル等の物理吸着によって水分を吸着する物質を用いてもよい。
一方、基板10の端部には端子電極が形成され、この部分で外部回路と接続するFPC(フレキシブルプリント配線板)32を貼り合わせる。端子電極は、反射性を有する金属膜30と、透明な酸化物導電膜29と、第2の電極から延在した酸化導電膜との積層で構成しているが、特に限定されない。
FPC32を実装する方法は異方導電性材料もしくはメタルバンプを用いた接続方法またはワイヤボンディング方式を採用することができる。図5では異方性導電接着材31を用いて接続を行っている。
また、画素部の周辺には、画素部へ各信号を伝送する駆動回路が形成されたICチップ23を異方導電性材料24、25により電気的に接続している。また、カラー表示に対応した画素部を形成するためには、XGAクラスでデータ線の本数が3072本であり走査線側が768本必要となる。このような数で形成されたデータ線及び走査線は画素部の端部で数ブロック毎に区分して引出線を形成し、ICの出力端子のピッチに合わせて集める。
以上に示す発光装置は、図5中の矢印に示す発光を用いて表示を行うトップエミッション型の発光装置であり、黒い隔壁14によってコントラストが向上されている。
また、本実施例は、最良の形態と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、光学フィルムを設けた例を図6(A)を用いて説明する。
第1の基板610に対向して設けられた第2の基板620に光学フィルム621を設けている。本実施例では、図6(A)中に矢印で示した方向に発光する例、即ち発光素子からの発光が第2の基板620を通過してから光学フィルム621を通過する例を示しているが、特に限定されず、光学フィルムを第1の基板側に設けて、発光素子からの発光が光学フィルム621を通過してから第2の基板620を通過する構成としてもよい。
光学フィルム621は、偏光板、又は円偏光板(楕円偏光板を含む)、位相差板(λ/4板、λ/2板)、カラーフィルタなどの光学フィルムを指している。
パッシブマトリクス型発光装置の画素における発光素子は、実施例1と同様に、下層612は反射性を有する金属膜、上層613は透明な酸化物導電膜とした積層構造を有するデータ線(陽極)と、有機化合物を含む層615と、透明導電膜からなる走査線616とで構成している。また、隔壁614は遮光性を有する材料で構成されている。
光学フィルム621として円偏光板を用いれば、下層612に外光が反射して画像の視認性が低下することを防ぐことができる。なお、円偏光板とは、具体的にはλ/4、λ/4+λ/2の位相差特性を有する位相差板、位相差フィルム、或いは位相差膜と、偏光板、偏光フィルム、或いは直線偏光膜との組み合わせからなる円偏光板(楕円偏光板を含む)を指している。ここでいう広帯域λ/4板は、可視光の範囲で一定の位相差(90度)を与えるものである。具体的には、偏光板の透過軸と、位相差フィルムの遅相軸とのなす角が45°になるように設置したものを円偏光板と呼んでいる。なお、本明細書において、円偏光板とは、円偏光フィルムをも含むものとする。
また、発光素子を白色発光素子とし、光学フィルム621としてカラーフィルタを用いれば、フルカラー表示を可能とすることもできる。
また、複数種類の光学フィルムを適宜、組み合わせてもよい。
また、本実施例は、最良の形態、または実施例1と自由に組み合わせることができる。
本実施例では、ボトムエミッション型発光装置とする例を図6(B)を用いて説明する。
本実施例における発光素子は、透明な酸化物導電膜からなるデータ線(陽極)713と、有機化合物を含む層715と、反射性を有する導電膜からなる走査線716とで構成している。また、隔壁714は実施例1と同様に遮光性を有する材料で構成されている。
発光素子からの発光は図6(B)中の矢印に示す方向、即ち、第1の基板710を通過する方向に取り出される。従って、第2の基板721は特に光透過性を有する必要はなく、金属板でもよい。また、発光素子の信頼性を向上させるために膜厚の厚い保護膜717を形成しても光の取り出し効率が低下しないので好ましい。
また、本実施例は、最良の形態、実施例1、または実施例2と自由に組み合わせることができる。例えば、本実施例と実施例2と組み合わせ、光学フィルムを設ける場合には、第1の基板710に光学フィルムを設ければよい。
本実施例では、実施例1、実施例2、および実施例3とは異なる発光装置とする例を図6(C)を用いて説明する。
本実施例における発光素子は、透明な酸化物導電膜からなるデータ線(陽極)813と、有機化合物を含む層815と、透明な酸化物導電膜からなる走査線816とで構成している。また、隔壁814は実施例1と同様に遮光性を有する材料で構成されている。
発光素子からの発光は図6(C)中の矢印に示す方向、即ち、第1の基板810を通過する方向と、第2の基板820を通過する方向との両方で取り出される。従って、第1の基板810および第2の基板820は、ともに光透過性を有する基板を用いる。
また、本実施例は、最良の形態、実施例1、または実施例2と自由に組み合わせることができる。例えば、本実施例と実施例2と組み合わせ、光学フィルムを設ける場合には、第1の基板810および第2の基板820の両方に光学フィルムを設ければよい。
本実施例では隔壁が逆テーパ形状ではなく、順テーパ形状の例を図7を用いて説明する。なお、本実施例は、隔壁の形状と発光素子(白色)が異なるだけで他の構造は図1とほぼ同一である。
実施の形態と同様にして第1の基板910上にストライプ状の第1の電極913を形成する。本実施例では、第1の電極913上に開口部を有する隔壁914が設けられ、その上にスペーサ921、及びスペーサ921上の幅の大きいオーバーハング体922で構成される隔壁を形成する。
スペーサ921はポリイミドなどの有機樹脂膜を用い、オーバーハング体922は、レジストなどの感光性樹脂膜を用いる。ポリイミドなどの有機樹脂膜を成膜して、分離したい電極の間にレジストなどの感光性樹脂膜のパターンを残す。そして、露出した有機樹脂膜をエッチングする。このエッチングする際に感光性樹脂のパターンの下方にアンダーカットを発生させるようにエッチング条件を調節する。これらの工程によりオーバーハング構造を持つ素子分離体構造、即ち隔壁が形成できる。
本実施例では、開口部を有する隔壁914、スペーサ921、またはオーバーハング体922を遮光性を有する材料で構成し、コントラストを向上させる。
図7に示す隔壁を形成した後、有機化合物を含む層および透明導電膜を形成すれば、分離された有機化合物を含む層915および第2の電極916を形成することができる。
また、本実施例では、有機化合物を含む層915は積層とし、Alq3にクマリン6をドープした緑色発光層と、TPDにルブレンをドープした黄色発光層とを積層したものを用いて2層発光を用いた白色発光素子とする。本実施例においては、発光色ごとに塗り分ける工程を省略できるため、パッシブマトリクス型発光装置の作製時間を短縮することができる。
また、フルカラー表示とするため、白色発光素子の画素に対向する位置に着色層919R、919G、919Bのみからなるカラーフィルタを第2の基板920に設けている。
また、本実施例は、最良の形態、または実施例1乃至4のいずれか一と自由に組み合わせることができる。
本発明の発光装置、及び電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機又は電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それら電子機器の具体例を図8、図9、図10に示す。
図8(A)、図8(B)はデジタルカメラであり、本体2101、表示部2102、撮像部2103、操作キー2104、シャッター2106等を含む。本発明により、コントラストの高い表示が可能なデジタルカメラが実現できる。
図9(A)は22インチ〜50インチの大画面を有する大型の表示装置であり、筐体2001、支持台2002、表示部2003、スピーカ部2004、撮像部2005、ビデオ入力端子2006等を含む。なお、表示装置は、パソコン用、TV放送受信用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。本発明により、コントラストの高い表示が可能な大型の表示装置を実現することができる。
図9(B)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体2201、筐体2202、表示部2203、キーボード2204、外部接続ポート2205、ポインティングマウス2206等を含む。本発明により、コントラストの高い表示が可能なノート型パーソナルコンピュータを実現することができる。
図9(C)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体2401、筐体2402、表示部A2403、表示部B2404、記録媒体(DVD等)読み込み部2405、操作キー2406、スピーカー部2407等を含む。表示部A2403は主として画像情報を表示し、表示部B2404は主として文字情報を表示する。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。本発明により、コントラストの高い表示が可能な画像再生装置を実現することができる。
また、図9(D)は携帯情報端末の斜視図であり、図9(E)は折りたたんで携帯電話として使用する状態を示す斜視図である。図9(D)において、使用者はキーボードのように右手指で操作キー2706aを操作し、左手指で操作キー2706bを操作する。本発明により、コントラストの高い表示が可能な携帯情報端末を実現することができる。
図9(E)に示すように、折りたたんだ場合には、片手で本体2701、および筐体2702を持ち、音声入力部2704、音声出力部2705、操作キー2706c、アンテナ2708等を使用する。
なお、図9(D)および図9(E)に示した携帯情報端末は、主に画像および文字を横表示する高画質な表示部2703aと、縦表示する表示部2703bとを備えている。
また、図10は、記録媒体を備えた携帯型の音楽再生装置であり、本体2901、表示部2903、記録媒体(カード型メモリ等)読み込み部、操作キー2902、2906、接続コード2904に接続されたヘッドフォンのスピーカー部2405等を含む。本発明により、コントラストの高い表示が可能な携帯型の音楽再生装置を実現することができる。
以上の様に、本発明は、最良の形態、または実施例1乃至5のいずれか一の作製方法または構成を用いて、様々な電子機器を完成させることができる。
本発明により、フルカラー表示可能なパッシブ型の発光装置における構成が簡略化される。
上面構造および断面構造を示す図である。 斜視図を示す図である。 発光モジュールの外観を示す上面図である。 発光モジュールの上面図を示す図である。(実施例1) 発光モジュールの断面図を示す図である。(実施例1) 実施例2、実施例3、実施例4を示す図である。 断面構造の他の一例を示す図である。(実施例5) 電子機器の一例を示す図。 電子機器の一例を示す図。 電子機器の一例を示す図。
符号の説明
110:第1の基板
113:第1の電極
114:開口部を有する隔壁
116:第2の電極
121:発光領域
122:逆テーパ状の隔壁

Claims (10)

  1. 第1の基板上に第1の電極と、該第1の電極上に接する有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に接する透光性である第2の電極とを有する発光素子を複数有する画素部を備え、第2の基板で封止された発光装置であり、
    前記第1の基板上にストライプ状の第1の電極と、
    隣合う第1の電極間には遮光材料からなる隔壁と、を有し、
    前記発光素子からの前記第2の電極を通過する発光は、第2の基板を通過することを特徴とする発光装置。
  2. 請求項1において、前記第1の電極は、反射性を有する金属膜と透光性を有する導電膜との積層であることを特徴とする発光装置。
  3. 第1の基板上に第1の電極と、該第1の電極上に接する有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に接する透光性である第2の電極とを有する発光素子を複数有する画素部を備え、第2の基板で封止された発光装置であり、
    前記第1の基板上にストライプ状の第1の電極と、
    隣合う第1の電極間には遮光材料からなる隔壁と、を有し、
    前記発光素子からの前記第1の電極を通過する発光は、第1の基板を通過することを特徴とする発光装置。
  4. 第1の基板上に第1の電極と、該第1の電極上に接する有機化合物を含む層と、該有機化合物を含む層上に接する透光性である第2の電極とを有する発光素子を複数有する画素部を備え、第2の基板で封止された発光装置であり、
    前記第1の基板上にストライプ状の第1の電極と、
    隣合う第1の電極間には遮光材料からなる隔壁と、を有し、
    前記発光素子からの発光は、前記第1の基板を通過する発光と、前記第2の基板を通過する発光との両方を含むことを特徴とする発光装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一において、前記第1の基板と前記第2の基板はシール材で貼り合わされ、該シール材で囲まれた密閉空間には乾燥剤が配置されていることを特徴とする発光装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一において、前記発光装置は、電極または配線として、炭素及びニッケルを含むアルミニウム合金膜を用いていることを特徴とする発光装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一において、前記発光装置は、パッシブマトリクス型の発光装置であることを特徴とする発光装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一において、前記第1の基板または前記第2の基板に光学フィルムを有することを特徴とする発光装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一において、前記発光装置は、ビデオカメラ、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータ、または携帯情報端末であることを特徴とする電子機器。
  10. 請求項1乃至8のいずれか一において、前記発光装置を表示画面として構成することを特徴とするテレビジョン装置。
JP2004134450A 2004-04-28 2004-04-28 発光装置、電子機器およびテレビジョン装置 Withdrawn JP2005317382A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004134450A JP2005317382A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 発光装置、電子機器およびテレビジョン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004134450A JP2005317382A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 発光装置、電子機器およびテレビジョン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005317382A true JP2005317382A (ja) 2005-11-10
JP2005317382A5 JP2005317382A5 (ja) 2007-06-07

Family

ID=35444571

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004134450A Withdrawn JP2005317382A (ja) 2004-04-28 2004-04-28 発光装置、電子機器およびテレビジョン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005317382A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173083A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Canon Inc 発光装置
JP2007299741A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
WO2009087966A1 (ja) * 2008-01-07 2009-07-16 Panasonic Corporation 有機エレクトロルミネッセンス装置およびその製造方法
JP2010021138A (ja) * 2008-06-09 2010-01-28 Panasonic Corp 有機エレクトロルミネッセント装置およびその製造方法
JP2010114058A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Samsung Mobile Display Co Ltd 有機電界発光表示装置及びその製造方法
JP2012221083A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Seiko Epson Corp センシング装置および電子機器
JP2013118193A (ja) * 2013-02-26 2013-06-13 Japan Display East Co Ltd 有機el表示装置
KR20140017435A (ko) * 2012-08-01 2014-02-11 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시 장치
JP2015146203A (ja) * 2015-03-06 2015-08-13 セイコーエプソン株式会社 静脈像撮像装置および電子機器
WO2016129114A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 パイオニア株式会社 発光装置及び発光装置の製造方法
JP2016164787A (ja) * 2016-03-30 2016-09-08 セイコーエプソン株式会社 静脈像撮像装置および電子機器
WO2019180877A1 (ja) * 2018-03-22 2019-09-26 シャープ株式会社 発光素子および表示装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173083A (ja) * 2005-12-22 2007-07-05 Canon Inc 発光装置
JP2007299741A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Samsung Sdi Co Ltd 有機電界発光素子及びその製造方法
KR101325577B1 (ko) * 2006-04-28 2013-11-06 삼성디스플레이 주식회사 유기전계 발광소자 및 그 제조방법
WO2009087966A1 (ja) * 2008-01-07 2009-07-16 Panasonic Corporation 有機エレクトロルミネッセンス装置およびその製造方法
JP2010021138A (ja) * 2008-06-09 2010-01-28 Panasonic Corp 有機エレクトロルミネッセント装置およびその製造方法
US8599113B2 (en) 2008-11-10 2013-12-03 Samsung Display Co., Ltd. Organic light emitting display device and method of manufacturing the same
JP2010114058A (ja) * 2008-11-10 2010-05-20 Samsung Mobile Display Co Ltd 有機電界発光表示装置及びその製造方法
JP2012221083A (ja) * 2011-04-06 2012-11-12 Seiko Epson Corp センシング装置および電子機器
KR20140017435A (ko) * 2012-08-01 2014-02-11 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시 장치
KR102105287B1 (ko) * 2012-08-01 2020-04-28 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시 장치
JP2013118193A (ja) * 2013-02-26 2013-06-13 Japan Display East Co Ltd 有機el表示装置
WO2016129114A1 (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 パイオニア株式会社 発光装置及び発光装置の製造方法
JP2015146203A (ja) * 2015-03-06 2015-08-13 セイコーエプソン株式会社 静脈像撮像装置および電子機器
JP2016164787A (ja) * 2016-03-30 2016-09-08 セイコーエプソン株式会社 静脈像撮像装置および電子機器
WO2019180877A1 (ja) * 2018-03-22 2019-09-26 シャープ株式会社 発光素子および表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6175119B2 (ja) 発光装置および電気器具
US8368298B2 (en) Display device with multiple OLEDS
CN100521838C (zh) 电子设备以及发光器件
JP5386554B2 (ja) 発光装置
JP3967081B2 (ja) 発光装置及びその作製方法
US7622863B2 (en) Light-emitting device and electronic device including first and second light emitting elements
JP5315761B2 (ja) 有機エレクトロルミネッセンス装置
US20040160171A1 (en) Light emitting device and manufacturing method thereof
JP2006179878A (ja) 半導体装置の作製方法
JP4896446B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法並びに電子機器
JP2005317382A (ja) 発光装置、電子機器およびテレビジョン装置
JP4641707B2 (ja) 表示装置
JP4663554B2 (ja) 表示装置の作製方法
JP2006261123A (ja) カーオーディオ、表示装置、音響再生装置、及び携帯情報端末
JP2005011571A (ja) エレクトロルミネッセンス表示装置、エレクトロルミネッセンス表示装置用配線基板、エレクトロルミネッセンス表示装置の製造方法及び電子機器
JP4758163B2 (ja) 発光装置
JP5052577B2 (ja) El表示装置
JP4927224B2 (ja) 発光装置
JP5520995B2 (ja) El表示装置
JP2006084616A (ja) 液晶表示装置、液晶表示装置の製造方法及び電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070418

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091221