JP2005316627A - 物品情報の読出装置を備える商品陳列棚 - Google Patents

物品情報の読出装置を備える商品陳列棚 Download PDF

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Abstract

【課題】 読出装置からの電磁波が電磁遮蔽材によって影響されることなく、物品のRFIDタグに記録された物品情報を正確に読み出し可能な商品陳列棚を提供すること。
【解決手段】 読出装置9を、RFIDタグ11が取り付けられた複数の物品が載置される電磁遮蔽材である棚板3から上方に離間させて設けた電磁遮蔽材である棚板3や上面板13から所定間隔(L1)以上離間するように設けることで、読出装置9からの電磁波がこれら電磁遮蔽材3、13によって影響されることなく、物品のRFIDタグに記録された物品情報を正確に読み出すことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、物品情報が記録されたRFIDタグの情報を読み出すための読出装置を備える商品陳列棚に関する。
近年、什器に収納された物品の収納状態を管理するために、各物品に物品情報が記録されたRFIDタグを取り付け、RFIDタグの情報を読出装置で読み出し、この読み出した情報に基づいて各物品の収納状態を管理するものが種々に開発されている。
この一例として、什器内に収納される物品のRFIDタグに記録される物品情報を什器の棚板に配設した読出装置によって読み出し、この読み出した物品情報に基づいて物品の管理を行うことを可能にした什器がある(特許文献1参照。)。
特開平7−182357号公報(段落0011−0022、第1−3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、上記文献1のように、什器側で物品情報を読み出すものにおいて、例えば、什器の一部が金属等の電磁遮蔽材(EMS材)で構成されている場合には、読出装置の磁気アンテナから発生される電磁波の磁界の向きに対して、電磁遮蔽材からは磁界が逆向きに発生されることで、読出装置からの電磁波が電磁遮蔽材によって影響されてしまうためにRFIDタグに起電力が発生しにくくなり、RFIDタグに記録される物品情報を含む電磁波の読み取りに不具合を生じさせる恐れがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、読出装置からの電磁波が電磁遮蔽材によって影響されることなく、物品のRFIDタグに記録された物品情報を正確に読み出し可能な商品陳列棚を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、左右に離間する脚柱に、左右一対の前後方向を向くブラケットの後端が各々支持され、該両ブラケット上に、左右方向を向く電磁遮蔽材からなる複数の棚板の両側が載置されている商品陳列棚において、隣り合う上下の棚板のうち下方の棚板上に物品情報を有するRFIDタグが取り付けられた物品を配置するとともに、前記上方の棚板には、RFIDタグ情報を読み出す読出装置を、前記上方の棚板下面から所定間隔以上離間するように設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、各棚板が電磁遮蔽材であっても、読出装置が棚板の下面から所定間隔以上離間されているため、棚板である電磁遮蔽材によって読出装置からの電磁波が影響されることなく、下方の棚板に載置される物品のRFIDタグに記録される情報を正確に読み出すことができる。
本発明の請求項2に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記複数の棚板の最上段に位置する棚板のさらに上方に電磁遮蔽材からなる上面板が設けられ、前記上面板と上下に隣り合う前記最上段の棚板上に物品情報を有するRFIDタグが取り付けられた物品を配置するとともに、前記RFIDタグ情報を読み出す読出装置を、前記上面板の下面から所定間隔以上離間するように設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、上面板が電磁遮蔽材であっても、読出装置が上面板の下面から所定間隔以上離間されているため、上面板である電磁遮蔽材によって読出装置からの電磁波が影響されることなく、最上段の棚板上に載置される物品のRFIDタグに記録される情報を正確に読み出すことができる。
本発明の請求項3に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記読出装置が、非電磁遮蔽材である支持板に取り付けられ、棚板または上面板の下面の所定位置に前記支持板を固定したことを特徴としている。
この特徴によれば、読出装置が支持板を介して棚板または上面板の下面に固定されるため、読取装置を強固に取り付けることができる。
本発明の請求項4に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項3に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記棚板または上面板の下面の前後方向に設けられている補強材の下面に前記支持板が取り付けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、読出装置を補強材の厚みを利用して棚板または上面板の下面から所定間隔以上離間させて配置できる。
本発明の請求項5に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項4に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記両補強材が電磁遮蔽材であり、該両補強材から水平方向に所定間隔以上離間させた位置に読出装置が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、電磁遮蔽材である補強材から、読出装置を水平方向に所定間隔以上離間しておくことで、読出装置からの電磁波が補強材に影響されることなくRFIDタグからの電磁波の受信をより正確に行える。
本発明の請求項6に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項1乃至5のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記棚板の後端部の隅部に、読出装置から延設される配線を出す配線口を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、読出装置に接続される通信ケーブルが棚板の後端部の隅部に形成された配線口を通され、商品陳列棚の脚柱に沿うように配線処理が行われるので、通信ケーブルを物品の収納部内にはみ出させることを防止でき、商品陳列棚の正面からの見栄えを損なわせることがない。特に棚板を上下方向に移動させ設置した場合であっても効果的に通信ケーブルの隠蔽を行うことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例1における物品情報の読出装置を備える商品陳列棚の全体像を示す斜視図であり、図2は、読出装置を備えた棚板を示す斜視図であり、図3は、図2のC−C線を示す側断面図であり、図4は、図1のA−A線を示す側断面図であり、図5は、図1のB−B線を示す平面断面図である。この商品陳列棚(以下、商品陳列棚1)は、スーパーやコンビニエンス・ストアー等の商品売り場に設置されており、商品陳列棚1に複数の商品を数多く載置して、消費者が直に商品(以下、物品19)の取り出しを行えるようになっている。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、商品陳列棚1は図1に示されるように、床面に電磁遮蔽材(本実施例では金属スチール材)から構成された棚板が設けられた載置台5が設けられ、載置台5の後方に床面から上下方向に延びる電磁遮蔽材から構成された脚柱2が左右に一対にて所定間隔離間されて設けられている。
両脚柱2の上端部には横架材(図示略)が挟持されるように設けられ、さらに上部に上面板13が設けられており、これら左右の脚柱2、載置台5、横架材(図示略)によって枠体が構成されている。この枠体の脚柱2間に電磁遮蔽材(本実施例では金属スチール材)から構成された背面板6と、同じく電磁遮蔽材から構成された背面カバー(図示略)が前後に嵌合して取り付けられている。
脚柱2には係合穴2aが上下方向に複数形成され、脚柱2の下方に後述するLANケーブル21を外部に配線するための配線孔2bが形成される。背面板6の所定の高さ位置には、上下方向に電磁遮蔽材から構成された棚板3が複数段設けられている。この棚板3は、脚柱2の係合穴2aに予め取り付けられたブラケット4の上端に載置され係止されている。以下、本実施例では商品陳列棚1の正面側を前方とし、商品陳列棚1の背面側を後方として説明する。
この棚板3の上面には、後述において説明するRFID(Radio Frequency IDentification、無線による識別)タグが取り付けられた物品19が複数載置されている。上面板13および各棚板3の下面には、後述において詳述する読出装置であるRFIDアンテナ9が各棚板3毎に対応して設けられている。載置台5の内部には、集線装置やチューナ等の機能を備えた中継装置16と、RFIDアンテナ9と中継装置16に電力を給電するための電源アダプタ17と、が設けられている。
各RFIDアンテナ9には、各種信号の送受信を行う信号ケーブル(図示略)と、電力を供給する給電ケーブル(図示略)と、を含む通信ケーブル18が各々接続されており、信号ケーブルは中継装置16内の集線装置に接続され、給電ケーブルは電源アダプタ17に接続され商品陳列棚1内に配設されている。
中継装置16はLANケーブル21を介して、LAN網に接続され物品管理システムの管理や運用を行う管理コンピュータ20に接続されている。中継装置16内にはデータ変換機能を備えたチューナによって、管理コンピュータ20とRFIDアンテナ9間で種々のデータの送受信が行えるようになっている。
つまり、物品19のRFIDタグの物品情報のデータが管理コンピュータ20に送信されることで、管理コンピュータ3で複数の棚板3毎に載置される物品19の物品情報の管理が一元的に行えるようになっている。
なお、本実施例のRFIDアンテナ9と、物品情報が記録されたRFIDタグには、それぞれ環状のコイル型のアンテナ(図示略)を用いており、RFIDアンテナ9とRFIDタグのコイル間に誘導されて発生する磁束を利用した電磁誘導方式により交信を行うようになってる。
そして、本実施例のRFIDアンテナ9の読み出し周波数は、電磁誘導方式の短波帯(13.56MHz)の周波数を用いているが、本発明はこれら電磁誘導方式や周波数に限定されるものではなく、例えば、電磁誘導方式の長波帯(〜135kHz)や、マイクロ波帯の電波を利用した電波方式のマイクロ波帯(2.45GHz)等を利用したものがあり、商品陳列棚や棚板に載置される商品の形状や特性、交信距離にあわせて、より理想的な環境下に適合した最適な方式と周波数のRFIDアンテナとRFIDタグを適宜利用するようにすれば良い。
次いで、商品陳列棚1の内部構造を中心に説明する。図4に示されるように、ブラケット4の後端には下向き鈎状の係合片4aが複数形成され、係合穴2aに係合固定され脚柱2に取り付けられている。ブラケット4の上端には係止溝4bが複数形成され、それと対向するように棚板3の底面には補強材3cが前後に離間され設けられており、ブラケット4に棚板3が載置されると係止溝4bに補強材3cが係止され位置固定されるようになっている。同様にして、ブラケット4が多段(本実施例では4段)に設けられ、これらブラケット4に棚板3が載置され位置固定されている。最上段に位置する棚板3の上方位置には上面板13が配置され、両脚柱2の上端部に設けられた横架材8の上端に上面板13の後端部13bの下面を当接させたのち、ボルト(図示略)によって固定され取り付けられている。
各棚板3および上面板9の内部には、それぞれRFIDアンテナ9が設けられ、各RFIDアンテナ9に接続された各々の通信ケーブル18は後方から下方に向けて配線され、載置台5の棚板後方に形成したケーブル孔5aを介して中継装置16と電源アダプタ17に接続され、中継装置16からLANケーブル21が配線され、脚柱2に形成した配線孔2bを介して外部に配設されている。
また、硬質プラスチック材からなる背面板6と、略同一形状の硬質プラスチック材からなる背面カバー7が両脚柱2間に嵌合され取り付けられることで、通信ケーブル18の配線が後方から外部に露出することなく隠蔽されている。
このように、上面板13および上方の棚板に相当する各棚板3毎に対応するように設けられたRFIDアンテナ9から直下に位置する下方の棚板に相当する棚板3および載置台5の棚板に載置された物品19のRFIDタグ11の物品情報の読み出しを行えるようになっている。
棚板3の構造について具体的に説明する。図2は棚板3の下方より上方に見上げた斜視図が示され、棚板3は、電磁遮蔽材(本実施例では金属スチール材)から構成された棚板本体3eおよび補強材3c、非電磁遮蔽材(本実施例では硬質プラスチック材)から構成された支持板12とからなり、支持板12の上面にRFIDアンテナ9が備えられている。
棚板本体3eは両端部(図示略)および前端部3a、後端部3bが下方に折り曲げられており、後端部3bの隅部に前後に貫通した配線口3b’が形成されている。補強材3cは断面上向きコ字状で左右の長さ方向に形成され、棚板本体3eの下面の前後に離間してそれぞれ溶接によって固着されて棚板本体3eの強度が高められている。
図3に示されるように、前後の補強材3cの下面には上下に貫通するボルト穴3c’が形成され、支持板12の前部および後部には、これらボルト穴3c’に対応する位置にボルト孔12aが形成されており、ボルト26をボルト孔12aを介してボルト穴3c’に螺合させることで、補強材3cに支持板12が固定されている。このように、読出装置であるRFIDアンテナ9が支持板12を介して棚板3の下面に固定されるため、RFIDアンテナ9を強固に取り付けることができる。
次いで、RFIDアンテナ9の支持板12への取付位置について詳細に説明する。RFIDアンテナ9は支持板12に接着剤で固着されており、棚板本体3eの下面から所定間隔以上(L1)離間され、前後の補強材3cから内方に向かって水平方向に所定間隔以上(L2)離間された位置に取り付けられている。また、RFIDアンテナ9に接続された通信ケーブル18は棚板本体3eの両端部に沿って配線され、配線口3b’を介して後端部3b後方から下方へと配設されている。なお、RFIDアンテナ9の上下に位置する棚板本体3eと支持板12は、例えば物品19の収納時に、RFIDアンテナ9に傷や故障等が発生することを未然に防ぐアンテナ保護被膜としての機能も有している。
RFIDアンテナ9と電磁遮蔽材である棚板本体3eとの間隔(L1)、およびRFIDアンテナ9と電磁遮蔽材である補強材3cとの間隔(L2)については、RFIDアンテナ9からの電磁波を棚板本体3eおよび補強材3cから影響されることなくRFIDタグ(図示略)に受信させ、RFIDタグからの電磁波を棚板本体3eおよび補強材3cから影響されることなくRFIDアンテナ9に受信させるために、少なくともRFIDアンテナ9と棚板本体3eおよび補強材3cとの間隔を40mm以上離間させることが好ましいことが実験的に検証されている。
そこで、本実施例においては前述において説明した図4に示されるように、商品陳列棚1に適用されたRFIDアンテナ9と棚板本体3eとの間隔(L1)、およびRFIDアンテナ9と補強材3cとの間隔(L2)がそれぞれ40mmとなっている。なお、電磁遮蔽材である上面板13および補強材13cと、RFIDアンテナ9との間隔も、棚板3と同様に所定間隔(L1)(L2)以上離間され、RFIDアンテナ9と棚板本体3eおよび補強材3cとの間隔(L1)(L2)が40mmとなっている。同じく物品に設けられるRFIDタグの取り付け位置も棚板本体3eおよび補強材3cから40mm以上離間させることが好ましい。
このように、上方の棚板である棚板3および上面板13に設けられた読出装置に相当するRFIDアンテナ9の取付位置は、補強材13cの上下間の厚みを利用して棚板本体3eおよび上面板本体13eの下面から下方にそれぞれ所定間隔(L1)以上離間した位置で取り付けることで、電磁遮蔽材により構成された各棚板3に取り付けられた読出装置であるRFIDアンテナ9からの電磁波が上方の棚板である棚板3に影響されずに、下方の棚板である棚板3および載置台5の棚板に載置される物品19のRFIDタグの情報を確実に読み出すことができる。
同様に、電磁遮蔽材により構成された上面板13に取り付けらた読出装置であるRFIDアンテナ9からの電磁波が上面板13に影響されずに、最上段に設置された棚板3に載置される物品19のRFIDタグの情報を確実に読み出すことができる。
しかも、補強材3cおよび補強材13cから内方に向かって水平方向に所定間隔(L2)以上離間した位置で取り付けることで前後の補強材13cが本実施例のように電磁遮蔽材により構成された場合でも、RFIDアンテナ9を所定間隔以上離間されて、電磁波が補強材13cに影響されることなくRFIDタグ11からの電磁波の受信をより正確に行えるようになっている。
また、上面板13および各棚板3は電磁遮蔽材で構成されているので、上下に位置するRFIDアンテナ9同士の電磁波が互いに干渉することなく、物品のRFIDタグ11の情報を下方の棚板である各棚板3および載置台5の棚板毎に確実に読み出すことができる。
図5に示されるように、RFIDアンテナ9は棚板3への所定の取付位置によって、左右の両脚柱2に係止されたブラケット4から内方に向かって所定間隔(L3)以上離間され取り付けられている(本実施例では40mm)。棚板3には物品19が複数載置されており、これら物品19の上面にはRFIDタグ11がそれぞれ取り付けられている。なお、RFIDタグ11はRFIDアンテナ9との電磁波の送受信が行いやすいように互いを平行になるように設けられているが、本実施例はこの取付位置に限定するものではなく、例えば物品19の前面側や背面側に設けてもよいことは言うまでもない。
RFIDアンテナ9と電磁遮蔽材であるブラケット4との間隔(L3)については、RFIDアンテナ9からの電磁波をブラケット4から影響されることなくRFIDタグ11に受信させ、RFIDタグ11からの電磁波をブラケット4から影響されることなくRFIDアンテナ9に受信させるために、少なくともRFIDアンテナ9とブラケット4との間隔を40mm以上離間させることが好ましいことが実験的に検証されている。そこで、本実施例においては、RFIDアンテナ9とブラケット4との間隔(L3)を40mmとなるように設定されている。
RFIDアンテナ9に接続された通信ケーブル18は、棚板3の後端部3bの隅部に形成された配線口3b’を通され、脚柱2に沿うように配線処理が行われるので、通信ケーブル18を物品19の収納部内にはみ出させることを防止でき、商品陳列棚1の正面からの見栄えを損なわせることがない。特に棚板3を上下方向に移動させ設置した場合であっても効果的に通信ケーブル18の隠蔽を行うことができる。
以上の説明により実施例1では、読出装置であるRFIDアンテナ9を、RFIDタグ11が取り付けられた複数の物品が載置される電磁遮蔽材である下方の棚板3および載置台5の棚板から上方に離間させて設けた電磁遮蔽材である上方の棚板3および上面板13や電磁遮蔽材であるブラケット4から所定間隔(L1)(L2)(L3)以上離間するように設けられることで、物品19に取り付けられたRFIDタグ11の物品情報が含まれる電磁波が、これら電磁遮蔽材による影響を受けることなくRFIDアンテナ9に受信させることができる。
次に、本発明の実施例2を図6に基づいて説明する。図6は、本発明の実施例2における棚板の側断面図である。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図6に示されるように、棚板本体3eの下面には所定間隔(L2)以上の厚みのある支持板12’が接着剤等で固着され、支持板12’の下面にボルト26でRFIDアンテナ9が固定されている。この支持板12’によって常に棚板3の下面からRFIDアンテナ9を所定間隔(L2)以上離間させて取り付けることが可能となっている。
このように、電磁遮蔽材である棚板3’によってRFIDアンテナ9からの電磁波が影響されることを防止できる。なお、上面板においても、棚板3’と同様の構成で上面板の下面に支持板12’を固着してRFIDアンテナ9の取り付けを行うことが可能なため説明を割愛する。
以上、本発明の実施例1、2を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、棚板本体3と支持板12の間にRFIDアンテナ9を設けることで、RFIDアンテナ9が外部に露出することなく保護されることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、RFIDアンテナ9を支持板12の下面に取り付けて表面にアンテナ保護被膜を設けることで、RFIDアンテナ9を収納部内に露出させるように設置しても良く、商品陳列棚1の利用形態に合わせてRFIDアンテナ9の設置状態を決めるようにしても良い。
また、上記実施例では、RFIDタグ11が物品19に貼付され取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば物品19内にRFIDタグ11を埋め込んで取り付けたり、物品19内部にそのまま内挿した状態でも良く、物品の商品特性を生かした取り付け方法で適宜RFIDタグを取り付ければ良い。
また、上記実施例では、管理コンピュータ20を外部に設けた構成(図1参照)にすることで、他の複数の商品陳列棚(図示略)を一元的に管理可能にしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、中継装置16が収納される載置台5内に管理コンピュータ20を内蔵するようにしても良く、商品陳列棚毎に物品の管理を行うようにしても良い。
本発明の実施例1における物品情報の読出装置を備える商品陳列棚の全体像を示す斜視図である。 読出装置を備えた棚板を示す斜視図である。 図2のC−C線を示す側断面図である。 図1のA−A線を示す側断面図である。 図1のB−B線を示す平面断面図である。 本発明の実施例2における棚板の側断面図である。
符号の説明
1 商品陳列棚
2 脚柱(電磁遮蔽材)
2a 係合穴
2b 配線孔
3、3’ 棚板(電磁遮蔽材)
3a 前端部
3b 後端部
3b’ 配線口
3c 補強材(電磁遮蔽材)
3c’ ボルト穴
3e 棚板本体
4 ブラケット
4a 係合片
4b 係止溝
5 載置台
5a ケーブル孔
6 背面板(電磁遮蔽材)
7 背面カバー(電磁遮蔽材)
8 横架材
9 RFIDアンテナ(読出装置)
11 RFIDタグ
12、12’ 支持板(非電磁遮蔽材)
12a ボルト孔
13 上面板(電磁遮蔽材)
13a 前端部
13b 後端部
13c 補強材(電磁遮蔽材)
13e 上面板本体
18 通信ケーブル(給電ケーブル及び信号ケーブルを含む)
19 物品
26 ボルト

Claims (6)

  1. 左右に離間する脚柱に、左右一対の前後方向を向くブラケットの後端が各々支持され、該両ブラケット上に、左右方向を向く電磁遮蔽材からなる複数の棚板の両側が載置されている商品陳列棚において、隣り合う上下の棚板のうち下方の棚板上に物品情報を有するRFIDタグが取り付けられた物品を配置するとともに、前記上方の棚板には、RFIDタグ情報を読み出す読出装置を、前記上方の棚板下面から所定間隔以上離間するように設けたことを特徴とする物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  2. 前記複数の棚板の最上段に位置する棚板のさらに上方に電磁遮蔽材からなる上面板が設けられ、前記上面板と上下に隣り合う前記最上段の棚板上に物品情報を有するRFIDタグが取り付けられた物品を配置するとともに、前記RFIDタグ情報を読み出す読出装置を、前記上面板の下面から所定間隔以上離間するように設けた請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  3. 前記読出装置が、非電磁遮蔽材である支持板に取り付けられ、棚板または上面板の下面の所定位置に前記支持板を固定した請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  4. 前記棚板または上面板の下面の前後方向に設けられている補強材の下面に前記支持板が取り付けられている請求項3に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  5. 前記両補強材が電磁遮蔽材であり、該両補強材から水平方向に所定間隔以上離間させた位置に読出装置が設けられている請求項4に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  6. 前記棚板の後端部の隅部に、読出装置から延設される配線を出す配線口を設けた請求項1乃至5のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
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