JP2005316002A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の駆動手段から走査パルスが与えられた走査線に接続された画素回路に対し、信号線を通してフィールド毎に極性が反転した映像信号が順次供給されてなる1F反転駆動方式のアクティブマトリクス駆動方式表示装置であって、信号線を構成する導電層34bと映像信号が供給される導電層32の間の少なくとも一部、および/または、画素回路における映像信号が供給される導電層と、前記画素回路の隣接画素回路に配線された信号線を構成する導電層との間の少なくとも一部に、絶縁膜を介して、一定電位に固定されたシールドSD1が形成されている構成とする。
【選択図】図3
Description
画素回路は、図5に示すように、画素トランジスタである薄膜トランジスタ(TFT:Thin Film Transistor)と、このTFTのドレイン電極に画素電極が接続された液晶セルLCと、TFTのドレイン電極に一方の電極が接続された保持容量Csを有する。
この画素回路に対して、図示しない水平駆動回路により駆動される信号線SIGL1と、図示しない垂直駆動回路により駆動される走査線SCLとが接続されている。
また、液晶セルLCの対向電極および保持容量Csの他方の電極は、共通のCsラインCsLを通してコモン電圧Vcomが与えられる。
横方向のクロストークはCsラインCsLと信号線SIGL1との間に寄生容量が存在することなどに起因し、一方、縦方向のクロストークは、信号線SIGL1あるいは隣接する信号線SIGL2と画素電位VPを保持する導電層部分との間の寄生容量(Ccp1あるいはCcp2)などに起因して起こる。
1H反転駆動方式においては、信号線電位が1H(Hは水平走査期間)毎に反転するため、黒側カップリングと白側カップリングが相殺され、結果としてカップリング性縦方向クロストークは発生しない。
一方で、1F反転駆動方式では、信号線電位が1F(Fはフィールド)の期間同極性の映像信号が入るため、カップリングを相殺できず、縦方向クロストークが発生する。
画面中央の四角領域において黒い部分が表示されており、その外周部において画面全体に中間調(グレー)が表示されているものである。
ここで、画面中央の四角領域の上部(B点)においては、他のグレー領域よりも黒っぽく表示されており、一方画面中央の四角領域の下部(C点)においては、他のグレー領域よりも白っぽく表示されているものである。これは、画面中央の四角領域の上部および下部において、それぞれ画面中央の黒い四角領域と縦方向のクロストークが起こったことによる。
図7(a)は画面左側の上部から下部にわたってグレーを表示する領域の信号線電位であり、1フィールド毎に反転しながらグレーを示す電位が与えられている。また、図7(b)は図6中のA点における画素電位である。
この領域においては、カップリングの影響がないので、A点などの各画素の画素電位は、走査線で選択されるそれぞれのタイミングで信号線電位から入力される電位をそのまま保っている。
画面中央の黒い四角領域の上部における画素(B点)の画素電位は、走査線で選択されたタイミングで信号線電位から入力された電位に対して、画面中央の黒い領域に相当する信号線電位の高電位(12.5V)および低電位(2.5V)とカップリングが生じ、それぞれの中間調電位から黒側(10Vより高電位および5Vより低電位)にシフトしている。
また、画面中央の黒い四角領域の下部における画素(C点)の画素電位は、走査線で選択されたタイミングで信号線電位から入力された電位に対して、画面中央の黒い領域に相当する信号線電位の高電位(12.5V)および低電位(2.5V)とカップリングが生じ、それぞれの中間調電位から白側(10Vより低電位および5Vより高電位)にシフトしている。
LCD10は、TFTアレイ基板11と、これに対向する透明な対向基板12を備えている。TFTアレイ基板11は、例えば石英基板からなり、対向基板12は、例えばガラス基板あるいは石英基板からなる。
TFTアレイ基板11には、複数のマトリクス状に配置された画素毎に、例えばITO膜(酸化インジウム・スズ膜)などの透明導電性薄膜からなる画素電極13が設けられて、また、TFTおよび蓄積容量などが形成されている。一方、対向基板12には、全面にITO膜の対向電極14が形成されている。
配向膜(17,18)間の距離を所定値とするために、例えば柱状スペーサ、グラスファイバあるいはガラスビーズなどのスペーサを用いることができる。配向膜(17,18)は例えばポリイミド膜などからなり、液晶層16は例えば1種類または数種類のネマティック液晶を混合した液晶からなる。また、必要に応じて、例えば対向電極14上に赤、緑あるいは青のカラーフィルタを画素毎に有する構成としてカラー画像を表示するLCDとすることもできる。
ここでは、図面の簡略化のため、3行(n−1行〜n+1行)4列(m−1列〜m+2列)の画素配列の場合を例として示している。
上述の画素構造において、薄膜トランジスタTFTは、ゲート電極が走査線SCLn−1,SCLn,SCLn+1に接続され、ソース電極が信号線(信号ライン)SIGLm−1,SIGLm,SIGLm+1,SIGLm+2に接続されている。
液晶セルLCは、画素電極が薄膜トランジスタTFTのドレインに接続され、対向電極は、Cs線CsLを介して基準電位となるコモン電位Vcomが印加されるCs線CsLに接続されている。保持容量Csもまた、薄膜トランジスタTFTのドレインとCs線CsLとの間に接続されている。
信号線SIGLm−1,SIGLm,SIGLm+1,SIGLm+2の各一端は、水平駆動回路SRHの対応する行の各出力端にそれぞれ接続されている。
垂直駆動回路SRVは、垂直スタートパルスVSTに応答して垂直駆動(垂直走査)を開始し、走査線にゲートパルスを送出することによりTFTをオン状態として走査線を選択し、選択された走査線に対して、後述する水平駆動回路SRHからの映像信号が書き込まれる。
水平駆動回路SRHは、水平スタートパルスHSTに応答して水平駆動を開始し、水平クロックパルスHCKに同期してアナログ映像信号を順次サンプリングし、そのまま順に信号線SIGLm−1,SIGLm,SIGLm+1,SIGLm+2に出力する。これにより、垂直駆動回路SRVにより選択されているライン(行)の画素Pixelに対して、順番に信号線SIGLm−1,SIGLm,SIGLm+1,SIGLm+2の電位が映像信号として液晶セルLCの画素電極に書き込まれ、画素電位が得られる。
即ち、従来方法においては、信号線電位が1F(Fはフィールド)の期間同極性の映像信号が入ることから、縦方向のクロストークとなる信号線電位と画素電位のカップリングや1対の走査線間のカップリングにより、縦方向クロストークが生じていた。
TFTアレイ基板11上に、光遮蔽性のMo層31などがパターン形成されており、それを被覆して酸化シリコンなどの絶縁膜が積層して形成され、その上層にポリシリコン層32がパターン形成されている。
ポリシリコン層32のチャネル形成領域上に絶縁膜を介してゲート電極33が設けられており、ゲート電極33の両側部におけるポリシリコン層32中にチャネル形成領域を挟むように導電性不純物が導入され、例えばLDD(Lightly Doped Drain)構造を有するソース領域およびドレイン領域が形成されており、薄膜トランジスタTFTが構成されている。
上記の構成において、薄膜トランジスタTFTがオンとなったときに、信号線であるアルミニウム層34bから、ポリシリコン層32、アルミニウム層34aおよびTi層35を介して画素電極13に映像信号が書き込まれ、即ち、ポリシリコン層32、アルミニウム層34aおよびTi層35を介して画素電極13が信号線電位となる。
即ち、信号線を構成する導電層(アルミニウム層34b)と映像信号が供給される導電層のうちのカップリングしやすい部位であるポリシリコン層32との間に、カップリングを遮蔽するシールドSD1が設けられ、この間のカップリングが抑制されて縦方向のクロストークが抑制されている。
これによって、画素回路における映像信号が供給される導電層と、隣接画素回路に配線された信号線を構成する導電層との間のカップリングが抑制されて縦方向のクロストークが抑制されている。
例えば、上記の実施形態においては、アクティブマトリクス方式の液晶表示装置について説明をしたが、これに限らず、その他の表示装置にも適用することができる。
その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
Claims (5)
- パネル面に画素回路が行列状に配置され、各列に信号線が配線され、各行に走査線が配線された画素部と、
前記画素部の各走査線に走査パルスを与える第1の駆動手段と、
前記第1の駆動手段から前記走査パルスが与えられた走査線に接続された画素回路に対し、前記信号線を通して、フィールド毎に極性が反転した映像信号を順次供給する第2の駆動手段と
を有し、
前記画素回路において、前記信号線を構成する導電層と、前記映像信号が供給される導電層の間の少なくとも一部に、絶縁膜を介して、一定電位に固定されたシールドが形成されている
表示装置。 - 前記映像信号が供給される導電層と、前記画素回路の隣接画素回路に配線された信号線を構成する導電層との間の少なくとも一部に、絶縁膜を介して、一定電位に固定されたシールドが形成されている
請求項1に記載の表示装置。 - 前記画素回路は液晶セルを含む
請求項1に記載の表示装置。 - パネル面に画素回路が行列状に配置され、各列に信号線が配線され、各行に走査線が配線された画素部と、
前記画素部の各走査線に走査パルスを与える第1の駆動手段と、
前記第1の駆動手段から前記走査パルスが与えられた走査線に接続された画素回路に対し、前記信号線を通して、フィールド毎に極性が反転した映像信号を順次供給する第2の駆動手段と
を有し、
前記画素回路における前記映像信号が供給される導電層と、前記画素回路の隣接画素回路に配線された信号線を構成する導電層との間の少なくとも一部に、絶縁膜を介して、一定電位に固定されたシールドが形成されている
表示装置。 - 前記画素回路は液晶セルを含む
請求項4に記載の表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004131863A JP2005316002A (ja) | 2004-04-27 | 2004-04-27 | 表示装置 |
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Family Applications (1)
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2004
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