JP2005314433A - ピリピロペン誘導体 - Google Patents

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JP2005314433A JP2005171145A JP2005171145A JP2005314433A JP 2005314433 A JP2005314433 A JP 2005314433A JP 2005171145 A JP2005171145 A JP 2005171145A JP 2005171145 A JP2005171145 A JP 2005171145A JP 2005314433 A JP2005314433 A JP 2005314433A
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Satoshi Omura
智 大村
Toshiaki Sunatsuka
敏明 砂塚
Hiroshi Koda
洋 供田
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Abstract

【課題】 ピリピロペンのアシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活性を高めた誘導体の提供。
【解決手段】 下記式で表される化合物
Figure 2005314433

〔式中、R1 はOH、−OCOR5 、または−OSO2 6 等を示し、R2 はH、OH、−O−アルキル基、複素環式基、糖残基、−OCOR7 、または−OSO2 8 等を示し、R3 はOH、−OCOR9 、複素環式基、または−OSO2 10、を示し、R4 はOH、−O−アルキル基または−O−アシル基等を示す〕。
【選択図】 なし

Description

本発明はピリピロペン誘導体に関する。
従来、いくつかの高脂血症治療のための薬物が知られている。高脂血症の治療薬としては、(1)コレステロールの生合成阻害、(2)コレステロールの吸収阻害、(3)コレステロールの異化促進、(4)リポ蛋白の合成の抑制などの作用を有する薬物が知られている。
近年、食生活の向上に伴い成人の高脂血症や動脈硬化などコレステロール蓄積に起因する症状が現代病として問題視されている。高脂血症は、動脈硬化の進行を促進する因子のひとつとして知られており、血中コレステロールを低下させることで虚血性心疾患の減少をもたらすことができる。又、高脂血症になると心筋硬塞の発症率も高くなるなど高脂血症、特に高コレステロール血症のより有効で安全な治療薬の出現が望まれている。
コレステロールはアシルコエンザイムAからアシル基転移によりコレステロールエステルとなり、細胞内および血中リポ蛋白に蓄積される。このアシル基転移反応を触媒する酵素がアシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素であり、コレステロールの腸管からの吸収および冠動脈における泡沫細胞の形成に深く係わっている。従って、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素を阻害する物質は、かかる疾病に有効であることが推定される。かかる実情において、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活性を有する物質を提供することは、高脂血症やそれに基く動脈硬化などの成人病の治療上有用なことである。
本発明者らは、微生物の生産する代謝産物につて研究を続けた結果、新たな土壌から分離したFO−1289菌株の培養物中にアシルコエンザイムAコレステロール転移酵素阻害活性を有する物質が産生されることを見出した。次いで、該培養物からアシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活性物質を分離、精製した結果、後記の理化学的性質を有する各物質を得た。これらの物質は従来全く知られていないことから、本物質をピリピロペン(FO−1289物質)と命名した。(特開平6−184158号)
本発明者らは、このピリピロペンのアシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素阻害活性(以下、ACAT阻害活性という)をより高めることを目的としてピリピロペンの種々の誘導体を合成した。
本発明はかかる知見に基いて完成されたものであって、下記式で表されるピリピロペン誘導体を提供するものである。
Figure 2005314433
上記式で示す本発明のピリピロペン誘導体は以下の群よりなる化合物に大別することができる。
Figure 2005314433
(以下、グループ1−1化合物という)
Figure 2005314433
(以下、グループ1−2化合物という)
Figure 2005314433
(以下、グループ1−3化合物という)
Figure 2005314433
(以下、グループ1−4化合物という)
Figure 2005314433
(以下、グループ1−5化合物という)
Figure 2005314433
(以下、グループ1−6化合物という)
Figure 2005314433
(以下、グループ1−7化合物という)
本発明のピリピロペン誘導体の原料物質であるピリピロペンは、特開平6−184158号明細書に記載されているように微生物アスペルギルス エスピー FO−1289の培養産物として得ることができる。
以下、各グループの化合物の製造法について述べる。
(1)グループ1−1化合物:
1)グループ1−1化合物の式において、R1 、R2 、R3 のいずれか1つないし2つがOHで、他がアシル化された化合物
ピリピロペンA(化2において、R1 =R2 =R3 =OAcの化合物)を脱アシル化(脱アセチル化)することによって得られる。脱アシル化含水系溶媒中でアルカリあるいは酸触媒を用いて加水分解を行う通常の方法により行われる。
アルカリ加水分解の場合は、溶媒として例えばメタノール、水−メタノール混合溶媒(含水系低級アルコール)、水−テトラヒドロフラン混合溶媒が用いられ、反応温度としては室温、0℃氷冷あるいは加熱還流など、反応の条件に応じて変更し得る。用いられる試薬としては、例えばナトリウムメトキシド、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7−エン、炭酸水素ナトリウム、アンモニア、炭酸カリウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、1,4−ジアザビシクロ[2,2,2]オクタン等が挙げられる。
酸加水分解の場合は、溶媒として、例えばメタノール、エタノール、水−メタノール混合溶媒(含水系低級アルコール)等が用いられる。反応温度としては、通常は室温で行われるが、反応条件によっては冷却あるいは加熱条件による場合もあり得る。使用される試薬としては、塩酸、硫酸、p−トルエンスルホン酸などを挙げることができる。
1 、R2 、R3 の置換基のいずれかがアセチル基以外のアシル基である場合は、アシル基導入部以外の水酸基を保護しておいて、所望の位置をアシル化すればよい、水酸基の保護基は後に除去することにより目的物を得ることができる。例えばR1 、R3 がOH、R2 がアシル基である化合物を得るには、R1 、R2 、R3 の基がOHである化合物のR1 、R3 の基をアセタール保護しておき、R2 をアシル化した後、R1 、R3 の脱アセタール化すればよい。アセタールの脱保護は酸を用いる通常の方法により行い得る。
2)グループ1−1化合物の式において、R1 がアシル基である化合物
グループ1−1化合物の式においてR1 =R2 =R3 =OHである化合物の水酸基をアシル化することにより得られる。アシル化は、酸無水物あるいは酸ハライド(酸クロライド)と塩基を用いてアシル化を行う通常の方法により行われる。あるいはカルボン酸を縮合剤を用いて縮合させる通常の方法によっても行うことができる。
酸無水物あるいは酸ハライドを用いたアシル化反応においては、溶媒として例えばピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等を用い、反応温度として通常室温、必要により冷却、あるいは加熱条件下で反応を行う。酸ハライドを用いる場合には、脱酸剤として塩基、例えばピリジン、トリエチルアミン等が用いられ、更にジメチルアミノピリジンを必要により加える。カルボン酸との縮合反応によるアシル化反応においては、溶媒としてジクロロメタン、クロロホルム等無水系の有機溶媒が用いられ、反応温度としては室温、必要により冷却あるいは加熱条件下で反応がとられる。
縮合剤としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N、N’−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフイニッククロライド等が用いられる。反応において使用される塩基としては、ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン等である。
3)R1 、R2 のいずれかが、アルキルスルホン酸化された化合物
1 、R2 、R3 がOHである化合物の水酸基をアルキルスルホン酸化することにより得ることができる。アルキルスルホン酸化は、例えばアルキルスルホン酸クロライド、あるいはアルキルスルホン酸無水物と塩基を用いる通常の方法により行われる。用いられる溶媒としては、ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等が挙げられる。反応温度は、室温あるいは、反応条件によっては、冷却あるいは加熱により行われる。用いられる塩基としては、ピリジン、トリエチルアミン等である。
以上のようにして得られた各化合物は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー等のクロマトグラフ法などにより精製することができる。
(2)グループ1−2化合物:
3 がアシル基、R1 、R2 がO−アセチル基の化合物
これらの化合物は、R2 、R3 がOHで、R1 がR3 に導入しようとする所望のアシル基を有する化合物をアシル化することにより得られる。アシル化の方法としては、酸無水物あるいは酸クロライドと塩基を用いてアシル化を行う通常の方法、あるいはカルボン酸と縮合させる通常の方法により行うことができる。
酸無水物あるいは酸クロライドを用いたアシル化は、次のような条件で行い得る。
溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
塩基:ピリジン、トリエチルアミン等が用いられ、更にジメチルアミノピリジンを必要により加える。
カルボン酸との縮合反応によるアシル化は、次のような条件で行うことができる。
溶媒:ジクロロメタン(その他の無水系の溶媒でもよい、例えばクロロホルムが使用される)
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件下もありえる)
縮合剤:ジサイクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N、N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフイニッククロライド等が用いられ得る。
塩基:ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン等である。
以上のようにして得られた各化合物は、シリカゲル等を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製することにより純品を得ることができる。
(3)グループ1−3化合物:
2 がO−アシル化され、R1 、R3 がO−アセチル化されているこのグループの化合物は、R2 がOH、R1 、R3 がO−アセチル基である化合物をO−アシル化することにより得られる。アシル化の方法としては、グループ1−2の化合物と同様の反応により行うことができる。
(4)グループ1−4化合物:
1 、R3 がO−アセチル化され、R2 に種々の置換基を有するこのグループの化合物は、R1 、R3 がO−アセチル基であり、R2 がOHである化合物のR2 の水酸基に相当する置換基を導入することにより得られる。導入の方法は導入される置換基によりそれぞれ異なるが、主な導入方法を述べると以下のとおりである。
水酸基のアルキル(またアリール)スルホン酸化
アルキル(またはアリール)スルホン酸クロライドあるいはアルキル(またはアリール)スルホン酸無水物と塩基を用いる通常の方法により行われる。
溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
塩基:ピリジン、トリエチルアミン等が用いられる。
水酸基のカルバメート化
アルキルイソシアネートを用いる通常の方法により行われる。
塩基:トリエチルアミン、ピリジン等
溶媒:ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
水酸基のカルボネート化
カルボアルキルクロライドを用いる通常の方法により行われる。
塩基:トリエチルアミン
溶媒:ジクロロメタン
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
水酸基の置換メチルエーテル化
クロロ置換エーテルを用いる通常の方法により行われる。
試薬:メトキシメチルクロライド、エトキシメトキシメチルクロライド等
溶媒:ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
塩基:トリエチルアミン、ピリジン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
水酸基のメチルチオメチル化
ハロゲン化物試薬を用いる通常の方法、あるいはジメチルスルホキシドを用いる通常の方法により行われる。
ハロゲン化物試薬を用いる
試薬:メチルチオメチルクロライド
溶媒:ジクロロメタン
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
ジメチルスルホキサイドを用いる
試薬:ジメチルスルホキサイド、及び無水酢酸あるいは酢酸
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
水酸基のテトラヒドロピラニル化
ジヒドロピランと酸を用いる通常の方法により行える。
試薬:ジヒドロピラン
酸触媒:ピリジン塩酸塩、ピリジニウムp−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等
溶媒:ジクロロメタン
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
水酸基のグリコシル化
鈴木等による、テトラヘドロンレター(30)49、1989年、6879ページに記載の方法により行われる。
糖:テトラ−O−ベンジル−D−マンノシルフルオライド
試薬:ジルコノセンクロライドとシルバートリフレート
乾燥剤:モレキュラーシーブス4A
溶媒:ベンゼン
反応温度:室温、冷却
水酸基のチオカルボニルイミダゾール化
チオカルボニルジイミダゾールを用いる通常の方法により行われる。
試薬:チオカルボニルジイミダゾール
溶媒:トルエン、ベンゼン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温、加熱還流
水酸基の脱酸素化反応
水酸基をチオカルボニルイミダゾール化した後にこれを脱酸素化する通常の方法により行われる。
試薬:トリn−ブチル水素スズ
ラジカル反応開始剤:AIBN
溶媒:トルエン
反応温度:加熱還流(室温あるいは冷却条件もありえる)
ピリジンN−オキシドの脱保護
アルキルリン酸と光を用いる方法により行われる。
試薬:亜リン酸トリエチル
溶媒:クロロホルム、重クロロホルム等
光源:高圧水銀ランプ
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
以上のようにして得られた化合物はシリカゲル等を用いたカラムクロマトグラフィーにより精製され純品を得ることができる。
(5)グループ1−5化合物:
2 、R3 が−O−アセチル基であり、R1 がアシル基またはアルキルスルホニル基である、このグループの化合物はR1 が所望のアシル基またはアルキルスルホニル基である、R2 、R3 がOHである化合物の水酸基をアセチル化することにより得ることができる。アセチル化の方法としては以下のアシル化法により行うことができる。
水酸基のアシル化
酸無水物あるいは酸クロライドと塩基を用いてアシル化を行う通常の方法、あるいはカルボン酸と縮合させる通常の方法により行われる。
酸無水物あるいは酸クロライドを用いたアシル化
溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
塩基:ピリジン、トリエチルアミン等、さらにジメチルアミノピリジンを加えることもある。
カルボン酸との縮合反応によるアシル化
溶媒:ジクロロメタン(その他の無水系の溶媒でもよい、たとえばクロロホルム)
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
縮合剤:ジサイクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N,N−ビス(2−オキソ−3−オキソゾリジニル)ホスフィニッククロライド等
塩基:ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン等
(6)グループ1−6化合物:
1 、R2 、R3 が−O−アセチル基であり、R4 がO−アシル基またはO−アルキル基であるこのグループの化合物は、R1 、R2 、R3 が−O−アセチル基であるピリピロペンAのR4 に置換基を導入することにより得られる。R4 の水酸基のアシル化は以下の方法により行うことができる。
水酸基のアシル化
酸無水物あるいは酸クロライドと塩基を用いてアシル化を行う通常の方法、あるいはカルボン酸と縮合させる通常の方法により行われる。
酸無水物あるいは酸クロライドを用いたアシル化
溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
塩基:ピリジン、トリエチルアミン等、さらにジメチルアミノピリジンを加えることもある。
カルボン酸との縮合反応によるアシル化
溶媒:ジクロロメタン(その他の無水系の溶媒でもよい、たとえばクロロホルム)
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありうる)
縮合剤:ジサイクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N,N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライド等
塩基:ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン等
4 のO−アルキル化法は、ピリピロペンAのピリジン環をN−オキシド保護した後、R4 基の位置をO−アルキル化する。しかる後にピリジンN−オキシドの脱保護を行うことにより所望の化合物を得ることができる。これらの反応、ピリジンのN−オキシド化、ピリジンのN−オキシドの脱保護、O−アルキル化は以下のように行われる。
ピリジンのN−オキシド化
過酸化物を用いる通常の方法により行われる。
試薬:m−クロロ過安息香酸、過酸化水素等
溶媒:ジクロロメタン
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
ピリジンN−オキシドの脱保護
アルキルリン酸と光を用いる方法により行われる。
試薬:亜リン酸トリエチル
溶媒:クロロホルム、重クロロホルム等
光源:高圧水銀ランプ
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
アルキル化
アルキルハライドと塩基を用いる通常の方法により行われる。
試薬:よう化メチル、ベンジルブロミド等のアルキルハライド
塩基:水素化ナトリウム
溶媒:テトラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジメチルスルホキサイド等、あるいはこれらの混合溶媒
反応温度:室温、冷却(氷冷、−40℃等)あるいは加熱条件もありえる。
得られた化合物はシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーの高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等により単離純品とすることができる。
(7)グループ1−7化合物:
1 、R2 、R3 がO−アシル基等であり、R4 がOHないしはO−アシル基であるこのグループの化合物は、R1 、R2 、R3 がOHである化合物、即ちピロピリペンAの脱アシル化合物に所望の置換基を導入することにより得られる。また、R1 、R2 、R3 、R4 がO−アシル基およびOH基である化合物は夫々の所定の位置に所望の置換基を導入することにより得ることができる。水酸基のアシル化、水酸基のアルキルスルホン酸化、水酸基のテトラヒドロピラニル化は、例えば以下のような方法により行うことができる。
水酸基のアシル化
酸無水物あるいは酸クロライドと塩基を用いてアシル化を行う通常の方法、あるいはカルボン酸と縮合させる通常の方法により行われる。
酸無水物あるいは酸クロライドを用いたアシル化
溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
塩基:ピリジン、トリエチルアミン等、さらにジメチルアミノピリジンを加えることもある。
カルボン酸との縮合反応によるアシル化
溶媒:ジクロロメタン(その他の無水系の溶媒でもよい、たとえばクロロホルム)
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
縮合剤:ジサイクロヘキシルカルボジイミド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール、N,N−ビス(2−オキソ−3−オキサゾリジニル)ホスフィニッククロライド等
塩基:ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン等
水酸基のアルキルスルホン酸化
アルキル(またはアリール)スルホン酸クロライドあるいはアルキルスルホン酸無水物と塩基を用いる通常の方法により行われる。
溶媒:ピリジン、ジクロロメタン、テトラヒドロフラン等
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
塩基:ピリジン、トリエチルアミン等
水酸基のテトラヒドロピラニル化
ジヒドロピランと酸を用いる通常の方法により行われる。
試薬:ジヒドロピラン
酸触媒:ピリジン塩酸塩、ピリジニウムp−トルエンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等
溶媒:ジクロロメタン
反応温度:室温(冷却あるいは加熱条件もありえる)
以上のようにして得られた化合物はシリカゲル等を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して純品を得ることができる。
以上、各方法により得られた化合物の物理化学的性質ならびに生物学的性質を以下に示す。なお、生物学的性質としては、以下に述べるin vitro活性測定法による、ラット由来アシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素に対する阻害作用を50%阻害値(IC50)で示す。
in vitro活性測定法:
ラット由来アシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素に対する阻害作用
アシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素活性に対する影響は供田等の方法(ザ・ジャーナル・オブ・アンティバイオティックス、45巻、1626ページ、1992年)に従い、ラット肝ミクロソーム画分より調製した粗酵素を用い、100mMリン酸緩衝液(pH7.4)中300μM牛血清アルブミン、30μM[1−14C]オレオイル−CoA(0.02μCi)、30μMコレステロール(30分の1重量のトリトンWR−1339で溶解させたもの)を添加して全量200μl とし、37℃で30分間反応させ、クロロホルム:メタノール(1:2)混合液で反応を停止させ、総脂質をホルシュらの方法(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー、226巻、497ページ、1957年)で抽出後、TLC(キーゼルゲルGF254 、展開溶媒として石油エーテル:ジエチルエーテル:酢酸=90:10:1)で各脂質を分離後、コレステロールエステル画分に取り込まれた放射活性をRIスキャナー(アンビス社製)で分析し、アシルコエンザイムAコレステロールアシル転移酵素活性を測定した。本酵素活性を50%阻害する濃度を算定した。その結果を以下に示す。
Figure 2005314433
グループ1−1化合物:
化合物番号 R1 2 3 ACAT阻害活性(IC50,μM)
PR−3 OH OH OH >220
PR−4 OCOCH3 OH OH >200
PR−35 OCOCH2 CH3 OH OH NT
PR−29 OCO(CH2)2 CH3 OH OH NT
PR−52 OCO(CH2)3 CH3 OH OH NT
PR−32 OCOCH(CH3)2 OH OH NT
PR−119 OCO-p-Br-C6H4 OH OH NT
PR−85 OSO2 CH3 OH OH NT
PR−96 OSO2-p-CH3-C6H4 OH OH >160
PR−5 OH OCOCH3 OH 100
PR−82 OH OCO(CH2)3CH3 OH 81
PR−6 OH OH OCOCH3 38
PR−7 OCOCH3 OH OCOCH3 57
PR−42 OH OCOCH3 OCOCH3 3.3
PR−129 OSO2 CH3 OSO2CH3 OH NT
PR−154 OSO2 CH3 OCO(CH2)3CH3 OH 4.7
Figure 2005314433
グループ1−2化合物:
化合物番号 R ACAT阻害活性(IC50,μM)
PR−57 OCOCH2 CH3 (ピリピロペンD) 0.14
PR−55 OCO(CH2)2 CH3 0.20
PR−75 OCO(CH2)3 CH3 0.62
PR−56 OCOCH(CH3)2 0.13
Figure 2005314433
グループ1−3化合物:
化合物番号 R2 ACTA阻害活性(IC50,μM)
PR−24 OCOCH2 CH3 (ピリピロペンC) 0.067
PR−25 OCO(CH2)2 CH3 0.038
PR−45 OCO(CH2)3 CH3 0.013
PR−60 OCO(CH2)4 CH3 0.019
PR−70 OCO(CH2)5 CH3 0.17
PR−61 OCO(CH2)6 CH3 0.12
PR−15 OCO(CH2)16CH3 7.7
PR−26 OCOCH(CH3)2 0.13
PR−58 OCOC(CH3)3 0.13
PR−59 OCOCH2 CH(CH3)2 0.21
PR−71 OCO(CH2)2 CH(CH3)2 0.039
PR−118 OCO(CH2)2 CH=CH2 0.080
PR−72 OCO-trans-CH=CHCH2CH3 0.030
PR−113 OCO(CH2)2 C≡CH 0.045
PR−106 OCOCH2 C≡CCH3 0.37
PR−148 OCOCCCH2 CH3 0.55
PR−69 OCOC6 5 0.14
PR−121 OCO(CH2)C6 5 0.050
Figure 2005314433
グループ1−4化合物:
化合物番号 R2 ACTA阻害活性(IC50,μM)
PR−41 OCS−imidazole 0.14
PR−99 OSO2 CH3 1.7
PR−107 OSO2 6 5 3.1
PR−90 OCONHCH2 CH3 1.2
PR−91 OCONH(CH2)2 CH3 0.59
PR−92 OCONHCH2 6 5 1.2
PR−100 OCOOCH2 6 5 0.41
PR−103 OCH2 6 5 7.4
PR−27 OCH2 OCH3 0.19
PR−20 OCH2 SCH3 2.8
PR−87 OCH2 OCH2 CH2 OCH3 7.0
PR−44 O−tetrahydropyran 1.0
PR−66 O−tetra−benzyl−mannose 48
PR−73 H 1.4
Figure 2005314433
グループ1−5化合物:
化合物番号 R1 ACTA阻害活性(IC50,μM)
PR−49 OCOCH2 CH3 (ピリピロペンB) 0.27
PR−47 OCO(CH2)2 CH3 4.2
PR−74 OCO(CH2)3 CH3 >8.0
PR−48 OCOCH(CH3)2 5.9
PR−86 OSO2 CH3 0.019
Figure 2005314433
グループ1−6化合物:
化合物番号 R4 ACTA阻害活性(IC50,μM)
PR−8 OCOCH3 5.1
PR−21 OCOCH2 CH3 23
PR−22 OCO(CH2)2 CH3 2.4
PR−46 OCO(CH2)3 CH3 16
PR−97 OCH3 38
Figure 2005314433
グループ1−7化合物:
化合物番号 R1=R2=R3 4 ACTA阻害活性(IC50, μM)PR−10 OCOCH2 CH3 OH 0.78
PR−31 OCO(CH2)2 CH3 OH 0.62
PR−54 OCO(CH2)3 CH3 OH 0.84
PR−12 OCO(CH2)16CH3 OH >80
PR−34 OCOCH(CH3)2 OH 0.34
PR−14 OCOC(CH3)3 OH 9.6
PR−11 OCO-p-Br-C6H4 OH >99
PR−13 O−tetrahydropyran OH 43
PR−132 OSO2 CH3 OH 48
PR−9 OCOCH2 CH3 OCOCH2 CH3 26
化合物番号 R1 2 3 4
PR-80 OCOCH3 OCO(CH2)3CH3 OCOCH3 OCO(CH2)3CH3 2.7
PR-130 OCO(CH2)2CH3 OCOCH3 OCOCH3 OCOCH3 NT
PR-155 OSO2CH3 OCO(CH2)3CH3 OCO(CH2)3CH3 OH 0.47
次に本発明のピリピロペン誘導体の質量分析データについて以下に述べる。
グループ1−1化合物:
化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値
PR-3 C25H31O7N1 457.523 EI (+) 457.2090 457.2100
PR-4 C27H33O8N1 499.560 FAB(+) 500.2290(M+1) 500.2284
PR-35 C28H35O8N1 513.587 FAB(+) 514.2411(M+1) 514.2440
PR-29 C29H37O8N1 527.614 FAB(+) 528.2608(M+1) 528.2597
PR-52 C30H39O8N1 541.641 FAB(+) 542.2762(M+1) 542.2753
PR-32 C29H37O8N1 527.614 FAB(+) 528.2609(M+1) 528.2597
PR-119 C32H34O8N1Br1 639.909 FAB(+) 640.1555(M+1) 640.1546
PR-85 C26H33O9N1S1 535.612 FAB(+) 536.1969(M+1) 536.1954
PR-96 C32H37O9N1S1 611.710 FAB(+) 612.2264(M+1) 612.2267
PR-5 C27H33O8N1 499.560 FAB(+) 500.2278(M+1) 500.2284
PR-82 C30H39O8N1 541.641 EI (+) 541.2675 541.2675
PR-6 C27H33O8N1 499.560 FAB(+) 500.2268(M+1) 500.2284
PR-7 C29H35O9N1 541.597 EI (+) 541.2288 541.2311
PR-42 C29H35O9N1 541.597 FAB(+) 542.2394(M+1) 542.2390
PR-129 C27H35O11N1S2 613.701 FAB(+) 614.1746(M+1) 614.1729
PR-154 C31H41O10N1S1 619.730 FAB(+) 620.2528(M+1) 620.2529
グループ1−2化合物:
化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値
PR-57 C32H39O10N1 597.661 FAB(+) 598.2681(M+1) 598.2652
PR-55 C33H41O10N1 611.688 FAB(+) 612.2814(M+1) 612.2808
PR-75 C34H43O10N1 625.715 FAB(+) 626.2981(M+1) 626.2965
PR-56 C33H41O10N1 611.688 EI (+) 611.2702 611.2730
グループ1−3化合物:
化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値
PR-24 C32H39O10N1 597.661 FAB(+) 598.2670(M+1) 598.2652
PR-25 C33H41O10N1 611.688 FAB(+) 612.2817(M+1) 612.2809
PR-45 C34H43O10N1 625.715 FAB(+) 626.2945(M+1) 626.2965
PR-60 C35H45O10N1 639.742 FAB(+) 640.3123(M+1) 640.3121
PR-70 C36H47O10N1 653.769 FAB(+) 654.3262(M+1) 654.3278
PR-61 C37H49O10N1 667.796
PR-15 C47H69O10N1 808.066 FAB(+) 808.5010(M+1) 808.4999
PR-26 C33H41O10N1 611.688 FAB(+) 612.2806(M+1) 612.2809
PR-58 C34H43O10N1 625.715 FAB(+) 626.2962(M+1) 626.2965
PR-59 C34H43O10N1 625.715 FAB(+) 626.2957(M+1) 626.2965
PR-71 C35H45O10N1 639.742 FAB(+) 640.3115(M+1) 640.3121
PR-118 C34H41O10N1 623.699 FAB(+) 624.2787(M+1) 624.2808
PR-72 C34H41O10N1 623.699 FAB(+) 624.2791(M+1) 624.2808
PR-113 C34H39O10N1 621.683 FAB(+) 622.2628(M+1) 622.2652
PR-106 C34H39O10N1 621.683 FAB(+) 622.2673(M+1) 622.2652
PR-148 C34H39O10N1 621.683 FAB(+) 622.2653(M+1) 622.2652
PR-69 C36H39O10N1 645.705 FAB(+) 646.2662(M+1) 646.2652
PR-121 C38H43O10N1 673.759 FAB(+) 674.2976(M+1) 674.2965
グループ1−4化合物:
化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値
PR-41 C33H37O9N3S1 651.735 FAB(+) 652.2349(M+1) 652.2328
PR-99 C30H37O11N1S1 619.686 FAB(+) 620.2147(M+1) 620.2166
PR-107 C35H39O11N1S1 681.757 FAB(+) 704.2134(M+Na) 704.2142
PR-90 C33H42O10N2 626.703 FAB(+) 627.2911(M+1) 627.2918
PR-91 C34H44O10N2 640.730 FAB(+) 663.2908(M+Na) 663.2967
PR-92 C37H42O10N2 674.747 FAB(+) 697.2721(M+Na) 697.2737
PR-100 C37H41O11N1 675.731 FAB(+) 698.2573(M+Na) 698.2577
PR-103 C36H41O9N1 631.722 FAB(+) 632.2864(M+1) 632.2860
PR-27 C31H39O10N1 585.650 FAB(+) 586.2656(M+1) 586.2652
PR-20 C31H39O9N1S1 601.715
PR-87 C33H43O11N1 629.703 FAB(+) 630.2913(M+1) 630.2914
PR-44 C34H43O10N1 625.715 FAB(+) 626.2972(M+1) 626.2965
PR-66 C63H69O14N1 1064.238 FAB(+) 1064.4840(M+1) 1064.4795
PR-73 C29H35O8N1 525.598 FAB(+) 526.2441(M+1) 526.2440
PR-163 C35H38O10N2 646.703 FAB(+) 647.2601(M+1) 647.2605
グループ1−5化合物:
化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値
PR-49 C32H39O10N1 597.661 FAB(+) 598.2642(M+1) 598.2652
PR-47 C33H41O10N1 611.688 FAB(+) 612.2799(M+1) 612.2808
PR-74 C34H43O10N1 625.715 FAB(+) 626.2971(M+1) 626.2965
PR-48 C33H41O10N1 611.688 FAB(+) 612.2806(M+1) 612.2808
PR-86 C30H37O11N1S1 619.686 FAB(+) 620.2173(M+1) 620.2166
グループ1−6化合物:
化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値
PR-8 C33H39O11N1 625.671 FAB(+) 626.2609(M+1) 626.2601
PR-21 C34H41O11N1 639.698 FAB(+) 640.2744(M+1) 640.2758
PR-22 C35H43O11N1 653.725 FAB(+) 654.2892(M+1) 654.2914
PR-46 C36H45O11N1 667.752 FAB(+) 668.3065(M+1) 668.3071
PR-97 C32H39O10N1 597.661 FAB(+) 598.2652(M+1) 598.2652
グループ1−7化合物:
化合物番号 組成式 分子量 測定値 理論値
PR-10 C34H43O10N1 625.715 FAB(+) 626.2946(M+1) 626.2965
PR-31 C37H49O10N1 667.796 FAB(+) 668.3422(M+1) 668.3434
PR-54 C40H55O10N1 709.877 FAB(+) 710.3888(M+1) 710.3904
PR-12 C79H133O10N1 1256.930 FAB(+) 1257.0062(M+1) 1257.0006
PR-34 C37H49O10N1 667.796 FAB(+) 668.3442(M+1) 668.3434
PR-14 C40H55O10N1 709.877 FAB(+) 710.3932(M+1) 710.3904
PR-11 C46H40O10N1Br3 1006.550
PR-13 C40H56O10N1 710.885
PR-132 C28H37O13N1S3 691.790 FAB(+) 692.1615(M+1) 692.1505
PR-9 C37H47O11N1 681.779 FAB(+) 682.3259(M+1) 682.3227
PR-80 C39H51O11N1 709.833 FAB(+) 710.3553(M+1) 710.3540
PR-130 C35H43O11N1 653.725
PR-155 C36H49O11N1S1 703.848 FAB(+) 704.3095(M+1) 704.3104
次に、本発明ピリピロペン誘導体におけるグループ1−1化合物の核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(MS)を下記に示す。
化合物3
MS(EI):457(M+ )、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm); 0.73(3H,s),1.40(3H,s), 1.64(3H,s), 3.31(1H,d,J=11.9Hz), 3.61(1H,d,J=10.9Hz), 3.65(1H,dd, J=5.3,12.2Hz), 3.78(1H,dd,J=4.6,11.2Hz), 4.96(1H,d,J=3.6Hz), 6.82(1H,s), 7.57(1H,dd,J=4.5,7.8Hz), 8.27(1H,dt,J=2.0,8.6Hz), 8.64(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.02(1H,d, J=1.7Hz)
化合物4
MS(FAB):500(MH+ )、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.83(3H,s), 1.39(3H,s), 1.66(3H,s), 2.08(3H,s), 3.43(1H,dd,J=5.9,10.2Hz), 3.76(1H,d, J=11.9Hz), 3.80(1H,m), 4.24(1H,d,J=11.5Hz), 4.98(1H,d,J=4.0 Hz), 6.51(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.10(1H,d,J=8.3Hz), 8.68(1H,s), 8.99(1H,s)
化合物35
MS(FAB):514(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.84(3H,s), 1.41(3H,s), 1.41(3H,t,J=7.6Hz), 1.66(3H,s), 2.35(2H,q,J=7.6Hz), 3.47(1H,m),3.75(1H,d,J=11.9Hz), 3.77(1H,m), 4.18(1H,d,J=11.9Hz), 4.99(1H,s), 6.52(1H,s),7.40(1H,m), 8.10(1H,m), 8.69(1H,d,J=4.0Hz), 9.01(1H,s)
化合物29
MS(FAB):528(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.83(3H,s), 0.94(3H,t,J=7.4Hz), 1.39(3H,s), 1.65(3H,s), 2.31(2H,m), 3.41(1H,dd,J=5.9,10.6Hz), 3.76(1H,d,J=11.9Hz), 3.77(1H,m), 4.25(1H,d,J=11.5Hz), 4.98(1H,d,J=4.0 Hz),6.52(1H,s), 7.41(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,dd, J=1.7,5.0Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物52
MS(FAB):542(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.83(3H,s), 0.91(3H,t,J=7.6Hz), 1.39(3H,s), 1.65(3H,s), 2.34(2H,m), 3.41(1H,dd,J=5.9,10.6Hz), 3.75(1H,d,J=11.9Hz), 3.78(1H,dd,J=4.6,11.9Hz), 4.25(1H,d,J=11.9Hz),4.98(1H,d,J=4.3Hz), 6.52(1H,s), 7.42(1H,dd,J=4.6,7.9Hz), 8.11(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 9.00(1H,d,J=1.7Hz)
化合物32
MS(FAB):528(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.83(3H,s), 1.16(6H,d,J=6.9Hz), 1.39(3H,s), 1.66(3H,s), 2.56(1H,quint,J=6.9Hz), 3.37(1H,dd,J=4.3,10.6Hz), 3.75(1H,d,J=11.9Hz), 3.76(1H,m), 4.24(1H,d,J=11.9Hz), 4.98(1H,d,J=4.0Hz), 6.49(1H,s), 7.40(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 8.09(1H,d,J=8.2 Hz), 8.63(1H,d,J=4.6Hz), 8.98(1H,s)
化合物119
MS(FAB):640(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.91(3H,s), 1.42(3H,s), 1.67(3H,s), 3.50(1H,m), 3.77(1H,m), 4.04(1H,d,J=11.9 Hz), 4.50(1H,d,J=11.9Hz), 4.98(1H,s), 6.50(1H,s), 7.42(1H,ddd,J=0.8,4.8,8.3 Hz), 7.59(2H,d,J=8.6Hz),7.86(2H,d,J=8.6Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.6Hz), 8.69(1H,dd,J=1.7,4.6Hz),8.99(1H,d,J=2.0Hz)
化合物85
MS(FAB):536(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.82(3H,s), 1.39(3H,s), 1.65(3H,s), 3.04(3H,s), 3.65(1H,t,J=8.4Hz), 3.88(1H,dd,J=5.0,11.6Hz), 3.96(1H,d,J=10.2Hz), 4.22(1H,d,J=10.2Hz), 4.97(1H,d,J=4.3Hz), 6.50(1H,s),7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,d, J=3.6Hz), 9.00(1H,s)
化合物96
MS(FAB):612(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.73(3H,s), 1.36(3H,s), 1.63(3H,s), 2.47(3H,s), 3.66(1H,m), 3.67(1H,d,J=9.6Hz), 3.82(1H,m), 4.00(1H,d,J=10.2Hz), 4.97(1H,d,J=3.0Hz), 6.52(1H,s), 7.38(2H,d,J=8.3Hz),7.42(1H,dd,J=5.0,8.3Hz), 7.80(2H,d,J=7.9Hz), 8.12(1H,d,J=8.3Hz), 8.70(1H,d,J=5.0Hz),9.02(1H,d,J=2.3Hz)
化合物5
MS(FAB):500(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.42(3H,s), 1.70(3H,s), 2.17(3H,s), 3.41(1H,d,J=10.6Hz), 3.65(1H,d,J=10.6Hz),3.67(1H,m), 4.99(1H,d,J=4.0Hz), 5.00(1H,m), 6.46(1H,s), 7.41(1H,m), 8.09(1H,m),8.69(1H,s), 9.01(1H,s)
化合物82
MS(FAB):541(M+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.90(3H,s), 0.97(3H,t,J=7.3Hz), 1.42(3H,s), 1.70(3H,s), 3.42(1H,d,J=10.2Hz), 3.67(1H,d, J=10.6Hz), 3.69(1H,m), 4.99(1H,d,J=5.0Hz), 5.01(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 6.41(1H,s),7.41(1H,dd,J=5.6,8.3Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.00(1H,d,J=1.7Hz)
化合物6
MS(FAB):500(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.73(3H,s), 1.40(3H,s), 1.64(3H,s), 2.10(3H,s), 2.95(1H,d,J=12.9Hz),3.34(1H,d,J=12.5Hz),3.89(1H,dd,J=4.6,12.2Hz), 4.89(1H,dd,J=4.8,10.7Hz), 4.95(1H,d,J=4.0Hz), 6.55(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.9,7.5Hz), 8.10(1H,d,J=8.3Hz), 8.67(1H,s), 9.00(1H,s)
化合物7
MS(EI):541(M+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm); 0.90(3H,s),1.41(3H,s), 1.65(3H,s), 2.04(6H,s), 3.75(1H,d,J=11.9Hz), 3.80(1H,m), 3.81(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.6,10.9Hz), 4.98(1H,d,J=4.0Hz), 6.50(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物42
MS(FAB):542(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.96(3H,s), 1.49(3H,s), 1.72(3H,s), 2.09(3H,s), 2.16(3H,s), 3.69(1H,d,J=10.9Hz), 3.79(1H,d,J=11.2Hz), 4.79(1H,m), 4.97(1H,s), 5.05(1H,m), 6.45(1H,s), 7.40(1H,m), 8.09(1H,d,J=9.4Hz), 8.68(1H,d,J=5.6Hz), 9.00(1H,s)
化合物129
MS(FAB):614(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.90(3H,s), 1.42(3H,s), 1.65(3H,s), 3.08(6H,s), 3.89(1H,m), 3.92(1H,d,J=10.6Hz), 4.07(1H,d,J=10.2Hz), 4.76(1H,t,J=8Hz), 4.95(1H,d,J=4.0Hz), 6.54(1H,s), 7.46(1H,dd,J=5.1,7.8Hz), 8.14(1H,dt,J=1.8,8.3Hz), 8.70(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.04(1H,s)
化合物154
MS(FAB):620(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.82(3H,s), 0.96(3H,t,J=7.3Hz), 1.42(3H,s), 1.70(3H,s), 3.09(3H,s), 3.68(1H,t,J=8.3Hz),3.81(1H,d,J=10.2Hz), 4.27(1H,d,J=10.2Hz), 4.98(1H,d,J=4.0Hz), 5.00(1H,dd,J=5.0,10.6Hz), 6.41(1H,s), 7.42(1H,dd,J=4.9,7.3Hz), 8.11(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,d,J=4.3Hz), 9.00(1H,s)
次に、本発明ピリピロペン誘導体におけるグループ1−2化合物の核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(MS)を下記に示す。
化合物57
MS(FAB):598(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.13(3H,t,J=7.6Hz), 1.44(3H,s), 2.09(3H,s), 2.16(3H,s), 2.32(1H,q,J=7.6Hz),3.71(1H,d,J=11.9Hz), 3.77(1H,d,J=11.9Hz), 4.81(1H,dd,J=5.1,11.7Hz), 5.00(1H,s),6.46(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,7.8Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.01(1H,d,J=2.0Hz)
化合物55
MS(FAB):612(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 0.94(3H,t,J=7.3Hz), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.09(3H,s), 2.17(3H,s), 3.71(1H,d,J=11.9Hz), 3.76(1H,d,J=11.9Hz), 4.81(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 5.00(1H,d,J=3.6 Hz),5.01(1H,m), 6.41(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.09(1H,d,J=8.3Hz), 8.69(1H,d,J=3.6Hz), 9.01(1H,s)
化合物75
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 0.92(3H,t,J=7.3Hz), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.09(3H,s), 2.16(3H,s), 3.74(2H,s), 4.81(1H,dd,J=5.1,11.1Hz), 5.00(1H,d,J=5.3Hz), 5.01(1H,m), 6.46(1H,s), 7.41(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 8.10(1H,dd,J=2.2,6.4Hz), 8.68(1H,d,J=5.3Hz), 9.01(1H,s)
化合物56
MS(EI):611(M+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm); 0.90(3H,s),1.15(3H,d,J=6.9Hz), 1.17(3H,d,J=6.9Hz), 1.45(3H,s), 1.70(3H,s), 2.09(3H,s), 2.17(3H,s), 2.53(1H,quint,J=6.9Hz), 3.74(2H,s), 4.79(1H,dd,J=5.6,10.9Hz), 5.00(1H,br,s), 5.00(1H,m), 6.46(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.4Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.6 Hz),8.68(1H,d,J=4.3Hz), 9.01(1H,d,J=1.7Hz)
次に、本発明ピリピロペン誘導体におけるグループ1−3化合物の核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(MS)を下記に示す。
化合物24
MS(FAB):598(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.22(3H,t,J=7.6Hz), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.04(3H,s), 2.09(3H,s), 2.44(2H,dq,J=1.8,7.6Hz), 3.68(1H,d,J=11.9Hz), 3.81(1H,d,J=11.9Hz), 4.79(1H,dd, J=5.3,11.2Hz), 5.00(1H,s), 5.01(1H,dd,J=5.6,10.9Hz), 6.43(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz),8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,s), 9.01(1H,s)
化合物25
MS(FAB):612(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.99(3H,t,J=7.6Hz), 1.43(3H,s), 1.69(3H,s), 2.03(3H,s), 2.08(3H,s), 2.36(2H,m), 3.68(1H,d,J=11.9Hz), 3.80(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.99(1H,d,J=4.0Hz), 5.00(1H,dd,J=5.9,7.9Hz), 6.40(1H,s), 7.41(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,d,J=3.6Hz), 8.99(1H,s)
化合物45
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 0.97(3H,t,J=7.4Hz), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.05(3H,s), 2.09(3H,s), 3.69(1H,d,J=11.9Hz), 3.81(1H,d,J=11.9Hz), 4.79(1H,dd,J=5.3,10.9Hz), 5.00(1H,d,J=3.0 Hz),5.02(1H,m), 6.40(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,7.6Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 9.00(1H,d,J=1.7 Hz)
化合物60
MS(FAB):640(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.92(3H,m), 1.43(3H,s), 1.69(3H,s), 2.03(3H,s), 2.08(3H,s), 2.40(2H,dt, J=2.0,7.6Hz), 3.67(1H,d,J=10.9Hz), 3.80(1H,d,J=12.2Hz), 4.78(1H,dd,J=5.1,11.1Hz),4.99(1H,s), 5.01(1H,dd,J=5.6,14.1Hz), 6.40(1H,s), 7.40(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,8.2Hz), 8.68(1H,d,J=3.6Hz), 8.98(1H,s)
化合物70
MS(FAB):654(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.89(3H,s), 1.43(3H,s), 1.69(3H,s), 2.04(3H,s), 2.08(3H,s), 2.37(2H,m), 3.67(1H,d,J=11.9Hz), 3.80(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.1,11.4Hz), 4.99(1H,d, J=4.0Hz), 5.01(1H,m), 6.41(1H,s), 7.41(1H,dd,J=5.1,8.1Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz),8.68(1H,d,J=4.6Hz), 8.99(1H,s)
化合物61
1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.85(3H,m), 0.88(3H,s), 1.43(3H,s), 1.69(3H,s), 2.04(3H,s), 2.08(3H,s), 2.40(2H,t,J=7.4Hz), 3.67(1H,d,J=11.9Hz), 3.81(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.0,11.2Hz), 4.99(1H,d,J=4.0 Hz), 5.01(1H,m), 6.40(1H,s), 7.40(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.08(1H,d,J=7.1Hz), 8.68(1H,d,J=4.0Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物15
MS(FAB):808(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.87(3H,s), 0.88(3H,s), 1.24(30H,br,s), 1.43(3H,s), 1.68(3H,s), 2.04(3H,s), 2.08(3H,s),2.40(1H,dt,J=1.7,7.6Hz), 3.67(1H,d,J=11.9Hz), 3.80(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.3,10.9Hz), 4.99(1H,s), 5.01(1H,m), 6.40(1H,s),7.40(1H,br,s), 8.08(1H,d,J=7.6 Hz), 8.69(1H,s), 9.01(1H,s)
化合物26
MS(FAB):612(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 1.24(6H,d,J=6.9Hz), 1.44(3H,s), 1.70(3H,s), 2.03(3H,s), 2.08(3H,s), 2.58(1H,quint,J=6.9Hz), 3.66(1H,d,J=12.2Hz), 3.82(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.99(1H,d,J=4.0Hz), 5.00(1H,m), 6.37(1H,s), 7.40(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,7.9Hz), 8.68(1H,dd,J=1.5,4.8 Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物58
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.90(3H,s), 1.28(9H,s), 1.45(3H,s), 1.71(3H,s), 2.05(3H,s), 2.09(3H,s), 3.66(1H,d,J=11.9Hz), 3.85(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=4.9,10.2Hz), 4.98(1H,m), 5.00(1H,d,J=4.3Hz), 6.35(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.2Hz), 8.10(1H,dd,J=2.0,8.2Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.00(1H,d,J=1.7Hz)
化合物59
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.98(6H,d,J=6.6Hz), 1.43(3H,s), 1.69(3H,s), 2.04(3H,s), 2.05(3H,s), 3.69(1H,d, J=11.9Hz), 3.79(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.1,11.1Hz),4.99(1H,d,J=4.3 Hz),5.01(1H,dd,J=5.0,11.2Hz), 6.38(1H,s), 7.42(1H,dd,J=4.9,7.9Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,8.6 Hz), 8.69(1H,d,J=3.3Hz), 8.98(1H,s)
化合物71
MS(FAB):640(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.94(6H,d,J=5.8Hz), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.03(3H,s), 2.08(3H,s), 3.67(1H,d,J=11.9Hz), 3.80(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.99(1H,s), 5.01(1H,dd,J=5.6,10.6Hz), 6.39(1H,s), 7.40(1H,dd,J=5.0,8.3Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,8.3 Hz),8.68(1H,dd,J=1.3,5.0Hz), 8.98(1H,d,J=2.0Hz)
化合物118
MS(FAB):624(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 1.43(3H,s), 1.69(3H,s), 2.04(3H,s), 3.67(1H,d,J=11.9Hz),3.80(1H,d,J=11.9Hz),4.78(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.99(1H,d,J=3.3Hz), 5.00(1H,m), 5.04(1H,dd,J=1.3,10.2Hz), 5.11(1H,dd,J=1.7,17.2Hz), 5.87(1H,m), 6.41(1H,s), 7.40(1H,dd,J=4.8,8.1 Hz),8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,d,J=3.6 Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物72
MS(FAB):624(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 1.11(3H,t,J=7.4Hz), 1.44(3H,s), 1.72(3H,s), 2.03(3H,s), 2.09(3H,s), 3.66(1H,d,J=11.9Hz), 3.81(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.0,11.3Hz), 5.00(1H,d,J=2.0 Hz),5.08(1H,dd,J=5.1,11.1Hz), 5.89(1H,dt,J=1.7,15.8Hz), 6.45(1H,s), 7.11(1H,dt,J=6.3,15.8Hz), 7.39(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,7.9Hz), 8.67(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 8.99(1H,d,J=2.3Hz)
化合物113
MS(FAB):622(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.96(3H,s), 1.43(3H,s), 1.69(3H,s), 2.03(3H,s), 2.08(3H,s), 3.67(1H,d,J=11.9Hz),3.80(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.3,11.2 Hz), 4.99(1H,d,J=2.0Hz), 5.03(1H,m), 6.43(1H,s), 7.39(1H,dd,J=5.0,8.1Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,8.6Hz), 8.68(1H,dd,J=1.3,5.0 Hz),8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物106
MS(FAB):622(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.44(3H,s), 1.70(3H,s), 1.86(3H,t,J=2.3Hz), 2.05(3H,s), 2.09(3H,s), 3.35(2H,quint,J=2.3Hz), 3.65(1H,d,J=11.9Hz), 3.84(1H,d,J=12.2Hz), 4.78(1H,dd, J=5.1,11.4Hz), 5.01(1H,s), 5.03(1H,m), 6.47(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.10(1H,dt, J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 9.01(1H,d,J=1.7Hz)
化合物148
MS(FAB):622(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 1.24(3H,t,J=7.4Hz), 1.43(3H,s), 1.72(3H,s), 2.04(3H,s), 2.07(3H,s), 2.39(1H,quint,J=7.4Hz), 3.68(1H,d,J=11.9Hz), 3.80(1H,d,J=11.9Hz), 4.77(1H,dd,J=5.1,11.4Hz), 4.99(1H,d,J=1.7Hz), 5.09(1H,m), 6.48(1H,s), 7.42(1H,dd,J=4.8,8.2Hz), 8.11(1H,dd,J=2.0,8.2Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.02(1H,d,J=1.7Hz)
化合物69
MS(FAB):646(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.91(3H,s), 1.50(3H,s), 1.86(3H,s), 2.05(3H,s), 2.14(3H,s), 3.69(1H,d,J=11.9Hz), 3.85(1H,d,J=12.2 Hz), 4.64(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 5.04(1H,d,J=4.3Hz), 5.28(1H,dd,J=4.8,11.1Hz), 6.45(1H,s), 7.41(1H,m), 7.47(3H,m), 8.10(1H,m), 8.70(1H,d,J=3.3Hz),9.00(1H,d,J=1.7Hz)
化合物121
MS(FAB):674(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.87(3H,s), 1.42(3H,s), 1.64(3H,s), 2.05(3H,s), 2.09(3H,s), 2.69(2H,m), 2.97(2H,m), 3.65(1H,d,J=11.9Hz), 3.80(1H,d,J=11.9Hz), 4.77(1H,m), 4.98(1H,d,J=4.0Hz),4.99(1H,m),6.32(1H,s), 7.27(5H,m), 7.32(1H,m), 8.10(1H,d,J=7.9Hz), 8.69(1H,d,J=5.0Hz), 9.00(1H,d,J=2.0Hz)
次に、本発明ピリピロペン誘導体におけるグループ1−4化合物の核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(MS)を下記に示す。
化合物41
MS(FAB):652(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.90(3H,s), 1.50(3H,s), 1.86(3H,s), 2.05(3H,s), 2.11(3H,s), 3.74(1H,s), 3.74(1H,s), 4.82(1H,dd,J=5.0,11.6Hz), 5.04(1H,d,J=4.3Hz), 5.66(1H,dd,J=4.6,10.9Hz), 6.46(1H, s),7.08(1H,dd,J=0.7,1.7Hz), 7.38(1H,ddd,J=0.7,5.0,8.3Hz), 7.67(1H,t,J=1.5 Hz), 8.06(1H,dt,J=2.0,7.9Hz), 8.38(1H,d,J=1.0Hz), 8.67(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 8.98(1H,d, J=1.7Hz)
化合物99
MS(FAB):620(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.91(3H,s), 1.44(3H,s), 1.71(3H,s), 2.04(3H,s), 2.07(3H,s), 3.18(3H,s), 3.76(1H,d,J=12.2Hz), 3.82(1H,d,J=12.2Hz), 4.68(1H,dd,J=5.3,11.9Hz), 4.76(1H,dd,J=5.1, 11.4 Hz),5.00(1H,d,J=2.3Hz), 6.41(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.6Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.00(1H,d,J=1.7Hz)
化合物107
MS(FAB):704(MNa+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.85(3H,s), 1.39(3H,s), 1.63(3H, s), 2.03(3H,s), 2.12(3H,s), 3.52(1H,d,J=11.9Hz), 3.81(1H,d,J=12.2Hz), 4.61(1H,dd,J=6.3,10.9Hz), 4.72(1H,dd,J=5.1,11.4Hz), 4.92(1H, d,J=2.3Hz), 5.86(1H,s), 7.42(1H,dd,J=4.9,7.9Hz), 8.06(1H,dt,J=2.0,8.2Hz), 8.70(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 8.91(1H,d,J=2.3Hz)
化合物90
MS(FAB):627(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 1.42(3H,s), 1.62(3H,s), 2.03(3H,s), 2.08(3H,s), 3.20(2H,dd,J=5.9,13.2Hz),3.65(1H,d,J=11.6Hz), 3.85(1H,d,J=11.9Hz), 4.75(1H,t,J=5.6Hz), 4.77(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.92(1H,m), 4.98(1H,s), 6.45(1H,s), 7.39(1H,dd,J=5.0,7.9 Hz), 8.08(1H, dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,dd,J=1.7,4.6Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物91
MS(FAB):663(MNa+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.96(3H,t,J=7.1Hz), 1.62(3H,s), 1.65(3H,s), 2.03(3H,s), 2.08(3H,s), 3.24(2H,dd,J=6.4,13.0Hz), 3.64(1H,d,J=11.5Hz), 3.85(1H,d,J=11.9Hz),4.73(1H,t,J=5.3Hz),4.77(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.92(1H,m), 4.98(1H,s), 6.45(1H,s), 7.40(1H,ddd,J=0.7,5.0,7.9Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,dd,J=1.7,4.6Hz), 8.99(1H,dd, J=0.7,2.3 Hz)
化合物92
MS(FAB):697(MNa+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.43(3H,s), 1.65(3H,s), 2.05(3H,s), 2.10(3H,s), 3.68(1H,d,J=11.9 Hz), 3.86(1H,d,J=12.2Hz), 4.44(2H,t,J=5.1Hz), 4.79(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.96(1H, m), 4.98(1H,s), 5.09(1H,t,J=5.9Hz), 6.43(1H,s), 7.37(5H,m), 7.41(1H,m), 8.09(1H,d, J=8.3Hz), 8.70(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物100
MS(FAB):698(MNa+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.43(3H,s), 1.70(3H,s), 2.05(3H,s), 2.09(3H,s), 3.71(1H,d,J=11.9Hz), 3.82(1H,d,J=11.9Hz), 4.79(1H,dd,J=5.4,11.4Hz), 4.86(1H,dd,J=5.3,11.5Hz), 4.99(1H, d,J=3.0Hz), 6.38(1H,s), 7.37(5H,m), 7.42(1H,m), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.70(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物103
MS(FAB):632(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.87(3H,s), 1.36(3H,s), 1.75(3H,s), 2.04(6H,s), 3.74(1H,d,J=11.9Hz), 3.76(1H,m),3.81(1H,d,J=11.9Hz),4.74(1H,dd,J=4.6,11.5Hz), 4.80(1H,d,J=11.6Hz), 4.97(1H, d,J=2.6 Hz),5.04(1H,d,J=11.2Hz), 6.48(1H,s), 7.34(5H,m), 7.42(1H,dd,J=5.0, 8.3 Hz), 8.12(1H,dt,J=2.0,8.6Hz), 8.69(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 9.01(1H,d,J=1.7Hz)
化合物27
MS(FAB):586(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.90(3H,s), 1.42(3H,s), 1.66(3H,s), 2.05(3H,s), 2.07(3H,s), 3.47(3H,s) 3.69(1H, m), 3.71(1H,d,J=12.2Hz), 3.91(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,d,J=6.3Hz), 4.80(1H,m), 4.86(1H,d,J=6.9Hz), 4.97(1H,d,J=3.6Hz), 6.43(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1 Hz), 8.09(1H, dt,J=2.0,8.6Hz), 8.69(1H,d,J=4.6Hz), 9.00(1H,s)
化合物20
1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.74(3H,s), 1.37(3H,s), 1.63(3H,s), 2.03(3H,s), 2.06(3H,s), 2.62(3H,s), 2.78(1H,t,J=14.8Hz), 3.67(1H,d,J=12.2Hz), 3.87(1H,d,J=12.2Hz), 4.87(1H,dd,J=5.3,10.9 Hz),5.05(1H,d,J=2.6Hz), 6.70(1H,s), 7.42(1H,dd,J=4.6,7.9Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,7.9Hz), 8.71(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 9.02(1H,d, J=2.0Hz)
化合物87
MS(FAB):630(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.40(3H,s), 1.64(3H,s), 2.04(3H,s), 2.06(3H,s), 3.41(3H,s), 3.75(1H,d,J=11.9Hz), 3.76(1H,m), 3.83(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.6,11.2Hz),4.90(2H,dd,J=6.9,16.8Hz),4.97(1H,s),6.55(1H,s), 7.40(1H,dd,J=5.0,8.3Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz),8.68(1H,dd,J=1.5,4.6Hz), 8.99(1H,d,J=1.7Hz)
化合物44
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.40(3H,s), 1.69(3H,s), 2.04(3H,s), 2.05(3H,s), 3.68(1H,d,J=11.9Hz),3.76(1H,m), 3.85(1H,d,J=11.9Hz), 4.79(1H,dd,J=5.6,11.2Hz), 4.97(1H,d,J=2.0 Hz), 6.40(1H,s), 7.40(1H,dd,J=5.0,7.9 Hz), 8.09(1H,m), 8.67(1H,d, J=5.0Hz), 8.99(1H,d, J=2.0Hz)
化合物66
MS(FAB):1064(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.87(3H,s), 1.38(3H,s), 1.54(3H,s), 2.07(3H,s), 2.08(3H,s), 3.77(1H,m), 3.80(1H,s), 3.80(1H,s), 4.67(8H,m), 4.77(1H,m), 4.95(1H,s), 6.40(1H,s), 7.27(20H,m), 7.42(1H,m), 7.85(1H,d,J=8.6Hz), 8.66(1H,s), 8.89(1H,s)
化合物73
MS(FAB):526(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.90(3H,s), 1.41(3H,s), 1.66(3H,s), 2.05(3H,s), 2.07(3H,s), 3.75(1H, d, J=11.9 Hz), 3.83(1H,d,J=11.9Hz), 4.81(1H,dd,J=5.6,10.6Hz), 4.99(1H,s), 6.46(1H, s), 7.41(1H, dd,J=5.1,7.8Hz), 8.11(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.00(1H,d, J=1.7Hz)
化合物163
MS(FAB):647(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.91(3H,s), 1.49(3H,s), 1.85(3H,s), 3.71(1H,d,J=11.9Hz), 3.82(1H,d, J=11.9 Hz), 4.82(1H,dd,J=5.1,11.4Hz), 5.03(1H,d,J=4.0Hz), 5.28(1H,dd,J=4.8,11.3Hz), 6.42(1H,s), 7.39(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 7.47(1H,dd,J=5.0,7.6Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,8.6 Hz), 8.38(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.66(1H,d,J=3.6Hz), 8.83(1H,d, J=3.3Hz), 8.97(1H,s), 9.30(1H,s)
次に、本発明ピリピロペン誘導体におけるグループ1−5化合物の核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(MS)を下記に示す。
化合物49
MS(FAB):598(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.16(3H,t,J=7.6Hz), 1.69(3H,s), 2.04(3H,s), 2.16(3H,s), 2.37(2H,q, J=7.6Hz),3.70(1H,d,J=11.9Hz), 3.79(1H,d,J=11.9Hz), 4.79(1H,dd,J=5.1,11.4Hz), 4.99(1H, m),5.00(1H,d,J=3.0Hz), 6.46(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.10(1H, dt, J=2.0, 8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.01(1H,d,J=2.3Hz)
化合物47
MS(FAB):612(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.94(3H,t,J=7.4Hz), 1.43(3H,s), 1.68(3H,s), 2.03(3H,s), 2.15(3H,s), 3.69(1H,d,J=11.9Hz), 3.79(1H,d,J=11.9Hz), 4.77(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.99(1H,d,J=4.6 Hz),4.99(1H,m), 6.45(1H,s), 7.40(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0, 8.3 Hz), 8.68(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.00(1H,d,J=1.7Hz)
化合物74
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 0.90(3H,t,J=7.3Hz), 1.43(3H,s), 1.68(3H,s), 2.03(3H,s), 2.15(3H,s), 3.68(1H,d,J=11.9Hz), 3.79(1H,d,J=11.9Hz), 4.77(1H,dd,J=5.1,11.4Hz), 4.99(1H,d,J=3.3 Hz),4.99(1H,m), 6.45(1H,s), 7.40(1H,dd,J=4.6,7.9Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0, 8.3 Hz), 8.68(1H,dd,J=1.5,3.3Hz), 9.00(1H,d,J=2.0Hz)
化合物48
MS(FAB):612(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 1.19(3H,d,J=6.9Hz), 1.19(3H,d,J=6.9Hz), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.03(3H, s),2.15(3H,s), 3.69(1H,d,J=11.9Hz), 3.76(1H,d,J=11.9Hz), 3.76(1H,d,J=11.9 Hz), 4.79(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 4.97(1H,m), 4.99(1H,d,J=5.3Hz), 6.46(1H,s), 7.40(1H,dd, J=5.0,8.3Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,d,J=4.3Hz), 9.00(1H,s)
化合物86
MS(FAB):620(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 1.42(3H,s), 1.68(3H,s), 2.03(3H,s), 2.13(3H,s), 3.04(3H,s), 3.80(1H,s), 3.84(1H,s), 4.78(1H,s), 4.96(1H,s), 4.99(1H,m), 6.44(1H,s), 7.39(1H,m), 8.07(1H,d,J=7.9Hz), 8.66(1H,s), 8.98(1H,s)
次に、本発明ピリピロペン誘導体におけるグループ1−6化合物の核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(MS)を下記に示す。
化合物8
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.84(3H,s), 1.11(3H,s), 1.69(3H,s), 2.03(3H,s), 2.09(6H,s), 2.17(3H,s), 3.72(1H,s), 4.79(1H,dd,J=4.6,11.6Hz), 5.00(1H,dd,J=5.1,10.7Hz), 6.37(1H,d,J=3.3Hz), 6.41(1H, s),7.39(1H,dd,J=5.0,8.3Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,dd,J=1.5,4.8 Hz), 8.99(1H,d,J=2.3Hz)
化合物21
MS(FAB):640(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.84(3H,s), 1.10(3H,s), 1.17(3H,t,J=7.6Hz), 1.70(3H,s), 2.03(3H,s), 2.10(3H,s), 2.17(3H,s), 3.72(1H,s), 3.72(1H,s), 4.79(1H,dd, J=4.8,11.6Hz), 5.00(1H,dd,J=5.0,10.9Hz),6.38(1H,d,J=3.6Hz), 6.41(1H,s), 7.39(1H,dd,J=5.3,7.9Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.6Hz),8.67(1H,dd,J=1.5,3.1Hz), 8.99(1H,d,J=2.0Hz)
化合物22
MS(FAB):654(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.84(3H,s), 0.97(3H,t,J=7.4Hz), 1.09(3H,s), 1.69(3H,s), 2.03(3H,s), 2.09(3H,s), 2.17(3H,s), 3.72(2H,s), 4.79(1H,dd,J=4.6,11.6Hz), 5.00(1H,dd,J=4.3,10.2Hz), 6.37(1H,d,J=3.3Hz), 6.42(1H,s), 7.41(1H,dd,J=5.1,7.8Hz), 8.12(1H,dt,J=2.0,8.6 Hz), 8.67 (1H,d,J=3.3Hz), 9.00(1H,s)
化合物46
MS(FAB):668(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.91(3H,t,J=7.3Hz), 1.11(3H,s), 1.70(3H,s), 2.04(3H,s), 2.10(3H,s), 2.17(3H,s), 2.33(3H,s), 3.73(1H,s), 3.73(1H,s), 4.80(1H,dd,J=4.8,11.7Hz), 5.01(1H,dd,J=4.8,10.4 Hz),6.38(1H,d,J=3.3Hz), 6.41(1H,s), 7.40(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0, 8.3Hz), 8.68(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 9.00(1H,d,J=2.0Hz)
化合物97
MS(FAB):598(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.88(3H,s), 1.37(3H,s), 1.71(3H,s), 2.05(3H,s), 2.08(3H,s), 2.16(3H,s), 3.61(3H,s), 3.71(1H,s), 3.76(1H,s), 4.68(1H,d,J=3.3Hz), 4.78(1H,m), 4.92(1H,m), 6.39(1H,s), 7.39(1H,dd,J=4.6,7.9Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.68(1H,dd,J=1.7,4.6 Hz), 9.00(1H, d,J=1.7Hz)
次に、本発明ピリピロペン誘導体におけるグループ1−7化合物の核磁気共鳴スペクトル( 1H−NMR)および質量分析(MS)を下記に示す。
化合物10
MS(FAB):626(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.82(3H,s), 1.17(9H,m), 1.37(3H,s), 1.62(3H,s), 2.37(6H,m), 3.63(1H, d, J=11.9 Hz), 3.72(1H,d,J=11.9Hz), 4.73(1H,dd,J=5.0,11.2Hz), 4.94(1H,d,J=4.0Hz), 4.94(1H, m), 6.39(1H,s), 7.34(1H,dd,J=4.1,8.1Hz), 8.03(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.62(1H,dd, J=1.5,4.8Hz), 8.94(1H,d,J=1.7Hz)
化合物31
MS(FAB):668(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.89(3H,s), 0.96(9H,m), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.31(6H,m), 3.67(1H,d, J=11.9 Hz), 3.78(1H,d,J=11.9Hz), 4.79(1H,dd,J=5.3,11.2 Hz), 4.99(1H,d,J=4.3Hz), 5.01(1H,m), 6.39(1H,s), 7.39(1H,ddd,J=0.7,5.0,7.9Hz), 8.07(1H,dt,J=2.0,8.3 Hz), 8.67(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 8.98(1H,d,J=1.7Hz)
化合物54
MS(FAB):710(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.90(3H,s), 0.92(9H,m), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 2.32(6H,m), 3.68(1H, d, J=11.9 Hz), 3.78(1H,d,J=11.9Hz), 4.79(1H,dd,J=5.1,11.4Hz), 5.00(1H,d,J=4.0Hz), 5.02(1H,dd,J=5.3,11.2Hz), 6.40(1H,s), 7.40(1H,dd,J=4.6,7.9Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,8.3 Hz), 8.69(1H,dd,J=1.5,4.8Hz), 8.99(1H,d,J=2.0Hz)
化合物12
MS(FAB):1257(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.87(9H,s), 1.25(3H,s), 1.43(3H,s), 1.68(3H,s), 2.34(90H,br,s), 3.67(1H,d, J=11.6 Hz),3.78(1H,d,J=12.2Hz), 4.78(1H,dd,J=5.1,11.1Hz), 4.99(1H,d,J=3.6 Hz), 5.01(1H, m),6.41(1H,s), 7.41(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.09(1H,d,J=8.3Hz), 8.68(1H, d, J=4.6 Hz),9.00(1H,d,J=2.3Hz)
化合物34
MS(FAB):668(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.91(3H,s), 1.18(18H,m), 1.44(3H,s), 1.70(3H,s), 2.58(3H,m), 3.67(1H,d, J=11.9 Hz), 3.76(1H,d,J=11.9Hz), 4.78(1H,dd,J=5.6,10.9Hz), 4.97(1H,m), 4.99(1H,d,J=3.3 Hz), 6.37(1H,s), 7.39(1H,dd,J=4.8,8.1Hz), 8.07(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.67(1H,dd, J=1.7, 5.0 Hz), 8.99(1H,d,J=2.3Hz)
化合物14
MS(FAB):710(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.93 (3H,s), 1.19(9H,s), 1.24(9H,s), 1.28(9H,s), 1.46(3H,s), 1.72(3H,s), 3.76(1H,s), 3.76(1H,s), 4.76(1H,dd,J=5.5,10.7Hz), 4.95(1H,m), 5.01 (1H,d,J=4.3Hz), 6.35 (1H,s),7.41(1H,dd,J=5.0,7.6Hz), 8.08(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,dd,J=1.3,5.0 Hz), 9.00(1H,d,J=2.0Hz)
化合物11
MS(FAB):1007(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.85(3H,s), 1.24(3H,s), 1.55(3H,s), 3.76(1H,s), 3.76(1H,s), 4.68(1H,m), 5.02(1H,s),5.16(1H,m), 6.40(1H,s), 7.36(1H,m), 7.56(6H,m), 7.86(6H,m), 8.04(1H,m), 8.66(1H,s), 8.96(1H,d,J=3.0 Hz)
化合物13
1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.87(3H,s), 1.23(3H, s), 1.57(3H, s), 3.71(1H,s), 3.77(1H,s), 4.07(1H,m), 4.78(1H,m), 5.29(1H,s), 6.35(1H,s), 7.39(1H, dd,J=5.0,7.9Hz), 8.11(1H,dt,J=2.0,6.3Hz), 8.67(1H,s), 9.01(1H,s)
化合物132
MS(FAB):692(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.93(3H,s), 1.46(3H,s), 1.72(3H,s), 3.09(9H,s), 3.97(1H,m), 3.97(1H,s), 3.97(1H,s), 4.72(1H,m), 4.98(1H,s), 6.43(1H,s), 7.40(1H,m), 8.11(1H,d,J=8.3Hz), 8.70(1H,s), 9.02(1H,s)
化合物9
MS(FAB):682(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.85(3H,s), 1.10(3H,s), 1.10(3H,t,J=7.6Hz), 1.12(3H,t,J=7.6Hz), 1.16(3H,t,J=7.6Hz), 1.21(3H,t,J=7.6Hz), 1.70(3H,s), 2.30(8H,m), 3.67(1H,d,J=11.9 Hz), 3.75(1H, d, J=11.9Hz), 4.80(1H,dd,J=4.6,11.6Hz), 5.01(1H,m), 6.38(1H,s), 6.38(1H,s), 7.39(1H,dd,J=5.0,8.3Hz), 8.09(1H,dt,J=2.0,7.9Hz), 8.67(1H,dd,J=1.7,4.6Hz), 8.99(1H,d, J=2.3Hz)
化合物80
MS(FAB):710(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.85(3H,s), 0.91(3H,s,J=7.3Hz), 0.98(3H,t,J=7.3Hz), 1.11(3H,s), 1.70(3H,s), 2.04(3H, s),2.10(3H,s), 3.69(1H,d,J=11.9Hz), 3.76(1H,d,J=12.2Hz), 4.80(1H,dd,J=4.8, 12.1Hz),5.01(1H,d,J=3.6Hz), 5.03(1H,dd,J=4.8,10.4Hz), 6.36(1H,s), 7.40(1H,dd, J=4.8, 8.1Hz), 8.10(1H,dt,J=2.0,8.3 Hz),8.68(1H,dd,J=1.7,5.0Hz), 8.99(1H,d,J=2.0Hz)
化合物130
1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.86(3H,s), 0.86(3H,t, J=7.4 Hz), 1.12(3H,s), 1.70(3H,s), 2.04(3H,s), 2.10(3H,s), 2.17(3H,s), 3.69(1H,d,J=12.2Hz), 3.76(1H,d,J=11.6Hz), 4.79(1H,dd,J=4.5,11.7Hz), 5.00(1H,m), 6.37(1H,d,J=3.6Hz), 6.42(1H,s), 7.40(1H,dd,J=5.1,7.8Hz), 8.10(1H,d,J=7.3Hz), 8.68(1H,d,J=5.0Hz), 9.00(1H, d,J=2.0Hz)
化合物155
MS(FAB):704(MH+ ) 、 1H−NMR(CDCl3) δ(ppm);0.91(3H,s), 0.91(3H,t,J=7.3Hz), 0.96(3H,t,J=7.3Hz), 1.44(3H,s), 1.69(3H,s), 3.06(3H, s),3.82(1H,d,J=11.9Hz), 3.86(1H,d,J=10.6Hz), 4.82(1H,dd,J=4.8,11.7Hz), 4.98(1H,d,J=4.3Hz), 5.02(1H,dd,J=10.2Hz), 6.40(1H,s), 7.42(1H,dd,J=5.0,7.9Hz), 8.11(1H,dt,J=2.0,8.3Hz), 8.69(1H,d,J=4.0Hz), 9.00(1H,s)
次に参考例および実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらにより制限されるものではないことは言うまでもない。
実施例1(グループ1−1化合物):
化合物PR−3:
ピリピロペンA583mgを80%メタノール水溶液10mlに溶解し、ナトリウムメキシド166mgを加え、室温で1時間攪拌した後に、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これに40%メタノール水溶液10mlを加え、生じた沈澱物を桐山ロートを用いて濾過し、40%メタノール水溶液で洗浄して目的化合物PR−3の無色粉末を350mg得た。また、濾液及び洗液を合わせて、溶媒を溜去し、これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(9:1)混合溶媒)にて精製し、更に化合物PR−3の無色粉末を110mg得た。(収率100%)
実施例2
化合物PR−4、PR−5及びPR−6:
実施例1で得た無色粉末の化合物12mgを乾燥ピリジン0.5mlに溶解し、無水酢酸2μl を加え、室温で3日間攪拌した後に、酢酸エチル3mlを加えた。この酢酸エチル溶液を水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。
これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1〜9:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−4、PR−5およびPR−6の混合物を得、これを更に高速液体クロマトグラフィー(カラム:SenshuPak ODS−4251−N、移動相:30%アセトニトリル水溶液)にて精製して、目的化合物PR−4、PR−5及びPR−6の無色粉末をそれぞれ0.2mg(収率2%)、0.1mg(収率1%)及び0.2mg(収率2%)ずつ得た。
実施例3
化合物PR−35:
実施例1で得た無色粉末の化合物19mgを乾燥ピリジン1mlに溶解し、無水プロピオン酸40μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え攪拌した後に、メタノールと共に溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−35の無色粉末を7mg得た。(収率32%)
実施例4
化合物PR−29:
実施例1で得た無色粉末の化合物20mgを乾燥ピリジン1mlに溶解し、無水酪酸70μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例3と同様に処理をして、目的化合物PR−29の無色粉末を14mg得た。(収率61%)
実施例5
化合物PR−52:
実施例1で得た無色粉末の化合物22mgを乾燥ピリジン1mlに溶解し、無水吉草酸54μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例3と同様に処理をして、目的化合物PR−52の無色粉末を11.2mg得た。(収率43%)
実施例6
化合物PR−32:
実施例1で得た無色粉末の化合物20mgを乾燥ピリジン1mlに溶解し、無水イソ酪酸37μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例3と同様に処理をして、目的化合物PR−32の無色粉末を4.5mg得た。(収率20%)
実施例7
化合物PR−119:
実施例1で得た無色粉末の化合物5mgを乾燥テトラヒドロフラン1mlに懸濁し、p−ブロムベンゾイルクロイライド30mg、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン5mgを加えて攪拌し、溶媒を溜去した後にジクロロメタンに溶解し、実施例3と同様に処理をして、目的化合物PR−119の無色粉末を0.8mg得た。(収率11%)
実施例8
化合物PR−85:
実施例1で得た無色粉末の化合物158mgを乾燥ピリジン2mlに溶解し、塩化メタンスルホニル6μl を加え、0℃で30分攪拌した後にODSカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:20〜50%メタノール−水溶液)にて精製して粗生成物を得、これを更にシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(25:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−85の無色粉末を85.1mg得た。(収率49%)
実施例9
化合物PR−96:
実施例1で得た無色粉末の化合物20mgを乾燥ピリジン0.44mlに溶解し、無水トシル酸93.2mg及びジメチルアミノピリジン17mgを加え攪拌した後にジクロロメタンを加え、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(25:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−96の無色粉末を1mg得た。(収率4%)
参考例1
実施例1で得た無色粉末の化合物24mgを乾燥ジメチルフォルムアミド0.5mlに溶解し、イソプロペニルメチルエーテル50μl 及びピリジン塩酸塩4mgを加え攪拌した後にジクロロメタンを加え、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これを分取薄層シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶媒)にて精製して、化合物の無色粉末を16.8mg得た。
実施例10
化合物PR−82:
参考例1で得た無色粉末の化合物13mgを60%酢酸水溶液2mlに溶解し、室温で4時間攪拌した後に酢酸エチルで抽出し、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、次いで溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−82の無色粉末を9.9mg得た。(収率82%)
実施例11
化合物PR−7:
ピリピロペンA291mgを80%メタノール水溶液10mlに溶解し、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカ−7エン75μl を加え、室温で10分間攪拌した後に酢酸0.1mlを加え、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(50:1〜7:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−7の無色粉末を140.6mg得た。(収率52%)
実施例12
化合物PR−42:
ピリピロペンA240mgを80%メタノール水溶液6mlに溶解し、1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデカー7エン60μl を加え、室温で20分間攪拌した後に実施例11と同様に処理をして、目的化合物PR−42の無色粉末を3.3mg得た。(収率1%)
実施例13
化合物PR−129:
実施例1で得た無色粉末の化合物45mgを乾燥ピリジン2mlに溶解し、塩化メタンスルホニル2μl を加えて室温で26時間攪拌した後に実施例8と同様に処理をして、目的化合物PR−129の無色粉末を1.1mg得た。(収率2%)
実施例14
化合物PR−154:
実施例10で得た無色粉末の化合物12mgを乾燥ジクロロメタン2mlに溶解し、トリエチルアミン10μl 及び塩化メタンスルホニル18μl を加え攪拌し、水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これを分取薄層シリカゲルクロマトグイラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶媒)にて精製し目的化合物PR−154の無色粉末を3.2mg得た。(収率23%)
参考例2
化合物PR−57及び49:
実施例3で得た無色粉末の化合物7mgを乾燥ジクロロメタン2mlに溶解し、無水酢酸3μl 、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加えて20時間攪拌し、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグイラフィーにて精製して、目的化合物PR−57及び49の混合物を得、これを更に高速液体クロマトグラフィー(カラム:SenshuPak ODS−4251−N、移動相:40%アセトニトリル水溶液)にて分離して化合物PR−57およびPR−49の無色粉末を夫々1.2mg(収率15%)及び2.3mg(収率15%)得た。
実施例15(グループ1−2及び5化合物)
化合物PR−55及び47:
実施例4で得た無色粉末の化合物14mgを乾燥テトラヒドロフラン2mlに溶解し、無水酢酸5μl 、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え攪拌し、溶媒を溜去した後にジクロロメタンを加え、参考例1と同様に処理をして、目的化合物PR−55及びPR−47の無色粉末を夫々1.2mg(収率7%)及び9.8mg(収率60%)得た。
実施例16
化合物PR−75及び74:
実施例5で得た無色粉末の化合物11mgを乾燥ジクロロメタン3mlに溶解し、無水酢酸5μl 、トリエチルアミン20μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、参考例1と同様に処理をして、目的化合物PR−75及びPR−74の無色粉末を夫々3mg(収率17%)及び5mg(収率28%)得た。
実施例17
化合物PR−56及び48:
実施例6で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水酢酸5μl 、トリエチルアミン20μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、参考例1と同様に処理をして、目的化合物PR−56及びPR−48の無色粉末を夫々3.4mg(収率29%)及び5.1mg(収率43%)得た。
実施例18(グループ1−5化合物)
化合物PR−86:
実施例8で得た無色粉末の化合物113mgを乾燥ピリジン1mlに溶解し、無水酢酸0.1mlを加え、実施例23と同様に処理をして、目的化合物PR−86の無色粉末を129.4mg得た。(収率99%)
参考例3
化合物PR−24:
実施例11で得た無色粉末の化合物9mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水プロピオン酸80μl 、トリエチルアミン60μl 及びジメチルアミノピリジン1mgを加え攪拌し、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(50:1)混合溶媒)にて精製して、目的化合物PR−24の無色粉末を4mg得た。(収率44%)
実施例19(グループ1−3化合物)
化合物PR−25:
実施例11で得た無色粉末の化合物9mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水酪酸70μl 、トリエチルアミン40μl 及びジメチルアミノピリジン1mgを加え、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−25の無色粉末を10mg得た。(収率98%)
実施例20
化合物PR−45:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し無水吉草酸50μl 、トリエチルアミン20μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−45の無色粉末を10mg得た。(収率87%)
実施例21
化合物PR−60:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水カプロン酸25μl 、トリエチルアミン30μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−60の無色粉末を12mg得た。(収率100%)
実施例22
化合物PR−70:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水エナント酸50μl 、トリエチルアミン50μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−70の無色粉末を8.2mg得た。(収率68%)
実施例23
化合物PR−61:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水カプリン酸45μl 、トリエチルアミン30μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−61の無色粉末を12.4mg得た。(収率100%)
実施例24
化合物PR−15:
実施例11で得た無色粉末の化合物5mgを乾燥ピリジン1mlに溶解し、無水ステアリン酸15mg及びジメチルアミノピリジン5mgを加え攪拌した後、ジクロロメタンを加え、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−15の無色粉末を2.7mg得た。(収率36%)
実施例25
化合物PR−26:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥テトラヒドロフラン2mlに溶解し、無水イソ酪酸50μl 、トリエチルアミン20μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え攪拌後、溶媒を溜去した後にジクロロメタンを加え、参考例3と同様に処理をして、目的化合物PR−26の無色粉末を12mg得た。(収率100%)
実施例26
化合物PR−58:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、ピバリン酸クロライド0.4ml及びトリエチルアミン20μl を加え、参考例2と同様に処理をして、目的化合物PR−58の無色粉末を5mg得た。(収率43%)
実施例27
化合物PR−59:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水イソ吉草酸50μl 及びトリエチルアミン20μl を加え、参考例2と同様に処理をして、目的化合物PR−59の無色粉末を12mg得た。(収率100%)
実施例28
化合物PR−71:
実施例11で得た無色粉末の化合物16mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、イソカプロン酸4μl 、ジサイクロヘキシルカルボジイミド10mgおよびジメチルアミノピリジン1.2mgを加え6時間反応させた後に溶媒を溜去した。これに酢酸エチルを加え、不溶物を濾別洗浄した後に濾液と洗液を合わせて、水および濃食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後に溶媒を溜去した。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(50:1)混合溶媒)を用いて精製して目的化合物PR−71の無色粉末を19mg得た。(収率100%)
実施例29
化合物PR−118:
実施例11で得た無色粉末の化合物11mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、4−ペンテノイック酸5μl 、ジシクロヘキシルカルボジイミド6mg及びジメチルアミノピリジン3mgを加え、実施例28と同様に処理をして目的化合物PR−118の無色粉末を11.1mg得た。(収率87%)
実施例30
化合物PR−72:
実施例11で得た無色粉末の化合物11mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、トランス−2−ペンテノイック酸3μl 、ジシクロヘキシルカルボジイミド9.6mg及びジメチルアミノピリジン1mgを加え、実施例28と同様に処理をして目的化合物PR−72の無色粉末を7.8mg得た。(収率62%)
実施例31
化合物PR−113:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、4−ペンチノイック酸4mg、ジシクロヘキシルカルボジイミド4mg及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例28と同様に処理をして目的化合物PR−113の無色粉末を10.6mg得た。(収率92%)
実施例32
化合物PR−106:
実施例11で得た無色粉末の化合物9mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、3−ペンチノイック酸3mg、ジシクロヘキシルカルボジイミド6mg及びジメチルアミノピリジン1mgを加え、実施例28と同様に処理をして目的化合物PR−106の無色粉末を0.9mg得た。(収率8%)
実施例33
化合物PR−148:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、2−ペンチノイック酸3mg、ジシクロヘキシルカルボジイミド16mg及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、実施例28と同様に処理をして目的化合物PR−148の無色粉末を5.4mg得た。(収率47%)
実施例34
化合物PR−69:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥テトラヒドロフラン2mlに溶解し、無水安息香酸20mg、トリエチルアミン20μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例25と同様に処理をして目的化合物PR−69の無色粉末を11mg得た。(収率92%)
実施例35
化合物PR−121:
実施例11で得た無色粉末の化合物11mgを乾燥ジクロロメタン2mlに溶解し、ハイドロシンナモイルクロライド50μl 及びトリエチルアミン8μl を加え、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−121の無色粉末を2.5mg得た。(収率18%)
実施例36(グループ1−4化合物)
化合物PR−41:
実施例11で得た無色粉末の化合物16mgをトルエン2mlに溶解し、チオカルボニルジイミダゾール16mlを加え1時間加熱還流した後、参考例2と同様に処理をして目的化合物PR−41の無色粉末を13.3mg得た。(収率69%)
実施例37
化合物PR−99:
実施例11で得た無色粉末の化合物32mgを乾燥ピリジン0.59mlに溶解し、メシルクロライド6.8μl を加え、実施例24と同様に処理をして目的化合物PR−99の無色粉末を21.3mg得た。(収率58%)
実施例38
化合物PR−107:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ピリジン0.18mlに溶解し、ベンゼンスルホン酸クロライド7.2μl を加え、実施例37と同様に処理をして目的化合物PR−107の無色粉末を5.3mg得た。(収率46%)
実施例39
化合物PR−90:
実施例11で得た無色粉末の化合物10.8mgを乾燥ジクロロメタン0.2mlに溶解し、プロピルイソシアネート2.5μl 及びトリエチルアミン4μl を加え攪拌し、20時間後に飽和塩化アンモニウム水を加えて反応を停止した。クロロホルムで抽出し、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:クロロホルム−メタノール(50:1)混合溶媒)にて精製して目的化合物PR−90の無色粉末を4.2mg得た。(収率33%)
実施例40
化合物PR−91:
実施例11で得た無色粉末の化合物10.8mgを乾燥ジクロロメタン0.2mlに溶解し、n−ブチルイソシアネート3μl 及びトリエチルアミン4μl を加え、実施例39と同様に処理をして目的化合物PR−91の無色粉末を3.0mg得た。(収率23%)
実施例41
化合物PR−92:
実施例11で得た無色粉末の化合物12.3mgを乾燥ジクロロメタン0.23mlに溶解し、ベンジルイソシアネート7.67mg、トリエチルアミン8.4μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、実施例39と同様に処理をして目的化合物PR−92の無色粉末を3.8mg得た。(収率25%)
実施例42
化合物PR−100:
実施例11で得た無色粉末の化合物10.8mgを乾燥ジクロロメタン0.2mlに溶解し、カルボベンジルクロライド44.4mg、トリエチルアミン12μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、実施例39と同様に処理をして目的化合物PR−100の無色粉末を8.5mg得た。(収率63%)
参考例4
化合物PR−76:
実施例11で得た無色粉末の化合物80mgを乾燥ジクロロメタン5mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸40mgを加え、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶媒)にて精製して化合物PR−76の無色粉末を82g得た。
参考例5
化合物PR−83:
参考例4で得た無色粉末の化合物22mgを乾燥テトラヒドロフラン及び乾燥ジメチルスルホキサイド混合溶媒(1:1:1ml)に溶解し、水素化ナトリウム5mgを0℃にて加え、次にベンジルブロマイド5μl を加え攪拌した後に飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止後、ジクロロメタンで抽出し、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗生成物を得た。これを分取薄層シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(10:1)混合溶媒)にて精製して化合物PR−83の無色粉末2.6mg得た。
実施例43
化合物PR−103:
参考例5で得た無色粉末の化合物9mgを重クロロホルム0.5mlに溶解し、亜りん酸トリエチル20μl を加え、高圧水銀ランプを用いて6時間半照射した後、参考例3と同様に処理をして、目的化合物PR−103の無色粉末を0.2mg得た。(収率2%)
実施例44
化合物PR−27:
実施例11で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥テトラヒドロフラン1.2mlに溶解し、メトキシメチルクロライド30μl を加え、実施例25と同様に処理をして目的化合物PR−27の無色粉末を2.4mg得た。(収率22%)
実施例45
化合物PR−20:
実施例11で得た無色粉末の化合物7mgをジメチルスルフォキサイド250μl に溶解し、無水酢酸10μl を加え、実施例24と同様に処理をして目的化合物PR−20の無色粉末を1.8mg得た。(収率23%)
実施例46
化合物PR−87:
実施例11で得た無色粉末の化合物7mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、メトキシエトキシメチルクロライド25μl 及びジイソプロピルエチルアミン20μl を加え、参考例3と同様に処理をして目的化合物PR−87の無色粉末を7.3mg得た。(収率63%)
実施例47
化合物PR−44:
実施例11で得た無色粉末の化合物9mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、ジヒドロピラン50μl 及びピリジン塩酸塩5mgを加え、参考例3と同様に処理をして、目的化合物PR−44の無色粉末を9.2mg得た。(収率88%)
実施例48
化合物PR−66:
実施例11で得た無色粉末の化合物22mgをベンゼン0.5mlに溶解し、テトラ−O−ベンジル−D−マンノシルフルオライド43.2mg、ジルコノセンクロライド12mg、シルバートリフレート18mg及びモレキュラーシーブス4A100mgを加え、室温で5分間攪拌した後に飽和炭酸ナトリウム水1mlを加えて反応を停止した。生じた沈澱をセライトを用いて濾別し、濾液を水、飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を溜去して粗生成物を得た。これを分取薄層シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール=25:1)にて精製し目的化合物PR−66の無色粉末を9.3mg得た。(収率22%)
実施例49
化合物PR−73:
実施例36で得た無色粉末の化合物7.5mgをトルエン1mlに溶解し、トリn−ブチル水素化スズ5μl を加え、120℃で3時間加熱還流し、参考例3と同様に処理をして目的化合物PR−73の無色粉末を1mg得た。(収率17%)
実施例50
化合物PR−163:
実施例11で得た無色粉末10mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、ニコチン酸4mg、ジサイクロヘキシルカルボジイミド6mg及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、3時間反応させた後に実施例28と同様に処理をして目的化合物PR−163の無色粉末を10.2mg得た。(収率85%)
実施例51(グループ1−6化合物)
化合物PR−8:
ピリピロペンA5mgを乾燥テトラヒドロフラン0.1mlに溶解し、無水酢酸14μl 、トリエチルアミン14μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、実施例25と同様に処理した後、更に高速液体クロマトグラフィー(カラム:SenshuPak ODS−4251−N、移動相:50%アセトニトリル水溶液)にて精製し、目的化合物PR−8の無色粉末を4mg得た。(収率75%)
実施例52
化合物PR−21:
ピリピロペンA5mgを乾燥テトラヒドロフラン1mlに溶解し、無水プロピオン酸40μl 、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン3mgを加え、実施例51と同様に処理をして、目的化合物PR−21の無色粉末を3.1mg得た。(収率57%)
実施例53
化合物PR−22:
ピリピロペンA5mgを乾燥テトラヒドロフラン1mlに溶解し、無水酢酸40μl 、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン3mgを加え、実施例51と同様に処理をして、目的化合物PR−22の無色粉末を5.2mg得た。(収率93%)
実施例54
化合物PR−46:
ピリピロペンA5mgを乾燥ジクロロメタン2mlに溶解し、無水吉草酸40μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、実施例51と同様に処理をして目的化合物PR−46の無色粉末を5.3mg得た。(収率93%)
参考例6
化合物PR−23:
ピリピロペンA20mgを乾燥ジクロロメタン3mlに溶解し、m−クロロ過安息香酸40mgを加え、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗生成物を得た。これをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(20:1)混合溶媒)にて精製して、化合物PR−23の無色粉末を20g得た。
参考例7
化合物PR−78:
参考例7で得た無色粉末の化合物9mgを乾燥ジメチルフォルムアミド1mlに溶解し、水素化ナトリウム4mg、次いでヨウ化メチル50μl を加え攪拌した後に、飽和塩化アンモニウム水溶液を加えて反応を停止後ジクロロメタンで抽出し、水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去して粗生成物を得た。これを分取薄層シリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒:ジクロロメタン−メタノール(10:1)混合溶媒)にて精製して、化合物78の無色粉末2.3mgを得た。
実施例55
化合物PR−97:
参考例7で得た無色粉末の化合物10mgを重クロロホルム0.4mlに溶解し、亜リン酸トリエチル10μl を加え、高圧水銀ランプを用いて2時間照射後、参考例3と同様に処理をして、目的化合物PR−97の無色粉末を3.5mg得た。(収率36%)
実施例56(グループ1−7化合物)
化合物PR−10:
実施例1で得た無色粉末の化合物6.6mgを乾燥テトラヒドロフラン0.6mlに懸濁し、無水プロピオン酸10μl 及びトリエチルアミン14mlを加え、実施例25と同様に処理をして、目的化合物PR−10の無色粉末を3.5mg得た。(収率34%)
実施例57
化合物PR−31:
実施例1で得た無色粉末の化合物20mgを乾燥ジクロロメタン2mlに懸濁し、無水酪酸20μl 、トリエチルアミン15μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、参考例3と同様に処理をして目的化合物PR−31の無色粉末を3mg得た。(収率10%)
実施例58
化合物PR−54:
実施例1で得た無色粉末の化合物22mgを乾燥ピリジン1mlに懸濁し、無水吉草酸54μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例24と同様に処理をして目的化合物PR−54の無色粉末を2.6mg得た。(収率8%)
実施例59
化合物PR−12:
実施例1で得た無色粉末の化合物18mgを乾燥ピリジン1mlに懸濁し、無水ステアリン酸20mg及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例24と同様に処理をして、目的化合物PR−12の無色粉末を12mg得た。(収率24%)
実施例60
化合物PR−34:
実施例1で得た無色粉末の化合物20mgを乾燥ジクロロメタン2mlに懸濁し、無水イソ酪酸37μl 、トリエチルアミン20μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、参考例3と同様に処理をして目的化合物PR−34の無色粉末を4.5mg得た。(収率15%)
実施例61
化合物PR−14:
実施例1で得た無色粉末の化合物4mgを乾燥ピリジン1mlに溶解し、ピバリン酸クロライド3.3μl 及びジメチルアミノピリジン5mgを加え、実施例24と同様に処理をして、目的化合物PR−14の無色粉末を4.9mg得た。(収率79%)
実施例62
化合物PR−11:
実施例1で得た無色粉末の化合物5mgを乾燥テトラヒドロフラン1mlに溶解し、p−ブロムベンゾイルクロイライド30mgを加え、実施例25と同様に処理をして目的化合物PR−11の無色粉末を0.9mg得た。(収率8%)
実施例63
化合物PR−13:
実施例1で得た無色粉末の化合物11mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、ジヒドロピラン150μl およびピリジン塩酸塩17mgを加えた後、参考例3と同様に処理をして目的化合物PR−13の無色粉末を6mg得た。(収率35%)
実施例64
化合物PR−132:
実施例1で得た無色粉末の化合物54mgを乾燥ピリジン2mlに溶解し、塩化メタンスルホニル30μl を加え、0℃で1時間30分攪拌した後、前記の実施例8と同様に処理をして、目的化合物PR−132の無色粉末を2.6mg得た。(収率3%)
実施例65
化合物PR−9:
実施例1で得た無色粉末の化合物5mgを乾燥テトラヒドロフラン0.1mlに懸濁し、無水プロピオン酸43μl 、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、実施例25と同様に処理をして、目的化合物PR−9の無色粉末を6.5mg得た。(収率87%)
実施例66
化合物PR−80:
実施例11で得た無色粉末の化合物5.5mgを乾燥ジクロロメタン0.3mlに溶解し、無水吉草酸5μl、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン1mgを加え、参考例3と同様に処理をして、目的化合物PR−80の無色粉末を2.6mg得た。(収率43%)
実施例67
化合物PR−130:
実施例4で得た無色粉末の化合物7mgを乾燥ジクロロメタン1mlに溶解し、無水酢酸190μl 、トリエチルアミン14μl 及びジメチルアミノピリジン2mgを加え、実施例25と同様に処理をして、目的化合物PR−130の無色粉末を1.4mg得た。(収率16%)
実施例68
化合物PR−155:
実施例8で得た無色粉末の化合物10mgを乾燥ジクロロメタン2mlに溶解し、無水吉草酸10μl 、トリエチルアミン10μl 及びジメチルアミノピリジン4mgを加え、参考例3と同様に処理をして、目的化合物PR−155の無色粉末を10.4mg得た。(収率79%)
以上のように、ピリピロペン誘導体はアシルコエンザイムAコレステロールに対して著しい阻害活性を示すことから、ヒトのコレステロール蓄積に起因する疾病の予防および治療に有用である。

Claims (3)

  1. 下記式
    Figure 2005314433
    の基R2 が下記で表される置換基の組合せを有する化合物よりなる群から選ばれた化合物であるピリピロペン誘導体。
    化合物番号 R2
    PR−41 OCS−imidazole
    PR−99 OSO2 CH3
    PR−107 OSO2 6 5
    PR−90 OCONHCH2 CH3
    PR−91 OCONH(CH2)2 CH3
    PR−92 OCONHCH2 6 5
    PR−100 OCOOCH2 6 5
    PR−103 OCH2 6 5
    PR−27 OCH2 OCH3
    PR−20 OCH2 SCH3
    PR−87 OCH2 OCH2 CH2 OCH3
    PR−44 O−tetrahydropyran
    PR−66 O−tetra−O−benzyl−mannosePR−73 H
    Figure 2005314433
  2. 下記式
    Figure 2005314433
    の基R2 が下記で表される置換基の組合せを有する化合物よりなる群から選ばれた化合物であるピリピロペン誘導体。
    化合物番号 R2
    PR−25 OCO(CH2)2 CH3
    PR−45 OCO(CH2)3 CH3
    PR−60 OCO(CH2)4 CH3
    PR−70 OCO(CH2)5 CH3
    PR−61 OCO(CH2)6 CH3
    PR−15 OCO(CH2)16CH3
    PR−26 OCOCH(CH3)2
    PR−58 OCOC(CH3)3
    PR−59 OCOCH2 CH(CH3)2
    PR−71 OCO(CH2 2 CH(CH3)2
    PR−118 OCO(CH2 2 CH=CH2
    PR−72 OCO−trans−CH=CHCH2 CH3
    PR−113 OCO(CH2 2 C≡CH
    PR−106 OCOCH2 C≡CCH3
    PR−148 OCOC≡CCH2 CH3
    PR−69 OCOC6 5
    PR−121 OCO(CH2)2 6 5
  3. 下記式
    Figure 2005314433
    の基R1 、R2 、R3 、R4 が下記で表される置換基の組合せを有する化合物よりなる群から選ばれた化合物であるピリピロペン誘導体。
    化合物番号 R1 =R2 =R3 4
    PR−31 OCO(CH2)2 CH3 OH
    PR−54 OCO(CH2)3 CH3 OH
    PR−12 OCO(CH2)16CH3 OH
    PR−34 OCOCH(CH3)2 OH
    PR−14 OCOC(CH3)3 OH
    PR−11 OCO−p−Br−C6 4 OH
    PR−13 O−tetrahydropyran OH
    PR−132 OSO2 CH3 OH
    PR−9 OCOCH2 CH3 OCOCH2 CH3
    1 2 3 4
    PR−80 OCOCH3 OCO(CH2)3CH3 OCOCH3 OCO(CH2)3CH3
    PR−130 OCO(CH2)2CH3 OCOCH3 OCOCH3 OCOCH3
    PR−155 OSO2CH3 OCO(CH2)3CH3 OCO(CH2)3CH3 OH
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