JP2005314286A - 美白化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】
安全且つ効果的に皮膚を美白し、しみ、くすみ、そばかす等を防止することができる美白化粧料を提供。
【解決手段】
美白化粧料がセリシンと、大豆発酵液と、マンゴーの種子核を分留、脱臭してなるマンゴー胚芽油とを含有する。

Description

本発明は、余分なメラニンの生成を抑制し、好適にしみ、そばかす等を防止する美白化粧料に関する。
従来、日焼けによる「しみ」や「そばかす」等を防止する効果を有するものとして、ブランセンタエキス等の胎盤抽出物、クロレラエキス、カンゾウエキス等の植物抽出エキス、L−アスコルビン酸とその誘導体等が知られている。
特開2002−234828 特開2003−183130 特開2000−143479
しかしながら、上述の如き成分において、胎盤抽出物における動物の感染病等による安全性や、L-アスコルビン酸の経時的不安定化等が問題視されており、また、これらの成分では、美白効果の点においても、細胞レベルでメラニン抑制効果が認められているものの、実際化粧品に配合された場合の美白効果が十分とは言えなかった。
また、近年、美白化粧料に対する消費者の意識が高まり、より効果的な美白と十分な安全性が求められている。
本発明は、上述の如き従来技術の問題を鑑み、安全且つ効果的に皮膚を美白し、しみ、くすみ、そばかす等を防止することができる美白化粧料を提供することを目的とする。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、セリシンと、大豆発酵液と、マンゴーの種子核を分留、脱臭してなるマンゴー胚芽油とを含有する美白化粧料であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加え、大豆発酵液は、大豆より生成された豆乳を乳酸菌発酵した上澄み液であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成に加え、乳酸菌発酵に使用する乳酸菌は、ビフィドバクテリウム属の乳酸菌であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3の構成に加え、セリシン、大豆発酵液、マンゴー胚芽油の各成分は、それぞれ0.01w/w%〜30w/w%の範囲で配合されることを特徴とする。
本発明に係る美白化粧料は、セリシンと、大豆発酵液と、マンゴーの種子核を分留、脱臭してなるマンゴー胚芽油とを含有することによって、これらの成分の相乗効果により、メラニンの生成を抑制し、安全かつ効果的に美白を実現し、しみ、そばかす等を防止することができる。
本発明に係る美白化粧料は、クリーム剤、化粧水、パック等の化粧品に対し、セリシン、大豆発酵液、マンゴー胚芽油の3成分を所定の比率で含有させ、これらの成分が日焼けによる「しみ」や「そばかす」等に対し、相乗的に効果を発揮するようになっている。
セリシン、大豆発酵液、マンゴー胚芽油の各成分は、それぞれ0.01(w/w%)〜30(w/w%)の範囲で配合でき、特に0.1(w/w%)〜5(w/w%)の範囲で配合されることが好ましい。
セリシンは、繭糸の周りを取り囲んでいる水溶性のたんぱく質であり、たんぱく質との親和性に優れ、化粧品に使用した場合、皮膚の保護効果、抗しわ効果を有する。
このセリシンには、比較的高分子のセリシン(分子量約30万)でも比較的低分子のセリシンでもよく、また加水分解により低分子化されたセリシンも使用することができる。
大豆発酵液には、大豆や脱脂大豆から通常の製法によって得られる豆乳を2時間から48時間かけて乳酸菌発酵し、それをフィルターろ過して、菌体、不溶物を分離除去して生成された上澄み液が使用され、美白効果を有する。
乳酸菌発酵に使用する乳酸菌は、通常のヨーグルト食品等に使用されるビフィドバクテリウム・フレーベ、ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ビフィドバクテリウム・ロンガム等のビフィドバクテリウム属が好ましい。
また、発酵に際しては、グルコース、トレハロース、キシリトール等の糖類、及びオリゴ糖、カルシウム、マグネシウム等のミネラル等の発酵を促進する成分を添加してもよい。
マンゴー胚芽油は、マンゴー(Mangifera Indica L)の種子核を分留、脱臭して生成され、皮膚浸透性及び皮膚細胞活性効果に優れている。
次に、上述の美白化粧料の美白効果について行った試験について説明する。
試験1
表1のように配合した実施例1及び比較例1〜4のクリーム剤をそれぞれ被験者10人の腕に塗布し、太陽紫外線と類似した紫外線UVA、UVBを各被験者の上腕に各々2MED照射し、照射後各被験者の皮膚の明るさを目視により測定し、それを日に2回繰り返す。
結果は表2に示す如きであった。即ち、クリーム剤を塗布しない場合に比べて、クリーム剤を塗布した場合の方が美白効果に優れ、セリシン、大豆発酵液及びマンゴー胚芽油を配合したクリーム剤(実施例1、比較例2〜比較例4)を使用した場合の方が、それらの成分を配合していないクリーム剤(比較例1)に比べて美白効果に優れている。
更に、セリシン、大豆発酵液及びマンゴー胚芽油の3成分を含有するクリーム(実施例1)の方が、セリシン、大豆発酵液、マンゴー胚芽油の内いずれか一つの成分を含有するクリーム(比較例2〜4)に比べ明らかに高い美白効果が得られた。即ち、本発明に係る美白化粧料は、セリシン、大豆発酵液及びマンゴー胚芽油の3成分を適宜配合することによって、セリシンの皮膚保護効果、大豆発酵液の美白効果、マンゴー胚芽油の皮膚細胞活性効果が相乗的に機能し、高い美白効果が得られるようになっている。

試験2
表3のように配合した実施例2及び比較例5〜8の化粧水を使用して、試験1と同様の試験を行った。
その結果は表4の如くであり、上述したクリーム剤の場合と同様に化粧水に配合した場合においても、セリシン、大豆発酵液及びマンゴー胚芽油の3成分を適宜配合した化粧水(実施例2)が他の化粧水(比較例5〜比較例8)に比べて極めて高い美白効果が得られることが確認することができた。
試験3
表5のように配合した実施例3及び比較例9〜12の洗い流しパックをそれぞれ被験者10人の腕に塗布し、その後5分間放置した後洗い流し、太陽紫外線と類似した紫外線UVA、UVBを各被験者の上腕に各々2MED照射し、照射後各被験者の皮膚の明るさを目視により測定し、それを日に2回繰り返す。

その結果は表6の如くであり、上述したクリーム剤、化粧水の場合と同様に、セリシン、大豆発酵液及びマンゴー胚芽油の3成分を適宜配合したパック(実施例3)を使用した場合の方が他のパック(比較例9〜比較例12)を使用した場合に比べて極めて高い美白効果が得られることが確認することができた。
また、パックを洗い流した後でも皮膚に美白成分が浸透し、美白効果が持続することが確認された。

尚、上述の実施例では、化粧品としてクリーム剤、化粧水、洗い流しパックに適用した場合の例について説明したが、化粧品はこれらの品に限定されず、その他の化粧品であってもよい。

Claims (4)

  1. セリシンと、大豆発酵液と、マンゴーの種子核を分留、脱臭してなるマンゴー胚芽油とを含有することを特徴としてなる美白化粧料。
  2. 大豆発酵液は、大豆より生成された豆乳を乳酸菌発酵した上澄み液である請求項1に記載の美白化粧料。
  3. 乳酸菌発酵に使用する乳酸菌は、ビフィドバクテリウム属の乳酸菌である請求項2に記載の美白化粧料。
  4. セリシン、大豆発酵液、マンゴー胚芽油の各成分は、それぞれ0.01w/w%〜30w/w%の範囲で配合される請求項1、2又は3に記載の美白化粧料。
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