JP2005313782A - コードガイド - Google Patents

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Abstract


【課題】 コード類の断線を防止することができるとともに、部品点数を低減することができるコードガイドを提供する。
【解決手段】 第2ロッド19に、コードガイド36を摺動可能に支持するための摺動支持部36aと、コード類28を案内するためのガイド部36bとを有するコードガイド36を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コードガイドに関し、たとえば車両などで用いられる汎用ディスプレイスタンドなどに適用される技術に関する。
本発明において、「コード類」は、電源用コード、電気的な信号のやりとりを行うためのコード、アンテナ線およびアース用配線の少なくともいずれか1つを含む。
たとえばディスプレイなどを車室内において支持する取付スタンドが実用に供されている(たとえば特許文献1)。図24は、従来のコードガイドを示す斜視図である。従来のコードガイドの一方の結束部は、取付スタンドの一部に捩り付けて結束可能でかつ、コードガイドの他方の結束部は、ディスプレイのコード類に捩り付けて結束可能になっている。
特開平11−151988号公報
従来のコードガイドにおいては、次のような問題がある。(1)コード類がタイトに捩り付けて結束されているので、取付スタンドおよびコード類が車両本体に対し変位することに起因して、コード類が断線する場合がある。たとえば座席シートの一部に取付スタンドが固着されている場合、座席シートを角度調整することで、取付スタンドおよびコード類が車両に対し一体的に変位する。これによってコード類の長手方向に引張り力が作用し、断線する原因となる。(2)コード類がタイトに捩り付けて結束されているので、コード類のたるみなどを防止するには、複数箇所でコード類を結束しなければならない。それ故、取付スタンド一個あたりに使用するコードガイドの部品点数が多くなる。
本発明の目的は、コード類の断線を防止することができるとともに、部品点数を低減することができるコードガイドを提供することである。
本発明は、電子機器のコード類を案内するコードガイドであって、
該コードガイドに対する取付対象部に、このコードガイドの一部が可動に取付け可能に構成されることを特徴とするコードガイドである。
本発明に従えば、コードガイドによって、電子機器のコード類を案内し得る。前記取付対象部には、前記コードガイドの一部が可動に取付け可能に構成される。このようにコードガイドの一部が可動に取付け可能になっているので、電子機器のコード類のたるみなどを防止できるうえ、従来の取付対象部の複数箇所において結束すべき複数のコードガイドよりも、その部品点数つまりコードガイド自体の数を低減することができる。
また本発明は、前記取付対象部は、前記電子機器を車両に支持する取付スタンドであることを特徴とする。
本発明に従えば、前記取付対象部は取付スタンドであり、前記電子機器は、前記取付スタンドによって車両に支持可能になっている。
また本発明は、前記取付対象部には、コードガイドを可動に取付けるための溝部分が形成されていることを特徴とする。
本発明に従えば、取付対象部には、溝部分が形成されている。この溝部分に、コードガイドを可動に取付けることができる。
また本発明は、前記溝部分は、コードガイドの可動範囲において、該コードガイドを所望位置に規制するように形成されていることを特徴とする。
本発明に従えば、前記溝部分は、コードガイドの可動範囲において、コードガイドを所望位置に規制するように形成されている。換言すれば、コード類を案内すべき所望位置において、コードガイドを規制することができる。
また本発明は、前記コード類は、コードガイドの可動方向に沿って伸縮可能に形成されることを特徴とする。
本発明に従えば、前記コード類は、コードガイドの可動方向に沿って伸縮可能になっている。つまりコードガイドの可動に伴って、前記コード類は伸縮する。このようにコード類の伸縮によって、コードガイドが可動方向に可動することを許容することができる。
本発明によれば、取付対象部には、コードガイドの一部が可動に取付け可能に構成される。このようにコードガイドの一部が可動に取付け可能になっているので、電子機器のコード類のたるみなどを防止できるうえ、従来の取付対象部の複数箇所において結束すべき複数のコードガイドよりも、その部品点数を低減することができる。しかも取付対象部およびコード類が変位することに起因するコード類の断線を、未然に防止することが可能となる。
また本発明によれば、取付対象部は取付スタンドであり、電子機器は、前記取付スタンドによって車両に支持可能になっている。この取付スタンドに、コードガイドの一部を可動に取付けることができる。
また本発明によれば、取付対象部には、溝部分が形成されている。この溝部分に、コードガイドを可動に取付けることができる。
また本発明によれば、前記溝部分は、コードガイドの可動範囲において、コードガイドを所望位置に規制するように形成されている。換言すれば、コード類を案内すべき所望位置において、コードガイドを規制することができる。これによってコードガイドの汎用性を高くすることができる。
また本発明によれば、前記コード類は、コードガイドの可動方向に沿って伸縮可能になっている。つまりコードガイドの可動に伴って、前記コード類は伸縮する。このようにコード類の伸縮によって、コードガイドが可動方向に可動することを許容することができる。これによってコード類が断線することを防止することもできる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る取付スタンド10と車両との関係を概略示す斜視図である。図2は、車両用シート11の一部に、取付スタンド10を介してディスプレイ12が支持される形態を示す斜視図である。本第1実施形態においては、車両用シートのうち前部座席のヘッドレストの軸部に、取付スタンドが固着された一例を示す。
取付スタンド10は、電子機器としてのディスプレイ12を車両に支持するものであって、図2、3に示すように、主に、スタンドベース13、スタンド本体14、電子機器基台15(基台15という)およびコードガイド16を有する。ヘッドレスト11Aの一対の軸部に、スタンドベース13が着脱可能に設けられる構成となっている。このスタンドベース13は、ヘッドレスト11Aの一対の軸部にそれぞれ対応する一対のベース部材17を備えている。つまり一対のベース部材17に、一対の軸部がそれぞれ挿入可能に構成されている。これによってスタンドベース13の軸線まわりの変位、軸線方向の変位および軸線方向に垂直な垂直方向まわりの変位が規制されるようになっている。
各ベース部材17は略直方体形状を成し、その長手方向一端部に、ヘッドレスト11Aの軸部を挿入するための貫通孔17aが形成されている。前記貫通孔17aは、各ベース部材17の厚み方向に貫通するように形成されるうえ、ベース部材17はこのベース部材自体が前記垂直方向まわりに変位しないような必要最小厚さに形成されている。これによってヘッドレスト11Aの高さが不所望に高くなり過ぎることを防止し得る。また各ベース部材17の貫通孔17aには、ヘッドレスト11Aの軸部の軸径に応じて、フランジ付円筒形状の図示外のアダプタースリーブが設けられる。つまり各ベース部材17の貫通孔17aに、軸部だけでなくアダプタースリーブが挿入される場合がある。いずれの場合にも、各軸部にベース部材17がややタイトに外装され、スタンドベース13は、ガタつくことなく車両に固着される。しかも一対のベース部材17は、平行にかつ車両の後方向きに所定小距離突出するように配設される。前記「略直方体形状」は、直方体形状を含む。
図3は、取付スタンド10のスタンド本体14とコードガイド16とを示す斜視図である。図4は、取付スタンド10を、スタンド本体14の長手方向およびガイド部の突出方向を含む仮想平面で切断して見た断面図である。図5は、一方のコードガイド16aに対し、他方のコードガイド16bを長手方向に離隔した状態を示す断面図である。図6は、取付スタンド10の要部をガイド部の突出方向に見た平面図である。
前記各ベース部材17の長手方向他端部に、スタンド本体14が固着されている。スタンド本体14は、主に、第1,第2ロッド18,19および第2ロッド位置決め部材20を備えている。第1ロッド18は、ベース部材17の長手方向および軸線方向に対し直角方向に伸びる棒状でかつ筒状部材である。この第1ロッド18の長手方向一端部が一方のベース部材17に固着されるとともに、第1ロッド18の長手方向中間付近部が他方のベース部材17に固着されている。これによって第1ロッド18の長手方向他端部は、車幅方向に突出するように配設される。前記第1ロッド18に、第2ロッド19が摺動可能に挿入されている。この第2ロッド19も、第1ロッド18と同様にベース部材17の長手方向および軸線方向に対し直角方向に伸びる棒状でかつ筒状部材である。つまり第1ロッド18に対し、第2ロッド19を車幅方向に位置調整することが可能になっている。
第2ロッド位置決め部材20は、第1ロッド18に対し第2ロッド19を所望の位置に規制するつまりロックするための部材である。第2ロッド位置決め部材20を、単に、位置決め部材20という場合がある。第1ロッド18の長手方向他端部において、図示外の開口孔が形成されており、この開口孔を塞ぐように位置決め部材20が外装されている。位置決め部材20には、第1ロッド18を挿入可能な挿入孔20aが形成され、位置決め部材20の一表面部に、ロックレバー20bが揺動可能に付設されている。ロックレバー20bは、ロック状態とロック解除状態とにわたって揺動切替え可能に構成されている。ロックレバー20bの揺動基端部に、図示外のカムが一体形成され、このカムは、挿入孔20aに進退可能に構成されている。ロックレバー20bを一方向に揺動変位することで、カムが挿入孔20aに進出つまり突出し、第2ロッド19を押圧することでロック状態となるように構成されている。逆に、ロックレバー20bを他方向に揺動変位することで、カムが挿入孔20aから退き、ロック解除状態となるように構成されている。
図7は、一方のコードガイド16aを嵌合可能なスタンド本体の要部を示す図であり、図7(a)は、前記スタンド本体の要部を、その長手方向およびガイド部の突出方向を含む仮想平面で切断して見た断面図、図7(b)は、前記スタンド本体の要部を、ガイド部の突出方向他方から見た底面図、図7(c)は、前記スタンド本体の要部を、長手方向に見た側面図である。図4〜図6も参照しつつ説明する。
基台15は、ディスプレイ12を取付けるためのものであって、第2ロッド19の長手方向先端部に着脱可能に連結されている。具体的に、基台15には、図7(a)に示すように、第2ロッド19の長手方向先端部を挿入可能な挿入孔15aが形成されている。前記長手方向先端部を挿入孔15aに挿入した状態で、締結具であるビス21などによって、第2ロッド19の長手方向先端部と基台15とが連結されている。基台15の一表面部に、ボールジョイント機構22を介してディスプレイ12の背面部が固着されるようになっている。これによって基台15に取付けられるディスプレイ12を、任意の角度位置に調整することができる。
前記ボールジョイント機構22のうちの球面座23は、図示外のボールを受ける球面座本体23aおよび支持部23bとを有する。これら球面座本体23aと支持部23bとは一体形成されている。支持部23bは、六角柱状に形成されており、支持部23bの一部分が基台15に支持されるようになっている。基台15の一表面部に、円形状に突出する突出部24が形成され、この突出部24に六角孔24aが凹設されている。前記六角孔24aに、六角柱状の支持部23bの一部分が嵌合するようになっている。支持部23bには、雌ねじが形成され、後述する一方のコードガイド16aと協働して、基台15に付設可能に構成されている。基台15のうち前記一表面部の裏面側の他表面部に凹所15bが形成され、前記他表面部側からビス25を挿入し、支持部23bの雌ねじに螺着可能になっている。このとき支持部23bが六角柱状に形成され、支持部23bの一部分が突出部24の六角孔24aに嵌合しているので、支持部23bがビス25と共まわりすることを防止することができる。したがって支持部23bを基台15に確実に固着することができる。前記球面座23が、取付スタンドに付設されるべき他の部品に相当する。
図8は、他方のコードガイド16bおよび、このコードガイド16bを嵌合可能なスタンド本体の要部を、一部切断して見た断面図である。図9は、他方のコードガイド16bおよび、このコードガイド16bを嵌合可能なスタンド本体の要部を、ガイド部の突出方向他方から見た底面図である。図4、図5および図7も参照しつつ説明する。コードガイド16は、一方および他方のコードガイド16a,16bを含む。基台15に一方のコードガイド16aが付設され、前記位置決め部材20に他方のコードガイド16bが付設されている。先ず、一方のコードガイド16aについて説明する。
一方のコードガイド16aは、第1ガイド部26と第1付設部27とを有し、これら第1ガイド部26および第1付設部27は、たとえば樹脂材で一体形成されている。第1ガイド部26および第1付設部27を、ゴムなどの弾性体、金属材料および非金属材料の少なくともいずれか1つから形成してもよい。第1付設部27は、一方のコードガイド16aを基台15に着脱可能に固着するためのものであり、第1ガイド部26は、基台15に固着されるディスプレイ12から延びるコード類28をスタンド本体14に沿って保持する機能を有する。第1付設部27は、第1ガイド部26の突出方向に直交する仮想平面に沿って略矩形状に形成されている。前記「略矩形状」は矩形状を含む。しかも、この略矩形状に形成される第1付設部27は、基台15の凹所15bに緊密に嵌合するように形成されている。したがってスタンド本体14に対し、一方のコードガイド16aのがたつきを極力抑えることができるとともに、第1付設部27がビス25と共まわりすることを防止することができる。これによって第1ガイド部26を所定の角度位置に規制することができる。この第1付設部27にスリット27aが形成されている。第1付設部27を基台15の凹所15bに嵌合した状態で、ビス25および座金29を基台15の他表面部側から凹所15bに挿入可能になっている。ビス25のねじ部は、スリット27aを通して、支持部23bの雌ねじに螺着可能になっている。ビス25のねじ部を、支持部23bの雌ねじに螺着した状態において、前記ねじ部の頭部が少なくとも基台15の他表面部よりも突出しないようになっている。
第1ガイド部26は、切欠部分26aを含むリング形状に構成されている。この第1ガイド部26は、ロッド長手方向に平行に延びる軸線まわりに形成される。切欠部分26aは、第1ガイド部26のうち基台15に近接する一部分であって、たとえば約20度の角度範囲にわたる一部分が切欠き形成されて成る。このような第1ガイド部26によって、コード類28を挿通するとともに、コード類28を変位可能に保持し得る。この変位可能な方向とは、ロッド長手方向に平行な軸線方向およびこの軸線方向に垂直な半径方向と同義である。図7において、前記軸線方向を矢符L1で表記し、前記半径方向を矢符R1で表記している。よって第1ガイド部26は、コード類28を挿通するとともに、コード類28を軸線方向に変位可能でかつ半径方向に変位可能に保持し得る。
図10は、他方のコードガイド16bを示す図であり、図10(a)は、前記コードガイド16bを長手方向に見て示す側面図、図10(b)は、前記コードガイド16bをガイド部の突出方向他方から見た底面図、図10(c)は、前記コードガイド16bの正面図である。図8および図9も参照しつつ説明する。他方のコードガイド16bは、第2ガイド部30と第2付設部31とを有し、これら第2ガイド部30および第2付設部31は、たとえば樹脂材で一体形成されている。第2ガイド部30および第2付設部31を、ゴムなどの弾性体、金属材料および非金属材料の少なくともいずれか1つから形成してもよい。第2付設部31は、他方のコードガイド16bを位置決め部材20に着脱可能に固着するためのものであり、第2ガイド部30は、基台15に固着されるディスプレイ12から延びるコード類28をスタンド本体14に沿って保持する機能を有する。この第2ガイド部30は、切欠部分30aを含むリング形状に構成されている
第2付設部31は、コード類28に与えられる力に基づいて、位置決め部材20に嵌合して付設されている状態(図4および5参照)から離脱される離脱状態(図8および図9参照)に切替え可能に構成されている。位置決め部材20には、ロッド長手方向一方に凹設される嵌合孔20cが形成されている。この嵌合孔20cは、第2付設部31の形状に対応してこの第2付設部31がややタイトに嵌合可能に凹設されている。第2付設部31は、第2ガイド部30の突出方向に略直交する仮想平面に沿って形成されている。第2付設部31は、前記ロッド長手方向に所定距離伸びるくさび形状を成している。
つまり図9および図10(b)に示すように、第2付設部31は、この第2付設部31を厚み方向に見て嵌合方向に向かうに従ってやや幅狭となるテーパ形状に形成される。しかも図8および図10(c)に示すように、第2付設部31は、この第2付設部31を前記厚み方向および嵌合方向に直交する方向から見て、嵌合方向に向かうに従ってやや薄肉となるテーパ形状に形成される。第2付設部31は、このようなテーパ形状を有するので、コード類28に与えられる力に基づいて、位置決め部材20に嵌合して付設されている状態から離脱される離脱状態に切替え可能になっている。第1実施形態においては、位置決め部材20の他表面部側の壁部に部分的に貫通孔20dが形成されている。これによって位置決め部材20の軽量化を図ることが可能となる。位置決め部材20において、この貫通孔が形成されない構造にする場合もある。
図11は、ロック機構を備える他方のコードガイド16bの正面図である。図12は、ロック機構を備える他方のコードガイド16bの底面図である。他方のコードガイド16bのうち第2付設部31には、ロック機構としての突起部分32が形成されている。この突起部分32は、第2付設部31が位置決め部材20に嵌合して付設される状態を保持する(嵌合状態という)機能を有する。前記嵌合状態において、突起部分32は、位置決め部材20の貫通孔20dから露出するように配設されているうえ、貫通孔20dの一部を成す一側壁部20eに係合するようになっている。逆に一側壁部20eに対し突起部分32を非係合状態にすることで、第2付設部31の嵌合状態を解除することができる。
以上説明した第1実施形態に係る取付スタンド10によれば、ディスプレイ12から延びるコード類28は、一方および他方のコードガイド16a,16bによってスタンド本体14に沿って保持可能になっている。取付スタンド10は、このような一方および他方のコードガイド16a,16bを備えているので、従来のようなコード類を結束する手間を省略することが可能となる。つまり第1実施形態によれば、従来のように、コードガイドの一方の結束部を取付スタンドの一部に捩り付けて結束するとともに、コードガイドの他方の結束部をコード類に捩り付けて結束する必要がなくなる。本第1実施形態では、コード類28を一方および他方のコードガイド16a,16bによって単に保持し案内するだけなので、その作業能率の向上を図ることができるだけでなく、取付スタンド10およびコード類28が変位することに起因するコード類28の断線を未然に防止することができる。特に、スタンド本体14の第1ロッド18に対し、第2ロッド19を位置調整する際、コード類28が引っ張られることを防止することができるので、コード類28の断線を未然に防止することができる。しかも捩り付けて結束する結束部がなくなるので、見栄えをよくすることができる。
一方のコードガイド16aは、基台15に着脱可能に構成され、他方のコードガイド16bは、位置決め部材20に着脱可能に構成されている。したがって一方および他方のコードガイド16a,16bの少なくともいずれか一つを取付スタンド10に装着した状態で、コード類28を保持し案内することができる。逆に、一方および他方のコードガイド16a,16bを離脱した状態で、コード類28を前記コードガイド16a,16bによって保持し、その後一方および他方のコードガイド16a,16bを取付スタンド10に装着することもできる。このようにコードガイド16が着脱可能に構成されるので、コードガイド自体の修理が容易になるうえ、取付スタンド10に対し、コードガイド16の汎用性を高くすることができる。
一方のコードガイド16aは、球面座23と協働して基台15に付設可能になっているので、これら一方のコードガイド16aおよび球面座23の取付構造を兼用することができる。それ故、一方のコードガイド16aを基台15に単独で付設する構造にするよりも、取付スタンド10全体の部品点数の低減を図り、構造を簡略化することが可能となる。これによって取付スタンド10の製作コストの低減を図ることが可能となる。第1および第2ガイド部26,30は、切欠部分26a(30a)を含むリング形状に構成されているので、切欠部分26a(30a)から各ガイド部26(30)にコード類28を挿通することができるうえ、コード類28を切欠部分26a(30a)からガイド部外に離脱することができる。このようにコード類28をガイド部26(30)に保持する作業、およびコード類28をガイド部外に離脱するための作業能率の向上を図ることができる。
第1および第2ガイド部26,30は、挿通されるコード類28を変位可能に保持するので、仮にコード類28を不所望に引っかけた場合であっても、その断線を防止することができる。換言すれば、取付スタンド10に対してコード類28が相対的に変位することを許容することができるので、コード類28の断線を未然に防止することができる。第1付設部27は、基台15の凹所15bに緊密に嵌合するように形成されている。また第2付設部31は、位置決め部材20の嵌合孔20cにややタイトに嵌合可能に形成されている。それ故、スタンド本体14に対する一方および他方のコードガイド16a,16bのがたつきを極力抑えることが可能となる。
第2付設部31は、前述のようなテーパ形状を有するので、コード類28に与えられる力に基づいて、位置決め部材20に嵌合して付設されている状態から離脱される離脱状態に切替え可能になっている。たとえばコード類28を不所望に引っかけてコード類28に引っ張り力が作用した場合に、位置決め部材20に嵌合して付設されている第2付設部31が、位置決め部材20から容易に離脱し得る。これによってコード類28の断線を防止することができる。その後第2付設部31を位置決め部材20に容易に嵌合することもできる。第2付設部31が前記ロック機構を備えている場合には、このロック機構によって、位置決め部材20に第2付設部31が嵌合して付設される状態を保持することができる。換言すれば、位置決め部材20から第2付設部31が不所望に離脱するのを防止することができる。
図13は、一方および他方のコードガイド16a,16bの切欠部分を拡大して示す側面図である。図14は、本発明の変更形態に係るコードガイド33を拡大して示す側面図である。図15は、本発明の実施の他の形態に係るコードガイド34と、コード類28との関係を示す斜視図である。図16は、本発明の実施のさらに他の形態に係るコードガイド34,35を拡大して示す側面図である。
第1実施形態においては、一方および他方のコードガイド16a,16bは、切欠部分26a(30a)を含むリング形状に構成されているが、必ずしもこの構成に限定されるものではない。図14、図15に示すように、コードガイド33,34を切欠部分のないリング形状に構成してもよい。この場合には、コード類28とともに前記コードガイド33,34を取付スタンドに固着することが可能となる。しかもコード類28がこのコードガイド33,34から不所望に離脱することを防止することができる。図16に示すように、一つのコードガイド34(35)に、複数のガイド部を一体的に設けることも可能である。この場合には、複数本のコード類28をたとえば略平行に保持することができ、見栄えをよくすることができる。
図17は、本発明の第2実施形態に係るコードガイド36と、取付スタンドとの関係を概略示す斜視図である。図18は、取付スタンドにおいて、コードガイド36を可動に取付けるための溝部分37を示す底面図である。図19は、取付スタンドおよびコードガイド36を、長手方向に垂直な仮想平面で切断して見た断面図である。ただし第1実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
前記取付スタンド10Aは、主に、図示外のスタンドベース13、スタンド本体14、電子機器基台15(基台15という)およびコードガイド36,16aを有する。ヘッドレスト11Aの一対の軸部に、スタンドベース13が着脱可能に設けられる。スタンド本体14は、第1,第2ロッド18,19および位置決め部材20を備えている。スタンドベース13には第1ロッド18が固着され、この第1ロッド18に、第2ロッド19が摺動可能に挿入されている。
取付対象部である第2ロッド19には、コードガイド36の一部が可動に取付け可能に構成されている。ただし取付対象部は第2ロッド19だけに限定されるものではない。たとえば、第1ロッド18を取付対象部とすることも可能である。前記コードガイド36は、第2ロッド19にこのコードガイド36を摺動可能に支持するための摺動支持部36aと、コード類28を案内するためのガイド部36bとを有する。これら摺動支持部36aおよびガイド部36bは、一体形成されている。第2ロッド19の一表面部には、コードガイド36を可動に取付けるための溝部分37が、第2ロッド19の長手方向に平行に形成されている。この溝部分37に摺動支持部36aが嵌入され、コードガイド36が摺動するようになっている。
したがって前記コードガイド36は、基台15に付設される一方のコードガイド16aに対し、近接離隔可能に配設される。これによって、コード類28のたるみを防止できるうえ、従来の取付対象部の複数箇所において結束すべき複数のコードガイドよりも、その部品点数を低減することができる。しかも取付スタンド10Aおよびコード類28が車両本体に対し変位することに起因するコード類28の断線を、未然に防止することができる。
図20は、取付スタンドにおいて、コードガイド36を所望位置に規制するための第1の溝部分38を示す底面図である。図21は、取付スタンドにおいて、コードガイド36を所望位置に規制するための第2の溝部分39を示す底面図である。図22は、複数列の溝部分40が形成された取付スタンドの底面図である。図23は、コード類が、コードガイド36の可動方向に沿って伸縮可能に形成された例を示す図である。
図20に示すように、第2ロッド19の一表面部に形成されるべき第1の溝部分38は、コードガイド36をロッド長手方向の所望位置に規制するように形成されている。つまり第1の溝部分38は、幅狭部分38aと幅広部分38bとがロッド長手方向に一定間隔おきに形成され、前記幅狭部分38aが形成される位置において、コードガイド36が規制される。ただし幅狭部分38aと幅広部分38bとを適当間隔おきに形成してもよい。このように第1の溝部分38は、コードガイド36の可動範囲において、コードガイド36を所望位置に規制するように形成されている。
換言すれば、コード類28を案内すべき所望位置において、コードガイド36を規制することができる。これによってコードガイド36の汎用性を高くすることができる。図21に示すように、第2の溝部分39を波形状に形成し、幅狭部分となる位置においてコードガイド36を規制することも可能である。図22に示すように、ロッド長手方向に平行な複数列の溝部分40を、第2ロッド19に形成してもよい。この場合には、複数本のコード類28を見栄えよく案内することができる。図23に示すように、コード類を、ロッド長手方向つまりコードガイド36の可動方向に沿って伸縮可能に形成したカールコード41を適用してもよい。この構成によれば、コードガイド36の可動に伴ってカールコード41は伸縮し得る。このようにコード類の伸縮によって、コードガイド36が可動方向に可動することを許容することができる。これによってコード類が断線することを防止することができる。
本発明の実施の他の形態として、後部座席のヘッドレストの軸部に、取付スタンドを固着することも可能である。本実施形態においては、電子機器としてディスプレイが適用されるが、この電子機器は、必ずしもディスプレイに限定されるものではない。第1実施形態においては、一方および他方のコードガイドが設けられているが、スタンド本体に沿って三つ以上のコードガイドを設ける構成にすることも可能である。第1実施形態においては、第1付設部を略矩形状に形成し、基台に凹所にこの第1付設部を緊密に嵌合させることで、第1付設部がビスと共まわりすることを防止しているが、必ずしもこの構造に限定されるものではない。たとえば第1付設部を略矩形状以外の形状に形成することも可能である。たとえば基台の他表面部に複数の凸部(ピンでもよい)を形成しておき、第1付設部の側壁部をこれら複数の凸部に当接させることで、ビスと共まわりすることを防止することも可能である。一方のコードガイドと協働して基台に付設するための他の部品として、球面座が適用されているが、球面座以外の他の部品を適用してもよい。車両の停車時において、電子機器を車室外に配設する場合もあり得る。
本発明の第1実施形態に係る取付スタンド10と車両との関係を概略示す斜視図である。 車両用シート11の一部に、取付スタンド10を介してディスプレイ12が支持される形態を示す斜視図である。 取付スタンド10のスタンド本体14とコードガイド16とを示す斜視図である。 取付スタンド10を、スタンド本体14の長手方向およびガイド部の突出方向を含む仮想平面で切断して見た断面図である。 一方のコードガイド16aに対し、他方のコードガイド16bを長手方向に離隔した状態を示す断面図である。 取付スタンド10の要部をガイド部の突出方向に見た平面図である。 一方のコードガイド16aを嵌合可能なスタンド本体の要部を示す図であり、図7(a)は、前記スタンド本体の要部を、その長手方向およびガイド部の突出方向を含む仮想平面で切断して見た断面図、図7(b)は、前記スタンド本体の要部を、ガイド部の突出方向他方から見た底面図、図7(c)は、前記スタンド本体の要部を、長手方向に見た側面図である。 他方のコードガイド16bおよび、このコードガイド16bを嵌合可能なスタンド本体の要部を、一部切断して見た断面図である。 他方のコードガイド16bおよび、このコードガイド16bを嵌合可能なスタンド本体の要部を、ガイド部の突出方向他方から見た底面図である。 他方のコードガイド16bを示す図であり、図10(a)は、前記コードガイド16bを長手方向に見て示す側面図、図10(b)は、前記コードガイド16bをガイド部の突出方向他方から見た底面図、図10(c)は、前記コードガイド16bの正面図である。 ロック機構を備える他方のコードガイド16bの正面図である。 ロック機構を備える他方のコードガイド16bの底面図である。 一方および他方のコードガイド16a,16bの切欠部分を拡大して示す側面図である。 本発明の変更形態に係るコードガイド33を拡大して示す側面図である。 本発明の実施の他の形態に係るコードガイド34と、コード類28との関係を示す斜視図である。 本発明の実施のさらに他の形態に係るコードガイド34,35を拡大して示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係るコードガイド36と、取付スタンドとの関係を概略示す斜視図である。 取付スタンドにおいて、コードガイド36を可動に取付けるための溝部分37を示す底面図である。 取付スタンドおよびコードガイド36を、長手方向に垂直な仮想平面で切断して見た断面図である。 取付スタンドにおいて、コードガイド36を所望位置に規制するための第1の溝部分38を示す底面図である。
取付スタンドにおいて、コードガイド36を所望位置に規制するための第2の溝部分39を示す底面図である。 複数列の溝部分40が形成された取付スタンドの底面図である。 コード類が、コードガイド36の可動方向に沿って伸縮可能に形成された例を示す図である。 従来のコードガイド1を示す斜視図である。
符号の説明
10 取付スタンド
12 ディスプレイ
14 スタンド本体
15 基台
16a,16b 一方および他方のコードガイド
23 球面座
26 第1ガイド部
26a,30a 切欠部分
27 第1付設部
28 コード類
30 第2ガイド部
31 第2付設部
32 突起部分

Claims (5)

  1. 電子機器のコード類を案内するコードガイドであって、
    該コードガイドに対する取付対象部に、このコードガイドの一部が可動に取付け可能に構成されることを特徴とするコードガイド。
  2. 前記取付対象部は、前記電子機器を車両に支持する取付スタンドであることを特徴とする請求項1に記載のコードガイド。
  3. 前記取付対象部には、コードガイドを可動に取付けるための溝部分が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のコードガイド。
  4. 前記溝部分は、コードガイドの可動範囲において、該コードガイドを所望位置に規制するように形成されていることを特徴とする請求項3に記載のコードガイド。
  5. 前記コード類は、コードガイドの可動方向に沿って伸縮可能に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のコードガイド。
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