JP2005312876A5 - - Google Patents

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歯ブラシ
本発明は、植毛された毛束の特質を究めて、歯ブラシの弱点である両端部の毛のコシを強めて、歯磨き効果を高めるとともに、磨いたときにかかる植毛部への、加圧の力の配分を究めて、これに対応した植毛部を創作することによって、毛のひらきを防ぐことができるもので、従って長持ちできることを特徴とした歯ブラシに係わるものである。
実案文献1
実案公告 昭51−42529号
実案文献2
実案公告 平6−8741号
実案文献3
実案登録 第3083226号
歯ブラシは、その使用時において、歯に押圧し、これに押す力と引く力が作用して、毛が撓い、且つ、なびいて、左右にひらく状態となる。而して、このひらきは、端部に及ぶほど毛先のひらきの角度が大きくなる。これは、端部の歯磨き効果が、中ほどのそれより劣ることを示していることに他ならない。即ち、以前よく使われていた豚毛歯ブラシは、中ほどの毛のみ擦り切れて、最も使っている筈の先部は擦り切れない、元部も同様に擦り切れない。これは、中ほどの部分が最も抵抗(歯磨き)効果があることのあらわれである。即ち先部へは自然に多く力が入っても、毛が撓ってなびくので、抵抗(歯磨き)効果が損なわれるのである。
「植毛された毛束は、毛足が短くなると毛束自体のコシが強くなり、根元に近くなるほど更にコシが強くなる。」この理論は、背景技術の実案文献1−3を通じて一貫して述ているもので本発明の原点なのである。而して、本出願には更に、「しかも、毛束の根元の箇所は変形しにくい。」と、付け加えるものである.
而して歯ブラシは、その使用時において、植毛部にどのような力の配分で作用しているのか、その場合の毛の撓いと、なびきの具合はどうなのか、この点を見極めて、これを植毛部形態に反映されなければ、前記の理論は生かされないのである。
次に、毛先の形状について述べると、現在市販されている歯ブラシは、その多くが直線状である。これは、前歯の表側の凸形と、裏側の凹形に対応することができ、直線状の奥歯にも対応し、水平状(表現が適切でないかもしれないが)の咬合面にも適応することができるからで、これが最も普遍的であると考えられる。
而して、歯ブラシはその使用時において、毛が左右になびくことは周知の通りである。では、その分岐点になるのは植毛部のどの位置なのか、(ここが最も加圧を受ける箇所なのである。) しかし、これに普遍性はあるのか、而してこれを見出すのは極めて難しいことである。即ち、前歯の表側と裏側は全く相反する形状であり、又、奥歯の頬側、舌側、或いは咬合面、その一つ一つが形状が異なり、それぞれに歯ブラシへの当たり具合が異なることは自明の理であり、更に、右側を磨くときと左側を磨くときは、力の入り方も自ずから異なることは論を俟たないことである。又、磨き方も、人、様々で、癖もあることであり、これらを総合した当たり具合を見極めるには多数のデータと、厳しい観察が必要とされるのである。
而して歯ブラシは、その使用時において、意識するしないに拘らず、先部へは自然に多く力が入るものであり、元部へのそれは少なめになるものである。しかし先部に入る力は、毛の撓いと、なびき、となって作用するのである。これが先部の歯磨き効果を損ねるとともに、毛のひらきにつながるのである、元部も同様である。そしてそれらを総合して、植毛部が最も強く加圧を受けるのは、「約6:4の比率で元部寄りである。」ことを突き止めたのである。この箇所が毛が左右になびく分岐点なのである。 これは手の自然の動きによる動作が共通性となってあらわれるのではないか、と推察されるのである。しかもこの比率は、植毛部の長短に拘わらず同じであることも確かめられたのである。従って、この箇所の強い当たりを和らげ、平均した当たりになるように植毛部を形成すれば良いことになるのである。これは前記の「植毛された毛束の理論」に基づくもので、毛先が直線状であることを前提としている。
前述のように本願歯ブラシは、植毛部形態が毛束にかかる圧力を分散する効果によって、植毛部全体が平均した当たりとなり、然も毛束の各々がその根元から作用するので、前記の「植毛された毛束の理論」が生かされるのである。即ち「毛足が短くなることによって、毛束自体のコシが強くなる。」ことと「毛先にかかる圧力が各々の毛束の根元にストレートに届くので、毛束の根元は変形しにくい。」ことの二つが相乗効果となって、両端部は毛のコシが強くなり、撓いと、なびき、を抑える効果を得ることができる。従って歯磨き効果が向上するとともに、毛のひらきを防ぐことができるので、長持ちして新しい歯ブラシの使用感を長く保つことができる。
前述のように本願植毛部は、6:4の加圧比重に則り形成されたもので、スプーンの底状の曲線をもって形成されるものである。
而して、本願の原点である背景技術の実案文献3件は、先に述べた豚毛歯ブラシが、その中程の毛が磨耗していることに着目して、植毛部は円弧状で事足りる、と考えて考案したものであり、加圧に偏りがあっても、柄の取り付け角度によって調整可能と考えていたのである。しかしこの場合は、両端部の毛束の根元の部分に若干の遊びが残るのは否めず、これが毛のひらきとなる。従って背景技術3件の場合は、これを補うために傾斜植毛に構成したのである。然るに本願植毛部は、加圧比重に適応した形態であるが故に、両端部を含めて各々の毛束の根元に殆ど遊びがなく、前記の「植毛された毛束の理論」が生かされて、毛のひらきは僅少ですみ、歯磨き効果に影響を及ぼすほどのものではない。従って本願歯ブラシは傾斜植毛を必要としないのである。 ここで言う遊びとは、毛先に当たった力が、各々の毛束の根元までストレートに作用しない。と言うことであり、言い換えると、毛束の根元の部分に所謂、隙間がある。と言うことなのである。この遊びはその多少に応じて毛が撓い、且つ、なびき、従って歯磨き効果が損なわれ、毛のひらきになるのである。而して植毛部も毛先も直線状の普通の歯ブラシに於いては、端部に及ぶに従いその率は多くなるのである。
前述のように本願歯ブラシは、植毛部がスプーンの底状の曲線をもって形成されていることと、直線状の毛先との相関関係により、毛先に当たった力が、各々の毛束の根元までストレートに作用し、「植毛された毛束の理論」が生かされて、両端部の毛のひらきは僅少ですみ、歯磨き効果に影響を及ぼすほどのものではなく、中ほどの毛もひらかず、しかも、両サイドの毛のひらきもきわめて小さく、これも歯磨き効果を損ねるほどのものではない。従って本願歯ブラシは、スプーンの底状の曲線を有する植毛部と、直線状の毛先からなることの二つの構成によってその効果を得ることができる。
本願の正面図である。 本願の縦断側面図である。
符号の説明
1スプーンの底状の曲線を有する植毛部。
2直線状の毛先。
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