JP2005312506A - 骨補填用インプラント - Google Patents

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Abstract

【課題】 術中の微調整加工時の欠けを防止して短時間で微調整加工ができるセラミック材料からなる骨補填用インプラントを提供する。
【解決手段】 欠損または切除した生体骨を補填するために挿入埋設される骨補填用インプラント1であって、硬質セラミック材料からなる基体10の表面を、規則的に配列された第1のセラミック材料からなる核材11の外周が前記第1のセラミック材料とは異なる材料からなる外皮材12にて囲まれた複合構造組織13が外表面に露出した状態で覆われている構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、本発明は、欠損または切除した生体骨を代替する骨補填用インプラントに関する。
従来から、骨の欠損部や切除した部分の骨補填用インプラントとしてセラミック系のインプラント材料が採用され、骨のもつ生体の支持機能とか運動機能の回復を図ることが行われている。従来のセラミック系インプラント材料は、角材や丸材などのブロックおよび平板や曲面を有する板材などからなり、所望形状に削り出すことによって使用されている。通常、人の外見に殆ど影響しない部分では細かい形状よりも機能が優先されるため、削り出しもおおまかである程度の形状にすれば足りることから複雑な3次元形状が要求されることは少ない。しかし、頭蓋骨特に額や側頭部にあたる部分の骨は、段差や凹凸などが表面・皮膚に表れ人相を変えたり美貌を損ねるため、厳密な3次元形状の再現が要求されることから、術中に手術室内で手加工によるすり合わせによって微調整することが行われている。
しかし、難削材であるセラミック系インプラント材料は高硬度で脆いという性質から加工が困難であり、手術中に術者が患者の体型に合わせて微調整加工を施す際に誤ってチッピングや欠損が生じやすく、また慎重な加工のために長時間を要して、術者、患者双方の負担を増すという問題があった。
そこで、特許文献1、2には、CTスキャン等の情報から患者の体型を読み取って予め三次元形状に加工し、術中に要する加工量を少なくする方法が開示されている。
特開平7−236648号公報 特表2002−543860号公報
しかしながら、特許文献1、2に開示された予め患者の体型を読み取って患者の体型に合った三次元形状のインプラントを作る方法であっても、術中の微調整は必須でありインプラントの加工時の欠けや加工時間が長いという問題を解消することはできなかった。
本発明の目的は、術中の微調整加工時の欠けを防止して短時間で微調整加工ができるセラミック材料からなる骨補填用インプラントを提供することにある。
本発明は、欠損または切除した生体骨を補填するために挿入埋設される骨補填用インプラントとして、硬質セラミック材料からなる基体の表面を、第1のセラミック材料からなる核材の外周が前記第1のセラミック材料とは異なる材料からなる外皮材にて囲まれた複合構造組織が外表面に露出した状態で覆われている構成とした。かかる構成によって、前記複合構造組織部分を術中に微調整加工すれば、加工によるインプラントの欠けが防止されるとともに、安心して加工ができることから加工時間の短縮にもつながる。
ここで、前記複合構造組織の厚みが100μm〜5mmであることが、インプラントの高強度を維持しつつ安定した微調整加工が可能な点で望ましい。
また、前記核材の気孔率が5%以下であり、かつ前記外皮材の気孔率が25%以上で三次元に連通した気孔を有することが、機械的強度に優れインプラントの変形を防止しつつ、加工の容易性、およびインプラント自体への血液循環性が向上して骨の再生を促すことができる点で望ましい。
さらに、前記複合構造組織の核材の平均直径が10〜1000μmであり、かつ該核材の前記骨頭部表面における面積比率が60〜95面積%であることが、機械的強度と摩耗量を最適化する点で望ましい。
さらには、前記前記基体の両主面が前記複合構造組織にて覆われていることが、インプラントの両面についての加工性を向上できる点で望ましい。
上記本発明のインプラントは、硬質セラミック材料からなる基体の表面を、第1のセラミック材料からなる核材の外周が前記第1のセラミック材料とは異なる材料からなる外皮材にて囲まれた複合構造組織が外表面に露出した状態で覆われている構成とし、前記複合構造組織部分を術中に微調整加工することによって、加工によるインプラントの欠けが防止されるとともに、安心して加工ができることから加工時間の短縮にもつながる。
以下、本発明のインプラントについて、その要部拡大断面図である図1を基に説明する。
インプラント1は、欠損または切除した生体骨を補填するために挿入埋設される骨補填用インプラントとして、図1に示すように、硬質セラミック材料からなる基体10の表面を、規則的に配列された第1のセラミック材料からなる核材11の外周が第1のセラミック材料11とは異なる材料からなる外皮材12にて囲まれた複合構造組織13が外表面に露出した状態で覆われている構成からなることを特徴とする。かかる構成によって、複合構造組織13部分を術中に微調整加工すれば、加工によるインプラント1の欠けが防止されるとともに、安心して加工ができることから加工時間の短縮にもつながる。
ここで、インプラント1の全体が複合構造組織13にて構成されている場合、加工性は高いものの機械的強度が低下する場合があり、機械的信頼性が低いという問題がある。
本発明によれば、核材11が規則的に配列するので、不規則配列と比較して構造上の強度の偏りがなく、骨芽細胞の生成も均一であるという利点がある。また、この核材11の周囲を生体親和性の高い外皮材12で囲んでいるので、インプラント表面に衝撃がかかるような場合でも欠損する危険性が小さい。
なお、核材11は、例えば図3では六角形の断面形状を呈するが、本発明はこれに限定されるものではなく、円形または他の多角形、さらには一方向に長い細長形状をなしていてもよい。
核材11の構成材料としては、硬度に優れるという理由から、例えば、アルミナ、ジルコニア、窒化ケイ素、炭化ケイ素等のセラミックスを用いることができるが、本発明においては、特に強度が高く安定性のあるアルミナが特に好適である。一方、外皮材12の構成材料としては、核材11よりも靭性または生体親和性に富んだ材料が用いられることが望ましく、例えば、ジルコニア、リン酸カルシウム化合物等のセラミック材料、または金属や有機樹脂も用いることができる。
ここで、複合構造組織13の厚みが100μm〜5mmであることが、インプラント1の高強度を維持しつつ安定した微調整加工が可能な点で望ましい。
さらに、複合構造組織13の核材11の平均直径が10〜1000μmであり、かつ核材11のインプラント1の表面における面積比率が60〜95面積%であることが、機械的強度と摩耗量を最適化する点で望ましい。
なお、複合構造組織13の核材11の気孔率が5%以下、特に2%以下であり、かつ外皮材12の気孔率が25%以上、特に40〜90%、さらに45〜70%で三次元に連通した気孔を有することが、機械的強度に優れインプラント1の変形を防止しつつ、加工の容易性、およびインプラント1自体の生体骨との生体親和性を高め骨芽細胞の増殖および骨の再生を促す点で望ましい。
なお、基体10の構成材料としては、例えば、アルミナ、ジルコニア、窒化ケイ素、炭化ケイ素等のセラミックス等の強度および硬度に優れる材料を用いることができるが、本発明においては、基体10が、特に、上述した核材11をなす第1の材料にて形成された均一組織からなることが、インプラント1自体の硬度が高く、かつインプラント1の内部と表面組織(複合構造組織13)との密着力が高める点で望ましい。
ここで、複合構造組織13の断面における核材11の面積c1と外皮材12の面積s1との面積比c1/s1が1〜10の間であるときに強度に優れるとともに高い生体親和性を有し、望ましくは1〜5であり、さらに望ましくは1〜3である。
本発明において用いる複合構造組織13の表皮材12としては生体親和性の多孔質セラミックスとして一般的に知られているリン酸カルシウム化合物が好適で、例えばリン酸三カルシウムTCP(Ca(PO)、リン酸四カルシウム(Ca(POO)、リン酸八カルシウム(Ca(PO・5HO)、リン酸一水素カルシウム(CaHPO)、リン酸二水素カルシウム(Ca(HPO)・HO)、ハイドロキシアパタイトHAP(Ca10(PO(OH))、ジルコニア(ZrO)などの無機材質、または、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアリルエーテルケトンのようなケトン系樹脂や、ポリフェニレンサルフィド、ポリサルフォン等の熱可塑性樹脂が挙げられる。本発明では、これらのうちの1種または2種以上を任意に組み合せて用いることができる。このような生体用樹脂材料中には、例えば、安定剤、強化材のような各種添加剤が添加されていてもよい。
また、表皮材12をなすセラミックスの結晶粒子の平均二次粒径は、骨芽細胞を成長させるに必要な気孔を保持する為に10〜300μm、望ましくは50〜200μmであることがよい。一方、芯材11をなす緻密なセラミックスあるいは金属は靭性および強度向上の点で0.1〜10μm、特に0.5〜3μmであることが望ましい。
さらに本発明の芯材cと表皮材sの面積比およびそれぞれの気孔率を制御することにより複合構造体のヤング率を調節することも可能であり、例えば生体骨のヤング率30GPa程度に制御することにより、骨補填材料としてより好適なものとなる。
なお、本発明のインプラントは、例えば、頭蓋骨、骨盤、大腿骨等の一部が欠損した場合の補填用として好適に適用することができる。
(製造方法)
次に、本発明の骨補填用インプラントを製造する方法について、好適例を挙げて説明する。
まず、骨頭部の表面を形成する複合表面組織を作製する方法について、核材がアルミナ、外皮材がハイドロキシアパタイトの場合を例として図4の模式図をもとに説明する。
まず、平均粒径0.01〜3.5μmのアルミナ粉末に適宜助剤を添加・混合し、これにパラフィンワックス、ポリスチレン、ポリエチレン、エチレン−エチルアクリレ−ト、エチレン−ビニルアセテート、ポリブチルメタクリレート、ポリエチレングリコール、ジブチルフタレート等の有機バインダを添加、混錬して、プレス成形、押出成形または鋳込成形等の成形方法により円柱形状に核材用成形体21を作製する。
一方、平均粒径0.1〜100μmのハイドロキシアパタイト原料粉末に前述のバインダ等に加え適宜、分散剤・発泡剤・消泡剤を添加、混錬して、プレス成形、押出成形または鋳込成形等の成形方法により半割円筒形状の2本の外皮材用成形体22を作製する。
本発明によれば、外皮材12の気孔率を25%以上に制御するために上記外皮材用成形体22用の原料を混合するに際して、前記有機バインダの添加量を100〜200体積部、特に120〜150体積部とすることが望ましい。また、前記ハイドロキシアパタイト原料粉末は二次粒子径が20〜400μm、特に50〜200μmに造粒しておいたほうが均一な気孔径および組織を作製する点で望ましい。
次に、核材用成形体21の外周に2本の外皮材用成形体22を配した複合成形体23を作製し、この複合成形体23を共押出成形する(核材用成形体21、および外皮材用成形体22を同時に押出成形する)ことにより核材用成形体21の外周に外皮材用成形体22が被覆され細い径に伸延された単芯成形体24を作製する(工程(b)参照)。また、マルチ繊維(フィラメント)タイプの多芯成形体25を作製するには、上記共押出しした長尺状の単芯成形体24を複数本収束して再度共押出し成形すればよく、この方法によれば、成形体中の単芯成形体24同士のより強固な密着性を得ることができる。(図4(c)参照)。
なお、上記共押出成形においては、口金を変えること等により、上記伸延された長尺状の単芯成形体24または多芯成形体25の断面形状を、円形、三角形、四角形または六角形等の所望の形状に成形することも可能である。
また、本発明によれば、図3に示したような、複合繊維体18、または単芯繊維体17をシート状に集束した複合繊維体18を形成する場合には、前述のようにして作製した複合繊維体18、または単芯繊維体17を束ねて集合成形体28を形成する。さらには、シート状成形体を作製する場合には単芯成形体24または多芯成形体25を整列させる際に公知のラピッドプロトタイピング法などの成形法を用いて予め所望の複雑な形状に成形することも可能である。
そして、上記集合成形体28を前記繊維体の繊維方向と直交する方向に切断してシート状の成形体とする。その場合、複合成形体1、または単芯繊維体17間に所望により上記バインダなどの接着材を介在させ、さらに、このシート状成形体に冷間静水圧プレス(CIP)などによって圧力を印加するものであってもよいが、必要に応じ、ロール等を用いてシート状成形体をロール圧延成形することも可能である。
その後、別途準備したセラミック基体、またはその成形体の表面に前記成形体を貼り付けた状態で脱バインダ処理した後、焼成することにより上記骨頭部を作製することができる。焼成方法は、芯材および表皮材によって、真空または雰囲気焼成、ガス圧焼成、ホットプレス、放電プラズマ焼結法などが用いられる。焼成温度は750℃〜1300℃とすることが望ましい。
平均粒径0.3μmのアルミナ粉末に対して、バインダ、および滑剤を合計で85質量部の割合で添加、混錬した後、プレス成形により円柱形状の核材用成形体を作製した。一方、平均粒径0.2μmのアパタイト粉末に対して、バインダ、および滑剤を合計で120質量部の割合で添加、混錬した後、プレス成形により半割円筒状の外皮材用成形体を2本作製し、核材用成形体の周囲に図4に示すように外皮材用成形体を被覆した複合成形体を作製した。
次に、前記複合成形体を共押出して伸延された単芯形成体を並列に並べて集合成形体を作製しCIP加圧した後、この集合成形体を繊維方向と直交する方向に0.3mmの厚さでスライスしてシート状成形体を得た。
そして、このシート状成形体を、別途成形したアルミナ粉末からなる基体用の成形体の両主面に貼り合わせて、300〜700℃まで72時間で昇温させることによって脱バインダ処理を行った後、昇温速度2.5℃/分でさらに昇温し、真空中、1200℃で2時間焼成し、さらに3℃/分で降温した。得られたインプラントはクラックや剥離もなく良好な組織状態を呈していた。
得られた焼結体(試験片)をφ10×30mmのサイズに加工し、JISR1601に基づく3点曲げ試験に供し曲げ強度を測定したところ、650MPaであった。
さらに、得られた複合構造体の研磨した横断面を金属顕微鏡または走査型電子顕微鏡にて観察し、画像解析法にて核材と外皮材との面積比率c/sを算出したところ、面積比率c/sは5であった。また、この組織観察写真から核材中に含まれる気孔の面積比率を測定して芯材中の気孔率を算出したところ0.2%であった。さらには、水銀圧入法にて気孔率を算出し、上記核材と外皮材との面積比率および核材の気孔率の見積もりと併せて外皮材の気孔率を算出した結果、外皮材の気孔率は0.1%であった。
さらに、上記成形体形状を、想定した模擬的な頭蓋骨形状として焼成し、表面を粗く研磨した後、形状の微調整加工を施して加工に要した時間を測定したところ、10分であった。また、加工面はクラックもなく良好な表面状態であった。
(比較例1)
実施例1のシート状成形体を基体の表面に貼り合わせることなく、均一なアルミナ成形体のみを用いてインプラントおよび試験片を作製した。実施例1と同様に評価した結果、3点曲げ強度が660MPaとなった。
また、実施例1と同様に模擬的な頭蓋骨形状の成形体を焼成したところ、焼結体は若干の補正が必要な形状であったが、焼結体の硬度が高すぎて加工が困難であることから成形体形状を補正する必要があることがわかった。
(比較例2)
実施例1のインプラントおよび試験片をシート状成形体のみにて作製し、実施例1と同様の評価を行った結果、3点曲げ強度が50MPaとなった。また、得られた焼結体について微調整加工を行ったところ、加工中にクラックが発生して割れてしまった。
本発明のインプラントの好適例を説明するための模式図である。 本発明のインプラントの要部拡大図である。 本発明のインプラントに含有される複合構造組織の構成を説明するための図であり、(a)断面(表面)図、(b)斜視図である。 本発明のインプラントに含有される複合構造組織の製造方法の一例を説明するための工程図である。
符号の説明
1 インプラント
10 基体
11 核材
12 外皮材
13 複合繊維組織
21 核材用成形体
22 外皮材用成形体
23 複合成形体
24 単芯成形体
25 多芯成形体
28 集合成形体

Claims (5)

  1. 欠損または切除した生体骨を補填するために挿入埋設される骨補填用インプラントであって、硬質セラミック材料からなる基体の表面を、第1のセラミック材料からなる核材の外周が前記第1のセラミック材料とは異なる材料からなる外皮材にて囲まれた複合構造組織が外表面に露出した状態で覆われている骨補填用インプラント。
  2. 前記複合構造組織の厚みが100μm〜5mmである請求項1記載の骨補填用インプラント。
  3. 前記核材の気孔率が5%以下であり、かつ前記外皮材の気孔率が25%以上で三次元に連通した気孔を有する請求項1または2記載の骨補填用インプラント。
  4. 前記複合構造組織の核材の平均直径が10〜1000μmであり、かつ該核材の前記骨頭部表面における面積比率が60〜95面積%である請求項1乃至3のいずれか記載の骨補填用インプラント。
  5. 前記基体の両主面が前記複合構造組織にて覆われている請求項1乃至4のいずれか記載の骨補填用インプラント。
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