JP2005311898A - 携帯電話機の文字入力方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 携帯電話機の文字入力の迅速化において補助入力キーを新たに設けて対応するには、製作コストを増加させる問題があった。またキーの増加により、ユーザにも煩雑な操作の必要性の印象を与えてしまう問題もあった。
【解決手段】 本発明の携帯電話機では、携帯電話機に実装されている数字・文字キーを用いて文字入力の迅速化をはかることができる。これにより、製作コストの増加、および、ユーザへの煩雑な操作の必要性の印象をあたえずに改善することができる。また、濁点・半濁点・小さな仮名・小文字・長音記号の変換処理も容易に行うことができるものである。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明の携帯電話機では、携帯電話機に実装されている数字・文字キーを用いて文字入力の迅速化をはかることができる。これにより、製作コストの増加、および、ユーザへの煩雑な操作の必要性の印象をあたえずに改善することができる。また、濁点・半濁点・小さな仮名・小文字・長音記号の変換処理も容易に行うことができるものである。
【選択図】 図3
Description
本発明は、文字入力機能を備えた携帯電話機の文字入力方法、特に、特殊文字の入力の迅速化を向上した携帯電話機の文字入力方法に関するものである。
近年、電子機器は小型化、高機能化が進んでいる。例えば、携帯電話機では、画面が大型化し、大量の文字情報や画像を表示できるようになっている。しかしながら、携帯電話機の文字入力に使用できるキーは少なく、一つのキーに複数の文字、および、数字を割り当てて使用することが一般的となっている。
従来の携帯電話機では、例えば、日本語入力を行う際には、テンキーの各キーに50音配列の各行のア段を割り振り、別途設けた補助入力キー、I・U・E・Oと同時押し、もしくは、一定時間内に同時入力することでボタンの押下回数を減らし、迅速な文字入力を可能とするものがある。そして、数字の入力を行う際には、補助入力キーを無入力とすれば数字入力が行え、英字入力を行う際には、テンキーの各キーに表示されている英字の下に記した文字と対になる補助入力キーを同時入力すれば英字入力が行える技術は、特許文献1に記載されている。
また、上・下・左・右・中央の5つのキーが十字型に並んだ十字キーを携帯電話機の正面上部に別途設け、そしてその下には十字カーソルを表示させるモニター、そして文字変換キー等を設けた携帯電話機がある。ユーザは、モニターに示された文字列の中から選択したい文字と同じ位置のキーを選択し押下することで、文字入力を行うことができる。例えば、日本語入力で「あ」キーを押下した場合には、十字キーの左キーに「あ」、中央キーに「い」、右キーに「う」、上キーに「え」、下キーに「お」が割り当てられ、その割り当て状況がディスプレイ内の十字カーソルに表示されるので、該当文字にあたるキーを押下すれば良い。そして、濁点および半濁点を入力する際には、文字入力後に記号キーやYZキーを押下して修正を行い、小さな仮名や小文字を入力する際には、十字カーソルが表示中に英字キーシフトを押し変換する技術は、特許文献2に記載されている。
特開2003−174494号公報
特開2003−289370号公報
しかしながら、上記の如く従来の携帯電話機では補助入力キーおよび十字キー等の文字入力のためのキーや文字入力内容を表示するモニターを新たに設置するため、製作コストが増大するという問題があった。
また、補助入力キーおよび十字キー等を用い文字入力を行い、そして濁点および半濁点の入力や小文字の入力の際には更に、新たに設置したキーを用いて文字の修正または変換を行う必要があるため、ユーザに複雑な操作の必要性という印象を与えてしまう問題があった。
近年携帯電話機が多機能化するなかで、操作の迅速化および容易性を求める市場要求もでてきている。
本発明は、上述した問題点に鑑みて成されたものであり、表示部と、それぞれに入力候補が割り当てられた10個の基本入力キーと1個の補助入力キーと、前記入力候補群の個々に割り当てられ上下左右方向に押下可能な十字キーとを含むキー操作部とを有し、前記キー操作部を操作して数字及び文字の入力を行う携帯電話機の文字入力方法であって、前記基本入力キーの押下により入力候補群を選択し、前記十字キーの押下位置により前記入力候補の内の1つの文字または数字を決定することで解決するものである。
これにより従来の携帯電話機のキー操作部を用いて文字入力が行えるため、製作コストの増大を回避することができる。
また、日本語入力の際に、前記十字キーで所望の1文字を選択し、前記補助入力キーの押下により該選択文字の小文字変換、または濁点、半濁点の付与を行うことを特徴とするものである。
これにより従来の携帯電話機と比べて仮名の入力や小文字変換、または濁点、半濁点の付与におけるキーの押下回数を減少することができる。
また、日本語入力の際に、前記基本入力キーの1つを押下した後、前記補助入力キーを押下することで長音を入力することを特徴とするものである。
これにより従来の携帯電話機と比べて長音の入力におけるキーの押下回数を減少することができる。
また、英数字入力の際に、前記十字キーで所望の1字を選択し、前記補助入力キーの押下により該選択文字の小文字変換を行うことを特徴とするものである。
これにより従来の携帯電話機と比べて英数字の入力や小文字変換におけるキーの押下回数を減少することができる。
また、前記第2補助入力キーは記号入力に割り当てられることを特徴とするものである。
これにより従来の携帯電話機と比べて記号の入力におけるキーの押下回数を減少することができる。
また、前記基本入力キーの押下により前記入力候補群および該入力候補群の個々に割り当てられた前記十字キーとの対応状況を前記表示部の上下左右いずれかの端部に表示することを特徴とするものである。
これにより表示部の上下左右いずれかの端部に表示される十字キーとの対応状況を確認しながら入力できる。
また、前記基本入力キーの押下により前記表示部の上下左右いずれかの端部に表示される前記入力候補群と前記十字キーの方向との対応状況に従って文字入力を行うことを特徴とするものである。
これによりユーザへ文字入力における容易な操作という印象を与えることができる。
上述したように、本発明の携帯電話機では、10個の基本入力キーと補助入力キー、十字キーの組み合わせにより、数字および文字入力のキー押下回数の減少を実現できる。携帯電話機が多機能化するなか、既存の機能を用いて操作の高速化および効率化を図ることで、製作コストの増大を回避でき、また操作の容易性という印象を与える事ができる。
日本語入力の際に十字キーで所望の1文字を選択した後に補助入力キーを押下することで小文字および濁点、半濁点の入力が可能となる。例えば、小文字の「ょ」を入力する場合には、従来の携帯電話機では「やゆよゃゅょ」と入力キーを6回押下する必要があった。本発明の携帯電話機では基本入力キーを1回押下し行(この場合はや行)を確定し、その後十字キーで所望の1文字を選択し、その後補助入力キーを押下と3回のキー押下により入力が行える。
また、日本語入力の際に基本入力キーの1つを押下した後に補助入力キーを押下することで長音の入力も可能となる。
英数字入力の際に十字キーで所望の1字を選択した後に補助入力キーを押下することで小文字の入力が可能となる。
また、第2補助入力キーを押下することで記号入力が可能となる。
更に、表示部の上下左右のいずれかの端部に入力候補群および十字キーの方向との対応状況を表示しそれに従って入力できるので操作性が向上する。
以下に、本発明における実施の形態について、図1〜6を参照にして詳細に説明する。
本発明は画像表示ができ、文字入力機能を備え、十字キーを実装している任意の携帯電話機に適用できる。尚、以下では折り畳み可能な携帯電話機が表示されているが、この形態に限定されるものではなく、例えば、ストレート式の携帯電話機の場合でもよい。
まず、図1は本発明の一実施の形態である携帯電話機の(A)開いた状態での内側(キー面)から見た概略図、(B)十字キーの概略図、(C)日本語入力における入力キーへの割り当て状況を説明する図、(D)英数字入力における入力キーへの割り当て状況を説明する図である。
図1(A)に示す如く、本実施の形態の携帯電話機1は表示部2、キー操作部18から構成されている。
表示部2は、スピーカが配置されている蓋部内側に四角形状で配置されている。
キー操作部18は、十字キー3、入力キー19を含んでいる。
入力キー19は更に基本入力キー20、第1補助入力キー15および第2補助入力キー16からなる。
またカメラ機能付きの携帯電話機1であれば、カメラ機能を起動させるカメラキー21を含み、またメール機能付きの携帯電話機1であれば、メール機能を起動させるメールキー22を含む。尚、本実施形態ではカメラ機能付きの携帯電話機を例に説明するが、カメラ機能およびこれに付随するキーは無くても良い。
十字キー3は、例えば図1(B)の如く、上キー3u、下キー3d、左キー3l、右キー3r、中央キー3cからなり、変換キーやカーソルの移動キーとして使われる。同携帯電話機1では、十字キー3の上下左右と中央部が基本入力キー20押下時に割り当てられる複数の入力候補に個々に対応している。また、中央キー3cは、メニュー表示や入力文字等の確定時にも利用される。尚、本実施形態では中央キー3cを十字キー3の一部として説明するが、十字キー3と一体化せず、別途中央に設けられたキーであってもよい。
入力キー19は、10個の基本入力キーと2個の補助入力キーからなり、基本入力キー20はキー5〜14からなり、メールや電話帳等の文字入力の場合および電話をかける場合に利用される。1つの基本入力キーのキー5〜14には英数字や仮名といった複数の入力候補が割り当てられており、割り当て状況については後述する。
尚、図のごとく一般的に入力キーは12個のキーからなるが、本実施形態では1つの補助入力キー(第1補助入力キー15)に小文字変換、濁音および半濁音の付与、長音入力等、文字・数字入力の補助の機能を割り当てることにより、基本入力キー20と併せて11個の入力キーと、十字キー3とで文字・数字入力を行うことができる。そして、本実施形態では第2補助入力キー16には記号入力を割り当てるとする。尚、第2補助入力キー16には記号に限らず他の機能を割り当ててもよい。
例えば図1(C)に示す如く、日本語入力の際の基本入力キー20にはキー5が「あ行」、キー6が「か行」、キー7が「さ行」、キー8が「た行」、キー9が「な行」、キー10が「は行」、キー11が「ま行」、キー12が「や行」、キー13が「ら行」、キー14が「わをん。、ー」、第1補助入力キー15が「小文字等」、第2補助入力キー16が「記号」を入力する為に割り当てられているとする。尚、第1補助入力キー15には、小文字、濁音、半濁音、長音等への変換の機能が含まれている。
また例えば図1(D)に示す如く、英数字入力の際の基本入力キー20にはキー5が「./@1」、キー6が「ABC2」、キー7が「DEF3」、キー8が「GHI4」、キー9が「JKL5」、キー10が「MNO6」、キー11が「PQRS7」、キー12が「TUV8」、キー13が「WXYZ9」、キー14が「0」、第1補助入力キー15が「小文字」、第2補助入力キー16が「記号」を入力する為に割り当てられているとする。
日本語入力の場合には、まず基本入力キー20から目的の行に相当するキーを1回押下することで行を確定する。つまりこれにより1つの「行」が入力候補群として選択され、入力候補群のすべてが表示部2に表示される。そして十字キー3の上下左右および中央部に割り当てられた文字に相当するキーを更に押下して、入力候補群の内の1つの文字を確定する。
例えば入力する文字が「ア段」の場合は、基本入力キー20を1回押下して行を確定後
、場合により第1補助入力キー15を押下し小文字変換や濁点付加を施し、その後中央キ
ー3cを1回押下することで一文字を確定する。小文字変換とは、拗音に使用する小文字
または促音に使用する小文字への変換をいう。
、場合により第1補助入力キー15を押下し小文字変換や濁点付加を施し、その後中央キ
ー3cを1回押下することで一文字を確定する。小文字変換とは、拗音に使用する小文字
または促音に使用する小文字への変換をいう。
また、入力しようとする文字が「イウエオ段」の場合は、基本入力キー20を1回押下して行を確定後、十字キー3の上下左右に割り当てられた文字に相当するキーをさらに1回押下することで段を確定し、場合により第1補助入力キー15により小文字変換や濁点付加を施し、一文字を確定する。
そして、入力中の文字が確定した後は、十字キー3は漢字変換キーやカーソル移動キーとしての役割を果たす。
また、基本入力キー20を1回押下して行を確定後、続いて基本入力キー20のいずれかを1回押下した場合にも、一つ目の文字を「ア段」で小文字変換も濁点付加もされなかったものとして一文字を確定後、基本入力キー20に相当する次の文字の行が確定されたものとして処理が移る。なお小文字変換や濁点、半濁点が存在する文字については、第1補助入力キー15を押すごとに変換が可能で、例えば「つ」を入力後、第1補助入力キー15を1回押下すると「っ」に、更に押下すると「づ」に、更に押下すると「つ」に変化し、以後繰り返される。また、「は」の場合は第1補助キー15を押下するごとに「ば」「ぱ」「は」へと変化し、「あ」の場合は「ぁ」「あ」と変化し、これらは以後繰り返される。
一方、「わ行」の場合は特殊となり、十字キー3に「をん。、」の4文字を割り当て、長音記号「ー」はキー14「わ行」を入力した状態で補助入力キー15を押下することにより入力できる。「ア段」の場合も含め、どのキーがどの段に相当するか、また変換キーがどれに値するかといった情報は、表示部2に表示可能である。
英数字入力の場合には、まず基本入力キー20を1回押下すると、基本入力キー20の各々に書かれている文字が入力候補群として表示部2に表示される。その後十字キー3の上下左右および中央部に割り当てられた文字に相当するキーを更に1回押下することで確定する。また日本語入力同様、どのキーがどの文字に相当するかという情報を表示部2に表示可能である。
次に、図2は同携帯電話機における日本語変換時の画面表示方法を説明する説明図である。
図2を参照して、表示部2の表示例を説明する。同携帯電話機1はユーザの設定により、表示部2の上下端の1行または左右端1列を使用し、表示領域内にガイドを表示できる。一例として表示部2の下端に表示し、下キー3dを変換に割り当て、中央キー3cを決定に割り当てたガイドを示す。尚、表示部2への表示・非表示はユーザの操作により切り替え可能である。
例えば、日本語で「にゅうりょく」という文字列の入力を行うと表示部2の下端部には「決定・変換」というガイドが表示される。このまま文字列の変換を行わずに文字列の確定を行う場合は中央キー3cを押下すれば良く、変換を行う場合は下キー3dを押下し該当の文字を選択後に中央キー3cを押下し文字列の確定を行えば良い。
次に、図3は、同携帯電話機における日本語入力時の入力キーおよび画面表示を説明する説明図である。
尚、図3(A)では入力候補群の表示例を示し、図3(B)(C)では押下するキーとそれにより入力された後の文字列を表示する。
例えば図3(A)で、「す」と入力したい場合には、まず、キー7を1回押下する。すると入力候補となるさ行の文字列(さしすせそ)が表示部2の下端に表示される。そして入力候補のそれぞれに割り当てられている左キー3l、右キー3r、上キー3u、下キー3d、中央キー3cが対応表示されるので表示を参照して対応するキー(この場合は、左キー3l)を押下すれば良い。尚、図の如く、「さ」は中央キー3cに割り当てられているので、ア段の場合は決定キーをそのまま押下すればよい。尚、入力候補群と十字キー3の上下左右の対応順は一例である。
次に図3(B)を参照して、「ななひゃくばーれる」という文字列を例にして入力手順を示す。まず、キー9押下で「な」、続けてキー9押下で「な」、次にキー10、上キー3u押下で「ひ」、次にキー12、キー15押下で「ゃ」、次にキー6、左キー3l押下で「く」、次にキー10、キー15押下で「ば」、次にキー14、キー15押下で「ー」、次にキー13、下キー3d押下で「れ」、次にキー13、左キー3l押下で「る」の順に文字列を入力し、最後に中央キー3cを押下し文字列の確定を行えばよい。このように、日本語入力の際に、十字キー3で入力候補の内の1字を選択したのち、第1補助入力キー15を押下することにより当該選択文字の小文字変換、または濁点、半濁点の付与が行える。また、基本入力キーの1つ(ここではキー14)を押下した後、第1補助入力キー15を押下することで長音を入力することができる。尚、最初の基本入力キー20の押下で行の確定を行った後に再度続けて基本入力キー20を押下した場合は、最初に入力した文字が確定され中央キー3cによる決定を行った場合と同様の処理がされる。
次に、図3(C)に「つっづ」と入力する場合を例にして入力手順を示す。まず、キー8、左キー3l押下で「つ」、次にキー8、左キー3l、キー15で「っ」、次にキー8、左キー3l、キー15、キー15押下で「づ」の順に文字列を入力し、最後に中央キー3cを押下し文字列の確定を行えば良い。つまり、第1補助入力キー15は押下する毎に小文字、濁音、半濁音へと変換される。
次に、図4は同携帯電話機における英数字入力時のキー入力および画面表示を説明する説明図である。
尚、図4(A)では入力候補群の表示例を示し、図4(B)では押下するキーとそれにより入力された後の文字列を表示する。
例えば、図4(A)のごとく、「T」と入力したい場合には、まず、キー12を1回押下する。すると入力候補となる英数字(TUV8)が表示部2の下端に表示される。そして入力候補のそれぞれに割り当てられている中央キー3c、左キー3l、上キー3u、下キー3dが対応表示されるので表示を参照して対応するキー(この場合は、上キー3u)を押下すれば良い。
次に、図4(B)のごとく、「700Barrel」という文字列を例にして入力手順を示す。まず、キー11、中央キー3c押下で「7」、次にキー14押下で「0」、次にキー14押下で「0」、次にキー6、左キー3l押下で「B」、次にキー6、上キー3u、キー15押下で「a」、次にキー11、下キー3d、キー15押下で「r」、次にキー11、下キー3d、キー15押下で「r」、次にキー7、左キー3l、キー15押下で「e」、キー9、左キー3l、キー15押下で「l」の順に入力すれば良い。このように、英数字入力の際に、十字キー3で入力候補のうちの1字を選択し、第1補助入力キー15の押下により当該選択文字の小文字変換を行うことができる。また、日本語入力同様、最初の基本入力キー20の押下後に再度続けて基本入力キー20を押下した場合は、最初に入力した文字が確定され中央キー3cによる決定を行った場合と同様の処理がされる。
以上説明したように、本実施形態では、10個の基本入力キー20と1つの補助入力キーを使用することで、英数字入力、日本語文字入力が可能となる。特に日本語文字入力において拗音、促音等の場合の小文字、濁音、半濁音、あるいは長音についても、基本入力キーと1つの補助入力キーで入力することができる。これにより文字入力用にキーを増やすことなく、また操作を複雑にすることなく、文字入力ができるものである。
最後に、図5、図6を用いて同携帯電話機1の文字入力における動作を説明する。図5は同携帯電話機における日本語入力時の動作を説明するフローチャートであり、図6は同携帯電話機における日本語入力時のキー入力と表示部2の画面遷移図の一例である。尚、以下はメールの文字入力を例に説明するが、電話帳データ等の入力についても同様である。
まず、ユーザの指示によりメールキー22が押下され、メール入力画面が呼び出される。その後、キー入力待ちの状態であるかを判断する(ステップS1)。
キー入力待ちの状態である場合は、基本入力キー20が押下されたかの判断(ステップS2)が行われる。
ここで基本入力キー20が押下されない場合は、文字列の入力中でかつ変換の為のキーが押下されたかの判断(ステップS4)が行われる。文字列入力中でかつ変換の為のキーが押下された場合には日本語変換処理(ステップS5)を行うが、そうでない場合には文字の削除やカーソルの移動等といったその他キー入力時処理(ステップS6)を行い、その後ステップS1の判断が行われる。
一方、ステップS2の判断において基本入力キー20(例えばキー9)が押下された場合は現在入力中の文字の行(この場合は、な行)を確定する(ステップS3)。このときの表示部2は図6(A)の如く、入力候補の文字列(この場合は、なにぬねの)が表示部下端に表示されている。
その後、前回の基本入力キー20の押下に続けて基本入力キー20が押下されたかの判断(ステップS7)を行う。ステップS3の押下に続けて基本入力キー20(例えばキー9)が押下された場合には図6(B)の如く、現在入力中の文字(この場合は、な)を確定し(ステップS8)、更に次文字の行(この場合は、な行)を確定し(ステップS9)、その後ステップS7の判断が行われる。
イウエオ段を入力する場合には、ステップS3およびステップS9で入力中の文字の行が確定された後、ステップS7の判断が行われる。基本入力キー20(例えばキー10)の押下によりステップS3およびステップS9で現在入力中の文字の行(この場合は、は行)が確定される。その後、キー15を押下しかつ該文字に小文字、濁点、半濁点、長音が存在するかの判断を行う(ステップS10)。キー15が押下されない場合には、表示部2は図6(C)の如く、入力候補の文字列(この場合は、はひふへほ)が表示部下端に表示され、キー3が押下されたかの判断(ステップS12)が行われ、キー3が押下された場合は、キー15が押下されかつ該文字に小文字、濁点、半濁点が存在するかの判断(ステップS13)が行われる。キー15が押下された場合には、小文字濁点処理(ステップS14)を行った後に現在入力中の文字の確定(ステップS15)を行うが、そうでない場合には直接ステップS15が行われ現在入力中の文字(この場合は、ひ)を確定する。その後、ステップS1の判断が行われる。尚、ステップS12の判断でキー3が押下されない場合には、現在入力中の文字の確定(ステップS18)へと移り、その後ステップS1の判断が行われる。
また、小文字を入力する場合には基本入力キー20(例えばキー12)の押下によりステップS3およびステップS9で現在入力中の文字の行(この場合は、や行)を確定し、ステップS7の判断では基本入力キー20が押下されない場合、小文字、濁点、半濁点、長音への変換が割り当てられているキー15の押下を判断する処理(ステップS10)へと移り、キー15が押下された場合の小文字濁点処理(ステップS11)が行われる。
この場合のステップS11の小文字変換処理では、表示する文字列を小文字にて表示する。すなわち、表示部2は図6(D)の如く、入力候補の文字列(この場合は、やゆよ)が表示部下端に表示されている。
尚、「イウエオ段」の小文字(例えばゅ)への変換の場合には、図6(D)の表示に従い、キー3を押下するので、この場合には、ステップS11の小文字濁点処理においてキー3押下を判断するものとする。
また、ステップS7の基本入力キー20(この場合は、キー12)の押下に続けてステップS12において割り当てられた入力候補に相当するキー3(この場合は、上キー3u)を押下した後にキー15を1回押下(ステップS13)するようにしてもよい。
ステップS11の後、基本入力キー20(例えばキー6)が押下されたかの判断(ステップS16)が行われ、押下された場合にはステップS8で現在入力中の文字(この場合は、ゃ)を確定し、ステップS9で次文字の行(この場合は、か行)を確定する。このとき表示部2は入力候補の文字列(この場合は、かきくけこ)が表示部下端に表示され、その後ステップS7の判断が行われ、前回の押下に続けてキー3が押下されるかを判断する(ステップS12)。キー3が押下されると、図6(E)の如く表示され、ステップS13へ移る。その後ステップS13の判断においてもキー15が押下されない場合はステップS15が行われ、現在入力中の文字(この場合は、く)が確定される。尚、ステップS16の判断で基本入力キー20が押下されない場合には、現在入力中の文字の確定(ステップS17)へと移り、その後ステップS1の判断が行われる。
更にまた、濁点を入力する場合も同様に、ステップS3およびステップS9で入力中の文字の行が確定された後、ステップS7の判断が行われる。基本入力キー20(例えばキー10)の押下によりステップS3およびステップS9で現在入力中の文字の行(この場合は、は行)が確定され、キー15が押下されるとステップS10の判断へと移り、キー15が押下された場合の処理ステップS11が行われる。
ステップS11において濁点、半濁点へ変換する場合には、キー3(この場合は中央キー3c)を押下した後にキー15を回数押し(この場合は1回)すればよい。この時の表示部2は図6(F)の如く、入力候補の文字列(この場合は、はひふへほ)が表示部下端に表示されている。尚、濁点、半濁点への変換はキー15の押下回数により行える。
その後、ステップS16の判断が行われ基本入力キー20(例えばキー14)が押下された場合にはステップS8で現在入力中の文字(この場合は、ば)を確定し、ステップS9で次文字の行(この場合は、わ行)を確定する。その後ステップS7の判断が行われる。尚、基本入力キー20が押下されない場合にはステップS17で現在入力中の文字を確定後、ステップS1が行われる。
更にまた、長音を入力する場合も同様に、ステップS3およびステップS9で入力中の文字の行が確定された後、ステップS7の判断が行われる。基本入力キー20の押下に続けてキー15が押下されるとキー15が押下された場合の処理ステップS11が行われる。
ステップS11において長音への変換する場合には、キー14を押下した後にキー15を1回押下すればよい。この時の表示部2は図6(G)の如く、入力候補の文字列(この場合は、わをん、。)が表示部下端に表示されている。その後、ステップS16の判断が行われ基本入力キー20が押下された場合にはステップS8で現在入力中の文字を確定し、ステップS9で次文字の行を確定し、その後ステップS7の判断が行われる。尚、基本入力キー20が押下されない場合にはステップS17で現在入力中の文字を確定後、ステップS1が行われる。
1 携帯電話機
2 表示部
3 十字キー
3c 中央キー
3d 下キー
3l 左キー
3r 右キー
3u 上キー
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14 数字・文字キー
15 第1補助入力キー
16 第2補助入力キー
18 キー操作部
19 入力キー
20 基本入力キー
21 カメラキー
22 メールキー
2 表示部
3 十字キー
3c 中央キー
3d 下キー
3l 左キー
3r 右キー
3u 上キー
5、6、7、8、9、10、11、12、13、14 数字・文字キー
15 第1補助入力キー
16 第2補助入力キー
18 キー操作部
19 入力キー
20 基本入力キー
21 カメラキー
22 メールキー
Claims (5)
- 表示部と、
それぞれに入力候補群が割り当てられた10個の基本入力キーと1個の補助入力キーと、前記入力候補群の個々に割り当てられ上下左右方向に押下可能な十字キーとを含むキー操作部とを有し、
前記キー操作部を操作して数字及び文字の入力を行う携帯電話機の文字入力方法であって、
前記基本入力キーの押下により入力候補群を選択し、
前記十字キーの押下位置により前記入力候補の内の1つの文字または数字を決定することを特徴とする携帯電話機の文字入力方法。 - 日本語入力の際に、前記十字キーで所望の1字を選択し、前記補助入力キーの押下により該選択文字の小文字変換、または濁点、半濁点の付与を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機の文字入力方法。
- 日本語入力の際に、前記基本入力キーの1つを押下した後、前記補助入力キーを押下することで長音を入力することを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機の文字入力方法。
- 英数字入力の際に、前記十字キーで所望の1字を選択し、前記補助入力キーの押下により該選択文字の小文字変換を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機の文字入力方法。
- 前記基本入力キーの押下により前記表示部の上下左右いずれかの端部に表示される前記入力候補群と前記十字キーの方向との対応状況に従って文字入力を行うことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機の文字入力方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004128774A JP2005311898A (ja) | 2004-04-23 | 2004-04-23 | 携帯電話機の文字入力方法 |
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WO2010013695A1 (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-04 | 京セラ株式会社 | 携帯電子機器 |
JP2010033429A (ja) * | 2008-07-30 | 2010-02-12 | Kyocera Corp | 携帯電子機器 |
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2004
- 2004-04-23 JP JP2004128774A patent/JP2005311898A/ja active Pending
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