JP2005311883A - 電話帳システム及び電話装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電話帳データベースに記憶させる通話相手の画像をできるだけ新しいデータのものに更新することができる「電話帳システム及び電話装置」を提供する。
【解決手段】 電話帳システム(1)は、相手方の電話番号、画像を記憶する記憶手段(記憶部6)、通話中の相手方の画像を受信する受信手段(通信部7)、同一人物認証手段と画像更新手段とを備えている。電話帳システム(1)は、既に登録されている画像と、受信した画像とが同一人物であるか否かの認証手続きを得た後に画像更新を行う。電話帳システム(1)は画像表示手段を備えた電話装置(車載機2)に搭載又は接続して使用する。
【選択図】 図1
【解決手段】 電話帳システム(1)は、相手方の電話番号、画像を記憶する記憶手段(記憶部6)、通話中の相手方の画像を受信する受信手段(通信部7)、同一人物認証手段と画像更新手段とを備えている。電話帳システム(1)は、既に登録されている画像と、受信した画像とが同一人物であるか否かの認証手続きを得た後に画像更新を行う。電話帳システム(1)は画像表示手段を備えた電話装置(車載機2)に搭載又は接続して使用する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電話帳システム及び電話装置に関し、特に、通話者の顔写真等を表示できる電話帳システム及び電話装置に関する。
近年、携帯電話等においてもその通信容量が増加してきており、画像を添付して送信したり、リアルタイムの動画を送信したりすることが行われている。また、電話装置は、氏名と共に、電話番号等を記憶した電話帳システムを組み込んだものが普及している。このような状況の中、電話帳システムの中に氏名や電話番号だけでなく、その相手方の顔写真等の画像も保存、記憶できるものが提案されている。このように記憶された顔写真等の画像は通話相手を検索する際に画面に表示され、発信者はこの画像をもとに正しい相手か否かを確認した後に発呼できる。このような、画像による確認は、文字で一覧表示される場合と比較して容易であり、また、発呼の間違いも回避しやすいと考えられる。さらに、相手側からかかってきたものを受信したときも顔写真を表示させるようにしておけば、一目で、誰からかかってきたのかが分かり大変便利である。
従来、このような画像データを電話帳システム上の記憶部に取り込む手段として、例えば挿脱可能な移動記憶媒体に記憶させ、これを電話帳システム上の記憶部に差し込んで記憶させていた。しかし、前記のような移動記憶媒体、例えば、メモリスティック等を持ち運び、いちいち情報を移植することは面倒なこともあり、最近では、相手の画像を受信し、そのままその画像を電話番号と関連付けて記憶させる提案がされている(特許文献1)。
前記のような移動記憶媒体を用いた方法では、例えば、一度記憶部に登録したら、10年間更新されることもなく、そのままの画像が記憶されているといったことが予想されたが、特許文献1の提案では、そのようなおそれを軽減できる。
これにより、髪型や化粧を変えたり、肥ったり、痩せたりといった変化があっても、その変化後の画像を即座に記憶、登録しておくことができ、顔写真が昔のままで違和感を覚えるようなことを、極力避けることができる。
前記のような移動記憶媒体を用いた方法では、例えば、一度記憶部に登録したら、10年間更新されることもなく、そのままの画像が記憶されているといったことが予想されたが、特許文献1の提案では、そのようなおそれを軽減できる。
これにより、髪型や化粧を変えたり、肥ったり、痩せたりといった変化があっても、その変化後の画像を即座に記憶、登録しておくことができ、顔写真が昔のままで違和感を覚えるようなことを、極力避けることができる。
しかしながら、既に自己の電話帳システム上に記憶されている電話番号と同一の電話番号からかかってきたとしても、その人物が前記電話帳システム上に記憶されている人物と同一人物でない場合がある。すなわち、他人の電話を借りてかけてくることも考えられ、このような場合には、電話帳システム上に氏名、電話番号、画像等が登録されている人物と実際にかけて来た人物とが一致しないことになる。
また、久しく電話で話しておらず、しばらく実際に会ってもいないような人物から電話がかかってきた等の場合に、以前とすっかり印象が変わってしまっていて、電話を受けた側が同一人物であるか否かの判断がつきづらいこともある。
このような場合に、画像を自動更新してしまったり、誤って更新してしまったりすると、氏名、電話番号等と一致しない人物の画像が登録されることとなり問題である。
また、久しく電話で話しておらず、しばらく実際に会ってもいないような人物から電話がかかってきた等の場合に、以前とすっかり印象が変わってしまっていて、電話を受けた側が同一人物であるか否かの判断がつきづらいこともある。
このような場合に、画像を自動更新してしまったり、誤って更新してしまったりすると、氏名、電話番号等と一致しない人物の画像が登録されることとなり問題である。
そこで、本発明は、電話帳システム上に登録された相手方の画像を更新する際に、異なる人物の画像と入れ替えてしまうことを防止する電話帳システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するための本発明の電話帳システムは、相手方の電話番号とともに当該相手方の画像を記憶する記憶手段と、通話中の相手方の画像を受信する受信手段と、同一人物認証手段と画像更新手段とを備えていることを特徴とする。このような電話帳システムは画像表示手段を備えた電話装置に搭載又は接続して使用する。
本発明の電話帳システムによれば、同一人物認証手段によって、受信手段が受信した相手方の受信画像と記憶手段に記憶された相手方の記憶画像とを比較して両者が同一人物であるか否かを判断した後に更新をすることになるので、誤った人物の画像に更新することを防止できる。
ここで、そのような同一人物認証手段は新たに受信した受信画像から抽出した特徴点と既に登録されている記憶画像から抽出した特徴点とを比較して同一人物であるか否かの認証を行うようにすることができる。髪型の相違や、肥ったり痩せたりといった変化があっても基本的に変化の少ない点、例えば、目尻の間隔等を特徴点として抽出し、比較すれば、同一人物認証を行うことができる。
また、画像更新手段は通話者の一方又は双方に画像更新を許可するか否かの更新許可の確認を行い、当該更新許可に関する条件を満足したときにのみ既に登録されている記憶画像を新たに受信した受信画像に更新する画像更新許可手段を備えている構成とすることができる。
このような構成とすることにより、自動更新を回避し、通話者の一方又は双方、すなわち、通話の相手方や自己の要求に応じた更新ができる。例えば、現在登録されている画像が気に入っているからそのまま残しておきたいというような自己の要求や、現在写し出されている画像は保存されたくないというような相手側の要求に応じることができる。
本発明のおいて、記憶画像や受信画像は静止画ファイル又は動画ファイルとすることができる。
これにより、動画の送受信が可能なテレビ電話等に採用することができる。
以上のような電話帳システムは、種々の電話装置に接続、取り付けすることができる。例えば、本発明の電話帳システムと、その電話帳システムが記憶又は受信した情報に基づき表示を行う表示手段と、音声により前記電話帳システムから通話相手を検索し、発呼するハンズフリー機構を備えた車載装置とを有する電話装置として構成することができる。
いわゆる、自動車電話の一部として電話帳システムを組み込み、ハンズフリー機構により操作するようにすれば、車内での操作を安全に行うことができ、上記のような本発明の電話帳システムの機能を有効活用できる。
本発明によれば、登録済みの画像を更新する際に、確実に同一人物間での画像の差し替えを行うことができ、既登録の人物の画像を他の異なる人物の画像に差し替えてしまうことがない。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1は本発明の電話帳システム1を搭載した自動車電話の車載機2の概略構成を示すブロック図である。この車載機2は、一般の携帯電話3を接続して通信を行う形式のものである。
電話帳システム1は、制御部4と、画像データ処理部5と、記憶部6と、通信部7とを備えている。ここで、本発明の記憶部6は、本発明の記憶手段に相当し、通信部7は、本発明の受信手段に相当する。また、本発明における同一人物認証手段は、記憶部6に格納したプログラムと画像データ処理部5によって実現している。また、画像更新手段は、記憶部6に格納したプログラムに従って制御部4が指令を行うことにより実現している。
このように構成される電話帳システム1は、車載機2に組み込まれるが、車載機2は、電話帳システム1の他、ディスプレイ8、タッチパネル9、カメラ10、カメラ駆動部11、ハンズフリーユニット12により構成される。このような車載機2は、車中のインスツルメントパネル(インパネ)に組み込まれる。
ディスプレイ8はカラー動画を表示可能な液晶パネルであり、このディスプレイ8の前面にタッチパネル9が取り付けられている。制御部4は、動作状況に応じてディスプレイ8に適宜操作ボタンを表示する。使用者がディスプレイ8上の表示に応じて、ディスプレイ8に触れると、タッチパネル9からの信号により制御部4は使用者の操作を検知する。
カメラ10は、車内や運転者や助手席に着席した使用者の顔の表情を撮影するもので、ズームレンズを備えており、制御部4の指令に基づいて動作するカメラ駆動部11により、撮影方向の変更、ピントの調整が行われる。撮影した画像、映像は、記憶部6に記憶、登録させることができ、また、通信部7を介して外部に発信することもできる。
ハンズフリーユニット12は、ハンズフリーによる電話の使用を可能とするマイク12aと、スピーカー12bとを備えている。このマイク12aにより、使用者(運転者)は、ハンズフリーで操作、会話をすることができる。
電話帳システム1の一部をなす制御部4は、電話帳システム1の構成要素のみならず、前記のように電話帳システム1が組み込まれる車載機2の各構成要素、例えば、ディスプレイ8、カメラ10等の制御も行う。
画像データ処理部5は、通信部7が受信した画像、映像(受信画像)、既に記憶部6に登録済みである記憶画像について、特徴点を抽出し、記憶部6に格納したプログラムに従って、類似度、一致度を判定し、両者が同一人物であるか否かの判断を行う。
ここで、特徴点としては、眼や鼻、口等の顔器官の配置、頬骨、顎の位置等、髪型や化粧に違いがあったり、肥ったり痩せたりといった顔輪郭に変化があったときでも、変化することが少ないと考えられる点を抽出する。
また、動画、映像を受信したときにはその中から5秒程度の動画ファイルとして切り出し、その切り出した動画ファイルを受信画像とすることもできる。動画ファイルを切り出した場合は、この動画ファイル中、一コマ一コマから記憶画像と比較できる特徴点を抽出するように試みる。
ここで、特徴点としては、眼や鼻、口等の顔器官の配置、頬骨、顎の位置等、髪型や化粧に違いがあったり、肥ったり痩せたりといった顔輪郭に変化があったときでも、変化することが少ないと考えられる点を抽出する。
また、動画、映像を受信したときにはその中から5秒程度の動画ファイルとして切り出し、その切り出した動画ファイルを受信画像とすることもできる。動画ファイルを切り出した場合は、この動画ファイル中、一コマ一コマから記憶画像と比較できる特徴点を抽出するように試みる。
記憶部6は、同一人物認証のためのプログラム、画像更新のためのプログラム、電話帳データの他、車載機2を制御するための各種プログラムも格納されている。
ここで、電話帳データには少なくとも氏名、電話番号と、この氏名、電話番号と関連付けられた顔画像が含まれる。勿論、メールアドレスや住所等の他の情報を付加することもできる。また、これらのデータをグループ毎にまとめることできる。
ここで、電話帳データには少なくとも氏名、電話番号と、この氏名、電話番号と関連付けられた顔画像が含まれる。勿論、メールアドレスや住所等の他の情報を付加することもできる。また、これらのデータをグループ毎にまとめることできる。
通信部7は、外部の携帯電話3を接続し、データの送受信を行う。通話の相手方の画像を受信したときは画像データ処理部5にその画像データを送り、前記のように特徴点を抽出する処理を行う。ここで、携帯電話3は、車室外では通常の携帯電話として機能し、通常の使用方法により使用できる。車室内では、ハンズフリーで使用するために図に示すようにケーブルで接続したり、ブルーツース(Bluetooth)等の無線通信手段により接続される。
更新手段は、前記のように記憶部6に格納したプログラムに従って制御部4が指令を行うことにより実現しているが、前記の同一人物認証が行われたときに自動的に更新するようにプログラムすることもでき、また、通話者双方の更新の許可を得た場合にのみ画像の更新を許可するようにプログラムすることもできるが、本実施例では、使用者、すなわち、画像を受け取った側の許可を得ることができた場合に更新する。
以上のように構成した電話帳システム1及び当該電話帳システム1を組み込んだ車載機2の使用方法の一例を、図2〜図4を参照しつつ説明する。ここでは、電話帳システム1を組み込んだ車載機2の使用者13側から相手方に電話をかける場合について説明する。なお、相手側も、車載機2と同様に、カメラ機能を備えた電話を所持し、そのような電話で応答するものとする。
〔電話相手指定〕
まず、使用者13は、タッチパネル9を操作するか、ハンズフリーユニット12のマイク部12aに向かって電話をかける旨を告げ、車載機2を、電話をかけられるスタンバイ状態とする。このスタンバイ状態で、使用者13が、マイク部12aに向かって電話をかける相手の氏名である「○村□子」と告げる。なお、このとき、使用者13は○村□子といえば「メガネにロングヘアー」というイメージを持っている。
まず、使用者13は、タッチパネル9を操作するか、ハンズフリーユニット12のマイク部12aに向かって電話をかける旨を告げ、車載機2を、電話をかけられるスタンバイ状態とする。このスタンバイ状態で、使用者13が、マイク部12aに向かって電話をかける相手の氏名である「○村□子」と告げる。なお、このとき、使用者13は○村□子といえば「メガネにロングヘアー」というイメージを持っている。
〔電話相手検索→結果表示〕
制御部4は、マイク部12aが集音した「○村□子」という音声入力に基づいて記憶部5に格納された電話帳データベース14に問い合わせ、該当人物に関する情報をディスプレイ8に表示する。ディスプレイ8には、以前、記憶部6に登録した「○村□子」さんの画像17が写し出される。この「○村□子」さんの画像は、使用者13が思い描いたとおりの「メガネにロングヘアー」姿の画像であった。
ディスプレイ8には、「○村□子」さんの画像17、氏名18と共に、電話帳データベース14に登録した際の分類19、電話番号20が表示される。また、映し出された画像の更新日16を表示させることもできる。
さらに、ダイヤルをするか戻るかの選択ボタン15a、15bも同時に表示される。
制御部4は、マイク部12aが集音した「○村□子」という音声入力に基づいて記憶部5に格納された電話帳データベース14に問い合わせ、該当人物に関する情報をディスプレイ8に表示する。ディスプレイ8には、以前、記憶部6に登録した「○村□子」さんの画像17が写し出される。この「○村□子」さんの画像は、使用者13が思い描いたとおりの「メガネにロングヘアー」姿の画像であった。
ディスプレイ8には、「○村□子」さんの画像17、氏名18と共に、電話帳データベース14に登録した際の分類19、電話番号20が表示される。また、映し出された画像の更新日16を表示させることもできる。
さらに、ダイヤルをするか戻るかの選択ボタン15a、15bも同時に表示される。
〔ダイヤル指示〕
ディスプレイ8に表示された画像が「○村□子」さんののものであることを確認した使用者13は、タッチパネル9のダイヤル選択ボタン15a位置を押下するか、又は、マイク部12aに向かって「ダイヤル」と告げると、制御部4は記憶部6に格納された電話帳データベース14から選択し、ディスプレイ8に表示した電話番号20にダイヤルすべく、通信部7に指令を出す。制御部4から指令を受けた通信部7は、携帯電話3を介して発信する。
ディスプレイ8に表示された画像が「○村□子」さんののものであることを確認した使用者13は、タッチパネル9のダイヤル選択ボタン15a位置を押下するか、又は、マイク部12aに向かって「ダイヤル」と告げると、制御部4は記憶部6に格納された電話帳データベース14から選択し、ディスプレイ8に表示した電話番号20にダイヤルすべく、通信部7に指令を出す。制御部4から指令を受けた通信部7は、携帯電話3を介して発信する。
〔通話〕
相手方の番号に対応する電話に接続されると、携帯電話3、通信部7を介して取得した画像データに基づき、画像21がディスプレイ8に表示され、通話状態となる。ところが、画像21中の人物は、使用者13が思い描いていたような「メガネにロングヘアー」姿の女性ではなく、「メガネをかけていないショートヘアー」姿の女性であった。確かに「○村□子」さんのようであるが、「コンタクトレンズにショートヘアー」にイメージチェンジしていた。
なお、通話中は、カメラ10によって撮影された使用者13の画像も通信部7、携帯電話3を介して相手方に送信されている。
相手方の番号に対応する電話に接続されると、携帯電話3、通信部7を介して取得した画像データに基づき、画像21がディスプレイ8に表示され、通話状態となる。ところが、画像21中の人物は、使用者13が思い描いていたような「メガネにロングヘアー」姿の女性ではなく、「メガネをかけていないショートヘアー」姿の女性であった。確かに「○村□子」さんのようであるが、「コンタクトレンズにショートヘアー」にイメージチェンジしていた。
なお、通話中は、カメラ10によって撮影された使用者13の画像も通信部7、携帯電話3を介して相手方に送信されている。
〔同一人物認証〕
通話が開始され、相手方の画像を受信すると、制御部4は、画像データ処理部5に、受信した画像21の特徴点を抽出するように指令を出す。制御部4は、画像21から抽出した特徴点と、既に電話帳データベース14に登録されている画像17の特徴点とを比較して両画像の人物が同一人物であるか否かの認証手続きを行う。ここで、特徴点として抽出するのは、頬骨の間隔、目尻の間隔、鼻と上唇の間隔等、年齢を重ねることによる変化や、肥ったり痩せたりといった変化、髪型、化粧等の変化があっても、ほとんど変化がなく同一人物の認証に利用できる特徴点であれば、どのような点であってもよい。
また、画像21が動画として送られてきたときには、画像データ処理部5では、動画の中から、一コマ一コマの画像の中から特徴点を抽出する作業を行う。
なお、既に電話帳データベース14に登録されている画像17の特徴点は、予め画像データと共に特徴点データとして電話帳データベース14に登録しておき、これを用いるが、認証手続き時に改めて、特徴点の抽出を行ってもよい。
以上のような認証手続きを経ることにより、例え、画像21に写しだされた人物がメガネをかけていない等の理由で、両画像に移った人物の印象がずいぶんと異なり、画像21を見ただけでは、本当に「○村□子」さんであるか否かの確信がもてない場合であっても、両者が同一人物であるか否かの判断が可能となる。
通話が開始され、相手方の画像を受信すると、制御部4は、画像データ処理部5に、受信した画像21の特徴点を抽出するように指令を出す。制御部4は、画像21から抽出した特徴点と、既に電話帳データベース14に登録されている画像17の特徴点とを比較して両画像の人物が同一人物であるか否かの認証手続きを行う。ここで、特徴点として抽出するのは、頬骨の間隔、目尻の間隔、鼻と上唇の間隔等、年齢を重ねることによる変化や、肥ったり痩せたりといった変化、髪型、化粧等の変化があっても、ほとんど変化がなく同一人物の認証に利用できる特徴点であれば、どのような点であってもよい。
また、画像21が動画として送られてきたときには、画像データ処理部5では、動画の中から、一コマ一コマの画像の中から特徴点を抽出する作業を行う。
なお、既に電話帳データベース14に登録されている画像17の特徴点は、予め画像データと共に特徴点データとして電話帳データベース14に登録しておき、これを用いるが、認証手続き時に改めて、特徴点の抽出を行ってもよい。
以上のような認証手続きを経ることにより、例え、画像21に写しだされた人物がメガネをかけていない等の理由で、両画像に移った人物の印象がずいぶんと異なり、画像21を見ただけでは、本当に「○村□子」さんであるか否かの確信がもてない場合であっても、両者が同一人物であるか否かの判断が可能となる。
〔更新許可〕
同一人認証手続きにより、画像17の人物と画像21の人物とが同一人物であると確認された場合は、制御部4は、ディスプレイ8に「認証取得」の表示をする。また、ディスプレイ8には同時に「更新しますか?」とのメッセージを表示すると共に、更新を行うか否かの指示をする「はい」、「いいえ」の選択ボタン22a、22bを表示する。
また、スピーカー12bは「認証取得。更新しますか?」と告げる。
ここで、使用者13が更新を希望する場合は、タッチパネル9の「はい」選択ボタン22a位置を押下するか、又は、マイク部12aに向かって「はい」と告げる。
同一人認証手続きにより、画像17の人物と画像21の人物とが同一人物であると確認された場合は、制御部4は、ディスプレイ8に「認証取得」の表示をする。また、ディスプレイ8には同時に「更新しますか?」とのメッセージを表示すると共に、更新を行うか否かの指示をする「はい」、「いいえ」の選択ボタン22a、22bを表示する。
また、スピーカー12bは「認証取得。更新しますか?」と告げる。
ここで、使用者13が更新を希望する場合は、タッチパネル9の「はい」選択ボタン22a位置を押下するか、又は、マイク部12aに向かって「はい」と告げる。
〔画像更新〕
制御部4は、使用者13から更新許可の指示を得ると、記憶部6に格納された更新プログラムに従って画像17を受信した画像21に差し替える画像更新手続きを行い、電話帳データベース14には最新の画像が登録される。
ここで、同一人物認証から画像更新までのプロセスをまとめると、図3に示すフロー図のようになる。すなわち、使用者13の車載機2と相手側の電話機とが通話状態となり、車載機2が画像21を受信すると、処理が開始される(ステップS0)。次いで、画像データ処理部5が受信した画像21から特徴点を抽出し、制御部4は、その特徴点と、既に記憶された画像17の特徴点とを比較し(ステップS1)、さらに、両者が同一人物であるか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2で両者が同一であると判断されると、制御部4はディスプレイ8への表示や、スピーカー12bを通じ、使用者13に対して画像更新を希望するか否かを問う(ステップS3)。ステップS3で使用者13が更新をする旨の操作を行った場合は、受信画像21への更新を行う(ステップS4)。以上で、画像の更新が完了する(ステップS5)。
一方、ステップS2において両者が同一人物でないと判断された場合、ステップS3において使用者が更新を希望しない場合は、いずれも画像の更新を行わず処理を終了する(ステップS5)。
制御部4は、使用者13から更新許可の指示を得ると、記憶部6に格納された更新プログラムに従って画像17を受信した画像21に差し替える画像更新手続きを行い、電話帳データベース14には最新の画像が登録される。
ここで、同一人物認証から画像更新までのプロセスをまとめると、図3に示すフロー図のようになる。すなわち、使用者13の車載機2と相手側の電話機とが通話状態となり、車載機2が画像21を受信すると、処理が開始される(ステップS0)。次いで、画像データ処理部5が受信した画像21から特徴点を抽出し、制御部4は、その特徴点と、既に記憶された画像17の特徴点とを比較し(ステップS1)、さらに、両者が同一人物であるか否かを判断する(ステップS2)。ステップS2で両者が同一であると判断されると、制御部4はディスプレイ8への表示や、スピーカー12bを通じ、使用者13に対して画像更新を希望するか否かを問う(ステップS3)。ステップS3で使用者13が更新をする旨の操作を行った場合は、受信画像21への更新を行う(ステップS4)。以上で、画像の更新が完了する(ステップS5)。
一方、ステップS2において両者が同一人物でないと判断された場合、ステップS3において使用者が更新を希望しない場合は、いずれも画像の更新を行わず処理を終了する(ステップS5)。
なお、相手方が画像の更新を希望しないことも考えられるので、そのような場合は図4に示すように相手方の更新許諾を得るステップ(ステップS31)を設けてもよい。
〔電話相手指定〕〔電話相手検索→結果表示〕
以上説明した工程により、電話帳データベース14には最新の画像が登録されており、使用者が再び前記と同様の手順で電話相手を指定すると、ディスプレイ8には、前回更新した画像21が表示される。このとき、前回の更新日も同時に表示される。
その後、ダイヤルするとディスプレイ8には、リアルタイムの「○村□子」さんの画像が表示されるが、前回の通話からそれ程時間が経過していなければ、画像21と通話中に表示される画像とで印象が異なることは少ないと考えられ、両者の印象が異なることにより、違和感を覚えることも減少することが期待される。
以上説明した工程により、電話帳データベース14には最新の画像が登録されており、使用者が再び前記と同様の手順で電話相手を指定すると、ディスプレイ8には、前回更新した画像21が表示される。このとき、前回の更新日も同時に表示される。
その後、ダイヤルするとディスプレイ8には、リアルタイムの「○村□子」さんの画像が表示されるが、前回の通話からそれ程時間が経過していなければ、画像21と通話中に表示される画像とで印象が異なることは少ないと考えられ、両者の印象が異なることにより、違和感を覚えることも減少することが期待される。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
例えば、上記実施例では、携帯電話を介して通信を行っていたが、他の方式で通信を行う形態であってもよい。また、電話装置についても車載機に限定されることはなく、他のどのような電話装置であってもよい。
例えば、上記実施例では、携帯電話を介して通信を行っていたが、他の方式で通信を行う形態であってもよい。また、電話装置についても車載機に限定されることはなく、他のどのような電話装置であってもよい。
1 電話帳システム
2 車載機
3 携帯電話
4 制御部
5 画像データ処理部
6 記憶部
7 通信部
8 ディスプレイ
9 タッチパネル
10 カメラ
11 カメラ駆動部
12 ハンズフリーユニット
13 使用者
14 電話帳データベース
2 車載機
3 携帯電話
4 制御部
5 画像データ処理部
6 記憶部
7 通信部
8 ディスプレイ
9 タッチパネル
10 カメラ
11 カメラ駆動部
12 ハンズフリーユニット
13 使用者
14 電話帳データベース
Claims (6)
- 画像表示手段を備えた電話装置に搭載又は接続する電話帳システムであって、
相手方の電話番号とともに当該相手方の画像を記憶する記憶手段と、
通話中の相手方の画像を受信する受信手段と、
当該受信手段が受信した相手方の受信画像と前記記憶手段に記憶された相手方の記憶画像とを比較して両者が同一人物であるか否かを判断する同一人物認証手段と、
当該同一人物認証手段が前記両者が同一人物であると判断したときに前記記憶画像を前記受信画像に更新する画像更新手段とを備えることを特徴とする電話帳システム。 - 前記同一人物認証手段は前記受信画像から抽出した特徴点と前記記憶画像から抽出した特徴点とを比較して同一人物であるか否かの認証を行うことを特徴とする請求項1記載の電話帳システム。
- 前記画像更新手段は通話者の一方又は双方に画像更新を許可するか否かの更新許可の確認を行い、当該更新許可に関する条件を満足したときにのみ前記記憶画像を前記受信画像に更新する画像更新許可手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の電話帳システム。
- 前記記憶画像と前記受信画像は静止画ファイル又は動画ファイルであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の電話帳システム。
- 請求項1乃至4のいずれか一項記載の電話帳システムを備えたことを特徴とする電話装置。
- 請求項1乃至4のいずれか一項記載の電話帳システムと、当該電話帳システムが記憶又は受信した情報に基づき表示を行う表示手段と、音声により前記電話帳システムから通話相手を検索し、発呼するハンズフリー機構を備えた車載装置とを有することを特徴とする電話装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004128590A JP2005311883A (ja) | 2004-04-23 | 2004-04-23 | 電話帳システム及び電話装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004128590A Pending JP2005311883A (ja) | 2004-04-23 | 2004-04-23 | 電話帳システム及び電話装置 |
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