JP2000307715A - 携帯電話装置のセキュリティシステム及び方法 - Google Patents
携帯電話装置のセキュリティシステム及び方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 着信時にユーザー認証による応答遅れをなく
し、個人情報の参照／編集時に関するユーザー認証機能
を持たせ、認証の意識をなくす。 【解決手段】 ユーザーを識別してセキュリティを確保
するための携帯電話装置のセキュリティシステムに、ユ
ーザーの固有の生体情報を撮影するカメラ部１２、２３
と、カメラ部で撮影された正当なユーザーの固有の生体
情報を保存し、発信時に前記カメラ部で撮影される固有
の生体情報と、保存される前記生体情報とを比較して、
認証を行ってから発信を行うための認証部２４、２５、
２６とを備える。
し、個人情報の参照／編集時に関するユーザー認証機能
を持たせ、認証の意識をなくす。 【解決手段】 ユーザーを識別してセキュリティを確保
するための携帯電話装置のセキュリティシステムに、ユ
ーザーの固有の生体情報を撮影するカメラ部１２、２３
と、カメラ部で撮影された正当なユーザーの固有の生体
情報を保存し、発信時に前記カメラ部で撮影される固有
の生体情報と、保存される前記生体情報とを比較して、
認証を行ってから発信を行うための認証部２４、２５、
２６とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は携帯電話装置のセキュリ
ティシステム及び方法に関する。特に、本発明は、生体
情報として虹彩でユーザーを識別して認証を行う携帯電
話装置のセキュリティシステム及び方法に関する。
ティシステム及び方法に関する。特に、本発明は、生体
情報として虹彩でユーザーを識別して認証を行う携帯電
話装置のセキュリティシステム及び方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、携帯電話装置の高性能、高機能化
に伴い、携帯電話装置のメモリ内部に電話帳・メールな
どの個人情報が蓄積できる。一方で、携帯するという特
性上、盗難／紛失の場合に不正使用や個人情報の漏洩な
どが悪用される危険に常時さらされている。このため、
携帯電話装置にセキュリティ機能を持たせることが要求
されている。
に伴い、携帯電話装置のメモリ内部に電話帳・メールな
どの個人情報が蓄積できる。一方で、携帯するという特
性上、盗難／紛失の場合に不正使用や個人情報の漏洩な
どが悪用される危険に常時さらされている。このため、
携帯電話装置にセキュリティ機能を持たせることが要求
されている。
【０００３】携帯電話装置は、一般に１人又は特定の人
間によって使用されるため、正当なユーザーであること
を証明する認証によりセキュリティを実現することが考
えられる。このような携帯電話装置として、特開平５−
９５３２９号公報に記載されるものがある。これには携
帯電話のユーザー識別に生体情報を利用した従来技術と
して指紋を利用したものが開示されている。
間によって使用されるため、正当なユーザーであること
を証明する認証によりセキュリティを実現することが考
えられる。このような携帯電話装置として、特開平５−
９５３２９号公報に記載されるものがある。これには携
帯電話のユーザー識別に生体情報を利用した従来技術と
して指紋を利用したものが開示されている。
【０００４】しかしながら、上記携帯電話装置には、着
信時においてユーザー認証が正常に終了するまで応答で
きないという第１の問題がある。また、携帯電話装置内
のメモリ上にある個人情報の参照／編集時に関するユー
ザー認証機能が無いという第２の問題がある。また、指
紋をとるためセンサに接触する必要があり、認証を意識
し、携帯電話装置の操作がし難くなるという第３の問題
がある。したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、着
信時の応答を早くし、個人情報の参照／編集に対して認
証を行い、ユーザーが認証を意識することなく、発信、
参照／編集ができ、高いセキュリティを実現できる携帯
電話装置のセキュリティシステム及び方法を提供するこ
とを目的とする。
信時においてユーザー認証が正常に終了するまで応答で
きないという第１の問題がある。また、携帯電話装置内
のメモリ上にある個人情報の参照／編集時に関するユー
ザー認証機能が無いという第２の問題がある。また、指
紋をとるためセンサに接触する必要があり、認証を意識
し、携帯電話装置の操作がし難くなるという第３の問題
がある。したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、着
信時の応答を早くし、個人情報の参照／編集に対して認
証を行い、ユーザーが認証を意識することなく、発信、
参照／編集ができ、高いセキュリティを実現できる携帯
電話装置のセキュリティシステム及び方法を提供するこ
とを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために、ユーザーを識別してセキュリティを確保
するための携帯電話装置のセキュリティシステムにおい
て、ユーザーの固有の生体情報を撮影するカメラ部と、
前記カメラ部で撮影された正当なユーザーの固有の生体
情報を保存し、発信時に前記カメラ部で撮影される固有
の生体情報と、保存される前記生体情報とを比較して、
認証を行ってから発信を行うための認証部とを備えるこ
とを特徴とする携帯電話装置セキュリティシステムを提
供する。好ましくは、前記認証部が認証に用いる前記生
体情報は虹彩情報であり、生体情報は掌紋情報である。
決するために、ユーザーを識別してセキュリティを確保
するための携帯電話装置のセキュリティシステムにおい
て、ユーザーの固有の生体情報を撮影するカメラ部と、
前記カメラ部で撮影された正当なユーザーの固有の生体
情報を保存し、発信時に前記カメラ部で撮影される固有
の生体情報と、保存される前記生体情報とを比較して、
認証を行ってから発信を行うための認証部とを備えるこ
とを特徴とする携帯電話装置セキュリティシステムを提
供する。好ましくは、前記認証部が認証に用いる前記生
体情報は虹彩情報であり、生体情報は掌紋情報である。
【０００６】この手段により、指紋と同程度に本人を同
定可能とされている固有の生体情報の画像情報を利用し
ているので、高度なセキュリティを確保することがで
き、且つ着信時には認証を行わないので着信時の応答性
が向上する。ＣＣＤカメラなどで画像データとして生体
情報を取り込んでいるので、指紋のようにセンサーなど
に接触してデータを取得する必要が無いので正当なユー
ザーは意識しないうちに認証が行われる。
定可能とされている固有の生体情報の画像情報を利用し
ているので、高度なセキュリティを確保することがで
き、且つ着信時には認証を行わないので着信時の応答性
が向上する。ＣＣＤカメラなどで画像データとして生体
情報を取り込んでいるので、指紋のようにセンサーなど
に接触してデータを取得する必要が無いので正当なユー
ザーは意識しないうちに認証が行われる。
【０００７】好ましくは、さらに、個人情報蓄積部を有
し、前記個人情報蓄積部は前記認証の後にアクセスされ
個人情報が参照され編集される。
し、前記個人情報蓄積部は前記認証の後にアクセスされ
個人情報が参照され編集される。
【０００８】この手段により、従来と比較して個人情報
の参照／編集の認証が可能になる。好ましくは、前記認
証部が用いる前記正当なユーザーの生体情報は複数のユ
ーザーの生体情報である。このため、家族のように共同
で使用している場合に有益である。
の参照／編集の認証が可能になる。好ましくは、前記認
証部が用いる前記正当なユーザーの生体情報は複数のユ
ーザーの生体情報である。このため、家族のように共同
で使用している場合に有益である。
【０００９】さらに、本発明は、ユーザーを識別してセ
キュリティを確保するための携帯電話装置のセキュリテ
ィ方法において、ユーザーの固有の生体情報を撮影する
工程と、撮影された正当なユーザーの固有の生体情報を
保存し、発信時に撮影される固有の生体情報と、保存さ
れる前記生体情報とを比較し認証を行ってから発信を行
う工程とを備えることを特徴とする携帯電話装置のセキ
ュリティ方法を提供する。好ましくは、さらに、前記カ
メラ部で撮影された正当なユーザーの固有の生体情報を
保存し、個人情報の参照／編集時に前記カメラ部で撮影
される固有の生体情報と、保存される前記生体情報とを
比較し認証を行ってから個人情報を参照し編集する工程
を備える。
キュリティを確保するための携帯電話装置のセキュリテ
ィ方法において、ユーザーの固有の生体情報を撮影する
工程と、撮影された正当なユーザーの固有の生体情報を
保存し、発信時に撮影される固有の生体情報と、保存さ
れる前記生体情報とを比較し認証を行ってから発信を行
う工程とを備えることを特徴とする携帯電話装置のセキ
ュリティ方法を提供する。好ましくは、さらに、前記カ
メラ部で撮影された正当なユーザーの固有の生体情報を
保存し、個人情報の参照／編集時に前記カメラ部で撮影
される固有の生体情報と、保存される前記生体情報とを
比較し認証を行ってから個人情報を参照し編集する工程
を備える。
【００１０】この手段により、上記発明と同様に、固有
の生体情報の画像情報を利用しているので、高度なセキ
ュリティを確保することができ、且つ着信時には認証を
行わないので応答性が向上する。ＣＣＤカメラなどで生
体情報を取り込んでいるので、正当なユーザーが意識し
ないで認証が行われ、従来と比較して個人情報の参照／
編集の認証が可能になる。
の生体情報の画像情報を利用しているので、高度なセキ
ュリティを確保することができ、且つ着信時には認証を
行わないので応答性が向上する。ＣＣＤカメラなどで生
体情報を取り込んでいるので、正当なユーザーが意識し
ないで認証が行われ、従来と比較して個人情報の参照／
編集の認証が可能になる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図１は本発明に係る携帯電
話装置の例を説明する図である。本図に示すように、携
帯電話装置には携帯電話装置部１１が設けられ、携帯電
話装置部１１は、表示部、キーボードを有し、さらに、
携帯電話網との通信手段及び電話帳・メールなど個人情
報を保存するメモリを持つ。
て図面を参照して説明する。図１は本発明に係る携帯電
話装置の例を説明する図である。本図に示すように、携
帯電話装置には携帯電話装置部１１が設けられ、携帯電
話装置部１１は、表示部、キーボードを有し、さらに、
携帯電話網との通信手段及び電話帳・メールなど個人情
報を保存するメモリを持つ。
【００１２】さらに、虹彩識別機能付携帯電話装置には
カメラ部１２が設けられ、カメラ部１２はテレビ電話な
どを行う時に画像を入力するＣＣＤ（Ｃｈａｒｇｅ Ｃ
ｏｕｐｌｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ）カメラなどからなる。さ
らに、カメラ部１２は静止画又は動画（テレビ電話など
での入力）及びユーザーの目の虹彩などの画像情報を携
帯電話装置部１１に出力する。
カメラ部１２が設けられ、カメラ部１２はテレビ電話な
どを行う時に画像を入力するＣＣＤ（Ｃｈａｒｇｅ Ｃ
ｏｕｐｌｅｄ Ｄｅｖｉｃｅ）カメラなどからなる。さ
らに、カメラ部１２は静止画又は動画（テレビ電話など
での入力）及びユーザーの目の虹彩などの画像情報を携
帯電話装置部１１に出力する。
【００１３】図２は図１の携帯電話装置のセキュリティ
システムの概略構成を示すブロック図である。本図に示
すように、携帯電話装置部１１には発信ボタン部２１が
設けられ、発信ボタン部２１はキーボード上のボタンで
あり、アイドルで発信ボタン部２１が押されると発信待
ち状態となる。さらに、携帯電話装置部１１には個人情
報編集ボタン部２２が設けられ、個人情報編集ボタン部
２２はキーボード上のボタンであり、個人情報編集ボタ
ン部２２が押されると、携帯電話装置部１１上のメモリ
に格納されている電話帳、メールなどの個人情報へのア
クセス要求を、後述する制御部２６に発行する。
システムの概略構成を示すブロック図である。本図に示
すように、携帯電話装置部１１には発信ボタン部２１が
設けられ、発信ボタン部２１はキーボード上のボタンで
あり、アイドルで発信ボタン部２１が押されると発信待
ち状態となる。さらに、携帯電話装置部１１には個人情
報編集ボタン部２２が設けられ、個人情報編集ボタン部
２２はキーボード上のボタンであり、個人情報編集ボタ
ン部２２が押されると、携帯電話装置部１１上のメモリ
に格納されている電話帳、メールなどの個人情報へのア
クセス要求を、後述する制御部２６に発行する。
【００１４】さらに、カメラ部１２には虹彩情報入力部
２３が設けられる。虹彩情報入力部２３を設ける理由
は、人間の目の虹彩情報（生体情報）を発信制御、及び
メモリ内の情報参照／編集時において虹彩識別機能を用
いてセキュリティを実現するためである。なお、人間の
目の虹彩は瞳の瞳孔をとりまく筋肉の紋様を表し、人間
の年齢が２歳を過ぎると経年変化がほとんど無く、指紋
と同様に本人を同定する固有の生体情報であるので、セ
キュリティ確保に利用することが可能である。
２３が設けられる。虹彩情報入力部２３を設ける理由
は、人間の目の虹彩情報（生体情報）を発信制御、及び
メモリ内の情報参照／編集時において虹彩識別機能を用
いてセキュリティを実現するためである。なお、人間の
目の虹彩は瞳の瞳孔をとりまく筋肉の紋様を表し、人間
の年齢が２歳を過ぎると経年変化がほとんど無く、指紋
と同様に本人を同定する固有の生体情報であるので、セ
キュリティ確保に利用することが可能である。
【００１５】また、着信時においては、できるだけ早く
応答することが求められるため、また、その携帯電話装
置の正当なユーザーであるかどうかは発信者が確認可能
であるから、本発明では虹彩識別機能を用いないことに
する。虹彩情報入力部２３は、制御部２６が発信ボタン
部２１からの発信要求又は個人情報編集ボタン部２２か
らのアクセス要求を受け付けた時、カメラ部１２でユー
ザーの目２９を撮影する。撮影される目は左右の一方の
目又は、両方の目であってもよい。なお、撮影された顔
の画像から目の画像を切り出す処理を行って、虹彩情報
保存部２４、比較部２５に出力するようにしてもよい。
応答することが求められるため、また、その携帯電話装
置の正当なユーザーであるかどうかは発信者が確認可能
であるから、本発明では虹彩識別機能を用いないことに
する。虹彩情報入力部２３は、制御部２６が発信ボタン
部２１からの発信要求又は個人情報編集ボタン部２２か
らのアクセス要求を受け付けた時、カメラ部１２でユー
ザーの目２９を撮影する。撮影される目は左右の一方の
目又は、両方の目であってもよい。なお、撮影された顔
の画像から目の画像を切り出す処理を行って、虹彩情報
保存部２４、比較部２５に出力するようにしてもよい。
【００１６】また、携帯電話装置部１１には虹彩情報保
存部２４、比較部２５が設けられ、虹彩情報保存部２４
は携帯電話装置の正当なユーザーの目の虹彩情報で予め
カメラ部１２で撮影され虹彩情報入力部２３から入力さ
れたものを保存、登録する。なお、正当なユーザーは複
数であってもよい。例えば、家族内で携帯電話装置を共
有する場合があるためである。 比較部２５はカメラ部
１２で撮影される都度虹彩情報入力部２３から虹彩情報
を入力し、入力した虹彩情報と、虹彩情報保存部２４に
登録されている虹彩情報とを比較し、双方が一致するか
否かを識別する。識別結果は制御部２６に伝達される。
存部２４、比較部２５が設けられ、虹彩情報保存部２４
は携帯電話装置の正当なユーザーの目の虹彩情報で予め
カメラ部１２で撮影され虹彩情報入力部２３から入力さ
れたものを保存、登録する。なお、正当なユーザーは複
数であってもよい。例えば、家族内で携帯電話装置を共
有する場合があるためである。 比較部２５はカメラ部
１２で撮影される都度虹彩情報入力部２３から虹彩情報
を入力し、入力した虹彩情報と、虹彩情報保存部２４に
登録されている虹彩情報とを比較し、双方が一致するか
否かを識別する。識別結果は制御部２６に伝達される。
【００１７】さらに、携帯電話装置部１１には発信制御
部２７が設けられ、発信制御部２７は、制御部２６から
発信要求を受け付けると携帯電話網への発信制御を開始
する。さらに、携帯電話装置部１１には個人情報蓄積部
２８が設けられ、個人情報蓄積部２８は電話帳、メール
などの個人情報を蓄積し、携帯電話装置部１１上のメモ
リ上の領域で、制御部２６の要求により参照／編集に資
する。
部２７が設けられ、発信制御部２７は、制御部２６から
発信要求を受け付けると携帯電話網への発信制御を開始
する。さらに、携帯電話装置部１１には個人情報蓄積部
２８が設けられ、個人情報蓄積部２８は電話帳、メール
などの個人情報を蓄積し、携帯電話装置部１１上のメモ
リ上の領域で、制御部２６の要求により参照／編集に資
する。
【００１８】さらに、携帯電話装置部１１には制御部２
６が設けられ、制御部２６は携帯電話装置が発信ボタン
部２１又は個人情報編集ボタン部２２の押下を検知する
と、比較部２５へ虹彩情報の識別を要求する。比較部２
５より「ユーザーの虹彩情報と一致する登録データ有
り」という虹彩情報識別結果を受け取った場合、制御部
２６は、ユーザーの要求に応じて発信制御部２７又は個
人情報蓄積部２８へのアクセスを許可し、引き続く処理
を開始する。
６が設けられ、制御部２６は携帯電話装置が発信ボタン
部２１又は個人情報編集ボタン部２２の押下を検知する
と、比較部２５へ虹彩情報の識別を要求する。比較部２
５より「ユーザーの虹彩情報と一致する登録データ有
り」という虹彩情報識別結果を受け取った場合、制御部
２６は、ユーザーの要求に応じて発信制御部２７又は個
人情報蓄積部２８へのアクセスを許可し、引き続く処理
を開始する。
【００１９】比較部２５より「ユーザーの個人情報と一
致する登録データ無し」という虹彩情報識別結果を受け
取った場合、制御部２６はアクセスが許可されていない
ことを液晶パネルの表示部などに表示したり、音を鳴ら
したりすることで、ユーザーに警告を行う。このように
して、本発明では、カメラ機能を有する携帯電話装置
は、虹彩識別機能を利用してユーザーが携帯電話装置へ
のアクセスを許可されている人物であるかどうかを判別
するので、不正使用を回避することができる。
致する登録データ無し」という虹彩情報識別結果を受け
取った場合、制御部２６はアクセスが許可されていない
ことを液晶パネルの表示部などに表示したり、音を鳴ら
したりすることで、ユーザーに警告を行う。このように
して、本発明では、カメラ機能を有する携帯電話装置
は、虹彩識別機能を利用してユーザーが携帯電話装置へ
のアクセスを許可されている人物であるかどうかを判別
するので、不正使用を回避することができる。
【００２０】図３は図２における制御部２６による発信
制御時の一連の動作を説明するフローチャートである。
本図に示すように；ステップＳ１において、携帯電話装
置がアイドル状態にあるとする。ステップＳ２におい
て、制御部２６は、発信ボタン部２１がユーザー（発信
要求者）によって押されたことを検知する。ステップＳ
３において、制御部２６は、発信制御部２７を発信待ち
状態にする。
制御時の一連の動作を説明するフローチャートである。
本図に示すように；ステップＳ１において、携帯電話装
置がアイドル状態にあるとする。ステップＳ２におい
て、制御部２６は、発信ボタン部２１がユーザー（発信
要求者）によって押されたことを検知する。ステップＳ
３において、制御部２６は、発信制御部２７を発信待ち
状態にする。
【００２１】ステップＳ４において、制御部２６は、携
帯電話装置の正当なユーザーであるかどうかを判断する
ために比較部２５に虹彩識別要求を出す。ステップＳ５
において、比較部２５では、虹彩情報入力部２３よりユ
ーザーの入力した虹彩情報が携帯電話装置部１１内のメ
モリなどに取得される。ステップＳ６において、さら
に、比較部２５では、虹彩情報保存部２４から携帯電話
装置部１１内のメモリに予め登録された正当なユーザー
の虹彩情報が取得される。
帯電話装置の正当なユーザーであるかどうかを判断する
ために比較部２５に虹彩識別要求を出す。ステップＳ５
において、比較部２５では、虹彩情報入力部２３よりユ
ーザーの入力した虹彩情報が携帯電話装置部１１内のメ
モリなどに取得される。ステップＳ６において、さら
に、比較部２５では、虹彩情報保存部２４から携帯電話
装置部１１内のメモリに予め登録された正当なユーザー
の虹彩情報が取得される。
【００２２】ステップＳ７において、さらに、比較部２
５では、ユーザーの入力された虹彩情報と予め登録され
た正当なユーザーの虹彩情報との比較が行われ、一致す
る虹彩情報があるかどうか識別が行われる。ステップＳ
８において、予め登録されたユーザーの虹彩情報の中に
正当なユーザーと同一のデータが存在したと認証された
場合は、制御部２６により、発信制御部２７は発信許可
状態に移り、発信制御を行う。
５では、ユーザーの入力された虹彩情報と予め登録され
た正当なユーザーの虹彩情報との比較が行われ、一致す
る虹彩情報があるかどうか識別が行われる。ステップＳ
８において、予め登録されたユーザーの虹彩情報の中に
正当なユーザーと同一のデータが存在したと認証された
場合は、制御部２６により、発信制御部２７は発信許可
状態に移り、発信制御を行う。
【００２３】ステップS９において、同一データが存在
しない場合には、制御部２６により、ユーザーはこの携
帯電話装置の使用が許可されていない者と判断され、発
信拒否状態に移り、ユーザーに許可されていないことを
示す警告などを行う。図４は図２における制御部２６に
よるメモリ内における情報参照／編集時の一連の動作を
説明するフローチャートである。本図に示すように；
しない場合には、制御部２６により、ユーザーはこの携
帯電話装置の使用が許可されていない者と判断され、発
信拒否状態に移り、ユーザーに許可されていないことを
示す警告などを行う。図４は図２における制御部２６に
よるメモリ内における情報参照／編集時の一連の動作を
説明するフローチャートである。本図に示すように；
【００２４】ステップＳ１１において、制御部２６は、
個人情報編集ボタン部２２がユーザー（個人情報参照／
編集者）によって押されたことを検知する。ステップＳ
１２において、制御部２６は、携帯電話装置の正当なユ
ーザーであるかどうかを判断するために比較部２５に虹
彩識別要求を出す。ステップＳ１３において、比較部２
５では、虹彩情報入力部２３よりユーザーの入力した虹
彩情報が携帯電話装置部１１内のメモリなどに取得され
る。
個人情報編集ボタン部２２がユーザー（個人情報参照／
編集者）によって押されたことを検知する。ステップＳ
１２において、制御部２６は、携帯電話装置の正当なユ
ーザーであるかどうかを判断するために比較部２５に虹
彩識別要求を出す。ステップＳ１３において、比較部２
５では、虹彩情報入力部２３よりユーザーの入力した虹
彩情報が携帯電話装置部１１内のメモリなどに取得され
る。
【００２５】ステップＳ１４において、さらに、比較部
２５では、虹彩情報保存部２４から携帯電話装置部１１
内のメモリに予め登録された正当なユーザーの虹彩情報
が取得される。ステップＳ１５において、さらに、比較
部２５では、ユーザーの入力された虹彩情報と予め登録
された正当なユーザーの虹彩情報との比較が行われ、一
致する虹彩情報があるかどうか識別が行われる。
２５では、虹彩情報保存部２４から携帯電話装置部１１
内のメモリに予め登録された正当なユーザーの虹彩情報
が取得される。ステップＳ１５において、さらに、比較
部２５では、ユーザーの入力された虹彩情報と予め登録
された正当なユーザーの虹彩情報との比較が行われ、一
致する虹彩情報があるかどうか識別が行われる。
【００２６】ステップＳ１６において、予め登録された
ユーザーの虹彩情報の中に正当なユーザーと同一のデー
タが存在したと認証された場合は、制御部２６により、
個人情報蓄積部２８へのアクセスが許可され、個人情報
の参照／編集を行うことが可能になる。
ユーザーの虹彩情報の中に正当なユーザーと同一のデー
タが存在したと認証された場合は、制御部２６により、
個人情報蓄積部２８へのアクセスが許可され、個人情報
の参照／編集を行うことが可能になる。
【００２７】ステップＳ１７において、同一データが存
在しない場合には、制御部２６により、ユーザーはこの
携帯電話装置の使用が許可されていない者と判断され、
個人情報蓄積部２８へのアクセスが拒否され、ユーザー
に許可されていないことを示す警告などを行う。以上詳
細に、虹彩情報に基づいて、正当なユーザーに対しての
み、携帯電話装置の発信、個人情報の参照／編集を許可
することを説明したが、携帯電話装置部１１、カメラ部
１２は当業者にとって良く知られており、また本発明と
直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
在しない場合には、制御部２６により、ユーザーはこの
携帯電話装置の使用が許可されていない者と判断され、
個人情報蓄積部２８へのアクセスが拒否され、ユーザー
に許可されていないことを示す警告などを行う。以上詳
細に、虹彩情報に基づいて、正当なユーザーに対しての
み、携帯電話装置の発信、個人情報の参照／編集を許可
することを説明したが、携帯電話装置部１１、カメラ部
１２は当業者にとって良く知られており、また本発明と
直接関係しないので、その詳細な構成は省略する。
【００２８】以上の説明では、カメラ部１２により目の
撮影を行ったが、掌紋の画像を用いて認証を行ってもよ
い。掌紋はユーザーの固有の生体情報であるので、掌紋
の画像も本人同定に利用できるためである。
撮影を行ったが、掌紋の画像を用いて認証を行ってもよ
い。掌紋はユーザーの固有の生体情報であるので、掌紋
の画像も本人同定に利用できるためである。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
指紋と同程度に本人を同定可能とされている固有の虹彩
（生体情報）画像情報を利用しているので、高度なセキ
ュリティを確保することができ、且つ着信時には認証よ
りも応答を優先するので、従来と比較して応答性が向上
するという第１の効果がある。
指紋と同程度に本人を同定可能とされている固有の虹彩
（生体情報）画像情報を利用しているので、高度なセキ
ュリティを確保することができ、且つ着信時には認証よ
りも応答を優先するので、従来と比較して応答性が向上
するという第１の効果がある。
【００３０】さらに、ＣＣＤカメラなどで画像データと
して虹彩情報を取り込んでいるので、指紋のようにセン
サーなどに接触してデータを取得する必要が無いので正
当なユーザーは意識しないで認証が行われるという第２
の効果がある。さらに、従来と比較して個人情報の参照
／編集の認証が可能になるという第３の効果がある。
して虹彩情報を取り込んでいるので、指紋のようにセン
サーなどに接触してデータを取得する必要が無いので正
当なユーザーは意識しないで認証が行われるという第２
の効果がある。さらに、従来と比較して個人情報の参照
／編集の認証が可能になるという第３の効果がある。
【図１】本発明に係る携帯電話装置の例を説明する図で
ある。
ある。
【図２】図１の携帯電話装置のセキュリティシステムの
概略構成を示すブロック図である。
概略構成を示すブロック図である。
【図３】図２における制御部２６による発信制御時の一
連の動作を説明するフローチャートである。
連の動作を説明するフローチャートである。
【図４】図２における制御部２６によるメモリ内におけ
る情報参照／編集時の一連の動作を説明するフローチャ
ートである。
る情報参照／編集時の一連の動作を説明するフローチャ
ートである。
１１…携帯電話装置部 １２…カメラ部 ２１…発信ボタン部 ２２…個人情報編集ボタン ２３…虹彩情報入力部 ２４…虹彩情報保存部 ２５…比較部 ２６…制御部 ２７…発信制御部 ２８…個人情報蓄積部 ２９…目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5J104 AA07 KA01 KA10 KA17 KA19 NA05 PA01 5K027 AA11 BB09 CC08 HH11 HH23 5K036 AA07 BB18 DD11 DD25 DD31 HH01 JJ04 KK09 KK18 5K067 AA32 BB04 DD52 EE02 HH21 HH22 HH24
Claims (7)
- 【請求項１】 ユーザーを識別してセキュリティを確保
するための携帯電話装置のセキュリティシステムにおい
て、 ユーザーの固有の生体情報を撮影するカメラ部と、 前記カメラ部で撮影された正当なユーザーの固有の生体
情報を保存し、発信時に前記カメラ部で撮影される固有
の生体情報と、保存される前記生体情報とを比較し、認
証を行ってから発信を行うための認証部とを備えること
を特徴とする携帯電話装置のセキュリティシステム。 - 【請求項２】 さらに、個人情報蓄積部を有し、前記個
人情報蓄積部は、前記認証の後にアクセスされ個人情報
が参照され編集されることを可能にすることを特徴とす
る、請求項１に記載の携帯電話装置のセキュリティシス
テム。 - 【請求項３】 前記認証部が認証に用いる前記生体情報
は虹彩情報であることを特徴とする、請求項１又は２に
記載の携帯電話装置のセキュリティシステム。 - 【請求項４】 前記認証部が用いる前記生体情報は掌紋
情報であることを特徴とする、請求項１又は２に記載の
携帯電話装置のセキュリティシステム。 - 【請求項５】 前記認証部が用いる前記正当なユーザー
の生体情報は複数のユーザーの生体情報であることを特
徴とする、請求項１又は２に記載の携帯電話装置のセキ
ュリティシステム。 - 【請求項６】 ユーザーを識別してセキュリティを確保
するための携帯電話装置のセキュリティ方法において、 ユーザーの固有の生体情報を撮影する工程と、 撮影された正当なユーザーの固有の生体情報を保存し、
発信時に撮影される固有の生体情報と、保存される前記
生体情報とを比較し認証を行ってから発信を行う工程と
を備えることを特徴とする携帯電話装置のセキュリティ
方法。 - 【請求項７】 さらに、前記認証を行ってから個人情報
を参照し編集する工程を備えることを特徴とする、請求
項１に記載の携帯電話装置のセキュリティ方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11115599A JP2000307715A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 携帯電話装置のセキュリティシステム及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11115599A JP2000307715A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 携帯電話装置のセキュリティシステム及び方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000307715A true JP2000307715A (ja) | 2000-11-02 |
Family
ID=14666624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11115599A Pending JP2000307715A (ja) | 1999-04-23 | 1999-04-23 | 携帯電話装置のセキュリティシステム及び方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000307715A (ja) |
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- 1999-04-23 JP JP11115599A patent/JP2000307715A/ja active Pending
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