JP2005311768A - イヤホン及びマイクが装備されるオーディオ機器用リモコン - Google Patents
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Abstract
【課題】同じイヤホンを用いつつオーディオ機器と電話機を使い分けることができるオーディオ機器用リモコンを提供する。
【解決手段】イヤホン40とマイク9が装備されるオーディオ機器用リモコン100。オーディオ機器の音声出力部と接続可能な音声入力部を備えるとともにイヤホン及びマイクが接続されるリモコンユニット2と、近距離無線通信機能を備えた電話機と無線通信可能な近距離無線通信ユニット3とを搭載し、電話機6との音声信号伝送を近距離無線通信を通じて行う。
【選択図】 図2
【解決手段】イヤホン40とマイク9が装備されるオーディオ機器用リモコン100。オーディオ機器の音声出力部と接続可能な音声入力部を備えるとともにイヤホン及びマイクが接続されるリモコンユニット2と、近距離無線通信機能を備えた電話機と無線通信可能な近距離無線通信ユニット3とを搭載し、電話機6との音声信号伝送を近距離無線通信を通じて行う。
【選択図】 図2
Description
本発明は、携帯MDプレーヤなどのオーディオ機器から出力される音声を個人的にのみ聞くためのイヤホンに接続されるオーディオ機器用リモコンに関する。なお、ここではイヤホンなる語句は、ヘッドホン等も含むものとして用いられている。
MDプレーヤやCDプレーヤといった携帯オーディオ機器に付属しているヘッドホンのヘッドホンコードの途中に、プレーヤの動作をリモコン操作するための操作キーやプレーヤの動作状態を表示するディスプレイが組み込まれたリモコンユニットが設けられており、このリモコンユニットによってプレーヤの主なる操作を行うことができるとともに、そのディスプレイを通じてその操作を確認することができる。このように、携帯オーディオ機器をバッグやポケットに入れたままオーディオ機器を操作して音楽を聴くことを可能とするオーディオ用リモコンが従来から知られている(例えば、特許文献1参照。)。
携帯電話の普及により、マイクとヘッドホンを装備したコントローラに携帯電話と携帯オーディオ機器とを接続しておき、ユーザが携帯オーディオ機器を使用している時に携帯電話に着信があった場合、このコントローラがパルス音をヘッドホンを介してユーザに伝え、ユーザの操作に応じてこの携帯電話を使って着信相手と会話できる技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平11−103493号公報(0003−0017、図6)
特開平11−55366号公報(0007−0010、図1)
上述した従来技術では、携帯オーディオ機器使用時に携帯電話への対応ができ、コントローラに携帯オーディオ機器のリモコンボタンを設けることで、携帯オーディオ機器と携帯電話の両方をバッグやポケットに入れておいて、イヤホンを通じて音楽を楽しむことや、その間にかかってきた着信電話に対してはイヤホンやマイクを通じて会話を楽しむことができる。このようなコントローラを携帯オーディオ機器の操作などのためのリモコンとして機能させる場合には、手で操作し易い場所に付けておく必要があるが、コントローラから携帯電話及び携帯オーディオ機器に延びる2つのコードが非常にじゃまになるばかりか、外観的にも好ましくないものとなっていた。さらに、上記のコントローラでは、携帯オーディオ機器使用時における携帯電話への着信には対応できるが、その携帯電話からの発信時には、少なくとも携帯電話を取り出して発信操作を行う必要がある。
上記実状に鑑み、本発明の課題は、同じイヤホンを用いつつオーディオ機器と電話機とを従来の不都合なしで使い分けることができるオーディオ機器用リモコンを提供することである。
上記実状に鑑み、本発明の課題は、同じイヤホンを用いつつオーディオ機器と電話機とを従来の不都合なしで使い分けることができるオーディオ機器用リモコンを提供することである。
上記課題を解決するため、イヤホン及びマイクが装備される、本発明によるオーディオ機器用リモコンでは、前記オーディオ機器の音声出力部と接続可能な音声入力部を備えるとともに前記イヤホン及び前記マイクが接続されるリモコンユニットと、近距離無線通信機能を備えた電話機と無線通信可能な近距離無線通信ユニットとを搭載し、前記電話機との音声信号伝送が近距離無線通信を通じて可能である。
このリモコンでは、電話機とリモコンとの間は、Bluetoothのような近距離無線規格を用いた無線通信でデータ伝送されるので、電話機とリモコンとの間にコードを必要としない。このため、リモコンとオーディオ機器との間がコードで接続されたとしても1本だけですみ、そのコードの配線処理が楽になる。オーディオ機器の実質的に必須アイテムとしてのリモコンに装備されたイヤホン及びマイクにより電話での会話が可能になるにもかかわらず、電話機との接続コードが省かれることは、電話機を保管する場所の選択範囲を広げることになる。特に、この電話機が常にユーザが身につける携帯電話であり、オーディオ機器が携帯オーディオ機器である場合、上記利点は重要である。
もちろん、リモコンとオーディオ機器の間の音声信号の伝送も無線で行うならば、リモコンは電話機とオーディオ機器とのコード接続から開放され、ユーザにとってさらに好都合である。特に、電話機がいわゆる部屋に据え付けられている固定電話の場合、リビングでオーディオ機器(テレビ等のAV機器を含む)からの音楽や音声をイヤホン(=ヘッドホン)で聴きながら、固定電話に応対することが可能となり、新しい生活環境を作り出す道が開ける。
本発明による好適な形態の1つでは、前記オーディオ機器との音声信号伝送と前記電話機との音声信号伝送とが前記電話機との音声信号伝送を優先として選択的に切り換えられるように構成されている。つまり、ユーザがオーディオ機器からの音声信号としての音楽を聴いている途中に、近距離無線通信ユニットを通じて電話着信があったことが通知されると、オーディオ機器からイヤホンへの音声信号の接続を遮断して、近距離無線通信ユニットを介しての電話機からイヤホンへの音声信号の接続を行うスイッチング手段が設けられていることで、大きな音量で音楽を聴いていても、確実に電話の着信を知ることができ、電話機が無用に鳴り続けるといった不都合が回避される。
さらに、本発明の好適な形態の1つでは、前記電話機との間で前記近距離無線通信を通じて発着信制御信号の伝送も可能に構成されており、このリモコンでの操作を通じて電話機に対する発着信操作が可能となり、ユーザはリモコン操作で、電話に出たり、電話をかけたりすることができる。リモコンの操作ボタンはスペースを考慮して最小限に抑えられることが多いので、リモコンに電話帳モジュールを備えておき、ディスプレイに一覧表示された氏名を選択することで該当する電話番号を近距離無線通信を通じて電話機に送るようにすることが好ましい。また、リモコンに音声認識ユニットが含まれている場合、音声認識された発信電話番号を発信制御信号(発着信制御信号のうちの1つである)として電話機に送るような構成を採用することも可能である。
さらに、本発明の好適な形態として、電話機から受け取る着信制御信号(発着信制御信号のうちの他の1つである)には着信電話番号又は着信氏名が含まれており、着信電話番号又は着信氏名をディスプレイに表示する着信表示機能が備えられるならば、電話機を見なくとも手元のリモコンで、誰から着信があったかを把握できるので、着信電話に応対するかしないかを、容易に判断することができる。
一般的にオーディオ機器の音声出力レベルと電話機つまり近距離無線通信ユニットの音声出力レベルは異なっている。このため、オーディオ機器からの音声(音楽)と電話機からの音声をイヤホンで同じ音量で聴くためには、ユーザがオーディオ機器と電話機の接続切換毎に音量ボリュームを設定し直さなければならない。このような不都合を回避するために、本発明の好適な形態の1つとして、前記電話機から受け取った音声信号をイヤホンに送り出す際に前設定された音声ボリューム値に調整する電話音声ボリューム調整機能が備えられていることが提案される。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
図1に本発明によるオーディオ機器用リモコン(以下単にリモコンと称する)100の外観が、このリモコン100に有線接続されるオーディオ機器としてのMDプレーヤ1及びこのリモコン100に無線接続される電話機としての携帯電話6とともに示されている。リモコン100のイヤホンプラグ7には先端に左右一対のイヤホン40を設けたイヤホンユニット4のジャック41が差し込まれ、リモコン100のオーディオ機器用ジャック8をMDプレーヤ1のプラグ10に差し込むことにより、いわゆるヘッドホンステレオが作り出され、ユーザはイヤホンを耳に付け、リモコン100を操作することでMDプレーヤ1に装填されたMDの音楽を聴くことができる。さらにこのリモコン100にはその本体にマイク9が設けられているが、このマイク9はイヤホンユニット4側に装備しても良い。
このリモコン100はイヤホン40とMDプレーヤ1との間を有線接続するコードに介装された形態で構成されており、従来通りにMDプレーヤ1の各種操作を行うためのキーマトリックス(キーやスイッチのグループ)20や各種情報を表示するLCD(液晶ディスプレイ)21を備えている。図2に示されているようにMDプレーヤ1には、MDを回転させながらピックアップユニットから音声信号(オーディオ信号)を取り出すMDドライブ機構11と、MDドライブ機構11から取り出された音声信号を処理するオーディオコントローラ12、MDドライブ機構11を構成する各種デバイスを制御するデバイスコントローラ13、ユーザによる各種操作のためのキーマトリックス14、各種情報を表示するLCD(液晶ディスプレイ)15、そしてこのMDプレーヤ1の機能全体を制御するシステムコントロールとしてのマイコン16が備えられている。このMDプレーヤ1のプラグ10は7つの設定を有している。第1接点10aと第2接点10bはそれぞれオーディオコントローラの出力とつながっている左チャンネルオーディオ接点と右チャンネルオーディオ接点であり、第3接点10cはオーディオ信号用の接地接点である。第4接点10dはリモコン100に給電するための直流電圧出力接点であり、第5接点10eはリモコン100からのリモコン信号(図2ではREMOと付記されている)を受信するリモコン接点であり、第6接点10fはリモコン100のLCD21に表示する表示データ(図2ではDISPと付記されている)をリモコン100に送信するための表示接点であり、第7接点10gはそれらの共通接地接点である。
このMDプレーヤ1のプラグ10に差し込まれるリモコン100のオーディオ機器用ジャック8もプラグ10に対応する7つの接点を有しているが、その内容はプラグ10と同じなのでその説明は省略する。つまり、この実施形態では、オーディオ機器1の音声出力部がプラグ10として構成され、リモコン100の音声入力部がジャック8として構成されている。
リモコン100は、機能的にはリモコンユニット2と近距離無線ユニットとしてのbluetooth(ブルートゥース)ユニット(以下単に無線ユニットと称する)3とから構成されている。bluetooth(ブルートゥース)は、Ericsson社、IBM社、Intel社、Nokia社、東芝の5社が中心となって提唱された携帯情報機器向けの無線通信技術であり、この実施形態ではリモコン100と携帯電話6との間の無線データ伝送方式として利用している。
リモコンユニット2は、キーマトリックス20を用いた操作を処理するリモコン操作制御とLCD21に対する表示制御及び無線ユニット3とのデータ交換制御などを行うマイコン22と、イヤホンユニット4への音声信号の音量調整を行うために音声信号ライン23に介装された左右チャンネル用可変抵抗器24a、24bと、無線ユニット3からの音声信号つまり携帯電話6から無線を通じて送られてきた音声信号を送り出す電話音声信号ライン25をイヤホンユニット4への音声信号ライン23に接続するとともにMDプレーヤ1からの音声信号を遮断するスイッチ手段26と、イヤホンユニット4への電話音声信号の音量調整を行うために電話音声信号ライン25に介装された可変抵抗器27とを備えている。
前記スイッチ手段26は外部制御によりスイッチング作用を行うものであり、その外部制御信号は無線ユニット3で生成されて制御信号ライン28を通じて送り出されるものであり、無線ユニット3が携帯電話6から着信情報を受け取った時やリモコン100を通じてユーザが携帯電話6をオフフックする時などのタイミングでMDプレーヤ1からの音声信号を遮断して携帯電話6から無線を通じて送られてきた音声信号を接続するように機能する。
音声信号ライン23に介装された左右チャンネル用可変抵抗器24a、24bは、この実施形態では、マイコン22から独立してキーマトリックス20のいずれかに割り当てられた音量調節つまみの操作に連動するように構成されている。それに対して、電話音声信号ライン25に介装された可変抵抗器27は、この電話音声信号ライン25を流れる音声信号の音量を、無線ユニット3からの制御信号に基づくマイコン22からの制御信号によって携帯電話6における音量調節つまみのレベルに対応した音量に調節する。図2で示した例では、電話音声の音量調節制御信号は無線ユニット3からマイコン22を介して可変抵抗器27に送られていたが、直接無線ユニット3から可変抵抗器27に送るようにしてもよい。また、この可変抵抗器27に送る音量調節制御信号は、前回の通話終了時の音量調節値を記憶しておいて、次回の通過開始時にはその音量調節値を読み出して可変抵抗器27に送るようにしてもよい。いずれにしても、MDプレーヤ1からの音声信号の音量を調節する左右チャンネル用可変抵抗器24a、24bとは別に、電話音声信号の音量調節専用に可変抵抗器27が用意されているので、MDプレーヤ1からの音量と携帯電話6からの音量を独立的に調整することができ、各種携帯オーディオ機器と携帯電話6との音声出力レベルの違いや携帯電話6の種別による音声出力レベルの違いを適正に調整することができる。
図2で示された実施形態では、スイッチ手段26は、MDプレーヤ1からの音声信号と無線ユニット3からの電話音声信号を選択的にイヤホンユニット4に送るように機能するものであったが、これに代えて、前述したスイッチ手段26と左右チャンネル用可変抵抗器24a、24bと可変抵抗器27を一体化してマイコン22からの制御信号によって調整される音量制御ユニットとして構成し、携帯電話6の使用時にはMDプレーヤ1からの音声信号の音量を予め設定されたレベル(0から任意レベルまでの間)とし、携帯電話6の不使用時には無線ユニット3からの電話音声信号の音量を0とするようにしてもよい。この場合、MDプレーヤ1からの音をわずかに聴きながら携帯電話6を使用することも可能となる。これは、オーディオ機器として、MDプレーヤなどの携帯オーディオ機器ではなくテレビやラジオなどを利用している場合、つまり聞き直しが不可能なメディアを聴いている際に利点をもつ。
このリモコン100に組み込まれている無線ユニット3は、中核となるbluetooth(ブルートゥース)コントローラ30と、マイク9からの信号を入力するとともに電話音声信号ライン25に電話音声を出力するCODEC(コーデック)31と、アンテナ32と、無線ユニット用キーマトリックス33を備えている。そしてこの実施形態では、bluetoothコントローラ30に電話帳モジュール34と音声認識モジュール35を備えているが、これらのいずれか又は両方を省略してもよい。無線ユニット用キーマトリックス33は、実装的にはリモコンユニット2のキーマトリックス20と少なくとも部分的に兼用することが可能である。また、いずれのキーマトリックス20、33においても、同一キーに対する操作モード、例えば長時間の押さえつけ(キーロングプレス)、短時間の押さえつけ(キーショートプレス)、ダブルクリックやトリプルクリックなどにより異なる機能を割り付けるマルチキー割り付け機能が備えられている。電源は、リモコンユニット2と無線ユニット3で共用されている。
bluetoothコントローラ30は、実質的には電話用プロファイル又はヘッドセットプロファイルないしはその両方のプロファイル機能を備えており、電話帳データベースとして機能する電話帳モジュール34を用いてLCD21に一覧表示された氏名の内選択された氏名に該当する電話番号を携帯電話6に送ることも可能である。また、音声認識モジュール35に構築されている音声認識ダイアル機能を用いてマイク9からの音声入力された電話番号を数値データ化して、携帯電話6に送ることも可能である。
リモコン100の無線ユニット3と無線通信する携帯電話6は、いわゆるbluetooth付き携帯電話であり、通常の携帯電話の機能にbluetoothコントローラ60が追加されている。このようなbluetooth付き携帯電話は良く知られているので、図2で示すだけで、その説明はここでは省略する。
上述したようなイヤホン付きオーディオ機器用リモコン100をMDプレーヤ1と携帯電話6に組み合わせて使用する際の典型的な流れを図3の流れ図を用いて説明する。 まず、ユーザがMDプレーヤ1にこのイヤホン付きオーディオ機器用リモコン100を差し込んで音楽を聴いているとする(#01)。その際、リモコン100の無線ユニット3の動作スイッチ(キーマトリックス33)をオンすることにより、無線ユニット3と携帯電話6は無線通信の待ち受け状態となっている(#02)。携帯電話6に着信があると(#03)、双方のbluetoothコントローラ30と60の交信により問い合わせ・呼び出し状態を経て無線ユニット3と携帯電話6は無線通信接続状態となり、携帯電話6に着信があったことが着信制御信号として無線ユニット3に伝えられる(#04)。無線ユニット3がマイコン22に対して着信コードを与えることにより、マイコン22は、音楽を一時停止させるためリモート信号として「ポーズ」コマンドをMDプレーヤ1に送信する(#05)とともに、スイッチ手段26に切換信号を送信して電話音声信号ライン25をイヤホンシステム4に接続し(#06)、着信音をイヤホン40に送信する(#07)。なお、携帯電話6からの着信制御信号に相手先電話番号(着信電話番号)が含まれている場合はマイコン22を介してLCD21にその電話番号表示し(#08)、着信制御信号に相手先氏名が含まれている場合はLCD21にその氏名を表示する。また、携帯電話6からの着信制御信号に相手先電話番号が含まれている場合、着信した電話番号が電話帳モジュール34に管理されているものであるならばその氏名をマイコン22を介してLCD21に表示することも可能である。
ユーザがこの着信した電話に応答する場合、キーマトリクス20に割り付けられているオフフック機能のためのキー操作を行うことで(#09)、無線ユニット3を介して携帯電話6に着信応答としてオフフックコマンドが送信され(#10)、携帯電話6がオフフックして(#11)、ハンズフリーでの通話状態がスタートする(#12)。通話が完了すると、ユーザがキーマトリクス20に割り付けられているオンフック機能のためのキー操作(通常はオフフックキー操作と同じ)を行うことで(#13)、無線ユニット3を介して携帯電話6に切断要求としてオンフックコマンドが送信され(#14)、携帯電話6がオンフックして(#15)、オンフック完了コードが戻されることで(#16)イヤホン40に切断音が送信される(#17)。同時に、無線ユニット3と携帯電話6の双方のbluetoothコントローラ30、60の交信により無線通信接続状態から待ち受け状態に戻る(#18)。
この段階で、マイコン22はスイッチ手段26に切換信号を送信してMDプレーヤ1からの音声信号ライン23をイヤホンシステム4に接続するとともに(#19)、音楽を再び再生させるためリモート信号として「プレイ」コマンドをMDプレーヤ1に送信する(#20)。
なお、音楽再生中のリモコン100を用いて携帯電話6を呼制御する場合も、基本的には、図3に示した着信時の流れに類似し、キーマトリクス20に割り付けられているオフフック機能のためのキー操作を行うことで、MDプレーヤ1は一時停止され、電話帳モジュール34もしくは音声認識モジュール35を用いて決定された相手先電話番号が携帯電話6に送信されることで、ハンズフリー通話が可能となる。通話が終了すると、前述したステップ#13から#20のステップを経て、再び音楽再生状態となる。
〔別実施形態〕
図4に示されたオーディオ機器用リモコン100は、図1〜図3を用いて説明された実施形態に比べて、オーディオ装置1とリモコン100との間が有線接続仕様に代えて無線接続仕様となっていることで異なっている。このため、この別実施形態では、オーディオ装置1には音声信号(オーディオ信号)と表示データ(DISP)をリモコン100に無線送信したり、リモコン100からのリモコン信号(REMO)を受信したりする無線ユニット103が組み込まれるか、外付けされており、リモコン100にも、オーディオ装置1の無線ユニット103と交信可能な無線ユニット203が組み込まれている。つまり、無線ユニット103はオーディオ機器1の音声出力部としても機能し、無線ユニット203はリモコン100の音声入力部としても機能する。これらの無線ユニット103、203はいずれも、無線コントローラとCODECを主要な構成要素としているが、その内容は良く知られているので説明を省略する。無線ユニット103、203の無線通信方式としては、赤外線、前述したbluetooth、UWB(Ultra Wide Band)などから選択することができるが、このオーディオ装置1とリモコン100との間の無線通信方式と携帯電話や固定電話を含む電話機6とリモコン100との間の無線通信方式を同一とすると、例えばbluetoothを用いた場合、リモコン100における無線ユニット3と無線ユニット203を兼用することが可能となる。つまり、リモコン100に組み込まれた単一のbluetooth無線ユニットがマスタとなり、スレーブとしてのオーディオ機器1のbluetooth無線ユニット103や電話機6のbluetooth無線ユニット60と任意に通信することにより、前述した音楽を聴いている途中での電話機1に対する操作が可能となる。
図4に示されたオーディオ機器用リモコン100は、図1〜図3を用いて説明された実施形態に比べて、オーディオ装置1とリモコン100との間が有線接続仕様に代えて無線接続仕様となっていることで異なっている。このため、この別実施形態では、オーディオ装置1には音声信号(オーディオ信号)と表示データ(DISP)をリモコン100に無線送信したり、リモコン100からのリモコン信号(REMO)を受信したりする無線ユニット103が組み込まれるか、外付けされており、リモコン100にも、オーディオ装置1の無線ユニット103と交信可能な無線ユニット203が組み込まれている。つまり、無線ユニット103はオーディオ機器1の音声出力部としても機能し、無線ユニット203はリモコン100の音声入力部としても機能する。これらの無線ユニット103、203はいずれも、無線コントローラとCODECを主要な構成要素としているが、その内容は良く知られているので説明を省略する。無線ユニット103、203の無線通信方式としては、赤外線、前述したbluetooth、UWB(Ultra Wide Band)などから選択することができるが、このオーディオ装置1とリモコン100との間の無線通信方式と携帯電話や固定電話を含む電話機6とリモコン100との間の無線通信方式を同一とすると、例えばbluetoothを用いた場合、リモコン100における無線ユニット3と無線ユニット203を兼用することが可能となる。つまり、リモコン100に組み込まれた単一のbluetooth無線ユニットがマスタとなり、スレーブとしてのオーディオ機器1のbluetooth無線ユニット103や電話機6のbluetooth無線ユニット60と任意に通信することにより、前述した音楽を聴いている途中での電話機1に対する操作が可能となる。
上述した実施形態の説明では、オーディオ機器として携帯型のMDプレーヤを取り上げたが、その他の携帯オーディオ機器、例えば携帯型CDプレーヤや、メモリカード式やハードディスク式の携帯型音楽プレーヤ、さらには携帯ラジオや携帯テレビにも本発明は適用可能であるばかりか、特に第2実施形態では、据え置き型のオーディオ機器に適用することも利点をもって可能である。また、リモコン100側のマイク9はリモコン本体に組み込まれていたが、このマイクをイヤホン(ヘッドホン)側に設けてもよいし、その際リモコン100もヘッドホンに装備するようにしてもよい。
1:オーディオ機器(MDプレーヤ)
2:リモコンユニット
3:近距離無線通信ユニット(無線ユニット)
4:イヤホン(ヘッドホン)
6:電話機(携帯電話、固定電話)
8:音声入力部(ジャック)
9:マイク
10:音声出力部(プラグ)
26:スイッチ手段
100:イヤホン付きオーディオ機器用リモコン
103:無線ユニット(音声出力部)
203:無線ユニット(音声入力部)
2:リモコンユニット
3:近距離無線通信ユニット(無線ユニット)
4:イヤホン(ヘッドホン)
6:電話機(携帯電話、固定電話)
8:音声入力部(ジャック)
9:マイク
10:音声出力部(プラグ)
26:スイッチ手段
100:イヤホン付きオーディオ機器用リモコン
103:無線ユニット(音声出力部)
203:無線ユニット(音声入力部)
Claims (9)
- イヤホン及びマイクが装備される、オーディオ機器に用いるリモコンであって、
前記オーディオ機器の音声出力部と接続可能な音声入力部を備えるとともに前記イヤホン及び前記マイクが接続されるリモコンユニットと、近距離無線通信機能を備えた電話機と無線通信可能な近距離無線通信ユニットとを搭載し、前記電話機との間の音声信号伝送が近距離無線通信を通じて可能であることを特徴とするオーディオ機器用リモコン。 - 前記音声入力部が前記オーディオ機器の音声出力部としてのプラグに接続可能なジャックであることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ機器用リモコン。
- 前記音声入力部が前記オーディオ機器の音声出力部と無線通信で接続されていることを特徴とする請求項1に記載のオーディオ機器用リモコン。
- 前記オーディオ機器との音声信号伝送と、前記電話機との音声信号伝送とが前記電話機との音声信号伝送を優先として選択的に切り換えられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のオーディオ機器用リモコン。
- 前記電話機との間で前記近距離無線通信を通じて発着信制御信号の伝送が可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のオーディオ機器用リモコン。
- 電話帳モジュールが備えられ、ディスプレイに一覧表示された氏名の内選択された氏名に該当する電話番号が近距離無線通信を通じて電話機に送られることを特徴とする請求項5に記載のオーディオ機器用リモコン。
- 前記電話機に送り出される前記発着信制御信号には音声認識された発信電話番号が含まれていることを特徴とする請求項5に記載のオーディオ機器用リモコン。
- 前記電話機から受け取る前記発着信制御信号には着信電話番号又は着信氏名が含まれており、前記着信電話番号又は着信氏名をディスプレイに表示する着信表示機能が備えられていることを特徴とする請求項5に記載のオーディオ機器用リモコン。
- 前記電話機から受け取った音声信号をイヤホンに送り出す際に予め設定された音声ボリューム値に調整する電話音声ボリューム調整機能が備えられていることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項に記載のオーディオ機器用リモコン。
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A02 | Decision of refusal |
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