JP2005311697A - メディア再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像、音響などの情報を同期させて再生するメディア再生装置において、映像や音響のデータの復号化や情報出力のタイミングを管理する際に、入力されたデータストリームから時間情報を分離して保存しておくために必要なメモリ容量を削減すること。
【解決手段】 時間情報単位変換手段130は、時間情報データを所定の単位である時間情報単位変換データに変換する。時間情報分割手段140は入力された時間情報単位変換データを、上位ビット時間情報データと下位ビット時間情報データとに分割し、上位ビット時間情報データメモリ151と、下位ビット時間情報データメモリ152とに保存する。上位ビット時間情報データが一つ前に格納した上位ビット時間情報データと異なる場合にのみ、上位ビット時間情報データを上位ビット時間情報データメモリに格納する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、符号化された映像、音響などの情報を復号化して再生するメディア再生装置に関し、特に時間管理情報のために必要なメモリ容量の削減、並びに装置の演算量の低減を図ったものに関するものである。
従来の代表的な動画符号化方式のMPEG(Moving Picture Experts Group)技術は、映像、音響の情報をともに含むデータを復号化して出力する際に、両者を同期させる必要があるため、MPEGでは映像や音響のデータに時間情報を付与できるように規定している。これらの時間情報に従って映像や音響のデータの復号化や情報出力タイミングを管理する復号化システムが実用化されている。
上記従来の時間情報の管理方法としては、復号化システム内に保存した映像及び音響データに付与された時間情報を復号化システム内の管理テーブルに保存しておき、メディア再生装置においては、復号化開始時や情報出力時に保存した時間情報を読み出している。また、個別時間情報データ間の差分と一定の値との差を時間情報データとして保存し管理するため、必要な管理テーブルのメモリ量を小さくしているものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−252834号公報
従来のメディア再生装置は以上のように構成されており、映像や音響のデータの復号化や情報出力のタイミングを管理する際には、入力されたデータストリームから時間情報を分離して保存しておくことが必要となり、映像や音響のデータの時間情報を保存するためには多くのメモリ容量を必要とすることから、時間情報データ間の差分と一定の値との差を時間情報データとして保存して解決する構成となっている。しかしながら、このような構成の場合では、加算・減算の計算が必要となり装置としての演算量が増加する。さらに、計算結果がマイナスになる場合があるため、符号ビットの考慮が必要なため処理量が増加するという問題点がある。
本発明は以上のような問題点を解消するためになされたもので、時間情報管理のために必要なメモリ容量を小さくし、時間情報の計算を削減して装置としての演算処理量を低減することのできるメディア再生装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかるメディア再生装置は、情報データと該情報データを出力するタイミングを示す時間情報データを含んだ総合情報データを入力とし、前記時間情報データに基づくタイミングで前記情報データに所定の処理をして情報処理データとして出力するメディア再生装置であって、前記総合情報データを前記情報データと前記時間情報データとに分離して出力する総合情報分離手段と、前記情報データを入力し、所定の処理を施して前記情報処理済データを出力する情報処理手段と、前記時間情報データを入力とし、前記時間情報データの単位を所定の単位に変換し、時間情報単位変換データを出力する時間情報単位変換手段と、前記時間情報単位変換データを所定の方法でN個(Nは2以上の自然数)のビット時間情報データに分割する時間情報分割手段と、前記時間情報分割手段により分割されたビット時間情報データを時間情報管理テーブルに保存する時間情報保存手段と、前記時間情報保存手段を構成する時間情報管理テーブルに保存された前記ビット時間情報データを読み出して所定の処理を施し、分割されたビット時間情報データを結合した復元時間情報データとして出力する時間情報復元手段と、前記情報処理済データを、その出力タイミングを前記復元時間情報データに基づくタイミングに調整して出力する情報出力手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明の請求項2にかかるメディア再生装置は、請求項1記載のメディア再生装置において、前記時間情報単位変換手段は、前記時間情報データの単位を他の規格単位に統一するように変換する、ことを特徴とするものである。
本発明の請求項3にかかるメディア再生装置は、請求項1記載のメディア再生装置において、前記時間情報分割手段は、所定の方法で前記時間情報データを二つに分割した上位ビット時間情報データと下位ビット時間情報データとを出力すると共に、前記下位ビット時間情報データと前記上位ビット時間情報データとの対応を示す識別情報を出力し、前記時間情報保存手段を構成する前記時間情報管理テーブルに、前記上位ビット時間情報データを保存する上位ビット時間情報データメモリと、前記下位ビット時間情報データを保存する下位ビット時間情報データメモリと、前記識別情報を保存する識別情報メモリとを有し、前記時間情報復元手段は、前記時間管理テーブルより読み出した前記上位ビット時間情報データと、前記下位ビット時間情報データを、前記識別情報に基づき結合して前記復元時間情報データとして出力する、ことを特徴とするものである。
本発明の請求項4にかかるメディア再生装置は、請求項3記載のメディア再生装置において、前記時間情報分割手段は、前記上位ビット時間情報データが時間的に一つ前に格納した上位ビット時間情報データと異なる場合に、該上位ビット時間情報データを前記上位ビット時間情報データメモリに格納し、この格納した上位ビット時間情報データと、これに対応する下位ビット時間情報データメモリとの対応を示す識別情報を前記識別情報メモリに格納する、ことを特徴とするものである。
本発明の請求項5にかかるメディア再生装置は、請求項4記載のメディア再生装置において、前記時間情報分割手段は、前記下位ビット時間情報データを前記下位ビット時間情報データメモリに保存し、前記下位ビット時間情報データメモリの下位ビットに相当する位置に前記識別情報を上書きして保存し、前記時間情報復元手段は、前記時間管理テーブルより読み出した前記下位ビット時間情報データに対応する上位ビット時間情報データを、前記識別情報を基にして読み出し、前記下位ビット時間情報データと上位ビット時間情報データとを結合して前記復元時間情報データとして出力する、ことを特徴とするものである。
以上のように、本発明の請求項1にかかるメディア再生装置によれば、情報データと該情報データを出力するタイミングを示す時間情報データを含んだ総合情報データを入力とし、前記時間情報データに基づくタイミングで前記情報データに所定の処理をして情報処理データとして出力するメディア再生装置であって、前記総合情報データを前記情報データと前記時間情報データとに分離して出力する総合情報分離手段と、前記情報データを入力し、所定の処理を施して前記情報処理済データを出力する情報処理手段と、前記時間情報データを入力とし、前記時間情報データの単位を所定の単位に変換し、時間情報単位変換データを出力する時間情報単位変換手段と、前記時間情報単位変換データを所定の方法でN個(Nは2以上の自然数)のビット時間情報データに分割する時間情報分割手段と、前記時間情報分割手段により分割されたビット時間情報データを時間情報管理テーブルに保存する時間情報保存手段と、前記時間情報保存手段を構成する時間情報管理テーブルに保存された前記ビット時間情報データを読み出して所定の処理を施し、分割されたビット時間情報データを結合した復元時間情報データとして出力する時間情報復元手段と、前記情報処理済データを、その出力タイミングを前記復元時間情報データに基づくタイミングに調整して出力する情報出力手段と、を備えたものとしたので、映像、音響などの情報に付与された時間情報データをN個数に分割し、更新頻度の高いものと更新頻度の低いものを分けて記憶し、必要に応じて復元して使用することで、時間情報データの保存に使用するメモリ量の増加を抑えることができ、また、時間情報データ間の差分と一定の値との差を時間情報データとして保存する従来の方式に比べて、加算・減算・符号ビットの考慮が必要なくなることから演算処理時間を低減することができる効果が得られる。
また、本発明の請求項2にかかるメディア再生装置によれば、請求項1記載のメディア再生装置において、前記時間情報単位変換手段は、前記時間情報データの単位を他の規格の単位に統一するように変換するものとしたので、フォーマットの異なるストリームを入力データとした場合にも、時間情報データに互換性を持たせ、処理を行なうことができるという効果がある。
また、本発明の請求項3にかかるメディア再生装置によれば、請求項1記載のメディア再生装置において、前記時間情報分割手段は、所定の方法で前記時間情報データを二つに分割した上位ビット時間情報データと下位ビット時間情報データとを出力すると共に、前記下位ビット時間情報データと前記上位ビット時間情報データとの対応を示す識別情報を出力し、前記時間情報保存手段を構成する前記時間情報管理テーブルに、前記上位ビット時間情報データを保存する上位ビット時間情報データメモリと、前記下位ビット時間情報データを保存する下位ビット時間情報データメモリと、前記識別情報を保存する識別情報メモリとを有し、前記時間情報復元手段は、前記時間管理テーブルより読み出した前記上位ビット時間情報データと、前記下位ビット時間情報データを、前記識別情報に基づき結合して前記復元時間情報データとして出力するようにしたので、データ更新頻度の低い上位ビット時間情報データメモリの容量を小さいものとすることができ、時間情報データの保存に使用するメモリ量の増加を抑えることができるという効果が得られる。
また、本発明の請求項4にかかるメディア再生装置によれば、請求項3記載のメディア再生装置において、前記時間情報分割手段は、前記上位ビット時間情報データが時間的に一つ前に格納した上位ビット時間情報データと異なる場合に、該上位ビット時間情報データを前記上位ビット時間情報データメモリに格納し、この格納した上位ビット時間情報データと、これに対応する下位ビット時間情報データメモリとの対応を示す識別情報を前記識別情報メモリに格納するようにしたので、少ないメモリ容量でも時間情報データ復元時に識別情報を用いて正しい時間情報データを復元することができる効果が得られる。
また、本発明の請求項5にかかるメディア再生装置によれば、請求項4記載のメディア再生装置において、前記時間情報分割手段は、前記下位ビット時間情報データを前記下位ビット時間情報データメモリに保存し、前記下位ビット時間情報データメモリの下位ビットに相当する位置に前記識別情報を上書きして保存し、前記時間情報復元手段は、前記時間管理テーブルより読み出した前記下位ビット時間情報データに対応する上位ビット時間情報データを、前記識別情報を基にして読み出し、前記下位ビット時間情報データと上位ビット時間情報データとを結合して前記復元時間情報データとして出力するようにしたので、識別情報が時間情報変換データの精度に影響を与えにくい下位ビット時間情報データの下位ビットに書き込まれているため、時間情報データの誤差を最小限に抑えることができる効果が得られる。
以下、本発明の各実施の形態に係るメディア再生装置について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1に係るメディア再生装置の構成を示すブロック図である。図1のメディア再生装置は、総合情報データを入力とする総合情報分離手段110と、総合情報分離手段110の出力する情報データを処理する情報処理手段120と、総合情報分離手段110の出力する時間情報データを処理する時間情報単位変換手段130と、時間情報単位変換手段130の出力する時間情報単位変換データを分割する時間情報分割手段140と、時間情報分割手段140の出力する時間情報を保存管理する時間情報管理テーブル150と、時間情報管理テーブル150を参照して時間情報を復元する時間情報復元手段160と、さらに、情報処理手段120の出力する情報処理済データと時間情報復元手段160の出力する復元時間情報データとを基にして情報処理データを出力する情報出力手段170とを備えている。
上記時間情報管理テーブル150は上位ビット時間情報データメモリ151と、下位ビット時間情報データメモリ152と、識別情報メモリ153とで構成されている。なお、時間情報データメモリとしては上位ビット時間情報データメモリ151と下位ビット時間情報データメモリ152の二つの構成を備えるものとしたが、これらメモリは必ずしも二つに限定するものではなく2以上の任意の個数であってもよい。
以下に例として、本発明のメディア再生装置を、ASF(Advanced Streaming Format)再生装置に適用する場合について考える。この場合、ASFストリームを総合情報データとし、再生タイミング時刻を規定するPTS(Presentation Time Stamp)を時間情報データとして保存することになる。また、情報データは映像データであるMPEG4と音響データであるg.726で構成されているものとする。更に、ASF再生装置の情報出力手段170はMPEG2再生装置で使用していたものと同じ規格の構成となる。
以下、ASF再生について説明する。
総合情報データASFは、総合情報分離手段110に入力され、ここで、情報データであるMPEG4とg.726と、時間情報データであるPTSとに分離される。これらのデータはそれぞれ後段の情報処理手段120と時間情報単位変換手段130とに入力される。
情報処理手段120では、入力された情報データである映像データMPEG4と音響データg.726の復号化の処理を行い、復号化した画像データと音声データとを後段の情報出力手段170に出力する。
入力するASFの時間情報データであるPTSは、1kHz単位とし、MPEG2再生装置で使用していたPTSは45kHz単位であったとする。時間情報単位変換手段130は、入力された時間情報データであるPTSを、MPEG2再生装置で使用していた45kHz単位に変換を行い、その結果を後段の時間情報分割手段140に出力する。このようにASFの時間情報データであるPTSをMPEG2で使用していた単位に変換することで、MPEG2再生装置との互換性を持たせることができる。そのため後段の情報出力手段170としてMPEG2再生装置を用いることができる。
以上のようにして変換された時間情報変換データは、後段の時間情報分割手段140により所定のデータ長を有するN個のデータに分割され(ここではN=2)、後段の時間情報管理テーブル150に格納されるが、この時、格納する時間情報変換データの全データ長は38ビットであるものとする。また、後段の時間情報管理テーブル150における下位ビット時間情報データメモリ152が32ビットの容量とし、上位ビット時間情報データメモリ151が6ビットの容量とし、識別情報メモリ153が1ビットの容量とする。
時間情報分割手段140は、下位ビット時間情報データメモリ152に時間情報変換データを下位ビットから32ビット分格納し、格納できなかった上位6ビットの時間情報変換データは、一つ前に格納した上位ビット時間情報データと値が異なる場合にのみ、上位ビット時間情報データメモリ151にこれを格納する。また、時間情報分割手段140は、下位ビット時間情報データに対応する上位ビット時間情報データを判別するための1ビットの識別情報を、識別情報メモリ153に出力する。
このように、上位ビット時間情報データメモリ151は上位ビット時間情報データが更新される時のみ変更されるので、下位ビット時間情報データメモリ152に比べ、データを更新する頻度は少ないものとなる。そのため、従来に比べて識別情報メモリ153が別途必要であるとしても、上位ビット時間情報データメモリ151は下位ビット時間情報データメモリ152の容量より少ない容量で構成することで、時間情報管理テーブル150に必要な全体のメモリ容量は、時間情報データをそのまま保存するのに必要な容量よりも少なくすることができる。
時間情報復元手段160は、時間情報管理テーブル150を構成する識別情報メモリ153に保存された識別情報を基にして、下位ビット時間情報データに対応する上位ビット時間情報データを読み出し、読み出した下位ビット時間情報データと上位ビット時間情報データとを結合して復元時間情報データとして後段の情報出力手段170に出力する。
情報出力手段170では、時間情報復元手段160が出力した復元時間情報データに基づいて、情報処理手段120が出力した情報処理済データを、その出力タイミングを制御しながら出力することで、復号化した画像データと音声データとを出力する。
このように本実施の形態1によれば、時間情報分割手段140によって時間情報データを更新頻度の少ない上位ビットと更新頻度の高い下位ビットの2つに分割して、上位ビット時間情報データメモリ151と下位ビット時間情報データメモリ152にそれぞれ記憶させ、さらに上位ビットと下位ビットの時間情報データの対応を示す識別情報を識別情報メモリ153に記憶させるようにしたので、時間情報管理のために必要なメモリの容量を小さいものとできる。また、これにより、個別時間情報データ間の差分と一定の値との差を時間情報データとして保存し管理する構成を有する従来のメディア再生装置に比べて、加算・減算・符号ビットの考慮が必要なくなることから時間情報の演算処理を削減することができる。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2にかかるメディア再生装置について、図1及び図2を用いて説明する。図2は図1における時間情報分割手段140と、時間情報管理テーブル150と、時間情報復元手段160に代えて、時間情報分割手段240と、時間情報管理テーブル250と、時間情報復元手段260を用いて構成されたメディア再生装置の要部を示す構成図であり、時間情報管理テーブル250は、上位時間情報データメモリ251と、下位ビットに識別情報を含んだ下位ビット時間情報データメモリ252とから構成されている。
次に本実施の形態2に係るメディア再生装置であるASF再生装置の動作について説明する。ASF入力から時間情報単位変換手段130間での処理は、実施の形態1と同一なのでここではその処理の説明については省略する。
ここで、格納する時間情報変換データのデータ長は38ビットで、下位ビット時間情報データメモリ252が32ビットの容量とし、上位ビット時間情報データメモリ251が6ビットの容量であるものとする。時間情報分割手段240は、下位ビット時間情報データメモリ252に時間情報変換データを下位ビットから32ビット格納し、格納できなかった6ビットの時間情報変換データは、一つ前に格納した上位ビット時間情報データと異なる場合にのみ、上位ビット時間情報データメモリ251に格納する。さらに、下位ビット時間情報データに対応する上位ビット時間情報データを判別する識別情報を、下位ビット時間情報データの下位ビット、例えば最下位のビットに上書きする。
最下位のビットにデータを上書きすることで、下位ビット時間情報データの一部が変更されることになるが、最後の1ビットが変更されたことによるPTSへの影響は極めて小さいものであり、MPEG2再生装置で使用していたPTSは45kHz単位である場合、一般的なTVでは1秒間に30フレーム描画であるため、1フレームあたりにはPTSは1500カウント程度となり、1500±1の変化による影響は1フレームあたりPTSのカウントとして1/1500程度のものであり、実用上全く問題のない範囲である。
このように下位ビット時間情報データに識別情報を上書きすることで、実施の形態1で示したように、時間情報データ以外の識別情報を記憶するための独立したメモリを別途必要としないものとすることができる。さらに、識別情報を時間情報変換データの精度に影響を与えにくい下位ビット時間情報データの下位ビットに書き込むことで、時間情報データの誤差を最小限に抑えることができる。また、上位ビット時間情報データは、一つ前に格納した上位ビット時間情報データと異なる場合にのみ、上位ビット時間情報データを上位ビット時間情報データメモリ251に格納することで、上位ビット時間情報データメモリは下位ビット時間情報データメモリ252に比べ、データを更新する頻度が少なくなる。そのため、上位ビット時間情報データメモリ251は、下位ビット時間情報データメモリ252の容量よりも少ない容量で構成することができる。
そして、時間情報復元手段260は、時間情報管理テーブル250が出力した下位ビット時間情報データの識別情報を基に、下位ビット時間情報データに対応する上位ビット時間情報データを読み出し、読み出した下位ビット時間情報データと上位ビット時間情報データとを結合し、復元時間情報データとして情報出力手段170に出力する。他の処理は実施の形態1と同一なので、ここでは省略する。
以下に例として、本実施の形態2に係わるASF再生装置と、従来のMPEG2再生装置との間でPTSの保存のために必要なメモリ容量を比較する。
ASFのPTSは1kHzでカウントされる値であり、32ビットのデータ長を持っており、MPEG2のPTSは45kHzでカウントされる値で、32ビットのデータ長を持っている。PTSは情報データの符号化の単位ごとに付与されているが、ここでは、PTSが情報データに対して1/30秒ごとに付与されているものとする。
情報出力手段170を変更せずに使用するためには、ASFのPTSを45KHzとして扱わなくてはならないため、
(2^32−1)×45=193273528275
より、ASFのPTSには38ビットのデータ長が必要となる。
従来のように、ASFのPTSをそのまま38ビットのデータとして保存すると必要なメモリ容量は1秒間あたり、
38 × 30 = 1140
より、1140ビットである。一方、本実施の形態2では上位ビット時間情報データメモリ容量を6ビット幅で2個分とし、下位ビット時間情報データメモリ容量が32ビット幅で30個分とすると、必要なメモリ容量は1秒間あたり、
(6×2) + (32× 30) = 972
より、972ビットである。
このように本実施の形態2では、時間情報分割手段240により時間情報データを更新頻度の少ない上位ビットと更新頻度の高い下位ビットの2つに分割して、上位ビット時間情報データメモリ251と、下位ビット時間情報データメモリ252にそれぞれ記憶させ、さらに上位ビットと下位ビットの時間情報データの対応を示す識別情報を下位ビット時間情報データメモリ252に記憶させるようにしたので、時間情報管理のために必要なメモリの容量を小さいものとできる。また、これにより、個別時間情報データ間の差分と一定の値との差を時間情報データとして保存し管理する従来の構成に比べて時間情報の演算処理を削減することができる。
また、識別情報を下位ビット時間情報データメモリ252に記憶させるようにしたので、時間情報管理テーブルを構成する上位ビット時間情報データメモリと、下位ビット時間情報データメモリを、3以上の個数に分割した場合の識別情報を記憶するメモリの容量を、図1に示した実施の形態1の構成に比べて小さいものとすることができ、また回路構成を簡略化することができる。
さらに、識別情報が時間情報変換データの精度に影響を与えにくい下位ビット時間情報データの下位ビットに書き込まれているため、時間情報データの誤差を最小限に抑えることができる。
本発明にかかるメディア再生装置では、映像、音響などの情報に付与された時間情報データを上位ビットと下位ビットに分割してメモリに保存することで、使用するメモリ量の増加を抑えることができ、装置の小型化、コストの低減、及び演算速度の向上に有用である。
本発明の実施の形態1に係るメディア再生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るメディア再生装置の要部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
110 総合情報分離手段
120 情報処理手段
130 時間情報単位変換手段
140 時間情報分割手段
150 時間情報管理テーブル
151 上位ビット時間情報データメモリ
152 下位ビット時間情報データメモリ
153 識別情報メモリ
160 時間情報復元手段
170 情報出力手段
240 時間情報保存手段
250 時間情報管理テーブル
251 上位ビット時間情報データメモリ
252 下位ビット時間情報データメモリ
260 時間情報復元手段

Claims (5)

  1. 情報データと該情報データを出力するタイミングを示す時間情報データを含んだ総合情報データを入力とし、前記時間情報データに基づくタイミングで前記情報データに所定の処理をして情報処理データとして出力するメディア再生装置であって、
    前記総合情報データを前記情報データと前記時間情報データとに分離して出力する総合情報分離手段と、
    前記情報データを入力し、所定の処理を施して前記情報処理済データを出力する情報処理手段と、
    前記時間情報データを入力とし、前記時間情報データの単位を所定の単位に変換し、時間情報単位変換データを出力する時間情報単位変換手段と、
    前記時間情報単位変換データを所定の方法でN個(Nは2以上の自然数)のビット時間情報データに分割する時間情報分割手段と、
    前記時間情報分割手段により分割されたビット時間情報データを時間情報管理テーブルに保存する時間情報保存手段と、
    前記時間情報保存手段を構成する時間情報管理テーブルに保存された前記ビット時間情報データを読み出して所定の処理を施し、分割されたビット時間情報データを結合した復元時間情報データとして出力する時間情報復元手段と、
    前記情報処理済データを、その出力タイミングを前記復元時間情報データに基づくタイミングに調整して出力する情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とするメディア再生装置。
  2. 請求項1記載のメディア再生装置において、
    前記時間情報単位変換手段は、前記時間情報データの単位を他の規格の単位に統一するように変換する、
    ことを特徴とするメディア再生装置。
  3. 請求項1記載のメディア再生装置において、
    前記時間情報分割手段は、所定の方法で前記時間情報データを二つに分割した上位ビット時間情報データと下位ビット時間情報データとを出力すると共に、前記下位ビット時間情報データと前記上位ビット時間情報データとの対応を示す識別情報を出力し、
    前記時間情報保存手段を構成する前記時間情報管理テーブルに、前記上位ビット時間情報データを保存する上位ビット時間情報データメモリと、前記下位ビット時間情報データを保存する下位ビット時間情報データメモリと、前記識別情報を保存する識別情報メモリとを有し、
    前記時間情報復元手段は、前記時間管理テーブルより読み出した前記上位ビット時間情報データと、前記下位ビット時間情報データを、前記識別情報に基づき結合して前記復元時間情報データとして出力する、
    ことを特徴とするメディア再生装置。
  4. 請求項3記載のメディア再生装置において、
    前記時間情報分割手段は、前記上位ビット時間情報データが時間的に一つ前に格納した上位ビット時間情報データと異なる場合に、該上位ビット時間情報データを前記上位ビット時間情報データメモリに格納し、この格納した上位ビット時間情報データと、これに対応する下位ビット時間情報データメモリとの対応を示す識別情報を前記識別情報メモリに格納する、
    ことを特徴とするメディア再生装置。
  5. 請求項4記載のメディア再生装置において、
    前記時間情報分割手段は、前記下位ビット時間情報データを前記下位ビット時間情報データメモリに保存し、前記下位ビット時間情報データメモリの下位ビットに相当する位置に前記識別情報を上書きして保存し、
    前記時間情報復元手段は、前記時間管理テーブルより読み出した前記下位ビット時間情報データに対応する上位ビット時間情報データを、前記識別情報を基にして読み出し、前記下位ビット時間情報データと上位ビット時間情報データとを結合して前記復元時間情報データとして出力する、
    ことを特徴とするメディア再生装置。
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