JP2005309072A - 可視光・赤外光撮影用アダプター - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の単一の撮影レンズ、可視光撮影用カメラ、赤外光撮影用カメラを使用して可視光と赤外光での撮影を同時に行えるようにすると共に撮影レンズとカメラとの間に装着される可視光・赤外光撮影用アダプターであって、撮影レンズを通過した被写体光を可視光領域と赤外光領域の被写体光に分割する色分解プリズムと共に、被写体光の結像位置までの光路長を長くするアダプターレンズを配置することによって撮影レンズとカメラとの間に不具合なく色分解プリズム等を配置できるようにした可視光・赤外光撮影用アダプターを提供する。
【解決手段】撮影レンズ10と、可視光撮影用カメラ14及び赤外光撮影用カメラ16との間にアダプターレンズALと色分解プリズムPを備えた可視光・赤外光撮影用アダプター18が装着される。
【選択図】 図1
【解決手段】撮影レンズ10と、可視光撮影用カメラ14及び赤外光撮影用カメラ16との間にアダプターレンズALと色分解プリズムPを備えた可視光・赤外光撮影用アダプター18が装着される。
【選択図】 図1
Description
本発明は可視光・赤外光撮影用アダプターに係り、特に既存のカメラと既存の撮影レンズを用いて可視光と赤外光による撮影を撮影条件を連動させて同時に行うことができる可視光・赤外光撮影用アダプターに関する。
夕刻や夜間等のように被写体が暗い場合でも被写体を明瞭に映すことができる赤外光による撮影と、カラー情報など被写体の映像情報を多く得ることができる可視光による撮影とを被写体距離(撮影距離)、画角などの撮影条件を連動させて同時に行うことができる撮影システムは、監視等の用途において好適である。
特許文献1には、撮影レンズに入射した被写体光をハーフミラーで分割し、一方の被写体光により可視光での撮影を行い、他方の被写体光により赤外光での撮影を行うようにした撮像装置が提案されている。これによれば、可視光での撮影と赤外光での撮影とを同一撮影条件で行うことができる。
特開2003−69865号公報
ところで、特許文献1の撮像装置は可視光と赤外光での撮影を行うための特殊な装置であり、また、可視光のみでの撮影に比べると可視光と赤外光の両方での撮影は特殊であるため、ユーザの要望に対応して様々な性能のものを提供するのは困難である。
一方、通常の可視光撮影用のカメラや撮影レンズには市販されている既存のものでも様々なものが提供されており、それらのカメラや撮影レンズを使用して上述のように可視光と赤外光での撮影を撮影条件を連動させて同時に行えるようにすることは、特に可視光での撮影を3板式カメラ等のように既存の高画質カメラで行いたいという要望等にも容易に対応できるため有意義である。
また、可視光と赤外光との撮影とを撮影条件を連動させて同時に行う場合、それぞれ別個のカメラと撮影レンズを使用してシステムを構築するよりも単一の撮影レンズを共用した方が、レンズ制御が容易であり、コトスも低減できるため好適である。
そこで、既存の撮影レンズで、かつ、単一の撮影レンズを共用して上述のような撮影システムを構築する方法としては、撮影レンズの後段において被写体光を可視光撮影用と赤外光撮影用に分割する光分割光学系を配置し、これによって分割した各被写体光によって可視光撮影用のカメラと赤外光撮影用のカメラとで可視光と赤外光の撮影を行えるようにすることが考えられる。
しかしながら、通常、カメラや撮影レンズは、それらを直接マウントで装着して使用するように光学設計されており、カメラと撮影レンズの間に不具合なくスペースを空けることは困難である。そのため、カメラと撮影レンズの間に被写体光を可視光撮影用と赤外光撮影用とに分割する光分割光学系を単純に配置することはできないという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、既存のカメラや撮影レンズを用いて可視光と赤外光での撮影を撮影条件を連動させて同時に行うことができる可視光・赤外光撮影用アダプターを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の可視光・赤外光撮影用アダプターは、撮影レンズを通過した被写体光を光分割光学系により可視光撮影用の被写体光と赤外光撮影用の被写体光に分割し、前記可視光撮影用の被写体光により結像された像を可視光撮影用カメラの撮像手段により撮像し、前記赤外光撮影用の被写体光により結像された像を赤外光撮影用カメラの撮像手段により撮像する撮影システムに適用される可視光・赤外光撮影システム用アダプターであって、前記撮影レンズを通過した被写体光の結像位置までの光路長を長くするアダプターレンズを備え、前記撮影レンズよりも後段の位置に着脱可能に装着されることを特徴としている。
本発明によれば、カメラと撮影レンズの間に可視光・赤外光撮影用アダプターを装着することによって撮影レンズを通過した被写体光の結像位置までの光路長を長くすることができる。即ち、撮影レンズのバックフォーカスを長くすることができる。そのため、既存のカメラや撮影レンズを使用する場合であってもそれらの間に被写体光を可視光撮影用と赤外光撮影用に分割する光分割光学系を不具合なく配置することができるようになる。
請求項2に記載の可視光・赤外光撮影システム用アダプターは、請求項1に記載の発明において、前記アダプターレンズは、前記撮影レンズの焦点距離を変更することを特徴としている。本発明では、アダプターレンズは、単に結像位置までの光路長を長くするだけでなく、撮影レンズの焦点距離を変更する作用も有するため、目的に合わせて画角を変えることができる。また監視用途などにおいては拡大撮影が可能となり効果的である。
請求項3に記載の可視光・赤外光撮影用アダプターは、請求項1又は2に記載の発明において、前記アダプターレンズと前記光分割光学系を備えたことを特徴としている。可視光・赤外光撮影用アダプターにはアダプターレンズと共に光分割光学系を搭載することによって撮影システム全体の構成が簡素化される。
請求項4に記載の可視光・赤外光撮影用アダプターは、請求項3に記載の発明において、前記撮影レンズ、前記可視光撮影用カメラ、及び、前記赤外光撮影用カメラに着脱可能に装着するためのマウントを備えたことを特徴としている。これによれば、本発明の可視光・赤外光撮影用アダプターを使用することによって撮影レンズ、可視光撮影用カメラ、赤外撮影用カメラの全てに既存のものを使用して可視光と赤外光での撮影を撮影条件を連動させて同時に行う撮影システムを構築することができる。
本発明に係る可視光・赤外光撮影用アダプターによれば、既存のカメラ、撮影レンズを用いて可視光と赤外光での撮影を不具合なく行うことができるようになる。
以下、添付図面に従って本発明に係る可視光・赤外光撮影用アダプターの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明に係る可視光・赤外光撮影用アダプターを使用した可視光・赤外光撮影システムの全体構成を示した図である。監視等の用途で使用される同図の撮影システムは可視光と赤外光(近赤外光)での撮影を被写体距離、画角等の撮影条件を連動(一致)させて同時に行えるようにしたシステムである。同図に示すように本撮影システムは、光学系(撮影レンズ)10と制御系12とから構成されるレンズ装置と、可視光の波長領域(可視光領域)の被写体光により被写体を撮像する撮像素子(例えばCCD)DAを搭載した可視光撮影用カメラ14と、赤外光(近赤外)の波長領域(赤外光領域)の被写体光により被写体を撮像する撮像素子(CCD)DBを搭載した赤外光撮影用カメラ16と、本発明に係る可視光・赤外光撮影用アダプター18(以下、単にアダプター18という)とから構成されている。
光学系10と制御系12とから構成されているレンズ装置、可視光撮影用カメラ14、及び、赤外光撮影用カメラ16は、本撮影システムを構築するために製造されたものでなくてもよく、例えば、監視用、テレビ放送用、民生用など現在市販されている既存のものが使用されている。
アダプター18は、詳細は後述するが被写体光を可視光撮影用の被写体光と赤外光撮影用の被写体光に分割するための光分割光学系を備えており、単一の撮影レンズを使用して可視光と赤外光での撮影を行えるようにするものである。尚、本撮影システムのように可視光と赤外光での撮影に単一の撮影レンズを共用することによって被写体距離や画角などの撮影条件を可視光撮影と赤外光撮影とで同一又は連動させることができる。このアダプター18は、撮影レンズ10と可視光撮影用カメラ14の間に着脱可能に装着できるようになっており、アダプター18の鏡胴の前部には可視光撮影用カメラ14や赤外光撮影用カメラ16に設けられているものと同一のレンズ装着用のマウント18Aが設けられ、鏡胴の後部及び側部には撮影レンズ10の鏡胴の後部に設けられているものと同一のマウント18B、18Cが設けられている。従って、撮影レンズ10の後部のマウント10Aとアダプター18の前部のマウント18Aとを接合し、アダプター18の後部のマウント18Bと可視光撮影用カメラ14のマウント14Aとを接合することによって撮影レンズ10がアダプター18を介して可視光撮影用カメラ14に装着されるようになっている。また、アダプター18の側部のマウント18Cと赤外光撮影用カメラ16のマウント16Aとを接合することによって撮影レンズ10、アダプター18、可視光撮影用カメラ14、赤外光用カメラ16が一体的に装着されるようになっている。
撮影レンズ10は、例えば可視光撮影用の既存の撮影レンズであり、撮影レンズ10には、光軸Oに沿って対物側から順にフォーカスレンズ(群)FL、ズームレンズ(群)ZL、絞り(絞り機構)I、リレーレンズ(群)RL等が配置されている。フォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞りIは、制御系12の制御によって各モータFM、ZM、IMによって電動で駆動されるようになっている。詳細な説明は省略するが、制御系12に配置された制御回路20には、コントローラ等からフォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞りIの位置や速度に関する指令信号が与えられると共に、各位置センサFP、ZP、IPからフォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞りIの現在位置を示す位置信号が与えられており、制御回路20はこれらの信号に基づいて各モータFM、ZM、IMを駆動して、フォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞りIの位置や速度を制御している。
フォーカスレンズFLは、モータFMによって光軸O方向に前後動するようになっており、これによってフォーカスレンズFLの位置が変わるとピントが合う被写体までの距離(被写体距離)が変更される。ズームレンズZLも、モータZMによって光軸O方向に前後動するようになっており、ズームレンズZLの位置が変わると撮影レンズ10の焦点距離が変更される。絞りIは、モータIMによって開閉動作するようになっており、絞りIの位置(開閉度)が変わると像の明るさが変更される。尚、撮影レンズ10の制御は任意の手段によるものでよく、例えば、フォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞りIを電動ではなく手動で操作するものであってもよい。
リレーレンズRLは、被写体光を結像するレンズ群であり、その一部に配置されたトラッキング調整(フランジバック調整)用のトラッキングレンズ(群)TLが光軸O方向に前後動するようになっている。トラッキングレンズTLは、例えば撮影開始前などにトラッキング調整を行う際に手動で操作される。
撮影レンズ10に入射した被写体光は、上述のフォーカスレンズFL、ズームレンズZL、絞り、リレーレンズを順に通過してアダプター18に入射する。
アダプター18には、アダプターレンズ(群)ALと光分割光学として色分解プリズムPが配置されている。アダプターレンズALの構成、作用については後述するものとし、色分解プリズムPについて説明すると、色分解プリズムPは、撮影レンズ10を通過してアダプター18に入射した被写体光を、ミラー面PMで可視光領域の被写体光と近赤外光領域の被写体光とに分光する。可視光領域の被写体光は、ミラー面PMを透過して光軸O方向にそのまま進行する。一方、赤外光領域の被写体光は、ミラー面PMで反射して光軸Oに対してほぼ直角する光軸O′方向に進行する。
図2に色分解プリズムPの波長特性の一例を示しておく。同図に示すように約700nmを境にそれより短波長側にある可視光領域の被写体光は約90パーセント前後の透過率で色分解プリズムPを透過し、約700nmより長波長側にある赤外光領域の被写体光は約90パーセントを超える反射率で色分解プリズムPで反射する。
尚、上記色分解プリズムPの代わりにダイクロイックミラーやハーフミラーを用いて被写体光を可視光領域の被写体光と赤外光領域の被写体光と分割するようにしてもよい。ただし、波長領域によって被写体光を分割する色分解プリズムやダイクロイックミラーと異なり、波長領域に関係なく光を分割するハーフミラーのような光分割手段を用いた場合には分割後における被写体光から不要な波長領域の光をフィルタによって除去することが望ましい。
上記のように色分解プリズムPによって分割されて光軸O方向に進行した可視光領域の被写体光は、アダプター18から可視光撮影用カメラ14に入射する。可視光撮影用カメラ14には、撮像素子DAが配置されており、可視光撮影用カメラ14に入射した可視光領域の被写体光はその撮像素子DAの撮像面に結像される。可視光撮影用カメラ14には所要の信号処理回路が搭載されており、撮像素子DAから光電変換されて出力された信号はその信号処理回路によって映像信号に変換され外部機器等に出力される。これによって可視光で撮影された被写体の映像が得られる。尚、可視光撮影用カメラ14は、カラー映像を撮影するものであってもよいし、白黒映像を撮影するものであってもよく、また、カラー映像用の場合に、カラー映像用の1つの撮像素子のみを搭載した単板式のものであってもよいし、例えばR、G、Bごとの撮像素子を搭載した3板式のもの(又はそれ以上の撮像素子を有するもの)であってもよい。例えば3板式カメラの場合、カメラ内には入射した被写体光をR、G、Bの各色の光に分解する3色分解プリズムが配置され、それによって分解された各色の被写体光が各色用の撮像素子に入射するようになっている。
一方、上記のように色分解プリズムPによって分割されて光軸O′方向に進行した赤外光領域の被写体光は、アダプター18から赤外光撮影用カメラ16に入射する。赤外光撮影用カメラ16には、撮像素子DBが配置されており、赤外光撮影用カメラ16に入射した赤外光領域の被写体光はその撮像素子DBの撮像面に結像される。可視光撮影用カメラ14と同様に赤外光撮影用カメラ16には所要の信号処理回路が搭載されており、撮像素子DBから光電変換されて出力された信号はその信号処理回路によって映像信号に変換され外部機器等に出力される。これによって赤外光で撮影された被写体の映像が得られる。
このようにして可視光撮影用カメラ14と赤外光撮影用カメラ16とで可視光の映像と赤外光の映像とを同時に取得することができると共に、これらの映像は共通の撮影レンズ10を通過した被写体光によるものであるため、被写体距離や画角が連動すると共に被写体距離や画角が略一致している。
尚、本撮影システムでは、アダプター18の後部に可視光撮影用カメラ14を装着し、アダプター18の側部に赤外光撮影用カメラ16を装着するようにしたが、可視光撮影用カメラ14と赤外光撮影用カメラ16のアダプター18に対する装着位置が反対となるようにしてもよい。
次に上記アダプター18のアダプターレンズALについて説明する。市販のレンズ装置(撮影レンズ10)や可視光撮影用カメラ14は、通常、撮影レンズ10を可視光撮影用カメラ14に直接装着して使用するように設計されており、バックフォーカスやフランジバックなどの距離で表される位置に決められている(例えば2/3型3板式カメラではフランジバックは48.0mm)。このため撮影レンズ10のバックフォーカスBF10(図3参照)は可視光撮影用カメラ14が取付け可能な光路長のみ確保されている。このために、バックフォーカスBF10の光路長内で、例えば色分解プリズムPと市販の3板式可視光撮影用カメラを配置することは不可能である。
そこで、撮影レンズ10から入射した被写体光の結像面の位置をアダプター18を挿入することにより、光路長を長くする(バックフォーカスBF18(図3参照)を長くする)ことによって、被写体光を可視光撮影用カメラ14の結像面位置(撮像素子DA)と赤外光撮影用カメラ16の結像面位置(撮像素子DB)に導くアダプターレンズALが配置されている。
図4は、アダプターレンズALの構成の一例を示した構成図である。同図に示すようにアダプターレンズALは、凹レンズL1と凸レンズL2によって構成されている。同図において光線B1、B2は、同一物点から出射されて撮影レンズ10からアダプター18に入射した被写体光の光線を示し、アダプターレンズALがない場合にはそれらの光線B1、B2は、点線B1′、B2′で示すように撮影レンズ10で予定している結像面X′の位置で像を結ぶものとする。
これに対して、アダプター18にアダプターレンズALを配置した場合、撮影レンズ10からアダプター18に入射した被写体光の光線B1、B2は、まず、凹レンズL1により発散の作用を受ける。そして次に、凸レンズL2により集光の作用を受ける。これにより、光線B1、B2は結像面X′よりも光路長が長い結像面Xの位置で像を結ぶことになる。
このように撮影レンズ10で予定している結像面X′の位置までの距離をアダプターレンズALで結像面Xの位置まで長くすることによってその結像面Xの位置と可視光撮影用カメラ14の撮像素子DAの撮像面の位置とを一致させることができ、撮影レンズ10と可視光撮影用カメラ14との間にアダプター18を不具合なく配置することができるようになっている。
また、可視光撮影用カメラ14だけでなく赤外光撮影用カメラ16においてもその撮像素子DBの撮像面と、赤外光領域の被写体光の結像面の位置とがアダプターレンズALによって一致するようになっている。
尚、可視光と赤外光とでは撮影レンズ10等の光学特性が相違する。可視光領域の被写体光の結像位置は、例えば、トラッキングレンズTLによって微調整して正確に可視光撮影用カメラ14の撮像素子DAの撮像面に一致させることができるが、赤外光領域の被写体光の結像位置はフォーカスレンズFLやズームレンズZLの位置によって赤外光撮影用カメラ16の撮像素子16の撮像面からずれる場合がある。これによって可視光での撮影と赤外光での撮影とで被写体距離が相違することが問題になる場合には、赤外光領域の被写体光の光路(光軸O′上)にそれを補正するレンズ群を配置するようにしてもよい。
また、アダプターレンズALは、上述のように撮影レンズ10を通過した被写体光の結像位置までの光路長を単に長くする特性だけでなく、横倍率を変更する特性を持たせることも可能である。即ち、撮影レンズ10の焦点距離をアダプターレンズ10によって変更することができる。例えば、撮影レンズ10の横倍率を変更しない場合、アダプターレンズALによって撮影レンズ10の主点の位置のみを変更し焦点距離を変更しないようにする。これに対して、撮影レンズ10の横倍率を変更する場合にはアダプターレンズALによって焦点距離を変更し、それに応じて結像位置が撮像素子DA、DBの撮像面と一致するように撮影レンズ10の主点の位置を変更する。このようなアダプターレンズAFの特性は、凹レンズL1や凸レンズL2の特性(焦点距離等)やそれらの配置間隔等によって任意に設定することができる。
以上、上記実施の形態では、アダプター18にはアダプターレンズALと光分割光学系である色分解プリズムPを配置したが、アダプター18にはアダプターレンズALのみを配置し、光分割光学系は別体のものとしてもよい。また、アダプター18は、アダプターレンズAL、光分割光学系と共に例えば赤外光撮影用カメラ16(又は可視光撮影用カメラ14)と一体のものとしてもよい。
10…光学系(撮影レンズ)、12…制御系、14…可視光撮影用カメラ、16…赤外光撮影用カメラ、18…可視光・赤外光撮影用アダプター(アダプター)、FL…フォーカスレンズ(群)、ZL…ズームレンズ(群)、I…絞り、RL…リレーレンズ、AL…アダプターレンズ(群)、P…色分解プリズム、PM…ミラー面、DA、DB…撮像素子
Claims (4)
- 撮影レンズを通過した被写体光を光分割光学系により可視光撮影用の被写体光と赤外光撮影用の被写体光に分割し、前記可視光撮影用の被写体光により結像された像を可視光撮影用カメラの撮像手段により撮像し、前記赤外光撮影用の被写体光により結像された像を赤外光撮影用カメラの撮像手段により撮像する撮影システムに適用される可視光・赤外光撮影システム用アダプターであって、
前記撮影レンズを通過した被写体光の結像位置までの光路長を長くするアダプターレンズを備え、前記撮影レンズよりも後段の位置に着脱可能に装着されることを特徴とする可視光・赤外光撮影用アダプター。 - 前記アダプターレンズは、前記撮影レンズの焦点距離を変更することを特徴とする請求項1の可視光・赤外光撮影用アダプター。
- 前記アダプターレンズと前記光分割光学系を備えたことを特徴とする請求項1又は2の可視光・赤外光撮影用アダプター。
- 前記撮影レンズ、前記可視光撮影用カメラ、及び、前記赤外光撮影用カメラに着脱可能に装着するためのマウントを備えたことを特徴とする請求項3の可視光・赤外光撮影用アダプター。
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