JP2005308598A - 歩行誘導システム及び歩行誘導方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来は、GPSを利用しているため、人工衛星の電波が届かない駅構内や地下街などでは正確な道案内ができず、また、盲人を誘導するためには、盲人の向いている方向を知る必要があるが、静止した状態での盲人の向きまでは知ることができない。
【解決手段】 盲人10が装着するヘッドセット20に取り付けられた2つの送信機から、それぞれ2つの送信機の識別情報などを含む電波が同時に自動送信される。送信された2つの電波は、駅構内に設置された送受信機3A〜3Cで受信され、その受信信号が駅コンピュータ5に供給される。駅コンピュータ5は、この受信信号に基づき、盲人10の現在位置を算出すると共に、頭が向いている方向を算出する。更に、駅コンピュータ5は受信音声信号から目的場所を知り、現在位置及び向きから目的場所までのルートを割り出した後、目的場所までの音声案内を送受信機3Aを介して盲人10へ送信して開始する。
【選択図】 図1
【解決手段】 盲人10が装着するヘッドセット20に取り付けられた2つの送信機から、それぞれ2つの送信機の識別情報などを含む電波が同時に自動送信される。送信された2つの電波は、駅構内に設置された送受信機3A〜3Cで受信され、その受信信号が駅コンピュータ5に供給される。駅コンピュータ5は、この受信信号に基づき、盲人10の現在位置を算出すると共に、頭が向いている方向を算出する。更に、駅コンピュータ5は受信音声信号から目的場所を知り、現在位置及び向きから目的場所までのルートを割り出した後、目的場所までの音声案内を送受信機3Aを介して盲人10へ送信して開始する。
【選択図】 図1
Description
本発明は歩行誘導システム及び歩行誘導方法に係り、特に駅構内や公共施設内等限られたエリアで、目の不自由な人を安全に目的の場所に案内する歩行誘導システム及び歩行誘導方法に関する。
人間の知覚器官で最も多くの情報を得られるのは視覚であり、現状場所及び道案内の標識は全て視覚によって読みとり認知させるシステムとなっている。ところが、視覚が無い盲人は、道案内の標識等の情報を視覚によって読みとる事ができないため、盲人が見知らぬ場所で歩行する場合は、人や盲導犬等の介助や杖無しでは、非常に困難である。
そこで、従来より、歩行する盲人を音声案内にて目的地まで誘導する盲人用歩行誘導システムが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。特許文献1記載の従来の盲人用歩行誘導システムでは、全地球測位システム(GPS)を構成する人工衛星からのGPS信号を受信して盲人の現在位置情報を取得するGPS部と、目的地を設定するリモコン操作部と、GPS部で検出された現在位置及び設定された目的地を記憶中の地図データから検索し、更にこの検索された現在位置及び目的地間の経路を地図データから検索するナビゲーション部と、この検索された経路を、盲人が装着しているヘッドホン部を介して当該盲人に音声案内する音声合成部とを有する構成である。
また、特許文献2記載の従来の盲人用歩行誘導システムでは、盲人が所有する携帯送受信機で無線基地局を介して本部のオペレータに電話して目的地情報を伝え、これにより本部のオペレータが端末装置に目的地情報を入力すると、端末装置が目的地情報と無線基地局の所在地情報と地図データベースとに基づき、盲人がエリア内に在圏する無線基地局の位置から目的地までの道案内情報を算出して、音声で盲人に伝えることで盲人を道案内する構成である。
しかるに、上記の特許文献1記載の従来の盲人用歩行誘導システムでは、GPSを利用しているため、人工衛星の電波が届かない駅構内や地下街などでは現在位置情報を取得することができず、正確な道案内ができないという問題がある。
また、上記の特許文献2記載の従来の盲人用歩行誘導システムでは、人工衛星からのGPS信号ではなく、無線基地局の位置情報に基づき、盲人の現在位置情報を検出しているので、駅構内や地下街でも無線基地局が存在する限りは道案内が可能である。しかしながら、盲人を誘導するためには、盲人の向いている方向から前方、後方、右、左と誘導する必要があるが、そのために静止している状態での向きを知る必要がある。向きを知る方法として、人工衛星を使ったGPSにより真北を知る方法がある。
しかるに、特許文献1及び2記載の従来のシステムでは、盲人が動いている時には前の位置と後の位置を知ることにより進行方向が算出可能であるが、静止した状態での盲人の向きまでは知ることができず、よって正確な道案内が困難なことがある。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、利用者の頭の向きを検出することにより、利用者が一旦静止しても、利用者の行きたい場所へ音声で正確に案内し得る歩行誘導システム及び歩行誘導方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の歩行誘導システムは、利用者の一方の耳を覆って受信音声を発音すると共に、利用者の個人ID及び第1の識別情報を定期的に送信する送受信機と、利用者の他方の耳を覆って利用者の個人ID及び第2の識別情報を定期的に送信する送信機と、利用者が音声で入力した目的地の音声情報を送受信機又は送信機を介して送信させる音声入力手段とを備えた、利用者に装着されるヘッドセットと、利用者の個人IDが登録されており、受信入力された個人IDと登録された個人IDとの認証機能を備えた第1のコンピュータと、誘導すべき地域に設置されており、それぞれ受信機能を有すると共に、少なくとも一台は音声送信機能を併せ有する全部で複数の受信機と、複数の受信機により受信された信号を入力として受け、受信した個人IDは第1のコンピュータへ供給して認証させ、認証が成功したときに限り、複数の受信機により受信された信号に基づき、利用者の現在位置と利用者が向いている方向とを逐次算出し、その算出結果と受信された信号中の誘導すべき地域内の目的地の音声情報とに基づき、利用者の目的地までのルートを検索し、検索したルートの道案内を示す音声メッセージを生成して複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して利用者へ送信させる第2のコンピュータとを有し、誘導すべき地域内を歩行する利用者に対して、音声により目的地まで誘導することを特徴とする。
この発明では、利用者の一方の耳を覆う送受信機と、利用者の他方の耳を覆う送信機とから、利用者の個人ID及び送受信機を識別する第1の識別情報と送信機を識別する第2の識別情報とをそれぞれ定期的に送信し、これを利用者が誘導すべき地域内の設置された複数の受信機で受信させて、第2のコンピュータにより利用者の現在位置と向いている方向を逐次算出させ、更にその算出結果と利用者からの目的地の情報とに基づき利用者の目的地までのルートを逐次検索させて、目的地までの道案内を示す音声メッセージを生成させて、音声送信機能を有する受信機から上記の送受信機へ送信するようにしたため、誘導すべき地域が、駅構内や公共施設などの建物内のように人工衛星の電波が届かない地域であっても、利用者に対して、目的地までのルートを音声メッセージで案内することができ、また、利用者が静止している状態のときでも利用者が向いている方向を識別することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の歩行誘導システムは、第2のコンピュータが、複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の受信時刻を示す情報と複数の受信機の設置位置情報とに基づいて、利用者の現在位置を算出し、複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の第1及び第2の識別情報の各受信時刻と、複数の受信機の各設置位置情報とに基づいて、利用者の向いている方向を算出することを特徴とする。この発明では、第2のコンピュータにより利用者の現在位置と向いている方向を算出することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の歩行誘導システムは、ハンドセットを、目的地の変更及び歩行誘導開始要求のためのスイッチを有しており、音声により目的地までの誘導中に、利用者によりスイッチが操作されたときには、ヘッドセットの送受信機又は送信機から目的地の変更要求を送信する構成とし、第2のコンピュータを複数の受信機から目的地の変更要求の受信信号が入力されたときには、新たな目的地を尋ねる音声メッセージを生成して複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して利用者へ送信させ、利用者から新たな目的地の音声入力があったときには、利用者の新たな目的地までのルートを検索し、検索したルートの道案内を示す音声メッセージを新たに生成して複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して利用者へ送信させることを特徴とする。この発明では、目的地の変更要求があったときにも、新たな目的地までのルートを検索することができ、検索した新たなルートの道案内を音声メッセージで行うことができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の歩行誘導方法は、利用者の一方の耳を覆って受信音声を発音する送受信機と、利用者の他方の耳を覆う送信機と、利用者が音声で入力した目的地の音声情報を送受信機又は送信機を介して送信させる音声入力手段とを備えた、利用者に装着されるヘッドセットを用いて、送受信機から利用者の個人ID及び第1の識別情報を定期的に送信すると共に、送信機から利用者の個人ID及び第2の識別情報を定期的に送信する第1のステップと、誘導すべき地域に設置されており、それぞれ受信機能を有すると共に、少なくとも一台は音声送信機能を併せ有する全部で複数の受信機により、それぞれ受信された個人IDと第1及び第2の識別情報のうち、受信された個人IDと登録されている個人IDとの認証を行う第2のステップと、第2のステップにより認証が成功したときには、複数の受信機により受信された信号に基づき、利用者の現在位置と利用者が向いている方向とを逐次算出し、その算出結果と受信された信号中の誘導すべき地域内の目的地の音声情報とに基づき、利用者の目的地までのルートを検索する第3のステップと、検索したルートの道案内を示す音声メッセージを生成して複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して利用者へ送信させる第4のステップとを含み、誘導すべき地域内を歩行する利用者に対して、利用者が目的地に到着するまで、第3及び第4のステップの処理を繰り返し、音声により目的地まで誘導することを特徴とする。
この発明では、利用者の一方の耳を覆う送受信機と、利用者の他方の耳を覆う送信機とから、利用者の個人ID及び送受信機を識別する第1の識別情報と送信機を識別する第2の識別情報とをそれぞれ定期的に送信し、これを利用者が誘導すべき地域内の設置された複数の受信機で受信させて、利用者の現在位置と向いている方向を逐次算出させ、更にその算出結果と利用者からの目的地の情報とに基づき利用者の目的地までのルートを逐次検索させて、目的地までの道案内を示す音声メッセージを生成させて、音声送信機能を有する受信機から上記の送受信機へ送信するようにしたため、誘導すべき地域が、駅構内や公共施設などの建物内のように人工衛星の電波が届かない地域であっても、利用者に対して、目的地までのルートを音声メッセージで案内することができ、また、利用者が静止している状態のときでも利用者が向いている方向を識別することができる。
また、上記の目的を達成するため、本発明の歩行誘導方法は、上記の第3のステップを、複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の受信時刻を示す情報と複数の受信機の設置位置情報とに基づいて、利用者の現在位置を算出し、複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の第1及び第2の識別情報の各受信時刻と、複数の受信機の各設置位置情報とに基づいて、利用者の向いている方向を算出することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、本発明の歩行誘導方法は、ハンドセットを、目的地の変更及び歩行誘導開始要求のためのスイッチを有しており、音声により目的地までの誘導中に、利用者によりスイッチが操作されたときには、ヘッドセットの送受信機又は送信機から目的地の変更要求を送信する構成とし、更に複数の受信機から目的地の変更要求の受信信号が入力されたときには、新たな目的地を尋ねる音声メッセージを生成して複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して利用者へ送信させる第5のステップと、利用者から新たな目的地の音声入力があったときには、利用者の新たな目的地までのルートを検索し、検索したルートの道案内を示す音声メッセージを新たに生成して複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して利用者へ送信させる第6のステップとを更に含むことを特徴とする。この発明では、目的地の変更要求があったときにも、新たな目的地までのルートを検索することができ、検索した新たなルートの道案内を音声メッセージで行うことができる。
本発明によれば、利用者の一方の耳を覆う送受信機と、利用者の他方の耳を覆う送信機とから、利用者の個人ID及び送受信機を識別する第1の識別情報と送信機を識別する第2の識別情報とをそれぞれ定期的に送信し、これを利用者が誘導すべき地域内の設置された複数の受信機で受信させて、第2のコンピュータにより利用者の現在位置と向いている方向を逐次算出させ、更にその算出結果と利用者からの目的地の情報とに基づき利用者の目的地までのルートを逐次検索させて、目的地までの道案内を示す音声メッセージを生成させて、音声送信機能を有する受信機から上記の送受信機へ送信することにより、誘導すべき地域が、駅構内や公共施設などの建物内のように人工衛星の電波が届かない地域であっても、利用者に対して、目的地までのルートを音声メッセージで案内することができ、また、利用者が静止している状態のときでも利用者が向いている方向を識別することができるため、人工衛星の電波や移動通信システムの無線基地局を用いなくても、利用者の行きたい場所への歩行誘導(道案内)が、音声案内にて正確にできる。
また、本発明によれば、目的地の変更要求があったときにも、新たな目的地までのルートを検索することができ、検索した新たなルートの道案内を音声メッセージで行うことができるため、変更した目的地へも正確に歩行誘導ができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる歩行誘導システムの一実施の形態の概略システム構成図を示す。同図に示す実施の形態は、駅構内に設けた例であり、利用者(盲人)10が自分の頭に装着する、音声送受信機が組み込まれたヘッドセット20と、ヘッドセット20から発信されたID番号情報を含む電波を受信する送受信機(TR)3A、3B及び3Cと、システム全体を統括的に制御する中央コンピュータ4と、中央コンピュータ4及び送受信機(TR)3A、3B及び3Cにローカル・エリア・ネットワーク(LAN)接続された駅コンピュータ5とよりなる。
送受信機3Aは駅構内のA地点に固定設置されており、送受信機3Bは駅構内のB地点に固定設置されており、送受信機3Cは駅構内のC地点に固定設置されており、それぞれは互いにLAN接続されており、その受信信号を駅コンピュータ5に伝送し、また、そのうち利用者(盲人)10に最も近い位置に設置されている送受信機が利用者(盲人)10に対して音声メッセージを送信する。中央コンピュータ4は利用者(盲人)10のIDを予め登録している。また、中央コンピュータ4は、例えば、全国に一台で運用管理局に設置される。中央コンピュータ4は全国からオンラインで個人IDが問い合わされて、予め登録されたデータとの照合を行い、問い合わせ元に回答する。
ここで、中央コンピュータ4による利用者(盲人)10のID情報の登録方法について、図2と共に説明する。利用者(盲人)10は、このシステムの利用に先立ち、予め自分の氏名、年齢、住所、電話番号、緊急連絡先等の利用者情報8を、このシステムの事業提供者に登録申請する。これにより、事業提供者からIDが発行され、中央コンピュータ4のデータベースにその利用者情報8に対応付けてIDが登録される。中央コンピュータ4のデータベースにIDの登録が完了すると、そのIDの登録完了通知及びヘッドセットの送付が申請人である利用者(盲人)10に行われる。これにより、利用者(盲人)10によるこの歩行誘導システムの利用が可能になる。
次に、利用者(盲人)10が自分の頭に装着する上記のヘッドセット20の構成について、図3と共に説明する。図3(A)、(B)に示すように、ヘッドセット20は、送受信機21と送信機22とが人間の頭の間隔程度離間するように、湾曲した接続部材23で接続されると共に、送受信機21の一端子がマイク24に接続部材25を介して接続され、更に、送受信機21の電源端子がアクセスボタン(スイッチ)27を有するバッテリ26に接続線28により接続されている。バッテリ26は送受信機21、送信機22及びマイク24へ電源を供給する。
ヘッドセット20を利用者(盲人)の頭に装着すると、利用者(盲人)の一方の耳(例えば、右耳)が送受信機21で覆われると共に、他方の耳(例えば、左耳)が送信機22で覆われ、また、利用者(盲人)の口に近接離間した位置にマイク24が位置する。送受信機21は、受信した音声信号を音声に変換して覆っている耳に向けて発音するスピーカを有する。また、このときバッテリ26は、例えばベルトで利用者(盲人)の腰に装着できるようになされている。本実施の形態では、ヘッドセット20の左右に設けた送受信機21と送信機22の位置を検出することにより、利用者(盲人)の頭の向きを知るようにしたものである。
なお、人間の頭の前後間隔は約20cmであり、また、左右の耳の位置間隔は約15cm程度であることから、この間隔を駅の送受信機3A〜3C側で解析するには、ミリ波帯(30GHz帯)の電波を使用する必要がある。ミリ波は直進性が良く、障害物による減衰が激しいため、20m〜50m間隔で送受信機3A〜3Cが柱等の陰にならない位置に取り付けられる(従って、実際には送受信機の数は3A〜3Cの3つではなく、それ以上となることがある。)。ミリ波の特性として、位置の分解能精度は高いため、数cmの差まで読み取ることが可能となる。
本実施の形態は、上記の2つの送信機(送受信機21及び送信機22)と、複数の送受信機3A〜3Cによる利用者(盲人)10の位置及び向きの検出技術と、駅コンピュータ5によるリアルタイム処理技術及び音声認識及び音声合成技術と、駅等限定エリアのマッピング処理技術とを用いて、利用者(盲人)10を正確に目的地まで、音声により歩行誘導するものである。
次に、本実施の形態の動作について、図4のフローチャート等と共に説明する。図1に示すように、ヘッドセット20を装着した利用者(盲人)10が駅の近く(送受信機3A、3B及び3Cに電波が届く範囲内)に来て、図3に示したアクセスボタン27を押してオンとすると、ヘッドセット20に取り付けられた2つの送信機(送受信機21及び送信機22)から、それぞれ利用者(盲人)10のIDや、送受信機21及び送信機22のどちら側からの送信電波であるかの識別情報などを含む電波が同時に自動送信される(図1のI、図4のステップS1)。
送信された2つの電波は、図1にIIで示すように、駅構内において互いに異なる既知の位置に設置された送受信機3A、3B及び3Cで受信され、その受信信号が駅コンピュータ5に供給される。駅コンピュータ5は、図1にIIIで示すように、入力された受信信号から利用者ID確認、及び利用者(盲人)10の向いている方向及び位置を割り出すと共に、III'で示すように、受け取ったIDを中央コンピュータに照会する(図4のステップS2)。
ここで、上記の駅コンピュータ5による利用者(盲人)10の現在位置の検出方法について、図5と共に更に詳細に説明する。駅コンピュータ5は、送受信機21及び送信機22からの送信電波を同時に、A地点、B地点及びC地点で別々に受信する送受信機3A、3B及び3Cの各受信信号に基づき、図5(A)に示すように、その受信時間ta、tb、tcと音速vsとからヘッドセット20(利用者(盲人)10)から送受信機3A、3B及び3Cまでの距離la、lb及びlcを算出する。
なお、送信電波の送信時刻をID情報と共に一緒に送信し、駅コンピュータ5に供給される受信信号には受信時刻情報を含むようにしてもよいし、3つの受信信号の相対時間差から受信時間を求めることも可能である。また、一つの送受信機が受信する電波は2つあるが、それらの受信時間の平均値を受信時間としてもよいし、予め定めた一方の電波の受信時間を受信時間としてもよい。
続いて、駅コンピュータ5は、送受信機3A、3B及び3Cの設置位置が既知であるので、図5(B)に示すように、A地点を中心とする半径laの円弧、B地点を中心とする半径lbの円弧、及びC地点を中心とする半径lcの円弧がそれぞれ交わる交点Pをヘッドセット20、すなわち、利用者(盲人)10の位置であるとして算出する。
次に、上記の駅コンピュータ5による利用者(盲人)10が向いている方向の検出方法について、図6と共に更に詳細に説明する。図6(A)に示すように、送受信機21がある方が利用者(盲人)10の右耳とするように予め定めておくものとすると、送受信機21を右、送信機22を左とするのが、利用者(盲人)10の前方向(進行方向)であることが分かる。
そこで、送受信機21及び送信機22は、その送信電波中に自己の識別情報を含めて送信することにより、駅コンピュータ5は、送受信機3A、3B及び3Cの各々で受信された2つの電波のうち、送受信機21からの電波と送信機22からの電波のどちらがどれだけ早く受信されたかを検出することにより、送受信機21と送信機22がどちらを向いているかが分かる。
例えば、図6(B)の場合は、送受信機3Aでは送受信機21からの電波の方が送信機22からの電波よりも早く受信され、送受信機3Bでは送受信機21からの電波と送信機22からの電波がほぼ同時刻で受信され、送受信機3Cでは送受信機21からの電波の方が送信機22からの電波よりも遅く受信されるので、送受信機21が送受信機3A側にあり、送信機22が送受信機3C側にあることが分かる。
再び図1及び図4に戻って説明するに、駅コンピュータ5は送受信機3A、3B及び3Cから供給された受信信号中の利用者IDを中央コンピュータ4に照会すると、中央コンピュータ4が、照会された利用者IDに基づきデータベースを検索して(図4のステップS3)、その利用者IDに対応して登録されている個人IDとの認証を行い、認証が成功するとその利用者IDに対応して登録されている利用者の氏名等の利用者情報を取得して、図1にIVで示すように駅コンピュータ5に回答する(図4のステップS4)。
すると、駅コンピュータ5は利用者情報に基づき、利用者(盲人)10に対して、先に算出した利用者(盲人)10の現在位置及び現在向いている方向に基づき音声案内を行い、利用者(盲人)10が行きたい目的場所を確認する(図4のステップS5)。すなわち、この駅コンピュータ5による音声案内は、音声案内のための音声信号を、図1にV及びVIで示すように駅コンピュータ5から、利用者(盲人)10の現在位置に最も近い位置にある送受信機(例えば、3A)を介して利用者(盲人)10へ無線送信される。この音声案内としては、例えば、「○○さん、××駅構内案内システムに接続されました。これより音声案内を開始します。ご案内する場所を言って下さい。」という音声メッセージである。
利用者(盲人)10は上記の送信音声メッセージを送受信機21で受信して音声メッセージを聞くと、利用者(盲人)10は、自分が駅の中の行きたい場所(目的場所)を、マイク24に向かって応答する(図4のステップS6)。この応答した目的場所が、例えば「○○線下りホーム」であるものとする。なお、目的場所としては、○○線上り下りホームの他に、駅内の施設(トイレ、売店、駅員の居る場所等)を予め駅コンピュータ5に設定しておく。
利用者(盲人)10がマイク24に向かって応答した目的場所の音声は、マイク24により音声信号に変換された後、更に送受信機21で所定の信号形態の送信信号に変換された後、送信される。この送信信号は、送受信機3A、3B及び3Cで受信されて駅コンピュータ5に供給される。駅コンピュータ5は、入力された受信音声信号を公知の音声認識手段により音声認識して目的場所を知り、前記ステップS2で算出した利用者(盲人)10の現在位置から上記の目的場所までのルートを割り出した後(図4のステップS7)、前記ステップS2で求めた利用者(盲人)10の現在位置及び向いている方向から目的場所までの音声案内を開始する(図4のステップS8)。
この駅コンピュータ5による音声案内のための音声信号は、駅コンピュータ5から送受信機3Aを介して利用者(盲人)10へ無線送信される。この音声案内開始の音声メッセージとしては、例えば、「○○線下りホームまでご案内します。左方向○mに改札口がありますので、通過して下さい。」などがある。この音声案内に従って、利用者(盲人)10は行動する。
この行動中も利用者(盲人)10が装着しているヘッドセット20の2つの送信機(送受信機21及び送信機22)から、それぞれ利用者(盲人)10のIDや、送受信機21及び送信機22のどちら側からの送信電波であるかの識別情報などを含む電波が同時に、定期的に(例えば、1秒毎に)送信されている。従って、これらの2つの電波を定期的に送受信機3A、3B、3Cが受信して駅コンピュータ5にその受信信号を供給するので、駅コンピュータ5はこの受信信号に基づいて、前述した方法で、その都度利用者(盲人)10の現在位置と向きを算出し、前記ステップS7で検索したルートとの整合を定期的にチェックし、定期的に音声案内で誘導する。また、ルート上にある障害物(階段等)があるときには、その直前に音声案内で誘導する。以上の音声案内を目的場所に利用者(盲人)10が到着するまで繰り返す(ステップS9)。
なお、音声案内は、利用者の向いている方向に対して、右、左、前方、後方及び距離(○m)で通過ポイント(改札口、上り階段、下り階段等)毎に、利用者(盲人)10の現在位置、利用者(盲人)10の頭の向きを把握しながらこまめに、目的地までの誘導を行う。これにより、利用者(盲人)10が一旦静止しても、利用者の行きたい場所へ音声で正確に案内することができる。
上記の音声案内に従って、利用者(盲人)10が行動し(ステップS10)、駅コンピュータ5が利用者(盲人)10の現在位置、向きを算出してルートとの整合をチェックし(ステップS11)、目的場所に到達したと判断すると、目的場所に到達したことを利用者(盲人)10に音声案内で通知し(ステップS12)、音声案内を終了する(ステップS13)。また、利用者(盲人)10は、上記の目的場所に到達したとの音声案内を聞くことにより、歩行行動を終了する(ステップS14)。
なお、利用者(盲人)10が途中、駅構内の目的場所を変更する場合、アクセスボタン27を押すと、駅コンピュータ5から新たな案内場所を尋ねて、再案内を開始する。このように、本実施の形態によれば、駅構内のような人工衛星の電波が届かない地域であっても、利用者(盲人)10が携帯する2つのミリ波送受信機により、静止した状態での利用者(盲人)10の向きや、歩行中の現在位置をコンピュータと連動して逐次知ることができ、よって、利用者(盲人)10の行きたい場所(ホーム、トイレや売店等の施設)への歩行誘導(道案内)が、音声により正確にできる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、利用者(盲人)10に音声案内のための音声メッセージを送信するのは、送受信機3A〜3Cのうち、利用者(盲人)10に最も近い位置にある送受信機から送信するように駅コンピュータ5が制御するように説明したが、任意の送受信機あるいは予め定めた送受信機から送信するようにしてもよく、また、音声案内ができるのであれば、最小の場合、駅コンピュータ5から音声信号が入力されてそれを送信する1台の専用の音声送信機だけを設けておいてもよい。この場合、送受信機3A〜3Dは受信機能だけを有する受信機でよい。
また、本発明は、盲人以外の利用者(例えば、歩行しようとする駅構内や公共施設その他の予め定めた地域の地理情報に疎い者)の歩行誘導システムにも適用でき、更には大きなパーティ会場、美術館等の施設内における重要人物等の歩行誘導システムや位置把握システム、病院内における医師及び患者の位置把握及び連絡システムや歩行誘導システムにも適用可能である。
3A、3B、3C 送受信機
4 中央コンピュータ
5 駅コンピュータ
10 利用者(盲人)
20 ヘッドセット
21 送受信機
22 送信機
24 マイク
26 バッテリ
27 アクセスボタン(スイッチ)
4 中央コンピュータ
5 駅コンピュータ
10 利用者(盲人)
20 ヘッドセット
21 送受信機
22 送信機
24 マイク
26 バッテリ
27 アクセスボタン(スイッチ)
Claims (6)
- 利用者の一方の耳を覆って受信音声を発音すると共に、該利用者の個人ID及び第1の識別情報を定期的に送信する送受信機と、該利用者の他方の耳を覆って該利用者の個人ID及び第2の識別情報を定期的に送信する送信機と、該利用者が音声で入力した目的地の音声情報を前記送受信機又は送信機を介して送信させる音声入力手段とを備えた、利用者に装着されるヘッドセットと、
前記利用者の個人IDが登録されており、受信入力された個人IDと登録された個人IDとの認証機能を備えた第1のコンピュータと、
誘導すべき地域に設置されており、それぞれ受信機能を有すると共に、少なくとも一台は音声送信機能を併せ有する全部で複数の受信機と、
前記複数の受信機により受信された信号を入力として受け、受信した前記個人IDは前記第1のコンピュータへ供給して認証させ、認証が成功したときに限り、前記複数の受信機により受信された信号に基づき、前記利用者の現在位置と該利用者が向いている方向とを逐次算出し、その算出結果と前記受信された信号中の前記誘導すべき地域内の前記目的地の音声情報とに基づき、前記利用者の前記目的地までのルートを検索し、検索したルートの道案内を示す音声メッセージを生成して前記複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して前記利用者へ送信させる第2のコンピュータと
を有し、前記誘導すべき地域内を歩行する前記利用者に対して、音声により前記目的地まで誘導することを特徴とする歩行誘導システム。 - 前記第2のコンピュータは、前記複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の受信時刻を示す情報と該複数の受信機の設置位置情報とに基づいて、前記利用者の現在位置を算出し、前記複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の前記第1及び第2の識別情報の各受信時刻と、該複数の受信機の各設置位置情報とに基づいて、前記利用者の向いている方向を算出することを特徴とする請求項1記載の歩行誘導システム。
- 前記ハンドセットは、目的地の変更及び歩行誘導開始要求のためのスイッチを有しており、前記音声により前記目的地までの誘導中に、前記利用者により該スイッチが操作されたときには、前記ヘッドセットの前記送受信機又は送信機から目的地の変更要求を送信する構成であり、前記第2のコンピュータは前記複数の受信機から前記目的地の変更要求の受信信号が入力されたときには、前記新たな目的地を尋ねる音声メッセージを生成して前記複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して前記利用者へ送信させ、前記利用者から前記新たな目的地の音声入力があったときには、前記利用者の前記新たな目的地までのルートを検索し、検索したルートの道案内を示す音声メッセージを新たに生成して前記複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して前記利用者へ送信させることを特徴とする請求項1又は2記載の歩行誘導システム。
- 利用者の一方の耳を覆って受信音声を発音する送受信機と、該利用者の他方の耳を覆う送信機と、該利用者が音声で入力した目的地の音声情報を前記送受信機又は送信機を介して送信させる音声入力手段とを備えた、利用者に装着されるヘッドセットを用いて、該送受信機から該利用者の個人ID及び第1の識別情報を定期的に送信すると共に、該送信機から該利用者の個人ID及び第2の識別情報を定期的に送信する第1のステップと、
誘導すべき地域に設置されており、それぞれ受信機能を有すると共に、少なくとも一台は音声送信機能を併せ有する全部で複数の受信機により、それぞれ受信された前記個人IDと前記第1及び第2の識別情報のうち、受信された個人IDと登録されている個人IDとの認証を行う第2のステップと、
前記第2のステップにより認証が成功したときには、前記複数の受信機により受信された信号に基づき、前記利用者の現在位置と該利用者が向いている方向とを逐次算出し、その算出結果と前記受信された信号中の前記誘導すべき地域内の前記目的地の音声情報とに基づき、前記利用者の前記目的地までのルートを検索する第3のステップと、
前記検索したルートの道案内を示す音声メッセージを生成して前記複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して前記利用者へ送信させる第4のステップと
を含み、前記誘導すべき地域内を歩行する前記利用者に対して、前記利用者が前記目的地に到着するまで、前記第3及び第4のステップの処理を繰り返し、音声により前記目的地まで誘導することを特徴とする歩行誘導方法。 - 前記第3のステップは、前記複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の受信時刻を示す情報と該複数の受信機の設置位置情報とに基づいて、前記利用者の現在位置を算出し、前記複数の受信機でそれぞれ受信された信号中の前記第1及び第2の識別情報の各受信時刻と、該複数の受信機の各設置位置情報とに基づいて、前記利用者の向いている方向を算出することを特徴とする請求項4記載の歩行誘導方法。
- 前記ハンドセットは、目的地の変更及び歩行誘導開始要求のためのスイッチを有しており、前記音声により前記目的地までの誘導中に、前記利用者により該スイッチが操作されたときには、前記ヘッドセットの前記送受信機又は送信機から目的地の変更要求を送信する構成であり、前記複数の受信機から前記目的地の変更要求の受信信号が入力されたときには、前記新たな目的地を尋ねる音声メッセージを生成して前記複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して前記利用者へ送信させる第5のステップと、前記利用者から前記新たな目的地の音声入力があったときには、前記利用者の前記新たな目的地までのルートを検索し、検索したルートの道案内を示す音声メッセージを新たに生成して前記複数の受信機のうち音声送信機能を有する受信機へ出力して前記利用者へ送信させる第6のステップとを更に含むことを特徴とする請求項4又は5記載の歩行誘導方法。
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2004
- 2004-04-23 JP JP2004127539A patent/JP2005308598A/ja active Pending
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