JP2005307579A - マンホール継手 - Google Patents
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Abstract
【構成】 係止部26を設けたマンホール継手10のサドル12をゴムシール18を介してマンホール38に沿わせる。そして、係止部26に形成した挿入口28に締付部材36を通して、係止部26に締付部材36を掛ける。それから、締付部材36をマンホール38に巻き、固定具30で締め付けて、マンホール継手10をマンホール38に圧着させる。
【効果】 締付部材36を係止部26に掛けると、下流管の位置を外してマンホール38に巻き付けることができ、均等な力でサドル12をマンホール38に圧着することができる。また、この均等な力によりゴムシール18もサドル12およびマンホール38と密着するため、止水機能を果たす。
【選択図】 図9
【効果】 締付部材36を係止部26に掛けると、下流管の位置を外してマンホール38に巻き付けることができ、均等な力でサドル12をマンホール38に圧着することができる。また、この均等な力によりゴムシール18もサドル12およびマンホール38と密着するため、止水機能を果たす。
【選択図】 図9
Description
この発明は、マンホール継手に関し、特にたとえば、下流管の位置に関係なくマンホールの側面に取り付けられ、流入管とマンホールとを接続する、マンホール継手に関する。
従来のマンホール継手の一例が、非特許文献に開示されている。この非特許文献のくら型マンホール継手(KDRS)では、マンホールの側壁に沿うフランジに貫通孔が設けられ、この貫通孔の開口縁から外方へ立ち上がって支持管が形成されている。そして、支持管内に接続管の一端が挿入されて固着され、接続管の他端にはゴム輪溝が形成されている。
このマンホール継手のフランジの内面に接着剤を塗布してから、フランジをマンホールに沿わして取り付け、ゴム輪溝にゴム輪を嵌めた接続管に流入管を接続する。
この方法では、接着剤でマンホール継手をマンホールに固着させると、接着剤が乾くまで時間がかる上、接着剤が乾くまでマンホール継手を番線などで固定しなければならなく、施工性が悪い。
この問題を解決する方法として、SUSバンドなどの締付部材によりマンホール継手をマンホールに圧着させる方法がある。この方法では、マンホール継手をマンホールの側壁上に沿わせ、締付部材をマンホール継手上に這わせながらマンホールの側壁の周りに巻いて、マンホール継手をマンホールに押し付け固定する。
下水道協会規格 K−9
下水道協会規格 K−9
しかし、この方法によれば、サドルと流出管との高さが同じ位置では、流出管が邪魔をしてサドルを押さえながらマンホール側面上に締付部材を回すことができない。このため、均一な締付力でマンホール継手をマンホールに圧接させることができず、マンホール継手の安定性が悪く、止水性も劣る。
それゆえに、この発明の主たる目的は、止水性を維持しながら簡単に取り付けることができる、マンホール継手を提供することである。
請求項1の発明は、貫通孔が形成されたサドル、サドルの内面上に取り付けられ、貫通孔を囲繞するゴムシール、およびサドルの外面上に形成され、外方へ突出する複数の係止部を備える、マンホール継手である。
請求項1の発明では、サドルをマンホールの側壁に沿わせて、樹脂製バンドなどの締付部材をサドルの係止部に掛けてから、マンホールの回りを巻く。そして、締付部材を締め付けると、マンホール継手はマンホールに圧着される。また、ゴムシールもサドルによりマンホールに圧接されて、マンホールとマンホール継手との間を止水する。
このような方法では、サドルと流出管との高さが重なっても、締付部材をサドルの係止部に掛け、流出管の位置を避けて、たとえば流入管の上側や下側のマンホールの周りに物理的最短距離で締付部材を巻きつけることができる。これにより、流出管の位置に関係なくサドルをマンホールに均一に圧接させて固着することができる。また、サドルとマンホールとの間に配置されるゴムシールも、サドルにより均一に圧迫されるため、これらの隙間を埋めて止水する。
請求項2の発明は、係止部が貫通孔を挟んで対称に設けられた、請求項1記載のマンホール継手である。
請求項2の発明では、貫通孔を挟んで対称に係止部を設ければ、貫通孔を中心にサドルに対して締付力を与えることができる。また、この結果、貫通孔の周りに設けたゴムシールも均一な力により圧迫されるため、ゴムシールの止水性は維持される。
この発明によれば、マンホール継手のサドルに係止部を設けることにより、止水性を維持しながら、マンホール継手をマンホールに簡単に取り付けることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すこの発明の一実施例であるマンホール継手10はマンホールに沿うサドル12、サドル12に取り付けられ、流入管と連結する接続短管14を備える。
図1および図2に示すように、サドル12は湾曲する矩形の板状体であり、その曲率はマンホールの側壁と一致する。サドル12のほぼ中央に貫通孔16が開口する。サドル12の内面で貫通孔16の外側に水膨張ゴム製のゴムシール18が接着剤で装着される。
図1および図3に示すように、この貫通孔16から外方へ立ち上がる支持部20が形成される。支持部20は円筒形状で、この一方端は貫通孔16と連結し、他方端から支持部20内へ接続短管14が挿入される。
接続短管14は円筒形状であり、その外径は支持部20の内径と同じまたはそれよりやや小さい。接続短管14の一方端は支持部20に接着剤などで固着され、他方端の内面にはゴム輪溝22が形成され、その中にゴム輪24が装着される。
サドル12の外側面上には複数、この実施例では6つの係止部26が形成され、これらの位置は貫通孔16を中心に左右対称である。すなわち、係止部26は貫通孔16を挟みサドル12の左右に3つずつ配置され、この3つの係止部26は貫通孔16より上方、真横、および下方にそれぞれ位置する。各係止部26は直方体形状であり、係止部26の上面は支持部20の管軸と平行になるように向き、その1つの側面はサドル12の外面に接続する。係止部26の貫通孔16を向く面には2つの挿入口28が形成され、これらは係止部26を貫通する。挿入口28は細長く、その幅は締付部材の厚みよりやや大きめで、長さは締付部材の幅よりやや長めである。
締付部材はたとえばポリプロピレンなどの樹脂製バンドであり、両端を図4(A)に示す固定具30により連結することができる。固定具30は矩形の枠32であり、その一方長辺には間隔を隔てて2本の棒34が接合する。棒34は枠32の端辺と同じまたはそれより長めで、図4(B)に示すように、折ると、棒34の先は枠32の上に載る。
このようなマンホール継手10の貫通孔16をマンホールの流入口の位置に合わせ、サドル12をマンホールの側壁に沿わせる。そして、図5に示すように、2つの上側係止部26の内の一方の係止部26における、係止部26の内側の挿入口28aに締付部材36の一方端を通し、折り返してさらにその係止部26の外側の挿入口28bを通す。それから、図6に示すように、同様に締付部材36の他方端を、他方の係止部26の内側の挿入口28aに通し、折り返してその係止部26の外側の挿入口28bを通す。これにより、締付部材36は2つの係止部26間のマンホール38上に沿い、各係止部26から締付部材36の端部が出る。
この締付部材36の一方端を、図7に示すように枠32の内側から通し、固定具30の枠32の外側へ折った棒34に回して、また枠32の内側へ通す。これと同様に締付部材36の他方端を他方の棒34に掛ける。そして、締付部材36の両端を外側へ引っ張ると、締付部材36は締まり、図8(A)および図8(B)に示すように、マンホール継手10はマンホール38側に引っ張られて固定する。
図9に示すように、同様の方法で貫通孔16の真横の係止部26および下方の係止部26に対しても、締付部材36を取り付け、固定具30により締め付ける。このとき、下側の係止部26の高さは流出管40と高さが重なるため、締付部材36を係止部26から水平に持ってきてマンホール38の周りに回すことはできないが、流出管40の下側に通すことにより、締付部材36をマンホール38に巻くことができる。
このため、サドル12の両側において、その上側、真ん中、および下側の係止部26に締付部材36をそれぞれ掛けて締め付けるため、サドル12を均等にマンホール38に圧接させることができる。特に、係止部26が流出管40の位置と重なる位置でも、サドル12に締付部材36を係止しておけば、流出管40の位置を外して締付部材36をマンホール38に巻くことができ、他の部分の締付部材36と均等な力で締め付けてサドル12を固定することができる。
このとき、締付部材36を水平でなく斜め方向に引っ張られるが、係止部26の挿入口28に締付部材36を通しておけば、締付部材36は係止部26から外れないので、他の締付部材36と同等の力で締付部材36を締め付けることができ、施工性に優れる。
また、係止部26の位置を貫通孔16に対して対称にすることにより、サドル12、特に貫通孔16の周囲の部分に対して均一な力をかけることができる。このため、マンホール継手10が安定して固定され、かつゴムシール18もマンホール継手10により均等に圧迫されて、マンホール継手10とマンホール38との間の隙間を埋めて、止水性を確保する。
なお、係止部26には2つの挿入口28が形成されるが、図10(A)に示す係止部42のように挿入口28を1つだけ設けてもよい。この係止部42では、図10(B)に示すように、係止部42のマンホール38側から貫通孔16側へ締付部材36を挿入口28に挿入してから、締付部材36を折り返し、係止部42の外側に沿わせる。そして、上記と同様に、締付部材36を固定具30で締め付けて固定する。
また、この係止部26の挿入口28を全く設けず、図11(A)に示す係止部44を代わりに用いてもよい。この場合、図11(B)に示すように、係止部44のマンホール38側から貫通孔16側へ締付部材36を係止部44の上面を沿わして、折り返し、さらに係止部44の底面に沿わせる。そして、上記と同様に、締付部材36を固定具30で締め付けて固定する。
このような係止部26を貫通孔16に対して左右対称に配置したが、これに代えて、貫通孔16を中心に点対称に係止部26を配置してもよい。この場合、図12に示すように、貫通孔16の周りを囲み、貫通孔16に対して同心円上に係止部26を設けてもよい。
また、図8(B)に示すように締付部材36を係止部26で折り返して、マンホール38の周りに巻いたが、図13に示すように、締付部材36を係止部26で折り返さずに、サドル12およびマンホール38の周りに巻いてもよい。この場合、サドル12の貫通孔16の側方に設けた2つの係止部26は図1実施例と同様であるが、貫通孔16の上方および下方に設けた係止部27はコの字状に形成する。また、図1に示す係止部26は貫通孔16の上方、側方および下方にそれぞれ2つずつ設けたが、図13に示すサドル12では、さらに貫通孔16の上下の位置にも係止部27を設けて、貫通孔16の上方および下方には3つの係止部27をそれぞれ設ける。そして、係止部27により形成された空間に締付部材36を通して、サドル12およびマンホール38の周りに一周させて、固定具30で固定する。また、貫通孔16の側方に設けた係止部26については図1実施例と同様に締付部材36を取り付ける。
さらに、締付部材36を複数本、いずれの実施例でも3本用いたが、1本の長い締付部材を代わりに用いてもよい。この締付部材を各係止部26に通しながら、締付部材をマンホール38の周囲に何度も巻いて、最後に固定具30で固定する。
さらに、図1のマンホール継手10に代えて、図14に示すマンホール継手46を用いてもよい。このマンホール継手46では、支持部20と接続短管14とを可撓性ゴムブーツ48で連結する。すなわち、支持部20をゴムブーツ48の大径側開口48aに挿入して、SUSバンド50などをゴムブーツ48上から巻いて、ゴムブーツ48を支持部20に連結する。同様に、接続短管14をゴムブーツ48の小径側開口48bに挿入して、SUSバンド50などで固定する。これにより、ゴムブーツ48を介して支持部20と接続短管14とは連結するので、ゴムブーツ48の可撓性によりこれらの接続角度を変えることができる。このため、このマンホール継手10を用いれば、流入管が傾いていてもマンホール38に接続することができる。
この図1および図14のマンホール継手10の接続短管14をリブ用カラーに代えれば、リブ付パイプの流入管にも適応することができる。
さらに、サドル12の内面に水膨張ゴム製のゴムシール18を設けたが、このゴムシール18の内側で貫通孔16の外側にたとえばブチルゴム製のゴムシールを加えてもよい。2本のゴムシールにすることにより、これらのゴムシールはサドル12およびマンホール38との密着性があがり、止水機能も向上する。なお、これらのゴムシールを接着剤でサドル12に貼り付けてもよいし、接着剤を使わずにサドル12とマンホール38との間に挟みこんでもよい。
10…マンホール継手
12…サドル
16…貫通孔
18…ゴムシール
26、27、42、44…係止部
28…挿入口
12…サドル
16…貫通孔
18…ゴムシール
26、27、42、44…係止部
28…挿入口
Claims (2)
- 貫通孔が形成されたサドル、
前記サドルの内面上に取り付けられ、前記貫通孔を囲繞するゴムシール、および
前記サドルの外面上に形成され、外方へ突出する複数の係止部を備える、マンホール継手。 - 前記係止部が前記貫通孔を挟んで対称に設けられた、請求項1記載のマンホール継手。
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JP2004126248A JP2005307579A (ja) | 2004-04-22 | 2004-04-22 | マンホール継手 |
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JP2004126248A JP2005307579A (ja) | 2004-04-22 | 2004-04-22 | マンホール継手 |
Publications (1)
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JP2004126248A Withdrawn JP2005307579A (ja) | 2004-04-22 | 2004-04-22 | マンホール継手 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2516246A (en) * | 2013-07-16 | 2015-01-21 | Specialist Ventilation Services Ltd | A duct member and closure assembly for a duct member |
JP2018169098A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 風量調整ダンパー |
-
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- 2004-04-22 JP JP2004126248A patent/JP2005307579A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2516246A (en) * | 2013-07-16 | 2015-01-21 | Specialist Ventilation Services Ltd | A duct member and closure assembly for a duct member |
WO2015008038A1 (en) * | 2013-07-16 | 2015-01-22 | Specialist Ventilation Services | A duct member and closure assembly for a duct member |
GB2516246B (en) * | 2013-07-16 | 2019-05-29 | Specialist Ventilation Services Ltd | A duct member |
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