JP2005305010A - 医療機器 - Google Patents

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Koichi Tanaka
浩一 田中
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一馬 山田
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Abstract

【課題】 電池の急激な電圧降下を予め確実に検知でき、しかも、電池を効率良く使用できる医療機器を提供すること。
【解決手段】 電池13に接続された電源回路30から、第1のスイッチ31を介して実負荷としての電磁弁5に電力を供給すると共に、第2のスイッチ32を介して擬似負荷12に電力を供給する。CPU15は、第1のスイッチ31にオフ信号を出力すると共に、第2のスイッチ32にオン信号を出力する。擬似負荷12の負荷電圧を電圧検出器14が検出し、この電圧検出器14からの負荷電圧値を、A/D変換器34でアナログ値からデジタル値に変換して、CPU15に入力する。負荷電圧値が予め定められた設定値よりも小さい場合、ブザーおよびLED22にアラーム信号を出力して、電池の消耗の警告を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、肺疾患等の患者に、呼吸に同調して酸素を供給する呼吸同調器等の医療機器に関する。
従来、この種の医療機器としては、例えば図4に示すような概略構成を有する在宅用の呼吸同調器がある(例えば特許文献1:特開2001−29472号公報参照)。この呼吸同調器は、酸素ボンベからなる圧力源51と、この圧力源51に接続されて図示しない流量調整弁が介設された圧力ライン52と、この圧力ライン52にPポートが接続された3ポート2位置の電磁切換弁53と、この電磁切換弁53のAポートに一端が接続されていると共に、他端が患者の鼻に装着されるカニューラ54と、上記電磁切換弁53のRポートに管路57を介して接続された圧力センサ55と、この圧力センサ55からの検出信号を受けて、上記電磁切換弁53のソレノイドに励磁信号を出力する制御回路56とを備える。
上記呼吸同調器は、以下のように動作する。すなわち、上記制御回路56からの励磁信号で電磁切換弁53のソレノイドが励磁され、上記切換弁53の弁体がシンボル位置S2となり、上記圧力センサ55がRポートを経てカニューラ54に連通する。上記圧力センサ55は、患者の呼吸サイクルに応じた上記カニューラ54内の圧力を検出する。上記制御回路56は、上記圧力センサ55からの出力に基づいて患者の吸気開始を検知すると、上記電磁切換弁53への励磁信号の出力を停止してソレノイドを消磁し、上記電磁切換弁53をシンボル位置S1に切り換える。これにより、上記カニューラ54が圧力源51に連通され、この圧力源51からカニューラ54を経て患者に酸素が供給される。上記制御回路56は、上記電磁切換弁53がシンボル位置S1に切り換わってから所定時間が経過すると、上記電磁切換弁53に励磁信号を出力してシンボル位置S2に切り換えて、上記カニューラ54を圧力センサ55に連通させる。このような電磁切換弁53の切り換えを繰り返すことによって、患者の呼吸に同調して間欠的に患者に酸素を供給する。
この呼吸同調器は、電源として、定格電圧が1.5Vの市販の乾電池を用いることにより、電池交換のし易さと、呼吸同調器の軽量化を図っている。また、この呼吸同調器は、上記電池の電圧値を直接検出する図示しない電圧検出器を備え、この電圧検出器によって、呼吸同調器の作動前に上記電池の電圧値を検出し、この電池の電圧値が設定値を下回ると、LED(発光ダイオード)およびブザーを作動させて、患者に電池の消耗を警告するようにしている。
しかしながら、上記呼吸同調器は、動作時に電池電圧が急激に低下して、上記LEDおよびブザーによる警告を行うことなく、患者への酸素供給動作が突然停止する場合があるという問題がある。すなわち、上記電圧検出器による検出値が上記設定値より高くても、上記電池が電磁弁等に接続されたときに大きな電圧降下が生じて、呼吸同調器の動作に必要な電圧値を下回る場合があるという問題がある。
この問題は、以下のような電池の特性に起因している。すなわち、電池の消耗が進んだ場合、所定の消耗度(以下、限界消耗度という)を超えると、同じ負荷に接続されたときの電圧降下量が急激に増大する。また、上記限界消耗度は、電池に接続される負荷に応じて異なる。したがって、上記電圧検出器が電池電圧を検出したときの電圧降下量が少なくても、その直後に上記電磁弁に接続されたときに、電圧降下が急激に増大する。また、上記限界消耗度は、電池の内部抵抗値や消耗過程等の条件によって変動するので、電池毎のばらつきが大きい。したがって、上記電圧検出器による検出値から、上記急激な電圧降下を正確に予測するのは困難であるという問題がある。
上記呼吸同調器の突然停止を確実に防止するため、上記急激な電圧降下が生じるときの上記電圧検出器の検出値を、複数の電池について予め測定し、この測定結果から、最も高い上記検出値にあわせて上記設定値を定めることが考えられる。
しかしながら、このような設定値に基づいて警告を行うと、多くの電池について、残留容量が大きいにもかかわらず電池交換を促すことになって、電池の無駄な使用を促すこととなり、また、電池交換の頻度を増大させることとなる。
つまり、電池の急激な電圧降下を予め確実に検知し、かつ、電池を効率良く使用するのは困難であるという問題がある。
この問題は、呼吸同調器の携帯性向上等のために、電池容量が比較的少ない例えば単2又は単3乾電池を1個だけ用いる場合に、顕著となる。
特開2001−29472号公報
そこで、本発明の課題は、電池の急激な電圧降下を予め確実に検知でき、しかも、電池を効率良く使用できる医療機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の医療機器は、
カニューラに酸素を供給する流通路に介設された電磁弁と、
患者の呼吸位相を検知する呼吸位相検知手段と、
上記呼吸位相検知手段の出力に基づいて、上記電磁弁を制御する電磁弁制御手段と、
上記電磁弁または呼吸位相検知手段である実負荷と、
上記実負荷と電池との間をオンオフする第1のスイッチ手段と、
上記実負荷が有する抵抗値よりも小さい抵抗値を有する擬似負荷と、
上記擬似負荷と電池との間をオンオフする第2のスイッチ手段と、
上記第1のスイッチ手段がオフのときに、上記第2のスイッチ手段をオンにするスイッチ制御手段と、
上記擬似負荷に生じる負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段と、
上記電池の消耗を警告する警告手段と、
上記負荷電圧検出手段で検出された上記負荷電圧が、予め定められた設定値よりも小さい場合、上記警告手段に警告を行わせる警告制御手段と
を備えることを特徴としている。
上記構成において、患者の呼吸位相が、上記呼吸位相検知手段によって検知される。この呼吸位相検知手段は、例えば、上記患者が装着するカニューラを介して、このカニューラ内の圧力変動を検出する圧力センサが好ましい。上記電磁弁制御手段は、上記呼吸位相検知手段の出力に基づいて、上記電磁弁を制御する。例えば、上記呼吸位相検知手段が、上記患者の呼吸が呼気から吸気に転じたことを検知すると、上記電磁弁制御手段は、上記電磁弁を制御して、上記カニューラに、上記流通路に接続された例えば酸素源を連通させる。こうして、上記患者に、酸素を適切に供給する。
上記酸素供給動作は、オン状態の上記第1のスイッチ手段を介して、実負荷としての上記電磁弁または呼吸位相検知手段に、電池から電力が供給されて行われる。上記電池は、上記第2のスイッチ手段を介して、上記実負荷が有する抵抗値よりも小さい抵抗値を有する擬似負荷に接続される。上記実負荷への電力供給が停止されるときであって、上記第1のスイッチ手段がオフのときに、上記スイッチ制御手段によって第2のスイッチ手段がオンにされる。これにより、上記擬似負荷に、上記実負荷に供給されるよりも大きい電力が供給される。このときの上記擬似負荷に生じる負荷電圧が、上記負荷電圧検出手段によって検出される。この負荷電圧検出手段で検出された上記負荷電圧が、予め定められた設定値よりも小さい場合、上記警告制御手段が、上記警告手段に上記電池の消耗を警告させる。
上記電池からの出力電力は、上記実負荷に供給するよりも、上記擬似負荷に供給する方が大きいので、上記電池に生じる電圧降下量は、上記実負荷に接続されたときよりも、上記疑似負荷に接続されたときの方が大きくなる。つまり、上記擬似負荷の負荷電圧値は、上記実負荷の負荷電圧値よりも小さくなる。したがって、上記擬似負荷の負荷電圧値に基づいて警告を行うことにより、上記実負荷の負荷電圧値が上記設定値以下になる前に、つまり、上記実負荷に接続されたときに電池の急激な電圧降下が生じる前に、確実に警告を行うことができる。その結果、警告を行うことなく医療機器が突然停止する問題を、確実に防止できる。
また、上記擬似負荷が有する抵抗値を、上記実負荷が有する抵抗値よりも多少小さい程度にすることにより、上記電池の電圧が、医療機器の動作に必要かつ最小の電圧に降下する直前に、警告を行うことができる。したがって、互いに異なる特性を有する異なる電池について、各電池の能力に応じて可能な期間に亘って医療機器の運転を行うことができる。したがって、上記医療機器は、上記電池を効率良く使用できる。
一実施形態の医療機器は、
上記実負荷は上記電磁弁であり、
上記患者の呼吸位相が呼気であるときに、上記警告制御手段が、上記第2のスイッチ手段をオンに制御する。
上記実施形態によれば、上記実負荷が電磁弁であり、この電磁弁が有する抵抗値よりも小さい抵抗値を有する上記擬似負荷に関して、負荷電圧の値が上記設定値よりも小さいときに警告を行う。したがって、上記電磁弁の駆動が不可能になる前に、上記電池の消耗を警告できる。
また、上記患者の呼吸位相が呼気であるときであって、上記電磁弁への電力供給が不要なときに、上記擬似負荷の負荷電圧を検出する。したがって、上記電磁弁による酸素供給動作を妨げることなく、電池の急激な電圧降下を予め確実に検知することができる。
一実施形態の医療機器は、上記実負荷は、上記呼吸位相検知手段である。
上記実施形態によれば、上記実負荷が呼吸位相検出手段であり、この呼吸位相検出手段が有する抵抗値よりも小さい抵抗値を有する上記擬似負荷に関して、負荷電圧の値が上記設定値よりも小さいときに警告を行う。したがって、上記呼吸位相検出手段の駆動が不可能になる前に、上記電池の消耗を警告できる。
一実施形態の医療機器は、上記スイッチ制御手段は、所定期間毎に、上記第2のスイッチ手段をオンに制御する。
上記実施形態によれば、上記第2のスイッチ手段が所定期間毎にオンされることにより、上記擬似負荷が所定時間毎に電池に接続されて、この擬似負荷の負荷電圧が上記負荷電圧検出手段によって検出される。したがって、上記電池の電圧が定期的に検出されるので、この電池の消耗を適切に警告でき、また、この電池に急激な電圧降下が生じる直前まで、医療機器の運転を行うことができる。
以上のように、本発明の医療機器は、電磁弁または呼吸位相検知手段である実負荷よりも小さい抵抗値を有する擬似負荷について、上記実負荷に電力供給を行わないときに、負荷電圧を検出し、この負荷電圧の値が予め定められた設定値よりも小さいときに、警告制御手段の制御の下、電池の消耗を警告する。したがって、従来のように実負荷への電力供給の際に電池の急激な電圧降下が生じて、警告無しに突然停止することが無い。また、上記擬似付加の抵抗値を上記実負荷の抵抗値よりも多少小さくすることにより、上記擬似負荷の負荷電圧に基づいて、上記電池の急激な電圧降下の直前に、上記電池の消耗を警告することができる。つまり、上記電池を、医療機器の駆動が不可能になる直前まで使用することができるので、電池の無駄な使用を防止することができる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の医療機器としての呼吸同調器を示すブロック図である。
この呼吸同調器は、在宅用の呼吸同調器1であり、酸素ボンベなどの酸素供給源2に一端が接続される流通路に、減圧弁3と、流量調整器4と、電磁弁としての3ポート2位置の電磁弁5とを介設している。上記流通路の他端には、患者の鼻に装着されるカニューラ7が接続されるようになっており、上記流通路の電磁弁5とカニューラ7との間に、安全弁としてのリリーフ弁8を接続している。上記電磁弁5には、管路を介して、呼吸位相検知手段としての圧力センサ9を接続している。この圧力センサ9により、上記患者の呼気と吸気の位相の変動を検知する。上記圧力センサ9からの検出信号に基づいて、制御・電力供給手段10の電磁弁制御手段11によって、上記電磁弁5の動作を制御するようになっている。上記電磁弁5は、ソレノイドが消磁されたときに酸素供給源2とカニューラ7との連通をオフにするノーマリーオフ型である。
上記制御・電力供給手段10は、入力手段21、出力手段22、電磁弁5および圧力センサ9に電気的に接続されている。この制御・電力供給手段10は、上記入力手段21からの入力、および、図示しないモードスイッチにより設定されたモードに基づいて、この呼吸同調器1の動作を制御する。本実施形態では、上記入力手段21は患者によって押下される電源ボタンであり、上記出力手段22は、警告手段としてのLED(発光ダイオード)およびブザーであり、電池の消耗を示すときに点灯および鳴動する。なお、上記LEDは、運転モードを示してもよい。
この呼吸同調器1は、電源として、定格電圧が1.5Vの単2型乾電池13を1個のみ用いる。これにより、呼吸同調器1の軽量化を図って携行を容易にすると共に、電池13の消耗時に容易に電池交換を行えるようにしている。上記制御・電力供給手段10を経由して、上記電磁弁5、圧力センサ9および出力手段22に電力を供給するようにしている。
上記呼吸同調器は、以下のように動作する。すなわち、上記入力手段21への患者の入力により呼吸同調器1が起動し、患者の呼吸によるカニューラ7内の圧力変動が、電磁弁5を介して圧力センサ9で検出される。この圧力センサ9の検出値から上記患者の吸気開始を検知すると、上記制御・電力供給手段10は、上記電磁弁5を切り換えて、上酸素供給源2をカニューラ7に連通する。これにより、上記酸素供給源2からカニューラ7に酸素が供給される。上記制御・電力供給手段10は、上記酸素供給源2をカニューラ7に連通してから所定時間が経過すると、上記電磁弁5を切り換えて、上記カニューラ7を圧力センサ9に連通させる。このような電磁弁5の切り換えを繰り返すことによって、患者の呼吸に同調して間欠的に患者に酸素を供給する。
図2は、上記制御・電力供給手段10の構成を示すブロック図である。この制御・電力供給手段10は、電池13からの電力を昇圧して3Vおよび5Vの電力を出力する電源回路30と、この電源回路30からの3V電力を受ける第1のスイッチ手段としての第1のスイッチ(SW1)31、および、第2のスイッチ手段としての第2のスイッチ(SW2)32と、上記第2のスイッチ32に接続された擬似負荷12と、この擬似負荷12の負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段としての電圧検出器14と、この電圧検出器14から出力されるアナログの負荷電圧値をデジタルの負荷電圧値に変換するA/D(アナログ/デジタル)変換器34と、このA/D変換器34から負荷電圧値を受けるCPU15と、このCPU15で実行されるプログラム等を格納したROM(読み出し専用メモリ)16を有する。
上記CPU15は、上記第1のスイッチ31にオン/オフ信号を送出し、この第1のスイッチ31を切り換えて、この第1のスイッチ31に接続された実負荷としての電磁弁5への電力供給を、オンオフするようになっている。また、上記CPU15は、上記第2のスイッチ32にオン/オフ信号を送出し、この第2のスイッチ32を切り換えて、上記擬似負荷12への電力供給をオンオフするようになっている。上記擬似負荷12は、上記電磁弁5の抵抗値よりも小さい抵抗値を有し、より詳しくは、上記電磁弁5の抵抗値の約70%の抵抗値を有する。
上記CPU15は、上記ブザーおよびLED22に接続され、このブザーおよびLED22を駆動するアラーム信号を送出するようになっている。
上記CPU15は、上記電源回路30から5V電力の供給を受け、上記ROMに格納されたプログラムを実行して、上記第1および第2のスイッチ31,32の切り換えを行うと共に、上記ブザーおよびLED22の動作を制御する。すなわち、上記CPU15はスイッチ制御手段および警告制御手段として機能する。また、上記CPU15は、上記圧力センサ9からの信号を受け、この信号に基づいて上記第1のスイッチ31のオンオフを制御して、上述の酸素供給動作を制御する。つまり、電磁弁制御手段11としても機能する。
上記構成の制御・電力供給手段10が、上記電池13の消耗を検知し、警告を行う動作を、図3のフローチャートを参照して説明する。
まず、上記入力手段21への患者の入力により、電池13から電源回路30を経てCPU15への電力供給が開始される。このCPU15は、上記ROM16からプログラムを読み出して上記電磁弁5の制御を開始すると共に、上記電池13の消耗の検知を開始する。上記電磁弁5の制御については、上述の酸素供給動作に関して説明したとおりであるので、以下、上記電池13の消耗検知動作について説明する。
上記CPU15は、上記圧力センサ9からの信号に基づいて、上記酸素供給源2とカニューラ7との連通をオフにする際、上記第1のスイッチ31にオフ信号を送出し、この第1のスイッチ31をオフに切り換えて(ステップS1)、上記電磁弁5への電力供給を停止する。
これと共に、上記CPU15は、上記第2のスイッチ32にオン信号を送出し、この第2のスイッチ32をオンに切り換える(ステップS2)。これにより、上記擬似負荷12に電力を供給する(ステップS3)。
この擬似負荷12には、上記電池13の電圧に応じた負荷電圧が印加され、この負荷電圧の値を電圧検出器14が検出する(ステップS4)。この電圧検出器14から出力される負荷電圧値はアナログ値であり、このアナログ値をA/D変換器34がデジタル値に変換する(ステップS5)。
上記デジタル値の負荷電圧値がCPU15に入力され、このCPU15は、上記負荷電圧値と予め定められた設定値との比較を行う(ステップS6)。この設定値は、上記電磁弁5の駆動に必要である最小の電圧値である。
上記負荷電圧値が、上記設定値よりも大きい場合、上記電池13は消耗していないとして、上記CPU15は上記第2のスイッチ32にオフ信号を出力して(ステップS7)、上記第2のスイッチ32を経由した擬似負荷12への電力供給を停止する。
また、上記CPU15は、上記第1のスイッチ31にオン信号を出力する(ステップS8)。なお、上記第1のスイッチ31へのオン信号の出力は、上記圧力センサ9からの信号に基づいて、上記カニューラ7を酸素供給源2に連通すべきタイミングで行う。
そして、上記CPU15は、上記擬似負荷12への電力供給を終了してから、所定時間が経過したか否かを判断(ステップS9)する。
上記所定時間が経過したと判断すると、上記CPU15は、上記ステップS1の処理に戻る。
一方、上記ステップS6において、上記負荷電圧値が設定値以下であると判断した場合、上記CPU15は、上記電池13が消耗したとして、上記ブザーおよびLED22に警告信号を出力する。これにより、上記ブザーが鳴動すると共に上記LED22が発光して、電池が消耗した旨を警告する(ステップS10)。この後、電池の消耗検知動作が終了する。
このように、上記電磁弁5の抵抗値の約70%の抵抗値を有する擬似負荷12に電池13を接続し、上記擬似負荷12に生じる負荷電圧に基づいて、上記電池13の消耗を検知する。上記擬似負荷12に接続されたときの電池の電圧降下量は、上記電磁弁5に接続されたときの電圧降下量よりも大きい。したがって、上記電池13の消耗による急激な電圧降下は、上記電磁弁5に接続されるときよりも前に、上記擬似負荷12に接続されたときに生じることになる。その結果、上記電磁弁5が酸素供給動作をしているときに、警告を行うことなく呼吸同調器が突然停止する問題を、確実に防止できる。
また、上記擬似負荷12が有する抵抗値を、上記電磁弁5が有する抵抗値の約70%にしているので、上記擬似負荷12に生じる負荷電圧に基づいて警告を行うことにより、上記電磁弁5の駆動に必要な最小の電圧に低下する直前に、警告を行うことができる。したがって、上記電池13として、互いに異なる特性を有する電池を用いても、各電池の能力に応じて、呼吸同調器の駆動が不可能となる直前まで電池を使用することができる。したがって、従来のような電池の無駄な使用を、効果的に防止することができる。
また、上記擬似負荷12の負荷電圧の検出は、上記電磁弁5の通電が不要であるときに行うので、上記電磁弁5による酸素供給動作を妨げることがない。
上記実施形態において、上記擬似負荷12は、上記電磁弁5が有する抵抗値の約70%の抵抗値を有したが、他の抵抗値を有してもよい。特に、上記電磁弁5への供給電力よりも大きい適切な電力が供給され、電池の急激な電圧降下を、上記電磁弁5に接続されるよりも前に適切なタイミングで発生させることができる点で、上記電磁弁5が有する抵抗値の70%以上100%未満の抵抗値を有するのが好ましい。
また、上記実施形態において、実負荷は電磁弁5であったが、圧力センサ9が実負荷であってもよい。この場合、圧力センサ9が有する抵抗値よりも小さい抵抗値を有する擬似負荷を用いればよい。
また、電磁弁5および圧力センサ9以外の部品が実負荷であってもよい。
また、上記電磁弁5を実負荷とすると共に、上記圧力センサ9を擬似負荷としてもよい。
また、上記実施形態において、CPU15によって電磁弁制御手段、スイッチ制御手段および警告制御手段を構成したが、電磁弁制御手段、スイッチ制御手段および警告制御手段は、上記CPU15が実行する処理と同様の機能を有する専用回路で構成してもよい。
また、上記実施形態において、電源として、定格電圧が1.5Vの単2型乾電池を1つ用いたが、用いる電池の数は2つ以上でもよい。また、単2型乾電池に限られず、定格電圧は1.5Vでなくてもよい。本発明は、特に、定格電圧が4V以下の電池を電源として用いる場合に、医療機器の突然な停止や、電池の無駄な使用を効果的に防止することができる。
また、上記実施形態では、医療機器として呼吸同調器1を構成したが、呼吸同調器以外の例えば酸素濃縮器等のような医療機器であってもよい。また、在宅用に限られず、電池により駆動される医療機器であれば、医療機関で使用される医療機器であってもよい。
本発明の実施形態の医療機器としての呼吸同調器を示すブロック図である。 制御・電力供給手段の構成を示すブロック図である。 制御・電力供給手段の動作を示すフローチャートである。 従来の医療機器としての呼吸同調器を示す概略構成図である。
符号の説明
5 電磁弁
10 制御・電力供給手段
12 擬似負荷
13 電池
14 電圧検出器
15 CPU
22 ブザーおよびLED
30 電源回路
31 第1のスイッチ
32 第2のスイッチ
34 A/D変換器

Claims (4)

  1. カニューラ(7)に酸素を供給する流通路に介設された電磁弁(5)と、
    患者の呼吸位相を検知する呼吸位相検知手段(9)と、
    上記呼吸位相検知手段(9)の出力に基づいて、上記電磁弁(5)を制御する電磁弁制御手段(11)と、
    上記電磁弁(5)または呼吸位相検知手段(9)である実負荷(5)と、
    上記実負荷(5)と電池(13)との間をオンオフする第1のスイッチ手段(31)と、
    上記実負荷(5)が有する抵抗値よりも小さい抵抗値を有する擬似負荷(12)と、
    上記擬似負荷(12)と電池(13)との間をオンオフする第2のスイッチ手段(32)と、
    上記第1のスイッチ手段(31)がオフのときに、上記第2のスイッチ手段(32)をオンにするスイッチ制御手段(15)と、
    上記擬似負荷(12)に生じる負荷電圧を検出する負荷電圧検出手段(14)と、
    上記電池の消耗を警告する警告手段(22)と、
    上記負荷電圧検出手段(14)で検出された上記負荷電圧が、予め定められた設定値よりも小さい場合、上記警告手段(22)に警告を行わせる警告制御手段(15)と
    を備えることを特徴とする医療機器。
  2. 請求項1に記載の医療機器において、
    上記実負荷(5)は上記電磁弁(5)であり、
    上記患者の呼吸位相が呼気であるときに、上記警告制御手段(15)が、上記第2のスイッチ手段(32)をオンに制御することを特徴とする医療機器。
  3. 請求項1に記載の医療機器において、
    上記実負荷は、上記呼吸位相検知手段(9)であることを特徴とする医療機器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の医療機器において、
    上記スイッチ制御手段(15)は、所定期間毎に、上記第2のスイッチ手段(32)をオンに制御することを特徴とする医療機器。
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