JP2005304587A - 医療機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電池を交換してから消耗するまでの時間が比較的長く、運転継続時間が比較的長い医療機器を提供すること。
【解決手段】 電池13に接続される電源ライン21と、電力を供給すべき負荷22との間に、PNPトランジスタ24とNチャンネル型MOSFET25を並列に接続する。PNPトランジスタ24のベースBとグランドとの間の操作スイッチ27が押下され、PNPトランジスタ24が導通状態になって、負荷22への電力供給が開始する。操作スイッチの押下により、PNPトランジスタ24のベースBと操作スイッチ27との間に接続された操作信号ライン31を経て、CPU10bに操作信号が送られる。操作信号を受けたCPU10bは、自己保持ライン32を経てNチャンネル型MOSFET25に自己保持信号を送り、Nチャンネル型MOSFET25を導通状態にして、負荷22への電力供給を継続する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、肺疾患等の患者に、呼吸に同調して酸素を供給する呼吸同調器等の医療機器に関する。
従来、この種の医療機器としては、例えば図4に示すような概略構成を有する在宅用の呼吸同調器がある。この呼吸同調器は、酸素ボンベからなる圧力源51と、この圧力源51に接続されて図示しない流量調整弁が介設された圧力ライン52と、この圧力ライン52にPポートが接続された3ポート2位置の電磁切換弁53と、この電磁切換弁53のAポートに一端が接続されていると共に、他端が患者の鼻に装着されるカニューラ54と、上記電磁切換弁53のRポートに管路57を介して接続された圧力センサ55と、この圧力センサ55からの検出信号を受けて、上記電磁切換弁53のソレノイドに励磁信号を出力する制御回路56とを備える。
この呼吸同調器は、電力源として、一般に市販されて入手容易な乾電池を用いることにより、電池交換のし易さと、呼吸同調器の軽量化を図っている。
上記呼吸同調器は、以下のように動作する。すなわち、上記制御回路56からの励磁信号で電磁切換弁53のソレノイドが励磁され、上記切換弁53の弁体がシンボル位置S2となり、上記圧力センサ55がRポートを経てカニューラ54に連通する。上記圧力センサ55は、患者の呼吸サイクルに応じた上記カニューラ54内の圧力を検出する。上記制御回路56は、上記圧力センサ55からの出力に基づいて患者の吸気開始を検知すると、上記電磁制御弁53への励磁信号の出力を停止して、ソレノイドを消磁し、上記電磁制御弁53をシンボル位置S1に切り換え、上記圧力源51からカニューラ54に酸素を供給する。上記制御回路56は、上記電磁制御弁53がシンボル位置S1に切り換わってから所定時間が経過すると、上記電磁切換弁53に励磁信号を出力して切換弁53をシンボル位置S2に切り換えて、上記カニューラ54を圧力センサ55に連通させる。このような電磁制御弁53の切り換えを繰り返すことによって、患者の呼吸に同調して間欠的に患者に酸素を供給する。
上記呼吸同調器は、図5に示すような電源スイッチ回路(例えば特許文献1:特公平06−66669号公報参照)を備える。この電源スイッチ回路において、患者のタッチスイッチ65の押下によりトランジスタ64が導通状態となり、このトランジスタ64を経由して、電池Eから、制御回路56と、上記圧力センサ55等に相当する負荷68とに対して電力が供給される。この電力供給の開始に応じて、上記制御回路56が制御出力ラインLをハイレベルにしてトランジスタ66を導通させる。これにより、患者がタッチスイッチ65の押下を解除した後においても、上記トランジスタ64の導通が継続されて、上記電池Eから制御回路56および負荷68への電力供給が継続される。これにより、この呼吸同調器の電源がオンに維持される。
上記呼吸同調器の電源をオフにする場合は、患者がタッチスイッチ65を押下することにより、信号監視ラインLが接地されてローレベルとなり、この信号監視ラインLがローレベルとなったことを検知した上記制御回路56は、制御出力ラインLをローレベルにする。これにより、上記トランジスタ66が非導通となり、上記トランジスタ64が非導通となって、上記制御回路56および負荷68への給電が切断される。信号監視ラインLとスイッチ65との間には、制御回路56への電流の逆流を防止するダイオード69を設けている。
しかしながら、上記電源スイッチ回路は、上記制御回路56および負荷68に電力を供給する際、バイポーラトランジスタであるトランジスタ64を経由するので、このトランジスタ64のオン抵抗により、比較的大きい電力損失が生じる。したがって、上記トランジスタ64での電力消費量が比較的大きいので、電池を交換してから消耗するまでの時間が比較的短くて、呼吸同調器の運転継続時間が比較的短いという問題がある。
また、上記電源スイッチ回路は、上記制御出力ラインLが、信号監視ラインLと絶縁されている必要があるので、トランジスタ66を介して、トランジスタ64を導通させている。しかしながら、導通時に、トランジスタ66において約0.2Vのコレクタ−エミッタ電圧が発生するので、これにより、トランジスタ64のベース電位が上昇し、この電位の上昇分だけ、上記トランジスタ66を用いない場合よりも、電池で駆動可動な電圧下限値が上昇することになる。したがって、電池の消耗が比較的少なくて、電池電圧が比較的高いにもかかわらず、呼吸同調器の運転が不可能になる。すなわち、呼吸同調器の運転継続時間が比較的短いという問題がある。
このような問題は、呼吸同調器の携帯性向上等のために、例えば定格電圧が1.5Vの小型の電池を1個だけ用いる場合に、顕著となる。
特公平06−66669号公報
そこで、本発明の課題は、電池を交換してから消耗するまでの時間が比較的長く、運転継続時間が比較的長い医療機器を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の医療機器は、
カニューラに酸素を供給する流通路に介設された電磁弁と、
患者の呼吸位相を検知する呼吸位相検知手段と、
上記呼吸位相検知手段の出力に基づいて、上記電磁弁を制御する電磁弁制御手段と、
電池と上記電磁弁との間に接続され、かつ、互いに並列に接続された接合型トランジスタおよび電界効果トランジスタと、
上記接合型トランジスタのベースとグランドとの間に接続されて、操作者によってオン操作される操作スイッチと、
上記操作スイッチのオン操作を示す操作信号を受け取ると、上記電界効果トランジスタのゲートに、上記電界効果トランジスタを導通状態にする自己保持信号を出力する電力供給制御手段と
を備えることを特徴としている。
上記構成において、患者の呼吸位相が、上記呼吸位相検知手段によって検知される。この呼吸位相検知手段は、例えば、上記患者が装着するカニューラを介して、このカニューラ内の圧力変動を検出する圧力センサが好ましい。上記電磁弁制御手段は、上記呼吸位相検知手段の出力に基づいて、電磁弁を制御する。例えば、上記呼吸位相検知手段が、上記患者の呼吸が呼気から吸気に転じたことを検知すると、上記電磁弁制御手段は、上記電磁弁を制御して、上記カニューラに、上記流通路に接続された例えば酸素源を連通させる。これにより、上記患者に、酸素が適切に供給される。
また、上記操作スイッチがオン操作されることにより、上記接合型トランジスタが導通状態になり、この接合型トランジスタを経て、上記電池から電磁弁への電力供給が開始される。上記接合型トランジスタは、比較的小さなエミッタ−ベース間電圧の印加により導通状態となるので、上記電池の電圧が比較的低くても、上記電磁弁への電力供給を開始することができる。したがって、上記電池の電圧が消耗により多少低下していても、上記電磁弁への電力供給を開始することができる。
また、上記操作スイッチがオン操作され、このオン操作を示す操作信号を検知した電力供給制御手段は、上記自己保持信号を電界効果トランジスタのゲートに送出する。これにより、上記電界効果トランジスタが導通状態となり、この導通状態の電界効果トランジスタを経て、上記電池から電磁弁に電力供給が行われる。そして、上記操作スイッチのオン操作の終了により、上記接合トランジスタが非導通状態になり、上記接合トランジスタを経由する電力供給が終了する。上記電界効果トランジスタは、導通状態での抵抗、つまり、オン抵抗が、上記接合型トランジスタよりも低い。したがって、上記電池からの供給電力の上記電界効果トランジスタにおける損失を低減できて、上記電池の電力の消費量を少なくできる。したがって、上記電池の単位時間当たりの消耗量を低減できる。その結果、1つの電池を従来よりも長い時間使用できるので、この医療機器の使用時間を長くでき、また、電池交換の頻度を少なくできる。
また、この医療機器は、従来における制御出力ラインLと、信号監視ラインLとを絶縁するためのトランジスタ66が不要になるので、トランジスタ66の順方向電圧に起因して、電池で駆動可動な電圧下限値が上昇することが無い。したがって、この医療機器は、電池で動作可能な電圧の下限値が低くなるので、1つの電池による駆動時間を従来よりも長くできて、電池交換の頻度を少なくできる。
したがって、本発明によれば、医療機器の軽量化と運転時間の長時間化ができるので、例えば在宅での使用に好適な医療機器が得られる。
なお、上記電磁弁のみに限られず、例えば上記呼吸位相検知手段や、この医療機器に設けられた他の電気駆動の部品に、上記電力供給制御手段による制御の下、上記電池で電力を供給してもよい。
一実施形態の医療機器は、
上記接合型トランジスタは、PNPトランジスタであり、
上記電界効果トランジスタは、Nチャネル型MOSFETである。
上記実施形態によれば、上記接合型トランジスタはPNPトランジスタであるので、ローの電圧により、導通状態にできる。したがって、上記電池の電圧が降下した場合においても、上記操作スイッチのオン操作により、この医療機器を確実に起動できる。また、上記電界効果トランジスタはNチャネル型MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)であるので、ハイの電圧で導通状態になる。
一実施形態の医療機器は、
上記接合型トランジスタは、PNPトランジスタであり、
上記電界効果トランジスタは、Pチャネル型MOSFETである。
上記実施形態によれば、上記接合型トランジスタはPNPトランジスタであるので、ローの電圧により、導通状態にできる。したがって、上記電池の電圧が降下した場合においても、上記操作スイッチのオン操作により、この医療機器を確実に起動できる。また、上記電界効果トランジスタはPチャネル型MOSFETであるので、ローの電圧で導通状態になる。
以上のように、本発明の医療機器は、起動時には接合型トランジスタを経て電源ラインから負荷に電力を供給するので、電池電圧が降下した場合においても確実に起動でき、しかも、起動後には電界効果トランジスタを経て電池から負荷に電力を供給するので、電源電力の消費量を効果的に削減することができる。その結果、電池の消耗量を低減できて、医療機器の使用時間を長くでき、また、電池交換の頻度を少なくできる。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の医療機器としての呼吸同調器を示すブロック図である。
この呼吸同調器1は、在宅用の呼吸同調器1であり、酸素ボンベなどの酸素供給源2に一端が接続される流通路に、減圧弁3と、流量調整器4と、3ポート2位置の電磁弁5とを介設している。上記流通路の他端には、患者の鼻に装着されるカニューラ7が接続されるようになっており、上記流通路の電磁弁5とカニューラ7との間に、安全弁としてのリリーフ弁8を接続している。上記電磁弁5には、管路を介して、呼吸位相検知手段としての圧力センサ9を接続している。この圧力センサ9からの検出信号に基づいて、制御・電力供給手段10の電磁弁制御手段10aによって、上記電磁弁5の動作を制御するようになっている。上記制御・電力供給手段10は、入力手段11、出力手段12、電磁弁5および圧力センサ9に電気的に接続されている。上記入力手段11からの入力、および、図示しないモードスイッチにより設定されたモードに基づいて、この呼吸同調器1の動作を制御する。本実施形態では、上記入力手段11は電源スイッチであり、上記出力手段12は、動作状態を示すLEDと、電池残量の減少を警告するブザーである。この呼吸同調器1は、電源として、定格電圧が1.5Vの単2型乾電池13を1個のみ用いる。これにより、呼吸同調器1の軽量化を図って携行を容易にすると共に、電池13の消耗時に容易に電池交換を行えるようにしている。上記制御・電力供給手段10を経由して、上記電磁弁5、圧力センサ9および出力手段12に電力を供給するようにしている。
上記呼吸同調器は、以下のように動作する。すなわち、上記入力手段11への患者の入力に基づいて呼吸同調器1が起動し、患者の呼吸によるカニューラ7内の圧力変動が、電磁弁5を介して圧力センサ9で検出される。この圧力センサ9からの出力信号に基づいて、上記制御・電力供給手段10が上記患者の吸気開始を検知すると、上記電磁弁5を切り換えて、上記流通路をカニューラ7に連通する。これにより、上記酸素供給源2からカニューラ7に酸素を供給する。上記制御・電力供給手段10は、上記流通路をカニューラ7に連通してから所定時間が経過すると、上記電磁弁5を切り換えて、上記カニューラ7を圧力センサ9に連通させる。このような電磁弁5の切り換えを繰り返すことによって、患者の呼吸に同調して間欠的に患者に酸素を供給する。
図2は、本実施形態の呼吸同調器1が備える電源スイッチ回路を示す図である。この電源スイッチ回路は、電源ライン21から負荷22への電力供給を始動・継続・停止するものである。上記電源ライン21は、定格電圧1.5Vの電池13に接続されている。上記負荷22は、この呼吸同調器1において電力供給が必要である上記電磁弁5,圧力センサ9、出力手段12および後述するCPU(中央演算装置)10bを含む。
上記電源ライン21と負荷22との間には、接合型トランジスタとしてのPNPトランジスタ24と、電界効果トランジスタとしてのNチャンネル型MOSFET25とを互いに並列に接続している。上記PNPトランジスタ24のベースBとグランドとの間に、患者の操作によってオンされる操作スイッチ27を設けている。上記PNPトランジスタ24のベースBと操作スイッチ27との間と、電力供給制御手段としてのCPU10bとを、操作信号ライン31で接続している。上記操作スイッチ27がオン操作されたときに、上記操作信号ライン31を経て、操作信号をCPU10bに伝えるようにしている。また、このCPU10bと、上記Nチャンネル型MOSFET25のゲートGとを、自己保持ライン32で接続している。上記CPU10bは、上記自己保持ライン32を経て、上記Nチャンネル型MOSFET25を導通状態にする自己保持信号と、上記Nチャンネル型MOSFET25を非導通状態にする自己保持解除信号とを出力するようになっている。上記自己保持信号は約3.0Vのハイレベル信号であり、上記自己保持解除信号は約1.0V以下のローレベル信号である。
上記PNPトランジスタのベース−エミッタ間には、ノイズ除去用の抵抗R1を接続している。上記PNPトランジスタのベースBと操作スイッチ27との間に、上記PNPトランジスタの電流制御用の抵抗R2を接続している。上記自己保持ライン32に、ノイズ除去用抵抗R3を接続している。上記操作信号ライン31に、プルアップ用の抵抗R4を接続している。上記自己保持ライン32を、ノイズ除去用の抵抗R5を介してグランドに接続している。C1は、負荷22への供給電力の電圧を安定させるためのコンデンサであり、C2は、上記自己保持ライン32に伝送される自己保持信号に対するノイズ除去のためのコンデンサである。
上記構成の呼吸同調器1において、電源をオンにして起動する場合、患者が上記操作スイッチを押下する。そうすると、上記電源スイッチ回路において、PNPトランジスタ24が導通状態となり、上記電源ライン21およびPNPトランジスタ24を経由して、電池13から負荷22への電力供給が開始される。また、上記操作スイッチ27の押下により、上記操作信号ライン31がローレベルとなることにより、上記CPU10bは操作信号を検知する。これに応じて、上記CPU10bは、上記自己保持ライン32に、ハイレベルの自己保持信号を出力し、この自己保持信号がNチャンネル型MOSFET25のゲートGに入力されて、このNチャンネル型MOSFET25が導通状態となる。その結果、このNチャンネル型MOSFET25を経由して、電池13から負荷22への電力供給が開始される。
上記操作スイッチ27の押下が解除されると、上記PNPトランジスタ24のベースの接地が解除されて、上記PNPトランジスタ24が非導通状態になる。これにより、上記Nチャンネル型MOSFET25のみを経由して、電池13から負荷22への電力供給が継続される。
一方、上記呼吸同調器1の電源をオフする場合は、上記Nチャンネル型MOSFET25を経由して、電池13から負荷22に電力供給が行われている状態で、患者が上記操作スイッチ27を押下する。これにより、上記操作信号ライン31がローレベルとなり、このローレベルの操作信号を検知した上記CPU10bは、上記自己保持ライン32にローレベルの自己保持解除信号を出力する。この自己保持解除信号がNチャンネル型MOSFET25のゲートGに入力され、このNチャンネル型MOSFET25が非導通状態となり、このNチャンネル型MOSFET25を経由した電池13から負荷22への電力供給が終了する。
このように、本実施形態の呼吸同調器1は、起動時に、比較的低いエミッタ−ベース間電圧の印加により導通状態となるPNPトランジスタ24を経由して、負荷22への電力供給を開始する。したがって、上記電池13の消耗により電源電圧が多少低下しても、上記負荷22への電力供給を開始して、呼吸同調器1を確実に起動することができる。
また、この呼吸同調器1は、上記PNPトランジスタ24を経由して負荷22への電力供給を開始した後、この負荷22への電力供給のルートを、オン抵抗が比較的低いNチャンネル型MOSFET25に切り換える。したがって、電力損失が比較的少ない上記Nチャンネル型MOSFET25を経由して、呼吸同調器1の動作を継続するので、上記電池13の電力消費量を効果的に低減することができる。その結果、上記電池13の単位時間当たりの消耗量を低減できるので、1つの電池を従来よりも長い時間使用できる。すなわち、この呼吸同調器は、1つの電池13によって運転可能な時間を長くでき、また、電池交換の頻度を少なくできる。
従来の呼吸同調器では、電池の消耗により電源電圧が1.2Vを下回ると、起動は困難であった。これに対して、本実施形態の呼吸同調器1は、図2の電源スイッチ回路を採用することにより、電池13の電圧が0.9Vに降下した場合においても正常に起動ができることが、実験において確認できた。
この実験において、電源電圧が1.5Vである電池13の交換時から、この電池13の消耗に伴って電源電圧が0.9Vを下回って、起動不能となるまでの合計運転時間は、約200時間であった。従来の呼吸同調器では、電池を交換してから起動不可能になるまでの合計運転時間は、約80時間であった。したがって、本発明によれば、呼吸同調器の運転時間を2倍以上長くすることができると言える。
また、本実施形態の呼吸同調器1の電源スイッチ回路では、上記操作信号ライン31と自己保持ライン32は、互いに絶縁されているので、図5の従来の電源スイッチ回路におけるようなトランジスタ66は不要である。したがって、従来よりも電池で駆動可能な電圧の下限値を低くすることができる。つまり、従来よりも低い電圧値に降下するまで電池を使用することができるので、電池の使用時間を従来よりも長くすることができる。
図3は、他の実施形態の呼吸同調器1が備える電源スイッチ回路を示す図である。
本実施形態の呼吸同調器1は、電源スイッチ回路の電界効果トランジスタがPチャンネル型MOSFET45である点が、図2の電源スイッチ回路を有する呼吸同調器1と異なる。本実施形態の電源スイッチ回路において、図2の電源スイッチ回路と同一の部分には同一の参照番号を付して、詳細な説明を省略する。
本実施形態の呼吸同調器1は、図3の電源スイッチ回路に示すように、起動後の電力供給時に導通する電界効果トランジスタが、Pチャンネル型MOSFET45であるので、上記CPU40の自己保持信号はローレベルであり、また、自己保持解除信号はハイレベルである。
本実施形態においても、起動後に、オン抵抗の比較的低いPチャンネル型MOSFET45を経由して負荷22に電力供給を行うので、上記電池13の電力消費量を効果的に低減することができる。その結果、1つの電池13によって運転可能な時間を長くでき、また、電池交換の頻度を少なくできる。
上記各実施形態において、電源スイッチ回路の制御のためにCPU10bを用いたが、このCPU10bの機能と同じ機能を専用回路で実現してもよい。
また、上記各実施形態において、電源として、定格電圧が1.5Vの単2型乾電池を1つ用いたが、用いる電池の数は2つ以上でもよい。また、単2型乾電池に限られず、定格電圧は1.5Vでなくてもよい。本発明は、特に、定格電圧が4V以下の電池を電源として用いる場合に、呼吸同調器の運転時間を効果的に延長することができる。
また、上記各実施形態では、医療機器として呼吸同調器1を構成したが、呼吸同調器以外の例えば酸素濃縮器等のような医療機器であってもよい。
また、上記医療機器の用途は、在宅用に限られない。
本発明の実施形態の医療機器としての呼吸同調器を示すブロック図である。 図1の実施形態の呼吸同調器が備える電源スイッチ回路を示す図である。 他の実施形態の呼吸同調器が備える電源スイッチ回路を示す図である。 従来の医療機器としての呼吸同調器を示す概略構成図である。 従来の医療機器が備える電源スイッチ回路を示す図である。
符号の説明
10b CPU
13 電池
21 電源ライン
22 負荷
24 PNPトランジスタ
25 Nチャンネル型MOSFET
27 操作スイッチ
31 操作信号ライン
32 自己保持ライン

Claims (3)

  1. カニューラ(7)に酸素を供給する流通路に介設された電磁弁(5)と、
    患者の呼吸位相を検知する呼吸位相検知手段(9)と、
    上記呼吸位相検知手段(9)の出力に基づいて、上記電磁弁(5)を制御する電磁弁制御手段(10a)と、
    電池(13)と上記電磁弁(5)との間に接続され、かつ、互いに並列に接続された接合型トランジスタ(24)および電界効果トランジスタ(25)と、
    上記接合型トランジスタ(24)のベース(B)とグランドとの間に接続されて、操作者によってオン操作される操作スイッチ(27)と、
    上記操作スイッチ(27)のオン操作を示す操作信号を受け取ると、上記電界効果トランジスタ(25)のゲート(G)に、上記電界効果トランジスタ(25)を導通状態にする自己保持信号を出力する電力供給制御手段(10b)と
    を備えることを特徴とする医療機器。
  2. 請求項1に記載の医療機器において、
    上記接合型トランジスタは、PNPトランジスタ(24)であり、
    上記電界効果トランジスタは、Nチャネル型MOSFET(25)である
    ことを特徴とする医療機器。
  3. 請求項1に記載の医療機器において、
    上記接合型トランジスタは、PNPトランジスタ(24)であり、
    上記電界効果トランジスタは、Pチャネル型MOSFET(45)である
    ことを特徴とする医療機器。
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