JP2005304851A - 車両用シート - Google Patents
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Abstract
【課題】構成の複雑化を抑制しつつ、使い勝手のよい車両用シートを提供する。
【解決手段】車両用シート1は、シートクッション2と、シートクッション2を車両用シート1に対して前後方向にスライド移動可能に支持するスライド機構4と、シートクッション2の下部に設けられた収納部5とを備える。そして、シートクッション2の前後方向のスライド移動により、収納部5が開閉される。また、車両用シート1には、シートクッション2が前方にスライド移動されたときに、収納部5を上方向に移動させるリフト機構6が設けられている。リフト機構6は、シートクッション2のスライド移動に同期して収納部5を移動させる。なお、シートクッション2の前端の形状は、該シートクッション2が当接するグローブボックス7に対応した形状とされている。
【選択図】 図1
【解決手段】車両用シート1は、シートクッション2と、シートクッション2を車両用シート1に対して前後方向にスライド移動可能に支持するスライド機構4と、シートクッション2の下部に設けられた収納部5とを備える。そして、シートクッション2の前後方向のスライド移動により、収納部5が開閉される。また、車両用シート1には、シートクッション2が前方にスライド移動されたときに、収納部5を上方向に移動させるリフト機構6が設けられている。リフト機構6は、シートクッション2のスライド移動に同期して収納部5を移動させる。なお、シートクッション2の前端の形状は、該シートクッション2が当接するグローブボックス7に対応した形状とされている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用シートに関するものである。
一般に、車両を運転する際には荷物がシートの上に置かれる場合が多い。シートの上に置かれた荷物は不安定な状態であり、車両の急発進・急停止や右左折・カーブによる左右の振れに伴い荷物が転倒したり落下したりすることにより、荷物が破損したり車両の床面に散乱したりする等の不具合を招く。
従来、座席に収納部を設けた車両用シートが種々提案されている。例えば、特許文献1には、車両用シートの座席の上部を回動させることで、座席の下部に設けられた収納部を使用することができる車両用シートが開示されている。この構成によれば、座席の上部を回動させるのみの簡易な操作で収納部を使用することができ、回動させた座席の上部を元の位置に戻すことで収納した荷物を安定して保持することができる。
また、特許文献2には、車両用シート前方の空きスペースに、座席面に連続するように板部材を設けて、荷物を載置するスペースを拡張することができる車両用シートが開示されている。この構成によれば、荷物を載置し易い場所に収納スペースを拡張するとともに、座席から前方への荷物の落下を低減することができる。
更には、特許文献3には、車両用シートの座席を前後に分割可能とし、座席が分割されて形成される隙間に底部と側部とを設けて収納部として使用することができる車両用シートが開示されている。この構成により、収納部に荷物を安定して保持し、荷物の転倒・落下を防止することができる。
特開2000−287787号公報
特開2001−130306号公報
特開2003−289988号公報
しかしながら、特許文献1に記載の車両用シートであると、座席の上面に何もない状態としなければ座席の上部を回動させることができないため、荷物を置き換えないと収納部を使用することができない場合があり、使い勝手が悪いという問題があった。また、特許文献2に記載の車両用シートであると、車両用シートに対して別部材である板部材を設けるため、部品点数の増加を招くとともに、車両用シートを座席として使用する際にはこの板部材を収納する必要があり、構成の複雑化や手間の増加を招いていた。更には、特許文献3に記載の車両用シートであると、座席が前後に分割されているため、着座感が悪く、また、座席を前後に分割して形成された隙間が収納部とされるため、分割する際に座席上の荷物が収容部内に落下する虞があり、荷物を座席においたままでその座席を分割することができない。そのため、荷物を一旦他の座席等に置かなければならず、使い勝手が悪かった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、構成の複雑化を抑制しつつ、使い勝手のよい車両用シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、シートクッションと、前記シートクッションを、車両用シートに対して前後方向にスライド移動可能に支持するスライド機構と、前記シートクッションの下部に設けられた収納部と、を備え、前記シートクッションの前後方向のスライド移動により、前記収納部が開閉されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記シートクッションが前方にスライド移動されたときに、前記収納部を上下方向に移動させるリフト機構が設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シートにおいて、前記収納部は、上面が平面部とされていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シートにおいて、前記収納部は、有底箱状とされていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両用シートにおいて、前記収納部は、有底箱状とされていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記リフト機構は、前記シートクッションのスライド移動に同期して前記収納部を移動させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記シートクッションの前端の形状は、該シートクッションが当接する車両本体の部位に対応した形状とされていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記シートクッションの後端部に、突出部が設けられていることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の車両用シートにおいて、前記突出部は、前記シートクッションが前方にスライド移動されたときに突出することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の車両用シートにおいて、前記突出部は、前記シートクッションが前方にスライド移動されたときに突出することを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の車両用シートにおいて、前記突出部は、前記シートクッションが着座位置とされると、自動的に収納されることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のうち何れか1項に記載のシートクッションにおいて、前記シートクッションに加わる荷重を検出する圧力センサと、前記圧力センサの検出により、同シートクッションに着座されているか否かを判断する判断部と、前記判断部の判断結果により、前記シートクッションに着座されているときに前記シートクッションの前方へのスライド移動を禁止する制御部と、を備えたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のうち何れか1項に記載のシートクッションにおいて、前記シートクッションに加わる荷重を検出する圧力センサと、前記圧力センサの検出により、同シートクッションに着座されているか否かを判断する判断部と、前記判断部の判断結果により、前記シートクッションに着座されているときに前記シートクッションの前方へのスライド移動を禁止する制御部と、を備えたことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記シートクッションの前方へのスライド移動中に、同シートクッションと車両本体との間の異物の挟み込みを検出する挟み込み検出センサと、前記挟み込み検出センサにより異物の挟み込みが検出されると、前記シートクッションの移動を停止する制御部と、を備えたことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記シートクッションの後方へのスライド移動中に、同シートクッションの後端部の挟み込みを検出する挟み込み検出センサと、前記挟み込み検出センサにより異物の挟み込みが検出されると、前記シートクッションの移動を停止する制御部と、を備えたことを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記シートクッションを前後方向にスライド移動させるための駆動用アクチュエータを備えたことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項2〜13のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、前記リフト機構を駆動して前記収納部を上下方向に移動させる駆動用アクチュエータを備えたことを特徴とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、シートクッションは、スライド機構により車両用シートに対して前後方向にスライド移動可能に支持される。そして、シートクッションの下部には収納部が設けられており、シートクッションの前後方向のスライド移動により、収納部が開閉される。このように構成すれば、シートクッションを車両用シートに対して引き出す(スライド移動させる)だけの簡易な操作で、収納部を使用することができるようになる。また、通常は車両用シートに設置して座席として使用されるシートクッションをスライド移動させることで収納部を使用することができるようになるため、収納部を設置するための部材を新たに設ける必要はなく、構成の複雑化を抑制することができる。従って、構成の複雑化を抑制しつつ、使い勝手のよい車両用シートとすることができる。
請求項1に記載の発明によれば、シートクッションは、スライド機構により車両用シートに対して前後方向にスライド移動可能に支持される。そして、シートクッションの下部には収納部が設けられており、シートクッションの前後方向のスライド移動により、収納部が開閉される。このように構成すれば、シートクッションを車両用シートに対して引き出す(スライド移動させる)だけの簡易な操作で、収納部を使用することができるようになる。また、通常は車両用シートに設置して座席として使用されるシートクッションをスライド移動させることで収納部を使用することができるようになるため、収納部を設置するための部材を新たに設ける必要はなく、構成の複雑化を抑制することができる。従って、構成の複雑化を抑制しつつ、使い勝手のよい車両用シートとすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記請求項1に記載の発明において、シートクッションが前方にスライド移動されたときに、収納部を上下方向に移動させるリフト機構が設けられている。つまり、このようなリフト機構を設けることにより、収納部を上下方向に移動させることができるので、収納部を使用する態様を適宜変更することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の車両用シートにおいて、収納部は上面が平面部とされているため、シートクッションが前方にスライド移動されたときに、上面の平面部を荷物の受け面として収納部が形成される。
請求項4に記載の発明によれば、上記請求項1又は2に記載の車両用シートにおいて、収納部は、有底箱状とされているため、シートクッションが前方にスライド移動されているときに収納部に荷物を収納し、その状態でシートクッションを後方にスライド移動させて着座位置に設置することで、座席として使用されるシートクッションの下部に荷物を収納することができる。
請求項5に記載の発明によれば、上記請求項2〜4のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、リフト機構は、シートクッションのスライド移動に同期して収納部を移動させるため、シートクッションをスライド移動させれば収納部も自動的に上下方向に移動される。このため、収納部を使用可能な状態とするための作業を簡略化することができる。
請求項6に記載の発明によれば、上記請求項1〜5のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、シートクッションの前端の形状は、シートクッションが当接する車両本体の部位に対応した形状とされている。具体的には、シートクッションの前端の形状は、車両本体のシートクッションが当接する部位の凹凸形状に合わせた形状とされる。このため、シートクッションが車両に当接したときに、シートクッションと車両との間には略隙間ができないものとされ、シートクッション上に載置された荷物が落下するのを防止することができる。
請求項7に記載の発明によれば、上記請求項1〜6のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、シートクッションの後端部に、突出部が設けられているため、シートクッションを前方に移動させた状態で、シートクッション上に載置された荷物が収納部に落下するのを防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、上記請求項7に記載の車両用シートにおいて、突出部は、シートクッションが前方にスライド移動されたときに突出するため、シートクッションが着座位置にあるときはシートクッション上面から突出されず、着座の邪魔にならない。
請求項9に記載の発明によれば、上記請求項8に記載の車両用シートにおいて、突出部は、シートクッションが着座位置とされると自動的に収納されるため、突出部の突出・収納に手間がかからない。
請求項10に記載の発明によれば、上記請求項1〜9のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、シートクッションに加わる荷重を検出する圧力センサと、圧力センサの検出により、同シートクッションに着座されているか否かを判断する判断部と、判断部の判断結果により、シートクッションに着座されているときにシートクッションの前方へのスライド移動を禁止する制御部とを備えた。このため、シートクッションに着座されているときはシートクッションがスライド移動されないようにすることができる。
請求項11に記載の発明によれば、上記請求項1〜10のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、シートクッションの前方へのスライド移動中に、同シートクッションと車両本体との間の異物の挟み込みを検出する挟み込み検出センサと、挟み込み検出センサにより異物の挟み込みが検出されると、シートクッションの移動を停止する制御部とを備えた。このため、シートクッションと車両本体との間に異物が挟まれるときはシートクッションがスライド移動しないようにすることができる。
請求項12に記載の発明によれば、上記請求項1〜11のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、シートクッションの後方へのスライド移動中に、同シートクッションの後端部の挟み込みを検出する挟み込み検出センサを備えた。そして、挟み込み検出センサにより異物の挟み込みが検出されると、シートクッションの移動を停止する制御部を備えた。このため、シートクッションの後端部と車両用シートとの間に異物が挟まれるときは、シートクッションがスライド移動しないようにすることができる。
請求項13に記載の発明によれば、上記請求項1〜12のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、駆動用アクチュエータによりシートクッションは自動的にスライド移動されるため、より高機能な車両用シートとなる。
請求項14に記載の発明によれば、上記請求項2〜13のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、リフト機構を駆動して収納部を上下方向に移動させる駆動用アクチュエータを備えたため、より高機能な車両用シートとなる。
本発明によれば、構成の複雑化を抑制しつつ、使い勝手のよい車両用シートとすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
図1(a)に示すように、車両用シート1は、シートクッション2と、背もたれ部3と、シートクッション2を車両用シート1に対して車両の前後方向にスライド移動可能に支持するスライド機構4と、シートクッション2の下部に設けられた収納部5とを備えている。収納部5には、収納部5を上下方向に移動させるリフト機構6が設けられており、本実施形態においてはシートクッション2のスライド移動に同期してこのリフト機構6が作動するように構成されている。この車両用シート1は、例えば自動車の助手席として使用される。
図1(a)に示すように、車両用シート1は、シートクッション2と、背もたれ部3と、シートクッション2を車両用シート1に対して車両の前後方向にスライド移動可能に支持するスライド機構4と、シートクッション2の下部に設けられた収納部5とを備えている。収納部5には、収納部5を上下方向に移動させるリフト機構6が設けられており、本実施形態においてはシートクッション2のスライド移動に同期してこのリフト機構6が作動するように構成されている。この車両用シート1は、例えば自動車の助手席として使用される。
シートクッション2は、スライド機構4に支持されて、図1(a)に示す着座可能な位置(以下、この位置を「着座位置」という)と、図1(b)に示す収納部5を使用可能な位置(以下、この位置を「収納部使用位置」という)との間を前後方向にスライド移動可能とされている。このシートクッション2の前後方向のスライド移動により、収納部5が開閉される。シートクッション2は、車両本体のグローブボックス7に当接するまで前方向にスライド移動されて、前記収納部使用位置とされる。
シートクッション2は、収納部使用位置とされたときに、前側の端部がグローブボックス7に沿う形状となるように形成されている。つまり、シートクッション2がグローブボックス7に当接すると、シートクッション2とグローブボックス7との間には、ほぼ隙間がないものとされる。このため、シートクッション2が収納部使用位置とされたとき、シートクッション2上に載置された荷物が、シートクッション2上から落下するのを防止することができる。なお、図示は省略するが、シートクッション2の前方とグローブボックス7との間には、異物の挟み込みを検出する挟み込み検出センサ45aが設けられている。
収納部5は、支持板5aに上方からカバー5bが被せられて構成されており、カバー5bの上面は平面部5cとされている。カバー5b内には、後述するリフト機構6が収容される。収納部5は、シートクッション2が着座位置にあるときは、上記リフト機構6によりシートクッション2の下方に収納されるように下方向に移動されている。また、シートクッション2が収納部使用位置にあるときは、上記リフト機構6により、平面部5cがシートクッション2の上面と同一面となるまで上方向に移動される。このため、シートクッション2が収納部使用位置となったとき、平面部5cはシートクッション2の上面に連続することとなり、荷物を載置することのできるスペースが大きく形成されることとなる。また、この場合、運転席に着座した運転者から荷物を載置するスペースまでの距離が短いため、運転者は腕を伸ばす等の行為をすることなく容易に荷物を平面部5c(収納部5)に載置することができ、使い勝手がよい。
また、シートクッション2は、シートクッション2自体が分割されることなく、スライド機構4により略平行に前後方向にスライド移動されるため、荷物等を載置したままシートクッション2を移動させることができる。このため、収納部5を使用するためにシートクッション2上に荷物がない状態とする必要がなく、荷物を置いたままシートクッション2をスライド移動させることができ、荷物を一旦他の座席等に置き換える作業が必要なく、容易に収納部5を使用することができる。
そして、シートクッション2は、収納部使用位置とされた後、車両用シート1の背もたれ部3に当接するまで後方向にスライド移動されて、再び着座位置とされる。なお、図示は省略するが、シートクッション2の後端部と背もたれ部3との間、及びシートクッション2と収納部5との間には、異物の挟み込みを検出する挟み込み検出センサ45b,45cが設けられている。この挟み込み検出センサ45b,45cは、シートクッション2の後端部の挟み込みを検出する。
次に、前記スライド機構4について詳述する。
スライド機構4は、図2に示すように、電動モータ11と、駆動用アクチュエータとしての駆動機構12と、スライド機構13とを備えて構成されている。この駆動機構12及びスライド機構13は、シートクッション2を前後方向にスライド移動させる。
スライド機構4は、図2に示すように、電動モータ11と、駆動用アクチュエータとしての駆動機構12と、スライド機構13とを備えて構成されている。この駆動機構12及びスライド機構13は、シートクッション2を前後方向にスライド移動させる。
電動モータ11は、回転駆動を行うものである。駆動機構12は、電動モータ11の回転駆動により回転されるスクリュ14と、該スクリュ14と螺合するナット15とを備えている。スクリュ14はベース部材16に固定されており、ナット15には後述する枠体18が該ナット15と一体移動可能に接合されている。ナット15及び枠体18は、スクリュ14の回転に基づいて前後方向に往復移動を行うように構成されている。
スライド機構13は、一対のベース部材16に固設されたガイドプレート17と、ガイドプレート17に対して前後方向にスライド移動可能とされた枠体18とを備えて構成されている。なお、図示は省略するが、ベース部材16は、車両用シート1自体(シートクッション2及び背もたれ部3)を車両の前後方向にスライド移動させるように構成されている。
ベース部材16は、シートクッション2の左右側端部に対応する位置に、車両の前後方向にのびるように設けられている。ベース部材16の後方には、上記背もたれ部3を回動可能に支持する支持部16aが設けられている。また、ベース部材16の上部にはクッションプレート支持部16bが、着座位置にあるシートクッション2(図1(a)参照)を支持するように設けられている。
ガイドプレート17は、金属製とされ、ベース部材16の左右側壁の内側に溶接等により固設されている。この一対のガイドプレート17は、後側はロッド19により連結され、前側は枠材20により連結されている。各ガイドプレート17の内側面には、断面略コの字形状の前後方向にのびるガイド溝21が形成されている。また、ガイドプレート17の後側上部には、それぞれ支持部22が設けられている。各支持部22は、前方に延びる板状とされ、ガイドプレート17にそれぞれ支持されている。
枠体18は、車両の前後方向にのびる一対のレール部材23を備えている。各レール部材23は、上記ガイド溝21に沿った形状とされており、ガイド溝21にスライド移動可能に組み付けられている。また、各レール部材23後端部には、それぞれ金属製の支持プレート24が取着され、各レール部材23の前端部には、それぞれ金属製の支持プレート25が取着されている。左右の支持プレート24,25は、それぞれ左右方向に延びるロッド26により連結されている。両支持プレート24は、それぞれ上部を内側に向けて略直角に屈曲形成された支持部24aを有しており、支持部24aは枠体18が後方にスライド移動されたときに、上述した支持部22の上面に略当接するように配置される。また、両支持プレート25は、それぞれ上部が外側に向けて略直角に屈曲形成された支持部25aを有しており、これらの支持部25aは、枠体18が後方にスライド移動されたときに、上述したクッションプレート支持部16bの上面に略当接するように配置される。
上記スライド機構4の枠体18には、図3(a)に示す金属製のクッションプレート27が溶接等により固定されている。詳しくは、クッションプレート27は、上記支持プレート24,25の支持部24a,25aに固定されている。クッションプレート27には、図3(b)に示すクッション28が、クッションプレート27を被覆するように取着されている。この構成により、スライド機構4により枠体18、クッションプレート27及びクッション28は一体的に前後方向にスライド移動可能とされる。なお、図示は省略するが、クッションプレート27の上面(シートクッション2の下部)には、乗員の有無を判定する圧力センサ44が配設されている。
また、図4(a),(b)に示すように、上記リフト機構6は、収納部5(支持板5a)を昇降移動させる伸縮機構(例えばレージトンク)31と、駆動用アクチュエータとしての電動モータ32と、スクリュ33とを備えて構成されている。この電動モータ32及びスクリュ33は、リフト機構6を駆動して支持板5a(収納部5)を上下方向に移動させる。
図4(b)に示すように、スクリュ33は、伸縮機構31中段において、前側の連結部を左右方向に連結する固定ロッド31aと後側の連結部を左右方向に連結する可動ロッド31bとを、前後方向に貫通するように設けられている。そして、スクリュ33の前側の端部は固定ロッド31aを介して電動モータ32に連結されており、後側の端部は可動ロッド31bが螺入されている。これにより、電動モータ32の回転に基づいて可動ロッド31bが前後方向に往復移動を行うように構成されており、可動ロッド31bの前後方向の移動に伴い、伸縮機構31中段の連結部が離間・近接されて該伸縮機構31が上下方向に伸縮する。
なお、上述したように、本実施形態では、図4(a)に示すようにシートクッション2が後方に配置されているときは、伸縮機構31は収縮されて支持板5aは下方位置とされる。そして、シートクッション2の前方へのスライド移動に伴い電動モータ32が駆動されて伸縮機構31が伸張されて支持板5aが上方位置とされる。
また、上述したように、シートクッション2が後方に配置されて着座位置にあるときは、そのシートクッション2の枠体18に設けられた支持プレート24,25の支持部24a,25aがそれぞれガイドプレート17に設けられた支持部22の上面とクッションプレート支持部16bの前部上面とに略当接するように配置されている。従って、シートクッション2に着座した搭乗者等による荷重は、ガイドプレート17とクッションプレート支持部16bとに支持されるため、スライド機構4に荷重がかかることはない。
なお、上記スライド機構4のクッションプレート支持部16bは、保護パネル8により覆われる。本実施形態では、図5(a)で示される車両用シート1のシートクッション2が、図5(b)に示すように前方向にスライド移動されると、収納部5上面の平面部5cは、保護パネル8の上面8aと同一面状とされる。即ち、シートクッション2が収納部使用位置とされると、シートクッション2の上面、収納部5上面の平面部5c及び保護パネル8の上面8aが同一面状とされ、このスペースに荷物を載置することが可能となる。
なお、保護パネル8は、中央部に向かって周囲より低くなるように傾斜する傾斜面8bが形成されており、その中央部に収納部5が配置されている。そして、保護パネル8により、支持部22(図2参照)等が露出しないようになっている。このため、シートクッション2の前方向へのスライド移動に伴い収納部5が下方向に移動される場合、図5(c)に示すように、収納部5は保護パネル8の傾斜面8bにより四周を囲まれることとなる。そして、収納部5を底面として、傾斜面8bを側面とする収納部が形成される。なお、図5(c)に示すように収納部を形成すれば、収納部に載置した荷物は側壁に保持されるため、荷物を安定して保持することができるようになる。
また、図6に示すように、上記電動モータ11及び電動モータ32は、車両に搭載されたECU(判断部及び制御部としての制御装置)41に電気的に接続されている。ECU41には、上述した圧力センサ44及び挟み込み検出センサ45a,45b,45cが接続されており、各センサからの検出信号が入力される。
ECU41は、バッテリ42から駆動電源が供給され、車両のフロントパネル等に設けられた起動スイッチ(起動SW)43のオン操作に基づいて動作状態となる。即ち、シートクッション2が着座位置にあるときに、起動スイッチ43がオン操作されると、ECU41は、電動モータ11を回転駆動してスライド機構4によりシートクッション2を前方向にスライド移動させるとともに、電動モータ32を回転駆動してリフト機構6により収納部5を上方向に移動させる。
一方、シートクッション2が収納部使用位置にあるときに、起動スイッチ43がオン操作されると、ECU41は、電動モータ11を回転駆動してスライド機構4によりシートクッション2を後方向にスライド移動させるとともに、電動モータ32を回転駆動してリフト機構6により収納部5を下方向に移動させる。
なお、本実施形態においては、ECU41はシートクッション2のスライド移動に同期して収納部5を上下方向に移動させるが、シートクッション2と収納部5とが互いに干渉しないようにスライド機構4及びリフト機構6を制御する。具体的には、ECU41は、シートクッション2を後方へスライド移動させるときには、先ず収納部5を下方向に移動させてシートクッション2下に収納される位置(図1(a)に示す位置)とした後に、シートクッション2を移動させる。
また、ECU41は、圧力センサ44の検出信号をもとに、シートクッション2上に着座されているか否かを判断する。そして、ECU41は、シートクッション2に着座されていると判断すれば、シートクッション2の前方向への移動を禁止する。また、シートクッション2に着座されていないと判断すれば、シートクッション2の前方向へのスライド移動を許容する。
更には、ECU41は、電動モータ11を回転駆動してシートクッション2を前方にスライド移動させる際に、挟み込み検出センサ45aの検出信号をもとに、シートクッション2とグローブボックス7との間に異物の挟み込みがあるか否かを判断する。そして、異物の挟み込みがないと判断している間はシートクッション2の移動を許容するが、異物の挟み込みがあると判断すればシートクッション2の移動を停止する。このため、シートクッション2とグローブボックス7との間に異物が挟まれるときは、シートクッション2はスライド移動されない。
また、ECU41は、電動モータ11を回転駆動してシートクッション2を後方にスライド移動させる際に、挟み込み検出センサ45b,45cの検出信号をもとに、シートクッション2と背もたれ部3又は収納部5との間に異物の挟みがあるか否かを判断する。そして、異物の挟み込みがないと判断している間はシートクッション2の移動を許容するが、異物の挟み込みがあると判断すればシートクッション2の移動を停止する。このため、シートクッション2と背もたれ部3又は収納部5との間に異物が挟まれるときは、シートクッション2はスライド移動されない。例えば、シートクッション2が収納部使用位置にあるときに収納部5に荷物が収納され、その荷物がシートクッション2のスライド移動により挟み込まれた場合、シートクッション2の移動によるそれ以上の挟み込みが防止される。
(実施形態の作用・効果)
上記したように、本実施形態によれば以下の効果を有する。
(1)本実施形態では、シートクッション2を車両用シート1に対して前方に引き出す(スライド移動させる)だけの簡易な操作で、収納部5を使用することができるようになる。また、通常は車両用シート1本体に設置して座席として使用されるシートクッション2をスライド移動させることで、収納部5を使用することができるようになるため、収納部5を設置するための部材を新たに設ける必要はなく、構成の複雑化を抑制することができる。従って、構成の複雑化を抑制しつつ、使い勝手のよい車両用シート1とすることができる。
上記したように、本実施形態によれば以下の効果を有する。
(1)本実施形態では、シートクッション2を車両用シート1に対して前方に引き出す(スライド移動させる)だけの簡易な操作で、収納部5を使用することができるようになる。また、通常は車両用シート1本体に設置して座席として使用されるシートクッション2をスライド移動させることで、収納部5を使用することができるようになるため、収納部5を設置するための部材を新たに設ける必要はなく、構成の複雑化を抑制することができる。従って、構成の複雑化を抑制しつつ、使い勝手のよい車両用シート1とすることができる。
(2)本実施形態では、リフト機構6により収納部5を上下方向に移動させることができるので、収納部5を使用する態様を適宜変更することができる。
(3)本実施形態では、収納部5の上面を平面部5cとしたため、シートクッション2が前方向に移動されて収納部使用位置とされたときに、この平面部5cを荷物の受け面として使用することができる。
(3)本実施形態では、収納部5の上面を平面部5cとしたため、シートクッション2が前方向に移動されて収納部使用位置とされたときに、この平面部5cを荷物の受け面として使用することができる。
(4)本実施形態では、リフト機構6は、シートクッション2のスライド移動に同期して収納部5を上下方向に移動させるようにしたため、シートクッション2をスライド移動させれば収納部5も自動的に上下方向に移動される。このため、収納部5を使用可能な状態とするための作業を簡略化することができる。
(5)本実施形態では、シートクッション2の前端の形状は、シートクッション2が当接するグローブボックス7に対応した形状とされている。具体的には、シートクッション2の前端の形状は、グローブボックス7の凹凸形状に合わせた形状とされている。このため、シートクッション2が車両に当接したときに、シートクッション2と車両との間には略隙間ができないものとされる。この場合、シートクッション2上に載置された荷物が落下するのを防止することができる。
(6)本実施形態では、シートクッション2に加わる荷重を検出する圧力センサ44と、圧力センサ44の検出により、シートクッション2に着座されているか否かを判断し、その判断結果により、シートクッション2に着座されているときにシートクッション2の前方へのスライド移動を禁止するECU41とを備えた。このため、シートクッション2に着座されているときはシートクッション2がスライド移動されないようにすることができる。
(7)本実施形態では、シートクッション2のスライド移動中に、シートクッション2とグローブボックス7、背もたれ部3及び収納部5との間の異物の挟み込みを検出する挟み込み検出センサ45a,45b,45cを備えた。そして、挟み込み検出センサ45a,45b,45cにより異物の挟み込みが検出されると、シートクッション2のスライド移動を停止するECU41を備えた。このため、シートクッション2とグローブボックス7、背もたれ部3又は収納部5との間に異物が挟まれるときは、シートクッション2がスライド移動しないようにすることができる。
(別例)
尚、本発明の上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態におけるスライド機構4を、ワイヤ等による牽引機構やリンク機構としてもよい。
尚、本発明の上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
○上記実施形態におけるスライド機構4を、ワイヤ等による牽引機構やリンク機構としてもよい。
○上記実施形態では、収納部5を上下方向に移動させるリフト機構6を設けたが、シートクッション2の前後方向のスライド移動により収納部5が開閉されるのであれば、リフト機構6は必ずしも設けなくてもよい。
○上記実施形態においては、車両用シート1が車両の助手席に適用される場合について説明したが、本発明にかかる車両用シートを、後部座席等の他の座席に適用してもよい。
○上記実施形態においては、スライド機構4の動作に同期してリフト機構6が作動されるようにしたが、リフト機構6の作動は必ずしも同期させなくてもよい。
○上記実施形態においては、スライド機構4の動作に同期してリフト機構6が作動されるようにしたが、リフト機構6の作動は必ずしも同期させなくてもよい。
○上記実施形態において、収納部5を板状部材に代えて有底箱状としてもよい。この場合、シートクッション2が収納部使用位置とされたときに収納部に荷物を収納し、その状態でシートクッション2を後方にスライド移動させて着座位置とすることで、シートクッション2の下部に荷物を収納することができる。この場合、盗難防止のために荷物を隠蔽することが可能となる。
○上記実施形態において、図7に示すように、シートクッション2の後端部に、突出部51を設けてもよい。この場合、突出部51により、シートクッション2上の荷物が収納部5の平面部5cに向かって落下するのを防止することができる。
また、図8(a)に示すように、シートクッション2の後端部に、シートクッション2が前方にスライド移動されたときに突出する突出部52を設けてもよい。例えば、図8(b)に示すように、突出部52は、シートクッション2が前方向に移動されたときは、シートクッション2内に内蔵されたばね部材52aにより上方向に突出するように付勢されるとともに、シートクッション2が着座位置とされたときには背もたれ部3により押圧されるように構成される。この場合、シートクッション2が収納部使用位置にあるときは、突出部52によりシートクッション2上の荷物が収納部5の平面部5cに向かって落下するのを防止することができ、シートクッション2が着座位置にあるときは、突出部52はシートクッション2上面から突出されず、着座の邪魔にならない。また、シートクッション2を着座位置に配置することで、突出部52を自動的に収納することができ、突出部52の突出・収納に手間がかからない。
○上記実施形態において、シートクッション2を前方向に移動させるときに、僅かに上方向に向けて移動するようにしてもよい。この場合、シートクッション2上に載置された荷物をシートクッション2上で安定させることができる。
○収納部5の載置面に、荷物の有無を判定する圧力センサや近接センサ等を設けてもよい。この場合、収納部5上に荷物があるか否かを判断してリフト機構6を作動させることができる。
○上記実施形態では、起動スイッチ43のオン操作にもとづいてスライド機構4(電動モータ11)を作動させるものとしたが、スライド機構4をどのような態様で作動させてもよい。例えば、遠隔操作により作動されるようにしてもよいし、手動によりシートクッション2をスライド移動させるようにしてもよい。
○上記実施形態では、挟み込み検出センサ45a,45b,45cによりシートクッション2とグローブボックス7、背もたれ部3及び収納部5との間の異物の挟み込みを検出するものとしたが、挟み込みを検出する態様はこれに限定されない。例えば、電動モータ11,32のモータ負荷電流を検出することにより挟み込みを検出するようにしてもよい。
1…車両用シート、2…シートクッション、4…スライド機構、5…収納部、5c…平面部、6…リフト機構、7…グローブボックス(シートクッションが当接する車両本体の部位)、12…駆動用アクチュエータを構成する駆動機構、13…駆動用アクチュエータを構成するスライド機構、32…駆動用アクチュエータを構成する電動モータ、33…駆動用アクチュエータを構成するスクリュ、41…制御装置(判断部及び制御部)、44…圧力センサ、45a,45b,45c…挟み込み検出センサ、51,52…突出部。
Claims (14)
- シートクッションと、
前記シートクッションを、車両用シートに対して前後方向にスライド移動可能に支持するスライド機構と、
前記シートクッションの下部に設けられた収納部と、
を備え、
前記シートクッションの前後方向のスライド移動により、前記収納部が開閉されることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1に記載の車両用シートにおいて、
前記シートクッションが前方にスライド移動されたときに、前記収納部を上下方向に移動させるリフト機構が設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1又は2に記載の車両用シートにおいて、
前記収納部は、上面が平面部とされていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1又は2に記載の車両用シートにおいて、
前記収納部は、有底箱状とされていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項2〜4のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記リフト機構は、前記シートクッションのスライド移動に同期して前記収納部を移動させることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1〜5のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記シートクッションの前端の形状は、該シートクッションが当接する車両本体の部位に対応した形状とされていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1〜6のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記シートクッションの後端部に、突出部が設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 請求項7に記載の車両用シートにおいて、
前記突出部は、前記シートクッションが前方にスライド移動されたときに突出することを特徴とする車両用シート。 - 請求項8に記載の車両用シートにおいて、
前記突出部は、前記シートクッションが着座位置とされると、自動的に収納されることを特徴とする車両用シート。 - 請求項1〜9のうち何れか1項に記載のシートクッションにおいて、
前記シートクッションに加わる荷重を検出する圧力センサと、
前記圧力センサの検出により、同シートクッションに着座されているか否かを判断する判断部と、
前記判断部の判断結果により、前記シートクッションに着座されているときに前記シートクッションの前方へのスライド移動を禁止する制御部と、
を備えたことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1〜10のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記シートクッションの前方へのスライド移動中に、同シートクッションと車両本体との間の異物の挟み込みを検出する挟み込み検出センサと、
前記挟み込み検出センサにより異物の挟み込みが検出されると、前記シートクッションの移動を停止する制御部と、
を備えたことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1〜11のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記シートクッションの後方へのスライド移動中に、同シートクッションの後端部の挟み込みを検出する挟み込み検出センサと、
前記挟み込み検出センサにより異物の挟み込みが検出されると、前記シートクッションの移動を停止する制御部と、
を備えたことを特徴とする車両用シート。 - 請求項1〜12のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記シートクッションを前後方向にスライド移動させるための駆動用アクチュエータを備えたことを特徴とする車両用シート。 - 請求項2〜13のうち何れか1項に記載の車両用シートにおいて、
前記リフト機構を駆動して前記収納部を上下方向に移動させる駆動用アクチュエータを備えたことを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004127106A JP2005304851A (ja) | 2004-04-22 | 2004-04-22 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004127106A JP2005304851A (ja) | 2004-04-22 | 2004-04-22 | 車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005304851A true JP2005304851A (ja) | 2005-11-04 |
Family
ID=35434282
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004127106A Pending JP2005304851A (ja) | 2004-04-22 | 2004-04-22 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005304851A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110799379A (zh) * | 2017-05-29 | 2020-02-14 | 康斯丁有限公司 | 用于改进车辆座椅下方的存储空间的可接近性的设备 |
-
2004
- 2004-04-22 JP JP2004127106A patent/JP2005304851A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110799379A (zh) * | 2017-05-29 | 2020-02-14 | 康斯丁有限公司 | 用于改进车辆座椅下方的存储空间的可接近性的设备 |
US11560071B2 (en) * | 2017-05-29 | 2023-01-24 | Constin Gmbh | Device for improving the accessibility of the storage space below vehicle seats |
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