JP2005304260A - 直並列コンバータの保護回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 直列回路K1にはリアクトルL1を流れる電流を検出する電流検出器E1が設置されるとともに、直列回路K3にはリアクトルL2を流れる電流を検出する電流検出器E2が設置され、電流検出器E1にて検出された過電流に基づいてスイッチング素子M1、M2の動作を停止させることで、スイッチング素子M1、M2を保護し、電流検出器E2にて検出された過電流に基づいてスイッチング素子M5、M6の動作を停止させることで、スイッチング素子M5、M6を保護し、スイッチング素子M3、M4を保護する場合、電流検出器E1、E2にて検出された電流値に基づいて直列回路K2に過電流が流れたかを判定する。
【選択図】 図1
Description
図3は、従来のパワー素子の過電流からの保護方法を示す回路図である。
図3において、パワー素子の保護回路には、NチャンネルMOSFETからなるパワー素子101、パワー素子101のソースに接続され、パワー素子101bに流れる過電流IDを検出する抵抗Rs、非反転入力端子が抵抗Rsの一端に接続されるとともに、反転入力端子が基準電圧Vrefを介して抵抗Rsの他端に接続されたコンパレータ102、パワー素子101を制御する制御信号とコンパレータ102の出力との論理積をとる論理積回路103、論理積回路103からの出力をパワー素子101のゲートに印加するバッファ104が設けられている。
図4において、過電流保護機能付分散型電源装置111には、直流電源112、昇圧回路113、平滑コンデンサ114、インバータブリッジ回路115、フィルタ回路116、中央演算処理装置117、駆動回路118、電流検出器119、過電流信号発生回路120およびPWM制御信号遮断回路121が設けられている。
図5は、直並列コンバータの概略構成の一例を示すブロック図である。
図5において、フィルタ131、インバータ132、コンデンサ133、インバータ134およびフィルタ135が縦列接続されている。そして、U1端子とV端子との間に電源を接続し、U2端子とV端子との間に負荷を接続することにより、単相交流系統に適用された直並列系補償装置を構成することができる。
そこで、本発明の目的は、装置構成の複雑化を抑制しつつ、過電流からの保護を有効に行うことが可能な直並列コンバータおよび直並列コンバータの保護回路を提供することである。
図1は、本発明の第1実施形態に係る直並列コンバータの保護回路の概略構成を示す回路図である。
図1において、直並列コンバータには、直列回路K1〜K3が設けられている。ここで、直列回路K1には、直列接続点S1を介して互いに直列接続されたスイッチング素子M1、M2が設けられ、スイッチング素子M1、M2には、帰還ダイオードD1、D2がそれぞれ並列接続されている。また、直列回路K2には、直列接続点S2を介して互いに直列接続されたスイッチング素子M3、M4が設けられ、スイッチング素子M3、M4には、帰還ダイオードD3、D4がそれぞれ並列接続されている。また、直列回路K3には、直列接続点S3を介して互いに直列接続されたスイッチング素子M5、M6が設けられ、スイッチング素子M5、M6には、帰還ダイオードD5、D6がそれぞれ並列接続されている。そして、直列回路K1〜K3は互いに並列接続されるとともに、直列回路K1にはコンデンサC3が並列接続されている。なお、スイッチング素子M1〜M6としては、例えば、IGBTやMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などを用いることができる。
そして、直列回路K1および直列回路K2からなるフルブリッジ回路にて入力端子T1、T2間に並列に接続された並列コンバータが構成されるとともに、直列回路K2および直列回路K3からなるフルブリッジ回路にて入力端子T1と出力端子T3との間に直列に接続された直列コンバータが構成されている。
図2において、直並列コンバータには、直列回路K11〜K13が設けられている。ここで、直列回路K11には、直列接続点S11を介して互いに直列接続されたスイッチング素子M11、M12が設けられ、スイッチング素子M11、M12には、帰還ダイオードD11、D12がそれぞれ並列接続されている。また、直列回路K12には、直列接続点S12を介して互いに直列接続されたスイッチング素子M13、M14が設けられ、スイッチング素子M13、M14には、帰還ダイオードD13、D14がそれぞれ並列接続されている。また、直列回路K13には、直列接続点S13を介して互いに直列接続されたスイッチング素子M15、M16が設けられ、スイッチング素子M15、M16には、帰還ダイオードD15、D16がそれぞれ並列接続されている。そして、直列回路K11〜K13は互いに並列接続されるとともに、直列回路K11にはコンデンサC13が並列接続されている。
そして、直列回路K11および直列回路K12からなるフルブリッジ回路にて入力端子T11、T12間に並列に接続された並列コンバータが構成されるとともに、直列回路K12および直列回路K13からなるフルブリッジ回路にて入力端子T11と出力端子T13との間に直列に接続された直列コンバータが構成されている。
そして、正常動作時には、過電流判定回路B11、B12から“L”レベルの信号が出力され、この“L”レベルの信号が“H”レベルに反転されて論理積回路A11、A12、A15、A16に入力される。また、過電流判定回路B11、B12から出力された“L”レベルの信号は論理和回路H1を介して出力され、この“L”レベルの信号が“H”レベルに反転されて論理積回路A13、A14に入力される。
M1〜M6、M11〜M16 スイッチング素子
D1〜D6、D11〜D16 帰還ダイオード
U1〜U6、U11〜U16 ゲートドライブユニット
C1、C2、C11、C12 フィルタコンデンサ
C3、C13 コンデンサ
L1、L2、L11、L12 リアクトル
E1、E2、E11、E12 電流検出器
A1〜A6、A11〜A16 論理積回路
B1〜B3、B11、B12 過電流判定回路
B4 電流演算回路
B5、B13 駆動信号生成回路
H1 論理和回路
T1、T2、T11、T12 入力端子
T3、T4、T13、T14 出力端子
S1、S2、S3、S11、S12、S13 直列接続点
Claims (4)
- 第1ダイオードが逆並列接続された第1スイッチング素子と第2ダイオードが逆並列接続された第2スイッチング素子とが第1直列接続点を介して互いに直列接続された第1直列回路と、
第3ダイオードが逆並列接続された第3スイッチング素子と第4ダイオードが逆並列接続された第4スイッチング素子とが第2直列接続点を介して互いに直列接続されるとともに、前記第1直列回路に並列接続された第2直列回路と、
第5ダイオードが逆並列接続された第5スイッチング素子と第6ダイオードが逆並列接続された第6スイッチング素子とが第3直列接続点を介して互いに直列接続されるとともに、前記第2直列回路に並列接続された第3直列回路と、前記第3直列回路に並列接続されたコンデンサと、を備え、
前記第1直列回路および前記第2直列回路からなるフルブリッジ回路にて入力端子間に並列に接続される並列コンバータを構成するとともに、前記第2直列回路および前記第3直列回路からなるフルブリッジ回路にて入力端子と出力端子との間に直列に接続される直列コンバータを構成して動作する直並列コンバータの保護回路において、
前記第1から第3直列接続点のうちのいずれか2個の直列接続点から引き出された出力線を流れる電流の検出結果に基づいて、前記第1から第3直列回路の駆動を別個に制御する駆動制御手段を備えることを特徴とする直並列コンバータの保護回路。 - 前記駆動制御手段は、
前記第1から第3直列接続点のうちのいずれか2個の直列接続点から引き出された出力線を流れる電流をそれぞれ検出する第1および第2電流検出手段と、
前記第1電流検出手段にて検出された電流値が設定値を超えたかどうかを判定する第1過電流判定手段と、
前記第1過電流判定手段による判定結果に基づいて、前記第1電流検出手段が設置された前記第1から第3のいずれかの直列回路のスイッチング素子の駆動を遮断する第1駆動遮断手段と、
前記第2電流検出手段にて検出された電流値が設定値を超えたかどうかを判定する第2過電流判定手段と、
前記第2過電流判定手段による判定結果に基づいて、前記第2電流検出手段が設置された前記第1から第3のいずれかの直列回路のスイッチング素子の駆動を遮断する第2駆動遮断手段と、
前記第1および第2電流検出手段にてそれぞれ検出された電流値に基づいて、前記第1および第2電流検出手段のいずれも設置されていない直列回路の直列接続点から引き出される出力線を流れる電流を算出する電流演算手段と、
前記電流演算手段にて算出された電流値が設定値を超えたかどうかを判定する第3過電流判定手段と、
前記第3過電流判定手段による判定結果に基づいて、前記第1および第2電流検出手段のいずれも設置されていない直列回路のスイッチング素子の駆動を遮断する第3駆動遮断手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の直並列コンバータの保護回路。 - 第1ダイオードが逆並列接続された第1スイッチング素子と第2ダイオードが逆並列接続された第2スイッチング素子とが第1直列接続点を介して互いに直列接続された第1直列回路と、
第3ダイオードが逆並列接続された第3スイッチング素子と第4ダイオードが逆並列接続された第4スイッチング素子とが第2直列接続点を介して互いに直列接続されるとともに、前記第1直列回路に並列接続された第2直列回路と、
第5ダイオードが逆並列接続された第5スイッチング素子と第6ダイオードが逆並列接続された第6スイッチング素子とが第3直列接続点を介して互いに直列接続されるとともに、前記第2直列回路に並列接続された第3直列回路と、前記第3直列回路に並列接続されたコンデンサと、を備え、
前記第1直列回路および前記第2直列回路からなるフルブリッジ回路にて入力端子間に並列に接続される並列コンバータを構成するとともに、前記第2直列回路および前記第3直列回路からなるフルブリッジ回路にて入力端子と出力端子との間に直列に接続される直列コンバータを構成して動作する直並列コンバータの保護回路において、
前記第1から第3直列接続点のうちのいずれか2個の直列接続点から引き出された出力線を流れる電流の検出結果に基づいて、前記第1または第2電流検出手段が設置された直列回路の駆動を別個に制御するとともに、前記第1または第2電流検出手段のいずれも設置されていない直列回路の駆動を制御する駆動制御手段を備えることを特徴とする直並列コンバータの保護回路。 - 前記駆動制御手段は、
前記第1から第3直列接続点のうちのいずれか2個の直列接続点から引き出された出力線を流れる電流をそれぞれ検出する第1および第2電流検出手段と、
前記第1電流検出手段にて検出された電流値が設定値を超えたかどうかを判定する第1過電流判定手段と、
前記第1過電流判定手段による判定結果に基づいて、前記第1電流検出手段が設置された前記第1から第3のいずれかの直列回路のスイッチング素子の駆動を遮断する第1駆動遮断手段と、
前記第2電流検出手段にて検出された電流値が設定値を超えたかどうかを判定する第2過電流判定手段と、
前記第2過電流判定手段による判定結果に基づいて、前記第2電流検出手段が設置された前記第1から第3のいずれかの直列回路のスイッチング素子の駆動を遮断する第2駆動遮断手段と、
前記第1または第2駆動遮断手段にて遮断動作が行われた時に、前記第1および第2電流検出手段のいずれも設置されていない直列回路のスイッチング素子の駆動を遮断する第3駆動遮断手段とを備えることを特徴とする請求項3記載の直並列コンバータの保護回路。
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JP2004120576A JP2005304260A (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | 直並列コンバータの保護回路 |
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2004
- 2004-04-15 JP JP2004120576A patent/JP2005304260A/ja active Pending
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