JP2005304079A - 番組提供システムおよび携帯端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 放送局BCから放送された番組データを受信して当該番組データによって表される番組をユーザに提供するセットトップボックスSTB及び受像機TVと、移動通信網MNに収容され、ユーザを特定可能なID(識別情報)を記憶した携帯電話機MSとを備える。携帯電話機MSはIDを含む制御信号をセットトップボックスSTBへ送信し、セットトップボックスSTBはIDと当該IDに対応した属性情報とを記憶し、携帯電話機MSから制御信号を受信すると、この制御信号に包含されたIDに対応した属性情報に応じた処理を行う。
【選択図】 図1
Description
一方、セットトップボックスにハードディスク等の大容量記憶装置を内蔵し、受信した番組を大容量記憶装置に録画するシステムが知られている。さらに、番組の放送スケジュールを表す放送プログラムを定期的に受信し、この放送プログラムを利用して番組選択や録画予約の要求に応じるユーザインタフェースを提供することも提案されている。
上述した課題を解決するために、本発明に係る番組提供システムは、放送局から放送された番組データを受信して該番組データによって表される番組をユーザに提供する放送受信装置と、移動通信網に収容され、ユーザの識別情報を含む制御信号を送信する機能を有する携帯端末とを具備する番組提供システムであって、前記放送受信装置は、1または複数のユーザについて、各ユーザの識別情報と各ユーザの属性情報とを対応づけて記憶する記憶部と、前記携帯端末から前記制御信号を受信する受信部と、前記受信部によって受信された制御信号に含まれる前記識別情報に対応した属性情報を前記記憶部から読み出し、当該属性情報に基づいて前記番組の提供に関する要求を受け付ける処理を行う制御部と、前記放送局から番組の属性を含む放送スケジュールを受信する番組情報受信部とを備え、前記制御部は、当該属性情報に適合しない属性を有する前記番組の提供を当該ユーザに対して行わないことを特徴とする。
A:構成
まず、本実施形態の構成について説明する。
A−1:番組提供システムの構成
図1は本発明の一実施形態に係る番組提供システムの構成を示すブロック図である。この図において、BCは番組を放送する周知の放送局、STBは放送局BCから放送された番組を受信するセットトップボックス、TVはセットトップボックスSTBにより制御される受像機である。放送局BCは地上波放送局や同軸ケーブルを介して番組を配信するケーブルテレビ局、あるいは人工衛星を介して番組を放送するテレビ局のいずれであってもよいし、これらの組合せであってもよい。セットトップボックスSTBは放送局BCか放送される各種データを受信する機能を有し、本実施形態においてはハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)−RAM(Random Access Memory)等の大容量記憶装置を備えている。受像機TVは一般的なテレビセットと同様の機能を備えており、本実施形態においては自身の電源のオン/オフまでセットトップボックスSTBにより制御され、セットトップボックスSTBとともに放送受信装置を構成している。
図2は本実施形態に係る番組提供システムを構成する放送局BCの構成を示すブロック図である。この図において、BC1は放送対象の番組データを記憶した番組記憶部であり、番組データを番組テーブルTBL1の形式で記憶している。BC2は番組の放送スケジュールを示す放送プログラムを記憶した放送プログラム記憶部であり、放送プログラムを放送プログラムテーブルTBL2の形式で記憶している。
BC6は移動通信網MNを介した通信を行う通信部、BC5は通信部BC6を制御する通信制御部であり、以下に述べる通信による粗番組ダウンロード処理を行う。
図5は放送局BCが行う粗番組ダウンロード処理(BC)の手順を示すフローチャートである。この処理を行うにあたっては、通信制御部BC5が通信部BC6を制御する。通信制御部BC5は、通信部BC6経由で粗番組ダウンロード要求を受け取ると、この要求中の少なくとも一つの番組番号を取得し(ステップSA1)、取得した番組番号の各々について、ステップSA3及びSA4の処理を行う。
ステップSA3において通信制御部BC5は処理対象の番組番号で示される番組の粗番組データを番組記憶部BC1から読み出し(ステップSA3)、この粗番組データと当該番組番号とを一組にして、通信部BC6を介して、要求の送信元へ返送する(ステップSA4)。粗番組ダウンロード処理は、粗番組ダウンロード要求中の全ての番組についてステップSA3及びSA4の処理を完了した時点で終了する。
図6は本実施形態に係る番組提供システムを構成するセットトップボックスSTBの構成を示すブロック図である。この図において、STB1は放送局BCから放送された本番組データ、粗番組データ、番組番号、および放送プログラムを受信する放送受信部である。STB2は放送受信部STB1により受信された本番組データ、粗番組データ、番組番号、および放送プログラムを更新可能に記憶し、それらをユーザの指示に応じて選択し、出力する録画部である。録画部STB2内の放送プログラムは、放送受信部STB1が新たな放送プログラムを受信する毎に更新される。
STB4は受像機制御部であり、画面生成部STB3により生成された画面を受像機TVに表示させ、ユーザの指示に応じて受像機TVを制御する。
STB5は携帯電話機MSと通信するための無線通信部であり、録画部STB2から供給された粗番組データ及び番組番号を携帯電話機MSへ送信するとともに、画面生成部STB3から供給された指示を携帯電話機MSへ送信し、また、携帯電話機MSからの信号を受信する。STB6は信号解釈部であり、無線通信部STB5により受信された信号に基づいてユーザの指示を特定し、指示内容に応じた各部(録画部STB2、画面生成部STB3、受像機制御部STB4)へ当該指示を供給する。ただし、無線通信部STB5により受信された信号がユーザのID及び属性情報を含む場合には、これらID及び属性情報を対応付けて属性情報記憶部STB7に記憶させる。
属性情報記憶部STB7はユーザのID及び属性情報を更新可能に記憶し、それらは画面生成部STB3へ送られる。
このテーブルTBL4は録画予約を記憶するテーブルとしても利用されるものであり、未録画の番組に対応した本番組フィールドには何も格納されていない。
セットトップボックスSTBでは、上記各部が連携して以下に述べる受像機TVの電源オン/オフ切換処理、予約録画処理、録画番組再生処理及び粗番組ダウンロード処理等を行う。
図9はセットトップボックスSTBが行う受像機TVの電源オン/オフ切換処理の手順を示すフローチャートである。まず、受像機TVの電源がオフの状態で無線通信部STB5が電源オン/オフ切換信号を受信すると、信号解釈部STB6がこの信号を解釈して受像機TVの電源のオン/オフを切り換える旨の指示を受像機制御部STB4へ供給する。これにより、受像機制御部STB4により受像機TVの電源が投入される(ステップSB1)。
図10はセットトップボックスSTBが行う予約録画処理の手順を示すフローチャートである。この図に示された処理は上述の電源オン/オフ切換処理とは独立して行われる処理であり、録画情報テーブルTBL4において未録画の番組に対応したレコードが存在する場合に実行される。
具体的には、まず、録画部STB2が図示せぬタイマと録画情報テーブルTBL4及び放送プログラムとを参照し、未録画の番組の放送が開始されるまで待機する(ステップSC1)。未録画の番組の放送が開始されると、録画部STB2が放送受信部STB1にて受信された当該番組の本番組データ(及び粗番組データ)を記憶することで録画を行う(ステップSC2)。
録画が完了すると録画部STB2は新たに記憶した本番組データ(及び粗番組データ)の格納場所を録画情報テーブルTBL4の対応するフィールドに格納する(ステップSC3)。さらに、録画部STB2は録画情報テーブルTBL4において未録画の番組に対応したレコードが存在するか否かを判定し(ステップSC4)、存在する場合にはステップSC1の処理に戻り、存在しない場合には予約録画処理を終了する。
図11はセットトップボックスSTBが行う録画番組再生処理の手順を示すフローチャートであり、この図に示された処理は図9におけるステップSB8の処理の一つであり、ユーザインタフェースに対してユーザが録画番組の再生指示を入力することで開始される。
何もしない。
図12はセットトップボックスSTBが行う粗番組ダウンロード処理の手順を示すフローチャートである。この図に示された処理は図9のステップSB8の処理の一つであり、ユーザが所望の番組(以後、対象番組)に対応した粗番組データをセットトップボックスSTBから携帯電話機MSへダウンロードする旨の粗番組ダウンロード要求を対話的に入力することで開始される。
図13は本実施形態に係る番組提供システムを構成する携帯電話機MSの構成を示すブロック図である。この図において、MS1は移動通信網MN内の任意の基地局BSとの間で無線通信を行うための移動通信部、MS2は所有者のIDや属性情報などを書き換え不能に記憶した固有情報記憶部である。なお、属性情報を書き込むにあたっては、例えば、属性情報はユーザ自身が固当該定情報記憶部MS2に手入力してもよいし、移動通信網内に設けられているデータベースから基地局BSを介して取得してもよい。
MS6はセットトップボックスSTBとの間で無線通信を実現する無線通信部であり、指示生成部MS4により生成されたセットトップボックスSTBへの指示をセットトップボックスSTBへ送信するとともに、セットトップボックスSTBから送信されてきた情報を受信する。MS7は放送局BCの電話番号や粗番組データを記憶する粗番組記憶部である。
次に、前述の粗番組ダウンロード処理について説明する。携帯電話機MSにおける粗番組ダウンロード処理は、セットトップボックスSTBからの粗番組ダウンロード処理(STB)と放送局BCからの粗番組ダウンロード処理(BC)とに大別されることから、各々について順に説明する。
図15は携帯電話機MSが行う粗番組ダウンロード処理(STB)の手順を示すフローチャートである。この図に示すように、まず、携帯電話機MSはセットトップボックスSTBに対して粗番組データのダウンロードを要求する(ステップSF1)。具体的には、受像機TVの表示画面を視認したユーザが対象番組の粗番組データをダウンロードする目的で携帯電話機MSの操作部MS3を操作することで指示生成部MS4が当該操作に応じた指示を生成し、当該指示にIDを付加して無線通信部MS6経由でセットトップボックスSTBへ送信する。
図16は携帯電話機MSが行う粗番組ダウンロード処理(BC)の手順を示すフローチャートである。なお、粗番組記憶部MS7には、放送局BCの電話番号が記憶されているものとする。この図に示すように、まず、携帯電話機MSは移動通信網MNを介して当該放送局BCに対して粗番組データのダウンロードを要求する(ステップSG1)。具体的には、ユーザが操作部MS3を用いて所定の操作を行うことにより、指示生成部MS4が当該操作に基づいて指示を生成し、粗番組管理部MS8が当該指示に応じて処理を行う。すなわち、粗番組管理部MS8は、粗番組テーブルTBL5に格納されたレコードのうち、配信状態フィールドの値が「未」のものについて、移動通信部MS1経由での粗番組データのダウンロードを移動通信部MS1経由で当該放送局BCへ要求する。この要求には粗番組データを取得しようとする番組の番組番号が含まれている。次に、移動通信部MS1が上記要求に対する当該放送局BCからの応答を受信すると(ステップSG2)、粗番組管理部MS8は、粗番組テーブルTBL5において、当該粗番組データが対応付けられた番組番号で特定されるレコードの粗番組フィールドに当該粗番組データを格納し、その配信状態フィールドの値を「既」とする(ステップSG3)。
次に、上記構成の番組提供システムの使用例について、主に図1を参照して説明する。なお、各使用例の初期状態として、受像機TVの電源はオフであるものとする。
まず、放送されている番組をリアルタイムで視聴する使用例について説明する。なお、ここでは、ユーザのID及び属性情報はセットトップボックスSTBに未設定であるものとする。
次に、録画番組を視聴する使用例について説明する。なお、ここでは、ユーザのID及び属性情報はセットトップボックスSTBに記憶済みであるものとする。
次に、録画予約に関する使用例について説明する。なお、ここでは、ユーザのID及び属性情報はセットトップボックスSTBに記憶済みであるものとする。
次に、粗番組の視聴に関する使用例について説明する。なお、ここでは、ユーザのID及び属性情報はセットトップボックスSTBに記憶済みであり、粗番組データのダウンロードも、図15及び図16に示す方法にて完了しているものとする。なお、図17及び図18に示す画面において太枠で囲まれた番組が粗番組データを有する番組であり、このような番組の選択時に所定の操作を行うことにより、粗番組データのダウンロードが行われる。また、携帯電話機MSに対して所定の操作を行うことにより、粗番組データを有するが粗番組データのダウンロードが完了していない番組について、移動通信網MN経由の粗番組データのダウンロードを開始することができる。
本実施形態においては、携帯端末として携帯電話機が用いられたが、これに限らず、モバイルパソコンやPDA(Personal Digital Assistants)などの、放送局やセットトップボックスと通信可能な端末であってもよい。また、ユーザの属性情報は書き換え不能に記憶されているが、書き換え可能にしてもよい。書き換え方法として、例えば、ユーザが手で直接入力してもよいし、移動通信網内のデータベースから基地局BSを介してダウンロードしてもよい。また、属性情報は携帯電話機に記憶されていなくてもよい。この場合、例えば、携帯電話機MSがセットトップボックッスSTBと通信を行うたびに、ユーザが手入力してもよいし、移動通信網内のデータベースから基地局BSを介してダウンロードしてもよい。
また、携帯電話機MSの記憶容量が十分に大きく、移動通信網MNの帯域幅が十分に広ければ、携帯電話機MSへダウンロードする番組データは本番組データであってもよい。
携帯電話機MSと放送局BCとの通信のために、放送局BCの電話番号を携帯電話機MSへ供給するようにしたが、電話番号に限らず、放送局BCと携帯電話機MSとの間で通信を確立するために必要な情報であればよい。
さらに、番組には音楽やテキストなどの任意の形式のコンテンツが含まれることは言うまでもない。
また、携帯電話機から放送受信装置への制御信号の全てにユーザの識別情報を含めることにより、操作途中でユーザが入れ替わる場合にも対応することできる。
さらに、放送受信装置が受信した番組データを携帯電話機へ転送できるようにすれば、ユーザはいつでもどこでも番組を視聴することができる。さらに、携帯電話が移動通信網を介して番組データを受信できるようにすれば、上記効果がより一層、顕著となる。また、携帯電話機が受信する番組データのサイズを低減すれば、通信の帯域や携帯電話機の記憶領域を有効に利用することができる。
さらに、放送受信装置と携帯電話機との間の通信路を無線通信路とすれば、利便性が著しく向上する。
Claims (1)
- 移動通信網に収容される携帯端末であって、
放送局から放送される番組データを受信し当該番組データによって表わされる番組をユーザに提供する放送受信装置に対し、ユーザの識別情報を含む番組の提供に関する要求を表わす制御信号を送信する送信手段と、
前記放送受信装置から送信された番組データを受信して、当該番組データで表わされる番組をユーザに提供する提供手段と、
前記移動通信網を介して前記放送局と通信を行う通信手段とを備え、
前記放送受信装置から送信されてきた情報であって、前記移動通信網を介して前記放送局から番組データを受信するために必要な情報を受信し、
当該情報に基づいて、番組データの送信を要求する信号を前記放送局へ送信し、
当該要求に対する当該放送局からの応答として当該放送局が送信した番組データを受信し、
当該番組データで表わされる番組をユーザに提供する
ことを特徴とする携帯端末。
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- 2005-06-06 JP JP2005166251A patent/JP4323463B2/ja not_active Expired - Lifetime
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