JP2005303650A - 受信機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自己診断機能を有する受信機を提供する。
【解決手段】 中間周波信号SIFの中間周波数に等しい周波数の交番信号S54A、S54Bを形成する信号形成回路50と、交番信号S54A、S54Bおよび局部発振信号SLOA、SLOBが供給されるミキサ回路61A、61Bとを設ける。ミキサ回路61A、61Bの出力から希望周波数あるいはイメージ周波数の信号S62を取り出す取り出し回路62と、中間周波信号SIFのレベルを検出する検出回路38とを設ける。取り出し回路62により取り出された信号S62を同調回路11A、11Fに供給するとともに、このときの検出回路38の検出出力V38をチェックすることにより、自己診断を行う。
【選択図】 図2

Description

この発明はスーパーヘテロダイン方式の受信機に関する。
スーパーヘテロダイン方式の受信機においては、受信周波数と、局部発振周波数と、中間周波数とが規定の周波数関係になっていることが必要であり、この関係がくずれると、受信感度やイメージ妨害特性などの受信特性が悪化してしまう。
このため、感度、アンテナ同調回路や中間周波フィルタの中心周波数、イメージ妨害特性などの受信特性のチェックや調整を行うための機器としてテスト信号発生器がある。さらに、そのようなテスト信号発生器を内蔵し、自己診断機能を持つ受信機もある。
なお、先行技術文献として例えば以下のものがある。
特開2000−13336号公報 特開2001−119316号公報
ところが、テスト信号は測定対象の受信機の受信特性よりも優れた特性を要求されるので、テスト信号発生器を受信機に内蔵させると、受信機のコストが上昇してしまう。このため、テスト信号発生器を受信機に内蔵させている場合でも、テスト信号を受信周波数に設定できる程度の簡易的なものとなってしまい、チェックや調整のできない項目を生じている。
例えば、受信回路をIC(集積回路)化した場合、中間周波フィルタを外付けのセラミックフィルタやSAWフィルタにより構成したときには、それらのフィルタは一般に特性の経時変化が少ないので、チェックそのものを省略している。また、中間周波フィルタを受信回路と一体にIC化したときには、特性の温度変化や経時変化が大きいが、チェックができないでいる。
また、イメージ妨害特性のチェックや調整には、イメージ周波数のテスト信号が必要であり、特に、いわゆるローIF方式の受信機は、受信信号を互いに直交する1対の中間周波信号に周波数変換するとともに、位相処理によりイメージ信号成分を相殺してイメージ妨害特性を改善しているので、イメージ周波数のテスト信号の必要性はかなり高い。しかし、簡易式のテスト信号発生器では、そのようなテスト信号を形成できないものが多い。
この発明は、以上のような問題点を解決しようとするものである。
この発明においては、
希望周波数の受信信号を取り出す同調回路と、
局部発振信号を形成する局部発振回路と、
上記局部発振信号により上記受信信号を中間周波信号に周波数変換する第1のミキサ回路と、
この第1のミキサ回路の出力信号から上記中間周波信号を取り出す中間周波フィルタと、
上記中間周波信号の中間周波数に等しい周波数の交番信号を形成する信号形成回路と、
上記交番信号および上記局部発振信号が供給される第2のミキサ回路と、
この第2のミキサ回路の出力から希望周波数あるいはイメージ周波数の信号を取り出す取り出し回路と、
上記中間周波信号のレベルを検出する検出回路と
を有し、
上記取り出し回路により取り出された信号を上記同調回路に供給するとともに、このときの上記検出回路の検出出力をチェックすることにより、自己診断を行う
ようにした受信機
とするものである。
この発明によれば、受信回路の選択度特性の自己診断が可能であり、中間周波フィルタをモノリシックIC化していても安定した受信ができるようになる。また、イメージ特性の診断も可能であり、さらに、ローIF方式やダイレクトコンバージョン方式の受信回路においても自己診断が可能となる。また、受信回路の初期調整と診断とを同一システムで行うことができる。さらに、各種の特性を容易にチェックあるいは調整することができる。
また、自己診断時、外部アンテナが接続されているときには、これを警告するとともに、テスト信号の形成を停止しているので、テスト信号が不用意に外部アンテナから電波として発射されることがない。さらに、放送波の受信信号による診断への影響や妨害を排除することもできる。
〔1〕 受信回路10
図1は、この発明をAM放送(中波放送)およびFM放送の受信機に適用した場合の一例を示し、符号10はその受信回路である。この受信回路10は、局部発振周波数fLOを受信周波数fRXに近づけることにより、中間周波数fIFを受信周波数fRXに比べてかなり低くした、いわゆるローIF方式のものであり、このとき、受信信号を互いに直交する1対の中間周波信号に周波数変換するとともに、位相処理によりイメージ特性を改善している。
すなわち、AM放送の受信時には、電子同調方式のアンテナ同調回路11Aから希望周波数(目的とする受信周波数)fRXの受信信号SRXが取り出され、この受信信号SRXが高周波アンプ12Aを通じ、さらに、バンド切り換え用のスイッチ回路31を通じて1対のミキサ回路13A、13Bに供給される。
また、FM放送の受信時には、電子同調方式のアンテナ同調回路11Fから希望周波数fRXの受信信号SRXが取り出され、この受信信号SRXが高周波アンプ12Fを通じ、さらに、スイッチ回路31を通じてミキサ回路13A、13Bに供給される。
そして、局部発振回路32がPLLにより構成され、受信信号SRXの周波数fRXに近い周波数で、位相が互いに90°異なる2つの信号SLOA、SLOBが形成され、この信号SLOA、SLOBがミキサ回路13A、13Bに局部発振信号として供給される。なお、局部発振信号SLOA、SLOBの周波数fLOは、一例として、AM放送の受信時には、受信周波数fRXよりも55kHzだけ高い周波数、FM放送の受信時には、受信周波数fRXよりも250kHzだけ低い周波数とされる。
こうして、ミキサ回路13A、13Bにおいて、AM放送あるいはFM放送の受信信号SRXは、局部発振信号SLOA、SLOBにより1対の中間周波信号SIFA、SIFBに周波数変換される。この場合、中間周波信号SIFA、SIFBには、希望周波数の信号成分と、イメージ周波数の信号成分とが含まれるが、以後の説明においては、簡単のため、希望周波数の信号成分を中間周波信号SIFA、SIFBと呼び、イメージ周波数の信号成分をイメージ信号成分と呼ぶことにする。
そして、上記の数値例の場合、AM受信時の中間周波数fIFは55kHz、FM受信時の中間周波数fIFは250kHzとなる。また、局部発振信号SLOA、SLOBは互いに90°の位相差を有しているので、中間周波信号SIFA、SIFBは90°の位相差となって直交し、イメージ信号成分は、中間周波信号SIFA、SIFBとは逆の関係で90°の位相差となって直交する。
さらに、局部発振回路32を構成するPLLから、そのPLLのVCO(図示せず)の可変容量ダイオードに供給される制御電圧V32の一部が取り出され、この電圧V32が同調回路11A、11Fに同調電圧として供給され、受信信号SRXに対する同調が実現される。
そして、ミキサ回路13A、13Bからの中間周波信号SIFA、SIFB(およびイメージ信号成分)が、振幅位相補正回路14に供給されて中間周波信号SIFA、SIFBの相対的な振幅誤差および位相誤差が補正され、この誤差の補正された中間周波信号SIFA、SIFBが中間周波フィルタを構成するバンドパスフィルタ15A、15Bを通じて移相回路16A、16Bに供給され、例えば、中間周波信号SIFA、SIFBが同相となり、かつ、イメージ信号成分が逆相となるように移相される。
そして、この移相後の中間周波信号SIFA、SIFBが演算回路17に供給されて加算され、演算回路17からは、イメージ信号成分が相殺された中間周波信号SIFが取り出される。この中間周波信号SIFが、中間周波用のアンプ18およびバンドパスフィルタ19を通じてデジタル処理回路20に供給され、A/D変換されるとともに、受信信号SRXのフォーマットに対応した所定のデジタル処理が実行され、オーディオ信号が取り出される。
また、アンプ12A、12F、18が可変利得アンプとされるとともに、バンドパスフィルタ19から中間周波信号SIFの一部がAGC電圧形成回路33に供給されてAGC電圧VAGCが形成され、このAGC電圧VAGCがアンプ18に利得の制御信号として供給され、中間周波段についてAGCが行われる。さらに、AGC電圧VAGCが加算回路35を通じて高周波アンプ12A、12Fにその利得の制御信号として供給され、高周波段についてAGCが行われる。
さらに、ミキサ回路13A、13Bから出力される中間周波信号SIFA、SIFBが過入力検出回路34に供給されて過大な受信レベルとなったときにAGC電圧VOLが形成され、このAGC電圧VOLが加算回路35を通じて高周波アンプ12A、12Fに利得の制御信号として供給され、高周波段について遅延AGCが行われる。
また、この受信機には、後述する自己診断用のテスト信号発生回路40が設けられる。そして、以上の受信回路10およびテスト信号発生回路40は、同調回路11A、11F、局部発振回路32の共振回路およびデジタル処理回路20を除いてモノリシックICに1チップIC化される。また、デジタル処理回路20も1チップIC化される。
さらに、システム制御回路としてマイクロコンピュータ36が設けられ、このマイクロコンピュータ36には、選局スイッチなどの操作スイッチ37が接続される。また、バンドパスフィルタ19から出力される中間周波信号SIFの一部がピーク値検出回路38に供給されて中間周波信号SIFのピーク値を示す電圧V38が取り出され、この電圧V38がA/Dコンバータ回路39に供給されてA/D変換されてからマイクロコンピュータ36に供給される。
このような構成において、例えば電源の投入時、マイクロコンピュータ36から補正回路14に補正制御信号が供給され、上述のように演算回路17において中間周波信号SIFA、SIFBに含まれるイメージ信号成分が逆相同振幅となって相殺されるように、振幅位相補正回路14が制御される。
また、スイッチ37のうちのバンド切り換えスイッチを操作すると、マイクロコンピュータ36からスイッチ回路31に制御信号が供給されてスイッチ回路31が、図の状態あるいは図とは逆の状態に切り換えられ、AM放送あるいはFM放送の受信モードとされる。さらに、このとき、マイクロコンピュータ36から回路15A、15B、16A、16B、19、20、32に受信モードを示す信号が供給され、それらの特性がAM放送あるいはFM放送を受信するための特性に切り換えられる。
そして、スイッチ37のうちの選局スイッチを操作すると、マイクロコンピュータ36から局部発振回路32に所定の制御信号が供給されて局部発振信号SLOA、SLOBの発振周波数fLOが変更され、受信周波数fRXが希望周波数に変更される。したがって、AM放送およびFM放送における任意の周波数の放送を受信することができる。また、このとき、AGC電圧VAGC、VOLによりAGCが行われる。
〔2〕 テスト信号発生回路40
〔2−1〕 テスト信号発生回路40の構成
この発明による受信機には、自己診断用にテスト信号発生回路40が内蔵されるが、このテスト信号発生回路40は例えば図2に示すように構成される。なお、このテスト信号発生回路40には、AM受信系の自己診断モードおよびFM受信系の自己診断モードが用意される。
このテスト信号形成回路40は、中間周波数fIFの交番信号を形成するPLL50を有する。すなわち、例えば水晶発振回路により信号形成回路51が構成され、この信号形成回路51からは安定した所定の周波数、例えば周波数480kHzの交番信号が取り出され、この信号が分周回路52に供給されて例えば周波数10kHzの信号S52に分周される。そして、この信号S52が位相比較回路53に基準信号として供給される。
また、VCO54が設けられ、このVCO54からは、所定の周波数で、位相が互いに90°異なる1対の発振信号S54A、S54Bが取り出される。この場合、後述から明らかとなるが、定常時には、発振信号S54A、S54Bの周波数は受信回路10における中間周波数fIF(=55kHzあるいは250kHz)に等しくなる。また、受信回路10における局部発振信号SLOA、SLOBが、
SLOA=sin(2πfLOt) ・・・ (1A)
SLOB=cos(2πfLOt) ・・・ (1B)
の位相関係であるとすれば、発振信号S54A、S54Bは、
S54A=cos(2πfIFt) ・・・ (2A)
S54B=sin(2πfIFt) ・・・ (2B)
の位相関係とされる。
そして、発振信号S54Aが乗算回路55に供給され、発振信号S54Bがスイッチ回路56に供給されるとともに、このスイッチ回路56には、信号S54A、54Bの直流レベルに等しいレベルの直流電圧V51が供給される。そして、スイッチ回路56は、マイクロコンピュータ36により、AM受信系の自己診断モードのときには図の状態に接続され、FM受信系の自己診断モードのときには図とは逆の状態に接続され、そのスイッチ出力が乗算回路55に供給される。
したがって、AM受信系の自己診断モードのときには、乗算回路55には発振信号S54A、S54Bが供給されるので、乗算回路55からは信号S54A、54Bの2倍の周波数2・fIFの信号が乗算の出力信号S55として取り出される。また、FM受信系の自己診断モードのときには、乗算回路55には、発振信号S54Aおよび直流電圧V51が供給されるので、乗算回路55からは発振信号S54Aの周波数fIFの信号が乗算の出力信号S55として取り出される。
そして、この信号S55が可変分周回路57に供給されて1/Nの周波数の信号S57に分周され、その分周信号S57が位相比較回路53に供給される。ここで、分周比Nは、マイクロコンピュータ36により
N=11 ・・・ AM受信系の自己診断モードのとき
N=25 ・・・ FM受信系の自己診断モードのとき
のように設定される。
そして、位相比較回路53において、分周信号S52の周波数を基準として信号S57が信号S52と位相比較され、その比較出力がローパスフィルタ58に供給されて信号S57と信号S52との位相差に対応したレベルの直流電圧が取り出され、この電圧がVCO54にその制御信号として供給される。
したがって、定常時には、位相比較回路53において、分周信号S52、S57の周波数は互いに等しいので、
f52:分周信号S52の周波数=10kHz
f54:VCO54の発振周波数
とすれば、AM受信系の自己診断モードのときには、
f52=f54×2/N
であるから、
f54=f52・N/2
=10kHz×11/2
=55kHz
=AM放送の受信モードのときの中間周波数fIF
となる。
また、FM受信系の自己診断モードのときには、
f52=f54/N
であるから、
f54=f52・N
=10kHz×25
=250kHz
=FM放送の受信モードのときの中間周波数fIF
となる。
つまり、VCO54の発振信号S54A、S54Bの周波数は、AM受信系の自己診断モードのときには、AM放送の受信モードのときの中間周波数fIFに等しくなり、FM受信系の自己診断モードのときには、FM放送の受信モードのときの中間周波数fIFに等しくなる。
そして、この発振信号S54A、S54Bがミキサ回路61A、61Bに供給されるとともに、受信回路10の局部発振回路32から局部発振信号SLOA、SLOBが取り出されてミキサ回路61A、61Bに供給され、ミキサ回路61A、61Bの出力信号S61A、S61Bが演算回路62に供給される。
この場合、局部発振信号SLOA、SLOBの周波数および位相は(1A)、(1B)式で示され、発振信号S54A、S54Bの周波数および位相は(2A)、(2B)式で示されるので、
2・S61A=2・SLOA・S54A
=sin(2π(fLO+fIF)t)+sin(2π(fLO−fIF)t) (3A)
2・S61B=2・SLOB・S54B
=sin(2π(fLO+fIF)t)−sin(2π(fLO−fIF)t) (3B)
となる。
したがって、演算回路62において、信号S61Aと信号S61Bとの加算を行ったときには、その出力信号S62は、(3A)、(3B)式から
2・S62=2(S61A+S61B)
=sin(2π(fLO+fIF)t) ・・・ (4)
となる。また、演算回路62において、信号S61Aと信号S61Bとの減算を行ったときには、その出力信号S62は、
2・S62=2(S61A−S61B)
=sin(2π(fLO−fIF)t) ・・・ (5)
となる。
そして、(4)式で示される信号S62は、AM放送の受信モードにおけるイメージ周波数fIMGであり、あるいはFM放送の受信モードにおける受信周波数fRX(希望周波数)である。また、(5)式で示される信号S62は、AM放送の受信モードにおける受信周波数fRX(希望周波数)であり、あるいはFM放送の受信モードにおけるイメージ周波数fIMGである。
そこで、マイクロコンピュータ36から演算回路62に加算あるいは減算を指示する制御信号が供給されて(4)式あるいは(5)式で示される信号S62が、演算回路62から取り出される。そして、この出力信号S62がPLLフィルタ63に供給され、不要成分が除去されて純度の高いテスト信号S63とされる。
すなわち、演算回路62の出力信号S62が可変分周回路71に供給されて1/Mの周波数に分周され、その分周信号が位相比較回路72に基準信号として供給される。また、VCO73の発振信号が可変分周回路74に供給されて1/Mの周波数に分周され、その分周信号が位相比較回路72に供給される。なお、分周比Mは、マイクロコンピュータ36により、AM受信系の自己診断モードのときにはM=1に設定され、FM受信系の自己診断モードのときにはM=8に制御される。
さらに、位相比較回路72の比較出力がローパスフィルタ75を通じてVCO73にその制御信号として供給される。したがって、VCO73の発振信号の周波数は、出力信号S62の周波数に等しくなるとともに、その発振信号は信号S62よりも純度の高い信号となる。こうして、PLLフィルタ63により信号S62は純度の高いテスト信号S63とされる。
そして、このテスト信号S63がアッテネータ回路64に供給されて所定のレベルとされるとともに、アッテネータ回路64の出力端と、受信回路10のアンテナ同調回路11A、11Fとの間に、スイッチ回路としてFET(Q61)のソース・ドレイン間が接続される。また、マイクロコンピュータ36から所定の制御信号が取り出されてFET(Q61)のゲートに供給される。
さらに、VCO54の発振信号S54A、S54Bがレベル調整用の抵抗器R51、R52を通じて取り出されるとともに、この抵抗器R51、R52と、受信回路10のバンドパスフィルタ15A、15Bの入力端との間に、スイッチ回路としてFET(Q51、Q52)のソース・ドレイン間が接続される。また、マイクロコンピュータ36から所定の制御信号が取り出されてFET(Q51、Q52)のゲートに供給される。
なお、このテスト信号発生回路40は、受信回路10と一体にモノリシック1チップICにIC化される。
〔2−2〕 テスト信号発生回路40の動作および使用方法
テスト信号発生回路40を使用して受信回路10の受信特性のチェックや調整を行う場合、次のような操作および処理となる。
〔2−2−1〕 AM受信系の感度などのチェックや調整
この場合には、操作スイッチ37を操作して受信回路10をAM放送の受信モードにするとともに、テスト信号発生回路40をAM受信系の自己診断モードに設定する。
また、マイクロコンピュータ36からの制御信号により、演算回路62は減算を行うモードに制御するとともに、FET(Q61)はオン、FET(Q51、Q52)はオフに制御する。さらに、マイクロコンピュータ36からの制御信号によりAGC電圧形成回路33および過入力検出回路34を制御してAGC電圧VAGC、VOLを規定の一定レベルに制御し、アンプ12A、18の利得を所定値に固定する。
すると、演算回路62からは、上述のように(5)式で示される減算信号S62が出力され、この信号S62がPLLフィルタ63によりテスト信号S63とされる。そして、このテスト信号S63が、アッテネータ回路64を通じ、さらに、FET(Q61)を通じて受信回路10のアンテナ同調回路11Aに供給される。また、このとき、電圧V38が中間周波信号SIFのレベルを示している。
したがって、マイクロコンピュータ36は、高周波段および中間周波段の利得や感度を知ることができる。また、アンテナ同調回路11Aの中心周波数のチェックや調整などを行うことができる。このとき、テスト信号S63の周波数は、マイクロコンピュータ36が局部発振回路32の局部発振周波数fLOを変更することにより、AM放送の周波数ステップで任意の周波数に変更することができる。
〔2−2−2〕 AM受信系のイメージ妨害特性のチェックや調整
この場合には、〔2−2−1〕の状態で、演算回路62の処理を加算に変更する。すると、演算回路62からは、(4)式で示される加算信号S62が出力され、テスト信号S63とされてから受信回路10のアンテナ同調回路11Aに供給される。したがって、イメージ妨害特性をチェックすることができる。
〔2−2−3〕 AM受信系の中間周波数のチェックや調整
この場合には、〔2−2−1〕の状態で、マイクロコンピュータ36の制御信号によりFET(Q61)をオフにするとともに、FET(Q51、Q52)をオンにすると、VCO54の発振信号S54A、S54BがFET(Q51、Q52)を通じて受信回路10のバンドパスフィルタ15A、15Bにテスト信号として供給される。
そして、このとき、発振信号S54A、S54Bの周波数f54は、AM受信モードにおける正規の中間周波数fIFに等しい。また、マイクロコンピュータ36により、可変分周回路57の分周比Nを、例えばN=3〜80の範囲で1ずつ変化させれば、発振信号S54A、S54Bの周波数f54が図3に示すように、5kHzステップで変化する。
したがって、この場合には、中間周波数のチェックや調整、すなわち、中間周波フィルタ15A、15B、19の中心周波数のチェックや調整などを行うことができる。
〔2−2−4〕 FM受信系のチェックや調整のとき
この場合には、操作スイッチ37を操作して受信回路10をFM放送の受信モードにするとともに、テスト信号発生回路40をFM受信系の自己診断モードにする。
そして、マイクロコンピュータ36からの制御信号により、演算回路62を加算あるいは減算に制御し、また、FET(Q61)をオンにするとともに、FET(Q51、Q52)をオフにすれば、あるいは逆にFET(Q61)をオフにするとともに、FET(Q51、Q52)をオンにすれば、上述のAM受信系のチェックや調整などの場合と同様に、FM受信系の受信特性のチェックや調整あるいはイメージ妨害特性のチェックなどを行うことができる。
なお、中間周波数のチェックや調整を行うとき、発振信号S54A、S54Bの周波数f54を図3に示すように、100kHzステップで変化させることができる。
〔3〕 受信信号およびテスト信号の入力回路
〔3−1〕 テスト信号S63の入力回路の構成
図4は、FM受信系のアンテナ同調回路11Fにテスト信号S63を供給するための構成の具体例を示す。この例では、受信機がFM受信用にいわゆるロッドアンテナを装備しているとともに、AM放送およびFM放送の受信に外部アンテナを使用できる場合である。
すなわち、ロッドアンテナ81が、アンテナ切り換えスイッチ82Aの内部アンテナ側接点Rに接続され、外部アンテナジャック83がバンドスプリッタ(分配器)84を通じてスイッチ82Aの外部アンテナ側接点Eに接続されるとともに、アンテナ切り換えスイッチ82Bの内部アンテナ側接点Rおよびアンテナ同調回路11Aに接続される。
この場合、スイッチ82A、82Bは、ジャック83にメカニカルに連動し、外部アンテナの接続されたアンテナプラグ(図示せず)がジャック83に差し込まれていないときには、接点Rに接続され、差し込まれているときには、接点Eに接続されるものである。
また、スイッチ82Aの親接点が、コンデンサC81を通じてアンテナ同調回路11Fを構成するアンテナコイルL11の入力コイルに接続され、その出力コイルに可変容量ダイオードD11およびコンデンサC12の直列回路が並列接続されるとともに、この同調回路11Fの出力信号がコンデンサC13、C14により取り出されて高周波アンプ12Fに供給される。なお、アンテナ同調回路11Aの同調コイルは、フェライトコアに巻回されていわゆるバーアンテナとされている。
さらに、〔2−2〕の実行時には、マイクロコンピュータ36からテスト信号発生回路40に所定の制御信号が供給されてテスト信号S63が形成され、このテスト信号S63がコンデンサC82を通じて可変容量ダイオードD11に供給される。
また、マイクロコンピュータ36からアンテナ同調回路11Fの同調周波数の設定用のデータが取り出され、このデータがD/Aコンバータ回路85に供給されてアナログ電圧V85とされ、この電圧V85がスイッチ回路86に供給される。さらに、局部発振回路32からの制御電圧V32がスイッチ回路86に供給される。そして、マイクロコンピュータ36からスイッチ回路86に制御信号が供給され、そのスイッチ出力が可変容量ダイオードD11にその制御電圧として供給される。
さらに、電源端子T81が、高周波チョークコイルL81を通じてスイッチ82Bの親接点に接続され、その外部アンテナ側接点EがバイパスコンデンサC83に接続されるとともに、この接点Eに得られる電圧V82がマイクロコンピュータ36に供給される。
〔3−2〕 放送の受信
AM放送およびFM放送の受信は、外部アンテナの接続・非接続にしたがって以下のように行われる。なお、放送の受信時には、スイッチ回路86は局部発振回路32に接続される。
〔3−2−1〕 外部アンテナが接続されていない場合
この場合には、スイッチ82A、82Bは接点Rに接続される。したがって、FM放送の受信時であれば、FM放送波がロッドアンテナ81により受信され、その受信信号SRXがスイッチ82Aを通じてアンテナ同調回路11Fに供給される。また、このとき、局部発振回路32からの制御電圧V32がスイッチ回路86を通じて可変容量ダイオードD11に供給される。したがって、希望する周波数のFM放送を聴くことができる。
また、AM放送の受信時であれば、アンテナ同調回路11Aを構成するバーアンテナによりAM放送波が受信されるとともに、制御電圧V32にしたがってアンテナ同調回路11Aにより選局が行われる。したがって、希望する周波数のAM放送を聴くことができる。
〔3−2−2〕 外部アンテナが接続されている場合
この場合には、スイッチ82A、82Bは接点Eに接続される。したがって、FM放送の受信時であれば、外部アンテナにより受信されたFM放送の受信信号SRXが、ジャック83→スプリッタ84→スイッチ82Aの信号ラインを通じてアンテナ同調回路11Fに供給される。したがって、希望する周波数のFM放送を聴くことができる。
また、AM放送の受信時であれば、外部アンテナにより受信されたAM放送の受信信号SRXが、ジャック83およびスプリッタ84を通じてアンテナ同調回路11Aに供給される。したがって、希望する周波数のAM放送を聴くことができる。
なお、この〔3−2−2〕の場合には、電源端子T81の電源電圧+VCCが、高周波チョークコイルL81→スイッチ82B→スプリッタ84のラインを通じてジャック83に出力されるものであり、この出力電圧を利用することにより、外部アンテナとしてアクティブアンテナを使用することが可能とされる。
〔3−3〕 テスト信号S63によるチェックや調整
この場合には、ジャック83に外部アンテナを接続しないことにより、スイッチ82A、82Bを接点Eに接続する。また、〔2−2〕で述べたように、マイクロコンピュータ36を通じて受信機をFM受信系の自己診断モードに設定する。さらに、スイッチ回路86は、D/Aコンバータ回路85に接続する。なお、ロッドアンテナ81は、FM放送波を受信しないように縮めておく。
すると、マイクロコンピュータ36によりテスト信号発生回路40が制御されてテスト信号S63が形成されるとともに、アンテナ同調回路11Fに供給される。このとき、可変分周回路57の分周比Nを変更すると、局部発振周波数fLOを固定したままテスト信号S63の周波数を変更することができる。また、D/Aコンバータ回路85からの制御電圧V85が、スイッチ回路86を通じて可変容量ダイオードD11に供給される。
したがって、この場合には、アンテナ同調回路11Fの同調周波数と、局部発振周波数fLOと、テスト信号S63の周波数とを独立に変更することができるので、テスト信号発生回路40を使用して以下の項目のチェックや調整を行うことができる。
〔3−3−1〕 チェックあるいは調整ができる項目
(1) AGC電圧VAGC、VOLを一定値に設定してアンプ12A、12F、19を最大利得に固定し、このときの中間周波信号SIFのレベルを示す電圧V38(図1参照)をチェックする。これにより受信系の最大利得あるいは感度を測定することができる。
(2) AGC電圧VAGC、VOLを順次変更するとともに、それぞれのAGC電圧値のときの電圧V38をチェックする。これによりAGCの動作をチェックあるいは確認することができる。
(3) 同調回路11A、11Fの同調周波数を正しい値に固定した状態で、図2に示す分周回路57の分周比Nを変更して発振信号S54A、S54Bの発振周波数f54を変更する。これにより受信周波数fRXを中心とした離調周波数における中間周波信号SIFが得られるので、電圧V38からバンドパスフィルタ18などの減衰特性をチェックすることができる。
(4) テスト信号S63を同調回路11Fに供給するとともに、局部発振周波数fLOを固定した状態で、同調回路11Fの同調周波数を変化させる。このときの電圧V38をチェックすることにより、同調回路11Fの同調特性をチェックすることができる。
(5) 演算回路62(図2参照)の演算を加算あるいは減算とすることにより、テスト信号S63の周波数をイメージ周波数とする。このときの電圧V38が最小となるように振幅位相補正回路14(図1参照)を制御することによりイメージ信号レベルを最小とすることができる。
(6) 上記(5)のときの振幅位相補正回路14の制御データをマイクロコンピュータ36に保存しておき、電源投入時、その保存しておいた制御データにより振幅位相補正回路14を制御すれば、電源投入ごとに、イメージ妨害特性をチェックして振幅位相補正回路14を設定する処理を省くことができる。
〔3−3−2〕 補足
〔3−3〕のチェックや調整を行うとき、スイッチ82Aが図とは逆に接点Eに接続されていると、外部アンテナにより受信された信号が同調回路11Fに供給されてしまい、同調回路11Fにテスト信号S63を供給してもチェックや調整を正しく行うことができなくなる。
また、同調回路11Fに供給されたテスト信号S63が、同調回路11F→スイッチ82A→スプリッタ84→ジャック83のラインを通じて外部アンテナにリークし、電波として送信されてしまう。
しかし、図4に示す入力回路においては、ジャック83に外部アンテナが接続されているときには、スイッチ82Bは接点Eに接続されているので、その接点Eの電圧V82は電源電圧+VCCとなり、ジャック83に外部アンテナが接続されていないときには、スイッチ82Bは接点Rに接続されているので、電圧V82は接地電位となる。つまり、電圧V82は、外部アンテナが接続されているかどうかを検出した検出電圧である。
そこで、この電圧V82がマイクロコンピュータ36により判別され、V82=+VCCのとき、すなわち、ジャック83に外部アンテナが接続されているときには、自己診断モードへの遷移が無効とされるとともに、マイクロコンピュータ36に接続された表示手段(図示せず)、例えばLCDやLEDにより、外部アンテナが接続されていることが警告される。
しかし、ジャック83に外部アンテナが接続されていないときには、スイッチ82Aが図のようにロッドアンテナ81に接続されているので(さらに、ロッドアンテナ81は縮められているので)、FM放送波が外部アンテナにより受信されてアンテナ同調回路11Fに供給されることがなく、したがって、テスト信号S63によるチェックや調整を正しく行うことができる。
また、このとき、同調回路11Fに供給されたテスト信号S63が、同調回路11Fからスイッチ82Aを通じて外部アンテナにリークすることもなくなる。
なお、AM受信系については、説明を省略するが、同様の構成とすることができる。
〔4〕 まとめ
上述の受信回路10およびテスト信号発生回路40によれば、受信回路10の選択度特性の自己診断が可能であり、中間周波フィルタをモノリシックIC化していても安定した受信ができるようになる。また、イメージ特性の診断も可能であり、さらに、ローIF方式やダイレクトコンバージョン方式の受信回路においても自己診断が可能となる。
また、テスト信号発生回路40は、受信回路10が使用する局部発振信号SLOA、SLOBと、PLL50により形成した中間周波数fIFの信号S54A、S54Bとからテスト信号S63を形成しているので、受信回路10の初期調整と診断とを同一システムで行うことができる。さらに、アンテナ同調回路11Fの同調周波数と、局部発振周波数fLOと、テスト信号S63の周波数とを独立に変更あるいは設定することができるので、各種の特性を容易にチェックあるいは調整することができる。
さらに、自己診断時、外部アンテナが接続されているときには、これを警告するとともに、テスト信号S63の形成を停止しているので、テスト信号S63が不用意に外部アンテナから電波として発射されることがない。また、放送波の受信信号による診断への影響や妨害を排除することもできる。さらに、テスト信号発生回路40を受信機に内蔵しているので、受信特性をチェックする場合に、テスト信号発生器を新たに用意する必要がなく、しかも、最適な状態を維持することができる。
なお、上述において、演算回路62の出力信号S62を、アッテネータ回路64を通じてアンテナ同調回路11A、11Fにテスト信号として供給することもできる。また、ポリフェイズフィルタを使用すれば、中間周波信号の抽出と移相とを同時に実現できるので、バンドパスフィルタ15Aおよび移相回路16Aを第1のポリフェイズフィルタにより構成し、バンドパスフィルタ15Bおよび移相回路16Bを第2のポリフェイズフィルタにより構成することができる。
さらに、短波放送や長波放送の受信を行う場合には、それらのためのアンテナ同調回路および高周波アンプを、アンテナ同調回路11A、11Fおよび高周波アンプ12A、12Fと同様に設け、その受信信号をバンド切り換え用のスイッチ回路31を通じてミキサ回路13A、13Bに供給すればよい。
また、上述においては、ジャック83に外部アンテナが接続されたことをメカニカルに検出してスイッチ82A、82Bを切り換える場合であるが、アクティブアンテナを接続の場合には、そのアクティブアンテナが消費する電流を検出し、その検出信号によりスイッチ82A、82Bに相当するスイッチ回路を切り換えるようにすることもできる。
〔略語の一覧〕
A/D:Analog to Digital
AGC:Automatic Gain Control
AM :Amplitude Modulation
D/A:Digital to Analog
FET:Field Effect Transistor
FM :Frequency Modulation
IC :Integrated Circuit
IF :Intermediate Frequency
PLL:Phase Locked Loop
SAW:Surface Acoustic Wave
VCO:Voltage Controlled Oscillator
この発明の一形態を示す系統図である。 この発明の一形態を示す系統図である。 この発明を説明するための図である。 この発明を説明するための図である。
符号の説明
10…受信回路、11Aおよび11F…アンテナ同調回路、13Aおよび13B…ミキサ回路、15A、15Bおよび19…バンドパスフィルタ、16Aおよび16B…移相回路、17…演算回路、32…局部発振回路、36…マイクロコンピュータ、40…テスト信号発生回路、50…PLL、55…乗算回路、61Aおよび61B…ミキサ回路、62…演算回路、63…PLLフィルタ、82Aおよび82B…アンテナ切り換えスイッチ、84…バンドスプリッタ

Claims (6)

  1. 希望周波数の受信信号を取り出す同調回路と、
    局部発振信号を形成する局部発振回路と、
    上記局部発振信号により上記受信信号を中間周波信号に周波数変換する第1のミキサ回路と、
    この第1のミキサ回路の出力信号から上記中間周波信号を取り出す中間周波フィルタと、
    上記中間周波信号の中間周波数に等しい周波数の交番信号を形成する信号形成回路と、
    上記交番信号および上記局部発振信号が供給される第2のミキサ回路と、
    この第2のミキサ回路の出力から希望周波数あるいはイメージ周波数の信号を取り出す取り出し回路と、
    上記中間周波信号のレベルを検出する検出回路と
    を有し、
    上記取り出し回路により取り出された信号を上記同調回路に供給するとともに、このときの上記検出回路の検出出力をチェックすることにより、自己診断を行う
    ようにした受信機。
  2. 請求項1に記載の受信機において、
    上記中間周波信号を増幅する可変利得アンプと、
    この可変利得アンプにより増幅された中間周波信号からAGC電圧を形成するAGC電圧形成回路と
    を有し、
    放送の受信時には、上記AGC電圧を上記可変利得アンプにその制御信号として供給してAGCを行い、
    上記自己診断の実行時には、上記AGC電圧を一定値に固定する
    ようにした受信機。
  3. 請求項2に記載の受信機において、
    上記局部発振信号の局部発振周波数を固定した状態で、上記交番信号の周波数あるいは上記取り出し回路により取り出された信号の周波数を変更することにより、選択度のチェックを行う
    ようにした受信機。
  4. 請求項2あるいは請求項3に記載の受信機において、
    上記検出回路の検出出力をA/Dコンバータ回路によりデジタルデータにA/D変換し、
    このデジタルデータをマイクロコンピュータに取り込んでそれぞれの処理を実行する
    ようにした受信機。
  5. 請求項2、請求項3あるいは請求項4に記載の受信機において、
    外部アンテナ端子と、
    警告手段と
    を有し、
    上記外部アンテナ端子に外部アンテナが接続されている場合に、上記自己診断を実行しようとしたときには、上記警告手段により上記外部アンテナの接続されていることを警告するとともに、
    上記自己診断の実行を開始しない
    ようにした受信機。
  6. 請求項2、請求項3、請求項4あるいは請求項5に記載の受信機において、
    上記同調回路および上記局部発振回路の共振回路を除いた全回路が1チップICにIC化されている
    ようにした受信機。
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