JP2005303401A - 高周波増幅器および高周波増幅装置 - Google Patents

高周波増幅器および高周波増幅装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 高周波特性を劣化させることなく、バイポーラトランジスタの過電流によるり破壊を防ぐことができる高周波増幅器を提供する
【解決手段】 高周波増幅用トランジスタ1のエミッタと電流モニタ用トランジスタ2のベースとが互いに接続され、高周波増幅用トランジスタ1のエミッタと電流モニタ用トランジスタ2のベースとの接続点が高周波電流検出用のインダクタ20を介して接地されている。電流モニタ用トランジスタ2のエミッタは接地され、電流モニタ用トランジスタ2のコレクタは、高周波増幅用トランジスタ1にバイアスを与える制御電源回路66に接続されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は高周波トランジスタ用いた高周波増幅器および高周波増幅装置に関するものである。
携帯電話等の無線通信用に用いられる増幅器においては、通常2〜3個の高周波増幅用の化合物半導体トランジスタを多段接続した構成が用いられている。化合物半導体トランジスタとしては、近年は単一正電源動作等の点からヘテロバイポーラトランジスタが主に用いられる。携帯電話端末用の出力電力1〜3W程度の増幅器に電流駆動型のバイポーラトランジスタを用いる場合、高周波増幅用のバイポーラトランジスタとともに、そのベースにエミッタフォロアでバイアス供給するためのもう一つのバイポーラトランジスタを含むバイアス回路が通常用いられている。
また、増幅器の出力電力を検出し、出力電力に応じて増幅器のバイアス電圧を制御するためには、方向性結合器と検波回路を用いた方式が、一般的に用いられている。
図10は先行技術の高周波増幅器の一例を示す回路図である。この高周波増幅器は、高周波電力入力端子17より高周波信号が入力され、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のベースに入り、そのコレクタから出力され、高周波電力出力端子18より増幅された高周波信号が出力される。
入力整合回路9は、50Ωのインピーダンスに対し高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の入力インピーダンスを整合させる回路であり、出力整合回路11は50Ωインピーダンスに対し所望のパワーを取り出すよう高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の出力側からみたインピーダンスを設定する回路である。
電圧源13によりλ/4波長線路等のコレクタ電源供給回路12を通して高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のコレクタにバイアスが供給されている。また、電圧源14からエミッタフォロワを構成するバイアス供給用バイポーラトランジスタ3により、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のベースバイアスが供給されている。電圧源14の電圧および抵抗器8により、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のバイアス電流を調整する。抵抗器6は高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の過剰ベース電流を抑制するものである。なお、符号15はバイアス供給用バイポーラトランジスタ3のコレクタバイアスを供給する電圧源である。
図11は出力電力に応じて、高周波トランジスタのバイアスを調整する機能を有する先行技術の高周波増幅器の一例である。高周波電力入力端子17より高周波信号が入力される。高周波増幅器61からの出力は方向性結合器64を通り高周波出力端子18より出力されるが、その一部は方向性結合器64により検波回路65に入力される。検波回路65の出力レベルの大小に応じ制御電源回路66の2つの出力電圧は所望の特性に制御される。そして、これらの電圧は、高周波増幅器61のベースまたはゲート電圧供給用端子62、コレクタまたはドレイン電圧供給用端子63にそれぞれ供給される。
特開平7−022857号公報 特開2003−338714号公報
しかし、バイポーラトランジスタを用いた先行技術の高周波増幅器においては、高周波増幅器の出力負荷変動等が生じた場合、高周波増幅用バイポーラトランジスタのコレクタ電流が急激に増加するため、高周波増幅用バイポーラトランジスタの破壊が問題となる。バイポーラトランジスタの破壊を防ぐ方法としては、以下の方法が一般的に用いられる。
(1)高周波増幅用バイポーラトランジスタのコレクタまたはエミッタに抵抗を入れる。
(2)高周波増幅用バイポーラトランジスタのベースに抵抗を入れる。
(3)高周波増幅用バイポーラトランジスタのサイズを大きくし、許容電流を大きくする。
(4)高周波増幅器の出力電力を検出し、高出力電力時に高周波増幅器が破壊しないようバイアス電圧を制御する。
しかし、(1)の場合、高出力の増幅器では、抵抗損失により増幅器の電力付加効率(Power added efficiency)が大きく低下してしまう。
また、(3)の場合、高周波増幅用バイポーラトランジスタのサイズを大きくすることにより、電力利得が低下し、電力付加効率が低下する。また、半導体チップサイズが大きくなってしまう。
また、(2)の方法は、最も一般的ではあるが、抵抗での電圧降下はベース電流の増加に比例するため、出力負荷変動時の破壊を防ぐために十分な抵抗値を用いた場合、実使用領域での特性が劣化してしまう。
また、(4)の場合は、方向性結合器や検波回路が必要になり、方向性結合器や検波回路での損失による特性劣化が生じたり、高周波増幅器のサイズが大型化してしまう。
以上のように、先行技術では、増幅器の出力負荷変動などにより増幅器のコレクタ電流が増加した場合、高周波増幅用バイポーラトランジスタが破壊に至り、この破壊を防ぐためには、増幅器の高周波特性が劣化やサイズが大きくなるという課題があった。
本発明の目的は、高周波特性を劣化させることなく、高周波増幅用トランジスタの過電流による破壊を防ぐことができる高周波増幅器を提供することを目的とする。
第1の発明の高周波増幅器は、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとが互いに接続され、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている。
この構成によれば、高周波増幅器に高周波信号が入力され、高周波増幅器の出力電力が大きくなるにつれ、高周波増幅用トランジスタのエミッタ電流もしくはソース電流による高周波電圧振幅が高周波電流検出用素子の両端に生じ、電流モニタ用トランジスタのベース−エミッタ間ダイオードもしくはゲート−ソース間ダイオードに電圧振幅が生じる。ダイオードの非線形性により、高周波増幅器の出力電力の増加に伴い、電流モニタ用トランジスタのベース電流が急峻に流れる。電流モニタ用トランジスタのコレクタもしくはドレインを高周波増幅用トランジスタのベースバイアス回路もしくはゲートバイアス回路に接続しておけば、そのバイアス回路の動作を急峻に制御することができ、高周波増幅用トランジスタのベース電位もしくはゲート電位を急峻に低下させることが可能である。
以上のような構造により、高周波増幅用トランジスタに過電流が流れた場合、先行技術のようにベース側もしくはゲート側に抵抗を入れる場合に比べ、そのベース電圧もしくはゲート電圧を急峻に低下させることができるので、実際に使用する出力電力領域での高周波増幅器の高周波特性を損なうことなく高周波増幅用トランジスタの過電流による破壊を防ぐことができる。
第1の発明の高周波増幅器においては、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されていることが好ましい。
また、第1の発明の高周波増幅器においては、電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されていることが好ましい。
また、第1の発明の高周波増幅器においては、高周波電流検出用素子としてインダクタまたは抵抗を使用することができる。
また、第1の発明の高周波増幅器においては、高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、出力電力の検出結果に応じて高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御することが好ましい。
上記のように、バイアス状態を制御する構成の場合、電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインが高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されていることが好ましい。
第2の発明の高周波増幅器は、第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのベースまたはゲートが互いに接続されており、第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのコレクタまたはドレインが互いに接続されており、第1の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースが接地されており、第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとが互いに接続され、第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている。
この構成によれば、高周波増幅器に高周波信号が入力され、高周波増幅器の出力電力が大きくなるにつれ、第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタ電流もしくはソース電流による高周波振幅が高周波電流検出用素子の両端に生じ、電流モニタ用トランジスタのベース−エミッタ間ダイオードもしくはゲート−ソース間ダイオードに電圧振幅が生じる。ダイオードの非線形性により、高周波増幅器の出力電力の増加に伴い、電流モニタ用トランジスタのベース電流が急峻に流れる。電流モニタ用トランジスタのコレクタもしくはドレインを第1および第2の高周波増幅用トランジスタのベースバイアス回路もしくはゲートバイアス回路に接続しておけば、そのバイアス回路の動作を急峻に制御することができ、高周波増幅用トランジスタのベース電位もしくはゲート電位を急峻に低下させることが可能である。
以上のような構造により、高周波増幅用トランジスタに過電流が流れた場合、先行技術のようにベース側もしくはゲート側に抵抗を入れる場合に比べ、そのベース電圧もしくはゲート電圧を急峻に低下させることができるので、実際に使用する出力電力領域での高周波増幅器の高周波特性を損なうことなく高周波増幅用トランジスタの過電流による破壊を防ぐことができる。
また、第1の発明の高周波増幅器では、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースがインダクタまたは抵抗などの高周波電流検出用素子を介して接地されているため、利得、出力パワー等の増幅器特性が劣化してしまう可能性がある。
この発明の構成によれば、エミッタまたはソースが接地されている第1の高周波増幅用トランジスタを主増幅器として用い、エミッタまたはソースがインダクタまたは抵抗を介して接地されている第2の高周波増幅用トランジスタを副増幅器と出力電力検出に用いるため、増幅器の特性劣化を最小限に押さえながら、実際に使用する出力電力領域での高周波増幅器の高周波特性を損なうことなく高周波増幅用トランジスタの過電流による破壊を防ぐことができる。
第2の発明の高周波増幅器においては、第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されていることが好ましい。
また、第2の発明の高周波増幅器においては、電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されていることが好ましい。
また、第2の発明の高周波増幅器においては、高周波電流検出用素子としては、インダクタまたは抵抗を使用することができる。
また、第2の発明の高周波増幅器においては、第2の高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、出力電力の検出結果に応じて第1および第2の高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御することが好ましい。
上記のように、バイアス状態を制御する構成の場合、電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインが第1および第2の高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されていることが好ましい。
第3の発明の高周波増幅器は、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとが互いに接続され、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている。
この構成によれば、高周波増幅器に高周波信号が入力され、高周波増幅器の出力電力が大きくなるにつれ、高周波増幅用トランジスタのエミッタ電流もしくはソース電流による高周波電圧振幅が高周波電流検出用素子の両端に生じ、電流モニタ用バイポーラトランジスタのベース−コレクタ間がオフし始めると、電流モニタ用バイポーラトランジスタのベース電流は減少する。電流モニタ用トランジスタのコレクタもしくはドレインを高周波増幅用トランジスタのベースバイアス回路もしくはゲートバイアス回路に接続しておけば、そのバイアス回路の動作を制御することができ、高周波増幅用トランジスタのベース電位もしくはゲート電位を連続的に増加させることが可能である。
以上のような構造により、高周波増幅器中の高周波トランジスタのバイアス電流を制御する高周波増幅器、例えば、出力電力が低いときにはトランジスタのバイアス電流を小さくして消費電流を小さくし、出力電力が高いときにはトランジスタのバイアス電流を大きくして高出力化を図るというような連続的なバイアス電流制御機能を有する高周波増幅器を実現することができる。
第3の発明の高周波増幅器においては、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されていることが好ましい。
また、第3の発明の高周波増幅器においては、電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されていることが好ましい。
また、第3の発明の高周波増幅器においては、高周波電流検出用素子としては、インダクタまたは抵抗を使用することができる。
また、第3の発明の高周波増幅器においては、高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、出力電力の検出結果に応じて高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御することが好ましい。
上記のように、バイアス状態を制御する構成の場合、電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートが高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されていることが好ましい。
第4の発明の高周波増幅器は、第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのベースまたはゲートが互いに接続されており、第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのコレクタまたはドレインが互いに接続されており、第1の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースが接地されており、第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとが互いに接続され、第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている。
第3の発明の高周波増幅器では、高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースがインダクタまたは抵抗を介して接地されているため、利得、出力パワー等の増幅器特性が劣化してしまう可能性がある。
この発明の構成によれば、エミッタまたはソースが接地されている第1の高周波増幅用トランジスタを主増幅器として用い、エミッタまたはソースがインダクタまたは抵抗を介して接地されている第2の高周波増幅用トランジスタを副増幅器と出力電力検出に用いるため、増幅器の特性劣化を最小限に押さえながら、出力電力が低いときにはバイポーラトランジスタのバイアス電流を小さくして消費電流を小さくし、出力電力が高いときにはバイポーラトランジスタのバイアス電流を大きくして高出力化を図るというような連続的なバイアス電流制御機能を有する高周波増幅器を実現することができる。
第4の発明の高周波増幅器においては、第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されていることが好ましい。
また、第4の発明の高周波増幅器においては、電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されていることが好ましい。
また、第4の発明の高周波増幅器においては、高周波電流検出用素子としては、インダクタまたは抵抗を使用することができる。
また、第4の発明の高周波増幅器においては、第2の高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、出力電力の検出結果に応じて第1および第2の高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御することが好ましい。
上記のように、バイアス状態を制御する構成の場合、電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートが第1および第2の高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されていることが好ましい。
第5の発明の高周波増幅装置は、上記第1、第2、第3および第4の発明の高周波増幅器を2つ以上多段縦続接続することによって構成されている。
第5の発明の高周波増幅器においては、エミッタ電流検出を行う高周波増幅器とバイアス状態を制御する高周波増幅器とが異なることが好ましい。
また、第5の発明の高周波増幅器においては、バイアス状態を制御する高周波増幅器が初段の高周波増幅器であることが好ましい。
本発明の高周波増幅器は、高周波増幅用トランジスタのエミッタと接地間の高周波電流検出用素子に発生する高周波電圧を、電流モニタ用トランジスタを用いてベースバイアス回路もしくはゲートバイアス回路に帰還することにより、高周波増幅用トランジスタに過電流が流れた場合、そのベース電圧もしくはゲート電圧を急峻に低下させることができるので、高周波増幅器の高周波特性を損なうことなく高周波増幅用トランジスタの過電流による破壊を防ぐことができるという利点がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の高周波増幅器の構成を示す回路図である。以下に、この高周波増幅器の動作原理を説明する。
この高周波増幅器においては、高周波電力入力端子17より高周波信号が入力され、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のベースに入り、コレクタから出力され、高周波電力出力端子18より増幅された高周波信号が出力される。
入力整合回路9は、50Ωのインピーダンスに対し高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の入力インピーダンスを整合させる回路であり、出力整合回路11は50Ωインピーダンスに対し所望のパワーを取り出すよう高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の出力側からみたインピーダンスを設定する回路である。
高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のベースより入力される高周波信号により、増幅されたコレクタ電流が高周波増幅用バイポーラトランジスタ1より出力されるが、それにほとんど等しい高周波振幅を持ったエミッタ電流がインダクタ20に流れ、エミッタ電流による高周波電圧振幅がインダクタ20の両端に生じる。
本実施の形態の高周波増幅器においては、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタと電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベースとが接続され、その接続点がインダクタ20を介して接地されている。そのため、インダクタ20の両端に生じる高周波電圧振幅は電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間に加わる。この高周波電力振幅が電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間ダイオードの閾値電圧より小さい場合、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のコレクタに電流が流れない。
高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の出力電力が増加するに伴い、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタ電流が増加し、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間ダイオードの閾値電圧より大きい電圧が電流モニタ用のバイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間に加わると、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のコレクタに電流が流れ始める。このとき、ダイオードの非線形性により、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のコレクタ電流は、出力電力の増加に対し、ある出力電力以上では急峻に増加する。
そして、この電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のコレクタ電流をモニタする制御電源回路66は、抵抗器6、λ/4波長線路等のコレクタ電源供給回路12を通して高周波増幅バイポーラトランジスタ1のバイアス状態を変化させる。例えば、出力電力がある値以上になれば、バイアスを遮断し、高周波バイポーラトランジスタ1の破壊を防ぐことができる。
また、抵抗7およびキャパシタ68により、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間に生ずる高周波電圧振幅を調整することができる。抵抗7に関してはキャパシタ68とインダクタ20との間に用いても、同様の効果が得られる。
図2は図1をさらに詳しく実際の回路に適用した場合の本発明の実施の形態1を示している。
この高周波増幅器においては、高周波電力入力端子17より高周波信号が入力され、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のベースに入り、コレクタから出力され、高周波電力出力端子18より増幅された高周波信号が出力される。
入力整合回路9は、50Ωのインピーダンスに対し高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の入力インピーダンスを整合させる回路であり、出力整合回路11は50Ωインピーダンスに対し所望のパワーを取り出すよう高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の出力側からみたインピーダンスを設定する回路である。
電圧源13によりλ/4波長線路等のコレクタ電源供給回路12を通して高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のコレクタにバイアスが供給されている。また、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のベースバイアスはエミッタフォロワを構成するバイアス供給用バイポーラトランジスタ3から供給されている。抵抗器6は高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の過剰ベース電流を抑制するものであるが、本実施の形態では省略することもできる。なお、電圧源15はバイアス供給用バイポーラトランジスタ3のコレクタバイアスを供給し、電圧源14は抵抗8を介してバイアス供給用バイポーラトランジスタ3のベースバイアスを供給し、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のバイアス電流を決定する。
本発明の実施の形態1の高周波増幅器においては、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタと電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベースとが接続され、その接続点がインダクタ20を介して接地されている。そのため、インダクタ20の両端に生じる高周波電圧振幅は、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間に加わる。よって、出力電力が増加すると、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタ電流が増加し、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のコレクタ電流が増加する。このとき、抵抗8での電圧降下が大きくなり、バイアス供給用バイポーラトランジスタ3のベース電圧が低下し、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のベース電位が低下する。
また、抵抗7、キャパシタ68により、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間に生ずる高周波電圧振幅を調整することができる。
ベース抵抗を用いた先行技術の場合と本実施の形態の場合とで、バイアス供給用バイポーラトランジスタのベース端子電位と高周波増幅バイポーラトランジスタのベース端子電位の出力電力に対する変化を比較したシミュレーション結果を図3に示す。本実施の形態を用いた場合、実使用出力でのベース電位はベース抵抗を用いた場合とほとんど同じであるが、高出力時で急峻にベース電位が低下しており、増幅器の出力負荷変動等によってコレクタ電流が急増した場合に、強制的にベース電圧がオフされ破壊に至らないことが分かる。
以上のように、本実施の形態を用いれば、容易に高周波増幅用バイポーラトランジスタのコレクタ電流の増加に応じた急峻なベース電圧の制御が可能であり、高周波増幅器の耐破壊性が改善される。
なお、本実施の形態ではバイポーラトランジスタの場合について説明したが、電界効果型トランジスタを用いた場合でも同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、高周波増幅用パイポーラトランジスタ1のエミッタ電流の検出のため、インダクタ20を用いていたが、インダクタ20に代えて抵抗を使用することもできる。
(第2の実施の形態)
図4および図5は本発明の実施の形態2の高周波増幅器の構成を示す回路図である。図4は、第1の実施の形態で説明した図2の回路図において、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のバイアス電流が温度変化に対し、一定となるようダイオード4A,4B,4Cを付加した構成である。図5は、同じくダイオード4C,4Dを付加した構成である。
動作原理は第1の実施の形態と同じであるので、説明は省略するが、本実施の形態を用いれば、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のコレクタ電流の増加に応じた急峻なベース電圧の制御により高周波増幅器の耐破壊性が改善され、さらに高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のバイアス電流の温度依存性を補償することができる。
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態の高周波増幅器の構成を示す回路図である。第1の実施の形態で説明した図2の回路に、第2の高周波増幅用バイポーラトランジスタ67を加えている。第1の高周波増幅用バイポーラトランジスタ1と第2の高周波増幅用バイポーラトランジスタ67とは、それぞれのベースが互いに接続されており、それぞれのコレクタが互いに接続されている。第2の高周波増幅用バイポーラトランジスタ67のエミッタは接地されており、第1の高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタと電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベースとが接続され、その接続点がインダクタ20を介して接地されている。
高周波増幅器に用いられる高周波バイポーラトランジスタのエミッタまたは高周波電界効果トランジスタのソースと接地間の過剰な抵抗やインダクタンスは、高周波増幅器特性を劣化させる。この実施の形態の利点は、第2の高周波増幅用バイポーラトランジスタ67を主増幅用としてエミッタ面積を大きく、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1を副増幅用兼出力電力検出用としてエミッタ面積を小さく設定しておけば、高周波増幅器の特性を劣化させることなく、出力電力の検出ができるということである。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態で述べたような高出力時の優れた耐破壊性を実現することができ、しかも、高周波増幅器の出力電力の検出は、エミッタサイズの小さい高周波増幅用バイポーラトランジスタ1で行い、高周波増幅器としての特性は第2の高周波増幅用バイポーラトランジスタ67で決まるため、インダクタや抵抗の影響を受けない良好な高周波特性が得られる。
なお、本実施の形態ではバイポーラトランジスタの場合について説明したが、電界効果型トランジスタを用いた場合でも同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、高周波増幅用パイポーラトランジスタ1のエミッタ電流の検出のため、インダクタ20を用いていたが、インダクタ20に代えて抵抗を使用することもできる。
(第4の実施の形態)
図7は本発明の第4の実施の形態の高周波増幅器の構成を示す回路図である。第1の実施の形態の図2の回路図に比較して、インダクタ20の替わりに抵抗5を用いており、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2の接続が異なっている。この構成により、第1の実施の形態の図2とは反対に、出力電力の増加に伴い、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース電流が減少する。
本発明の実施の形態4の高周波増幅器においては、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタと電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のコレクタが接続され、その接続点が抵抗5を介して接地されている。
抵抗5の両端に生じる高周波電圧振幅は、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のコレクタに加わる。高周波増幅器に入力電力が無い場合、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間ダイオードおよびベース−コレクタ間ダイオードには順方向の電流が流れている。高周波電力振幅が電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−コレクタ間ダイオードの閾値電圧より小さい場合、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース電流はベース−コレクタ間ダイオード、ベース−エミッタ間ダイオードを流れる電流の和である。高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の出力電力が増加するに伴い、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタ電流が増加し、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−コレクタ間がオフし始めると、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース電流は減少する。その結果、抵抗8での電圧降下が減少し、バイアストランジスタ3と増幅トランジスタ1のベース電位が高くなる。
本実施の形態を用いた場合の高周波増幅バイポーラトランジスタのベース端子電位の出力電力に対する変化を図8に示す。低出力電力領域から出力電力が増加するにつれ、高周波増幅用バイポーラトランジスタのベース端子電位が連続的に増加する。
以上のように、本実施の形態を用いれば、高周波増幅器中の高周波バイポーラトランジスタのバイアス電流を制御する高周波増幅器、例えば、出力電力が低いときにはバイポーラトランジスタのバイアス電流を小さくして消費電流を小さくし、出力電力が高いときにはバイポーラトランジスタのバイアス電流を大きくして高出力化を図るというような連続的なバイアス電流制御機能を有する高周波増幅器を実現することができる。
なお、本実施の形態ではバイポーラトランジスタの場合について説明したが、電界効果型トランジスタを用いた場合でも同様の効果が得られる。
また、本実施の形態では、高周波増幅用パイポーラトランジスタ1のエミッタ電流の検出のため、抵抗5を用いていたが、抵抗5に代えてインダクタを使用することもできる。
また、図6の実施の形態と同様に、高周波増幅用トランジスタ67を追加すれば、第3の実施の形態で説明したのと同様の効果が得られる。
(第5の実施の形態)
図9は本発明の第5の実施の形態における2段構成の高周波増幅装置の構成を示す回路図である。この高周波増幅装置は、例えば実施の形態1で示したような高周波増幅器を2段縦続接続したものである。縦続接続数は3段以上であってもよい。
この高周波増幅装置は、高周波電力入力端子17より高周波信号が入力され、高周波電力出力端子18より出力される。
入力整合回路9は、50Ωのインピーダンスに対し高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の入力インピーダンスを整合させる回路であり、段間整合回路10は高周波増幅用バイポーラトランジスタ68の出力インピーダンスと高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の入力インピーダンスを整合させる回路であり、出力整合回路11は50Ωインピーダンスに対し所望のパワーを取り出すよう高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の出力側からみたインピーダンスを設定する回路である。
電圧源13によりλ/4波長線路等のコレクタ電源供給回路12を通して高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のコレクタにバイアスが供給されている。また、電圧源16によりλ/4波長線路等のコレクタ電源供給回路70を通して高周波増幅用バイポーラトランジスタ68のコレクタにバイアスが供給されている。
また、バイアス回路19は高周波増幅用バイポーラトランジスタ1にベースバイアスを供給している。
また、高周波増幅用バイポーラトランジスタ68のベースバイアスはエミッタフォロワを構成するバイアス供給用バイポーラトランジスタ3から供給されている。抵抗5、抵抗6は高周波増幅用バイポーラトランジスタ68、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の過剰ベース電流を抑制するものであるが、本実施の形態では省略することもできる。なお、電圧源15はバイアス供給用バイポーラトランジスタ3のコレクタバイアスを供給し、電圧源14は抵抗8を介してバイアス供給用バイポーラトランジスタ3のベースバイアスを供給し、高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のバイアス電流を決定する。
終段増幅用の高周波増幅用バイポーラトランジスタ1のエミッタと電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベースとが接続され、その接続点がインダクタ20を介して接地されているので、第1の実施の形態で説明したように終段増幅用の高周波増幅用バイポーラトランジスタ1の出力電力が大きくなる程、初段増幅用の高周波増幅用バイポーラトランジスタ68のベース電位は低下し、過出力時の破壊を防ぐことができる。なお、抵抗7、キャパシタ69により、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2のベース−エミッタ間に生ずる高周波電圧振幅を調整することができる。
本実施の形態は大電力を出力する終段のバイポーラトランジスタの破壊を防ぐために、終段の高周波増幅器の高周波増幅用バイポーラトランジスタの出力電力を検出し、初段の高周波増幅器の高周波増幅用バイポーラトランジスタの動作を制限していることが特徴である。
また、本実施の形態は、初段の高周波増幅器の入力電力−出力電力の関係をバイアス制御することにより、終段の高周波増幅器の振幅歪を補正できる線形アンプへの適用も可能である。
なお、この実施の形態のような複数段の高周波増幅器の縦続接続構成は、電流モニタ用バイポーラトランジスタ2が図7のような構成になっている場合にも、適用できる。
本発明の高周波増幅器は、高周波増幅用バイポーラトランジスタのエミッタと接地間のインダクタに発生する高周波電圧を、電流モニタ用バイポーラトランジスタを用いてベースバイアス回路に帰還することにより、バイポーラトランジスタに過電流が流れた場合、そのベース電圧を急峻に低下させ、増幅器の高周波特性を損なうことなくバイポーラトランジスタの過電流による破壊を防ぐことができるので、アンテナのインピーダンス変動の大きい無線端末用の増幅器として有用である。
本発明の第1の実施の形態における高周波増幅器の構成を示す回路図である。 本発明の第1の実施の形態における高周波増幅器の具体的構成を示す回路図である。 ベース抵抗を用いた先行技術の場合と本実施の形態の場合とで、バイアス供給用バイポーラトランジスタのベース端子電位と高周波増幅バイポーラトランジスタのベース端子電位の出力電力に対する変化を比較したシミュレーション結果を示す特性図である。 本発明の第2の実施の形態における高周波増幅器の構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態における高周波増幅器の他の構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態における高周波増幅器の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態における高周波増幅器の構成を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態における高周波増幅器における高周波増幅バイポーラトランジスタのベース端子電位の出力電力に対する変化を示す特性図である。 本発明の第5の実施の形態における高周波増幅器の構成を示す回路図である。 高周波増幅器の先行技術を示す回路図である。 高周波増幅器の先行技術の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 高周波増幅用バイポーラトランジスタ
2 電力モニタ用バイポーラトランジスタ
3 バイアス供給用バイポーラトランジスタ
4 ダイオード用バイポーラトランジスタ
5 抵抗
6 抵抗
7 抵抗
8 抵抗
9 入力整合回路
10 段間整合回路
11 出力整合回路
12 コレクタ電源供給回路
13 電圧源
14 電圧源
15 電圧源
16 電圧源
17 高周波電力入力端子
18 高周波電力出力端子
19 バイアス回路
20 インダクタ
61 高周波増幅器
62 高周波増幅器のベースまたはゲート電圧供給用端子
63 高周波増幅器のコレクタまたはドレイン電圧供給用端子
64 方向性結合器
65 検波回路
66 制御電源回路
67 第2の高周波増幅用バイポーラトランジスタ
68 高周波増幅用バイポーラトランジスタ
69 キャパシタ
70 コレクタ電源供給回路

Claims (28)

  1. 高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとが互いに接続され、前記高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている高周波増幅器。
  2. 前記高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が前記高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されている請求項1記載の高周波増幅器。
  3. 前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されている請求項1または2記載の高周波増幅器。
  4. 前記高周波電流検出用素子がインダクタまたは抵抗である請求項1、2または3記載の高周波増幅器。
  5. 前記高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を前記電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、前記出力電力の検出結果に応じて前記高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御する請求項1、2、3または4記載の高周波増幅器。
  6. 前記電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、前記電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインが前記高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されている請求項5記載の高周波増幅器。
  7. 第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのベースまたはゲートが互いに接続されており、前記第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのコレクタまたはドレインが互いに接続されており、前記第1の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースが接地されており、前記第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとが互いに接続され、前記第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている高周波増幅器。
  8. 前記第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートとの接続点が前記高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されている請求項7記載の高周波増幅器。
  9. 前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されている請求項7または8記載の高周波増幅器。
  10. 前記高周波電流検出用素子がインダクタまたは抵抗である請求項7、8または9記載の高周波増幅器。
  11. 前記第2の高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を前記電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、前記出力電力の検出結果に応じて前記第1および第2の高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御する請求項7、8、9または10記載の高周波増幅器。
  12. 前記電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、前記電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインが前記第1および第2の高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されている請求項11記載の高周波増幅器。
  13. 高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとが互いに接続され、前記高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと前記電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている高周波増幅器。
  14. 前記高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと前記電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が前記高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されている請求項13記載の高周波増幅器。
  15. 前記電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されている請求項13または14記載の高周波増幅器。
  16. 前記高周波電流検出用素子がインダクタまたは抵抗である請求項13、14または15記載の高周波増幅器。
  17. 前記高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を前記電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、前記出力電力の検出結果に応じて前記高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御する請求項13、14、15または16記載の高周波増幅器。
  18. 前記電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートが前記高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されている請求項17記載の高周波増幅器。
  19. 第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのベースまたはゲートが互いに接続されており、前記第1および第2の高周波増幅用トランジスタのそれぞれのコレクタまたはドレインが互いに接続されており、前記第1の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースが接地されており、前記第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとが互いに接続され、前記第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が高周波電流検出用素子を介して接地されている高周波増幅器。
  20. 前記第2の高周波増幅用トランジスタのエミッタまたはソースと前記電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインとの接続点が前記高周波電流検出用素子と並列の高周波電圧振幅調整用キャパシタを介して接地されている請求項19記載の高周波増幅器。
  21. 前記電流モニタ用トランジスタのコレクタまたはドレインに直列に高周波電圧振幅調整用抵抗が挿入されている請求項19または20記載の高周波増幅器。
  22. 前記高周波電流検出用素子がインダクタまたは抵抗である請求項19、20または21記載の高周波増幅器。
  23. 前記第2の高周波増幅用トランジスタに流れるエミッタ電流を前記電流モニタ用トランジスタで検出することにより出力電力を検出し、前記出力電力の検出結果に応じて前記第1および第2の高周波増幅用トランジスタのバイアス状態を制御する請求項19、20、21または22記載の高周波増幅器。
  24. 前記電流モニタ用トランジスタのエミッタまたはソースが接地され、前記電流モニタ用トランジスタのベースまたはゲートが前記第1および第2の高周波増幅用トランジスタにバイアス供給しているバイアス回路と接続されている請求項23記載の高周波増幅器。
  25. 請求項1〜4、7〜10、13〜16、19〜22の何れか1項に記載の高周波増幅器を2つ以上多段縦続接続した高周波増幅装置。
  26. 請求項5、6、11、12、17、18、23、24の何れか1項に記載の高周波増幅器を2つ以上多段縦続接続した高周波増幅装置。
  27. エミッタ電流検出を行う高周波増幅器とバイアス状態を制御する高周波増幅器とが異なる請求項26記載の高周波増幅装置。
  28. バイアス状態を制御する高周波増幅器が初段の高周波増幅器である請求項27記載の高周波増幅装置。
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