JP2005303233A - 照明光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体製造処理に起因する飛散物のレンズ等の付着による光量不足が生じても、撮像手段から出力される電気信号を安定させる。
【解決手段】 イオン注入工程における、各ステップ(区切り)に、CCDカメラ54へ入力される光量(ピーク光量)を監視し、LED51を発光させる電圧を補正していくため、経時的にスパッタの付着量が増えて、光量が徐々に低下することを回避することができる。また、調整範囲を超えるような、累積的に大きな光量不足が生じた場合には、非常停止させるようにしたため、不良製品を生成することを未然に回避することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、半導体製造装置のステージ上に載置された被処理基板と該被処理基板上のマスクとの位置関係を調整するために、被処理基板の法線方向に対して斜方から入射する照明光の反射光を観測する位置測定器を備えたアライメント調整装置に関し、特に当該アライメント調整装置を構成する撮像手段のレンズの汚れ防止の技術に関する。
半導体装置の製造工程においてマスクを用いた被処理基板に対するパターン露光処理をしたり、部分的なイオン注入処理をする際には、被処理基板とマスクとの位置合わせを行うことが不可欠である。このような被処理基板とマスクとの位置合わせ調整(アライメント調整)を行うために用いられるアライメント調整装置は、基本的にはCCDカメラ等の撮像光学系と画像処理系とから構成されている。すなわち、アライメント調整装置は、被処理基板上のアライメントマークとマスク上のマスクマーク(例えば、窓)とをCCDカメラで観測し、得られる画像データを画像解析処理することにより、両者の位置ずれを検出する。そして、この検出結果に基づいて、被処理基板とマークのそれぞれのマークが一致するように被処理基板とマークとを相対的に移動させてアライメント調整を行う。
CCDカメラによる観測像に際しては、アライメントマークを被処理基板に対して垂直な方向から観測する方法と、斜め方向から観測する方法とがある。
前者の方法では、撮像のためのCCDカメラが作業領域に入り込むので、露光やイオン注入等の処理中はCCDカメラを作業領域近傍から待避させる必要がある。
一方、後者の方法では、CCDカメラは作業領域を遮ることがなく、露光中やイオン注入等の処理中であってもCCDカメラを作業領域近傍から待避させる必要がない。例えば、特許文献1や特許文献2には、このような斜め方向からCCDカメラにより観測し、位置ずれを検出する方法の一例が開示されている。
特開平9−139333号公報 特開平11−354612号公報
しかしながら、アライメント調整装置において、被処理基板に対して斜め方向から反射光を観測するようにCCDカメラを配置した場合、イオン注入等の処理中であってもCCDカメラを作業領域近傍から待避させる必要がない反面、スパッタ作用(スパッタ粒子の飛散)によりCCDカメラのレンズにスパッタ粒子が付着し、その結果、長時間使用した状態では、レンズが曇り、性能を低下させてしまうという課題があった。
本発明は上記事実を考慮し、メンテナンスの手間を軽減させつつ半導体製造処理に起因する飛散物のレンズ等の付着による光量不足を原因とするアライメント調整精度の低下を防止することができるアライメント調整装置を得ることが目的である。
第1の発明は、半導体製造装置のステージ上に載置された被処理基板と該被処理基板上のマスクとの位置関係を調整するために、被処理基板の法線方向に対して斜方から入射する照明光の反射光を観測する位置測定器を備えたアライメント調整装置であって、前記照明光を発光する光源と、前記被処理基板上の反射光領域を撮像する撮像手段と、前記光源を発光駆動する発光駆動手段と、前記撮像手段で撮像した光信号に基づく電気信号をからサンプル信号を抽出するサンプル信号抽出手段と、前記サンプル信号抽出手段で抽出したサンプル信号を予め定めた基準値と比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記撮像手段による出力ピーク値が所定以上となるように発光駆動手段による前記光源の発光光量を補正する補正手段と、を有している。
第1の発明によれば、撮像手段における反射光の取込部には、レンズ(或いはレンズカバー)が設けられており、被処理基板の処理に起因する飛散物が付着し、取り込まれる光量が減少することがある。これが進むと、位置調整に影響を及ぼすため、サンプル信号抽出手段では、撮像手段で撮像した光信号に基づく電気信号からサンプル信号を抽出する。
抽出したサンプル信号は、比較手段によって基準値と比較され、この比較結果に基づいて、撮像手段による出力ピーク値(最も明るいところに対応する出力値)が所定値以上となるように発光手段による光源の発光光量を補正する(補正手段)。
これにより、付着物による光量不足を、照明光の光量を上げることで補うことができ、精度の高い位置調整を維持することができる。
すなわち、出力ピーク値を一定以上に維持しておけば、低出力値の分解能も確実に維持することができる。
第2の発明は、半導体製造装置のステージ上に載置された被処理基板と該被処理基板上のマスクとの位置関係を調整するために、被処理基板の法線方向に対して斜方から入射する照明光の反射光を観測する位置測定器を備えたアライメント調整装置であって、前記照明光を発光する光源と、前記被処理基板上の反射光領域を撮像する撮像手段と、前記撮像手段による撮像時の光信号の感度を設定する感度設定手段と、前記撮像手段で撮像した光信号に基づく電気信号からサンプル信号を抽出するサンプル信号抽出手段と、前記サンプル信号抽出手段で抽出したサンプル信号を予め定めた基準値と比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に基づいて、前記撮像手段による出力ピーク値(最も明るいところに対応する出力値)が所定値以上となるように感度設定手段による設定感度を補正する補正手段と、を有している。
第2の発明によれば、撮像手段における反射光の取込部には、レンズ(或いはレンズカバー)が設けられており、被処理基板の処理に起因する飛散物が付着し、取り込まれる光量が減少することがある。これが進むと、位置調整に影響を及ぼすため、サンプル信号抽出手段では、撮像手段で撮像した光信号に基づく電気信号をからサンプル信号を抽出する。
抽出したサンプル信号は、比較手段によって基準値と比較され、この比較結果に基づいて、撮像手段による出力ピーク値が所定値以上となるように感度設定手段による設定感度を補正する(補正手段)。
これにより、付着物による光量不足を、撮像手段の感度を上げることで補うことができ、精度の高い位置調整を維持することができる。
また、第1の発明及び第2の発明において、前記サンプル信号抽出手段によるサンプル信号の抽出から補正手段による補正までの処理が、半導体製造処理に対して、割り込み処理されることを特徴としている。
半導体製造処理工程が進行している状態で、常に割り込みで監視が可能であるため、飛散物の付着による受光量の変動を抑制することができる。
また、第1の発明及び第2の発明において、前記サンプル信号抽出手段によるサンプル信号の抽出から補正手段による補正までの処理が、所定回数の半導体製造工程毎に実行され、当該実行時には、前記被処理基板、或いはマスクに代えて、サンプル信号抽出用基準板を装着することを特徴としている。
受光の監視を、所定回数の半導体製造工程毎に実行する。その際、被処理基板、或いはマスクに代えて、サンプル信号抽出用基準板を装着することで、被検査対象を常に同一とすることができ、精度の高い光量調整が可能となる。
以上説明した如く本発明では、半導体製造処理に起因する飛散物のレンズ等の付着による光量不足が生じても、撮像手段から出力される電気信号を安定させることができるといく優れた効果を有する。
図1は、本実施形態に係る半導体製造装置が示されている。図1に示される如く、半導体製造装置1は、被処理基板である複数の半導体ウェハ(ここでは、図示省略)を格納するワーク室11、複数のマスク(ここでは、図示省略)を格納するマスク室13、ウェハの向きを一定方向に揃えるプリアライメント室15、イオン注入処理等を行うプロセス室17、これら各室間のウェア搬送を行うロボットアームが配置されたローダ室19、およびローダ室19と各室相互間の遮蔽を行って半導体製造装置1内の真空度を維持するゲートバルブ21等から構成されている。プロセス室17内には、ウェハに塗布された感光膜への露光、ウェハへのイオン注入、ドライエッチング等を行うプロセス装置21が配置されている。
図2は、本実施形態に係るプロセス装置23の一例を説明するための概略図である。ここでは、プロセス装置23がイオン注入装置である場合を例にして説明している。
(イオン注入ステージ)
図2には、本実施の形態に係るイオン注入装置のプロセス装置23の一部を構成する位置決め装置10が示されている。位置決め装置10は、定盤12に対して支柱14が立設され、支柱14の上端には、天板16が取り付けられ、位置決め装置10の筐体を構成している。位置決め装置10は、半導体ウェハ18を対象として、当該半導体ウェハ18を位置決めする役目を有している。位置決め装置10の定盤12上には、ウェハステージ部20と、マスクステージ部22と、が設置されている。
ウェハステージ部20は、ベース24と、ベース24上に設けられて第1のスライダ26をX軸方向に摺動可能に支持するX軸方向摺動装置28を備えている。また、第1のスライダ26上には第2のスライダ30が設けられ、この第2のスライダ30は、Y軸方向摺動装置32により、Y軸方向に摺動可能に支持されている。
なお、図示を省略するが、第1のスライダ26をX軸方向に移動させるためのX軸駆動装置がベース24上に設けられ、第2のスライダ30をY軸方向に移動させるためのY軸駆動装置が第1のスライダ上に設けられている。
また、第2のスライダ30には、X軸方向及びY軸方向に位置決めされる前記半導体ウェハ18等の試料ベースとしてのワークステージ34が支持されている。
ワークステージ34には、前記半導体ウェハ18を保持するウェハチャック36が取り付けられている。
半導体ウェハ18は、このウェハチャック36に支持された状態で固定されるようになっている。なお、ウェハチャック36は、ワークステージ34に設けられた図示しない微動機構によりチャックした半導体ウェハ18のZ軸周り(すなわち、θ軸方向)、X、Y、Z方向及び半導体ウェハ18の面の傾きの微調整が可能となっている。
上記構成のウェハステージ部20により、ウェハチャック36は、X−Y方向のステップ送り及び6軸方向の微動が可能となる。
ワークステージ34よりも上方には、マスクステージ部22の一部を構成するマスクチャック38が、第2のステージ30に対向配置されている。マスクチャック38は、前記ウェハチャック36との対向面にマスク40を保持している。また、マスクチャック38は、マスクθ軸ベース42に支持されており、θ軸方向の調整が可能となっている。
また、マスクθ軸ベース42は、マスクZ軸方向移動機構44に支持されている。さらに、マスクZ軸方向移動機構44は、マスク用X−Yテーブル46に支持されている。なお、マスク用X−Yテーブル46は、移動テーブル部20と同様の構成であるため、構成の説明は省略する。
このマスクステージ部22により、マスク40は、X−Y−Z−θの各軸方向への調整が可能となっている。
位置決め装置10の筐体を構成する天板16は、その中央部(前記半導体ウェハ18が位置決めされる基準となる軸周り)に開口部16Aが設けられている。天板16には、半導体ウェハ18とマスク40との位置ずれを検出するためのアライメントユニット50が取り付けられている。
図2では、1組のみ示すが全部で3組のアライメントユニット50が設けられており、それぞれ対応するウェハマーク及びマスクマークを観測する。
(半導体ウェハ40の位置決めマークW1乃至W3)
図3に示される如く、シリコン基板である半導体ウェハ18の表面には、例えば、30mm×30mm程度のパターン領域18Aがマトリクス状に多数配置されている。各パターン領域18A間には後のチップ切り出しのための、例えば、数十ミクロン幅の隔離領域42が格子状に形成されている。この隔離領域18B内の適当な場所に1つの領域につき3つのウェハマークW1〜W3がシリコン酸化膜によって予め線状に形成されている。図示の例では、ウェハマークW1、W2がY軸方向、ウェハマークW3がX軸方向に生成されている。なお、図3では、ハッチングを施した中央のパターン領域18Aに対応するウェハマークW1〜W3のみを示しているが、全てのパターンの周囲に同様にウェハマークW1、W2、W3が配されている。
シリコン酸化膜は酸化の際に体積を増してウェハ面から少し隆起しており、ウェハマークW1〜W3は観測可能である。また、ウェハマークW1〜W3は、X軸方向、Y軸方向に限らず、X軸及びY軸に対して45°の方向のマークを設けてもよい。
なお、ウェハマークW1、W2、W3は線状のシリコン酸化膜を周囲の部分と面一あるいは僅かに隆起した状態とすることで得ることが出来るが、この代わりに半導体ウェハ18上にシリコン酸化膜の線状のパターンを突出させるパターンとしても良い。あるいは逆にウェハマークW1、W2、W3をシリコンとしてその周囲をシリコン酸化膜で囲むようにしても良い。
前記アライメントユニット50では、このウェハマークW1、W2、W2を検出することで、半導体ウェハ18の位置を認識し、位置決め補正を実行するデータを生成することになる。
(マスク40)
図4は、マスク40を説明する説明図であり、図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のA−A方向における断面図である。
マスク40はステンシルマスクであり、外形が円形状で相対的に厚手の周縁部40A、この内側の領域の相対的に薄手のメンブレン部40B、中央部のマスクパターン部40C、マスクパターン部40Cの周囲の半導体ウェハ18のウェハマークW1乃至W3に対応する位置にそれぞれ形成されたマスクマーク(貫通孔)M1乃至M3、周縁部40Aに形成されたプリアライメント用の切欠部40D、並びに粗調整用のグローバルアライメントマーク40Eを有している。
マスク40は、例えば、シリコンであり、直径4インチ、周縁部40Aの厚さ0.5mm、この中央領域のメンブレン部40Bの厚さ10μmである。
また、本実施の形態のマスク40のマスクマークM1乃至M3は、図5に示される如く、複数の貫通孔の集合体で構成されている。
図5は、CCDカメラ54(図2参照)の視野領域(図5の一点鎖線で囲まれた領域)54Aに対する1つのマスクマーク(ここでは、マスクマークM1とする)の拡大図が示されている。
なお、CCDカメラ54の視野領域54Aは、照明光源ユニット52からの照明により、均一な光が照射されている。
第1の貫通孔60は、前記ウェハマークW1が粗調整によって位置決めされる領域であり、この第1の貫通孔60の左辺に沿って、かつ当該左辺の寸法(縦寸法)と同一の長手方向寸法を持つ、縦長スリット状の第2の貫通孔62が設けられている。
さらに、第1の貫通孔60の右辺側には、第1の貫通孔60の幅寸法よりも短く、かつ第2の貫通孔62の幅寸法よりも長い、第3乃至第5の貫通孔64、66、68が設けられ、これらは縦列配置されている。この第3乃至第5の貫通孔64、66、68の縦方向寸法及びこれらの隙間の寸法を足した寸法が、前記第1の右辺の寸法(縦寸法)と同一の寸法となっている。
これにより、第1乃至第5の貫通孔60、62、64、66、68を囲む領域は矩形状となる(図5の一点鎖線領域M1(M2、M3)参照)。
ここで、第2乃至第5の貫通孔60、62、64、66、68は、それぞれ隣接する貫通孔との間に細幅の仕切り部が形成されることになる。
なお、位置調整は、CCDカメラ54を移動することで実行される。このため、図2に示される如く、天板16上の撮像部56は、カメラ用XーYテーブル74に支持されている。なお、カメラ用X−Yテーブル74は、前述した移動テーブル部20(図2参照)と同様の構成であるため、構成の説明は省略する。
(アライメントユニット50)
図2に示される如く、アライメントユニット50はLED51を光源とし、照明光学系78を含む照明光源部52と、対物レンズ等を含む結像光学系53及びセンサ部53aからなるCCDカメラ54を備えた撮像部56とによって構成される。照明光源部52の光軸と、撮像部56のCCDカメラ54の光軸とをマスク40ウェハの面の法線に対して所定角α分傾けて左右対称となるように配置し、照明光源部52から出射した照明光がマスク40及びそのマスクマークM1の開口部分を通過しウェハWの上面で反射して撮像部56のCCDカメラ54の入射光となるようにしている。なお、ウェハマークW2及びW3については、上記と同様の構成(すなわち天板16の上には3組のアライメントユニット50が配置され、それぞれが対応するウェハマークを観測可能とされている)であるので、構成の説明は省略する。
前記マスク40の位置は、予めグローバルアライメント用マーク40E(図4参照)を観測することによって粗調整されており、更に半導体ウェハ18上の所定の基準を用いてワークステージ36の位置を粗調整する。これにより、ステップ送りにより半導体ウェハ40のパターンを転写する位置にマスクパターン部40Cが対向するように位置決めされた際に、半導体ウェハ18のウェハマークW1がマスクマークM1内に位置するように調整されている。ステップ送り後、アライメントユニット50は半導体ウェハ18上の1つのパターン領域18Aにマスク40のパターン部40Cが対向された状態で、CCDカメラ54によってマスク40のマスクマークM1とウェハマークW1及び半導体ウェハ18上に形成されるマスク40の影とを同時に観測し、撮像データを取り込む。
図8に一つのアライメントユニット50により得られるマスクマーク及びウェハマーク(ここではM1及びW1)の検出状態の一例を模式的に示す。マスクマークM2及びウェハマークW2並びにマスクマークM3及びウェハマークW3も同様に観測されるように他の二つのアライメントユニット50が配されている。
図8に基づき説明すると、マスクマークM1の図8で横方向の中心位置に対するウェハマークW1の位置ずれΔXが半導体ウェハ18のマスク40に対するX−Y方向及びZ軸回りのずれの補正のための情報として用いられる。同様にW2、W3についてもマスクマークに対する横方向のずれ量の情報(図3の例ではW3についてはY方向のずれ量となる。)が得られる。これら3箇所のずれ量の情報に基づき、半導体ウェハ18のマスク40に対するX―Y方向及びZ軸回りについての位置ずれ補正量が定まる。
また、前記傾き角αは設定値であり、既知であるので半導体ウェハ18上に映るマスク40の影Sの像に基づき、半導体ウェハ18とマスク40との隙間(ギャップ)の大きさが求められる。図8の例では、ΔZで示す大きさに基づき求められる(後述)。3箇所のマスクマークM1、M2、M3について得られる隙間の大きさの情報に基づき、マスク40に対し、半導体ウェハ18を平行に、かつ所定のギャップを介して対向するように補正すべき量が定まる。
図8の例でマスク40の表面及び半導体ウェハ18のウェハマークW1以外の部分の表面は反射率が高いため、CCDカメラ54では対応する部位は光量が大となる。一方、ウェハマークW1に対する部位及び半導体ウェハ18上であってもマスク40により影となる部分Sに対応する部位は暗くなる。
図8でΔXを知るためには、影Sを横切る検出ラインにより、マスクマークM1の中心位置を、明るい部分を横切る検出ラインにより、ウェハマークW1の位置を求めれば良い。具体的には、CCDカメラのマトリックス状に配される画素のうち図8で、マスクマークM1(すなわち開口部)に対応する部位のうち影Sに対応する部分を横切る検出ライン上に対応する画素列についての光量のデータに基づき、マスク40の図8における横方向の中心位置が求められる。このラインにおいては、例えば、図8で左側からマスク40上では光量が大きく、マスクマークM1のエッジに差し掛かり、影Sに入るところで急激に光量が小さくなり、マスクマークM1の右側のエッジに差し掛かると再び急激に光量が大きくなるという分布を示す。光量の小さい部分の中心位置がマスクマークM1の横方向中心位置として求められる。
一方、マスクマークM1に対応する部位のうち、影Sで無い部分を横切る検出ラインに対応する画素列についての光量のデータに基づき、ウェハマークW1の図8における横方向位置が求められる。このラインではウェハマークW1に対応する部位の光量が小さくなり、それ以外の部位は光量が大きくなるような光量分布を示す。
これら二つの検出ラインでの撮像データに基づき図8のΔXが求められる。なお、制御部ではCCDカメラ54からの撮像データは電圧信号として取り込まれる。電圧の大きさは光量に比例する。
図8でΔZを知るためには、マスクマークM1に対応する部位を縦方向に横切る検出ラインが用いられる。これにより、影Sに相当する光量の小さい部分の幅を求めることによりΔZが求められる。
ところで、本実施の形態では、既述のように得られる撮像データのうち光量のピークを示す部分(すなわち、明るい部分であり、図8の例ではウェハマークW1及び影Sを除く部分。)についての出力値の大きさに基づいて、上記のようなアライメントに必要な情報(既述の例では、ΔX、ΔZ)を精度良く求めるかどうかの判断を行うようにしている(詳細を後述する。)
すなわち、イオン注入の処理を多数繰り返すと、CCDカメラ54のレンズの表面がスパッタ粒子等により次第に曇ってくる。これに伴い、明るい部分に対応する出力ピーク値が下がってきて、検出精度も低下してくる。そこで、出力ピーク値の変化を監視し、その結果に応じて必要な処理を行うものである。
このような判定のための出力ピーク値としては、例えば、既述のような特定の検出ライン上での出力値の最大値を求め、これを用いる。或いは常に確実に明るい部分(例えば常にマスク40の位置する部位)の出力値を「出力ピーク値」としても良い。その他、ある基準値以上の明るさの部位のデータの平均値を以って「出力ピーク値」とする、などの方法でも良い。
十分な検出精度があると判断されている場合には、既述のように得られた位置ずれ補正量、及びギャップの補正量に基づき、制御装置からの指令によりウェハステージ34に設けられた微動機構により半導体ウェハ18の位置の微調整が行われる。
なお、図8では、便宜上マスクマークM1として、単純な矩形の開口の場合で説明したが、マスクマークM1として例えば、図5のようなものとすることにより、より高い検出精度が得られる。まず、貫通孔60の左右に縦方向に延びる幅狭の仕切り部を隔てて貫通孔62及び64を設けたことにより、マスクマークM1の位置検出の高精度化が達成できる。すなわち、これら3つの貫通孔を横切る検出ラインを考えた場合、左右の幅狭の仕切り部の部分に対応する光量分布は比較的急峻なピークを示し、このピーク形状はそれぞれが左右略対称となることもあり、片側のみエッジとなる図8のような場合と比べ、左右の仕切り部の位置をそれぞれ高精度に求められるので、より高精度なマスクマークM1の位置検出が可能となる。また、縦方向に貫通孔64,66,68を並べ、これらを縦方向に横切る検出ラインを用いることにより、より高精度なマスク40と半導体ウェハ18とのギャップ検出が可能となる。すなわち、既述のとおり、仕切り部あるいはその影を観測することにより検出の高精度化が可能となる。また、CCDカメラ54が傾き角を持っても設けられていることから、傾き角によっては一つのエッジとそれに対応する影とでは、CCDカメラ54の焦点距離の位置(ベストフォーカス位置)との距離が異なるため、両方を同時にベストフォーカスの状態で観測することはできない。このような場合、複数の仕切り部を適宜配することにより、例えば、一つの仕切り部と別の仕切り部の影とを観測することにより、両方をベストフォーカス状態に近づけることができる。
(照明光源部52の制御系)
図6には、照明光源部52におけるLED51を発光するための発光制御装置100を機能別にブロック化した機能ブロック図が示されている。
前記CCDカメラ54からの信号は、位置決め制御装置(図示省略)に出力されると共に、発光制御装置100のサンプル信号抽出部102へ送出されるようになっている。
サンプル信号抽出部102は、A/D変換部104が接続され、サンプル信号(ピーク値)がデジタル化され,比較部106へ送出される。
この比較部106には、基準値メモリ108が接続されており、この基準値メモリ108から読み出された基準値と、前記A/D変換されたピーク値とが比較されるようになっている。
なお、前記サンプル信号抽出部102及び比較部106には、光量検査指示部110が接続され、この光量検査指示部110からの指示に基づいて、光量検査(監視)実行される。光量検査指示部110は、工程進行信号入力部112に接続されており、工程進行信号入力部112には、半導体製造装置1の全体の工程を制御するメイン制御装置(図示省略)から工程進行信号が入力される。この工程進行信号の入力をトリガとして、光量検査指示部110では、イオン注入工程の区切り毎にCCDカメラ54の光量(ピーク値)の検出、前記比較部106による比較の実行を指示するようになっている。
比較部106の比較結果は、比較結果解析部114へ送出され、比較結果の解析に基づいていて、非常停止指示部116又は補正値演算部118へ所定の信号が送出される。比較結果解析部114では、比較の結果、光量のピーク値が基準値(しきい値)を上回っている場合には光量が良好と判断し、なんら指示を出力しない。
また、光量のピーク値が基準値(しきい値)以下の場合には、その差が調整許容範囲外の場合は、非常停止指示部116へエラー信号を送出し、許容範囲内の場合は、補正値演算部118へ差分を送出する。
補正値演算部118では、当該差分に基づいて、光量が基準値となるように電圧の補正値が演算され、この補正値は、電圧調整部120へ送出される。
電圧調整部120には、電源電圧供給部122が接続されており、デフォルトの電圧と、前記補正値とをパラメータとする所定の演算式によって電圧値が求められ、駆動ドライバ124へ送出する。駆動ドライバ124では、入力された電圧値によってLED51を点灯駆動する。
すなわち、本実施の形態では、イオン注入工程の区切りで常にCCDカメラ54へ入力される光量を監視し、スパッタの付着等による汚れで、CCDカメラ54へ入力される光量の低下をほぼリアルタイムで補正することが可能となっている。
以下に、本実施の形態の作用を説明する。
図7のフローチャートに従い、メイン制御装置におけるイオン注入工程の流れを説明する。
まず、ステップ150では、マスク40をセットし、次いでステップ152で半導体ウェハ18をプロセス室21へ搬送し、イオン注入位置へ半導体ウェハ18を例えばステップ送りして位置決めする(ステップ154)。このようなマスク40のセット、並びに半導体ウェハ18の位置決めは、以下の動作によって行われる。
半導体ウェハ18はウェハチャック36により保持した状態でワークステージ34に載置される。ワークステージ34は、第1のスライダ26をX軸方向へ移動し、第2のスライダ30をY軸方向へ移動することで、半導体ウェハ18の平面的な位置決め(ステップ154)を行う。
また、ウェハチャック36自体がX、Y、Z軸方向、Z軸周り(θ軸)及び上面の傾きの微調整が可能であるため、後述のステップ160にて半導体ウェハ18は、精度よく位置決めが可能となる。
ワークステージ34よりも上方には、マスクチャック38が、当該ワークステージ34に対向配置され、このマスクチャック38にマスク40を保持することで、半導体ウェハ18に対してマスク40を施すことができる。
マスクチャック38は、マスクθ軸ベース42に支持されており、θ軸方向の調整が可能であり、マスクZ軸方向移動機構44に支持されているため、Z軸方向へマスク40を移動させることができる。
さらに、マスクZ軸方向移動機構44は、マスク用X−Yテーブル46に支持されているため、マスク40は、X−Y軸方向への調整が可能である。
すなわち、マスク40は、X−Y−Z−θの各軸方向へ調整が可能であり、ステップ150にて、所定の位置に位置決めされる。
次のステップ156では、マスクマークM1(M2、M3)に対して照明光源部52からの光を照射して、マスクマークM1(M2、M3)を撮像し、誤差の有無を判別し(ステップ158のアライメントOKか否か)、アライメントが不適正の場合は、ステップ160へ移行して半導体ウェハ18の位置を微調整する。
すなわち、既述のようにマスクマークM1とその影の像に基づき、ギャップが傾き角αを用いることにより幾何学的に求められる。
また、既述のようにウェハマークW1とマスクマークM1の貫通孔60の中央の位置との偏差ΔXを観測する。他のウェハマークW2とマスクマークM2、ウェハマークW3とマスクマークM3についても同様に測定を行う。
各測定結果に基づいてワークステージ34を微調整し、半導体ウェハ18とマスク40間の距離を均等な所定値にし、半導体ウェハ18上のイオン注入を行うべき位置とマスク40のパターン位置を正確に合わせる。
上記半導体ウェハ18とマスク40との相対位置が制度よく調整されると、図7における、次のステップ161では、イオン注入を実行し、次いで、ステップ162で半導体ウェハ18の全領域への処理が終了したか否かが判断され、否定判定されると、ステップ154へ移行して上記工程を繰り返す。
また、ステップ162で肯定判定された場合には、ステップ164へ移行して、次の半導体ウェハ18の処理を実行するか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ166へ移行して、現在位置決めされてイオン注入済みを半導体ウェハ18を搬出し、ステップ152へ移行して上記工程を繰り返す。
また、ステップ164で否定判定された場合には、このルーチンは終了する。
上記各工程の区切りには、メイン制御装置から、工程進行信号が発光制御装置100へ送出される。この工程進行信号に基づいて、発光制御装置100では、CCDカメラ54への入力光量を監視し、LEDの発光光量を補正する。
以下、図9のフローチャートに従い、発光制御装置100におけるLED発光光量制御について説明する。
ステップ170では、サンプル信号抽出部102に入力された電気信号からピーク値(明るい部分に対応する値)を抽出し、A/D変換部104を介して比較部106へ送出する。
次のステップ172では、比較部106では、基準値メモリ108から基準値(しきい値)を読み出し、両者を比較する。この比較の結果、ピーク値がしきい値を上回っている場合には、特に補正の必要がないため、このルーチンは終了する。また、ピーク値がしきい値以下となると、補正が必要と判断し、ステップ174へ移行する。
ステップ174では、比較結果解析部114において、基準値との差分からLED51を発光するための電圧値の補正値を演算する。次のステップ176では、補正値が調整範囲内か否かを判断する。
このステップ176で否定判定された場合には、ステップ178へ移行して非常停止指示部116から非常停止を指示することで、処理の非常停止を実行し、このルーチンは終了する。終了後、CCDカメラ54の汚れたレンズをクリーニングすることにより、既述のイオン注入工程を再開できる。
また、ステップ176で肯定判定された場合には、ステップ180へ移行して、電圧調整部120においてLED51へ供給する電圧値を調整し、駆動ドライバ124を介して、調整された電圧値でLED51を駆動(発光)する。
このように、イオン注入工程における、各ステップ(区切り)に、CCDカメラ54へ入力される光量(ピーク光量)を監視し、LED51を発光させる電圧を補正していくため、経時的にスパッタの付着量が増えて、光量が徐々に低下することを回避することができる。これにより、真空チャンバ中に設置されたCCDカメラ54のメンテナンスの間隔を延ばしつつ、高精度なアライメント検出が長期間維持できる。また、調整範囲を超えるような、累積的に大きな光量不足が生じた場合には、非常停止させるようにしたため、不良製品を生成することを未然に回避することができる。
なお、本実施の形態では、CCDカメラ54に入力する光量が低下したとき、その基となる光源であるLED51の発光光量を増加するように補正したが、LED51の発光光量は固定とし、CCDカメラ54の感度を変更(補正)するようにしてもよい。
図10は、CCDカメラ54の感度補正制御の流れを示す制御フローチャートである。
ステップ182では、CCDカメラ54の出力(電圧)のピーク値を検出し、このピーク値と基準値(しきい値)とを比較する(ステップ184)。
このステップ184での比較の結果、ピーク値がしきい値を上回っている場合には、補正の必要がないと判断し、このルーチンは終了する。
また、ステップ184でピーク値がしきい値以下と判断された場合には、ステップ186へ移行して、CCDカメラ54の感度調整値を演算し、次いでステップ188で調整値を調整可能範囲内か否かが判断される。
このステップ188で否定判定された場合には、ステップ190へ移行して非常停止処理を実行し、このルーチンは終了する。また、ステップ188で肯定判定された場合には、ステップ192へ移行して、CCDカメラ54の感度を調整し、このルーチンは終了する。
なお、前述したLED51の光量調整と、このCCDカメラ54の感度調整を併用してもよい。
また、本実施の形態では、上記のようなLED51の光量調整及び/又はCCDカメラ54の感度調整時期をイオン注入工程の区切りに常に監視するようにしたが、例えば、ステップ156のマーク撮像データ取り込み工程で得られる情報に基づいてこの時に行うようにしても良い。また、精度の要求度によっては、監視インターバルを長くしてもよい。この場合の監視タイミングとしては、所定枚数の半導体ウェハ18の処理終了時期が考えられる。あるいは、図7の工程中、ステップ152〜164にかけて、並行して常に図9又は図10の自動調整処理の工程を行うようにしても良い。
また、監視の際、表面が常に一定かつ高い反射率が保証される基準半導体ウェハ(何もパターンが形成されていないベアウェハ)を用いて行うことで、より正確な良否判定が可能となる。
以下、図11のフローチャートに従い、所定枚数の半導体ウェハ単位での監視、並びに、基準半導体ウェハを用いた監視を実行するための処理の流れを説明する。なお、前述した図7のイオン注入処理工程と同一ステップについては、同一の符号の末尾に”A”を付して、その説明を省略する。
図11のステップ150Aからステップ164Aまでの処理は、図7と同様であり、ステップ164Aで肯定判定されると、ステップ200へ移行して、監視チェックインターバルか否かが判断される。
このステップ200で否定判定された場合には、ステップ166Aへ移行して、現在位置決めされてイオン注入済みを半導体ウェハ18を搬出し、ステップ152Aへ移行して上記工程を繰り返す。
また、ステップ200で肯定判定された場合には、マスク40を搬出し、基準半導体ウェハを代わりにセットし(ステップ202)、図9のLED51の光量調整、或いは図10のCCDカメラ54の感度調整の少なくとも一方の監視処理を実行する(ステップ204)。
この監視処理に結果がOK(ステップ206の肯定判定)となると、ステップ208へ移行して基準半導体ウェハを搬出して、ステップ150Aへ移行する。
また、ステップ206でNG(否定判定)された場合には、ステップ204で非常停止されているため、このルーチンは終了する。
なお、本実施の形態のCCDカメラ54のレンズは、所謂剥き出し状態であったが、レンズカバー部材90(図12照)を取り付けるようにしてもよい。
これはスパッタ粒子の種類によってはクリーニングにより対処できない場合もあり、或いはクリーニング時にレンズの表面に傷を付ける恐れもあるので、そのような場合に対処するのに好ましいからである。
図12は、レンズカバー部材90を説明するための図である。図12(a)に示すように、レンズカバー部材90は、略円環状の枠体92に嵌合された透過性の保護部材94から構成されている。枠体82は、CCDカメラ54の対物レンズを支持する筒体部分に嵌装できるように構成されている。また、枠体92にはその半径方向にネジ穴が形成されており、そこにネジ部材96が螺合されている。保護部材94には、例えば石英ガラスを適用することができる。レンズカバー部材90は、図12(b)に示すように、CCDカメラ54の対物レンズを支持している筒体先端部分に嵌装され、ネジ部材96のネジ先が当接されることで固定される。
このレンズカバー部材90の変形例としては、当該レンズカバー部材90を筒体部分にキャッピングするようにすることもできる。例えば、枠体92内周面に溝部を形成し、また、筒体部分の外周面に該溝部に対応する段部を形成する。そして、レンズカバー部材90を筒体部分に嵌装することにより、該溝部に段部が嵌合し、レンズカバー部材90が確実に装着されることになる。
このようなレンズカバー部材90は、例えば、イオン注入装置が稼働される前に、オペレータ等によりCCDカメラ54に設けられる。これにより、対物レンズをこのようなスパッタ粒子等から保護することができる。
なお、長時間の使用により、レンズカバー部材90にスパッタ粒子等が付着して曇りが生じ、かつLED51の発光光量の調整や、CCDカメラ54の感度調整の許容範囲を超えた場合には、古くなったレンズカバー部材90を外し、新しいレンズカバー部材90に交換すればよい。
本発明の一実施形態に係るアライメント調整装置が使用される半導体製造装置の平面図である。 本発明の実施の形態に係る位置決め装置を示す照明図である。 半導体ウェハの平面図であり、1チップ毎の区画、並びに1チップ毎のウェハマークの位置を示す平面図である。 (a)はマスクの平面図、(b)は図4(a)のA−A線断面図である。 照明エリア及びCCDカメラの視野領域との相対関係を示すマスクマークの拡大平面図である。 本実施の形態に係るLED発光制御装置の制御系を示す機能ブロック図である。 本実施の形態に係るイオン注入処理工程を示す制御フローチャートである。 アライメントユニットによるウェハマークの検出状態を示す平面図である。 本実施の形態に係る、LED光量調整のための制御フローチャートである。 本発明の変形例に係り、CCDカメラの感度を調整するための制御フローチャートである。 イオン注入処理工程の変形例を示す制御フローチャートである。 CCDカメラに装着可能なレンズカバー部材の斜視図、(b)はCCDカメラのレンズに装着した状態を示す側面図である。
符号の説明
W1乃至W3 ウェハマーク
M1乃至M3 マスクマーク
10 半導体位置決め装置
18 半導体ウェハ
20 ウェハステージ部
22 マスクステージ部
34 ワークステージ
36 ウェハチャック
38 マスクチャック
40 マスク
40A 周縁部
40B メンブレン部
40C マスクパターン部
40D 切欠部
40E グローバルアライメントマーク
46 マスク用X−Yテーブル
50 アライメントユニット
51 LED(光源)
52 照明光源ユニット
54 CCDカメラ(撮像手段)
54A 視野領域
56 撮像部
60 第1の貫通孔
62 第2の貫通孔
64 第3の貫通孔
66 第4の貫通孔
68 第5の貫通孔
70 仕切り部
72 仕切り部
100 発光制御装置
102 サンプル信号抽出部(サンプル抽出手段)
104 A/D変換部
106 比較部(比較手段)
108 基準値メモリ
110 光量検査指示部
112 工程進行信号入力部
114 比較結果解析部(補正手段)
116 非常停止指示部
118 補正値演算部(補正手段)
120 電圧調整部(補正手段)
122 電源電圧供給部(発光駆動手段)
124 駆動ドライバ(発光駆動手段)

Claims (5)

  1. 半導体製造装置のステージ上に載置された被処理基板と該被処理基板上のマスクとの位置関係を調整するために、被処理基板の法線方向に対して斜方から入射する照明光の反射光を観測する位置測定器を備えたアライメント調整装置であって、
    前記照明光を発光する光源と、
    前記被処理基板上の反射光領域を撮像する撮像手段と、
    前記光源を発光駆動する発光駆動手段と、
    前記撮像手段で撮像した光信号に基づく電気信号からサンプル信号を抽出するサンプル信号抽出手段と、
    前記サンプル信号抽出手段で抽出したサンプル信号を予め定めた基準値と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記撮像手段による出力ピーク値が所定以上となるように発光駆動手段による前記光源の発光光量を補正する補正手段と、
    を有するアライメント調整装置。
  2. 半導体製造装置のステージ上に載置された被処理基板と該被処理基板上のマスクとの位置関係を調整するために、被処理基板の法線方向に対して斜方から入射する照明光の反射光を観測する位置測定器を備えたアライメント調整装置であって、
    前記照明光を発光する光源と、
    前記被処理基板上の反射光領域を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段による撮像時の光信号の感度を設定する感度設定手段と、
    前記撮像手段で撮像した光信号に基づく電気信号からサンプル信号を抽出するサンプル信号抽出手段と、
    前記サンプル信号抽出手段で抽出したサンプル信号を予め定めた基準値と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較結果に基づいて、前記撮像手段による出力ピーク値が所定値以上となるように感度設定手段による設定感度を補正する補正手段と、
    を有するアライメント調整装置。
  3. 前記サンプル信号抽出手段によるサンプル信号の抽出から補正手段による補正までの処理が、半導体製造処理に対して、割り込み処理されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のアライメント調整装置。
  4. 前記サンプル信号抽出手段によるサンプル信号の抽出から補正手段による補正までの処理が、所定回数の半導体製造工程毎に実行され、当該実行時には、前記被処理基板、或いはマスクに代えて、サンプル信号抽出用基準板を装着することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載のアライメント調整装置。
  5. 前記サンプル信号抽出手段によるサンプル信号の抽出から補正手段による抽出までの処理が、アライメント調整のための撮像手段による撮像結果に基づいて、行われることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載のアライメント調整装置。

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