JP2005303215A - 可変容量コンデンサ及びこの可変容量コンデンサを備えたインピーダンス整合器 - Google Patents

可変容量コンデンサ及びこの可変容量コンデンサを備えたインピーダンス整合器 Download PDF

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Abstract

【課題】 磁界の影響を抑制してベローズの耐久性を向上させることのできる可変容量コンデンサを提供する。
【解決手段】 第1可変容量コンデンサVC1は、所定間隔を隔てて離間しながら相対移動自在に設けられた可動側電極24及び固定側電極25と、可動側電極24がベローズ23を介して接続された第1電極端子部21と、固定側電極25が接続された第2電極端子部22と、第1電極端子部21及び第2電極端子部22との間に介在された外殻26とを有し、外殻26の周囲に、外部において発生される磁界を遮蔽するためのシールド部材19が設けられている。
【選択図】 図3

Description

本願発明は、例えば高周波電力を用いてプラズマを発生させてエッチングや薄膜形成等を行う高周波電力供給システムに用いられ、負荷側のインピーダンスと高周波電源装置側の特性インピーダンスとを整合させるためのインピーダンス整合器及びそのインピーダンス整合器の内部といった磁界が発生する場所に用いられる可変容量コンデンサに関する。
図10は、インピーダンス整合器が用いられる高周波電力供給システムの構成例を示す図である。このシステムは、高周波電力を出力するための高周波電源装置1と、この高周波電源装置1に同軸ケーブルからなる伝送線路2を介して接続され、高周波電源装置1の入力インピーダンスと負荷インピーダンスとを整合するためのインピーダンス整合器3と、このインピーダンス整合器3に電磁波が漏れないように遮蔽された銅板等からなる負荷接続部4を介して接続された、例えばプラズマ処理装置からなる負荷Lとで構成されている。
高周波電源装置1は、負荷Lに対して高周波電力を供給するための装置であり、図示しない電力増幅回路や発振回路等を備え、所定の電力に設定された高周波電力を伝送線路2を通じてインピーダンス整合器3に出力する。
インピーダンス整合器3は、その入力端から高周波電源装置1側を見た入力インピーダンスと、その入力端から負荷L側を見た負荷インピーダンスとを整合させるためのものであり、高周波電源装置1の出力を効率よく負荷Lに供給するのに用いられる。
負荷Lは、エッチングやCVD等の方法を用いて半導体ウェハや液晶基板等の被加工物を加工するための装置である。より詳細には、負荷Lは、例えばプラズマ処理装置(プラズマチャンバー)とされ、このプラズマ処理装置は、内部に備えた真空容器にプラズマ発生用のガスが導入され、供給された高周波電力を用いて上記ガスを電離させて、プラズマを発生させるものである。発生されたプラズマは、半導体ウェハや液晶基板等の被工作物を加工するために利用される。
上記高周波電力供給システムにおいては、高周波電源装置1から負荷Lに高周波電力が供給されている間、負荷Lのインピーダンスが変動し、高周波電源装置1と負荷Lとの間にインピーダンスの不整合が発生するため、負荷Lのインピーダンス変動に応じてインピーダンス整合器3内の可変インピーダンス素子(図略)のインピーダンス値を自動的に変化させて高周波電源装置1と負荷Lとの間のインピーダンスを整合させるようになっている。
インピーダンス整合器3は、図11に示すように、略箱状の筐体11内に第1及び第2可変容量コンデンサVC1,VC2を備えている。すなわち、入力端子RF−INに接続された連結棒12及びそれに接続された導体板13からなる入力側伝送ライン14には、各可変容量コンデンサVC1,VC2の一端が接続され、第1可変容量コンデンサVC1の他端は導体片15を介して筐体11(グランド)に接続されている。また、第2可変容量コンデンサVC2の他端には、略L字状の出力側伝送ライン16が接続されている。この出力側伝送ライン16は、図11に示すように、筐体11の外部まで突出しており、この突出した部分が出力端子RF−OUTとして機能する。また、各可変容量コンデンサVC1,VC2の一端には、可動側電極44(図13参照、後述)を駆動する駆動用モータ18が接続されている。なお、出力端子RF−OUTの周囲には、絶縁板17が設けられ、筐体11とはフローティングの状態になっている。
これらのインピーダンス整合器3の構成は、例えば図12に示すような等価回路で表される。なお、図12に示す等価回路のL1は、第2可変容量コンデンサVC2に接続された出力側伝送ライン16に相当している。これは、高周波電源装置1から出力される高周波電力の周波数が百kHz以上の高周波であるために、板状の形状であっても、インダクタと見なせるようなインダクタンスをもつからである。
図13は、第1及び第2可変容量コンデンサVC1,VC2の概略断面図である。なお、図13では、駆動用モータ18等の構成も含まれている。また、第2可変容量コンデンサVC2の構成は、第1可変容量コンデンサVC1と略同様であるため、以下では主に第1可変容量コンデンサVC1について説明する
第1可変容量コンデンサVC1は、例えば大電力を許容するための真空コンデンサによって構成されている。第1可変容量コンデンサVC1は、略円柱状に形成されており、一端側に設けられた第1電極端子部41と、他端側に設けられた第2電極端子部46と、蛇腹状に形成されたベローズ42と、可動側電極44と、固定側電極45と、第1電極端子部41と第2電極端子部46との間に介在された外殻47とを備えて大略構成されている。
第1可変容量コンデンサVC1の内部では、第2電極端子部46に固定側電極45が固定され、この固定側電極45に対して可動側電極44が軸方向に沿って移動自在に内外嵌合されている。
固定側電極45は、複数の円筒体を同心状に配置したものであり、可動側電極44は、固定側電極45を構成する複数の円筒体に対して内外嵌合する複数の円筒体を同心状に配置したものである。固定側電極45の複数の円筒体と、可動側電極44の複数の円筒体とは、半径方向に所定の間隔を隔てて対向している。この固定側電極45と可動側電極44とにおける多層構造によって静電容量が形成され、固定側電極45に対する可動側電極44の軸方向に沿った移動によって、静電容量が可変されるようになっている。
可動側電極44には、調整ボルト48が一体的に設けられている。第1電極端子部41の軸心部には、凹入部49が形成されており、その凹入部49の軸心部に形成された貫通孔に上記調整ボルト48が軸方向で内外に貫通されている。調整ボルト48の外周部には雄ネジが螺刻されており、この雄ネジに後述する静電容量調整筒軸49の雌ネジが螺合されている。
第1可変容量コンデンサVC1の内部において、第1電極端子部41と可動側電極44との間には、調整ボルト48を取り巻く状態でベローズ42が軸方向に伸縮自在に張設されている。ベローズ42は、例えば銅製であり、可動側電極44を第1電極端子部41に対して電気的に接続している。このベローズ42は、可動側電極44が上下動するため、当該可動側電極44を第1電極端子部41に伸縮可能に電気的に接続するものである。
静電容量調整筒軸49は、第1電極端子部41に形成された開口から突出するように設けられ、静電容量調整筒軸49には、それと同軸状に対向された状態で、かつカップリング50を介して駆動用モータ18の駆動軸51が減速機構の介在なしに直接的に連結されている。静電容量調整筒軸34、カップリング35及び駆動軸51は、モータ支持フランジ52によってそれらの周囲が覆われており、モータ支持フランジ52は、導体板13と筐体11との間に介装されている。
特開平5−190387号公報
上記の第1及び第2可変容量コンデンサVC1,VC2の構成において、駆動用モータ18が駆動されて固定側電極45に対して可動側電極44が各可変容量コンデンサVC1,VC2の軸方向に移動することにより、可動側電極44と固定側電極45とが相対向する面積が変化し、これにより各可変容量コンデンサVC1,VC2の静電容量が変化し、インピーダンス整合器3においてインピーダンスの適切な整合が行われるようになっている。
ところで、近年、半導体ウェハや液晶基板等は、そのサイズが拡大する傾向にあり、これに伴い負荷Lの低インピーダンス化が顕在化している。そのため、高周波電源装置1及びインピーダンス整合器3等からなる高周波電力供給システム(高周波回路)では、半導体ウェハや液晶基板等のサイズの大型化に応じて高電力化を進行させる必要がある。その一方、負荷Lは低インピーダンス化するため、例えばインピーダンス整合器3に含まれる各可変容量コンデンサVC1,VC2には高電流が流れることになる。
高周波電源装置1から負荷Lに電力を供給したときにインピーダンス整合器3に流れる電流の成分には、図12に示すように、入力端子RF−IN側から負荷L側に流れる成分と、グランドから第1可変容量コンデンサVC1、第2可変容量コンデンサVC2及び出力側伝送ライン16(図12のL1成分に相当)を通って負荷側に流れる成分がある。ここで、第1可変容量コンデンサVC1において流れる電流をi1とすれば、図14に示すように、電流i1は、第2電極端子部46、固定側電極45、可動側電極44、ベローズ42、及び第1電極端子部41を通じて流れる。一方、第2可変容量コンデンサVC2において流れる電流をi2とすれば、電流i2は、第1電極端子部41、ベローズ42、可動側電極44、固定側電極45、及び第2電極端子部46を通じて流れる。
ここで、第2可変容量コンデンサVC2及びその近傍には、そのベローズ42に流れる電流i2によって第2可変容量コンデンサVC2の軸心を中心にして同心円状に広がる磁界B2が発生する。この磁界B2は、第2可変容量コンデンサVC2に並列配置されている第1可変容量コンデンサVC1の外殻47の部分からコンデンサ内部に浸入し、第1可変容量コンデンサVC1のベローズ42の部分に、図14に示すように、渦電流ibを発生させる。なお、第1可変容量コンデンサVC1の外殻47以外の部分は導電性部材により第1電極端子部41と第2電極端子部46が構成されているので、これらの部分から磁界B2が筐体内に浸入することは殆どない。
従って、第1可変容量コンデンサVC1では、ベローズ42を流れる電流i1に、渦電流ibが加わるので、第1可変容量コンデンサVC1のベローズ42に流れる電流の大きさは、図14の紙面に向かって右側よりも左側(第2可変容量コンデンサVC2側)の方が大きくなる。すなわち、第1可変容量コンデンサVC1の外部において磁界が発生しない場合は、ベローズ42を電流が均等に流れるが、第1可変容量コンデンサVC1の外部において磁界が発生する場合は、ベローズ42を電流が均等に流れず、電流経路に偏りが生じる。その結果、第1可変容量コンデンサVC1のベローズ42において、図14の紙面に向かって左側部分は、第1可変容量コンデンサVC1の外部において磁界が発生しない場合に比べて発熱量が大きくなって温度が上昇する。このような現象は、上述したように、半導体ウェハや液晶基板等のサイズの増大に伴い高出力化する一方、負荷Lの低インピーダンス化により第1,第2可変容量コンデンサVC1,VC2を通って負荷側に流れる電流が増大したことが原因となって、より顕著となったものである。
ベローズ42における発熱が増大して温度が上昇すると、ベローズ42自体の伸縮寿命が短くなる。そして、伸縮寿命に至るとベローズ42が破断する。すなわち、インピーダンス整合器3は、上記した固定側電極45に対して可動側電極44が変移してインピーダンス成分を変化させるが、可動側電極44の変移にともないベローズ42が伸縮する。この伸縮の耐用積算回数は、温度によって変化し、温度が高い程、耐用積算回数が低下する。そして、耐用積算回数に至ると、金属疲労によってベローズ42が破断する。従って、上記のように、ベローズ42の発熱量が部分的に増大して温度上昇すると、その部分の伸縮寿命が短くなって破断に至る時期が早まり、ひいては、ベローズ42の寿命が短くなる。また、ベローズ42の表面に大電流が流れると、ベローズ42と第1電極端子部41若しくは第2電極端子部46との間で放電が生じることがあり、耐電圧不良の原因のひとつとなる。
なお、第2可変容量コンデンサVC2においても、第1可変容量コンデンサVC1と同様に、第1可変容量コンデンサVC1によって発生する磁界によって渦電流が発生し、ベローズ42が発熱し、同様の問題点が生じる。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、磁界の影響を抑制してベローズの耐久性を向上させることのできる可変容量コンデンサを提供することを、その課題とする。
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明の第1の側面によって提供される可変容量コンデンサは、所定間隔を隔てて離間しながら相対移動自在に設けられた第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極及び第2の電極の一方が収縮部材を介して接続された第1の電極端子部と、前記第1の電極及び第2の電極の他方が接続された第2の電極端子部と、前記第1の電極端子部及び前記第2の電極端子部との間に介在された絶縁部材とを有する可変容量コンデンサであって、前記絶縁部材の周囲に、外部において発生される磁界を遮蔽するためのシールド部材を設けたことを特徴としている(請求項1)。
この構成によれば、上記可変容量コンデンサが複数設けられたインピーダンス整合器に適用された場合、第1の電極及び第2の電極が所定間隔を隔てて離間しながら相対移動されることにより、この可変容量コンデンサにおける静電容量が変化してインピーダンスの整合が行われるが、このとき、第1の電極及び第2の電極の一方が収縮部材を介して接続された第1の電極端子部と、第1の電極及び第2の電極の他方が接続された第2の電極端子部との間には、収縮部材を介して電流が流れる。例えば、この電流が比較的高い電流であれば、この電流によって磁界が発生し、この磁界が他の可変容量コンデンサにおいて渦電流を生じさせ、他の可変容量コンデンサの収縮部材に流れる電流を更に増大させることがある。
しかしながら、本願発明では、絶縁部材の周囲にシールド部材が設けられているため、外部において発生される磁界を遮蔽することができる。従って、収縮部材における電流の偏りを防止することができ、ひいては収縮部材の寿命を低下させることを防止してその耐久性の向上を図ることができる。
好ましい実施の形態によれば、前記シールド部材は、前記絶縁部材の少なくとも一部を覆うように設けられた導体片によって構成されているとよい(請求項2)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記シールド部材は、前記絶縁部材の外表面の少なくとも一部又は内表面の少なくとも一部に形成された導体層によって構成されていてもよい(請求項3)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記シールド部材は、前記絶縁部材の内部に設けられた導体片によって構成されていてもよい(請求項4)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記シールド部材は、第1の電極端子部又は第2の電極端子部のいずれか一方に電気的に接続されているとよい(請求項5)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記シールド部材は、第1の電極端子部又は第2の電極端子部に電気的に非接続とされていてもよい(請求項6)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記第1の電極端子部、前記第2の電極端子部、及び前記絶縁部材によって外形が概略形成され、かつ前記絶縁部材の内側に前記収縮部材が配置されているとよい(請求項7)。
他の好ましい実施の形態によれば、前記第1の電極と第2の電極との間の静電容量を形成するための空間が真空になっているとよい(請求項8)。
また、本願発明の第2の側面によって提供されるインピーダンス整合器は、所定間隔を隔てて離間しながら相対移動自在に設けられた第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極及び第2の電極の一方が収縮部材を介して接続された第1の電極端子部と、前記第1の電極及び第2の電極の他方が接続された第2の電極端子部と、前記第1の電極端子部及び前記第2の電極端子部との間に介在された絶縁部材とを有する可変容量コンデンサを備えたインピーダンス整合器であって、前記可変容量コンデンサの前記絶縁部材の周囲に、前記可変容量コンデンサの外部において発生される磁界を遮蔽するためのシールド部材を設けたことを特徴としている(請求項9)。
好ましい実施の形態によれば、前記可変容量コンデンサを複数個備え、前記複数の可変容量コンデンサの少なくとも2つが略平行に配置されているとよい(請求項10)。
本願発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
本願発明にかかる可変容量コンデンサを含むインピーダンス整合器が適用される高周波電力システムは、背景の技術の欄で説明した図9に示した構成と略同様である。そのため、以下では、その説明を省略し、本実施形態の特徴に関する部分について主に説明する。
<第1実施例>
図1は、本願発明の第1実施例にかかる可変容量コンデンサを含むインピーダンス整合器の内部が一部透視された斜視図である。インピーダンス整合器3は、上述したように、その入力端から高周波電源装置1(図10参照)側を見た入力インピーダンスと、その入力端から負荷L側を見た負荷インピーダンスとを整合させるためのものである。
より詳細には、高周波電源装置1から負荷Lに高周波電力が供給されている間、負荷Lのインピーダンスが変動し、高周波電源装置1と負荷Lとの間にインピーダンスの不整合が発生するため、負荷Lのインピーダンス変動に応じてインピーダンス整合器3内の可変インピーダンス素子としての可変容量コンデンサのインピーダンス値を自動的に変化させて高周波電源装置1と負荷Lとの間のインピーダンスを整合させるものである。
インピーダンス整合器3は、略箱状に形成された筐体11を有し、筐体11の一の側面には、高周波電源装置1に接続される、例えば同軸ケーブル用のコネクタを有する入力端子RF−INが設けられている。入力端子RF−INには、例えば銅製の連結棒12及び導体板13からなる入力側伝送ライン14が接続されている。導体板13は、筐体11の他の側面の内側に沿って配されており、導体板13には、第1可変容量コンデンサVC1の一端が接続され、電気的に導通されている。第1可変容量コンデンサVC1の他端は、断面視で略L字状の導体片15を介して筐体グランドに接続されている。
また、入力側伝送ライン14は、第1可変容量コンデンサVC1との接続部分の下流側において、第2可変容量コンデンサVC2の一端が接続され、電気的に導通されている。第2可変容量コンデンサVC2の他端は、出力側伝送ライン16に電気的に接続されている。出力側伝送ライン16は、例えば銅板からなり、平面視略L字状に折り曲げられて、図1に示すように、筐体11の外部まで突出している。なお、この突出した部分が出力端子RF−OUTとして機能する。出力端子RF−OUTには、負荷接続部4(図10参照)を介して負荷Lが接続されている。なお、出力端子RF−OUTの周囲には、絶縁板17が設けられ、出力端子RF−OUTと筐体11とはフローティングの状態になっている。
第1及び第2可変容量コンデンサVC1,VC2の一端には、後述する可動側電極24を変移させるためのステッピングモータからなる駆動用モータ18が備えられている。この駆動用モータ18は、図示しないマイクロコンピュータからの指令により回転駆動され、これにより、可動側電極24が固定側電極25に対して変移して、各可変容量コンデンサVC1,VC2の静電容量を変化させ、適切なインピーダンスの整合を行う。
また、第1及び第2可変容量コンデンサVC1,VC2の周囲には、本願発明の特徴部分であるシールド部材19が設けられている。このシールド部材19については、後述する。
このインピーダンス整合器3の等価回路は、背景技術の欄で説明した図11に示す構成となっている。なお、上述したように、図11に示す等価回路のL1は、第2可変容量コンデンサVC2に接続された出力側伝送ライン16に相当している。
図2は、第1及び第2可変容量コンデンサVC1,VC2の概略断面図である。なお、図2では、駆動用モータ18等の構成も含まれている。また、第2可変容量コンデンサVC2の構成は、第1可変容量コンデンサVC1と略同様であるため、以下では主に第1可変容量コンデンサVC1について説明する。
第1可変容量コンデンサVC1は、例えば大電力を許容するための真空コンデンサによって構成されている。第1可変容量コンデンサVC1は、略円柱状に形成されており、一端側に設けられた第1電極端子部21と、他端側に設けられた第2電極端子部22と、蛇腹状に形成されたベローズ23と、可動側電極24と、固定側電極25と、第1電極端子部21と第2電極端子部22との間に介在された外殻26とを備えて大略構成されている。
第1電極端子部21は、略円形状の基部21aと、その周縁から直交方向に延びたフランジ部21bとによって構成されている。また、第2電極端子部22も、略円形状の基部22aと、その周縁から直交方向に延びたフランジ部22bとによって構成されている。両フランジ部21b,22bは、その周縁同士が対向して配置され、これらのフランジ部21b,22b間に、例えばセラミックス製の絶縁筒からなる外殻26が設けられている。この外殻26は、第1可変容量コンデンサVC1を絶縁部材で密閉することによりそれを電気的に保護するものである。
第1可変容量コンデンサVC1の内部では、第2電極端子部22に固定側電極25が固定され、この固定側電極25に対して可動側電極24が軸方向に沿って移動自在に内外嵌合されている。
固定側電極25は、複数の円筒体を同心状に配置したものであり、可動側電極24は、固定側電極25を構成する複数の円筒体に対して内外嵌合する複数の円筒体を同心状に配置したものである。固定側電極25の複数の円筒体と、可動側電極24の複数の円筒体とは、半径方向に所定の間隔を隔てて対向している。この固定側電極25と可動側電極24とにおける多層構造によって静電容量が形成され、固定側電極25に対する可動側電極24の軸方向に沿った移動によって、静電容量が可変されるようになっている。
可動側電極24には、調整ボルト32が一体的に設けられている。第1電極端子部21の軸心部には、凹入部33が形成されており、その凹入部33の軸心部に形成された貫通孔に上記調整ボルト32が軸方向で内外に貫通されている。調整ボルト32の外周部には雄ネジが螺刻されており、この雄ネジに後述する静電容量調整筒軸34の雌ネジが螺合されている。ここで、凹入部33の貫通孔には、調整ボルト32が所定長さにわたって貫通されており、この構造により軸心精度が高められ、固定側電極25に対する可動側電極24の軸方向に沿った相対移動をスムーズかつ正確なものにされている。
第1可変容量コンデンサVC1の内部において、第1電極端子部21と可動側電極24との間には、調整ボルト32を取り巻く状態でベローズ23が軸方向に伸縮自在に張設されている。ベローズ23は、例えば銅製であり、可動側電極24を第1電極端子部21に対して電気的に接続している。このベローズ23は、可動側電極24が上下動するため、当該可動側電極24を第1電極端子部21に伸縮可能に電気的に接続するものである。また、このベローズ23は、可動側電極24や調整ボルト32の回り止めとしての機能をも兼ねている。
静電容量調整筒軸34は、第1電極端子部21に形成された開口から突出するように設けられ、静電容量調整筒軸34には、それと同軸状に対向された状態で、かつカップリング35を介して駆動用モータ18の駆動軸36が減速機構の介在なしに直接的に連結されている。静電容量調整筒軸34、カップリング35及び駆動軸36は、モータ支持フランジ37によってそれらの周囲が覆われており、モータ支持フランジ37は、導体板13と筐体11との間に介装されている。
駆動用モータ18は、図略のマイクロコンピュータからの制御信号に基づいて駆動される。駆動用モータ18が駆動されると、駆動軸36、カップリング35及び静電容量調整筒軸34が回転し、静電容量調整筒軸34に螺合された調整ボルト32が上下動する。これに伴い、可動側電極24が上下動し、その結果、第1可変容量コンデンサVC1における静電容量が可変される。なお、駆動用モータ18には、エンコーダ(図示略)が付属されており、そのエンコーダによって駆動用モータ18の駆動状態がマイクロコンピュータに監視されるようになっている。なお、上記のように駆動用モータ18によって可動側電極24が可動されることに代えて、手動で可動側電極24が可動されてもよい。
第1可変容量コンデンサVC1の外周には、所定の間隔を隔てて例えば金属製のシールド部材19が外嵌されている。より詳細には、このシールド部材19は、略円形状の基部19aと、その基部の周縁から直交方向に延びた延設部19bとを備えており、基部19aが第2電極端子部22に接合され、延設部19bが第1可変容量コンデンサVC1の外周面、すなわち、第2電極端子部22のフランジ部22b、外殻26、及び第1電極端子部21のフランジ部21bの一部を覆うようにして設けられている。
上記可変容量コンデンサの構成をインピーダンス整合器3に適用すると、図3に示すように、第1可変容量コンデンサVC1に設けられたシールド部材19は、筐体グランドに接地されることになり、一方、第2可変容量コンデンサVC2に設けられたシールド部材19は、出力側伝送ライン16を介して出力端子RF−OUTに接続されることになる。
このように、シールド部材19は、第1可変容量コンデンサVC1を電気的に覆うことにより外部磁界を遮蔽するようにしている。すなわち、図1及び図3に示すように、第1及び第2可変容量コンデンサVC1,VC2が並列配置されていると、各可変容量コンデンサVC1(VC2)においてはそれ自体を流れる電流i1(i2)と、隣り合う他の可変容量コンデンサVC2(VC1)に流れる電流i2(i1)によって発生された磁界による渦電流ibとがその可変容量コンデンサVC1(VC2)のベローズ23に流れるので、ベローズ23において電流の偏りが生じる。その結果、ベローズ23の一部分の発熱量が増加して温度上昇するために、ベローズ23の伸縮寿命に悪影響を及ぼすことがあった。
しかし、上記したように、外殻26の周囲に磁界を遮蔽するためのシールド部材19を設けることにより、隣り合う他の可変容量コンデンサVC2(VC1)に流れる電流によって発生される磁界の可変容量コンデンサの筐体内への浸入を防止して、その磁界による渦電流ibを発生させなくすることができる。従って、ベローズ23における電流の偏りを抑制することができ、ひいてはベローズ23の伸縮寿命が短くなることを防止してその耐久性の向上を図ることができる。
また、外殻26の周囲にシールド部材19を設けることにより、例えば第1可変容量コンデンサVC1に流れる電流i1によってコンデンサの筐体外に磁界が漏れるのを防止することができる。これにより、第1可変容量コンデンサVC1に流れる電流i1によって生じる磁界が、第2可変容量コンデンサVC2に浸入することを防止できるので、第2可変容量コンデンサVC2のベローズ23における電流の偏りを抑制することができる。
なお、シールド部材19の材質は、金属であればよく、銅、アルミニウム、真鍮に銀メッキを施したもの等といった抵抗値の小さいものがより好ましいが、これらに限るものではない。
また、上記構成においては、シールド部材19が金属性であるため、シールド部材19を第1電極端子部21及び第2電極端子部22に近づけると、シールド部材19を介して第1電極端子部21と第2電極端子部22との間で絶縁破壊が生じてしまう。そのために、シールド部材19を介して第1電極端子部21と第2電極端子部22との間で絶縁破壊を起こさないように、シールド部材19と第1電極端子部21又は第2電極端子部22との離間距離を設ける必要がある。
<第2実施例>
図4は、本願発明の第2実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。第1実施例に示した可変容量コンデンサでは、シールド部材19が第2電極端子部22に接合されて設けられていたが、第2実施例にかかる可変容量コンデンサは、磁界を遮蔽するためのシールド部材19が第1電極端子部21に接合されて設けられている。
より具体的には、シールド部材19の基部19aは、入力側伝送ライン14の導体板13と、第1電極端子部21との間に介在されており、シールド部材19の延出部19bが第1電極端子部21のフランジ部21b、外殻26、及び第2電極端子部22のフランジ部22bの一部を覆うように配置されている。従って、シールド部材19は、入力側伝送ライン14に電気的に導通されるとともに、第1電極端子部21にも電気的に導通されている。その他の構成については、第1実施例と略同様である。
上記構成においても、外殻26の周囲にシールド部材19の延出部19bが設けられることにより、隣り合う他の可変容量コンデンサに流れる電流によって発生される磁界の可変容量コンデンサの筐体内への浸入を防止して、その磁界による渦電流ibを発生させなくすることができる。従って、ベローズ23における電流の偏りを抑制することができ、ひいてはベローズ23の耐久性を向上させることができる。
なお、上記構成においては、シールド部材19が金属性であるため、シールド部材19を第1電極端子部21及び第2電極端子部22に近づけると、シールド部材19を介して第1電極端子部21と第2電極端子部22との間で絶縁破壊が生じてしまう。そのために、シールド部材19を介して第1電極端子部21と第2電極端子部22との間で絶縁破壊を起こさないように、シールド部材19と第1電極端子部21又は第2電極端子部22との離間距離を設ける必要がある。
<第3実施例>
図5は、本願発明の第3実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。第1又は第2実施例に示した可変容量コンデンサでは、シールド部材19が第1又は第2電極端子部21,22に接合されて設けられていたが、第3実施例にかかる可変容量コンデンサは、磁界を遮蔽するためのシールド部材19が第1及び第2電極端子部21,22に接合されるのではなく、両電極端子部21,22からフローティング状態とされて設けられている。
より具体的には、シールド部材19は、第1及び第2実施例で示した構成とは異なり、略円筒状に形成されており、例えば外殻26に図示しない接続用片によって接続されている。その他の構成については、第1実施例と略同様である。
上記構成においても、外殻26の周囲にシールド部材19が設けられることにより、磁界の可変容量コンデンサの筐体内への浸入を防止することができる。従って、ベローズ23における電流の偏りを抑制することができ、ひいてはベローズ23の耐久性を向上させることができる。
なお、シールド部材19は、図6に示すように、主に外殻26の部分を覆うように円筒状に形成されて設けられていてもよい。この場合、更なる部品コストの削減化を図ることができる。
あるいは、シールド部材19は、図7に示すように、その高さ方向の長さが、外殻26の高さ方向の長さより短いサイズの円筒状に形成されて設けられていてもよい。この場合、シールド部材19の高さ方向の長さが、外殻26の高さ方向の長さより短いために、磁界の遮蔽が完全ではなく、図3ないし図6に示したシールド部材19を用いた場合よりも効果は低減するが、ベローズ23における電流の偏りを抑制することができ、ベローズ23の耐久性を向上させることができる。
なお、上記構成においては、シールド部材19が金属性であるため、シールド部材19を第1電極端子部21及び第2電極端子部22に近づけると、シールド部材19を介して第1電極端子部21と第2電極端子部22との間で絶縁破壊が生じてしまう。そのために、シールド部材19を介して第1電極端子部21と第2電極端子部22との間で絶縁破壊を起こさないように、シールド部材19と第1電極端子部21又は第2電極端子部22との離間距離を設ける必要がある。
<第4実施例>
図8は、本願発明の第4実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。第1ないし第3実施例に示した可変容量コンデンサでは、シールド部材19が外殻26を覆うように設けられていたが、この第4実施例にかかる可変容量コンデンサでは、シールド部材19に代えて、外殻26の外周面に、磁界を遮蔽するための導電性のシールド層39が設けられている。
具体的には、外殻26の外周面に、シールド層39が、例えば導電性塗料を塗布することにより形成されている。なお、シールド層39は、導電性テープや導電性シート等が貼付されて形成されてもよい。その他の構成については、第1実施例と略同様である。なお、この場合、シールド層39は導電性であるため、第1電極端子部21と第2電極端子部22とが電気的に接触しないようにシールド層39を設ける必要がある。
この構成においても、外殻26の外周面にシールド層39が設けられることにより、磁界の可変容量コンデンサの筐体内への浸入を防止することができる。従って、ベローズ23における電流の偏りを抑制することができ、ひいてはベローズ23の耐久性を向上させることができる。
また、この場合も、図7と同様に、外殻26の高さ方向の長さより短い部分だけにシールド層39を設けてもよい。すなわち、外殻26の外周面の一部だけにシールド層39を設けてもよい。この場合、シールド層39が外殻26の外周面の一部だけに設けられているため、磁界の遮蔽が完全ではなく、図8に示したシールド層39を用いた場合よりも効果は低減するが、ベローズ23における電流の偏りを抑制することができ、ひいてはベローズ23の耐久性を向上させることができる。なお、この第4実施例の場合、外殻26によって保たれている第1電極端子部21と第2電極端子部22との絶縁距離が短くなるので、絶縁破壊を起こさない程度の絶縁距離を確保してシールド層39を設ける必要がある。
<第5実施例>
図9は、本願発明の第5実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。第1ないし第4実施例に示した可変容量コンデンサでは、シールド部材19が外殻26を覆うように設けられていたり、外殻26の外周面に導電性のシールド部材19が設けられていたりしたが、この第5実施例にかかる可変容量コンデンサでは、磁界を遮蔽するためのシールド部材40が外殻26の内部に設けられている。その他の構成については、第1実施例と略同様である。
上記構成においても、外殻26の内部にシールド部材40が設けられることにより、磁界の可変容量コンデンサの筐体内への浸入を防止することができる。そのため、ベローズ23における電流の偏りを抑制することができ、ひいてはベローズ23の耐久性を向上させることができる。
なお、この第5実施例の場合も、第4実施例と同様に、外殻26によって保たれている第1電極端子部21と第2電極端子部22との絶縁距離が短くなるので、絶縁破壊を起こさない程度の絶縁距離を確保してシールド部材40を設ける必要がある。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、2つの可変容量コンデンサVC1,VC2を備えたインピーダンス整合器3について説明したが、この構成に代えて、3つ以上の可変容量コンデンサを備えたインピーダンス整合器に本願発明を適用するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、2つの可変容量コンデンサVC1,VC2を備えたインピーダンス整合器3について説明したが、可変容量コンデンサが1つであって、その側方に比較的大電流が流れる導体がある場合にも同様の問題が生じるので、そのような場合にも本願発明を適用することができる。
また、シールド部材19は、可変容量コンデンサの内側に配置されるようにしてもよいし、シールド層39は、外殻26の内周面に設けられてもよい。なお、これらの場合においても、図7と同様に、シールド部材19は、その高さ方向の長さが、外殻26の高さ方向の長さより短いサイズの円筒状に形成されて設けられてもよい。また、シールド層39は、外殻26の内周面の一部だけに設けられてもよい。
また、上記実施形態では、2つの可変容量コンデンンサVC1,VC2が略並行に配置されている場合について説明したが、このような場合に、他の可変容量コンデンサで発生する磁界の影響が大きくなるので、本願発明を適用したときの効果が高くなる。しかし、本願発明は、上記配置に限定されるものではなく、2つの可変容量コンデンサVC1,VC2が略並行に配置されていない場合(例えば両者に約30°の角度差がある場合)であっても、可変容量コンデンサの外部で発生した磁界が外殻26から浸入することによって、ベローズ23の部分に渦電流ibを発生させる場合に適用することができる。
本願発明の第1実施例にかかる可変容量コンデンサを含むインピーダンス整合器の内部が一部透視された斜視図である。 図1に示す可変容量コンデンサの断面図である。 第1実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。 第2実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。 第3実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。 図5に示す可変容量コンデンサの変形例である。 図5に示す可変容量コンデンサの他の変形例である。 第4実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。 第5実施例にかかる可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。 従来のインピーダンス整合器が適用される高周波電力供給システムの構成図である。 従来の可変容量コンデンサを含むインピーダンス整合器の内部が一部透視された斜視図である。 従来のインピーダンス整合器の等価回路である。 従来の可変容量コンデンサの断面図である。 従来の可変容量コンデンサが適用されたインピーダンス整合器の要部構成図である。
符号の説明
3 インピーダンス整合器
14 入力側伝送ライン
16 出力側伝送ライン
18 駆動用モータ
19 シールド部材
21 第1電極端子部
22 第2電極端子部
23 ベローズ
24 可動側電極
25 固定側電極
39 シールド層
VC1 第1可変容量コンデンサ
VC2 第2可変容量コンデンサ
L 負荷

Claims (10)

  1. 所定間隔を隔てて離間しながら相対移動自在に設けられた第1の電極及び第2の電極と、
    前記第1の電極及び第2の電極の一方が収縮部材を介して接続された第1の電極端子部と、
    前記第1の電極及び第2の電極の他方が接続された第2の電極端子部と、
    前記第1の電極端子部及び前記第2の電極端子部との間に介在された絶縁部材とを有する可変容量コンデンサであって、
    前記絶縁部材の周囲に、外部において発生される磁界を遮蔽するためのシールド部材を設けたことを特徴とする、可変容量コンデンサ。
  2. 前記シールド部材は、前記絶縁部材の少なくとも一部を覆うように設けられた導体片によって構成されている、請求項1に記載の可変容量コンデンサ。
  3. 前記シールド部材は、前記絶縁部材の外表面の少なくとも一部又は内表面の少なくとも一部に形成された導体層によって構成されている、請求項1に記載の可変容量コンデンサ。
  4. 前記シールド部材は、前記絶縁部材の内部に設けられた導体片によって構成されている、請求項1に記載の可変容量コンデンサ。
  5. 前記シールド部材は、第1の電極端子部又は第2の電極端子部のいずれか一方に電気的に接続されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の可変容量コンデンサ。
  6. 前記シールド部材は、第1の電極端子部及び第2の電極端子部に電気的に非接続とされている、請求項1ないし4のいずれかに記載の可変容量コンデンサ。
  7. 前記第1の電極端子部、前記第2の電極端子部、及び前記絶縁部材によって外形が概略形成され、かつ前記絶縁部材の内側に前記収縮部材が配置されている、請求項1ないし6のいずれかに記載の可変容量コンデンサ。
  8. 前記第1の電極と第2の電極との間の静電容量を形成するための空間が真空になっている、請求項1ないし7のいずれかに記載の可変容量コンデンサ。
  9. 所定間隔を隔てて離間しながら相対移動自在に設けられた第1の電極及び第2の電極と、前記第1の電極及び第2の電極の一方が収縮部材を介して接続された第1の電極端子部と、前記第1の電極及び第2の電極の他方が接続された第2の電極端子部と、前記第1の電極端子部及び前記第2の電極端子部との間に介在された絶縁部材とを有する可変容量コンデンサを備えたインピーダンス整合器であって、
    前記可変容量コンデンサの前記絶縁部材の周囲に、前記可変容量コンデンサの外部において発生される磁界を遮蔽するためのシールド部材を設けたことを特徴とする、インピーダンス整合器。
  10. 前記可変容量コンデンサを複数個備え、前記複数の可変容量コンデンサの少なくとも2つが略平行に配置されている、請求項9に記載のインピーダンス整合器。
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