JP2005302729A - 接触ばね板及び接触ばね板を有する電気化学的電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】2つの構成部分間に電流を伝送するための接触ばね板において、良好なばね特性を有し、互いに距離をおいた2つの構成部分間の大きな間隔調整が可能であり、同時に単位面積あたりの高い接触数を持った接触ばね板を提供する。
【解決手段】 2つの構成部分間に電流を伝送するための接触ばね板1aが薄板2を備え、薄板2は板平面から外に向かって曲げられた少なくとも2つのばね舌片3a、3bを有し、舌片先端5に対し板平面に垂直な方向に力が作用する状態でばね舌片3a、3bの各々により板平面内に生ずる曲げモーメントが少なくとも部分的に相殺されるようにばね舌片3a、3bが配置ないし形成される。
【選択図】図2
【解決手段】 2つの構成部分間に電流を伝送するための接触ばね板1aが薄板2を備え、薄板2は板平面から外に向かって曲げられた少なくとも2つのばね舌片3a、3bを有し、舌片先端5に対し板平面に垂直な方向に力が作用する状態でばね舌片3a、3bの各々により板平面内に生ずる曲げモーメントが少なくとも部分的に相殺されるようにばね舌片3a、3bが配置ないし形成される。
【選択図】図2
Description
本発明は、電気化学的電池の2つの構成部分間の電流伝送のための接触ばね板に関する。
電気化学的電池の2つの構成部分間の電流伝送のための接触ばね板であって、薄板を備え、薄板が板平面から外に向かって曲げられたある数のばね舌片を有するものは知られている(例えば、特許文献1参照)。例えば燃料電池又は電解セルのような電気化学的電池は、しばしば多数の積み重ねられた構成部分、例えば電解質・電極ユニット、分極板、冷却カード、極板、圧力パッドのような構成部分から構成される。このスタックを通る電流の流れを保障するため、スタック方向における構成部分の表面は電気的に互いに接触していなければならない。その際電流はできるだけ損失なく、従って最短経路でスタックを通って導かれるべきである。
2つの隣接する構成部分間の一様な電気的接触形成は、これら構成部分間の間隔が変わり得る場合にはもちろん問題を招く。そのような場合は、例えば、燃料電池において若干の燃料電池セルに間隔をおいてセルスタック内に配置される圧力パッドに存在する。この圧力パッドには通例電気的に絶縁性の圧力媒体が供給され、その境界の間隔が変化する。
このような圧力パッドは、隣接する2つの冷却カード間又は冷却カードと燃料電池スタックの極板との間に空所が設けられ、この空所に圧力媒体が与えられるようにすることによって組み立てることができる。圧力の印加及び構成部分の許容差に関係して、両冷却カード表面間ないし極板表面と冷却カード表面との間に特定の間隔が生じる。
スタックを通る電流の流れを保障するために、これらの表面は電気的に互いに接触しなければならない。何故なら圧力媒体にはそれができないからである。これらの構成部分の表面を接触させるための構成部分は、それ故スタック方向においてその幾何学的広がりが可変であり、単位面積あたり高い接触数を持っていなければならない。大きな仕事路を覆い得る場合には有利であり、何故ならその場合には燃料電池セルスタック内の圧力パッドの数を低く保持することができるからである。
電流伝送のために電解質電極ユニットと隣接する冷却カードないし隣接する圧力パッドとの間に接触ばね板が配置された燃料電池は知られている(例えば、特許文献1参照)。その接触ばね板は電解質電極ユニットの電極と電気的に接触する平らな薄板と、板平面から外に向かって曲げられたばね舌片とを有し、ばね舌片の先端が冷却カードと電気的に接触する。
この場合ばね舌片は急角度で板平面から外に向かって曲げられ、冷却カードと鋭角をなしている。このばね舌片が両隣接電池構成部分間で圧縮されると、舌片はゆがむ。この機械的負荷のために、板平面内のばね舌片の足点において、即ちばね舌片が板平面を離れる領域で、きわめて高い曲げ応力が生ずる。最大許容応力を上回ると、この個所は塑性的及び不可逆的に変形し、その結果ばね特性は損なわれる。それ故ばね舌片ないし接触ばね板は、制限されたパスだけ圧縮することができるか、ないしはばねが曲がり得るレベルが応力比によって制限される。
曲げ応力は加えて板平面の舌片間の渡り部のゆがみに導く。このようなゆがみを避けるために、ばね舌片間の渡り部は比較的広く作り上げられ、例えばばね舌片の長さの大きさにある。これによって、一方では接触ばね板のばね特性が、他方ではばね舌片の数及び従って単位面積あたりの接触数が制限される。
欧州特許第0591800 B1号明細書
それ故本発明の課題は、良好なばね特性に基づいて、互いに距離をおいた2つの構成部分間の大きな間隔調整が可能であり、同時に単位面積あたりの高い接触数を持った接触ばね板を提供することにある。
この課題は本発明によれば、電気化学的電池の2つの構成部分間に電流を伝送するための接触ばね板であって、接触ばね板は薄板を備え、薄板は板平面から外に向かって曲げられたある数のばね舌片を有し、舌片先端に対し板平面に垂直な方向に力が作用する状態でばね舌片の各々により板平面内に生ずる曲げモーメントが少なくとも部分的に相殺されるように、ばね舌片の少なくとも2つが配置され且つ形成される、又は配置されるか形成されることによって解決される。また、2つの電池構成部分と、これら両電池構成部分間に配置されこれら両電池構成部分間の電流伝送のための前記のような少なくとも1つの接触ばね板とを備えた電気化学的電池によって解決される。本発明の有利な構成はそれぞれ各請求項に記載したとおりである。
板平面内に生じる曲げモーメントを本発明により少なくとも部分的に相殺することによって、両ばね舌片間の結合渡り部のねじりは十分避けられ、従って2つのばね舌片間の結合渡り部は小さくすることができる。これによって、多数のばね舌片を板平面に配置することができる。このことは接触ばね板の高い接触数を可能にし、結果として電池のできるだけ損失のない電力供給のための短い経路を可能にする。ばね舌片間の渡り部は取り扱いのために必要なだけの幅であればよい。その渡り部はもはや反モーメントを保持するために必要としない。従って、自由に使用し得る面のほぼ全面を電流伝送のために使用することができる。さらに、結合渡り部が小さくなることが接触ばね板のばね特性の改善につながる。
同時に、曲げモーメントが減少することに基づいて、ばね舌片の足点における曲げ応力が減少し、従って塑性的及び不可逆的な変形を避けることができる。従ってばねが曲げられ得るレベル及び従って接触ばね板のばねのたわみも大きくすることができる。渡り部のゆがみが生じないことに基づいてもたらされる薄板の平らな支持面は組み立てを容易にすることができる。接触ばね板は電池構成部分上に平らに置かれ、そこに整列して固定されることが可能である。その上に置く構成部分の後続の積み重ねの際、もはや位置がずれることはない。
板平面内に生じる曲げモーメントの少なくとも部分的な、最善の場合は完全な相殺は、両ばね舌片が板平面に垂直に延びる軸に関して軸対称な配置及び形又はそのいずれか一方を有することによって可能である。
この場合、本発明の有利な構成によれば、両ばね舌片がそれぞれ湾曲形を有する。
湾曲形が円弧形であれば、ばねが板平面に垂直な方向に押されれば押されるほど、舌片先端に対する力の作用点は離れる方向に移動する。特定の力以上で両ばね舌片は薄板と接触する。力が増大するに従い、この接触点は離れるように移動する。てこの腕が短くなることによって、このことは曲げ応力のより一様な分布及びばね舌片の足点における低い応力に導く。同時にばねを通る電流路は短くなり、従って電気抵抗が減少する。
本発明の特に有利な構成によれば、湾曲形は放物線湾曲形である。真直ぐな舌片がその先端に負荷されると、ばね舌片の曲がり線は放物線に従う。正確にこの放物線形がばねに与えられると、ばねは最大負荷において、塑性的に変形することなく真直ぐである。従ってばねのたわみの最大値が得られうる。円弧形のばねとは異なり、ばね舌片の足点における力の作用点は変化することなくとどまる。このような接触ばね板の電気抵抗は変化せず、圧縮されるたわみと無関係である。
次に本発明及び本発明の有利な構成について、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。なお、各図において対応する部分には同符号が付されている。
図1は、電気化学的電池の2つの構成部分10、11間の電流伝送のための従来技術から知られた接触ばね板1を簡単化して示したものである。電流伝送はこの場合主として、構成部分10及び11の平らで、互いに平行に配置され、間隔が可変の表面(ないし境界)10a、11aを介して行われる。構成部分10、11としては例えば冷却カードのような平らな燃料電池セル構成部分が対象となる。
接触ばね板1は、構成部分10と電気的に接触する平らな薄板2と板平面8から外に向かって曲げられたある数のばね舌片3とを有し、その舌片先端部5は構成部分11の表面11aと電気的に接触する。ばね舌片3は急傾斜でもって板平面8から外に向かって曲げられ、一様な角度でまっすぐに立ち上がっている。ばね舌片3が曲げられ得ることによるレベルh、及び従って橋渡しし得るばねのたわみないし仕事路、並びにばね舌片間の間隔及び従って単位表面あたりの接触数は、ばね舌片3の足点7における応力比によって制限される。
図2は本発明による接触ばね板1aの第1の実施例の側面図を示す。各2つのばね舌片3a、3bは、板平面8に垂直な方向に舌片先端部5に対し力が加わることによって、それぞれ板平面8に生じる曲げモーメントが少なくとも部分的に相殺されるように配置され形成される。そのため2つのばね舌片3a、3bは板平面8に垂直に走る軸4に関し軸対称な配置及び形を有する。図示の実施例では、ばね舌片3a、3bはそれぞれ円弧形を有する、即ち湾曲は円弧からなる。接触ばね板が2つの構成部分間でぴったり押し付けられると、ばね舌片3a、3bの端部5はその隣接している構成部分の表面上を滑る。その端部がそこでもしかすると自身の鋭い角によって、又は接触すべき構成部分の表面構造又は平らでない個所で傾いて置かれるのを避けるために、舌片先端部5は曲げ半径5aでもって向きをかえて曲げられている。
図3に示される本発明による接触ばね板1bの第2の実施例は、円弧形の代りに放物線形を持ったばね舌片3a、3bを有する。
図4に示されるように、接触ばね板1a、1bは例えば、平らな薄板2からU状又はH状の切断9によって同じ長さの舌片3が切り離されることによって作ることができる。そうすれば舌片の破線で示される足点ないし足線7a、7bは互いに向かい合って置かれ、舌片端部も同様である。ばね舌片の足線間に存在する狭い結合渡り部12は、他の加工ステップに対し、また電気化学的電池への取り付け及び組み込みに対し薄板2を安定化させる。
第2の作業ステップにおいて、ばね舌片3は例えば円弧形又は放物線形に曲げられ得る。次いで舌片先端は小さい半径で向きを変えて曲げられ得る。
薄板2は良伝動性の材料、例えば銅合金からなるのが好ましい。表面は加えて少なくとも部分的に良導電性の表面被膜、例えば金製の膜が設けられ、これが僅かな電気的接触抵抗を保障する。
接触すべき電池構成部分に対する少なくとも接触個所はこの良導電性の表面被膜を有するのが好ましい。その結果、抵抗はたしかに接触圧力に関係するが、全抵抗に対しはっきり影響を現わさない極めて低いレベルにある。
図5は、接触ばね薄板1が2つの構成部分10及び11の平らな互いに平行に距離をおいた表面間に置かれ圧縮されるとき、ばね舌片3a、3bがどのように曲がるかを示す。構成部分11はばね舌片3a、3bの先端上にそれぞれ力Fを及ぼし、一方構成部分10の側から2Fの高さの反力が薄板2上に及ぼされる。ばね舌片3の配置及び形によって、ばね舌片3a、3bの足点7a、7bにおいて、ばねの曲がりにより生じる曲げモーメントMが相殺される。それによって、両ばね舌片3a、3b間の結合渡り部12をねじるおそれのある回転モーメントは生じない。従って板平面8は十分にその元の位置に止まり、ばね舌片3a、3bが完全に平らに押される場合でもその位置を変えない。
図6は、円弧形のばね舌片の場合に、ばねが圧縮されればされるほど、力の作用点がどのくらい遠く移動するかを示す。ばね舌片3a、3bが圧縮されない場合には、それぞれ力F1が舌片先端5上に板平面8に垂直な方向に作用する。ばね舌片3a、3bの足点7a、7b間の結合渡り部12において、それ故反力2F1´が作用する。3a´及び3b´で圧縮された状態のばね舌片3a、3bの形を示す。圧縮によって、ばね舌片の先端5にはそれぞれ板平面に垂直な方向に向かう力F2(F2>F1)が作用する。ばね舌片3a´、3b´はこの力によって曲げられ、接触個所19において薄板2と接触する。
力F2が増大すると、ばね舌片3a´、3b´はますます圧縮され、従ってますますゆがめられる。ばね舌片3a´、3b´がますますゆがめられることにより接触個所19は離れるように移動し、従ってばね舌片3が圧縮されればされるほど反力F2´の作用点も離れるように移動する。このことはてこの腕が短くなることによって、曲げ応力の一様な分布及びばね舌片の足部における低い応力に導く。薄板2に隣接する構成部分10とばね舌片3a´、3b´が接触個所19で接触すると、ばねを通る電流の経路が同時に短くなり、従って電気抵抗が低下する。
2つのばね舌片3a、3b間の結合渡り部12は平らであってよいが、図7の側面図及び図8の平面図に示されるように、そのばね舌片と反対側に整形部又は細溝6、6´を備えることにより、決められた場所に接触面が形成されるようにすることもできる。このような細溝は例えば薄板2に型押しにより形成することができる。
細溝が少なくとも2つのばね舌片対の結合渡り部にわたって延び、その各ばね舌片が生じる曲げモーメントに関して共同作用する場合には、薄板は細溝方向に付加的に補強され得る。このことは薄板の取り扱いをよりよくすることに通じ得るが、ただし接触形成の場合の低い柔軟性と結び付く。
図7に側面図で、図8に平面図で示される接触ばね板が示すように、a)の場合は細溝6はそれぞれ1つのばね舌片対3a、3bの結合渡り部12にわたってのみ延びているのに対し、b)の場合には細溝6´は3つのばね舌片対の結合渡り部にわたって延びている。
組み立てを簡単にするために、図9による接触ばね板1は、特に電流を送ってはならない領域において枠体13によって囲まれるようにすることができる。この枠体は同じ材料又は他の材料、好ましくはパッキン材料、特に伸縮性に富む材料で形成することができる。このような枠体は、縁、ピン又は他の幾何学的要素に合わせられ得る可能性、電流を担う表面からの固定を外す可能性を提供する。そうして通例は構造の信頼性に有利に働く機能の分離が達成される。例えば図9においてピン心合わせ14及び縁心合わせ15が簡単に示されている。
このようにして、接触ばね板を他の構成部分中に埋め込むこともできる。枠体はまた、隣接する構成要素間の寸法調整を得るために利用することもできる。従って枠体の構成を介して、取り付け場所への容易な適応が行われ得る。
単位面積あたり同じ接触数、同じ材料及び同じ板厚さの場合には、本発明による接触ばね板は従来技術に比し本質的に大きいばねのたわみと、接触すべき表面への接触ばねの同時のより高い押付け力を可能にする。従来技術から知られている板平面から急傾斜で外に向かって曲げられているばね舌片を有する接触ばね板が、CuBeと0.2mmの板厚さを使用する場合例えば圧縮されていない状態で僅か2mmのばねレベルが可能で、ばね舌片は可塑性の変形なしで1mmのレベルへ約1mmのみ圧縮され得るのみであるのに対し、本発明による接触ばね片は、同じ接触数、板厚さ及び材料において5mmのばねレベル(圧縮されないで)で実行され得るもので、その際ばね舌片は本質的な可塑性変形なしで0.5mmのばねレベルまで圧縮され、その結果4.5mmのばねのたわみが橋絡され得る。
ばね舌片3a、3bを板表面2から両側で外に向け曲げることによって(図10参照)、橋絡路は2倍にすることができる。それに代えて、図11によれば、2つの接触ばね片1、1´をその薄板2、2´に並置することもでき、したがって橋絡路が2倍にされる。そのような構成部分はさらに良好に組み立てることができる。何故なら、圧縮の際にばね舌片が2つの反対方向に滑るように動くからである。その際生じる押し出し力は同じ大きさであるが方向は反対である。それ故構成部分は十分にその位置に止まる。
本発明による接触ばね板は、電気化学的電池、特に燃料電池並びに電解質セル電池、の互いに平行に配置された板状のないし平らな構成部分間の電流伝送に特に適している。図12は燃料電池21の部分の縦断面を簡単に示したものである。電池21は、第1の極板22、この極板から平行に距離をおいた、図示されていない第2の極板、これらの極板間に配置されたある数の電解質・電極ユニット23を含む。膜電極ユニット(MEA)ともいわれ、それぞれ炭素紙、触媒層及び膜を含む2つの電解質・電極ユニット23の間、及び外側にある電解質・電極ユニット23と隣接する極板22との間には、それぞれ冷却カード24が配置されている。冷却カードとは、冷却媒体のための空所を形成する、溶接又はほかの方法で形成された各種の板を意味する。例えば、積み重なっており、縁に沿って共に密に接ぎ合わせられ、枠体によって囲まれている二重板が対象になる。冷却カードは冷却媒体を受け入れまた放出するための開口を含むことができる。典型的には、冷却カードは燃料電池スタックにおいて同時に双極板としても機能する。
冷却カード24は、薄く、その材料厚さ及び幾何学的構造から容易に変形可能な薄板によって形成され、隣接する構成部分、即ち詳細には示されていないガス室ないし極板22を含む膜・電極ユニット23、のレベルの差に容易に適応する。
スタックを形成する電解質・電極ユニット23の1つが電池21から取り除かれており、その結果この個所に空所26が形成されている。この空所26に任意の媒体により圧力を加えることにより、圧力パッド25が形成されている。空所26中の圧力は隣接するガス及び冷却水室内の圧力より大きく、その結果空所26は押し崩され、隣接の空間は圧縮される。ただ1つの冷却カード24cを有するがそのほかは類似の構成を有する圧力パッド25aは、極板22に直接接している。
空所26において対向する冷却板24a及び24bは従って互いに可変の間隔を有し、この間隔は、圧力パッド間に配置されている構成部分の許容差、これらの構成部分が圧力によって変形可能である限り構成部分のばね特性、及び圧力パッド25内の媒体が及ぼす圧力のレベルに関係する。相応のことは、冷却板24cの極板22に対する間隔に対しても当てはまる。
冷却カード24aと24bとの間に電流を伝送するために、空所26内に板平面から外に向かって曲げられたばね舌片を両側に有する接触ばね板28が配置され、このばね板は枠体13によって囲まれ、この枠体は空所26を外に向かって密閉する。そのため枠体は弾性のパッキン材から形成することができる。枠体に隣接する冷却カードが枠体13そのものとの接触個所において既に弾性のパッキン材を有する場合には、枠体は硬い材料、好ましくは金属、例えば金属箔の形の材料から作られていてもよい。
接触ばね板28が枠体13によって囲まれ、その外形及び寸法又はそのいずれか一方が電池21の電解質ないし膜構成部分29のそれと一致すると有利である。この場合には、膜29の漏れをふさぐパッキン要素30間の寸法調整を同じ割合にするために枠体13を使用することができる。そうすれば圧力空間28は、燃料電池スタックにおいて電解質・電極ユニット23が枠体13によって囲まれる接触ばね板28によって置き換えられることによって生ぜしめることができる。
極板22と冷却カード24cとの間の圧力空間28aの場合には、これらの両構成部分間の電流伝送のために一方の側においてのみ板平面から外に向け曲げられたばね舌片を有する接触ばね板28aが設けられる。接触ばね板28aは、一方ではその板と冷却カード24が、他方ではそのばね舌片と極板22が接触する。
枠体13の構成を介して、接触ばね板の取り付け個所への容易な適応が可能である。平らな極板への取り付けのために例えば平らな枠体を設けることができ、燃料電池スタックの内部における取り付けのために段を付けた枠体を設けることができる。従ってばねの形及び配置によって、電流を伝送するという主たる課題のほかに他の多数の有利な特性を備えた構造が得られる。それによって、接触ばね板は多方面に組み込み可能であり、また容易に取り付け可能である。
1、1a、1b、28、28a 接触ばね板
2 薄板
3、3a、3b ばね舌片
4 軸
5 舌片先端
6 細溝
7、7a、7b 足点
8 板平面
10、11、22、24a、24b、29 構成部分
12 結合渡り部
13 枠体
21 電池
24 冷却カード
2 薄板
3、3a、3b ばね舌片
4 軸
5 舌片先端
6 細溝
7、7a、7b 足点
8 板平面
10、11、22、24a、24b、29 構成部分
12 結合渡り部
13 枠体
21 電池
24 冷却カード
Claims (16)
- 電気化学的電池(21)の2つの構成部分(10、11)間に電流を伝送するための接触ばね板(1、1a、1b)であって、接触ばね板は薄板(2)を備え、薄板は板平面(8)から外に向かって曲げられたばね舌片(3)を有し、舌片先端(5)に対し板平面(8)に垂直な方向に力が作用する状態でばね舌片(3a、3b)の各々により板平面(8)内に生ずる曲げモーメントが少なくとも部分的に相殺されるように、ばね舌片の少なくとも2つ(3a、3b)が配置され且つ形成される、又は配置されるか形成されることを特徴とする接触ばね板。
- 両ばね舌片(3a、3b)が板平面(8)に垂直に延びる軸(4)に関し軸対称な配置及び形又はそのいずれか一方を有することを特徴とする請求項1記載の接触ばね板。
- 両ばね舌片(3a、3b)がそれぞれ湾曲形を有することを特徴とする請求項2記載の接触ばね板。
- 湾曲形が円弧形であることを特徴とする請求項3記載の接触ばね板。
- 湾曲形が放物線形であることを特徴とする請求項3記載の接触ばね板。
- 舌片先端(5)が折り曲げられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の接触ばね板。
- 板平面(8)における両ばね舌片(3a、3b)の足点(7a、7b)間に配置された結合渡り部(12)が、そのばね舌片(3a、3b)と反対側に細溝(6)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の接触ばね板。
- 細溝(6)が少なくとも2つのばね舌片対の結合渡り部(12)にわたって延び、その各ばね舌片は発生される曲げモーメントに関して共に作用することを特徴とする請求項7記載の接触ばね板。
- 表面が少なくとも部分的に良導電性の表面皮膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の接触ばね板。
- 接触ばね板(1)が枠体(13)によって囲まれていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の接触ばね板。
- 枠体(13)がパッキン材から作られていることを特徴とする請求項10記載の接触ばね板。
- 枠体(13)が金属から作られていることを特徴とする請求項10記載の接触ばね板。
- 2つの電池構成部分(24a及び24b、22及び24c)と、これら両電池構成部分間に配置されこれら両電池構成部分間の電流伝送のための請求項1〜12のいずれか1つに記載の少なくとも1つの接触ばね板(28、28a)とを備えたことを特徴とする電気化学的電池。
- 両電池構成部分がそれぞれ冷却カード(24)として形成されていることを特徴とする請求項13記載の電池。
- 両構成部分の1つが冷却カード(24)として、両構成部分の他の1つが極板(22)として形成されていることを特徴とする請求項13記載の電池。
- 接触ばね板(28)が枠体(13)によって囲まれており、その外形及び外寸又はそのいずれか一方が電池(21)の電解質・構成部分(29)のそれと同一であることを特徴とする請求項13記載の電池。
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