JP2005302217A - ディスク案内装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクをチャッキング位置に確実に搬送する。レイアウト上の自由度を向上させる。
【解決手段】ディスクをチャッキング位置に搬送する搬送ローラと、ディスクの周縁に当接し且つディスクの挿入によって開く方向に同期回転する一対の検出アーム4,5と、検出アーム4,5を閉じる方向に付勢する付勢手段22と、ディスク演奏空間内に突出するストッパ部8aを有するガイドレバー8と、大径ディスクの搬送時にはガイドレバー8を回転させてストッパ部8aをディスク演奏空間から退避させるストッパ退避手段と、ストッパ部8aをディスク演奏空間内に突出させている状態にガイドレバー8を保持する第1の係止手段55と、ストッパ部8aをディスク演奏空間から退避させている状態にガイドレバー8を保持する第2の係止手段56とを備えている。
【選択図】図14

Description

本発明は、ディスクプレーヤ装置等に設けられるディスク案内装置に関する。
従来のディスク案内装置として、特開平9−91823号公報に開示されたものがある。このディスク案内装置は、図40に示すように、挿入口101にディスク102を挿入する際にそのディスク(大径ディスクと小径ディスクのいずれも)102を中央に規制するディスク挿入位置規制機構(回動アーム103,104、連結板105、固定板106)と、小径ディスク102をターンテーブルに装着可能な位置にガイドする1対のガイドレバー107,108を備えている。各ガイドレバー107,108はディスク搬送空間に出没自在に支持され、付勢手段によりディスク搬送空間内に突出する方向に付勢されている。各ガイドレバー107,108は大径ディスク102の外周端で押圧されることにより大径ディスク搬送の阻害を回避するべく大径ディスク102との当接部が傾斜面となっている。各ガイドレバー107,108が設けられている位置は奥行き方向に異なっており、小径ディスク102をガイドし始めるタイミングが異なっている。
特開平9−91823号
しかしながら、上述のディスク案内装置では、ディスク挿入位置規制機構によってディスク102を中央にしか挿入できないようにしているため、中央から外れた位置にディスク102を挿入しようとすると、その挿入をディスク挿入位置規制機構に阻まれ、無理に押し込むとディスク破損や位置規制機構の故障となる。
また、小径ディスク102をターンテーブルに装着可能な位置にガイドするためには、挿入からターンテーブル上の位置までを、一対のガイドレバー107,108の中央を搬送しなければならない。このため、小径ディスク102の搬送が中央から外れた場合、一対のガイドレバー107,108によってガイドされずにターンテーブルの位置を超えて更に奥へ搬送されてしまうことがある。
さらに、各ガイドレバー107,108が設けられている位置が奥行き方向に異なっているため、ディスクを立てた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤに適用した場合、例えば左側のガイドレバー107を必ず上、右側のガイドレバー108を必ず下に配置しなければならない等のレイアウト上の制約がある。
本発明は、たとえディスクを中央から外れた位置に挿入した場合であってもチャッキング位置に確実に搬送することができることができるディスク案内装置を提供することを目的とする。また、本発明は、レイアウト上の自由度が大きなディスク案内装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載のディスク案内装置は、挿入されたディスクをチャッキング位置に搬送する搬送ローラと、挿入されたディスクの周縁に当接し且つディスクの挿入によって開く方向に同期回転する一対の検出アームと、一対の検出アームを閉じる方向に付勢する付勢手段と、ディスク演奏空間内に突出するストッパ部を有するガイドレバーと、大径ディスクの搬送時にはガイドレバーを回転させてストッパ部を前記ディスク演奏空間から退避させるストッパ退避手段と、ストッパ部をディスク演奏空間内に突出させている状態にガイドレバーを保持する第1の係止手段と、ストッパ部をディスク演奏空間から退避させている状態にガイドレバーを保持する第2の係止手段とを備えるものである。
したがって、ディスク挿入口に挿入したディスクは搬送ローラによってチャッキング位置まで搬送される。このとき、ディスクは一対の検出アームを付勢手段の付勢力に抗して押し広げながら奥へと進む。同期して回転する一対の検出アームは左右対称に開き、ディスクをディスク演奏空間の中央へと案内する。
いま、挿入されたディスクが大径ディスクであったとすると、ストッパ退避手段がガイドレバーを回転させてストッパ部をディスク演奏空間から退避させる。このため、大径ディスクはストッパ部に当たらずに奥まで進み、チャッキング位置まで搬送される。一方、挿入されたディスクが小径ディスクであったとすると、ストッパ退避手段はガイドレバーを回転させないのでストッパ部がディスク演奏空間内に突出したままである。したがって、挿入された小径ディスクはストッパ部に当接するまで、又は当接する直前まで搬送される。
小径ディスクの演奏時には、第1の係止手段がガイドレバーを保持しているので、振動等によりガイドレバーが回転しストッパ部が小径ディスクディスクに当たるのを防止する。一方、大径ディスクの演奏時には、第2の係止手段がガイドレバーを保持しているので、振動等によりガイドレバーが回転しストッパ部がディスク演奏空間内に突出して大径ディスクに当たるのを防止する。
また、請求項2記載のディスク案内装置は、ガイドレバーの回転位置のうち、ストッパ部をディスク演奏空間内に突出させる第1の位置とストッパ部をディスク演奏空間から退避させる第2の位置との間の中間位置でガイドレバーを弾性変形させる節度手段を備え、弾性変形により生じる復帰力でガイドレバーを中間位置から第1の位置又は第2の位置に回転させるものである。
したがって、ガイドレバーを第1の位置から第2の位置へと又は第2の位置から第1の位置へと回転させるには、ガイドレバーを弾性変形させて節度手段を乗り越える必要がある。このため、振動等によりガイドレバーが回転し位置が切り換わるのを防止することができる。また、たとえガイドレバーの回転が中間位置で止まったとしても、ガイドレバー自体の弾性力を利用して第1の位置又は第2の位置に回転させることができる。
さらに、請求項3記載のディスク案内装置は、ガイドレバーにはストッパ部がチャッキング位置の小径ディスクに対して左右対称に配置されるように2つ設けられており、ストッパ部には一方のストッパ部に小径ディスクが当接した場合に他方のストッパ部に向けて小径ディスクを案内するガイド面が設けられており、搬送ローラは中央から両端に向けて徐々に大径になっているものである。
搬送ローラは中央から両端に向けて徐々に大径になっているので、中央よりも右側の部分ではディスクを斜め左前方に向けて搬送する力が発生し、中央よりも左側の部分ではディスクを斜め右前方に向けて搬送する力が発生する。このため、ディスク挿入口の中央から外れた位置(左右に偏った位置)にディスクを挿入しても、ディスクを中央に寄せながら搬送することができる。一方、ディスク挿入口の中央にディスクを挿入した場合には、左右に働く力が打ち消し合うことになるので、ディスクを真っ直ぐ前方に搬送することができる。
また、ディスク挿入口への小径ディスクの挿入位置が中央から大きく外れている場合には、小径ディスクをチャッキング位置に搬送するまでの間に中央に寄せきれないこともある。この場合には、小径ディスクは片方のガイド部に当接する。ガイド部にはガイド面が設けられており、また、搬送ローラによる搬送力は小径ディスクに対して斜め前方に作用しているので、片方のガイド部に当接した小径ディスクはその当接点を中心に回転しながら中央に向けて移動する。
しかして、請求項1記載のディスク案内装置では、上述のように構成しているので、挿入されたディスクが大径ディスクと小径ディスクのいずれであっても確実にチャッキング位置に搬送することができる。そして、ディスクを確実にチャッキング位置に搬送できることは、ディスクを寝かせた状態で挿入するタイプの装置でもディスクを立てた状態で挿入するタイプの装置でも同様である。また、ディスクを立てた状態で挿入するタイプの装置では、ディスク表面を右向き配置にした場合であっても左向き配置にした場合であっても(縦型配置の上下を逆にしても)ディスクの搬送を確実に行うことができることから、レイアウトの自由度が向上する。また、演奏中のディスクにストッパ部が当接するのを確実に防止することができる。
また、請求項2記載のディスク案内装置では、上述のように構成しているので、ガイドレバー自体の弾性力を利用してガイドレバーの回転に節度感(カチッと切り替わるようなクリック感)を持たすことができる。また、この節度感を利用して振動等によりガイドレバーが回転してしまうのを防止することができる。さらに、節度感の発揮にガイドレバー自体の弾性力を利用しているので、例えばスプリング等の付勢部材を別部品として使用する必要がなくなり、部品点数の増加を抑えることができ、製造コストの上昇を抑えることができる。
さらに、請求項3記載のディスク案内装置では、上述のように構成しているので、ディスク挿入口の中央から外れた位置にディスクを挿入しても、ディスクを中央に寄せながらチャッキング位置へと搬送することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。本実施形態では、ディスクを寝かせた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤ装置について説明する。ただし、ディスクを寝かせた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤ装置に限るものではなく、例えばディスクを立てた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤ装置等であっても良い。
図1〜図39に、ディスクプレーヤ装置を示す。筐体を構成するシャーシ1とフレーム2の間はディスク演奏空間58になっている。また、シャーシ1の前壁1aとフレーム2の前壁2aとの間には、ディスク挿入口3が設けられている。
フレーム2の上面には、一対の検出アーム4,5、切換アーム6、ディスクエンド検知レバー7、ガイドレバー8、リフトアーム9、リフトプレート10、アームクランパ11、スイッチ基板12が取り付けられている。また、シャーシ1とフレーム2の間のディスク挿入口3の近傍には、カムプレート13、アームローラ14、ガイドベース15、搬送ローラ16が配置されている。さらに、シャーシ1の底面には、トリガープレート17、アームカム18、モータ19が取り付けられている。
一対の検出アーム4,5は同期手段によって連結されており、同期して開閉回転する。同期手段は、例えばフレーム2に一体成形された軸2b,2cを中心に回転し、互いにギア部20a,21aを噛み合わせている一対の連係アーム20,21である。左側連係アーム20は軸20bを左側検出アーム4の長孔4aに、右側連係アーム21は軸21bを右側検出アーム5の長孔5aにそれぞれ挿入することで相対回転自在に連結されている。したがって、一対の検出アーム4,5は同期して開閉回転する。一対の検出アーム4,5の先端には、ディスク挿入口3の内側を横切る当接部4b,5bが設けられている。また、一対の検出アーム4,5は、付勢手段22によって閉じる方向に付勢されている。
切換アーム6は、ねじ23によってフレーム2に回転自在に取り付けられている。切換アーム6の一端には第1のカム孔6aが、他端には第2のカム孔6bがそれぞれ設けられている。第1のカム孔6aには左側検出アーム4に一体成形された軸4cが挿入されているので、左側検出アーム4が回転すると切換アーム6も回転する。
ディスクエンド検知レバー7は、フレーム2と切換アーム6の間に移動可能に設けられている。ディスクエンド検知レバー7の上面と底面の中央にはそれぞれ回転軸7a,7bが同軸上に一体成形されている。上面側の回転軸7aは切換アーム6の第2のカム孔6bに挿入され、底面側の回転軸7bはフレーム2のカム孔2dに挿入されている。また、ディスクエンド検知レバー7の一端の底面には当接部7cが一体成形されている。当接部7cはフレーム2のカム孔2eに挿入され、チャッキング位置又はその直前位置まで搬送されたディスク44に当接する。また、ディスクエンド検知レバー7の他端の底面には凸部7dが一体成形されている。この凸部7dはフレーム2の孔2fに挿入され、トリガープレート17の壁17a,17bに当接可能になっている。ディスクエンド検知レバー7は付勢手段24によって引っ張られている。
ガイドレバー8はディスク演奏空間58内に突出するストッパ部8aを2つ有し、挿入されたディスク44が小径ディスク44bである場合に、小径ディスク44bがチャッキング位置に搬送されると小径ディスク44bの周縁がストッパ部8aに当接する位置に回転可能に設けられている。ストッパ部8aは、フレーム2に設けられた孔2gからディスク演奏空間58内に突出する。
トリガープレート17は、ディスク44の搬送方向にスライド可能である。トリガープレート17の一端側には、中間媒介歯車25のピニオンギア25aに噛み合い可能なラック17cが設けられている。中間媒介歯車25はサブシャーシ26の回転軸26aに回転自在に取り付けられ、軸方向に移動可能になっている。中間媒介歯車25は付勢手段27によって付勢されており、ピニオンギア25aの端面をアームカム18に当接させている。
中間媒介歯車25の大径ギア25bはギア28に常時噛み合っており、駆動源であるモータ19の回転がプーリ29→ベルト30→プーリ31→ギア28→大径ギア25bへと伝達される。また、中間媒介歯車25がアームカム18側に移動している場合には大径ギア25bはギア32と噛み合っている。一方、中間媒介歯車25がアームカム18とは反対側に移動している場合には大径ギア25bとギア32の噛み合いは解除される。
ギア32はギア33と常時噛み合っている。ギア33の回転はフリクションフェルト34を介してフリクションディスク35に伝えられ、フリクションディスク35の回転は搬送ローラ16に伝えられる。ギア33はスプリング36によってフリクションフェルト34を介してフリクションディスク35に押し付けられており、摩擦係合によって回転力を伝達する。したがって、搬送ローラ16の回転トルクが過大になると、フリクションディスク35に対してギア33が空回りし、搬送ローラ16等を保護する。即ち、クラッチとなっている。
また、トリガープレート17はアームカム18に連結されている。したがって、トリガープレート17が移動するとアームカム18が回転し、カムプレート13を移動させる。カムプレート13にはリフトアーム9が連結されている。リフトアーム9の軸9aはリフトプレート10のカム孔10aに挿入されている。このため、カムプレート13の移動によってリフトアーム9が回転すると、リフトプレート10がスライドし、クランパ37を保持するアームクランパ11を上下動させる。リフトプレート10のカム孔10aは3段階の操作位置を有している。
また、カムプレート13には2種類のカム孔13a,13bがそれぞれ2つずつ形成されている。第1のカム孔13a,13aは垂直板13cに形成されている。第1のカム孔13a,13aには、ターンテーブル38やピックアップ39が一体化された再生ユニット40が取り付けられている回動シャーシ41の凸部41a,41aが挿入されている。このため、カムプレート13が移動すると、回動シャーシ41が上下に回動する。即ち、アームクランパ11の上下動と同期して回動シャーシ41も上下動する。
さらに、カムプレート13の第2のカム孔13bは2枚の水平板13d,13dに形成されている。第2のカム孔13b,13bには、アームローラ14の凸部14aが挿入されている。このため、カムプレート13が移動すると、アームローラ14が回転する。
スイッチ基板12は切換アーム6と左側検出アーム4の連結部分を覆うようにしてフレーム2に取り付けられている。スイッチ基板12の上面には2つのスイッチ42,43が設けられており、左側検出アーム4が回転すると左側検出アーム4に一体成形された操作片4dが2つのスイッチ42,43を切換操作する。左側検出アーム4が回転していない状態では、第1のスイッチ42はオフされており、第2のスイッチ43はオンされている。
搬送ローラ16はシャーシ1に回転自在に取り付けられている。即ち、搬送ローラ16は移動するタイプのものではなく、その位置は固定である。ガイドベース15はフレーム2の底面に上下動可能に取り付けられている。アームローラ14はシャーシ1に回転自在に取り付けられている。アームローラ14と搬送ローラ16は同軸上に回転自在となっている。
次に、ディスクプレーヤ装置の動作について説明する。まず最初に、大径ディスク44aを演奏する場合について、各部材の位置関係を示す図16〜図25に基づき説明する。
(1.大径ディスク44aの検出)
大径ディスク44aが挿入されていない待機状態では、図16に示すように、カムプレート13は移動していないので、ターンテーブル38及びクランパ37は、図4に示すように、ディスク演奏空間58から退避している。また、トリガープレート17も移動していないので、ラック17cと中間媒介歯車25のピニオンギア25aとの噛み合いは解除されている。さらに、中間媒介歯車25はアームカム18側に移動しているので、大径ギア25bをギア32に噛み合わせている。
この状態で、大径ディスク44aをディスク挿入口3に差し込むと、一対の検出アーム4,5が押し開かれる。このとき、大径ディスク44aの挿入がたとえ中央位置から左側又は右側に偏っていたとしても、一対の検出アーム4,5は同期手段である連係アーム20,21によって連結されているので、一対の検出アーム4,5は同期して回転する。左側検出アーム4の回転によって第1のスイッチ42がオフからオンへと切り換えられる。これにより大径ディスク44aの挿入が検出され、モータ19が回転始動する。モータ19の回転は、プーリ29→ベルト30→プーリ31→ギア28→大径ギア25b→ギア32→ギア33→フリクションフェルト34→フリクションディスク35→搬送ローラ16へと伝達される。これにより搬送ローラ16が回転し始め、大径ディスク44aの搬送準備が完了する。
(2.ガイドレバー8の解除・大径ディスク44aの認識・回転軸移動・チャッキング判断)
図17に示すように、ディスク挿入口3に差し込まれた大径ディスク44aが搬送ローラ16に達すると、大径ディスク44aはガイドベース15によって搬送ローラ16に押し付けられ、搬送ローラ16との間に発生する摩擦力によってチャッキング位置に向けて搬送される。大径ディスク44aの搬送によって一対の検出アーム4,5はさらに開く方向に回転し、この左側検出アーム4の回転によって切換アーム6も回転する。切換アーム6が回転すると、切換アーム6とガイドレバー8との間に設けられた節度手段45がガイドレバー8を約90度回転させる。これにより、ガイドレバー8のストッパ部8aがディスク演奏空間58内に突出する突出位置から退避位置に移動する。
また、左側検出アーム4の回転により、第2のスイッチ43がオンからオフに切り換わる。これによって挿入されたディスク44が大径ディスク44aであると認識する。
一方、切換アーム6が回転することでディスクエンド検知レバー7が移動し、その回転軸7bがフレーム2の第1の係合部2hから外れる。そして、さらに大径ディスク44aが搬送されると、大径ディスク44aがディスクエンド検知レバー7の当接部7cに当たりこれを押し退ける。ディスクエンド検知レバー7の回転軸7bは既に第1の係合部2hから外れているので、ディスクエンド検知レバー7は回転軸7bを中心に回転するのではなく、トリガープレート17の壁17aに当接している凸部7dを中心に回転する。即ち、ディスクエンド検知レバー7は、凸部7dによってトリガープレート17の壁17aを押すことなく、この凸部7dを中心に回転し、回転軸7bを第2の係合部2iへと移動させる。
また、大径ディスク44aの搬送によって大径ディスク44aの最大径部が一対の検出アーム4,5の当接部4b,5bを通過すると、いままで開く方向に回転していた一対の検出アーム4,5が閉じる方向に回転し始める。このため、第2のスイッチ43がオフからオンに再度切り換わる。この後、大径ディスク44aの更なる搬送によってディスクエンド検知レバー7が回動し、回転軸7bがフレーム2のカム孔2dの傾斜面2jに沿って第1の係合部2hから第2の係合部2iへと移動すると、表側の回転軸7aが切換アーム6の第2のカム孔6bの縁6cを押して切換アーム6を回動させる。切換アーム6の回動により一対の検出アーム4,5は再度開く方向に回転し、これによって第2のスイッチ43がオンからオフへと再々度切り換わる。これにより、大径ディスク44aが通過したことを検知することができ、所定時間(予め設定された時間)の経過後、大径ディスク44aがターンテーブル38とクランパ37によって挟持(チャッキング)されたと判断することができる。
(3.ディスク44搬送終了・チャッキングスタート)
図18に示すように、大径ディスク44aの中心孔44cがターンテーブル38の回転軸に挿入可能となる位置(チャッキング位置)に到達する直前に回転軸7bが第2の係合部2iに係合する。以降、ディスクエンド検知レバー7は第2の係合部2iに係合した回転軸7bを支点として回動する。したがって、ディスクエンド検知レバー7の凸部7dが付勢手段24付勢力に抗して壁17aを押し、トリガープレート17を中間媒介歯車25側に向けて移動させる。トリガープレート17の移動によってラック17cが回転しているピニオンギア25aに噛み合うので、以降、モータ19の回転を利用してトリガープレート17をスライドさせることができる。
トリガープレート17がさらに移動すると、アームカム18が回動しカム面18aが中間媒介歯車25を移動させて大径ギア25bをギア32から切り離す。これにより、搬送ローラ16の回転が停止する。
(4.クランパ37一時保持・チャッキング)
アームカム18の回動によってカムプレート13が移動すると、クランパ37、回動シャーシ41、ガイドベース15、アームローラ14が操作される(図19)。つまり、カムプレート13の移動によってリフトアーム9が回転し、リフトプレート10をスライドさせる。これによりクランパ37を保持するアームクランパ11が下降し始め、クランパ37をディスク演奏空間58内に進出させる。このとき、リフトプレート10のカム孔10aは3段階の操作位置を有しているので、下降途中でアームクランパ11を一時的に停止することができる。即ち、カム孔の2段階目の位置をリフトアーム9の軸9aが摺動している間、アームクランパ11の下降を停止させてクランパ37を中間位置に停止させておくことができる。クランパ37は磁力によってターンテーブル38に吸着し間にディスク44を挟み込むものであるが、アームクランパ11の下降を途中で一時停止することで、クランパ37がターンテーブル38に勢いよく吸着して衝撃音が発生するのを防止することができる。なお、図19は、カム孔の2段目の位置をリフトアーム9の軸9aが摺動しており、クランパ37の下降が一時的に停止している状態を示している。
また、カムプレート13の第1のカム孔13aには回動シャーシ41の凸部41aが挿入されているため、カムプレート13の移動によって回動シャーシ41が上昇し始める。このため、回動シャーシ41に取り付けられたターンテーブル38がディスク演奏空間58に進出する。
また、カムプレート13の移動によってアームローラ14が回転し、大径ディスク44aを搬送ローラ16に押し付けていたガイドベース15を持ち上げて大径ディスク44aから離す。これにより、大径ディスク44aは回転可能になる。また、アームローラ14の回転によってアームローラ14に一体成形されていたシャッタ14bが持ち上がり、ディスク挿入口3に向けて移動する。
(5.チャッキング完了・演奏(プレイ))
第2のスイッチ43の切換によって大径ディスク44aの通過が検知されてから所定時間モータ19は回転するので、この回転駆動力によって次の動作が行われる(図20)。
(a) 中間媒介歯車25の大径ギア25bの回転によりトリガープレート17が更に移動し、アームカム18が更に回動するので、カムプレート13も更に移動する。
(b) トリガープレート17の壁17bによりディスクエンド検知レバー7の凸部7dが押され、ディスクエンド検知レバー7は第2の係合部2iに係合されている回転軸7bを支点にして回動し、当接部7cをディスク44から若干離す。これにより、当接部7cが回転演奏されるディスク44に接触しない位置へ退避する。
(c) カムプレート13の更なる移動により回動シャーシ41が更に上昇し、ターンテーブル38の軸が大径ディスク44aの中心孔44cに挿入される。これにより、ターンテーブル38とクランパ37とが磁気結合し、大径ディスク44aを挟持する。
(d) カムプレート13の更なる移動によりリフトアーム9、リフトプレート10が連動してアームクランパ11を演奏時の大径ディスク44aとクランパ37に接触しない位置に退避させる。
(e) リフトプレート10の突片10bはガイドレバー8の凸部8bの回動を阻止する位置にある。
(f) カムプレート13の移動でアームローラ14が回動し、シャッタ14bが他のディスク44の挿入を防止すると共に、ガイドベース15を演奏時の大径ディスク44aに接触しない位置へ退避させる。
(6.ディスク44排出動作開始、クランパ37一時保持、チャッキング解除、ディスクエンド検知レバー7を一時係止)
演奏中、停止していたモータ19を反転駆動することにより次の動作が行われる(図21)。
(a) 中間媒介歯車25の回転でトリガープレート17とアームカム18が連動してカムプレート13を元の位置に向けて移動させ始める。
(b) カムプレート13の移動により次の動作が行われる。即ち、リフトプレート10、リフトアーム9の連動でアームクランパ11が演奏時の退避位置から中間位置に移動する。また、ガイドベース15が退避位置から搬送ローラ16の方向に移動し、大径ディスク44aを挟み込む動作を開始し、大径ディスク44aを挟む。また、回動シャーシ41が下降し、ターンテーブル38が演奏位置から退避位置へ移動開始しクランパ37から離れる(チャッキング解除)。また、アームローラ14のシャッタ14bが退避位置へ移動する。更に、リフトアーム9、リフトプレート10、アームクランパ11の連動でクランパ37はディスク44搬送時の退避位置に移動する。
(c) トリガープレート17の移動によりディスクエンド検知レバー7の凸部7dを押していた壁10−3が後退し、ディスクエンド検知レバー7は回動可能となる。しかしながら、ディスクエンド検知レバー7は付勢手段24の引張力によりフレーム2の凸部2kに一時回動を係止される。これによりディスクエンド検知レバー7の当接部7cが大径ディスク44aに不用意に乗り上げ接触することが防止される。
(7.排出スタート後、ディスクエンド検知レバー7の回動一時係止の解除)
アームカム18の回動でカム面18aにより軸方向に移動していた中間媒介歯車25が付勢手段27の付勢力で大径ギア25bをギア32に噛み合う位置に復帰することにより搬送ローラ16が回転始動し、大径ディスク44aの排出搬送が始まる(図22)。また、大径ディスク44aが移動を開始すると、トリガープレート17の壁17aによりディスクエンド検知レバー7の凸部7dが押され、ディスクエンド検知レバー7がフレーム2の凸部2kによる係止を脱出する。この状態では、大径ディスク44aの先端はターンテーブル38から最も離れた演奏空間内にあり且つ大径ディスク44aはディスクエンド検知レバー7の当接部7cから離れた位置にある。
(8.ディスクエンド検知レバー7の回動支点係合解除)
図23に示すように、大径ディスク44aの排出搬送により、一対の検出アーム4,5は開く方向に回転する。したがって、左側検出アーム4と切換アーム6が連動してディスクエンド検知レバー7の回転軸7bを第2の係合部2iから外れる位置に移動させる。
ディスクエンド検知レバー7は、付勢手段24の引張力により回転軸7bをフレーム2の第1の係合部2hの方向へ移動可能であるが、回転軸7aが切換アーム6の第2のカム孔6bに挿入されているので、回転軸7aが斜面6dに沿って移動することになる。即ち、斜面6dの位置は、付勢手段22の付勢力により一対の検出アーム4,5が回転し、排出搬送される大径ディスク44aの外周部と一対の検出アーム4,5の当接部4b,5bとの当接位置で決まる。
(9.ディスクエンド検知レバー7の回動支点制限移動)
図24に示すように、大径ディスク44aの排出搬送移動中に一対の検出アーム4,5を開く方向に回転し続けることにより、左側検出アーム4と切換アーム6が連動してディスクエンド検知レバー7の回転軸7aを案内する。ディスクエンド検知レバー7は付勢手段24により引張力を受けながら回転軸7aを斜面6dに沿って、回転軸7bを傾斜面2jに沿ってそれぞれ移動させる。
ディスクエンド検知レバー7の回転軸7bは付勢手段24の引張力により第1の係合部2hの方向に移動可能であるが、回転軸7aが切換アーム6の斜面6dにより移動を阻止されているため、この状態では移動できない。これは、ディスク44排出完了後、ディスク44を一旦取り出さずに再搬送(再挿入)した場合にも回転軸7bの係合が第2の係合部2iとなるようにするためである。このようにすることで、付勢手段41の付勢力により一対の検出アーム4,5が回転し、当接部4b,5bによる排出搬送される大径ディスク44aへの負荷の増大、第2のスイッチ43への不用意な切換動作、凸部6eによるガイドレバー8のストッパ部8aの回動を防止することができる。
大径ディスク44aの最外径の排出搬送位置が一対の検出アーム4,5の当接部4b,5bを通過した後、大径ディスク44aの外周縁に沿って当接部4b,5bが摺動し一対の検出アーム4,5が閉じる方向に回転すると、これに連動して切換アーム6が回動し、斜面6dによるディスクエンド検知レバー7の回転軸7bの第1の係合部2hの方向への移動が許容される。
(10.排出完了(停止))
図25に示すように、排出搬送される大径ディスク44aが所定位置に到達すると、左側検出アーム4により第2のスイッチ43がオフからオンに切り換えられる。これを排出位置検出として、所定時間経過後、モータ19の回転を停止する。即ち、第2のスイッチ43がオンに切り換えられてから所定時間だけモータ19が回転することで、ユーザが大径ディスク44aを摘んで取り出すことができる取り出し位置まで大径ディスク44aが搬送される。
ユーザが大径ディスク44aを取り出すときには、一対の検出アーム4,5が大径ディスク44aに当接する部分のディスク幅が減少するので、一対の検出アーム4,5は付勢手段22の付勢力で閉じる方向に回転する。これにより、切換アーム6は凸部6eによりガイドレバー8を回動させ、ストッパ部8aを退避位置からディスク44通過阻止位置に復帰する。
また、切換アーム6は回転軸7aに当接することでディスクエンド検知レバー7の移動を制限していたが、ユーザが大径ディスク44aを取り出すときの切換アーム6の回動により、この移動制限が解除される。ディスクエンド検知レバー7は付勢手段24の引張力により移動し、回転軸7bが第1の係合部2hに係合する。
そして、ユーザが大径ディスク44aをディスク挿入口3から取り出すと、第1のスイッチ42がオンからオフへと切り換わり、大径ディスク44aが取り出されたことを認識して動作が終了する。
次に、小径ディスク44bを演奏する場合について、各部材の位置関係を示す図26〜図31に基づき説明する。
(1.小径ディスク44bの検出)
小径ディスク44bが挿入されていない待機状態では、図26に示すように、カムプレート13は移動していないので、ターンテーブル38及びクランパ37はディスク演奏空間58から退避している(図4)。また、トリガープレート17も移動していないので、ラック17cと中間媒介歯車25のピニオンギア25aとの噛み合いは解除されている。さらに、中間媒介歯車25はアームカム18側に移動しているので、大径ギア25bをギア32に噛み合わせている。
この状態で、小径ディスク44bをディスク挿入口3に差し込むと、一対の検出アーム4,5が押し開かれる。このとき、小径ディスク44bの挿入がたとえ中央位置から左側又は右側に偏っていたとしても、一対の検出アーム4,5は同期手段である連係アーム20,21によって連結されているので、一対の検出アーム4,5は同期して回転する。左側検出アーム4の回転によって第1のスイッチ42がオフからオンへと切り換えられる。これにより小径ディスク44bの挿入が検出され、モータ19が回転始動する。モータ19の回転は、プーリ29→ベルト30→プーリ31→ギア28→大径ギア25b→ギア32→ギア33→フリクションフェルト34→フリクションディスク35→搬送ローラ16へと伝達される。これにより搬送ローラ16が回転し始め、小径ディスク44bの搬送準備が完了する。
なお、ガイドレバー8のストッパ部8aは小径ディスク44bのチャッキング位置への位置決めを行うものであり、小径ディスク44b搬送時にはディスク演奏空間58から退避しない。また、ガイドレバー8のストッパ部8aは、ディスク演奏空間58内に突出していても、演奏するディスク44が小径ディスク44bの場合には、この小径ディスク44bには接触しない。
(2.ディスク44搬送移動確認と終了・チャッキングスタート)
図27に示すように、ディスク挿入口3に差し込まれた小径ディスク44bが搬送ローラ16に達すると、小径ディスク44bはガイドベース15によって搬送ローラ16に押し付けられ、搬送ローラ16との間に発生する摩擦力によってチャッキング位置に向けて搬送される。小径ディスク44bの搬送によって一対の検出アーム4,5はさらに開く方向に回転するが、小径ディスク44bは小径である為すぐに最大径部が一対の検出アーム4,5の当接部の間を通過することになり、一対の検出アーム4,5は付勢手段41の付勢力によって閉じる方向に回転し始める。これにより、第1のスイッチ42がオンからオフに切り換えられる。つまり、ディスク44の挿入によって第1のスイッチ42がオフからオンへと切り換わった(1度目の切換)後、第2のスイッチ43が切り換わることなく第1のスイッチ42がオンからオフへと切り換わる(2度目の切換)ことで、挿入されたディスク44が小径ディスク44bであると認識する。また、第1のスイッチ42が2度目に切り換えられてから所定時間(予め設定された時間)の経過後、小径ディスク44bがターンテーブル38とクランパ37によって挟持(チャッキング)されたと判断する。
搬送される小径ディスク44bがチャッキング位置(ディスク44の中心孔44cがターンテーブル38の凸部に挿入可能になる位置)に到達する直前の位置(この位置は小径ディスク44bの外周縁がガイドレバー8のストッパ部8aに到達する直前の位置でもある)に到達すると、小径ディスク44bがディスクエンド検知レバー7の当接部7cに当接してこれを押す。したがって、ディスクエンド検知レバー7はフレーム2の第1の係合部2hに係合している回転軸7bを回動中心として回動し、凸部7dによってトリガープレート17の壁17aを押す。このため、トリガープレート17がスライドし、大径ディスク44aの場合と同様にチャッキング動作が始まる。
なお、第1のスイッチ42の切換タイミングに基づいて以下の判断を行う。ディスク挿入検出(第1のスイッチ42の最初の切換でオフからオンへの切換)からディスク通過検出(第1のスイッチ42の2度目の切換でオンからオフへの切換)までの経過時間の範囲を設定しておき、実際の経過時間が設定した時間範囲内であればディスク44の搬送が正常に行われたと判断して動作を続行する。一方、ディスク44挿入検出後、設定した時間範囲を超えてもディスク44通過を検出できない場合には異常と判断し、モータ19を反転させてディスク44を排出する。又は、異常と判断した場合、モータ19を所定時間反転させてから再度正転させることで小径ディスク44bを搬送し直す。あるいは、異常と判断した場合にはモータ19を停止させ、手動操作でモータ19を回転操作してディスク44を排出させるようにしても良い。
(3.プレイ)
ディスク44通過検出後、所定時間だけモータ19が回転する。このモータ19の回転により、次の動作が行われる(図28)。
(a) モータ19の回転は、プーリ29→ベルト30→プーリ31→ギア28→中間媒介歯車25の大径ギア25bへと伝達されている。いま、ディスクエンド検知レバー7に押されることでトリガープレート17はスライドしラック17cと中間媒介歯車25のピニオンギア25aとが噛み合っているので、中間媒介歯車25のピニオンギア25aの回転によりトリガープレート17が更に移動し、アームカム18が回動し、カムプレート13が移動する。
(b) トリガープレート17の壁17bによりディスクエンド検知レバー7の凸部7dが押され、ディスクエンド検知レバー7が第1の係合部2hに係合している回転軸7bを中心に回動し、当接部7cを小径ディスク44bから離す。即ち、回転演奏される小径ディスク44bに接触しない位置に退避する。
(c) カムプレート13の移動により、大径ディスク44aの場合と同様の動作でターンテーブル38とクランパ37によって小径ディスク44bがクランプされる。
(d) カムプレート13の移動により、大径ディスク44aの場合と同様の動作でアームクランパ11が演奏時の小径ディスク44bとクランパ37に接触しない位置に退避する。
(e) リフトプレート10の突片10bはガイドレバー8の凸部8bの回動を阻止する位置にある。
(f) カムプレート13の移動により、アームローラ14が回動し、シャッタ14bがディスク挿入口3を横切り他のディスク44の挿入を防止すると共に、ガイドベース15を演奏時の小径ディスク44bに接触しない位置に退避させる。
なお、大径ディスク44aを挿入した場合と異なるのは、挿入したディスク44が大径ディスク44aではなく小径ディスク44bである点と、ディスクエンド検知レバー7の回転軸7bが第2の係合部2iではなく第1の係合部2hを支点として回転する点である。
(4.ディスク44排出動作開始、クランパ37一時保持、チャッキング解除、ディスクエンド検知レバー7を一時係止)
演奏中停止していたモータ19を反転駆動することにより次の動作が行われる(図29)。
(a) 中間媒介歯車25の回転でトリガープレート17とアームカム18とが連動してカムプレート13を元の位置に向けて移動させ始める。
(b) カムプレート13の移動により次の動作が行われる。即ち、リフトプレート10、リフトアーム9の連動でアームクランパ11が演奏時の退避位置から中間位置に移動する。また、ガイドベース15が退避位置から搬送ローラ16の方向に移動し、小径ディスク44bを挟み込む動作を開始し、小径ディスク44bを挟む。また、回動シャーシ41が下降し、ターンテーブル38が演奏位置から退避位置へ移動開始しクランパ37から離れる(チャッキング解除)。また、アームローラ14のシャッタ14bが退避位置へ移動する。更に、リフトアーム9、リフトプレート10、アームクランパ11の連動でクランパ37はディスク44搬送時の退避位置に移動する。
(c) トリガープレート17の移動によりディスクエンド検知レバー7の凸部7dを押していた壁17bが後退し、ディスクエンド検知レバー7は回動可能となる。しかしながら、ディスクエンド検知レバー7は付勢手段24の引張力によりフレーム2の凸部2mに一時回動を係止される。これによりディスクエンド検知レバー7の当接部7cが小径ディスク44bに不用意に乗り上げ接触することが防止される。
なお、大径ディスク44aを挿入した場合と異なるのは、挿入したディスク44が大径ディスク44aではなく小径ディスク44bである点と、ディスクエンド検知レバー7が一時的に係止される部位がフレーム2の凸部2kではなく凸部2mである点である。
(5.排出スタート後、ディスクエンド検知レバー7の回動一時係止の解除と排出位置検出(第1のスイッチ42による場合))
(a) アームカム18の回動でカム面18aにより押されて移動していた中間媒介歯車25が付勢手段27の付勢力で大径ギア25bをギア32に噛み合う位置に復帰することにより搬送ローラ16が回転始動し、小径ディスク44bの排出搬送が始まる(図30)。
(b) 小径ディスク44bが移動を開始すると、トリガープレート17の壁17aによりディスクエンド検知レバー7の凸部7dが押され、ディスクエンド検知レバー7がフレーム2の凸部2mによる係止を脱出する。この状態では、小径ディスク44bの先端はターンテーブル38から最も離れた演奏空間内にあり且つ小径ディスク44bはディスクエンド検知レバー7の当接部7cから離れた位置にある。
(c) 小径ディスク44bの排出搬送により、一対の検出アーム4,5は開く方向に回転する。これにより、第1のスイッチ42がオフからオンに切り換わり、これを排出位置検出とし、所定時間経過後、モータ19の回転を停止する。即ち、第1のスイッチ42がオンに切り換えられてから所定時間だけモータ19が回転することで、ユーザが小径ディスク44bを摘んで取り出すことができる取り出し位置まで小径ディスク44bが搬送される。
(6.排出完了(停止))
図31に示す状態から、ユーザが小径ディスク44bをディスク挿入口3から取り出すと、第1のスイッチ42がオンからオフへと切り換わり、小径ディスク44bが取り出されたことを認識して動作を終了する。
このディスクプレーヤ装置は、ディスク挿入口3の奥側にディスク演奏空間58が設けられている。また、ディスク挿入口3はディスク演奏空間58内のディスク演奏位置(図32に二点鎖線で示すディスク44の位置)に対してディスク回転軸方向に偏倚した位置に設けられている。本実施形態のディスクプレーヤ装置はディスク44を寝かせた状態で挿入するタイプのものであり、ディスク挿入口3はディスク演奏位置に対して上下方向、例えば下方向に偏倚した位置に設けられている。図32に実線で示すように、ディスク演奏空間58からターンテーブル38とクランパ37を退避させた状態で、先端をディスク演奏位置に向けて傾斜しているディスク44をディスク挿入口3からディスク演奏位置に向けて斜めに搬送する。このとき、クランパ37を保持する筐体、本実施形態ではフレーム2の底面にディスク44の先端を摺動させながら搬送する。そして、図32に二点鎖線で示すように、ターンテーブル38とクランパ37をディスク演奏空間58に進出させてディスク44を挟持することでディスク44の傾斜を無くして演奏姿勢にする。
したがって、ディスク演奏空間58を利用してディスク44を搬送することができる。即ち、ディスク演奏空間58は、演奏中のディスク44の振れ等を考慮してディスク44の厚さ分よりも回転軸方向に図32の距離D1とD2だけ広く設けられている。この空間をディスク44の搬送に利用することができるので、ディスク演奏空間58の他にディスク搬送の為だけに必要な搬送空間を狭くすることができる。ディスク44の搬送中の姿勢は演奏中の姿勢に対して傾斜した状態であり、そのままでは演奏することはできないが、搬送後にターンテーブル38とクランパ37とで挟持することでディスク44の姿勢を演奏可能な水平状態に直すことができる。
これらのため、ディスク演奏空間58を利用してディスク44を搬送することができ、ディスク44搬送の為だけに必要な搬送空間を狭くすることができ、装置を小型化することができる。
また、搬送時に傾斜させたディスク44の先端をフレーム2の底面に摺動させるので、搬送時のディスク44のふらつきを防止することができる。
本実施形態では、ディスク挿入口3の奥側の演奏中ディスク44に接触しない位置に設けられた搬送ローラ16と、搬送ローラ16にディスク44を傾斜状態に押し付ける圧接位置(図32の実線位置)と演奏中のディスク44に接触しない退避位置(図6の位置、図32の二点鎖線位置)との間で移動可能なガイドベース15と、ディスク搬送時にはガイドベース15を圧接位置に移動させ、ディスク44演奏時にはガイドベース15を退避位置に移動させる操作手段(本実施形態ではカムプレート13)を備えている。操作手段は、ディスク44の中心孔44cにターンテーブル38の凸部が挿入された時点またはその直前にガイドベース15を圧接位置から退避位置に向けて移動させるものである。
したがって、搬送ローラ16を使用してディスク44を搬送することができる。ディスク44は搬送ローラ16とガイドベース15とで挟まれて傾斜した状態で搬送されるが、搬送後にガイドベース15が退避位置に移動し、ターンテーブル38とクランパ37とで挟持することでディスク44の傾斜を無くして演奏可能な姿勢に直すことができる。このとき、操作手段であるカムプレート13がガイドベース15を圧接位置から退避位置に移動させるタイミング、即ちガイドベース15がディスク44を離すタイミングは、ディスク44の中心孔44cにターンテーブル38の凸部が挿入された時点またはその直前であるので、ターンテーブル38とクランパ37によってディスク44を確実に挟持(チャッキング)することができる。
また、本実施形態では、ディスク演奏時にディスク挿入口3を塞ぐシャッタ14bを備え、ガイドベース15が圧接位置から退避位置に移動する動きに連動してシャッタ14bを閉めるようにしている。したがって、チャッキング動作に連動してシャッタ14bが閉まり、ディスク44が挿入されている状態で別のディスク44が更に挿入されることを防止することができる。
また、ディスクプレーヤ装置は、待避位置(図4の位置)と演奏位置(図6の位置)との間で移動可能なディスク載置部(本実施形態では回動シャーシ41)と、回動シャーシ41の凸部41aを案内するカム凹部を有するカム部材とを供え、カム部材の移動によって回動シャーシ41を待避位置又は演奏位置に移動させるものである。本実施形態では、カム部材として板状のカムプレート13を使用している。ただし、カム部材は板状のものに限るものではないことは勿論である。
図10(B)、図11、図41に示すように、カム部材(カムプレート13)にはカム孔13a(カム凹部)に連続する切り込み46によって弾性変形可能なばね部47が設けられており、凸部41aがばね部47を弾性変形させることで当該ばね部47が凸部41aを押圧するものである。
したがって、図11(B)、図41(B)に示すように、カムプレート13の移動によって回動シャーシ41の凸部41aがカム孔13aのばね部47の位置に案内されると、凸部41aがばね部47を押して弾性変形させる。このため、ばね部47は凸部41aを押圧し壁62に押し付ける。即ち、ばね部47が発揮する押圧力によって回動シャーシ41の凸部41aをシャーシ1の凸部41a対向位置に設けた溝63の壁62に押し付けることができる。このため、回動シャーシ41を固定してがた付きを防止することができる。例えば、回動シャーシ41に取り付けられたターンテーブル38を演奏位置に移動させる位置にばね部47を設けることで、ディスク演奏時のターンテーブル38のがた付きを防止することができる。また、ディスク演奏時のターンテーブル38の高さ位置を保持することができ、ディスク回転アンバランス時の振れ・振動を防止することができる。
また、筐体であるフレーム2と回動シャーシ41との間には、ばね部47の押圧方向に嵌り合う嵌合凸部48と嵌合凹部49が設けられており(図12)、嵌合凸部48と嵌合凹部49の少なくともいずれか一方には相手側に当接する傾斜面50が設けられている。本実施形態では、回動シャーシ41に嵌合凸部48を設ける一方、フレーム2に孔を設けて嵌合凹部49としている。嵌合凸部48は円錐状の凸部であり、円錐面を傾斜面50としている。また、嵌合凹部49は円錐状の孔であり、周面を傾斜面50ととしている。
したがって、ばね部47の押圧力は嵌合凸部48と嵌合凹部49をより深く嵌め合う方向に作用し、互いの傾斜面50同士を押し付ける。即ち、ばね部47材が発揮する押圧力によって、嵌合凸部48と嵌合凹部49をより深く嵌め合うことができる。このため、ばね部47の押圧方向に直交する方向に対しても回動シャーシ41をより確実に固定することができ、回動シャーシ41即ちターンテーブル38等のがた付きをより確実に防止することができる。特に、傾斜面50を円錐面とした場合には、ばね部47の押圧方向に直交する360度の方向について回動シャーシ41をより確実に固定することができるので、ディスクプレーヤ装置の上下、左右、前後のいずれの方向についても、回動シャーシ41のがた付きをより確実に防止することができる。例えば、回動シャーシ41のターンテーブル38を演奏位置に移動させる位置にばね部47を設けることで、ディスク演奏時のターンテーブル38のがた付きを、上下、左右、前後のいずれの方向についてもより確実に防止することができる。また、ディスク演奏時のターンテーブル38の高さ位置をより確実に保持することができ、ディスク回転アンバランス時の振れ・振動をより確実に防止することができる。
なお、図11(B)では、カム孔13aと凸部41aとの関係を理解し易くするために、便宜上、回動シャーシ41全体が上方に平行移動しているように記載しているが、実際には、回動シャーシ41は軸部41bを中心に回動するものである(図4〜図6)。
また、ディスク演奏時にターンテーブル38との間にディスク44を挟持するクランパ37と、ディスク演奏時にディスク挿入口3を塞ぐシャッタ14bと、ディスク挿入時にディスク44を搬送ローラ16に押し付ける圧接位置とディスク演奏時にディスク44から離れた退避位置との間で移動するガイドベース15とを備え、クランパ37とシャッタ14bとガイドベース15とをカムプレート13によって操作している。したがって、クランパ37、シャッタ14b、ガイドベース15を同時に操作することができ、これらの動作のタイミングを同期させて精度良く制御することができる。また、クランパ37、シャッタ14b、ガイドベース15のそれぞれについて操作手段を別個に設ける必要がないので、部品点数を減らすことができると共に装置を小型化することができ、さらには品質向上を図ることができる。
このディスクプレーヤ装置はディスク搬送力接続切離機構を有している。ディスク搬送力接続切離機構は、図2に示すように、ディスク44を搬送する搬送ローラ16に駆動源としてのモータ19の駆動力を伝達する歯車列51に設けられており、歯車列51を構成する中間媒介歯車25を軸方向に移動させることで他の歯車との噛み合いと噛み合いの切り離しとを切り換えるものである。
したがって、中間媒介歯車25を軸方向に移動させることで、他の歯車との噛み合い(駆動力伝達状態)と噛み合いの切り離し(駆動力を伝達しない状態)とを切り換えることができる。即ち、中間媒介歯車25を軸方向以外の方向(径方向、外周の接線方向、これらを複合した方向)に移動させて噛み合い状態を切り換える場合のように中間媒介歯車25の回転軸を移動させる必要がないので、構造が簡単になり、部品点数を減少させることができる。また、中間媒介歯車25の回転軸を固定した軸にすることができるので、他の歯車との噛み合い軸間距離を精度良く維持することができ、歯車の回転を円滑にすることができると共に、ノイズの発生を防止することができる。さらに、歯車の回転方向とは直交する方向に中間媒介歯車25を移動させることになるので、中間媒介歯車25の移動が歯車の回転に与える影響(回転負荷、回転速度の変動等)を最も抑えることができる。即ち、中間媒介歯車25を軸方向以外の方向(径方向、外周の接線方向、これらを複合した方向)に移動させる場合には、この移動方向と歯車の回転方向とが同一平面に属することになるので、中間媒介歯車25の移動が歯車の回転に大きく影響(回転負荷、回転速度の変動等)することになるが、このディスク搬送力接続切離機構ではこの影響を抑えることができる。
ここで、中間媒介歯車25は、原動側歯車と従動側歯車の両方に噛み合う位置と、原動側歯車と従動側歯車のいずれか一方又は両方と噛み合いが外れる位置とに移動可能である。本実施形態の中間媒介歯車25は大径ギア25bとピニオンギア25aより構成されており、軸方向に移動することで大径ギア25bが従動側歯車であるギア32と噛み合い又はその噛み合いが解除される。なお、大径ギア25bは、原動側歯車であるギア28と常時噛み合っている。また、ピニオンギア25aとトリガープレート17のラック17cとの噛み合いは、中間媒介歯車25の軸方向の移動によっては解除されない。
ディスク搬送力接続切離機構は、中間媒介歯車25を噛み合い位置と噛み合いが外れる位置とのいずれか一方に付勢する付勢手段27と、ディスク44を搬送ローラ16に押し付けるガイドベース15の動きに関連して中間媒介歯車25を軸方向に移動させるアームカム18を備えている。したがって、中間媒介歯車25の噛み合い状態を、ガイドベース15の動きに関連して切り換えることができる。
このディスクプレーヤ装置はディスク搬送装置を有している。ディスク搬送装置は、挿入されたディスク44をチャッキング位置(ターンテーブル38の凸部38aがディスク44の中心孔44cに嵌る位置、図18の大径ディスク44aの位置、図27の小径ディスク44bの位置)に搬送する搬送ローラ16と、チャッキング位置に搬送されたディスク44を挟持するターンテーブル38及びクランパ37と、ターンテーブル38及びクランパ37を移動させるカムプレート13と、ディスク44のチャッキング位置への搬送によってスライドされて駆動力の伝達経路を搬送ローラ16側からカムプレート13側へと切り換えるトリガープレート17と、トリガープレート17をスライド前の位置に向けて付勢する第1の付勢手段52と、搬送ローラ16にディスク44を押し付けるガイドベース15と、搬送ローラ16を挟んでガイドベース15の反対側に設けられ、ガイドベース15を搬送ローラ16から離間する方向に移動させるアームローラ14と、ガイドベース15とアームローラ14との間に設けられた第2の付勢手段53とを備えている。ガイドベース15とアームローラ14とは間にディスク44を挟んでいない状態では当接している。また、第2の付勢手段53はガイドベース15とアームローラ14に付勢力が当接部で保持された状態で取り付けられており、ガイドベース15と搬送ローラ16との間にディスク44が存在する場合に伸びてガイドベース15を搬送ローラ16側に引き寄せる付勢力を発揮する。
したがって、ディスク44を挿入していない状態では、搬送ローラ16を挟んで配置されたガイドベース15とアームローラ14とが当接しており、第2の付勢手段53の付勢力が当接部以外の部位に影響を与えないように、又は影響を与えるとしても少なくしている。また、この状態では、トリガープレート17は第1の付勢手段52によってスライド前の位置に位置決めされており、モータ19の回転力の伝達経路は搬送ローラ16側になっている。
ディスク挿入口3にディスク44を挿入すると、ディスク44はガイドベース15を搬送ローラ16及びアームローラ14から離れる方向に移動させてガイドベース15と搬送ローラ16との間に進入する。また、ガイドベース15はアームローラ14から離れる。これによって第2の付勢手段53が伸ばされ、ガイドベース15をアームローラ14及び搬送ローラ16に向けて引き戻す付勢力が発生する。この付勢力によってガイドベース15はディスク44を搬送ローラ16に押し付ける。
ディスク挿入口3に挿入されたディスク44は搬送ローラ16によってチャッキング位置まで搬送される。そして、ディスク44がチャッキング位置又はその直前の位置まで搬送されると、ディスク44は第1の付勢手段52の付勢力に抗してトリガープレート17をスライドさせるので、モータ19の回転力の伝達経路が搬送ローラ16側からカムプレート13側へと切り換わる。これにより、搬送ローラ16が停止し、カムプレート13が移動する。カムプレート13の移動によってターンテーブル38とクランパ37とが移動し、チャッキング位置に停止しているディスク44を挟持(クランプ)する。また、アームローラ14がガイドベース15を搬送ローラ16から離間する方向に移動させて演奏中ディスク44と接触しない位置に退避させる。この後、ディスク44の演奏が開始される。
演奏終了後、モータ19を逆回転させるさせることで、上述の動作と逆の動作が行われディスク44が排出される。
なお、トリガープレート17用の付勢手段(第1の付勢手段52)とガイドベース15用の付勢手段(第2の付勢手段53)とを別々に設けることで、トリガープレート17の付勢力の大きさとガイドベース15の付勢力の大きさとを別々に設定することができる。このため、これらの付勢力を最適に設定するのが容易になる。
また、第2の付勢手段53は互いに当接しているガイドベース15とアームローラ14との間に付勢力が当接部で保持された状態で取り付けられており、ガイドベース15と搬送ローラ16との間にディスク44が存在する場合に伸びて付勢力を発揮するので、ディスク44が無い場合にはガイドベース15とアームローラ14の当接部以外に付勢力を作用させることがない。このため、ガイドベース15とアームローラ14とを例えばプラスチック(ABS,PC,POM,PS,AS等)等で製造しても、長時間でのクリープ変形、高温での変形、低温での割れ等の発生を防止することができる。即ち、第2の付勢手段53の付勢力の影響を受ける構造部材の材料を、高価な材料(鉄板等の金属類又はガラス繊維入りプラスチック、耐熱プラスチック等高価なプラスチック)から、安価な材料に変更することができ、製造コストを安くすることができる。
ここで、第2の付勢手段53は、ガイドベース15とアームローラ14との当接位置の近傍に設けられている。したがって、ガイドベース15とアームローラ14の剛性の高い部分に第2の付勢手段53を取り付けることができる。このため、ガイドベース15とアームローラ14が受ける第2の付勢手段53の付勢力による悪影響をより確実に防止することができる。
また、アームローラ14にはシャッタ14bが設けられており、ガイドベース15を搬送ローラ16から離間させる動作に連動してシャッタ14bによってディスク挿入口3を塞ぐようにしている。したがって、アームローラ14がガイドベース15を搬送ローラ16から引き離す動作に連動してシャッタ14bを閉めることができる。このため、ガイドベース15を演奏中のディスク44に接触しない位置に退避させる動作に連動してシャッタ14bを閉めることができる。
このディスクプレーヤ装置はセンサ作動機構を有している。センサ作動機構は、挿入されたディスク44の周縁に当接して開閉回転する一対の検出アーム4,5と、一対の検出アーム4,5の開閉回転を同期させる同期手段と、一対の検出アーム4,5を閉じる方向に付勢する付勢手段22と、検出アーム4,5が僅かに開くと切り換わる第1のスイッチ42と、ディスク44が小径ディスク44bの場合には到達しないが大径ディスク44aの場合には到達する位置まで検出アーム4,5が開くと切り換わる第2のスイッチ43とを備えている。そして、ディスク44の挿入により第1のスイッチ42が切り換わった後さらに第2のスイッチ43も切り換わった場合にディスク44が大径ディスク44aであると判断し、ディスク44の挿入により第1のスイッチ42が切り換わった後、第2のスイッチ43が切り換わらずに第1のスイッチ42が再度切り換わった場合にディスク44が小径ディスク44bであり且つ所定位置よりも奥に搬送された(所定位置を通過した)と判断し、ディスク44が大径ディスク44aであると判断した場合には、ディスク44排出時に第2のスイッチ43が切り換わった後所定時間の経過によりモータ19を停止させ、ディスク44が小径ディスク44bであると判断した場合には、ディスク排出時に第1のスイッチ42が切り換わった後所定時間の経過によりモータ19を停止させるものである。
ディスク搬送時には、検出アーム4,5が当接する位置のディスク44の幅は増加した後、減少する。このため、一対の検出アーム4,5は、ディスク幅の増加に伴いディスク44に押されて開き方向に回転した後、ディスク幅の減少に伴い付勢手段22に押されて閉じる方向に回転される。一対の検出アーム4,5は同期手段によって同期して回転するので、たとえディスク44の挿入位置が偏っていたとしても、第1及び第2のスイッチ42,43を良好に切り換えることができる。
このため、ディスク44をディスク挿入口3の中央に挿入した場合は勿論のこと、たとえディスク44の挿入位置が偏っていたとしても第1及び第2のスイッチ42,43を良好に切り換えることができる。したがって、2つのスイッチ42,43を良好に作動させることができる。また、2つのスイッチ42,43によってディスク挿入の検出、ローディングの確認、ディスク排出時のディスク位置の検出、挿入されたディスク44が大径ディスク44aであるか小径ディスク44bであるかの検出を行うことができるので、高価なスイッチの数を減らすことができ、製造コストを安くすることができる。
本実施形態では、大径ディスク44aが所定位置まで搬送されると一対の検出アーム4,5を第2のスイッチ43が切り換わる位置まで開く検出アーム操作手段(ディスクエンド検知レバー7と切換アーム6)を備え、この第2のスイッチ43の切換によって大径ディスク44aが所定位置まで搬送されたと判断するようにしている。
したがって、大径ディスク44aのローディングを確認することができる。また、一対の検出アーム4,5は検出アーム操作手段によって開いた状態に保持されているので、ディスク排出時に付勢手段22の付勢力に抗して検出アーム4,5を広げる動作が少なくなり、ディスク排出時の負荷を減らすことができる。
このディスクプレーヤ装置はディスク案内装置を有している。ディスク案内装置は、挿入されたディスク44をチャッキング位置に搬送する搬送ローラ16と、挿入されたディスク44の周縁に当接し且つディスク44の挿入によって開く方向に同期回転する一対の検出アーム4,5と、一対の検出アーム4,5を閉じる方向に付勢する付勢手段22と、ディスク演奏空間58内に突出するストッパ部8aを有し且つ小径ディスク44bがチャッキング位置に搬送されると小径ディスク44bの周縁がストッパ部8aに当接する位置に回転可能に設けられたガイドレバー8と、大径ディスク44aの搬送時にはガイドレバー8を回転させてストッパ部8aをディスク演奏空間58から退避させるストッパ退避手段54と、ストッパ部8aをディスク演奏空間58内に突出させている状態にガイドレバー8を保持する第1の係止手段55と、ストッパ部8aをディスク演奏空間58から退避させている状態にガイドレバー8を保持する第2の係止手段56を備えている。
本実施形態では、ストッパ退避手段54を切換アーム6に設けた凸部6eとガイドレバー8に設けた凹部8cとによって構成している。一対の検出アーム4,5の回転によって切換アーム6が回動すると、図33に示すように、凸部6eが凹部8cに嵌りながらガイドレバー8を約90度回転させる(図34)。切換アーム6の回動方向がいずれの方向であっても、凸部6eは凹部8cに嵌りながらガイドレバー8を回転させることができる。
また、本実施形態では、第1の係止手段55と第2の係止手段56とをリフトプレート10に設けた突片10bとガイドレバー8に設けた凸部8bとで兼用している。小径ディスク44bの演奏中には、図35(A)に示すように、突片10bは凸部8bの上側に入り込む。したがって、ガイドレバー8がストッパ部8aをディスク演奏空間58内から退避させる方向に回転できなくなる(第1の係止手段55としての機能)。また、大径ディスク44aの演奏中には、図35(B)に示すように、突片10bは凸部8bの下側に潜り込む。したがって、ガイドレバー8がストッパ部8aをディスク演奏空間58内に突出させる方向に回転できなくなる(第2の係止手段56としての機能)。
ディスク挿入口3に挿入したディスク44は搬送ローラ16によってチャッキング位置まで搬送される。このとき、ディスク44は一対の検出アーム4,5を付勢手段22の付勢力に抗して押し広げながら奥へと進む。同期して回転する一対の検出アーム4,5は左右対称に開き、ディスク44をディスク演奏空間58の中央へと案内する。
いま、挿入されたディスク44が大径ディスク44aであったとすると、ストッパ退避手段54がガイドレバー8を回転させてストッパ部8aをディスク演奏空間58から退避させる(図34の二点鎖線)。このため、大径ディスク44aはストッパ部8aに当たらずに奥まで進み、チャッキング位置まで搬送される。一方、挿入されたディスク44が小径ディスク44bであったとすると、ストッパ退避手段54はガイドレバー8を回転させないのでストッパ部8aがディスク演奏空間58内に突出したままである(図34の実線)。したがって、挿入された小径ディスク44bはストッパ部8aに当接するまで搬送される。ガイドレバー8は、小径ディスク44bがチャッキング位置まで搬送されると小径ディスク44bの周縁がストッパ部8aに当接する位置に設けられているので、ストッパ部8aに当接した小径ディスク44bはチャッキング位置に位置決めされることになる。
チャッキング位置に位置決めされた小径ディスク44bは、その後、ターンテーブル38とクランパ37により挟持(クランプ)されて演奏されることになるが、クランプによって小径ディスク44bはストッパ部8aから若干離れる。小径ディスク44bの演奏時には、突片10bと凸部8bとが第1の係止手段55として機能してガイドレバー8を保持しているので、振動等によりガイドレバー8が回転しストッパ部8aが小径ディスク44bディスク44に当たるのを防止する。一方、大径ディスク44aの演奏時には、突片10bと凸部8bとが第2の係止手段56として機能してガイドレバー8を保持しているので、振動等によりガイドレバー8が回転しストッパ部8aがディスク演奏空間58内に突出して大径ディスク44aに当たるのを防止する。即ち、演奏中のディスク44にストッパ部8aが当接するのを確実に防止することができる。
また、ディスク案内装置は、ガイドレバー8の回転位置のうち、ストッパ部8aをディスク演奏空間58内に突出させる第1の位置(図36(A)の位置)と、ストッパ部8aをディスク演奏空間58から退避させる第2の位置(図36(C)の位置)との間の中間位置(図36(B)の位置)でガイドレバー8を弾性変形させる節度手段45を備え、弾性変形により生じる復帰力でガイドレバー8を中間位置から第1の位置又は第2の位置に回転させている。本実施形態では、図36に示すように、ガイドレバー8に設けられた凸部8dとフレーム2に設けられた凸部2nによって節度手段45を構成している。ガイドレバー8の回転位置が中間位置になると、凸部8dが凸部2dに当たる。ガイドレバー8とフレーム2は樹脂製の部品であり、弾性変形可能である。したがって、ガイドレバー8の回転によって凸部8dが凸部2nに当たると、ガイドレバー8自身や凸部8d、凸部2nが弾性変形することで、ガイドレバー8の位置が距離D3(図36(B))だけ離れ、ガイドレバー8の回転を許容する。
即ち、ガイドレバー8を第1の位置から第2の位置へと又は第2の位置から第1の位置へと回転させるには、ガイドレバー8を弾性変形させて節度手段45を乗り越える必要がある。このため、振動等によりガイドレバー8が回転し位置が切り換わるのを防止することができる。また、たとえガイドレバー8の回転が中間位置で止まったとしても、ガイドレバー8自体の弾性力を利用して第1の位置又は第2の位置に回転させることができる。
このため、ガイドレバー8自体の弾性力を利用してガイドレバー8の回転に節度感(カチッと切り替わるようなクリック感)を持たすことができる。また、この節度感を利用して振動等によりガイドレバー8が回転してしまうのを防止することができる。さらに、節度感の発揮にガイドレバー8自体の弾性力を利用しているので、例えばスプリング等の付勢部材を別部品として使用する必要がなくなり、部品点数の増加を抑えることができ、製造コストの上昇を抑えることができる。
また、ガイドレバー8にはストッパ部8aがチャッキング位置の小径ディスク44bに対して左右対称に配置されるように2つ設けられており、ストッパ部8aには一方のストッパ部8aに小径ディスク44bが当接した場合に他方のストッパ部8aに向けて小径ディスク44bを案内するガイド面8eが設けられており、搬送ローラ16は中央から両端に向けて徐々に大径になっている。この様子を図37に示す。
搬送ローラ16は中央から両端に向けて徐々に大径になっているので、中央よりも右側の部分ではディスク44を斜め左前方に向けて搬送する力が発生し、中央よりも左側の部分ではディスク44を斜め右前方に向けて搬送する力が発生する。このため、ディスク挿入口3の中央から外れた位置(左右に偏った位置)にディスク44を挿入しても、ディスク44を中央に寄せながら搬送することができる。一方、ディスク挿入口3の中央にディスク44を挿入した場合には、左右に働く力が打ち消し合うことになるので、ディスク44を真っ直ぐ前方に搬送することができる。
また、ディスク挿入口3への小径ディスク44bの挿入位置が中央から大きく外れている場合には、小径ディスク44bをチャッキング位置に搬送するまでの間に中央に寄せきれないこともある。この場合には、小径ディスク44bは片方のストッパ部8aに当接する。ストッパ部8aには面ガイド面8eが設けられており、また、搬送ローラ16による搬送力は小径ディスク44bに対して斜め前方に作用しているので、片方のストッパ部8aに当接した小径ディスク44bはその当接点Pを中心に回転しながら中央に向けて移動する。
つまり、図37に示すように、小径ディスク44bの挿入位置が中央から外れている場合には、小径ディスク44bは搬送ローラ16によって搬送力F1,F2を受ける。これに対し、小径ディスク44bはガイドレバー8の2つのストッパ部8aのいずれか一方(図37の場合は右側のストッパ部8a)に進行を妨げられる。このとき、ストッパ部8aにはガイド面8eが設けられているので、ストッパ部8aに当接した小径ディスク44bは、その当接点Pを回動中心として回動しながらガイド面8eに沿って移動するか、又はガイド面8eに対して摺動しながらセンタリングされる。即ち、小径ディスク44bの中心とストッパ部8aへの当接点Pとの偏倚距離をXとすると、F=(F1+F2)Xの回転力で図37中矢印Aの方向に回動し、中央のチャッキング位置に向けてセンタリングされる。
このようなガイド面8eの形状は、例えば図38に示すように、演奏時の小径ディスク44bの外周縁に近接しうる状態で、外周半径に近似又は接線に近似するものとし、小径ディスク44bの進行方向を中央に向けるための当接点Pは、ガイド面8eの最も外側の位置又はその付近とすることが好ましい。
なお、ディスク44のセンタリングについては、ディスク44を寝た状態で挿入するタイプのディスクプレーヤ装置に限らず、ディスク44を立てた状態で挿入するタイプのディスクプレーヤ装置についても同様である。
また、ディスクプレーヤ装置はディスク搬送装置を有している。ディスク搬送装置は、小径ディスク44bのディスクエンド検知レバー7の回動支点となる第1の係合部2hと大径ディスク44a挿入時のディスクエンド検知レバー7の回動支点となる第2の係合部2iとを同一の固定部材に設けると共に、第1の係合部2hと第2の係合部2iとをガイド溝2pによって連続させて、ディスクエンド検知レバー7の回転軸7bを第1の係合部2hと第2の係合部2iとの間で移動可能とし、回転軸7bが第1の係合部2hに移動する方向にディスクエンド検知レバー7を付勢する付勢手段24と、大径ディスク44aの挿入によって移動されて付勢手段24の付勢力に抗してディスクエンド検知レバー7の回転軸7bを第1の係合部2hから外す切換アーム6とを備えている。切換アーム6が回転軸7bを第1の係合部2hから外した後には大径ディスク44aの搬送によってディスクエンド検知レバー7が動かされて回転軸7bが第2の係合部2iに移動するようにしている。なお、本実施形態では、第1の係合部2hと第2の係合部2iとを固定部材としてのフレーム2に設けている。
したがって、ディスク44を挿入していない状態では、ディスクエンド検知レバー7は付勢手段24に付勢されて回転軸7bが第1の係合部2hに係合する位置に移動している。この状態で小径ディスク44bがチャッキング位置又はその直前位置まで挿入されると、小径ディスク44bに押されてディスクエンド検知レバー7が第1の係合部2hを支点として回動する。
一方、大径ディスク44aが挿入された場合には、大径ディスク44aの挿入によって切換アーム6が移動し、ディスクエンド検知レバー7を動かして回転軸7bを第1の係合部2hから外す。さらに奥まで大径ディスク44aが搬送されると、大径ディスク44aによってディスクエンド検知レバー7が動かされて回転軸7bが第2の係合部2iに移動する。そして、大径ディスク44aがチャッキング位置又はその直前位置まで挿入されると、大径ディスク44aに押されてディスクエンド検知レバー7が第2の係合部2iを支点として回動する。
第1の係合部2hと第2の係合部2iとはフレーム2に設けられているので、それらの位置を高精度に位置だしすることができる。このため、ディスクエンド検知レバー7の回動支点の位置精度が向上し、ディスクエンド検知レバー7によって操作される部材の作動を安定化させることができる。即ち、ディスクエンド検知レバー7が操作するトリガープレート17の作動が安定し、モータ19の駆動力の伝達経路の切り換えタイミングを高精度に制御することができる。また、ディスクエンド検知レバー7の回転軸7bの移動を切換アーム6によって操作することができるので、部品点数が削減し、構造が簡単になる。この結果、部品コストを減少させることができ、組立生産性を向上させることができ、動作品質を向上させることができる。
このディスクプレーヤ装置では、搬送ローラ16に発生する静電気を以下のようにしてグランド側に逃がしている(図39)。搬送ローラ16の金属シャフト16aをサブシャーシ26の外側に突出させ、この突出部分にスプリングワイヤ57を点接触させている。スプリングワイヤ57は、金属製のワイヤで、両端にフック57a,57bが形成されている。また、基端の近傍部分は螺旋状に巻かれており、コイルスプリング57cとなっている。スプリングワイヤ57はサブシャーシ26の溝26bに沿って配置され、コイルスプリング57cの部分を若干伸ばした状態で、先端のフック57aをサブシャーシ26の凸部26cに引っ掛け、基端のフック57bをスイッチ基板12のグランド側へと通じる接点に設けられた孔に引っ掛けた状態で半田付けされている。これにより、搬送ローラ16がグランド側に導通される。コイルスプリング57cの部分によって発揮される弾性力によってスプリングワイヤ57を常に金属シャフト16aに接触させておくことができると共に、たとえスプリングワイヤ57がサブシャーシ26の溝26bから突出して金属シャフト16aの端面に乗り上げたとしても、スプリングワイヤ57を溝26b内に復帰させて金属シャフト16aの周面に接触させることができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
本発明に関するディスクプレーヤ装置の実施形態の一例を示す平面図である。 図1のディスクプレーヤ装置のフレームを外した様子を示す平面図である。 図1のディスクプレーヤ装置の正面図である。 ターンテーブルが上下移動する様子を示し、ターンテーブルが退避位置に移動している状態の側面図である。 ターンテーブルが上下移動する様子を示し、ターンテーブルが中間位置に移動している状態の側面図である。 ターンテーブルが上下移動する様子を示し、ターンテーブルが演奏位置に移動している状態の側面図である。 回動シャーシに再生ユニットを取り付ける様子を示す側面図である。 フレームの平面図である。 シャーシの平面図である。 カムプレートを示し、(A)はその平面図、(B)はその正面図、(C)はその側面図である。 回動シャーシを上下移動させる様子を示し、(A)はカムプレートが移動していない状態の正面図、(B)はカムプレートが移動した状態の正面図である。 嵌合凸部と嵌合凹部を示す正面図である。 アームローラを上下移動させる様子を示し、(A)はカムプレートが移動していない状態底面図、(B)はカムプレートが移動した状態の底面図である。 一対の検出アーム、切換アーム、ディスクエンド検知レバーの連結の様子を示す平面図である。 ディスクエンド検知レバー、トリガープレート、ピニオンギアの連結の様子を示す側面図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は大径ディスク検出時の様子を側方からみた説明図、(B)は大径ディスク検出時の様子を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図16(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図16(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図17(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図17(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図18(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図18(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図19(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図19(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図20(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図20(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図21(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図21(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図22(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図22(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図23(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図23(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 大径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図24(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図24(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 小径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は小径ディスク検出時の様子を側方からみた説明図、(B)は小径ディスク検出時の様子を上方からみた説明図である。 小径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図26(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図26(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 小径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図27(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図27(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 小径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図28(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図28(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 小径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図29(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図29(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 小径ディスク演奏時の作動を示し、(A)は図30(A)に続く状態を側方からみた説明図、(B)は図30(B)に続く状態を上方からみた説明図である。 ディスクをローディングする様子を示す概念図である。 ストッパ退避手段を示し、(A)はガイドレバーのストッパ部がディスク演奏空間内に突出している状態の側面図、(B)はガイドレバーの回転途中の状態の側面図、(C)はガイドレバーのストッパ部をディスク演奏空間から退避させた状態の側面図である。 ガイドレバーのストッパ部の作動を示する断面図である。 ガイドレバーの回転を防止する様子を示し、(A)は第1の係止手段を示す断面図、(B)は第2の係止手段を示す断面図である。 節度手段を示し、(A)は第1位置における断面図、(B)は中間位置における断面図、(C)は第2の位置における断面図である。 小径ディスクをセンタリングする様子示す概念図である。 ガイドレバーのストッパ部を示し、(A)は左側のストッパ部の断面図、(B)は右側のストッパ部の断面図である。 スプリングワイヤの取り付けを示す側面図である。 従来のディスク案内装置を示す平面図である。 回動シャーシを上下移動させる様子を示し、(A)は図11(A)に対応する状態の側面図、(B)は図11(B)に対応する状態の側面図である。
符号の説明
2h 第1の係合部
2i 第2の係合部
2p ガイド溝
3 ディスク挿入口
4 左側検出アーム
5 右側検出アーム
6 切換アーム
8 ガイドレバー
8a ストッパ部
13 カムプレート
14 アームローラ
14b シャッタ
15 ガイドベース
16 搬送ローラ
17 トリガープレート
18 アームカム
19 モータ(駆動源)
20,21 連係アーム
25 中間媒介歯車
37 クランパ
38 ターンテーブル
38a ターンテーブルの凸部
41 回動シャーシ(ディスク載置部)
41a 回動シャーシの凸部
42 第1のスイッチ
43 第2のスイッチ
44 ディスク
44a 大径ディスク
44b 小径ディスク
44c ディスクの中心孔
45 節度手段
46 切り込み
47 ばね部
48 嵌合凸部
49 嵌合凹部
50 傾斜面
51 歯車列
52 第1の付勢手段
53 第2の付勢手段
54 ストッパ退避手段
55 第1の係止手段
56 第2の係止手段
58 ディスク演奏空間

Claims (3)

  1. 挿入されたディスクをチャッキング位置に搬送する搬送ローラと、挿入されたディスクの周縁に当接し且つ前記ディスクの挿入によって開く方向に同期回転する一対の検出アームと、前記一対の検出アームを閉じる方向に付勢する付勢手段と、ディスク演奏空間内に突出するストッパ部を有するガイドレバーと、大径ディスクの搬送時には前記ガイドレバーを回転させて前記ストッパ部を前記ディスク演奏空間から退避させるストッパ退避手段と、前記ストッパ部を前記ディスク演奏空間内に突出させている状態に前記ガイドレバーを保持する第1の係止手段と、前記ストッパ部を前記ディスク演奏空間から退避させている状態に前記ガイドレバーを保持する第2の係止手段とを備えることを特徴とするディスク案内装置。
  2. 前記ガイドレバーの回転位置のうち、前記ストッパ部を前記ディスク演奏空間内に突出させる第1の位置と前記ストッパ部を前記ディスク演奏空間から退避させる第2の位置との間の中間位置で前記ガイドレバーを弾性変形させる節度手段を備え、前記弾性変形により生じる復帰力で前記ガイドレバーを前記中間位置から前記第1の位置又は前記第2の位置に回転させることを特徴とする請求項1記載のディスク案内装置。
  3. 前記ガイドレバーには前記ストッパ部が前記チャッキング位置の小径ディスクに対して左右対称に配置されるように2つ設けられており、前記ストッパ部には一方のストッパ部に前記小径ディスクが当接した場合に他方のストッパ部に向けて前記小径ディスクを案内するガイド面が設けられており、前記搬送ローラは中央から両端に向けて徐々に大径になっていることを特徴とする請求項1又は2記載のディスク案内装置。

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