JP2005302021A - 画像の画像区域に対応する運動ベクトルを求めるための方法および装置 - Google Patents

画像の画像区域に対応する運動ベクトルを求めるための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像の画像区域に対応する運動ベクトルを求める。
【解決手段】第一のブロックラスタ(R1)を使用して画像(Px)をいくつかの第一のメインブロック(Ax)に区分し、第一の評価法を実施して各々の第一のブロック(Ax;A1)に1つの運動ベクトル(Vax;Va1)を供すると共に、第一のブロックラスタ(R1)に対して位置のずらされたさらに別のブロックラスタ(R2)を使用して前記画像を少なくとも1回さらに別のいくつかのメインブロック(Bx)に区分し、さらに別の評価法を実施してさらに別の各々のメインブロック(Bx)に1つの運動ベクトル(Vbx)を供するステップと、少なくとも2つのラスタ(R1,R2)のメインブロックのオーバラップ区域によって形成された各々の下位ブロックに関して、それぞれの下位ブロック(AxBx)に対応するメインブロック(Ax,Bx)の運動ベクトル(Vax,Vbx)に応じて、運動ベクトル(Vaxbx)を生成するステップとから成る。
【選択図】図1

Description

本発明は1画像内のそれぞれ個々の画像区域に対応する運動ベクトルを算出するための方法および装置に関する。
画像処理において、系列画像中の1画像のそれぞれ個々の画像区域に、それぞれこの画像区域のポジションの、系列画像中の前の画像または次の画像における当該画像区域のポジションに対する変位を表す運動ベクトルを対応させることは公知に属する。
これによって得られる運動情報はたとえば、運動物体のポジションを中間画像に正確に、つまり運動を正しく表すことができるように、時間的に系列画像の画像間にある1つまたは複数の中間画像を生成するにあたって有用である。連続した複数の画像にわたって運動する1つの物体または画像区域に関するこうした運動情報はさらに、連続した画像の画像データの圧縮ファイリングにも使用することが可能である。
この種の運動ベクトルを生成するための複数の方法のうち、考えられ得る一つの方法は、たとえばH.ブルーム(Blume,H)の“中間画像の非線形誤差許容補間法(Nichtlineare feh−lertolerante Interpolation von Zwischenbildern)"、VDIアドバンスレポート(Fortschrittberichte)、1997、5.1.3章、p.57以下、に記載のいわゆるブロックマッチング法である。この方法において、系列画像の現在の画像はいくつかの同じ大きさのブロックに区分される。次いで、これらのブロックの各々に対して、その画像内容が前の画像または次の画像において現在の画像のそれぞれのブロックの内容と最も多く一致するブロックが探索される。かくて、現在の画像のこのブロックと、現在の画像のこのブロックと最も多く一致する前の画像または次の画像のブロックとの間の変位ベクトルが現在の画像のこのブロックに関する運動ベクトルを形成する。
この場合、いわゆるフルサーチ・アルゴリズムでは、個々の区域の運動ベクトルを求めるために、現在の画像の各々のブロックが前の画像または次の画像の各々のブロックと比較される。さらに、フルサーチ・アルゴリズムの場合に必要とされる非常な演算コストを低減させるため、ブロックの運動ベクトルを求める際に前の運動評価から得られた運動情報を考慮する予測評価法が知られている。
ブロック評価法による運動評価の品質は基本的にブロック解像度、つまり個々のブロックの大きさに依存している。この場合、個々のブロックが小さければ小さいほど、したがって個々のブロックの画像解像度が優れていればいるほど、それゆえ求められる画像あたり運動ベクトルが多ければ多いほど、品質はいっそう向上する。ただし、ブロックの大きさが小さくなるにつれて逆に演算コストも高まることになる。したがって最適なブロックサイズは4×8(行×ピクセル)以上である。これによって、画像処理に際して鮮明に認識することのできるブロック構造が生ずる。
運動ベクトルを求める際の解像度を向上させるため、米国特許第5,148,269号明細書から、画像を所定の一定数のメインブロックに区分し、これらのメインブロックの各々に1つの運動ベクトルを対応させるため、まず最初にブロック評価を実施することが知られている。次いで、各メインブロックの各々はいくつかの下位ブロックに区分され、これらにそれぞれ1つの運動ベクトルが対応させられる。この場合、下位ブロックの運動ベクトルを生成するために、それぞれのメインブロックの運動ベクトルと、このメインブロックに隣接するその他のメインブロックの運動ベクトルとが使用される。
米国特許第5,148,269号明細書 中間画像の非線形誤差許容補間法(H.ブルーム、VDIアドバンスレポート、1997、5.1.3章、p.57以下)
本発明の目的は、演算性能に係る妥当な超過コストで高度な解像度を供する運動ベクトル算出法を提供すると共にこの方法を実施するための装置を提供することである。
前記課題は請求項1に記載の方法と請求項14に記載の装置によって解決される。本発明の一連の好適な実施態様は従請求項の対象である。
1画像のそれぞれ個々の画像区域に対応する運動ベクトルを求めるための本方法は以下の方法ステップすなわち、
第一のブロックラスタを使用して画像をいくつかの第一のメインブロックに区分し、第一の評価法を実施して各々の第一のブロックに1つの運動ベクトルを供するステップと、
第一のブロックラスタに対して好ましくは水平および垂直方向に位置ずらされたさらに別のブロックラスタを使用して前記画像を少なくとも1回さらに別のいくつかのメインブロックに区分し、さらに別の評価法を実施してさらに別の各々のメインブロックに1つの運動ベクトルを供するステップと、
前記画像を、第一のラスタのメインブロックの1つと少なくとも1つのさらに別のラスタのメインブロックのそれぞれ1つとの間のオーバラップ区域によってそれぞれ形成されるいくつかの下位ブロックに区分するステップと、
それぞれの下位ブロックに対応する複数のメインブロックの運動ベクトルに応じて各々の下位ブロックに関して1つの運動ベクトルを生成するステップとから成る。
この場合、第一の評価法ならびにさらに別の評価法には、画像の個々の画像区域に関する運動ベクトルを求めるのに適した従来の任意のブロック評価法を使用することが可能である。その際、フルサーチ法に比較して演算コストが低いため、予測ブロック評価法を使用するのが好ましい。
本発明による方法の利点は、互いにずらされた2つのブロックラスタを使用してブロック評価法が実施される際にすでに方法の解像度を4倍に高めることができる点、つまり、方法の最後にそれぞれ1つの運動ベクトルが与えられるブロックの大きさはブロック評価法が実施されたメインブロックの大きさの四分の一であるという点にある。一般に、ベクトル場の解像度、したがって算出される画像あたり運動ベクトルの数は、各々のブロック評価法を実施するために画像をメインブロックに区分するのにそれぞれ別のラスタが使用される場合に、実施されるブロック評価法の回数に応じて指数関数的に増大するということができる。その一方で演算コストは実施されるブロック評価法の回数に応じて大体比例的に増加するだけである。
第一のラスタによって形成されるメインブロックの寸法と少なくとも1つのさらに別のラスタによって形成されるメインブロックの寸法とはそれぞれ互いに等しいのが好ましい。
少なくとも1つのさらに別のラスタは第一のラスタに対し、それぞれ同一寸法の下位ブロックが生ずるようにしてずらされているのが好ましい。これは、第一のラスタと第一のラスタに対してずらされた第二のラスタとを使用して連続的に2つのブロック評価法が実施される方法において、第二のラスタは第一のラスタに対し水平方向に1メインブロックの水平方向幅の半分だけずらされていると共に、同じく第二のラスタは第一のラスタに対し垂直方向に1メインブロックの垂直方向幅の半分だけずらされていることを意味している。
ベクトル場の解像度をさらに高めるため、画像を同じ大きさのメインブロックに区分するn個(n>2)のラスタが使用される場合には、個々のラスタは下位ブロックの水平方向および垂直方向の寸法幅がそれぞれメインブロックの水平方向および垂直方向の寸法幅の1/nとなるように選択される。
任意の下位ブロックの運動ベクトルは、当該下位ブロックがオーバラップ区域に相当している複数のメインブロックの運動ベクトルを使用して形成される。これはさまざまな方法で行なうことができるが、その際、下位ブロックに関する運動ベクトルとして、当該下位ブロックに対応する複数のメインブロックの運動ベクトルのいずれか1つが選択されるのが好ましい。
この場合、いずれか1つのメインブロックの運動ベクトルの選択には、評価法の実施過程で各々の運動ベクトルに対応させられる品質度を利用することができる。先述したように、現在の画像の画像区域の運動ベクトルを求めるためのブロック評価法に際し、現在の画像のこの画像区域は前または次の画像の画像区域と比較される。画像区域の比較には、比較さるべき画像区域の画素のたとえば画像情報値たとえば輝度値またはクロミナンス値が画素ごとに互いに比較され、それぞれ比較さるべき画像区域のそれぞれ同一のポジションにある個々の画素の画像情報値の差が形成される。その際、個々の運動ベクトルに関する品質度はこれらのすべての差の値の和またはこれらのすべての差の値の2乗の和として形成される。この場合、ベクトルの品質は、これらの和の値が小さければ小さいほど、それだけいっそう良好である。
この場合、下位ブロックの運動ベクトルとして、“より良好な"品質度を有したメインブロック運動ベクトルを使用することができる。
さらに、メインブロックの各々の運動ベクトルに下位ブロックの各々に関する品質度を対応させることも可能である。この品質度はすでにブロック評価法の過程で、個々の画素の画像情報値の値または値の2乗を個々の下位ブロックにつきブロックごとに合算することによって求めることができる。この場合、下位ブロックに関する運動ベクトルとして、それぞれの下位ブロックにつき最良の品質度を有するメインブロックの運動ベクトルが選択される。
さらに別な方法として、下位ブロックに関する運動ベクトルを統計的順序化フィルタによって、下位ブロックを覆う複数のメインブロックのベクトルから求めることも可能である。
さらに別の実施形態では、メインブロックの運動ベクトルに関する収束基準を適用して、これらの運動ベクトルのうちの1つが下位ブロックに対応させられる。運動ベクトルは、たとえば、隣接するメインブロックの運動ベクトルとそれとの相違が所定の差分ベクトル以下であれば、収束すると見なされる。
こうして、本発明による方法の1実施形態において、1つの下位ブロックに対応する少なくとも2つの運動ベクトルのうち、収束する方の運動ベクトルが選択される。複数の運動ベクトルが収束すると見なされる場合には、さらに別の選択基準として品質度を利用するかまたは前述した統計的順序化フィルタによるフィルタリングを利用することができる。
本発明による方法を実施するための装置は、
第一のブロックラスタを使用して画像をいくつかの第一のメインブロックに区分し、第一の評価法を実施して各々の第一のブロックに1つの運動ベクトルを供する手段と、
第一のブロックラスタに対して位置のずらされたさらに別のブロックラスタを使用して前記画像を少なくとも1回さらに別のいくつかのメインブロックに区分し、さらに別の評価法を実施してさらに別の各々のメインブロックに1つの運動ベクトルを供する手段と、
前記画像を、第一のメインブロックの1つと少なくとも1つのさらに別のラスタのメインブロックのそれぞれ1つとの間のオーバラップ区域によってそれぞれ形成されるいくつかの下位ブロックに区分する手段と、
それぞれの下位ブロックに対応する複数のメインブロックの運動ベクトルに応じて各々の下位ブロックに関して1つの運動ベクトルを生成する手段とから成る。
以下、図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
図1は詳細不図示の方法で時間的に連続したそれぞれ同じ構造のいくつかの画像から成る系列画像中の1画像Pxを概略的に示したものである。画像Pxはたとえば一連のテレビまたはビデオ系列画像中の1画像である。
運動評価を実施するため画像Pxは第一のラスタR1を使用して同じ大きさのいくつかのメインブロックAxに区分される。図1にはそのうちの1つのメインブロックが斜線を付して表されている。第一のラスタR1のこれらのメインブロックAxの各々には1つの運動ベクトルが対応させられている。この運動ベクトルは十分公知の方法で、それぞれのメインブロックAxによって表される画像内容の、系列画像中の前の画像または次の画像における同一の画像内容を有したメインブロックのポジションに対する変位を表している。第一のラスタR1の個々のメインブロックに対する運動ベクトルの対応付けには任意のブロック評価法、特にブルームの、前掲箇所に記載の類のブロック評価法を適用することが可能である。
本発明により、画像Pxは第一のラスタR1の位置に対してずらされた位置にある第二のラスタR2を使用してさらに別のメインブロックBxに区分される。図1にはそのうちの1つのメインブロックが斜線を付して表されている。第二のラスタR2のメインブロックBxの寸法は第一のラスタR1のメインブロックAxの寸法と同一であるのが好ましい。
第一のラスタR1のメインブロックAxと第二のラスタR2のメインブロックBxとがそれぞれオーバラップしている画像区域は画像Pxの下位ブロックを形成する。斜線を付して表した第一のラスタR1のメインブロックと同じく斜線を付して表した第二のラスタR2のメインブロックとのオーバラップによって形成されたこの種の下位ブロックは図1において符号AxBxで表してある。
これらの下位ブロックAxBxの各々には、それぞれの下位ブロックAxBxを形成するメインブロックAx、Bxの運動ベクトルVax、Vbxに依存した固有の運動ベクトルVaxbxが対応させられる。ラスタR1、R2が互いに位置ずれされて配置されていることにより、それぞれの下位ブロックAxBxは双方のラスタR1、R2のメインブロックAx、Bxよりも小さいため、各々の下位ブロックAxBxに前記の固有の運動ベクトルVaxbxが対応させられることにより高い解像度の運動評価が結果する。この場合、双方のラスタR1、R2は個々の下位ブロックがそれぞれ同じ大きさとなるように互いに位置ずれされているのが好ましい。これが意味するところは、双方のラスタR1、R2のメインブロックAx、Bxがそれぞれ同じ大きさであれば、双方のラスタR1、R2は画像の水平方向に1メインブロックの水平方向幅L1の半分だけ互いにずらされていると共に同じく垂直方向に1メインブロックの垂直方向幅L2の半分だけ互いにずらされているということである。
下位ブロックを形成するメインブロックAx、Bxの運動ベクトルVax、Vbxに基づく下位ブロックAxBxの運動ベクトルVaxbxの生成には各種の方式が存在するが、これらにつき以下、図2を参照して詳細に説明することとする。
図2は、互いにずらされた2つのブロックラスタR1、R2を使用してメインブロックに区分された1画像の一部を示したものである。ここで、符号A1は第一のラスタR1によって形成されたメインブロックを意味し、符号B1〜B4はそれぞれ第二のラスタR2によって形成されているメインブロックを意味しており、これらはそれぞれ第一のラスタR1のメインブロックA1と部分的にオーバラップしている。メインブロックA1は以下、第一のラスタR1の“第一のメインブロック"と称され、メインブロックB1〜B4は以下、第二のラスタR2の“第一から第四までのメインブロック"と称される。第一のラスタR1の第一のメインブロックA1には、ブロック評価法によって求められた第一の運動ベクトルVa1が対応させられている。同様にして、第二のラスタR2の第一から第四までのメインブロックB1〜B4にはブロック評価法によって求められた運動ベクトルVb1〜Vb4が対応させられている。
第一のラスタR1の第一のメインブロックA1は、それぞれ第一のメインブロックA1と第二のラスタR2の第一から第四までのメインブロックB1〜B4のいずれか1つとのオーバラップによって形成された下位ブロックA1B1、A1B2、A1B3、A1B4に細分されている。運動ベクトルの解像度を高めるために、これらの下位ブロックA1B1〜A1B4の各々には、それぞれの下位ブロックを形成する双方のメインブロックの運動ベクトルを使用して形成された固有の運動ベクトルVa1b1〜Va1b4が対応させられる。つまり、第一の下位ブロックA1B1の運動ベクトルVa1b1は第一のラスタR1の第一のメインブロックA1の運動ベクトルVa1と第二のラスタR2の第一のメインブロックB1の運動ベクトルVb1との関数であり、したがって以下が成立する:
Va1b1=f(Va1,Vb1) (1a)
同様に、その他の下位ブロックの運動ベクトルには以下が成立する:
Va1b2=f(Va1,Vb2) (1b)
Va1b3=f(Va1,Vb3) (1c)
Va1b4=f(Va1,Vb4) (1d)
本発明による方法の1実施形態において、下位ブロックの運動ベクトルの生成には、それぞれの下位ブロックを形成しているメインブロックの運動ベクトルのそれぞれ一方が選択される。したがって、以下が成立する:
Va1b1=Va1またはVb1 (2a)
Va1b2=Va1またはVb2 (2b)
Va1b3=Va1またはVb3 (2c)
Va1b4=Va1またはVb4 (2d)
メインブロックの運動ベクトルの一方の選択には、メインブロックの各々の運動ベクトルに1つの品質度を対応させ、下位ブロックの運動ベクトルとして、“より良好な"品質度を有する運動ベクトルを選択することが可能である。この種の品質度の生成を以下、第一のラスタR1の第一のメインブロックA1を基礎として説明する。
以下では、メインブロックA1はm×n個の画素を有し、A1(x,y)はメインブロックA1を形成している画素A1(1,1)からA1(m,n)までのうちの任意の1個の画素を表していると仮定する。A1−Valは以下、メインブロックA1を有した画像に時間的に前かまたは時間的に次の1画像中の第一のラスタR1のメインブロックを表しており、その際、前または次の画像中におけるこのメインブロックA1−Va1のポジションは現在の画像のメインブロックA1のポジションに比較して運動ベクトルVa1だけ変位している。この変位ベクトルVa1には、個々の画素A1(x,y)とA−Val(x,y)とが画素ごとに互いに比較されることによって1つの品質度Ga1が対応させられる。このため、これらの個々の画素の差が形成されて、それらの差の値または差の2乗が合算される。したがって以下が成立する:
Figure 2005302021
品質度Ga1を形成するため、差の値に代えて、画素の差の2乗が合算されてもよい。したがって以下が成立する:
Figure 2005302021
いずれの場合にも、品質値Ga1が小さければ小さいほど、したがって、メインブロックA1と運動ベクトルVa1だけ変位したメインブロックA1−Va1との画像内容間の差が僅かであればあるほど、運動ベクトルVa1の“品質"はいっそう良好であることとなる。
第一のラスタR1の第一のメインブロックA1に関する品質度Ga1の生成と同様にして、第二のラスタR2のメインブロックB1〜B4に関する品質度Gb1〜Gb2が算出される。その際、1つの下位ブロックを形成するメインブロックのうちから、下位ブロックの運動ベクトルとして、より良好な品質値を有したメインブロック運動ベクトルが選択される。
品質値Ga1、Gb1は通例すでにブロック評価中に、メインブロックに対応する運動ベクトルを求める過程で算出されることから、ブロック評価から直接に採用することができる。
別の1実施形態において、各々のメインブロック運動ベクトルには下位ブロックの各々に関する品質度が対応させられる。これは、図2に示した例に関して言えば、第一のメインブロックA1の運動ベクトルVa1に4つの品質値、つまり、第一の下位ブロックA1B1に関する品質値Ga1b1と、第二の下位ブロックA1B2に関する第二の品質値Ga1B2と、第三の下位ブロックA1B3に関する第三の品質値Ga1B3と、第四の下位ブロックA1B4に関する第四の品質値G1aB4とが対応させられることを意味している。下位ブロックA1B1〜A1B4はそれぞれi×j個の画素を有すると仮定する。次いで、下位ブロックA1B1〜A1B4に対応する個々の品質値Ga1B1〜Ga1B4は以下によって計算される:
Figure 2005302021
個々の画素差の値に代えて、式(4)と同様にして、個々の差の2乗もそれぞれの品質値の生成に使用することができることは言うまでもない。第一のラスタR1の第一のメインブロックの運動ベクトルVa1に関する品質値の生成と同様にして、第一の下位ブロックA1B1に関する第二のラスタR2の第一のメインブロックB1の運動ベクトルVb1の品質値を表す当該品質値Gb1A1が生成される。これら双方の品質値が互いに比較され、この第一の下位ブロックA1B1に関する運動ベクトルとして、“より良好な"品質値を有する方の運動ベクトルが使用される。この場合、式(5a)〜5(d)に応じたメインブロックに関する品質値の算出にあたり、その品質値が最小の絶対値を示す運動ベクトルが“より良好"であると見なされることとなる。
下位ブロックに対応するメインブロック運動ベクトルの選択に際し、品質値を使用するほかに、収束基準を適用することも可能である。この場合、メインブロックの運動ベクトルは、このメインブロック運動ベクトルと隣接したメインブロック運動ベクトルとの間の差分ベクトルの値が所定の限界値よりも小さい場合に、収束すると見なされる。こうした収束基準の適用を具体的に示すため、第一のラスタR1の第一のメインブロックA1の運動ベクトルVa1ならびに第一のメインブロックA1に隣接したメインブロックA2の運動ベクトルVa2を観察することとする。この場合、第一のメインブロックの運動ベクトルVa1は、
|Va1−Va2|<Δmax (6)
が成立する場合に、収束すると見なされる。ここで|・|は差分ベクトルVa1−Va2の値を表している。
任意のメインブロックの運動ベクトルの収束の判定には2つの隣接したメインブロックを観察するのが好ましい。この場合、第一のラスタR1のメインブロックについては好ましくはそれぞれ処理方向に応じ、先に水平方向において隣接するメインブロックと先に垂直方向においてすでに処理された上方のメインブロックとが観察されることから、運動ベクトルVa1は、以下の条件つまり
|Va1−Va2|<Δmax (7a)
|Va1−Va3|<Δmax (7b)
が満たされている場合に、収束すると見なされることとなる。ここでVa3はメインブロックA1の上方にあるメインブロックA3の運動ベクトルを表している。
第二のラスタR2の任意のメインブロックの運動ベクトルの収束の判定には、それぞれの当該メインブロックの右横側にあるメインブロックと当該メインブロックの下側にあるメインブロックを観察するのが好ましい。したがって、たとえば第二のラスタR2の第一のメインブロックB1の運動ベクトルVb1は、
|Vb1−Vb2|<Δmax (8a)
|Vb1−Vb3|<Δmax (8b)
が成立する場合に、収束すると見なされる。
1つの下位ブロックに対応する2つのメインブロック運動ベクトルのうち一方のみが収束する場合には、収束する方のメインブロック運動ベクトルが当該下位ブロックに関する運動ベクトルとして選択される。双方のメインブロック運動ベクトルがいずれも収束する場合には、さらにもう一つの選択基準、たとえば前述した品質度が適用されて、双方のメインブロック運動ベクトルのうちの一方が選択される。
本発明による方法は、それぞれ画像のメインブロックを定義する互いに空間的にずらされた2つのラスタの使用のみに制限されるものでないことは言うまでもない。
図3は、互いに空間的にずらされた3つのラスタR1,R2,R3を使用してメインブロックに区分された画像の一部を示したものである。この場合、A1は第一のラスタR1のメインブロックを、B1は第二のラスタR2のメインブロックを、C1は第三のラスタR3のメインブロックをそれぞれ表している。これら3つのメインブロックA1,B1,C1は1つの下位ブロックA1B1C1を形成する1つの箇所で互いにオーバラップしており、この下位ブロックには本発明により3つのメインブロックの運動ベクトルVa1,Vb1,Vc1に応じて1つの運動ベクトルが対応させられる。
この場合、本発明による方法により、同じ大きさの下位ブロックが生ずるようにして互いにずらして配置された、互いに空間的にずらされたn個のラスタが使用される場合には、単に1つのラスタが使用されるだけの場合のベクトル場の解像度に比較して2n倍のベクトル場の解像度の向上が達成されることとなる。他方、個々の下位ブロックに関する運動ベクトルの算出コストは、大半の演算コストがメインブロックの運動ベクトルの算出に当てられることから、基本的にn倍だけ高まるにすぎない。これらのメインブロックの運動ベクトルの算出後、当該下位ブロックに関する運動ベクトルとして下位ブロックに対応させられるメインブロック運動ベクトルの選択に要される残りの演算コストは比較的僅かである。メインブロックの運動ベクトルを求めるための運動評価は並行してかまたは連続的に行なうことが可能である。
下位ブロックA1B1C1を形成するメインブロックA1、B1、C1の運動ベクトルVa1、Vb1、Vc1を基礎とした当該下位ブロックA1B1C1の運動ベクトルVa1b1c1の生成には、以上に説明した一連の方法のほかに、いわゆる統計的順序化フィルタによるフィルタリングを使用することが可能である。この種の統計的順序化フィルタの一例はメディアンフィルタである。生成さるべき下位ブロックの運動ベクトルVa1b1c1とメインブロックA1、B1、C1の運動ベクトルVa1、Vb1、Vc1とはそれぞれ水平成分と垂直成分とを含んでおり、これらは以下、ベクトルのx成分およびy成分と称される。
下位ベクトルの生成法において、メインブロック運動ベクトルVa1、Vb1、Vc1は成分ごとに統計的順序化フィルタによるフィルタリングに付され、フィルタ結果が下位ブロックのそれぞれの成分に対応させられる。メディアンフィルタを使用する場合には以下が成立する:
Va1b1c1x=メディアン(Va1x,Vb1x,Vc1x) (9a)
Va1b1c1y=メディアン(Va1y,Vb1y,Vc1y) (9a)
ここで.xと.yとはそれぞれのベクトルのx成分およびy成分を表している。
この方法において、フィルタリングの結果に応じ、下位ブロック運動ベクトルVa1b1c1=(Va1b1c1x,Va1b1c1y)は異なったメインブロック運動ベクトルの成分から合成される。
さらに別の方法において、メインブロック運動ベクトルVa1、Vb1、Vc1のベクトル値がメディアンフィルタリングに付され、フィルタリングの結果として出力される値のメインブロック運動ベクトルが下位ブロック運動ベクトルとして選択される。
図3は下位ブロックの運動ベクトルVaxbxを算出する装置を概略的に示したものであり、この装置において、メインブロックの運動ベクトルを生成するための運動評価は並行して行なわれる。装置は1系列画像の連続した画像を表す画像信号S1を供給する入力装置を含んでいる。装置は第一のラスタR1を使用して第一のメインブロック運動ベクトルAxを供する第一の運動評価装置1を含んでいる。さらに装置は第二のラスタR2を使用して1画像のメインブロックに関する一群の第二のメインブロック運動ベクトルを供する第二の運動評価装置2を含んでいる。これらのメインブロック運動ベクトルVax、Vbxは、それぞれの下位ブロックを形成するメインブロックの運動ベクトルから下位ブロックに関するそれぞれ1つの運動ベクトルVaxbxを選択する選択装置3に供給される。選択基準としては装置3により、運動評価装置1、2から装置3に供給されるメインブロック運動ベクトルのたとえば品質度および/または収束基準が利用される。
互いに位置のずらされた2つのラスタを使用してメインブロックに区分された1画像を概略的に示す図である。 図1に示した画像の一部を拡大して示す図である。 3つのブロックラスタを使用してメインブロックに区分された1画像の一部を示す図である。 本発明による運動ベクトル算出法を実施するための装置を示す図である。
符号の説明
A1,B1,C1 メインブロック
A1B1−A1B4 下位ブロック
A1B1C1 下位ブロック
Ax,Bx メインブロック
AxBx 下位ブロック
Px 系列画像の1画像
R1,R2,R3 ラスタ
Vax,Vbx メインブロックの運動ベクトル
Vaxbx 下位ブロックの運動ベクトル
1,2 ブロックの運動評価装置
3 メインブロック運動ベクトルから下位ブロック運動ベクトルを算出するための装置

Claims (14)

  1. 1画像の個々の画像区域(AxBx)に対応する運動ベクトル(Vaxbx)を求めるための方法であって、
    第一のブロックラスタ(R1)を使用して画像(Px)をいくつかの第一のメインブロック(Ax;A1)に区分し、第一の評価法を実施して各々の第一のブロック(Ax;A1)に1つの運動ベクトル(Vax;Va1)を供するステップと、
    第一のブロックラスタ(R1)に対して位置ずれされたさらに別のブロックラスタ(R2)を使用して前記画像を少なくとも1回さらに別のいくつかのメインブロック(Bx;B1〜B4)に区分し、さらに別の評価法を実施してさらに別の各々のメインブロック(Bx;B1〜B4)に1つの運動ベクトル(Vbx;Vb1〜Vb4)を供するステップと、
    前記画像を、第一のメインブロックの1つ(Ax;A1)と少なくとも1つのさらに別のラスタ(R2)のメインブロックのそれぞれ1つ(B1〜B4)との間のオーバラップ区域によってそれぞれ形成されるいくつかの下位ブロック(AxBx;A1B1〜A1B4)に区分するステップと、
    それぞれの下位ブロック(AxBx;A1B1〜A1B4)に対応する複数のメインブロック(Ax,Bx;A1,B1〜B4)の運動ベクトル(Vax,Vbx;Va1,Vb1〜Vb4)に応じて、各々の下位ブロック(AxBx;A1B1〜A1B4)に関して1つの運動ベクトル(Vaxbx;Va1b1〜Va1b4)を生成するステップとかを含む方法。
  2. メインブロック(Ax,Bx;A1,B1〜B4)の寸法はそれぞれ等しい、請求項1に記載の方法。
  3. 前記画像は1回さらに別のいくつかのメインブロックに区分され、その際、さらに別のラスタ(R2)は第一のラスタ(R1)に対して画像の水平方向において1メインブロック(Ax,Bx)の水平方向寸法幅(L1)の半分だけずらされ、画像の垂直方向において1メインブロック(Ax,Bx)の垂直方向寸法幅(L2)の半分だけずらされている、請求項2に記載の方法。
  4. 下位ブロック(AxBx;A1B1〜A1B4)の運動ベクトル(Vaxbx;Va1b1〜Va1b4)を求めるために、下位ブロック(AxBx;A1B1〜A1B4)に対応する複数のメインブロック(Ax,Bx;A1,B1〜B4)のうちのいずれか1つのメインブロックの運動ベクトルが選択される、上記請求項いずれか一項に記載の方法。
  5. 前記評価法に際して、それぞれ任意のメインブロック(A1)の各々の運動ベクトル(Va1)に関する品質度(Ga1)が求められ、下位ブロック(A1B1〜A1B4)の運動ベクトルを求めるにあたり複数のメインブロック(A1,B1〜B4)のうちのいずれか1つのメインブロックの運動ベクトルが品質度(Ga1)に応じて選択される、請求項4に記載の方法。
  6. 任意のメインブロック(A1)の各々の運動ベクトル(Va1)につき、各々の下位ブロック(B1〜B4)に関する品質度(Ga1B1,Ga1B2,Ga1B3,Ga1B4)が求められ、その際、下位ブロック(B1〜B4)の運動ベクトル(Va1b1〜Va1b4)を求めるにあたり複数のメインブロック(A1,B1〜B4)のうちのいずれか1つのメインブロックの運動ベクトルがそれぞれの品質度(Ga1B1,Ga1B2,Ga1B3,Ga1B4)に応じて選択される、請求項5に記載の方法。
  7. メインブロック(A1,B1〜B4)の各々の運動ベクトル(Va1,Vb1〜Vb4)につき少なくとも1つの収束基準が求められ、下位ブロック(A1B1〜A1B4)の運動ベクトル(Va1b1〜Va1b4)を求めるにあたり複数のメインブロック(A1,B1〜B4)のうちのいずれか1つのメインブロックの運動ベクトルが前記の少なくとも1つの収束基準に応じて選択される、請求項4に記載の方法。
  8. 前記の少なくとも1つの収束基準は、任意のメインブロック(A1)のそれぞれの運動ベクトル(Va1)をメインブロック(A1)に隣接した同一ラスタ内のメインブロック(A2,A3)の少なくとも1つの運動ベクトル(Va2,Va3)と比較することによって求められる、請求項6に記載の方法。
  9. 第一のラスタ(R1)の任意のメインブロック(A1)に関する前記の少なくとも1つの収束基準は、メインブロック(A1)に対応する運動ベクトル(Va1)をメインブロック(A1)の左側の隣接メインブロック(A2)とメインブロック(A1)の上方の隣接メインブロック(A3)とに対応する運動ベクトル(Va2,Va3)と比較することによって求められ、第二のラスタ(R2)の任意のメインブロック(B1)に関する前記の少なくとも1つの収束基準は、メインブロック(B1)に対応する運動ベクトル(Vb1)をメインブロック(B1)の右側の隣接メインブロック(B3)とメインブロックの下方の隣接メインブロックとに対応する運動ベクトル(Vb2,Vb3)と比較することによって求められる、請求項7に記載の方法。
  10. 下位ブロック(A1B1C1)の運動ベクトル(Va1b1c1)のベクトル成分は下位ブロック(AxBx;A1B1〜A1B4)に対応するメインブロック(A1,B1,C1)の当該ベクトル成分からフィルタリングを適用して選択される、請求項1に記載の方法。
  11. 前記のフィルタリングは統計的順序化フィルタ、特にメディアンフィルタによるフィルタリングである、請求項10に記載の方法。
  12. 下位ブロック(A1B1C1)に対応する複数のメインブロックの運動ベクトル(Va1,Vb1,Vc1)のベクトル値が形成され、
    前記のベクトル値はフィルタリングに付され、フィルタ結果として前記のベクトル値のうちのいずれか1つが供され、
    フィルタ結果としてのベクトル値が供されたメインブロックの運動ベクトルが下位ブロックの運動ベクトルとして選択される、請求項4に記載の方法。
  13. 前記のフィルタリングは統計的順序化フィルタ、特にメディアンフィルタによるフィルタリングである、請求項12に記載の方法。
  14. 1画像の個々の画像区域に対応する運動ベクトルを求めるための装置であって、
    第一のブロックラスタ(R1)を使用して画像(Px)をいくつかの第一のメインブロック(Ax)に区分し、第一の評価法を実施して各々の第一のブロック(Ax)に1つの運動ベクトル(Vax)を供する手段(1)と、
    第一のブロックラスタ(R1)に対して位置のずらされたさらに別のブロックラスタ(R2)を使用して画像(Px)を少なくとも1回さらに別のいくつかのメインブロック(Bx)に区分し、さらに別の評価法を実施してさらに別の各々のメインブロック(Bx)に1つの運動ベクトル(Vbx)を供する手段(2)と、
    前記画像を、第一のメインブロックの1つと少なくとも1つのさらに別のラスタのメインブロックのそれぞれ1つとの間のオーバラップ区域によってそれぞれ形成されるいくつかの下位ブロック(AxBx)に区分する手段と、
    それぞれの下位ブロック(AxBx)に対応する複数のメインブロック(Ax,Bx)の運動ベクトル(Vax,Vbx)に応じて、各々の下位ブロック(AxBx)に関して1つの運動ベクトル(Vaxbx)を生成する手段とを含む装置。
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