JP2005301997A - 駆動電圧制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 消費電力を低減しつつ駆動電圧の電圧値を迅速に上昇/下降する。
【解決手段】 駆動電圧制御装置1は、タイミング制御部11と、VCOM電圧生成部12と、オペアンプ13H,13Lと、平滑容量C14H,C14Lと、スイッチSW1と、出力端子15とを備える。タイミング制御部11は、制御信号S1,S2を用いてスイッチSW1,SW2のオン/オフを制御し、制御信号S3,S4を用いてオペアンプ13H,13Lの駆動能力を制御する。タイミング制御部11は、オペアンプ13Hの出力(駆動電圧VCOMH)を出力端子15に供給する場合、スイッチSW1をオンにしスイッチSW2をオフにする。このとき、タイミング制御部11は、オペアンプ13Hの駆動能力を高める。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示パネル等の負荷を交流化駆動するための駆動電圧を制御する装置に関し、さらに詳しくは、駆動電圧の電圧値を迅速に上昇/下降することができる装置に関する。
携帯機器(例えば、携帯電話等)の液晶表示パネルを交流化駆動(例えば、ライン対向反転駆動)するために、従来の液晶駆動装置は、液晶表示パネルの対向電極に供給される駆動電圧を制御する駆動電圧制御装置を備えている。この駆動電圧制御装置は、所定のタイミングに応じて、駆動電圧の極性を反転する。
従来の駆動電圧制御装置9の全体構成を図16に示す。この装置9は、タイミング制御部91と、VCOM電圧生成部92と、VCOMH用オペアンプ93Hと、VCOML用オペアンプ93Lと、平滑容量C94H,C94Lと、スイッチSW1,SW2と、出力端子95とを備える。この装置9は、液晶表示パネルの対向電極(図示せず)に対して駆動電圧VCOMH,VCOMLと交互に出力する。
タイミング制御部91は、制御信号Sa,Sbを出力する。制御信号Saは、VCOM電圧生成部92が生成すべき駆動電圧VCOMHの電圧値を示す。制御信号Sbは、VCOM電圧生成部92が生成すべき駆動電圧VCOMLの電圧値を示す。また、タイミング制御部91は、タイミング信号TIMINGを受け、制御信号S1,S2を出力する。タイミング信号TIMINGは、制御信号S1,S2の電圧レベルを「Hレベル」から「Lレベル」に切り替える(または、制御信号S1,S2の電圧レベルを「Lレベル」から「Hレベル」に切り替える)タイミングを示す。
VCOM電圧生成部92の構成は、タイミング制御部91から出力された制御信号Sa,Sbに応じて、駆動電圧VCOMH,VCOMLを生成する。また、VCOM電圧生成部92は、例えば、RDAC(Resistance Digital Analog Converter)であり、図2のように構成される。
スイッチSW1は、ノードN94Hと出力端子95との間に接続される。スイッチSW2は、ノードN94Lと出力端子95との間に接続される。スイッチSW1,SW2の各々は、タイミング制御部91からの制御信号S1,S2が「Hレベル」であるときにはオンになり、タイミング制御部91からの制御信号S1,S2が「Lレベル」であるときにはオフになる。
なお、図16では、液晶表示パネルの負荷容量としてパネル負荷C(LC)を図示している。
<VCOMH用オペアンプ93Hの内部構成>
図16に示したVCOMH用オペアンプ93Hの内部構成を図17に示す。VCOMH用オペアンプ93Hは、入力トランジスタTA1−H〜TA5−Hと、出力トランジスタTB1−H,TB2−Hと、位相補償容量CB−Hとを含む。入力トランジスタTA1−H〜TA5−Hは、VCOMH用オペアンプ93Hの差動ステージ93AHを構成する。出力トランジスタTB1−H,TB2−H,および位相補償容量CB−Hは、VCOMH用オペアンプ93Hの出力ステージ93BHを構成する。
<VCOML用オペアンプ93Lの内部構成>
図16に示したVCOML用オペアンプ93Lの内部構成を図18に示す。VCOML用オペアンプ93Lは、入力トランジスタTA1−L〜TA5−Lと、出力トランジスタTB1−L,TB2−Lと、位相補償容量CB−Lとを含む。入力トランジスタTA1−L〜TA5−Lは、VCOML用オペアンプ93Lの差動ステージ93ALを構成する。出力トランジスタTB1−L,TB2−L,および位相補償容量CB−Lは、VCOML用オペアンプ93Lの出力ステージ93BLを構成する。
<動作>
次に、図16に示した駆動電圧制御装置9による動作について図19を参照しつつ説明する。なお、ここでは、駆動電圧VCOMHの電圧値は「+3V」とし、駆動電圧VCOMLの電圧値は「−3V」とする。
時刻t0〜t1では、タイミング制御部91は、制御信号S1を「Lレベル」にしており制御信号S2を「Hレベル」にしているものとする。また、出力端子95における電圧V95は「−3V」であるものとする。
時刻t1になると、タイミング制御部91は、タイミング信号TIMINGに応じて、制御信号S1を「Hレベル」にし制御信号S2を「Lレベル」にする。これにより、スイッチSW1がオンになり、出力端子95はVCOMH用オペアンプ93Hに接続される。このとき、出力端子95の電位(パネル負荷C(LC)の電位)V95は「−3V」であるので、出力端子95の電位V95が「+3V」になるまで(立ち上がり時間tpHが経過するまでの間)VCOMH用オペアンプ93Hから出力端子95(パネル負荷C(LC))へ電流が流れ込む。
時刻t3において、タイミング制御部91は、外部からのタイミング信号TIMINGに応じて、制御信号S1を「Lレベル」にし制御信号S2を「Hレベル」にする。これにより、スイッチSW2がオンになり、出力端子95はVCOML用オペアンプ93Lに接続される。このとき、出力端子95の電位V95は「+3V」であるので、出力端子95の電位V95が「−3V」になるまで(立ち下がり時間tpLが経過するまでの間)出力端子95からVCOML用オペアンプ93Lへ電流が流れ出る。
時刻t4〜t9では、時刻t0〜t4における動作と同様の動作が行われる。
このように、駆動電圧の極性を反転するときには、パネル負荷C(LC)を充放電する必要があるので、出力端子95の電位V95は、ゆっくりと時間をかけながら上昇(または下降)する。
また、近年、液晶表示パネルの高精細化が進んでおり、パネル負荷C(LC)の容量値は大きくなりつつある。また、携帯電話の動画対応の需要も高まってきており、迅速にパネル負荷C(LC)を充放電する必要がある。このように、大きな容量値を有するパネル負荷C(LC)に対して迅速に充放電を行うためには(立ち上がり時間tpH,立ち下がり時間tpLを短縮するためには)、駆動電圧制御装置に含まれるオペアンプに高電圧を印加する必要がある。そこで、図16に示したVCOMH用オペアンプ93H,VCOML用オペアンプ93Lは、高電圧の印加にも耐えることができるように高耐圧トランジスタによって構成されている。
一方、オペアンプのバイアス電流を制御することによって消費電力の低減を図り、かつ、回路の面積を削減することでコストの増加を抑えた駆動電圧制御装置が提案されている(例えば、特開2003−216256号公報参照)。
特開2003−216256号公報
しかしながら、このような高耐圧トランジスタによって構成されたオペアンプ93H,93Lは、回路面積が大きくなり消費電力も非常に大きくなってしまう。これにより、例えば、図16に示した駆動電圧制御装置9を搭載した液晶ドライバによって携帯電話などの携帯機器の液晶パネルを駆動する場合、この液晶ドライバによる電力消費が非常に大きくなるので、1回の充電によってこの携帯機器を使用できる時間が極端に短くなってしまう。
この発明の1つの局面に従うと、駆動電圧制御装置は、第1の差動増幅回路と、第2の差動増幅回路と、制御部と、出力部とを備える。第1の差動増幅回路は、第1の入力電圧を受けて、第1の出力電圧を出力する。第2の差動増幅回路は、第2の入力電圧を受けて、第2の出力電圧を出力する。制御部は、第1および第2のモードのうちいずれか一方を選択する。出力部は、制御部によって第1のモードが選択されると第1の差動増幅回路によって出力された第1の出力電圧を出力ノードに供給する。また、出力部は、制御部によって第2のモードが選択されると第2の差動増幅回路によって出力された第2の出力電圧を出力ノードに供給する。また、制御部は、第1のモードを選択しているときに、第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、第1の出力電圧が供給されるとき(第1のモードであるとき)には、第1の差動増幅回路の駆動能力が高められる(第1の差動増幅回路から出力される電流(または第1の差動増幅回路に入力される電流)の電流量が増加する)。これにより、出力ノードを迅速に充放電することができる。一方、第2の出力電圧が供給されるとき(第1のモードではないとき)には、第1の差動増幅回路の駆動能力は高まらない。これにより、出力ノードの充放電が必要でないときには過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
好ましくは、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間は、上記制御部が上記第1のモードを選択し続ける期間よりも短い。
上記駆動電圧制御装置では、消費電力をさらに低減することができる。また、出力ノードにおける電圧の電圧値が第1の出力電圧の電圧値に達するまでの期間よりも第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間の方が短くても、従来よりも出力ノードを迅速に充放電することができる。
好ましくは、上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記出力ノードにおける電圧の電圧値に応じて、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、出力ノードにおける電圧の電圧値を参照することによって、出力ノードにおける電圧が所望の電圧値に達しているか否かを判断することができる。例えば、制御部は、出力ノードにおける電圧が第1の出力電圧の電圧値に達しているか否かを判断することができる。これにより、第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間を短縮することができるので、消費電力をさらに低減することができる。
好ましくは、上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記出力ノードにおける電圧が第1の電圧値に達するまでの間、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、消費電力をさらに低減することができる。第1の電圧値の絶対値が第1の出力電圧の電圧値の絶対値よりも小さくても、従来よりも出力ノードを迅速に充放電することができる。
好ましくは、上記制御部は、モード選択部と、比較部と、能力調整部とを含む。モード選択部は、上記第1および第2のモードのうちいずれか一方を選択する。比較部は、上記出力ノードにおける電圧と上記第1の電圧値を有する第1の比較電圧とを比較する。能力調整部は、モード選択部が選択するモードと比較部による比較結果とに応じて、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、能力調整部は、モード選択部によって選択されたモードを参照して、第1および第2の出力電圧のうちどちらが出力部から供給されているのかを判断することができる。また、能力調整部は、比較部による比較結果を参照して、出力ノードにおける電圧が第1の電圧値に達しているか否かを判断することができる。これにより、第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間を短縮することができるので、消費電力をさらに低減することができる。
好ましくは、上記第1の出力電圧の電圧値は、上記第2の出力電圧の電圧値よりも高い。上記能力調整部は、上記モード選択部によって上記第1のモードが選択され、かつ、上記比較部によって上記出力ノードにおける電圧が上記第1の比較電圧よりも低いと判断されると、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、第1の出力電圧の電圧値は第2の出力電圧の電圧値よりも高い。例えば、第2のモードから第1のモードに切り替えた場合、出力ノードは第1の出力電圧によって充電されるので、出力ノードにおける電圧が上昇する。能力調整部は、出力ノードにおける電圧が第1の電圧値(例えば、第1の出力電圧の電圧値)に達するまで第1の差動増幅回路の駆動能力を高め、出力ノードにおける電圧が第1の電圧値よりも大きくなると第1の差動増幅回路の駆動能力を元に戻す。これにより、第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間を短縮することができるので、消費電力をさらに低減することができる。
好ましくは、上記第1の出力電圧の電圧値は上記第2の出力電圧の電圧値よりも低い。上記能力調整部は、上記モード選択部によって上記第1のモードが選択され、かつ、上記比較部によって上記出力ノードにおける電圧が上記第1の比較電圧よりも高いと判断されると、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、第1の出力電圧の電圧値は第2の出力電圧の電圧値よりも低い。例えば、第2のモードから第1のモードに切り替えた場合、出力ノードは第1の出力電圧によって放電されるので、出力ノードにおける電圧が下降する。能力調整部は、出力ノードにおける電圧が第1の電圧値(例えば、第1の出力電圧の電圧値)に達するまで第1の差動増幅回路の駆動能力を高め、出力ノードにおける電圧が第1の電圧値よりも小さくなると第1の差動増幅回路の駆動能力を元に戻す。これにより、第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間を短縮することができるので、消費電力をさらに低減することができる。
好ましくは、上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。また、制御部は、上記第2のモードを選択しているときに、第2の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、一方の差動増幅回路(出力部への出力電圧の供給が必要とされている差動増幅回路)の駆動能力が高められ、他方の差動増幅回路(出力部への出力電圧の供給が必要とされていない差動増幅回路)の駆動能力は高められない。これにより、出力ノードを迅速に充放電することができ、かつ、消費電力を低減することができる。
好ましくは、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間は、上記制御部が上記第1のモードを選択し続ける期間よりも短い。上記第2の差動増幅回路の駆動能力を高める期間は、上記制御部が上記第2のモードを選択し続ける期間よりも短い。
好ましくは、上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記出力ノードにおける電圧の電圧値が第1の電圧値に達するまでの間、上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。また、制御部は、上記第2のモードを選択しているときに、上記出力ノードにおける電圧の電圧値が第2の電圧値に達するまでの間、上記第2の差動増幅回路の駆動能力を高める。
好ましくは、上記制御部は、モード選択部と、電圧選択部と、比較部と、能力調整部とを含む。モード選択部は、上記第1および第2のモードのうちいずれか一方を選択する。
電圧選択部は、モード選択部によって選択されたモードに応じて、上記第1の電圧値を有する第1の比較電圧と上記第2の電圧値を有する第2の比較電圧とのうちいずれか一方を選択する。比較部は、上記出力ノードにおける電圧と電圧選択部によって選択された電圧とを比較する。能力調整部は、モード選択部が選択するモードと比較部による比較結果とに応じて、上記第1または第2の差動増幅回路の駆動能力を高める。
上記駆動電圧制御装置では、比較部は、出力ノードにおける電圧の電圧値が各モードに適した電圧値に達しているか否かを判断することができる。
好ましくは、上記第1の出力電圧の電圧値は、上記第2の出力電圧の電圧値よりも高い。上記電圧選択部は、上記モード選択部によって上記第1のモードが選択されると、上記第1の比較電圧を選択する。また、上記電圧選択部は、上記モード選択部によって上記第2のモードが選択されると、上記第2の比較電圧を選択する。上記能力調整部は、上記モード選択部によって上記第1のモードが選択され、かつ、上記比較部によって上記出力ノードにおける電圧が上記電圧選択部によって選択された電圧よりも低いと判断されると上記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める。また、上記能力調整部は、上記モード選択部によって上記第2のモードが選択され、かつ、上記比較部によって上記出力ノードにおける電圧が上記電圧選択部によって選択された電圧よりも高いと判断されると上記第2の差動増幅回路の駆動能力を高める。
好ましくは、上記第1の差動増幅回路は、第1の差動ステージと、第1および第2の出力トランジスタと、第1の調整トランジスタとを含む。第1および第2の出力トランジスタは、第1の基準電圧を受ける第1の基準ノードと第2の基準電圧を受ける第2の基準ノードとの間に直列に接続される。第1の出力トランジスタは、第1の基準ノードと第2の出力トランジスタとの間に接続され、第1の差動ステージの出力をゲートに受ける。第2の出力トランジスタは、第1の出力トランジスタと第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。第1の差動ステージは、第1の出力トランジスタと第2の出力トランジスタとの第1の相互接続ノードにおける電圧と上記第1の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力する。上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、第1の調整トランジスタの接続状態を第1の接続状態にする。第1の調整トランジスタは、第1の接続状態では、第1の基準ノードと第1の相互接続ノードとの間に接続され、第1の差動ステージの出力をゲートに受ける。
上記駆動電圧制御装置では、第1の相互接続ノードに発生する電圧が第1の出力電圧として出力される。第1のモードであるときには、第1の出力トランジスタと第1の相互接続ノードとの間だけでなく第1の調整トランジスタと第1の相互接続ノードとの間にも電流が流れる。よって、第1の基準ノードと第1の相互接続ノードとの間を流れる電流が増加する。これにより、出力ノードを迅速に充放電することができる。一方、第1のモードではないときには、第1の調整トランジスタと第1の相互接続ノードとの間には電流が流れない。これにより、出力ノードの充放電が必要でないときには過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
好ましくは、上記第1の差動増幅回路は、第1の差動ステージと、第1および第2の出力トランジスタと、第1の調整トランジスタとを含む。第1および第2の出力トランジスタは、第1の基準電圧を受ける第1の基準ノードと第2の基準電圧を受ける第2の基準ノードとの間に直列に接続される。第1の出力トランジスタは、第1の基準ノードと第2の出力トランジスタとの間に接続され、第1の差動ステージの出力をゲートに受ける。第2の出力トランジスタは、第1の出力トランジスタと第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。第1の差動ステージは、第1の出力トランジスタと第2の出力トランジスタとの第1の相互接続ノードにおける電圧と上記第1の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力する。上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、第1の調整トランジスタの接続状態を第1の接続状態にする。第1の調整トランジスタは、第1の接続状態では、第1の相互接続ノードと第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。
上記駆動電圧制御装置では、第1の相互接続ノードに発生する電圧が第1の出力電圧として出力される。第1のモードであるときには、第2の出力トランジスタと第1の相互接続ノードと間だけでなく第1の調整トランジスタと第1の相互接続ノードとの間にも電流が流れる。よって、第2の基準ノードと第1の相互接続ノードとの間を流れる電流が増加する。これにより、出力ノードを迅速に充放電することができる。一方、第1のモードではないときには、第1の調整トランジスタと第1の相互接続ノードとの間には電流が流れない。これにより、出力ノードの充放電が必要でないときには過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
好ましくは、上記第1の差動増幅回路は、第1および第2の入力トランジスタと、第3および第4の入力トランジスタと、第5の入力トランジスタと、第1の調整トランジスタと、第1の出力ステージとを含む。第1および第2の入力トランジスタは、第1の基準電圧を受ける第1の基準ノードと第2の基準電圧を受ける第2の基準ノードとの間に直列に接続される。第3および第4の入力トランジスタは、第1の基準ノードと第2の基準ノードとの間に直列に接続される。第5の入力トランジスタは、第2の入力トランジスタと第4の入力トランジスタとの第1の相互接続ノードと第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。第1の入力トランジスタは、第1の基準ノードと第2の入力トランジスタとの間に接続され、ゲートがその第1の入力トランジスタのドレインに接続される。第2の入力トランジスタは、第1の入力トランジスタと第1の相互接続ノードとの間に接続され、第1の出力ステージの出力をゲートに受ける。第3の入力トランジスタは、第1の基準ノードと第4の入力トランジスタとの間に接続され、第1の入力トランジスタのゲートに接続される。第4の入力トランジスタは、第3の入力トランジスタと第1の相互接続ノードとの間に接続され、上記第1の入力電圧をゲートに受ける。第1の出力ステージは、第3の入力トランジスタと第4の入力トランジスタとの第2の相互接続ノードにおける電圧に応じた電圧値を有する上記第1の出力電圧を出力する。上記制御部は、第1のモードを選択しているときに、第1の調整トランジスタの接続状態を第1の接続状態にする。第1の調整トランジスタは、第1の接続状態では、第1の相互接続ノードと第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。
上記駆動電圧制御装置では、第1の出力ステージの出力が第1の出力電圧として出力される。第1のモードであるときには、第5の入力トランジスタと第2の相互接続ノードとの間だけでなく第1の調整トランジスタと第2の相互接続ノードとの間にも電流が流れる。よって、第2の基準ノードと第2の相互接続ノードとの間を流れる電流が増加するので、第1の出力ステージが受ける電圧を迅速に上昇/下降することができる。これにより、出力ノードの充放電に要する時間を短縮することができる。一方、第1のモードではないときには、第1の調整トランジスタと第2の相互接続ノードとの間には電流が流れない。これにより、出力ノードの充放電が必要でないときには過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
好ましくは、上記第1の差動増幅回路は、さらに、第2の調整トランジスタを含む。上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記第1の調整トランジスタの接続状態を上記第1の接続状態にし、かつ、第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にする。第2の調整トランジスタは、第2の接続状態では、上記第1の相互接続ノードと上記第2の基準ノードとの間に接続され、上記第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。
上記駆動電圧制御装置では、第1の相互接続ノードと第1の基準ノードとの間に流れる電流を増加させるだけでなく、第1の相互接続ノードと第2の基準ノードとの間に流れる電流も増加させることによって、発振を抑制することができる。また、第2の調整トランジスタを第1の調整トランジスタに応じて設定する(例えば、第1の調整トランジスタと第2の調整トランジスタとのサイズ比(各々のトランジスタが示すW/L比の関係)を第1の出力トランジスタと第2の出力トランジスタとのサイズ比と同一にする)ことにより、第1の差動増幅回路が有するオフセット電圧を低減することができる。
好ましくは、第1の基準電圧の電圧値は、第2の基準電圧の電圧値よりも高い。上記第2の差動増幅回路は、第2の差動ステージと、第3および第4の出力トランジスタと、第2の調整トランジスタとを含む。第3および第4の出力トランジスタは、第3の基準電圧を受ける第3の基準ノードと第4の基準電圧を受ける第4の基準ノードとの間に直列に接続される。第3の基準電圧の電圧値は、第4の基準電圧の電圧値よりも低い。第3の出力トランジスタは、第3の基準ノードと第4の出力トランジスタとの間に接続され、第2の差動ステージの出力をゲートに受ける。第4の出力トランジスタは、第3の出力トランジスタと第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。第2の差動ステージは、第3の出力トランジスタと第4の出力トランジスタとの第2の相互接続ノードにおける電圧と上記第2の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力する。上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記第1の調整トランジスタの接続状態を上記第1の接続状態にする。また、上記制御部は、上記第2のモードを選択しているときに、第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にする。第2の調整トランジスタは、第2の接続状態では、第3の基準ノードと第2の相互接続ノードとの間に接続され、第2の差動ステージの出力をゲートに受ける。
好ましくは、上記第1の基準電圧の電圧値は上記第2の基準電圧の電圧値よりも高い。上記第2の差動増幅回路は、第2の差動ステージと、第3および第4の出力トランジスタと、第2の調整トランジスタとを含む。第3および第4の出力トランジスタは、第3の基準電圧を受ける第3の基準ノードと第4の基準電圧を受ける第4の基準ノードとの間に直列に接続される。第3の基準電圧の電圧値は、第4の基準電圧の電圧値よりも低い。第3の出力トランジスタは、第3の基準ノードと第4の出力トランジスタとの間に接続され、第2の差動ステージの出力をゲートに受ける。第4の出力トランジスタは、第3の出力トランジスタと第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。第2の差動ステージは、第3の出力トランジスタと第4の出力トランジスタとの第2の相互接続ノードにおける電圧と上記第2の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力する。上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記第1の調整トランジスタの接続状態を上記第1の接続状態にする。また、上記制御部は、上記第2のモードを選択しているときに、第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にする。第2の調整トランジスタは、第2の接続状態では、第2の相互接続ノードと第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノード与えられる電圧をゲートに受ける。
好ましくは、上記第1の基準電圧の電圧値は、上記第2の基準電圧の電圧値よりも高い。上記第2の差動増幅回路は、第6および第7の入力トランジスタと、第8および第9の入力トランジスタと、第10の入力トランジスタと、第2の調整トランジスタと、第2の出力ステージとを含む。第6および第7の入力トランジスタは、第3の基準電圧を受ける第3の基準ノードと第4の基準電圧を受ける第4の基準ノードとの間に直列に接続される。第8および第9の入力トランジスタは、第3の基準ノードと第4の基準ノードとの間に直列に接続される。第10の入力トランジスタは、第7の入力トランジスタと第9の入力トランジスタとの第3の相互接続ノードと第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。第3の基準電圧の電圧値は、第4の基準電圧の電圧値よりも低い。第6の入力トランジスタは、第3の基準ノードと第7の入力トランジスタとの間に接続され、ゲートがその第6の入力トランジスタのドレインに接続される。第7の入力トランジスタは、第6の入力トランジスタと第3の相互接続ノードとの間に接続され、第2の出力ステージの出力をゲートに受ける。第8の入力トランジスタは、第3の基準ノードと第9の入力トランジスタとの間に接続され、ゲートが第6の入力トランジスタのゲートに接続される。第9の入力トランジスタは、第8の入力トランジスタと第3の相互接続ノードとの間に接続され、上記第2の入力電圧をゲートに受ける。第2の出力ステージは、第8の入力トランジスタと第9の入力トランジスタとの第4の相互接続ノードにおける電圧に応じた電圧値を有する電圧を出力する。上記制御部は、上記第1のモードを選択しているときに、上記第1の調整トランジスタの接続状態を上記第1の接続状態にする。また、制御部は、上記第2のモードを選択しているときに、第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にする。第2の調整トランジスタは、第2の接続状態では、第3の相互接続ノードと第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける。
以上のように、第1の出力電圧が供給されるとき(第1のモードであるとき)には、第1の差動増幅回路の駆動能力が高められる(第1の差動増幅回路から出力される電流(または第1の差動増幅回路に入力される電流)の電流量が増加する)。これにより、出力ノードを迅速に充放電することができる。一方、第2の出力電圧が供給されるとき(第1のモードではないとき)には、第1の差動増幅回路の駆動能力は高まらない。これにより、出力ノードの充放電が必要でないときには過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相当部分には同一の符号を付しその説明は繰り返さない。
(第1の実施形態)
<全体構成>
この発明の第1の実施形態による駆動電圧制御装置1の全体構成を図1に示す。この装置1は、タイミング制御部11と、VCOM電圧生成部12と、VCOMH用オペアンプ13Hと、VCOML用オペアンプ13Lと、平滑容量C14H,C14Lと、スイッチSW1,SW2と、出力端子15とを備える。この装置1は、液晶表示パネルを交流化駆動(例えば、ライン対向反転駆動)するための駆動電圧VCOMH,VCOMLを制御する。例えば、駆動電圧制御装置1は、所定のタイミングに応じて、駆動電圧VCOMH,VCOMLを交互に出力する。
タイミング制御部11は、制御信号Sa,Sbを出力する。制御信号Saは、VCOM電圧生成部12が生成すべき駆動電圧VCOMHの電圧値を示す。制御信号Sbは、VCOM電圧生成部12が生成すべき駆動電圧VCOMLの電圧値を示す。また、タイミング制御部11は、タイミング信号TIMINGを受け、制御信号S1〜S4を出力する。タイミング信号TIMINGは、出力端子15から出力される駆動電圧を駆動電圧VCOMHから駆動電圧VCOML(または駆動電圧VCOMHから駆動電圧VCOML)に切り替えるタイミングを示す。タイミング制御部11は、そのタイミング信号TIMINGに応じて、制御信号S1〜S4の電圧レベルを「Hレベル」から「Lレベル」に切り替える(または、制御信号S1〜S4の電圧レベルを「Lレベル」から「Hレベル」に切り替える)。
VCOM電圧生成部12は、タイミング制御部11から出力された制御信号Saに応じた電圧値を有する駆動電圧VCOMHを生成する。また、VCOM電圧生成部12は、タイミング制御部11から出力された制御信号Sbに応じた電圧値を有する駆動電圧VCOMLを生成する。
VCOMH用オペアンプ13Hは、ボルテージフォローア回路を構成しており、VCOM電圧生成部12によって生成された駆動電圧VCOMHを出力する。また、VCOMH用オペアンプ13Hは、タイミング制御部11から出力された制御信号S3に応じて、駆動能力(単位時間当たりに入力/出力する電流の電流量)が調整される。
VCOML用オペアンプ13Lは、ボルテージフォローア回路を構成しており、VCOM電圧生成部12によって生成された駆動電圧VCOMLを出力する。また、VCOML用オペアンプ13Lは、タイミング制御部11から出力された制御信号S4に応じて、駆動能力(単位時間当たりに入力/出力する電流の電流量)が調整される。
平滑容量C14Hは、VCOMH用オペアンプ13Hの出力の変動を平滑にするために設けられており、VCOMH用オペアンプ13Hと出力端子15との間に存在するノードN14Hと接地ノードとの間に接続される。平滑容量C14Lは、VCOML用オペアンプ13Lの出力の変動を平滑にするために設けられており、VCOML用オペアンプ13Lと出力端子15との間に存在するノードN14Lと接地ノードとの間に接続される。
スイッチSW1は、ノードN14Hと出力端子15との間に接続される。スイッチSW2は、ノードN14Lと出力端子15との間に接続される。スイッチSW1,SW2は、タイミング制御部11からの制御信号S1,S2が「Hレベル」であるときにはオンになり、タイミング制御部11からの制御信号S1,S2が「Lレベル」であるときにはオフになる。
出力端子15は、ノードN14Hの電位(駆動電圧VCOMH)またはノードN14Lの電位(駆動電圧VCOML)を液晶表示パネルの対向電極(図示せず)に供給する。
なお、図1では、液晶表示パネルの負荷容量としてパネル負荷C(LC)を図示している。
<VCOM電圧生成部12の内部構成>
図1に示したVCOM電圧生成部12の内部構成を図2に示す。VCOM電圧生成部12は、ラダー抵抗111H,111Lと、選択部112H,112Lと、出力端子113H,113Lとを含む。
ラダー抵抗111H,選択部112H,および出力端子113Hは、所謂、RDAC(Resistance Digital Analog Converter)を構成している。ラダー抵抗111Hは、基準ノードVREFHと基準ノードVSSとの間に接続され、基準ノードVREFHと基準ノードVSSとの間の電圧を分割することによって複数の分割電圧を生成する。選択部112Hは、タイミング制御部11から出力された制御信号Saに応じて、ラダー抵抗111Hによって生成された複数の分割電圧のうちいずれか1つを選択する。出力端子113Hは、選択部112Hによって選択された分割電圧を駆動電圧VCOMHとして出力する。
ラダー抵抗111L,選択部112L,および出力端子113Lは、所謂、RDACを構成している。ラダー抵抗111Lは、基準ノードVSSと基準ノードVREFLとの間に接続され、基準ノードVSSと基準ノードVREFLとの間の電圧を分割することによって複数の分割電圧を生成する。選択部112Lは、タイミング制御部11から出力された制御信号Sbに応じて、ラダー抵抗111Lによって生成された複数の分割電圧のうちいずれか1つを選択する。出力端子113Lは、選択部112Lによって選択された分割電圧を駆動電圧VCOMLとして出力する。
<VCOMH用オペアンプ13Hの内部構成>
図1に示したVCOMH用オペアンプ13Hの内部構成を図3に示す。VCOMH用オペアンプ13Hは、入力トランジスタTA1−H,TA2−H,TA3−H,TA4−H,TA5−Hと、出力トランジスタTB1−H,TB2−Hと、位相補償容量CB−Hと、駆動能力調整部100Hとを含む。
〔差動ステージ13AH〕
入力トランジスタTA1−H〜TA5−Hは、VCOMH用オペアンプ13Hの差動ステージ13AHを構成する。
入力トランジスタTA5−Hは、電源ノードと接地ノードとの間に接続され、バイアス電圧供給ノードNVaに与えられるバイアス電圧Vaをゲートに受ける。
入力トランジスタTA1−H,TA2−Hは、電源ノードと入力トランジスタTA5−Hとの間に直列に接続される。入力トランジスタTA1−Hは、電源ノードと入力トランジスタTA2−Hとの間に接続され、ゲートがこの入力トランジスタTA1−Hのドレインに接続される。入力トランジスタTA2−Hは、入力トランジスタTA1−Hと入力トランジスタTA5−Hとの間に接続される。
入力トランジスタTA3−H,TA4−Hは、電源ノードと入力トランジスタTA5−Hとの間に直列に接続される。入力トランジスタTA3−Hは、電源ノードと入力トランジスタTA4−Hとの間に接続され、ゲートが入力トランジスタTA1−Hのゲートに接続される。入力トランジスタTA4−Hは、入力トランジスタTA3−Hと入力トランジスタTA5−Hとの間に接続される。
〔出力ステージ13BH〕
出力トランジスタTB1−H,TB2−H,および位相補償容量CB−Hは、VCOMH用オペアンプ13Hの出力ステージ13BHを構成する。
出力トランジスタTB1−H,TB2−Hは、電源ノードと接地ノードとの間に直列に接続される。出力トランジスタTB1−Hは、電源ノードと出力トランジスタTB2−Hとの間に接続され、ゲートがノードN13AHに接続される。ノードN13AHは、入力トランジスタTA3−Hと入力トランジスタTA4−Hとの相互接続ノードである。出力トランジスタTB2−Hは、出力トランジスタTB1−Hと接地ノードとの間に接続され、バイアス電圧供給ノードNVaに与えられるバイアス電圧Vaをゲートに受ける。位相補償容量CB−Hは、出力トランジスタTB1−HのゲートとノードN13BHとの間に接続される。ノードN13BHは、出力トランジスタTB1−Hと出力トランジスタTB2−Hとの相互接続ノードである。
また、入力トランジスタTA4−Hは、外部(VCOM電圧生成部12)からの電圧Vin(駆動電圧VCOMH)をゲートに受ける。入力トランジスタTA2−Hは、ノードN13BHにおける電圧をゲートに受ける。
〔駆動能力調整部100H〕
駆動能力調整部100Hは、インバータ101Hと、切替トランジスタSa102H,Sb102Hと、調整トランジスタT103Hとを含む。
インバータ101Hは、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S3を反転して出力する。
切替トランジスタSa102H,Sb102Hは、電源ノードとノードN13AHとの間に直列に接続される。切替トランジスタSa102Hは、電源ノードと切替トランジスタSb102Hとの間に接続され、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S3をゲートに受ける。切替トランジスタSb102Hは、切替トランジスタSa102HとノードN13AHとの間に接続され、インバータ101Hから出力された信号をゲートに受ける。
調整トランジスタT103Hは、電源ノードとノードN13BHとの間に接続され、ゲートがノードN102Hに接続される。ノードN102Hは、切替トランジスタSa102Hと切替トランジスタSb102Hとの間の相互接続ノードである。
制御信号S3は、「Lレベル」のときには切替トランジスタSa102H,Sb102H(Pチャネルトランジスタ)を活性化させる電圧であり、「Hレベル」のときには切替トランジスタSa102H,Sb102H(Pチャネルトランジスタ)を活性化させない電圧である。
<VCOML用オペアンプ13Lの内部構成>
図1に示したVCOML用オペアンプ13Lの内部構成を図4に示す。VCOML用オペアンプ13Lは、入力トランジスタTA1−L,TA2−L,TA3−L,TA4−L,TA5−Lと、出力トランジスタTB1−L,TB2−Lと、位相補償容量CB−Lと、駆動能力調整部100Lとを含む。
〔差動ステージ13AL〕
入力トランジスタTA1−L〜TA5−Lは、VCOML用オペアンプ13Lの差動ステージ13ALを構成する。
入力トランジスタTA5−Lは、接地ノードと電源ノードとの間に接続され、バイアス電圧供給ノードNVbに与えられるバイアス電圧Vbをゲートに受ける。
入力トランジスタTA1−L,TA2−Lは、接地ノードと入力トランジスタTA5−Lとの間に直列に接続される。入力トランジスタTA1−Lは、接地ノードと入力トランジスタTA2−Lとの間に接続され、ゲートがこの入力トランジスタTA1−Lのドレインに接続される。入力トランジスタTA2−Lは、入力トランジスタTA1−Lと入力トランジスタTA5−Lとの間に接続される。
入力トランジスタTA3−L,TA4−Lは、接地ノードと入力トランジスタTA5−Lとの間に直列に接続される。入力トランジスタTA3−Lは、接地ノードと入力トランジスタTA4−Lとの間に接続され、ゲートが入力トランジスタTA1−Lに接続される。入力トランジスタTA4−Lは、入力トランジスタTA3−Lと入力トランジスタTA5−Lとの間に接続される。
〔出力ステージ13BL〕
出力トランジスタTB1−L,TB2−L,および位相補償容量CB−Lは、VCOML用オペアンプ13Lの出力ステージ13BLを構成する。
出力トランジスタTB1−L,TB2−Lは、接地ノードと電源ノードとの間に直列に接続される。出力トランジスタTB1−Lは、接地ノードと出力トランジスタTB2−Lとの間に接続され、ゲートがノードN13ALに接続される。ノードN13ALは、入力トランジスタTA3−Lと入力トランジスタTA4−Lとの相互接続ノードである。出力トランジスタTB2−Lは、出力トランジスタTB1−Lと電源ノードとの間に接続され、バイアス電圧供給ノードNVbに与えられるバイアス電圧Vbをゲートに受ける。位相補償容量CB−Lは、出力トランジスタTB1−LのゲートとノードN13BLとの間に接続される。ノードN13BLは、出力トランジスタTB1−Lと出力トランジスタTB2−Lとの相互接続ノードである。
また、入力トランジスタTA4−Lは、外部(VCOM電圧生成部12)からの電圧Vin(駆動電圧VCOML)をゲートに受ける。入力トランジスタTA2−Lは、ノードN13BLにおける電圧をゲートに受ける。
〔駆動能力調整部100L〕
駆動能力調整部100Lは、インバータ101Lと、切替トランジスタSa102L,Sb102Lと、調整トランジスタT103Lとを含む。
インバータ101Lは、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S4を反転して出力する。
切替トランジスタSa102L,Sb102Lは、接地ノードとノードN13ALとの間に直列に接続される。切替トランジスタSa102Lは、接地ノードと切替トランジスタSb102Lとの間に接続され、インバータ101Lから出力された信号をゲートに受ける。切替トランジスタSb102Lは、切替トランジスタSa102LとノードN13ALとの間に接続され、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S4をゲートに受ける。
調整トランジスタT103Lは、接地ノードとノードN13BLとの間に接続され、ゲートがノードN102Lに接続される。ノードN102Lは、切替トランジスタSa102Lと切替トランジスタSb102Lとの間の相互接続ノードである。
制御信号S4は、「Hレベル」のときには切替トランジスタSa102L,Sb102L(Nチャネルトランジスタ)を活性化させる電圧であり、「Lレベル」のときには切替トランジスタSa102L,Sb102L(Nチャネルトランジスタ)を活性化させない電圧である。
<VCOMH用オペアンプ13Hによる動作>
次に、図3に示したVCOMH用オペアンプ13Hによる動作について説明する。
制御信号S3が「Lレベル」のとき、切替トランジスタSa102Hはオンになる。また、制御信号S3が「Lレベル」のときインバータ101Hは制御信号S3を反転した信号(「Hレベル」)を出力するので、切替トランジスタSb102Hはオフになる。よって、調整トランジスタT103Hのゲートが電源ノードに接続されるので、調整トランジスタT103Hのゲートとソースとが同電位になり調整トランジスタT103Hには電流が流れない。
一方、制御信号S3が「Hレベル」のとき、切替トランジスタSa102Hはオフになる。また、制御信号S3が「Hレベル」のときインバータ101Hは制御信号S3を反転した信号(「Lレベル」)を出力するので、切替トランジスタSb102Hはオンになる。よって、調整トランジスタT103HのゲートはノードN13AHに接続されるので、調整トランジスタT103HからノードN13BHへ電流が流れる。例えば、調整トランジスタT103Hと出力トランジスタTB1−Hとに同一のゲート電圧を印加したときに出力トランジスタTB1−Hに流れるドレイン電流に対して2倍の電流値を有するドレイン電流が調整トランジスタT103Hに流れるとする。この場合、出力トランジスタTB1−Hにだけドレイン電流が流れる場合(制御信号S3が「Lレベル」である場合)と比較すると、3倍のドレイン電流が電源ノードからノードN13BHに流れることになる。
このように、制御信号S3が「Hレベル」のときには、電源ノードからノードN13BHへ流れる電流が増加する。つまり、出力トランジスタTB1−Hの駆動能力が高まる。
<VCOML用オペアンプ13Lにおける動作>
次に、図4に示したVCOML用オペアンプ13Lによる動作について説明する。
制御信号S4が「Lレベル」のときインバータ101Lは制御信号S4を反転した信号(「Hレベル」)を出力するので、切替トランジスタSa102Lはオンになる。また、制御信号S4が「Lレベル」のとき、切替トランジスタSb102Lはオフになる。よって、調整トランジスタT103Lのゲートが接地ノードに接続されるので、調整トランジスタT103Lのゲートとソースとが同電位になり調整トランジスタT103Lには電流が流れない。
一方、制御信号S4が「Hレベル」のときインバータ101Lは制御信号S4を反転した信号(「Lレベル」)を出力するので、切替トランジスタSa102Lはオフになる。また、制御信号S4が「Hレベル」のとき、切替トランジスタSb102Lはオンになる。よって、調整トランジスタT103LのゲートはノードN13ALに接続されるので、ノードN13BLから調整トランジスタT103Lへ電流が流れる。
このように、制御信号S4が「Hレベル」のときには、ノードN13BLから接地ノードへ流れる電流が増加する。つまり、出力トランジスタTB1−Lの駆動能力が高まる。
<駆動電圧制御装置1による動作>
次に、図1に示した駆動電圧制御装置1による動作について図5を参照しつつ説明する。なお、ここでは、駆動電圧VCOMHの電圧値は「+3V」とし、駆動電圧VCOMLの電圧値は「−3V」とする。
時刻t0〜t1では、タイミング制御部11は、制御信号S1を「Lレベル」にし制御信号S2を「Hレベル」にしているものとする。また、時刻t0〜t1では、出力端子15における電圧V15は「−3V」であるものとする。
時刻t1になると、タイミング制御部11は、外部からのタイミング信号TIMINGに応じて、制御信号S1を「Hレベル」にし制御信号S2を「Lレベル」にする。これにより、スイッチSW1がオンになり、出力端子15はVCOMH用オペアンプ13Hに接続される。このとき、出力端子15における電圧(パネル負荷C(LC)の電位)V15は「−3V」であるので、出力端子15における電圧V15が駆動電圧VCOMHの電圧値「+3V」になるまでの間(立ち上がり時間tpHが経過するまでの間)VCOMH用オペアンプ13Hから出力端子15(パネル負荷C(LC))へ電流が流れる。また、時刻t1になると、タイミング制御部11は、制御信号S3を「Hレベル」にする。これにより、VCOMH用オペアンプ13Hの駆動能力が高まるので、VCOMH用オペアンプ13Hから出力端子15(パネル負荷C(LC))に流れる電流が増加する。
時刻t2になると、タイミング制御部11は、制御信号S3を「Lレベル」にする。これにより、VCOMH用オペアンプ13Hの駆動能力は元に戻る。
時刻t3になると、タイミング制御部11は、外部からのタイミング信号TIMINGに応じて、制御信号S1を「Lレベル」にし制御信号S2を「Hレベル」にする。これにより、スイッチSW2がオンになり、出力端子15はVCOML用オペアンプ13Lに接続される。このとき、出力端子15における電圧V15は「+3V」であるので、出力端子15における電圧V15が駆動電圧VCOMLの電圧値「−3V」になるまでの間(立ち下がり時間tpLが経過するまでの間)出力端子15からVCOML用オペアンプ13Lへ電流が流れる。また、時刻t3において、タイミング制御部11は、制御信号S4を「Hレベル」にする。これにより、VCOML用オペアンプ13Lの駆動能力が高まるので、出力端子15からVCOML用オペアンプ13Lに流れる電流が増加する。
時刻t4になると、タイミング制御部11は、制御信号S4を「Lレベル」にする。これにより、VCOML用オペアンプ13Lの駆動能力は元に戻る。
次に、時刻t4〜t9では、時刻t0〜t4における動作と同様の動作が行われる。
このように、出力端子15(パネル負荷C(LC))の充放電が必要なときにはオペアンプの駆動能力は高まる。また、出力端子15における電圧V15(パネル負荷C(LC)の電位)が安定しているときには、オペアンプの駆動能力は高まらない。
<効果>
以上のように、出力端子15から出力される駆動電圧が切り替わるときにVCOMH用オペアンプ13H(またはVCOML用オペアンプ13L)の駆動能力を高めることによって、パネル負荷C(LC)の迅速に充放電することができる。つまり、立ち上がり時間tpH(または立ち下がり時間tpL)を短縮することができる。
また、出力端子15における電圧(パネル負荷C(LC)の電位)V15が安定しているときには駆動能力を高まらない。このように、出力端子15(パネル負荷C(LC))の充放電が必要でないときにはVCOMH用オペアンプ13H(またはVCOML用オペアンプ13L)と出力端子15との間に過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
なお、本実施形態では、制御信号S1,S2がオンになる期間に対して制御信号S3,S4をオンになる期間は1/2であるが、これに限らない。制御信号S3,S4がオンになる期間が制御信号S1,S2がオンになる期間以下であればよい。
また、図3に示した駆動能力調整部100Hに代えて、図6(A)に示す駆動能力調整部100H−1または図6(B)に示す駆動能力調整部100H−2を用いても同様の効果を得ることができる。図6(A)に示した切替トランジスタSc102Hは、調整トランジスタT103HとノードN13BHとの間に接続され、インバータ101Hの出力をゲートに受ける。図6(B)に示した切替トランジスタSd102Hは、電源ノードと調整トランジスタT103Hとの間に接続され、インバータ101Hの出力をゲートに受ける。つまり、制御信号S3が「Hレベル」のときに調整トランジスタT103HとノードN13BHとの間に電流が流れるように構成すればいい。
また、図4に示した駆動能力調整部100Lに代えて、図6(C)に示す駆動能力調整部100L−1または図6(D)に示す駆動能力調整部100L−2を用いても同様の効果を得ることができる。図6(C)に示した切替トランジスタSc102Lは、調整トランジスタT103LとノードN13BLとの間に接続され、制御信号S4をゲートに受ける。図6(D)に示した切替トランジスタSd102Lは、接地ノードと調整トランジスタT103Lとの間に接続され、制御信号S4をゲートに受ける。つまり、制御信号S4が「Hレベル」のときに調整トランジスタT103LとノードN13BLとの間に電流が流れるように構成すればいい。
また、VCOM電圧生成部12の内部構成は、図2に示した構成に限らない。例えば、所定の電源からVCOMH用オペアンプ13Hに駆動電圧VCOMHが直接供給される構成になっていても構わない。
(第2の実施形態)
VCOMH用オペアンプ13Hにおいて、出力トランジスタTB1−Hの駆動能力だけを高めると、発振が生じる可能性がある。また、VCOML用オペアンプ13Lにおいても、同様の現象が懸念される。
<全体構成>
この発明の第2の実施形態による駆動電圧制御装置は、図1に示したVCOMH用オペアンプ13H,VCOML用オペアンプ13Lに代えて、図7に示すVCOMH用オペアンプ23Hと図8に示すVCOML用オペアンプ23Lとを備える。その他の構成は図1と同様である。
<VCOMH用オペアンプ23Hの内部構成>
本実施形態において用いられるVCOMH用オペアンプ23Hの内部構成を図7に示す。VCOMH用オペアンプ23Hは、図3に示したVCOMH用オペアンプ13Hに加えて、駆動能力調整部200Hを備える。
駆動能力調整部200Hは、インバータ201Hと、切替トランジスタSa202H,Sb202Hと、調整トランジスタT203Hとを含む。
インバータ201Hは、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S3を反転して出力する。
切替トランジスタSa202H,Sb202Hは、接地ノードとバイアス電圧供給ノードNVaとの間に直列に接続される。切替トランジスタSa202Hは、接地ノードと切替トランジスタSb202Hとの間に接続され、インバータ201Hから出力された信号をゲートに受ける。切替トランジスタSb202Hは、切替トランジスタSa202Hとバイアス電圧供給ノードNVaとの間に接続され、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S3をゲートに受ける。
調整トランジスタT203Hは、接地ノードとノードN13BHとの間に接続され、ゲートがノードN202Hに接続される。ノードN202Hは、切替トランジスタSa202Hと切替トランジスタSb202Hとの間の相互接続ノードである。
また、制御信号S3は、「Lレベル」のときには切替トランジスタSa102H,Sb102H(Pチャネルトランジスタ)を活性化させ切替トランジスタSa202H,Sb202H(Nチャネルトランジスタ)を活性化させない電圧であり、「Hレベル」のときには切替トランジスタSa102H,Sb102H(Pチャネルトランジスタ)を活性化させず切替トランジスタSa202H,Sb202H(Nチャネルトランジスタ)を活性化させる電圧である。
<VCOML用オペアンプ23Lの内部構成>
本実施形態において用いられるVCOML用オペアンプ23Lの内部構成を図8に示す。VCOML用オペアンプ23Lは、図4に示したVCOML用オペアンプ13Lに加えて、駆動能力調整部200Lを備える。
駆動能力調整部200Lは、インバータ201Lと、切替トランジスタSa202L,Sb202Lと、調整トランジスタT203Lとを含む。
インバータ201Lは、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S4を反転して出力する。
切替トランジスタSa202L,Sb202Lは、電源ノードとバイアス電圧供給ノードNVbとの間に直列に接続される。切替トランジスタSa202Lは、電源ノードと切替トランジスタSb202Lとの間に接続され、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S4をゲートに受ける。切替トランジスタSb202Lは、切替トランジスタSa202Lとバイアス電圧供給ノードNVbとの間に接続され、インバータ201Lから出力された信号をゲートに受ける。
調整トランジスタT203Lは、電源ノードとノードN13BLとの間に接続され、ゲートがノードN202Lに接続される。ノードN202Lは、切替トランジスタSa202Lと切替トランジスタSb202Lとの間の相互接続ノードである。
また、制御信号S4は、「Hレベル」のときには切替トランジスタSa102L,Sb102L(Nチャネルトランジスタ)を活性化させ切替トランジスタSa202L,Sb202L(Pチャネルトランジスタ)を活性化させない電圧であり、「Lレベル」のときには切替トランジスタSa102L,Sb102L(Nチャネルトランジスタ)を活性化させず切替トランジスタSa202L,Sb202L(Pチャネルトランジスタ)を活性化させる電圧である。
<VCOMH用オペアンプ23Hによる動作>
次に、図7に示したVCOMH用オペアンプ23Hによる動作について説明する。VCOMH用オペアンプ23Hによる動作は、駆動能力調整部200Hによる動作以外は、図3に示したVCOMH用オペアンプ13Hによる動作と同様である。
制御信号S3が「Lレベル」のときインバータ201Hは制御信号S3を反転した信号(「Lレベル」)を出力するので、切替トランジスタSa202Hはオンになる。また、制御信号S3が「Lレベル」のとき、切替トランジスタSb202Hはオフになる。よって、調整トランジスタT203Hのゲートが接地ノードに接続されるので、調整トランジスタT203Hのゲートとソースとが同電位になり調整トランジスタT203Hには電流が流れない。
一方、制御信号S3が「Hレベル」のときインバータ201Hは制御信号S3を反転した信号(「Lレベル」)を出力するので、切替トランジスタSa202Hはオフになる。また、制御信号S3が「Hレベル」のとき、切替トランジスタSb202Hはオンになる。よって、調整トランジスタT203Hのゲートはバイアス電圧供給ノードNVaに接続されるので、ノードN13BHから調整トランジスタT203Hへ電流が流れる。
このように、制御信号S3が「Hレベル」のときには、ノードN13BHから接地ノードへ流れる電流が増加する。つまり、出力トランジスタTB1−Hの駆動能力が高まるとともに、出力トランジスタTB2−Hの駆動能力が高まる。
<VCOML用オペアンプ23Lによる動作>
次に、図8に示したVCOML用オペアンプ23Lによる動作について説明する。
制御信号S4が「Lレベル」のとき、切替トランジスタSa202Lはオンになる。また、制御信号S4が「Lレベル」のときインバータ201Lは制御信号S4を反転した信号(「Hレベル」)を出力するので、切替トランジスタSb202Lはオフになる。よって、調整トランジスタT203Lのゲートが電源ノードに接続されるので、調整トランジスタT203Lのゲートとソースとが同電位になり調整トランジスタT203Lには電流が流れない。
一方、制御信号S4が「Hレベル」のとき、切替トランジスタSa202Lはオフになる。また、制御信号S4が「Hレベル」のとき、インバータ201Lは制御信号S4を反転した信号(「Lレベル」)を出力するので、切替トランジスタSb202Lはオンになる。よって、調整トランジスタT203Lのゲートはバイアス電圧供給ノードNVbに接続されるので、調整トランジスタT203LからノードN13BLへ電流が流れる。
このように、制御信号S4が「Hレベル」のときには、電源ノードからノードN13BLへ流れる電流が増加する。つまり、出力トランジスタTB1−Lの駆動能力が高まるとともに、出力トランジスタTB2−Lの駆動能力が高まる。
<効果>
以上のように、出力端子15から出力される駆動電圧が切り替わるときにVCOMH用オペアンプ23H(またはVCOML用オペアンプ23L)の駆動能力を高めることによって、パネル負荷C(LC)の迅速に充放電することができる。つまり、立ち上がり時間tpH(または立ち下がり時間tpL)を短縮することができる。
また、出力端子15における電圧(パネル負荷C(LC)の電位)V15が安定しているときには駆動能力を高まらない。このように、出力端子15(パネル負荷C(LC))の充放電が必要でないときにはVCOMH用オペアンプ23H(またはVCOML用オペアンプ23L)と出力端子15との間に過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
また、出力トランジスタTB1−H(またはTB1−L)の駆動能力の向上にあわせて出力トランジスタTB2−H(またはTB2−L)の駆動能力が高まることによって、発振を抑制することができる。
また、調整トランジスタT203H(T203L)を調整トランジスタT103H(T103L)に応じて設定する(例えば、調整トランジスタT103H(T103L)と調整トランジスタT203H(T203L)とのサイズ比(各々のトランジスタが示すW/L比の関係)を出力トランジスタTB1−H(TB1−L)と出力トランジスタTB2−H(TB2−L)とのサイズ比と同一にする)ことにより、VCOMH用オペアンプ23H(VCOML用オペアンプ23L)が有するオフセット電圧を低減することができる。
なお、図7に示したVCOMH用オペアンプ23Hにおいて駆動能力調整部100Hを備えず駆動能力調整部200Hのみを備える構成にしても、図3に示したVCOMH用オペアンプ13Hと同様の効果を得ることができる。また、図8に示したVCOML用オペアンプ23Lにおいて駆動能力調整部100Lを備えず駆動能力調整部200Lのみを備える構成にしても、図4に示したVCOML用オペアンプ13Lと同様の効果を得ることができる。
また、図7に示した駆動能力調整部200Hに代えて、図9(A)に示す駆動能力調整部200H−1または図9(B)に示す駆動能力調整部200H−2を用いても同様の効果を得ることができる。図9(A)に示した切替トランジスタSc202Hは、調整トランジスタT203HとノードN13BHとの間に接続され、制御信号S3をゲートに受ける。図9(B)に示した切替トランジスタSd202Hは、接地ノードと調整トランジスタT203Hとの間に接続され、制御信号S3をゲートに受ける。つまり、制御信号S3が「Hレベル」のときに調整トランジスタT203HとノードN13BHとの間に電流が流れるように構成すればいい。
また、図8に示した駆動能力調整部200Lに代えて、図9(C)に示す駆動能力調整部200L−1または図9(D)に示す駆動能力調整部200L−2を用いても同様の効果を得ることができる。図9(C)に示した切替トランジスタSc202Lは、調整トランジスタT203LとノードN13BLとの間に接続され、インバータ201Lの出力をゲートに受ける。図9(D)に示した切替トランジスタSd202Lは、電源ノードと調整トランジスタT203Lとの間に接続され、インバータ201Lの出力をゲートに受ける。つまり、制御信号S4が「Hレベル」のときに調整トランジスタT203LとノードN13BLとの間に電流が流れるように構成すればいい。
(第3の実施形態)
<全体構成>
この発明の第3の実施形態による駆動電圧制御装置は、図1に示したVCOMH用オペアンプ13H,VCOML用オペアンプ13Lに代えて、図10に示すVCOMH用オペアンプ33Hと図11に示すVCOML用オペアンプ33Lとを備える。その他の構成は図1と同様である。
<VCOMH用オペアンプ33Hの内部構成>
本実施形態において用いられるVCOMH用オペアンプ33Hの内部構成を図10に示す。VCOMH用オペアンプ33Hは、図3に示した駆動能力調整部100Hに代えて、駆動能力調整部300Hを備える。
駆動能力調整部300Hは、インバータ301Hと、切替トランジスタSa302H,Sb302Hと、調整トランジスタT303Hとを含む。
インバータ301Hは、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S3を反転して出力する。
切替トランジスタSa302H,Sb302Hは、接地ノードとバイアス電圧供給ノードNVaとの間に直列に接続される。切替トランジスタSa302Hは、接地ノードと切替トランジスタSb302Hとの間に接続され、インバータ301Hから出力された信号をゲートに受ける。切替トランジスタSb302Hは、切替トランジスタSa302Hとバイアス電圧供給ノードNVaとの間に接続され、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S3をゲートに受ける。
調整トランジスタT303Hは、接地ノードと入力トランジスタTA5−Hのドレインとの間に接続され、ゲートがノードN302Hに接続される。ノードN302Hは、切替トランジスタSa302Hと切替トランジスタSb302Hとの間の相互接続ノードである。
<VCOML用オペアンプ33Lの内部構成>
本実施形態において用いられるVCOML用オペアンプ33Lの内部構成を図11に示す。VCOML用オペアンプ33Lは、図4に示した駆動能力調整部100Lに代えて、駆動能力調整部300Lを備える。
駆動能力調整部300Lは、インバータ301Lと、切替トランジスタSa302L,Sb302Lと、調整トランジスタT303Lとを含む。
インバータ301Lは、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S4を反転して出力する。
切替トランジスタSa302L,Sb302Lは、電源ノードとバイアス電圧供給ノードNVbとの間に直列に接続される。切替トランジスタSa302Lは、電源ノードと切替トランジスタSb302Lとの間に接続され、外部(タイミング制御部11)からの制御信号S4をゲートに受ける。切替トランジスタSb302Lは、切替トランジスタSa302Lとバイアス電圧供給ノードNVbとの間に接続され、インバータ301Lから出力された信号をゲートに受ける。
調整トランジスタT303Lは、電源ノードと入力トランジスタTA5−Lのドレインとの間に接続され、ゲートがノードN302Lに接続される。ノードN302Lは、切替トランジスタSa302Lと切替トランジスタSb302Lとの間の相互接続ノードである。
<VCOMH用オペアンプ33Hによる動作>
次に、図10に示したVCOMH用オペアンプ33Hによる動作について説明する。
制御信号S3が「Lレベル」のときインバータ301Hは制御信号S3を反転した信号(「Hレベル」)を出力するので、切替トランジスタSa302Hはオンになる。また、制御信号S3が「Lレベル」のとき、切替トランジスタSb302Hはオフになる。よって、調整トランジスタT303Hのゲートが接地ノードに接続されるので、調整トランジスタT303Hのゲートとソースとが同電位になり調整トランジスタT303Hにはドレイン電流が流れない。
一方、制御信号S3が「Hレベル」のときインバータ301Hは制御信号S3を反転した信号(「Lレベル」)を出力するので、切替トランジスタSa302Hはオフになる。また、制御信号S3が「Hレベル」のとき、切替トランジスタSb302Hはオンになる。よって、調整トランジスタT303Hのゲートはバイアス電圧供給ノードNVaに接続されるので、入力トランジスタTA3−H,TA4−Hを流れる電流が増加する。これにより、ノードN13AHから位相補償容量CB−Hへ流れる電流が増加する。
このように、制御信号S3が「Hレベル」のときには、ノードN13AHから位相補償容量CB−Hへ流れる電流が増加するので、位相補償容量CB−Hを充電するために要する時間が短くなる。
<VCOML用オペアンプ33Lによる動作>
次に、図11に示したVCOML用オペアンプ33Lによる動作について説明する。
制御信号S4が「Lレベル」のとき、切替トランジスタSa302Lはオンになる。また、制御信号S4が「Lレベル」のときインバータ301Lは制御信号S4を反転した信号(「Hレベル」)を出力するので、切替トランジスタSb302Lはオフになる。よって、調整トランジスタT303Lのゲートが電源ノードに接続されるので、調整トランジスタT303Lのゲートとソースとが同電位になり調整トランジスタT303Lには電流が流れない。
一方、制御信号S4が「Hレベル」のとき、切替トランジスタSa302Lはオフになる。また、制御信号S4が「Hレベル」のときインバータ301Lは制御信号S4を反転した信号(「Lレベル」)を出力するので、切替トランジスタSb302Lはオンになる。よって、調整トランジスタT303Lのゲートはバイアス電圧供給ノードNVbに接続されるので、入力トランジスタTA3−L,TA4−Lを流れる電流が増加する。これにより、位相補償容量CB−LからノードN13ALへ流れる電流が増加する。
このように、制御信号S4が「Hレベル」のときには、位相補償容量CB−LからノードN13ALへ流れる電流が増加するので、位相補償容量CB−Lを放電するために要する時間が短くなる。
<効果>
以上のように、出力端子15から出力される駆動電圧が切り替わるときに、位相補償容量CB−Hを迅速に充電することができる(または位相補償容量CB−Lを迅速に放電することができる)。これにより、ノードN13BHの電位を迅速に上昇(またはノードN13BLの電位を迅速に下降)することができるので、パネル負荷C(LC)の迅速に充放電することができる。つまり、立ち上がり時間tpH(または立ち下がり時間tpL)を短縮することができる。
また、出力端子15の電位V15(パネル負荷C(LC)の電位)が安定しているときには駆動能力を高まらない。このように、出力端子15(パネル負荷C(LC))の充放電が必要でないときにはVCOMH用オペアンプ33H(またはVCOML用オペアンプ33L)と出力端子15との間に過剰な電流が流れないので、消費電力を低減することができる。
なお、図3に示した駆動能力調整部100Hおよび図7に示した駆動能力調整部200Hを図10に示したVCOMH用オペアンプ33Hにさらに備えることも可能である。このように構成することにより、パネル負荷C(LC)をさらに迅速に充放電することができる。また、図4に示した駆動能力調整部100Lおよび図8に示した駆動能力調整部200Lを図11に示したVCOML用オペアンプ33Lにさらに備えることも可能である。
また、図10に示した駆動能力調整部300Hに代えて、図12(A)に示す駆動能力調整部300H−1または図12(B)に示す駆動能力調整部300H−2を用いても同様の効果を得ることができる。図12(A)に示した切替トランジスタSc302Hは、調整トランジスタT303Hと入力トランジスタTA5−Hのドレイン(入力トランジスタTA2−Hと入力トランジスタTA4−Hとの相互接続ノード)との間に接続され、制御信号S3をゲートに受ける。図12(B)に示した切替トランジスタSd302Hは、接地ノードと調整トランジスタT303Hとの間に接続され、制御信号S3をゲートに受ける。つまり、制御信号S3が「Hレベル」のときに調整トランジスタT303Hと入力トランジスタTA2−H,TA4−Hとの間に電流が流れるように構成すればいい。
また、図11に示した駆動能力調整部300Lに代えて、図12(C)に示す駆動能力調整部300L−1または図12(D)に示す駆動能力調整部300L−2を用いても同様の効果を得ることができる。図12(C)に示した切替トランジスタSc302Lは、調整トランジスタT303Lと入力トランジスタTA5−Lのドレイン(入力トランジスタTA2−Lと入力トランジスタTA4−Lとの相互接続ノード)との間に接続され、インバータ301Lの出力をゲートに受ける。図12(D)に示した切替トランジスタSd302Lは、電源ノードと調整トランジスタT303Lとの間に接続され、インバータ301Lの出力をゲートに受ける。つまり、制御信号S4が「Hレベル」のときに調整トランジスタT303Lと入力トランジスタTA2−L,TA4−Lとの間に電流が流れるように構成すればいい。
(第4の実施形態)
<全体構成>
この発明の第4の実施形態による駆動電圧制御装置4の全体構成を図13に示す。この装置4は、図1に示したタイミング制御部11に代えて、タイミング制御部41と、タイミング生成部42とを備える。その他の構成は図1と同様である。
タイミング制御部41は、タイミング制御部11と同様に、制御信号Sa,SbをVCOM電圧生成部12に出力する。また、タイミング制御部41は、タイミング制御部11と同様に、外部からのタイミング制御信号TIMINGに応じて、制御信号S1,S2を出力する。
タイミング生成部42は、制御信号S1の電圧レベルと出力端子15における電圧V15の電圧値とに応じて、制御信号S3,S4を出力する。
<タイミング生成部42の内部構成>
図13に示したタイミング生成部42の内部構成を図14に示す。
タイミング生成部42は、入力ノードN42H,N42Lと、ラダー抵抗401と、スイッチ402と、コンパレータ403と、AND回路404H,404Lとを備える。
入力ノードN42Hは、VCOM電圧生成部12によって生成された駆動電圧VCOMHを受ける。入力ノードN42Lは、VCOM電圧生成部12によって生成された駆動電圧VCOMLを受ける。
ラダー抵抗401は、入力ノードN42Hと入力ノードN42Lとの間に接続され、入力ノードN42Hと入力ノードN42Lとの間の電圧を分割することによって複数の分割電圧を生成する。
スイッチ402は、ラダー抵抗401によって生成された複数の分割電圧のうちいずれか1つの分割電圧をHレベル基準電圧VrHとして受け、ラダー抵抗401によって生成された複数の分割電圧のうちHレベル基準電圧VrHよりも低い電圧値を有する分割電圧をLレベル基準電圧VrLとして受け、外部(タイミング制御部41)からの制御信号S1を受ける。また、スイッチ402は、制御信号S1が「Hレベル」であるときにはラダー抵抗401によって与えられたHレベル基準電圧VrHをコンパレータ403に出力し、制御信号S1が「Lレベル」のときにはラダー抵抗401によって与えられたLレベル基準電圧VrLをコンパレータ403に出力する。
コンパレータ403は、スイッチ402から出力された電圧(Hレベル基準電圧VrHまたはLレベル基準電圧VrL)を非反転入力端子に受け、外部(出力端子15)からの電圧V15を反転入力端子に受ける。また、コンパレータ403は、外部(出力端子15)からの電圧V15がスイッチ402から出力された電圧よりも低いときには「Hレベル」の判定信号S403を出力し、外部(出力端子15)からの電圧V15がスイッチ402から出力された電圧よりも高いときには「Lレベル」を示す判定信号S403を出力する。
AND回路404Hは、外部(タイミング制御部41)からの制御信号S1を一方の入力端子に受け、コンパレータ403から出力された判定信号S403を他方の入力端子に受ける。また、AND回路404Hは、外部(タイミング制御部41)からの制御信号S1およびコンパレータ403から出力された判定信号S403のうち両方が「Hレベル」を示す場合には「Hレベル」を示す制御信号S3を出力し、その他の場合には「Lレベル」を示す制御信号S3を出力する。
AND回路404Lは、外部(タイミング制御部41)からの制御信号S1を反転して一方の入力端子に受け、コンパレータ403から出力された判定信号S403を反転して他方の入力端子に受ける。また、AND回路404Lは、外部(タイミング制御部41)からの制御信号S1およびコンパレータ403から出力された判定信号S403のうち両方が「Lレベル」を示す場合には「Hレベル」を示す制御信号S4を出力し、その他の場合には「Lレベル」を示す制御信号S4を出力する。
<動作>
次に、図14に示したタイミング生成部42による動作について図15を参照しつつ説明する。なお、ここでは、Hレベル基準電圧VrHの電圧値は「+2.5V」とし、Lレベル基準電圧VrLの電圧値は「−2.5V」とする。
時刻t0〜t1では、タイミング制御部41は、制御信号S1を「Lレベル」にし制御信号S2を「Hレベル」にしているものとする。また、時刻t0〜t1では、出力端子15における電圧V15は、「−3V」であるものとする。このとき、制御信号S1が「Lレベル」であるので、スイッチ402は、Lレベル基準電圧VrL(−2.5V)をコンパレータ403に出力する。また、出力端子15における電圧V15は、「−3V」である。出力端子15における電圧V15の電圧値(−3V)がLレベル基準電圧VrLの電圧値(−2.5V)よりも低いので、コンパレータ403は、「Hレベル」を示す判定信号S403を出力する。制御信号S1は「Lレベル」を示すがコンパレータ403からの判定信号S403は「Hレベル」を示すので、AND回路404Hは「Lレベル」を示す制御信号S3を出力し、AND回路404Lは「Lレベル」を示す制御信号S4を出力する。
時刻t1になると、タイミング制御部41は、制御信号S1を「Hレベル」にし制御信号S2を「Lレベル」にする。制御信号S1が「Hレベル」を示すので、スイッチ402は、Hレベル基準電圧VrH(+2.5V)をコンパレータ403に出力する。また、出力端子15における電圧V15は、「−3V」である。出力端子15における電圧V15の電圧値(−3V)がHレベル基準電圧VrHの電圧値(+2.5V)よりも低いので、コンパレータ403は、「Hレベル」を示す判定信号S403を出力する。制御信号S1は「Hレベル」を示しコンパレータ403からの判定信号S403は「Hレベル」を示すので、AND回路404Hは「Hレベル」を示す制御信号S3を出力し、AND回路404Lは「Lレベル」を示す制御信号S4を出力する。
時刻t1から充電時間trHが経過するまでの間、出力端子15における電圧V15は、「+2.5V」より低い。よって、コンパレータ403は、「Hレベル」を示す判定信号S403を出力し続ける。制御信号S1は「Hレベル」を示しコンパレータ403からの判定信号S403は「Hレベル」を示すので、AND回路404Hは「Hレベル」を示す制御信号S3を出力し、AND回路404Lは「Lレベル」を示す制御信号S4を出力する。
時刻t1から充電時間trHが経過すると、出力端子15における電圧V15は「+2.5V」に達する。その後、電圧V15の電圧値がHレベル基準電圧VrHの電圧値(+2.5V)よりも高くなるので、コンパレータ403は、「Lレベル」を示す判定信号S403を出力する。制御信号S1は「Hレベル」を示すがコンパレータ403からの判定信号は「Lレベル」を示すので、AND回路404Hは「Lレベル」を示す制御信号S3を出力し、AND回路404Lは「Lレベル」を示す制御信号S4を出力する。
時刻t3になると、タイミング制御部41は、制御信号S1を「Lレベル」にし制御信号S2を「Hレベル」にする。制御信号S1が「Lレベル」を示すので、スイッチ402はLレベル基準電圧VrL(−2.5V)をコンパレータ403に出力する。また、出力端子15における電圧V15は電圧値(+3V)を示す。出力端子15における電圧V15の電圧値(+3V)がLレベル基準電圧VrLの電圧値(−2.5V)よりも高いので、コンパレータ403は、「Lレベル」を示す判定信号S403を出力する。制御信号S1は「Lレベル」を示しコンパレータ403からの判定信号S403が「Lレベル」を示すので、AND回路404Hは「Lレベル」を示す制御信号S3を出力し、AND回路404Lは「Hレベル」を示す制御信号S4を出力する。
時刻t3から放電時間trLが経過するまでの間、出力端子15における電圧V15は、「−2.5V」よりも高い。よって、コンパレータ403は、「Lレベル」を示す判定信号S403を出力し続ける。制御信号S1は「Lレベル」を示しコンパレータ403からの判定信号S403は「Lレベル」を示すので、AND回路404Hは「Lレベル」を示す制御信号S3を出力し、AND回路404Lは「Hレベル」を示す制御信号S4を出力する。
時刻t3から放電時間trLが経過すると、出力端子15における電圧V15は「−2.5V」に達する。その後、電圧V15の電圧値がLレベル基準電圧VrLの電圧値(−2.5V)よりも低くなるので、コンパレータ403は、「Hレベル」を示す判定信号S403を出力する。制御信号S1は「Lレベル」を示すがコンパレータ403からの判定信号S403は「Hレベル」を示すので、AND回路404Hは「Lレベル」を示す制御信号S3を出力し、AND回路404Lは「Lレベル」を示す制御信号S4を出力する。
次に、時刻t4〜t9では、時刻t0〜t4における動作と同様の動作が行われる。
<効果>
以上のように、出力端子15の電位(パネル負荷C(LC)の電位)が所定の基準値に達すると、VCOMH用オペアンプ13H(またはVCOML用オペアンプ13L)の駆動能力が元に戻る。これにより、消費電力をさらに低減することができる。
なお、図13に示したVCOMH用オペアンプ13H,VCOML用オペアンプ13Lに代えて、図7に示したVCOMH用オペアンプ23H,図8に示したVCOML用オペアンプ23Lを用いることも可能である。また、図13に示したVCOMH用オペアンプ13H,VCOML用オペアンプ13Lに代えて、図10に示したVCOMH用オペアンプ33H,図11に示したVCOML用オペアンプ33Lを用いることも可能である。
なお、ラダー抵抗401は、図2に示したラダー抵抗111Hおよびラダー抵抗111Lと共有していても構わない。
なお、本実施形態では、ラダー抵抗401によってHレベル基準電圧VrH,Lレベル基準電圧VrLを生成しているが、他の方法によってHレベル基準電圧VrH,Lレベル基準電圧VrLを生成しても構わない。また、Hレベル基準電圧VrHの電圧値およびLレベル基準電圧VrLの電圧値は、任意に設定することができる。
尚、以上の全ての実施の形態において、VCOMH用オペアンプ,VCOML用オペアンプの構成は、A級オペアンプやAB級オペアンプなどを適用することも可能である。いずれのオペアンプでも差動ステージまたは出力ステージの駆動能力を制御信号によって最適化するように構成してやればよい。
また、波形図に示したT1〜T9の期間は、便宜上等しい時間として記載したが、各期間はそれぞれ異なるものであってもよい。
本発明の駆動電圧制御装置は、液晶表示パネル等の負荷を交流化駆動するための駆動電圧を制御する駆動電圧制御装置等として有用である。
この発明の第1の実施形態による駆動電圧制御装置1の全体構成を示す図である。 図1に示したVCOM電圧生成部12の内部構成を示す図である。 図1に示したVCOMH用オペアンプ13Hの内部構成を示す図である。 図1に示したVCOML用オペアンプ13Lの内部構成を示す図である。 制御信号S1〜S4,および出力端子15における電圧を示す波形図である。 (A),(B)図3に示した駆動能力調整部100Hの変形例を示す図である。(C),(D)図4に示した駆動能力調整部100Lの変形例を示す図である。 この発明の第2の実施形態に用いられるVCOMH用オペアンプ23Hの内部構成を示す図である。 この発明の第2の実施形態に用いられるVCOML用オペアンプ23Lの内部構成を示す図である。 (A),(B)図7に示した駆動能力調整部200Hの変形例を示す図である。(C),(D)図8に示した駆動能力調整部200Lの変形例を示す図である。 この発明の第3の実施形態に用いられるVCOMH用オペアンプ33Hの内部構成を示す図である。 この発明の第3の実施形態に用いられるVCOML用オペアンプ33Lの内部構成を示す図である。 (A),(B)図10に示した駆動能力調整部300Hの変形例を示す図である。(C),(D)図11に示した駆動能力調整部300Lの変形例を示す図である。 この発明の第4の実施形態による駆動電圧制御装置4の全体構成を示す図である。 図13に示したタイミング生成部42の内部構成を示す図である。 制御信号S1〜S4,および出力端子における電圧を示す波形図である。 従来の駆動電圧制御装置の全体構成を示す図である。 図16に示したVCOMH用オペアンプの内部構成を示す図である。 図16に示したVCOML用オペアンプの内部構成を示す図である。 制御信号S1,S2および出力端子95における電圧を示す波形図である。
符号の説明
1 駆動電圧制御装置
11 タイミング制御部
12 VCOM電圧生成部
13H VCOMH用オペアンプ
13L VCOML用オペアンプ
C14H,C14L 平滑容量
SW1,SW2 スイッチ
15 出力端子
111H,111L ラダー抵抗
112H,112L 選択部
113H,113L 出力端子
TA1−H〜TA4−H,TA1−L〜TA4−L 入力トランジスタ
TB1−H,TB2−H,TB1−L,TB2−L 出力トランジスタ
100H,100L 駆動能力調整部
101H,101L インバータ
Sa102H,Sb102H,Sa102L,Sb102L 切替トランジスタ
T103H,T103L 調整トランジスタ
200H,200L 駆動能力調整部
201H,201L インバータ
Sa202H,Sb202H,Sa202L,Sb202L 切替トランジスタ
T203H,T203L 調整トランジスタ
300H,300L 駆動能力調整部
301H,301L インバータ
Sa302H,Sb302H,Sa302L,Sb302L 切替トランジスタ
T303H,T303L 調整トランジスタ
4 駆動電圧制御装置
41 タイミング制御部
42 タイミング生成部
401 ラダー抵抗
402 スイッチ
403 コンパレータ
404H,404L AND回路

Claims (19)

  1. 第1の入力電圧を受けて、第1の出力電圧を出力する第1の差動増幅回路と、
    第2の入力電圧を受けて、第2の出力電圧を出力する第2の差動増幅回路と、
    第1および第2のモードのうちいずれか一方を選択する制御部と、
    前記制御部によって前記第1のモードが選択されると前記第1の差動増幅回路によって出力された第1の出力電圧を出力ノードに供給し、前記制御部によって前記第2のモードが選択されると前記第2の差動増幅回路によって出力された第2の出力電圧を前記出力ノードに供給する出力部とを備え、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間は、前記制御部が前記第1のモードを選択し続ける期間よりも短い、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  3. 請求項1において、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記出力ノードにおける電圧の電圧値に応じて、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  4. 請求項3において、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記出力ノードにおける電圧が第1の電圧値に達するまでの間、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  5. 請求項4において、
    前記制御部は、
    前記第1および第2のモードのうちいずれか一方を選択するモード選択部と、
    前記出力ノードにおける電圧と前記第1の電圧値を有する第1の比較電圧とを比較する比較部と、
    前記モード選択部が選択するモードと前記比較部による比較結果とに応じて、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める能力調整部とを含む、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  6. 請求項5において、
    前記第1の出力電圧の電圧値は、前記第2の出力電圧の電圧値よりも高く、
    前記能力調整部は、
    前記モード選択部によって前記第1のモードが選択され、かつ、前記比較部によって前記出力ノードにおける電圧が前記第1の比較電圧よりも低いと判断されると、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  7. 請求項5において、
    前記第1の出力電圧の電圧値は前記第2の出力電圧の電圧値よりも低く、
    前記能力調整部は、
    前記モード選択部によって前記第1のモードが選択され、かつ、前記比較部によって前記出力ノードにおける電圧が前記第1の比較電圧よりも高いと判断されると、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  8. 請求項1において、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高め、
    前記第2のモードを選択しているときに、前記第2の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  9. 請求項8において、
    前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高める期間は、前記制御部が前記第1のモードを選択し続ける期間よりも短く、
    前記第2の差動増幅回路の駆動能力を高める期間は、前記制御部が前記第2のモードを選択し続ける期間よりも短い、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  10. 請求項8において、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記出力ノードにおける電圧の電圧値が第1の電圧値に達するまでの間、前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高め、
    前記第2のモードを選択しているときに、前記出力ノードにおける電圧の電圧値が第2の電圧値に達するまでの間、前記第2の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  11. 請求項10において、
    前記制御部は、
    前記第1および第2のモードのうちいずれか一方を選択するモード選択部と、
    前記モード選択部によって選択されたモードに応じて、前記第1の電圧値を有する第1の比較電圧と前記第2の電圧値を有する第2の比較電圧とのうちいずれか一方を選択する電圧選択部と、
    前記出力ノードにおける電圧と前記電圧選択部によって選択された電圧とを比較する比較部と、
    前記モード選択部が選択するモードと前記比較部による比較結果とに応じて、前記第1または第2の差動増幅回路の駆動能力を高める能力調整部とを含む、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  12. 請求項11において、
    前記第1の出力電圧の電圧値は、前記第2の出力電圧の電圧値よりも高く、
    前記電圧選択部は、
    前記モード選択部によって前記第1のモードが選択されると、前記第1の比較電圧を選択し、
    前記モード選択部によって前記第2のモードが選択されると、前記第2の比較電圧を選択し、
    前記能力調整部は、
    前記モード選択部によって前記第1のモードが選択され、かつ、前記比較部によって前記出力ノードにおける電圧が前記電圧選択部によって選択された電圧よりも低いと判断されると前記第1の差動増幅回路の駆動能力を高め、
    前記モード選択部によって前記第2のモードが選択され、かつ、前記比較部によって前記出力ノードにおける電圧が前記電圧選択部によって選択された電圧よりも高いと判断されると前記第2の差動増幅回路の駆動能力を高める、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  13. 請求項1において、
    前記第1の差動増幅回路は、
    第1の差動ステージと、
    第1の基準電圧を受ける第1の基準ノードと第2の基準電圧を受ける第2の基準ノードとの間に直列に接続される第1および第2の出力トランジスタと、
    第1の調整トランジスタとを含み、
    前記第1の出力トランジスタは、
    前記第1の基準ノードと前記第2の出力トランジスタとの間に接続され、前記第1の差動ステージの出力をゲートに受け、
    前記第2の出力トランジスタは、
    前記第1の出力トランジスタと前記第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受け、
    前記第1の差動ステージは、
    前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタとの第1の相互接続ノードにおける電圧と前記第1の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力し、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の調整トランジスタの接続状態を第1の接続状態にし、
    前記第1の調整トランジスタは、
    前記第1の接続状態では、
    前記第1の基準ノードと前記第1の相互接続ノードとの間に接続され、前記第1の差動ステージの出力をゲートに受ける、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  14. 請求項1において、
    前記第1の差動増幅回路は、
    第1の差動ステージと、
    第1の基準電圧を受ける第1の基準ノードと第2の基準電圧を受ける第2の基準ノードとの間に直列に接続される第1および第2の出力トランジスタと、
    第1の調整トランジスタとを含み、
    前記第1の出力トランジスタは、
    前記第1の基準ノードと前記第2の出力トランジスタとの間に接続され、前記第1の差動ステージの出力をゲートに受け、
    前記第2の出力トランジスタは、
    前記第1の出力トランジスタと前記第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受け、
    前記第1の差動ステージは、
    前記第1の出力トランジスタと前記第2の出力トランジスタとの第1の相互接続ノードにおける電圧と前記第1の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力し、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の調整トランジスタの接続状態を第1の接続状態にし、
    前記第1の調整トランジスタは、
    前記第1の接続状態では、
    前記第1の相互接続ノードと前記第2の基準ノードとの間に接続され、前記第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  15. 請求項1において、
    前記第1の差動増幅回路は、
    第1の基準電圧を受ける第1の基準ノードと第2の基準電圧を受ける第2の基準ノードとの間に直列に接続される第1および第2の入力トランジスタと、
    前記第1の基準ノードと前記第2の基準ノードとの間に直列に接続される第3および第4の入力トランジスタと、
    前記第2の入力トランジスタと前記第4の入力トランジスタとの第1の相互接続ノードと前記第2の基準ノードとの間に接続され、第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける第5の入力トランジスタと、
    第1の調整トランジスタと、
    第1の出力ステージとを含み、
    前記第1の入力トランジスタは、
    前記第1の基準ノードと前記第2の入力トランジスタとの間に接続され、ゲートが当該第1の入力トランジスタのドレインに接続され、
    前記第2の入力トランジスタは、
    前記第1の入力トランジスタと前記第1の相互接続ノードとの間に接続され、前記第1の出力ステージの出力をゲートに受け、
    前記第3の入力トランジスタは、
    前記第1の基準ノードと前記第4の入力トランジスタとの間に接続され、ゲートが前記第1の入力トランジスタのゲートに接続され、
    前記第4の入力トランジスタは、
    前記第3の入力トランジスタと前記第1の相互接続ノードとの間に接続され、前記第1の入力電圧をゲートに受け、
    前記第1の出力ステージは、
    前記第3の入力トランジスタと前記第4の入力トランジスタとの第2の相互接続ノードにおける電圧に応じた電圧値を有する前記第1の出力電圧を出力し、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の調整トランジスタの接続状態を第1の接続状態にし、
    前記第1の調整トランジスタは、
    前記第1の接続状態では、
    前記第1の相互接続ノードと前記第2の基準ノードとの間に接続され、前記第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  16. 請求項13において、
    前記第1の差動増幅回路は、さらに
    第2の調整トランジスタを含み、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の調整トランジスタの接続状態を前記第1の接続状態にし、かつ、前記第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にし、
    前記第2の調整トランジスタは、
    前記第2の接続状態では、
    前記第1の相互接続ノードと前記第2の基準ノードとの間に接続され、前記第1の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  17. 請求項13において、
    前記第1の基準電圧の電圧値は、前記第2の基準電圧の電圧値よりも高く、
    前記第2の差動増幅回路は、
    第2の差動ステージと、
    第3の基準電圧を受ける第3の基準ノードと第4の基準電圧を受ける第4の基準ノードとの間に直列に接続される第3および第4の出力トランジスタと、
    第2の調整トランジスタとを含み、
    前記第3の基準電圧の電圧値は、前記第4の基準電圧の電圧値よりも低く、
    前記第3の出力トランジスタは、
    前記第3の基準ノードと前記第4の出力トランジスタとの間に接続され、前記第2の差動ステージの出力をゲートに受け、
    前記第4の出力トランジスタは、
    前記第3の出力トランジスタと前記第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受け、
    前記第2の差動ステージは、
    前記第3の出力トランジスタと前記第4の出力トランジスタとの第2の相互接続ノードにおける電圧と前記第2の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力し、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の調整トランジスタの接続状態を前記第1の接続状態にし、
    前記第2のモードを選択しているときに、前記第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にし、
    前記第2の調整トランジスタは、
    前記第2の接続状態では、
    前記第3の基準ノードと前記第2の相互接続ノードとの間に接続され、前記第2の差動ステージの出力をゲートに受ける、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  18. 請求項14において、
    前記第1の基準電圧の電圧値は前記第2の基準電圧の電圧値よりも高く、
    前記第2の差動増幅回路は、
    第2の差動ステージと、
    第3の基準電圧を受ける第3の基準ノードと第4の基準電圧を受ける第4の基準ノードとの間に直列に接続される第3および第4の出力トランジスタと、
    第2の調整トランジスタとを含み、
    前記第3の基準電圧の電圧値は前記第4の基準電圧の電圧値よりも低く、
    前記第3の出力トランジスタは、
    前記第3の基準ノードと前記第4の出力トランジスタとの間に接続され、前記第2の差動ステージの出力をゲートに受け、
    前記第4の出力トランジスタは、
    前記第3の出力トランジスタと前記第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受け、
    前記第2の差動ステージは、
    前記第3の出力トランジスタと前記第4の出力トランジスタとの第2の相互接続ノードにおける電圧と前記第2の入力電圧との差に応じた電圧値を有する電圧を出力し、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の調整トランジスタの接続状態を前記第1の接続状態にし、
    前記第2のモードを選択しているときに、前記第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にし、
    前記第2の調整トランジスタは、
    前記第2の接続状態では、
    前記第2の相互接続ノードと前記第4の基準ノードとの間に接続され、前記第2の電圧供給ノード与えられる電圧をゲートに受ける、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
  19. 請求項15において、
    前記第1の基準電圧の電圧値は前記第2の基準電圧の電圧値よりも高く、
    前記第2の差動増幅回路は、
    第3の基準電圧を受ける第3の基準ノードと第4の基準電圧を受ける第4の基準ノードとの間に直列に接続される第6および第7の入力トランジスタと、
    前記第3の基準ノードと前記第4の基準ノードとの間に直列に接続される第8および第9の入力トランジスタと、
    前記第7の入力トランジスタと前記第9の入力トランジスタとの第3の相互接続ノードと前記第4の基準ノードとの間に接続され、第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける第10の入力トランジスタと、
    第2の調整トランジスタと、
    第2の出力ステージとを含み、
    前記第3の基準電圧の電圧値は前記第4の基準電圧の電圧値よりも低く、
    前記第6の入力トランジスタは、
    前記第3の基準ノードと前記第7の入力トランジスタとの間に接続され、ゲートが当該第6の入力トランジスタのドレインに接続され、
    前記第7の入力トランジスタは、
    前記第6の入力トランジスタと前記第3の相互接続ノードとの間に接続され、前記第2の出力ステージの出力をゲートに受け、
    前記第8の入力トランジスタは、
    前記第3の基準ノードと前記第9の入力トランジスタとの間に接続され、ゲートが前記第6の入力トランジスタのゲートに接続され、
    前記第9の入力トランジスタは、
    前記第8の入力トランジスタと前記第3の相互接続ノードとの間に接続され、前記第2の入力電圧をゲートに受け、
    前記第2の出力ステージは、
    前記第8の入力トランジスタと前記第9の入力トランジスタとの第4の相互接続ノードにおける電圧に応じた電圧値を有する電圧を出力し、
    前記制御部は、
    前記第1のモードを選択しているときに、前記第1の調整トランジスタの接続状態を前記第1の接続状態にし、
    前記第2のモードを選択しているときに、前記第2の調整トランジスタの接続状態を第2の接続状態にし、
    第2の調整トランジスタは、
    前記第2の接続状態では、
    前記第3の相互接続ノードと前記第4の基準ノードとの間に接続され、前記第2の電圧供給ノードに与えられる電圧をゲートに受ける、
    ことを特徴とする駆動電圧制御装置。
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