JP2005301857A - バックアップ方法 - Google Patents
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Abstract
ネットワークに接続された複数の情報処理装置がお互いに監視し合うこと無く、自律的に他の情報処理装置へデータをバックアップする。
【解決手段】
ネットワークに接続される複数の情報処理装置を用いてデータのバックアップを行うバックアップ方法において、ネットワークに接続される複数の他の情報処理装置から、バックアップの可能性に関する情報を収集し、収集された情報を、他の情報処理装置を識別するアドレスを付して記憶装置に記憶しておく。データのバックアップが必要になったとき、記憶装置に記憶されたこの情報に基いて選択された他の情報処理装置へ、バックアップのための要求を送信し、バックアップ要求に対して、許可の回答を送信して来た他の情報処理装置へバックアップデータを送信する。
また、バックアップ先となった他の情報処理装置のアドレスを含む情報を管理するためのテーブルを作成して、記憶装置に保持して管理する。
【選択図】 図1
Description
これらのコンピュータやストレージ装置等の情報処理装置は、データを記録、読み出しできる装置であり、メディアと言うことがある。データを記録、読み出しできるメディアであれば、必ずしもネットワークに接続されない情報処理装置も含まれる。
本発明の他の目的は、他の情報処理装置にバックアップされたデータを自律的に情報処置装置に復元できるバックアップデータの復元方法を提供することにある。
上記第2のテーブルは、好ましくは少なくともバックアップデータを送信した第2の情報処理装置のアドレスと、バックアップの成否を示す情報を登録する。
また、好ましくは第1の情報処理装置からバックアップデータを受信した第2の情報処理装置は、少なくともバックアップデータの送信先となった第1の情報処理装置のアドレスと、バックアップの成否を示す情報を登録する第3のテーブルを作成して記憶装置に保持する。
また、好ましくは第1の情報処理装置からバックアップ先となる第2の情報処理装置へバックアップデータを送信する前に、第1のテーブルを参照してバックアップ対象となる第2の情報処理装置を選び、第2の情報処理装置へバックアップ要求の電文を送信し、第2の情報処理装置からは、バックアップを受け入れるか否かの回答電文を受信する。
バックアップされたデータの復元においては、第1の情報処理装置は、第2のテーブルを参照して、バックアップ先となった第2の情報処理装置に対してバックアップデータの転送要求を行い、第2の情報処理装置から送信されたバックアップデータを受信して第1の情報処理装置内の記憶装置に記憶する。
本発明はまた、上記バックアップ処理及び復元処理を行う情報処理装置として把握される。すなわち、ネットワークに接続され、複数の他の情報処理装置との間でデータの送受信を行う情報処理装置において、データ処理を行うCPUと、
CPUで処理されるデータを格納する記録媒体と、少なくともデータのバックアップのための管理情報を格納する不揮発性のメモリと、ネットワークに接続される通信ポートと、及びこれら各部を接続するパスとを有し、通信ポートは、他の情報処理装置の状態情報を取得するための第1の電文をネットワークへ送信すると共に、他の情報処理装置から送信された、データのバックアップが可能かの情報を含む第2の電文を受信し、不揮発性メモリ又は記録媒体は、第2の電文に基いて作成された、少なくともバックアップ可能な他の情報処理装置に関する情報を管理する第1のテーブルを保持し、CPUは、異常時に、第1のテーブルを参照してバックアップ先となる他の情報処理装置を選択し、他の情報処理装置へバックアップのための要求を発すると共に、バックアップ許可された他の情報処理措置へ記録媒体に格納されたデータを送信するための処理を行い、かつバックアップ先となった他の情報処理装置のアドレスを含む情報を管理するための第2のテーブルを作成し、不揮発性メモリ又は記録媒体は、第2のテーブルを保持する情報処理装置である。
好ましい例によれば、複数の情報処理装置間でネットワークを介して、データ保存のための空き容量を含む情報処理装置の状態情報を通信しあい、異常が検出されたある情報処理装置はこの状態情報を参照して、適合する他の情報処理装置を探し、他の情報処理装置へバックアップデータを転送することができる。
図1は、本発明の一実施例による自動バックアップシステムの概略的な構成及び動作工程を示す図である。
メディア101〜105(以下101で代表されることがある)は、ネットワーク100を介してお互いに接続される。これら複数のメディア101は、それぞれ固有のIPアドレスを持ち、メディア間でデータを送受信しあう。ここで、メディアとはコンピュータやストレージ装置等の情報処理装置を意味する。
各メディアは、情報処理を行うCPU1101、情報処理用のデータ及びプログラムを格納するメモリ1102、計時機能のタイマー1103、不揮発性メモリ1104、記録媒体1105、及びこのメディアをネットワーク100に接続するための通信ポート1106を有し、これらのユニットはバス又はLAN1107で接続されている。
ここで不揮発性メモリ1104は、バックアップに関する管理情報、例えばバックアップ先のメディアのIPアドレス及び転送データ量等を含む情報を管理するためのテーブル(後述するマニフェストテーブル)に象徴される、各種の管理テーブル類を保管する。尚、マニフェストについては、後で詳述する。また、記録媒体1105は、バックアップデータを始め、データ処理用のデータやプログラム等を格納する記憶装置であり、例えばRAID装置、磁気テープ装置、HDD等を含む。
Inquire電文301は、図3(A)に示すように、電文タイプとして「Inquire」、及び自メディアのメディアのIPアドレス及びMACアドレスを含んで構成される。
尚、ここまでの処理は、タイマー1103、CPU1101、メモリ1102を用いてある一定時間間隔で処理されてもよい。
これに対して図6に示す例は、バックアップ可能な状態になった場合のバックアップメディア管理テーブル500の様子を示している。即ち、取得された他のメディアのバックアップデータの現状総量値は10800GBとなり、バックアップ対象のデータ容量を上回っている。
このように、電文306の送信によりバックアップデータが他のメディアへ順次送信される。電文306を受信した他のメディアは、受けたバックアップデータを自メディアの記憶装置に格納する。
尚、図3(G)に示すように、Refuse Backup電文307は、電文タイプ(Refuse Backup)と、自メディア101のIPアドレスから構成される。
預り書テーブル800は、バックアップデータの送信元のメディアのIPアドレスに対応して、バックアップデータマップ、受信開始時刻、受信終了時刻、及びバックアップの成否フラグを示す情報が登録される。図示の例では、この預り書テーブル800を有するメディアは、2つの異なるIPアドレスを持つメディアからバックアップを受入れていることが分かる。
前提として、メディア101に異常が発生して、メディア101のデータがメディア102〜105にバックアップされているとする。メディア101の不揮発メモリ1104はバックアップデータを管理するためのマニフェスト700を保持する。
尚、メディア101が小容量のメディアの場合には、小容量メディアがセットされた時にメディア101が復元モードになるとしてもよい。
マニフェスト700の内容の解析の結果、復元を開始するために、テーブル700内のIPアドレスを持つ他のメディアに対して、Request Restore電文901を例えばユニキャストで送信する(図2(B))。このRequest Restore電文901は、図9(A)に示すように、電文タイプ(Request Restore)と、自メディア101のIPアドレスを含む。
ここで、Accept Restore電文902は、図9(B)に示すように、電文タイプ(Accept Restore)と、自メディアのIPアドレスを含む。Late Restore電文903は、図9(C)に示すように、電文タイプ(Late Restore)と、自メディアのIPアドレスを含む。
復元管理テーブル1000は、バックアップデータを取得して復元するための管理テーブルであり、バックアップデータを受信する先のメディアのIPアドレス、バックアップデータマップ、転送開始時刻、転送終了時刻、復元可フラグの情報を登録する。IPアドレスはマニフェストテーブル700に登録されたものと同じである。
図示の例では、IPアドレスが「192.168.0.3」のメディアからのデータの復元は終わっているが、IPアドレス「192.168.0.4」のメディアからのデータの復元はこれから実行される状態である。
尚、取り立てて説明しなかったが、上記実施例で、バックアップデータを転送するときには、通常使用される暗号化アルゴリズムを利用して、バックアップデータを暗号化処理を施した上でデータ転送するようにしてもよい。
また、メディアのデータの復元が完了するまでは、自メディアのメモリカードの内容は書き換え不可としておき、復元が完了したとき、そのメモリカードのマニフェストテーブルを再び書き込み可として、将来再び発生するかもしれない異常時に備えて自動的にバックアップ管理情報が取得できるようにしてもよい。
301〜307:電文 90〜1904:電文
400:メディア情報管理テーブル
500:バックアップメディア管理テーブル
700:明細書(マニフェスト)テーブル、
800:預り書テーブル 1000:復元管理テーブル。
Claims (14)
- ネットワークに接続される複数の情報処理装置を用いてデータのバックアップを行うバックアップ方法において、
第1の情報処理装置から問合せのための第1の電文をネットワークへ送信するステップと、
該第1の電文を受けた第2の情報処理装置は、バックアップが可能かの情報を含む第2の電文を該第1の情報処理装置に対して返信するステップと、
第1の情報処理装置は、第2の電文に基いて、少なくともバックアップ可能な第2の情報処理装置に関する情報を管理する第1のテーブルを作成して記憶装置に保持するステップと、
該第1のテーブルから選択された、バックアップ先となる第2の情報処理装置へバックアップデータを送信するステップと、
バックアップ先となった第2の情報処理装置のアドレスを含む情報を管理するための第2のテーブルを作成して、該第1の情報処理装置内の記憶装置に保持するステップと、
を有することを特徴とするバックアップ方法。 - 前記第2の電文は、該第2の情報処理装置が持つメディアのタイプ、該メディアの空き容量、及ぶバックアップの受入れの可否の情報を含み、前記第1のテーブルは第2の情報処理装置を特定するアドレス、メディアのタイプ、メディアの空き容量、バックアップの受入れの可否を示す情報を登録することを特徴とする請求項1記載のバックアップ方法。
- 前記第2のテーブルは、少なくともバックアップデータを送信した該第2の情報処理装置のアドレスと、バックアップの成否を示す情報を登録することを特徴とする請求項1記載のバックアップ方法。
- 該第1の情報処理装置からバックアップデータを受信した該第2の情報処理装置は、少なくともバックアップデータの送信先となった該第1の情報処理装置のアドレスと、バックアップの成否を示す情報を登録する第3のテーブルを作成して記憶装置に保持することを特徴とする請求項1記載のバックアップ方法。
- 該第1の情報処理装置からバックアップ先となる第2の情報処理装置へバックアップデータを送信する前に、
該第1のテーブルを参照してバックアップ対象となる第2の情報処理装置を選び、該第2の情報処理装置へバックアップ要求の電文を送信し、
該第2の情報処理装置からは、バックアップを受け入れるか否かの回答電文を受信するステップを有することを特徴とする請求項1記載のバックアップ方法。 - 該第1の情報処理装置は、前記第2のテーブルを参照して、バックアップ先となった前記第2の情報処理装置に対してバックアップデータの転送要求を行うステップと、
該第2の情報処理装置から送信されたバックアップデータを受信して該第1の情報処理装置内の記憶装置に記憶するステップとを有する請求項1乃至5のいずれかに記載のバックアップデータの復元方法。 - ネットワークに接続される複数の情報処理装置を用いてデータのバックアップを行うバックアップ方法において、
該ネットワークに接続される複数の他の情報処理装置から、バックアップの可能性に関する情報を収集するステップと、
収集された情報を、他の情報処理装置を識別するアドレスを付して記憶装置に記憶するステップと、
バックアップが必要になったとき、該記憶装置に記憶された情報に基いて選択された該他の情報処理装置へ、バックアップのための要求を送信するステップと、
バックアップ要求に対して、許可の回答を送信して来た他の情報処理装置へバックアップデータを送信するステップと、
を有することを特徴とするバックアップ方法。 - バックアップ先となった該他の情報処理装置を識別するアドレスを含む情報を該記憶装置に保持するステップを更に含むことを特徴とする請求項7記載のバックアップ方法。
- バックアップデータを受信した該他の情報処理装置は、少なくともバックアップデータの送信先となった情報処理装置のアドレスと、バックアップの成否を示す情報を記憶装置に保持することを特徴とする請求項7又は8記載のバックアップ方法。
- バックアップ元の情報処理装置は、バックアップ先となった該他の情報処理装置に対してバックアップデータの転送要求を行い、該他の情報処理装置から送信されたバックアップデータを受信して該記憶装置に記憶するステップを更に有することを特徴とする請求項7に記載のバックアップデータの復元方法。
- 上記請求項1乃至10のいずれかに記載のバックアップ方法又は復元方法のステップを実行するためのプログラム。
- ネットワークに接続され、複数の他の情報処理装置との間でデータの送受信を行う情報処理装置において、
データ処理を行うCPUと、
該CPUで処理されるデータを格納する記録媒体と、
少なくともデータのバックアップのための管理情報を格納する不揮発性のメモリと、
該ネットワークに接続される通信ポートと、及びこれら各部を接続するパスとを有し、
該通信ポートは、他の情報処理装置の状態情報を取得するための第1の電文をネットワークへ送信すると共に、他の情報処理装置から送信された、データのバックアップが可能かの情報を含む第2の電文を受信し、
該不揮発性メモリ又は該記録媒体は、該第2の電文に基いて作成された、少なくともバックアップ可能な他の情報処理装置に関する情報を管理する第1のテーブルを保持し、
該CPUは、異常時に、該第1のテーブルを参照してバックアップ先となる他の情報処理装置を選択し、該他の情報処理装置へバックアップのための要求を発すると共に、バックアップ許可された他の情報処理措置へ該記録媒体に格納されたデータを送信するための処理を行い、かつバックアップ先となった該他の情報処理装置のアドレスを含む情報を管理するための第2のテーブルを作成し、
該不揮発性メモリ又は該記録媒体は、該第2のテーブルを保持することを特徴とする情報処理装置。 - 前記CPUは、該第2のテーブルを参照して、バックアップ先となった該他の情報処理装置に対してバックアップされているデータの転送要求を行い、
該通信ポートは、該他の情報処理装置から送信された該バックアップデータを受信し、
該記録媒体は、受信された該データを格納することを特徴とする請求項12記載の情報処理装置。 - 該不揮発性メモリ又は該記録媒体は、データを復元するための復元管理テーブルを格納し、該復元管理テーブルには、バックアップデータが記録されていた他の情報処理装置のネットワーク上のアドレスに対応してバックアップデータの復元が可能かの情報が格納されることを特徴とする請求項13記載の情報処理装置。
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