JP2005301688A - アプリケーションごとにレスポンスコードを設定できるicカードおよびレスポンスコードの設定方法 - Google Patents

アプリケーションごとにレスポンスコードを設定できるicカードおよびレスポンスコードの設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 書き換え不可能なメモリ(例えばROM)に複数のアプリケーションを実装したICカードにおいて、アプリケーションごとにレスポンスコードを容易に設定できるICカードおよびレスポンスコードの設定方法を提供する。
【解決手段】 EEPROM13に、アプリケーションコマンドの処理結果と外部装置に送信するレスポンスコードとを対応づけるデータテーブル50を複数記憶し、データテーブル選択手段40が選択されたアプリケーションに対応して前記データテーブルを選択する。また、前記データテーブル50には、アプリケーションコマンドに関連付けてコマンドの処理結果である処理フラグと前記処理フラグに対応する前記レスポンスコードを記憶し、レスポンスコード設定手段41がアプリケーションコマンドの処理フラグに対応するレスポンスコードを設定する。
【選択図】 図3

Description

本発明はプラスチック製カード等にICチップを実装したICカードの技術分野に関し、更に詳しくは、アプリケーションごとにレスポンスコードを設定できるICカードおよびレスポンスコードの設定方法に関する。
ICカードとは、クレジットカードサイズのプラスチックカードにICチップを埋め込み、前記ICチップのメモリにデータを記憶するカードである。近年、ICカードはキャッシュカード、クレジットカードまたは電子マネーなどに幅広く応用されている。
ICカードと外部端末間で通信されるメッセージはアプリケーション・プロトコル・データ単位(以下、APDUと記す。APDUはApplication Protocol Data Unitの略)と呼ばれ、ISO7816規格等においてAPDUの詳細内容が定義されている。詳しくは、外部端末からICカードに送信されるコマンドメッセージをコマンドAPDUと呼び、ICカードから外部端末に返信するレスポンスメッセージをレスポンスAPDUと呼ぶ。
図1は、ISO7816等で規格化されている前記コマンドAPDUおよび前記レスポンスAPDUを説明するための図である。図1(a)にはコマンドAPDUの構造図を示した。図1(a)に示すように、コマンドAPDU80はコマンドヘッダ81とボディ82から成る。
コマンドヘッダ81には、コマンドを識別する情報(以下、コマンド識別情報と記す)および処理の詳細な条件が含まれる。コマンドヘッダ81は、CLA,INS、P1およびP2の4つのパラメータから成り、CLAおよびINSが前記コマンド識別情報に該当し、P1およびP2で詳細な処理条件が示される。なお、CLA,INS、P1およびP2は、それぞれ1バイトの値である。
ボディ82には、ICカードに送信する送信データおよび送信データのデータ長、またはICカードに記憶されたデータを読み出すデータ長などが含まれる。
図1(b)はレスポンスAPDU90の構造である。図1(b)に示すように、レスポンスAPDU90はボディ91とトレイラ92から成る。トライラ92にはレスポンスコードが記述される。レスポンスコードとは、コマンドの処理結果(正常終了または異常終了内容)を意味する2バイトのデータで、レスポンスコードはステータスバイトと呼ばれることもある。ボディ92にはICカードから外部端末に返信するデータ(例えば、読出しデータ)が含まれ、外部装置にデータを送信しないコマンドの場合は、レスポンスAPDU90内にボディ92は存在しない。
前述したように、コマンドAPDUおよびレスポンスAPDUについては、例えばISO7816規格で詳細内容が定義されている。しかし現状は、ICカードが利用されるシステムごとに、APDUに関して独自の仕様が定めていることが多く、同じコマンドAPDUに対応するレスポンスAPDUのレスポンスコードもICカードが利用されるシステムごとに異なるケースが増えている。このため、ICカード製造会社においては、ICカードが利用されるシステムごとに、APDUに関して独自の仕様に合わせてレスポンスコードをチューニングすることが必要になっている。
JAVA(登録商標)またはMULTOS(登録商標)に代表されるマルチアプリケーション型ICカードにおいては、レスポンスコードのチューニングは容易に行なえる。なぜなら、マルチアプリケーション型ICカードではアプリケーションを書き換え可能なメモリに記憶するため、アプリケーションを書込む前に、レスポンスコードをソフト的にチューニングし、チューニングしたアプリケーションを前記書き換え可能なメモリに書込めばよい。
これに対し、専用型ICカード(NativeICカードとも呼ばれる)は、ICカードの価格を安価にすべくアプリケーションを書き換え不可能なメモリであるROM(Read Only Memoryの略)に実装するため、レスポンスコードをチューニングすることは容易ではない。そこで、専用型ICカードにおいても、レスポンスコードのチューニングが容易に行なえるよう、レスポンスコードを書き換え可能なメモリに実装する発明がすでに開示されている(例えば特許文献1)。
特開平6−119506号公報
しなしながら、前述した技術においては、ROMに実装したアプリケーションごとにレスポンスコードを設定できない問題があった。
近年、ROMの高密度化に伴いROMに実装できるデータ容量が増加し、専用型ICカードにおいても複数のアプリケーションをROMに実装するケースが増えている。前述したように、同じコマンドAPDUに対応するレスポンスAPDUのレスポンスコードもICカードが利用されるシステムごとに異なるため、ROMに複数のアプリケーションを実装した専用型ICカードにおいては、アプリケーションごとにレスポンスコードを容易に設定できることが望まれている。
そこで、本発明は前述の問題を鑑みて、書き換え不可能なメモリ(例えばROM)に複数のアプリケーションを実装したICカードにおいて、ICカードが利用されるシステムに応じてアプリケーションごとにレスポンスコードを容易に設定できるICカードおよびレスポンスコードの設定方法を提供することを目的とする。
前述した課題を解決する本発明の第1の課題解決手段は、書き換え不可能なメモリに複数のアプリケーションを実装したICカードにおいて、アプリケーションコマンドの処理結果と外部装置に送信するレスポンスコードとを対応づけるデータテーブルを前記ICカードの書き換え可能なメモリに複数記憶し、選択されたアプリケーションに基づいて前記データテーブルを選択するデータテーブル選択手段を少なくとも備えたことを特徴とするICカードである。
更に、第2の課題解決手段は、第1の課題解決手段に記載のICカードにおいて、前記データテーブルには、前記アプリケーションコマンドを識別するコマンド識別情報に関連付けて、前記アプリケーションコマンドの処理結果である処理フラグと前記処理フラグに対応する前記レスポンスコードを記憶し、前記データテーブル選択手段で選択された前記データテーブルの中から、処理したアプリケーションコマンドの前記コマンド識別情報と前記処理フラグに基づいて前記レスポンスコードを設定するレスポンスコード設定手段を備えていることを特徴とするICカードである。
更に第3の課題解決手段は、第2の課題解決手段に記載のICカードにおいてレスポンスコードを設定する方法であって、選択されたアプリケーションに基づいて前記データテーブルを選択するデータテーブル選択工程と、前記データテーブル選択工程で選択された前記データテーブルから、処理したアプリケーションコマンドの前記コマンド識別情報と前記処理フラグに基いて前記レスポンスコードを設定するレスポンスコード設定工程とを少なくとも含むことを特徴とするレスポンスコードの設定方法である。
上述した本発明の課題解決手段の作用は、次の通りである。ICカードの書き換え可能なメモリに複数の前記データテーブルを記憶し、選択されたアプリケーションに対応して前記データテーブルを選択することで、アプリケーションごとにアプリケーションコマンドの処理結果と外部に送信するレスポンスコードとを対応づけるデータテーブルを任意に設定できる。また、前記データテーブルにアプリケーションのコマンドに関連付けて前記コマンドの処理結果である処理フラグと前記処理フラグに対応する前記レスポンスコードを記憶することで、アプリケーションコマンドごとにレスポンスコードを任意に設定できる。
上述した本発明のICカードおよびレスポンスコードの設定方法によれば、書き換え不可能なメモリ(例えばROM)に複数のアプリケーションを実装した専用型ICカードにおいても、アプリケーションごとにレスポンスコードを容易に設定できる。
本発明の好適な実施の形態の一例について、以下に図を参照しながら説明する。最初に本発明を適用する専用型ICカードの構成を説明し、そしてレスポンスコードの設定方法について説明する。
〔ICカードの構成〕
<ICカードのハードウェアの説明>
図2は、専用型ICカードに埋め込まれるICチップ10の構造図である。ICチップ10には、中央演算装置11(Central Processing Unit、以下CPUと記す)、読み出し専用メモリ12(Read Only Memory、以下ROMと記す)、書換え可能なメモリとしてEEPROM13(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memoryの略)、揮発性メモリとしてランダムアクセスメモリ14(Random Access Memory、以下RAMと記す)および図外の外部端末とデータを通信するためのI/O回路15を少なくとも備なえている。
本発明は、ICチップ10の仕様を限定するものではなく、ICカードの用途に適した仕様のICチップを選択することができる。例えばROM12およびEEPROM13の容量については限定しないし、書換え可能なメモリは強誘電体メモリまたはフラッシュメモリ等のEEPROM以外のメモリであっても構わない。またICチップ10はタイマー回路、暗号演算回路またはコプロセッサ回路等の図示していない他のデバイスを備えていても構わない。
<ICカードに実装されるソフトウェアおよびデータの説明>
図3は、ICチップ10のメモリに実装されるソフトウェアおよびデータの基本構成を示した図である。図3に示すように、ROM12には、オペレーティングシステム(Operating System、以下OSと略す)のコード21(以下、OSコードと記す)が記憶され、同じくアプリケーションのコード22(以下、アプリケーションコードと記す)も複数記憶される。また、EEPROM13には、OSコード21が使用するオペレーティングシステムデータ31(以下、OSデータと略す)と、アプリケーションコード22が使用するアプリケーションデータ32が記憶される。
OSコード21とは、I/O回路15を使用して図外の外部端末とAPDUを送受信する機能、アプリケーションを選択する機能(選択コマンド)等のICチップ10が動作するために必要な基本的な機能を有し、アプリケーションコードを処理するための基盤となるソフトウェアである。アプリケーションコード22とは、ある特定の用途のために設計されたソフトウェアであり、ある特定の用途で使用されるコマンド(以下、アプリケーションコマンドと記す)を処理するプログラムが記述されている。
本発明に係わるデータテーブル選択手段40およびレスポンスコード設定手段41は、OSコード21に備えられている。また、EEPROM13のOSデータ31には、前記データテーブル選択手段40およびレスポンスコード設定手段41が使用するデータとして、コマンドの処理結果を外部装置に示すレスポンスコードの集合であるデータテーブル50およびアプリケーションを定義するファイル60(Application Dedicated File、以下DFと略す)がそれぞれ記憶されている。
<DFおよびデータテーブルの説明>
データテーブル選択手段40およびレスポンスコード設定手段41を説明する前に、DF60およびにデータテーブル50ついて説明する。
(DFの説明)
図4は、DF60を説明するための図である。DF60には、アプリケーションを識別する情報としてDF名称情報601と、DF名称情報601で示されるアプリケーションが使用するデータテーブル50のアドレス情報602、アプリケーションコード22のアドレス情報603およびアプリケーションデータ32のアドレス情報604が少なくとも記憶されている。ここで、DF名称情報601はアプリケーションを選択する際に使用される情報で、アプリケーションが選択されると、アプリケーションで使用するデータテーブル50がアドレス情報602で特定され、アプリケーションコード22およびアプリケーションデータ32がそれぞれアドレス情報603およびアドレス情報604で特定される。
(データテーブルの説明)
図5はOSデータ31内に記憶されているデータテーブル50を説明するための図である。図5に示すように、一つのデータテーブル50には、レスポンスコードテーブル探索情報51(以下、RCテーブル探索情報と略す)とレスポンスコードテーブル52(以下、RCテーブルと略す)とから構成されている。RCテーブル探索情報51とは、データテーブル50に含まれるRCテーブル52を探索するために使用される情報である。また、RCテーブル52とは、アプリケーションコマンドのコマンド識別情報に関連付けて、前記コマンドの処理結果である処理フラグと前記処理フラグに対応するレスポンスコードを記憶したテーブルである。
図6は、RCテーブル探索情報51を説明するための図である。図6(a)に示すように、RCテーブル探索情報51は、複数のレスポンスコードテーブルアドレス情報511(以下RCテーブルアドレス情報と略す)から構成されている。
図6(b)はRCテーブルアドレス情報511を説明するための図である。RCテーブルアドレス情報511には、コマンド識別情報512と前記コマンド識別情報で示されるコマンドに対応するRCテーブル52のアドレス情報513が記憶されている。
図7は、RCテーブル52を説明するための図である。図7(a)に示すように、RCテーブルは、複数のレスポンスコードレコード521(以下、RCレコードと略す)から構成されている。図7(b)はRCレコード521を説明するための図である。RCレコード521とは、コマンドの処理結果である処理フラグ522と処理フラグ522に対応したレスポンスコード523を記憶したレコードである。
すなわち、データテーブル50をEEPROM13に書込むことで、アプリケーションが使用するレスポンスコードが設定される。アプリケーションコマンドのコマンド識別情報はコマンド識別情報512で設定され、アプリケーションコマンドの処理フラグおよび処理フラグに対応するレスポンスコードは、それぞれ処理フラグ522およびレスポンスコード523で設定される。
<データテーブル選択手段およびレスポンスコード設定手段の説明>
ここから、データテーブル選択手段40およびレスポンスコード設定手段41を説明する。
(データテーブル選択手段)
OSコード21に備えられたデータテーブル選択手段40とは、OSデータ31内に記憶された複数のデータテーブル50(図3ではN個)の中から一つのデータテーブル50を選択する手段で、OSコード21が具備する選択コマンド(例えば、ISO7816規格のSELECTコマンド)の一部の機能として実現している。
データテーブル選択手段40は、選択コマンドで選択されたDF60に記憶されているデータテーブル50のアドレス情報602をRAM14に記憶することで、複数のデータテーブル50の中から一つのデータテーブル50を選択する。
データテーブル選択の一連の流れは次のようになる。図外の外部端末から送信される前述の選択コマンドには、DF60を選択するための情報(以下,DF選択情報と記す)として、DF名称情報またはDF名称情報の一部が含まれる。図外の外部端末から前記選択コマンドを受信すると、OSコード21は前記DF選択情報と完全一致もしくは部分一致するDF名称情報601を有するDF60を一つ選択する。
データテーブル選択手段40は、選択されたDF60に記憶されているデータテーブル50のアドレス情報602をRAM14に記憶することで、複数のデータテーブル50の中から一つのデータテーブル50を選択する。また、アプリケーションコード31のアドレス情報603およびアプリケーションデータ32のアドレス情報604も前記選択コマンドの機能によってRAM14に記憶される。
データテーブル選択手段40によってデータテーブル50のアドレス情報602がRAM14に記憶されると、アプリケーション選択後に送信されるアプリケーションコマンドに対するレスポンスコードは、前記アドレス情報602で示されるデータテーブル50から選択される。
(レスポンスコード設定手段)
次にレスポンスコード設定手段41について説明する。レスポンスコード設定手段41とは、RAM14に記憶されたアドレス情報602で示されるデータテーブル50からレスポンスコードを設定する手段で、OSコード21が具備するレスポンスAPDU生成機能の一部として実現している。
レスポンスコード設定手段41は、アプリケーションコマンドから処理フラグを受け取ると、RAM14に記憶されたアドレス情報602で示されるデータテーブル50のRCテーブル探索情報51から、処理したコマンドのコマンド識別情報に対応するRCテーブルアドレス情報511を探索し、探索したRCテーブルアドレス情報511に記憶されているRCテーブル52のアドレスを取得する。次に前記アドレスに記憶されているRCテーブル52から、前記処理フラグに対応するレスポンスコード523を取得する。
アプリケーションコマンドに対するレスポンスコード取得の一連の流れは次のようになる。図外の外部端末からアプリケーションコマンドのコマンドAPDUを受信すると、OSコード21は、選択されたアプリケーションコード31に前記アプリケーションコマンドの処理を委託する。アプリケーションコード31は前記アプリケーションコマンドを処理した後、図外の外部端末に返信する返信データおよびコマンドの処理結果を示す処理フラグをOSコード21に引き渡す。OSコード21に具備されたレスポンスコード設定手段41は、データテーブル50からレスポンスコード523を取得する。OSコード21は、取得したレスポンスコード523と返信データとからレスポンスAPDUを作成し、作成したレスポンスAPDUは前記外部端末へ返信される。
<発明の効果の説明>
これまで述べた構成で、アプリケーションごとにレスポンスコードを容易に設定できるICカードを実現できる。
図外の外部端末から送信される前述の選択コマンドにてアプリケーションが選択されると、データテーブル選択手段40によって、選択されたDF60に記憶されたデータテーブル50のアドレス情報602はRAM14に記憶される。データテーブル50のアドレス情報602をRAM14に記憶することで、選択されたアプリケーションで使用するデータテーブル50は、RAM14に記憶されたアドレス情報で示されるデータテーブル50に特定される。
レスポンスコード設定手段41は、アプリケーションコマンドの処理結果である処理フラグに対応するレスポンスコードを、データテーブル選択手段40で選択されたデータテーブル50から探索する。レスポンスコードを設定した後、OSコード21は前記返信データおよび設定したレスポンスコードからレスポンスAPDUを生成し、生成したレスポンスAPDUを図外の外部端末へ返信する。
なお、レスポンスコードが記憶されているデータテーブル50はEEPROM13に記憶されるため、ICカードの発行時において、EEPROM13に記憶されるデータテーブル50(レスポンスコード523)は任意の値に設定できる。
〔レスポンスコードの設定方法の説明〕
ここから、本実施の形態のレスポンスコードの設定手順について、図を参照しながら詳細に説明する。図8は、本実施の形態のレスポンスコードの設定手順のフロー図である。
本実施の形態のレスポンスコードの設定手順は2つの工程から成る。一つの工程は、データテーブル50を選択するデータテーブル選択工程である。もう一つの工程は、アプリケーションのコマンドの処理結果に対応するレスポンスコードを、前記データテーブル選択工程で選択されたデータテーブルから取得するレスポンスコード取得工程である。
本実施の形態のレスポンスコードの設定手順の最初のステップ(S100)は、図外の外部端末から、選択コマンドを受信するステップである。前記選択コマンドのAPDUにはDF選択情報が含まれる。
次のステップ(S110)は、データテーブル選択手段40が、前記DF選択情報に対応するDF60からデータテーブル50のアドレス情報602を取得するステップである。取得されたアドレス情報はRAM14に記憶される。また、アプリケーションコード31のアドレス情報603およびアプリケーションデータ32のアドレス情報604も前記選択コマンドの機能によってRAM14に記憶される。
次のステップ(S120)は、前記選択コマンドのコマンドAPDUに対するレスポンスAPDUを返信するステップである。ステップS120がデータテーブル選択工程に該当する。
次のステップ(S200)は、図外の外部端末からアプリケーションコマンドのコマンドAPDUを受信するステップである。
次のステップ(S210)は、アプリケーションコード32が前記アプリケーションコマンドを処理するステップである。図外の外部端末からコマンドAPDUが送信されると、OSコード21はコマンドAPDUをRAM14に記憶し、RAM14に記憶されているアドレス情報603で示されるアプリケーションコード32を呼び出し、受信したコマンド処理を依頼する。処理するコマンドは、前記アプリケーションコマンドのコマンドAPDUに含まれるCLAおよびINSから特定される。アプリケーションコード32は、前記CLAおよびINSで特定されるコマンドを処理した後、処理した結果を示す処理フラグおよび返信データがある場合は返信データをOSコード21に引き渡す。
次のステップ(S220)は、レスポンスコード設定手段41は、RAM14に記憶されたアドレス情報602で示されるデータテーブル50のRCテーブル探索情報51から、処理したコマンドに対応するRCテーブルアドレス情報511を探索し、探索したRCテーブルアドレス情報511に記憶されているRCテーブル52のアドレス情報を取得するステップである。RCテーブルアドレス情報511を探索する情報として、受信したコマンドAPDUに含まれるCLAおよびINSが使用される。
次のステップ(S230)は、OSコード21が前記アドレスに記憶されているRCテーブル52から、処理フラグに対応するレスポンスコード523を取得するステップである。
次のステップ(S240)は、OSコード21が、取得したレスポンスコード523とアプリケーションから渡された返信データとからレスポンスAPDUを生成し、生成したレスポンスAPDUを図外の外部端末に送信するステップである。S210からS220までのステップがレスポンスコード取得工程に該当する。
APDUの説明図。 ICチップの説明図。 ソフトウェアの構造図。 DFの説明図。 データテーブルの説明図。 RCテーブル探索情報の説明図。 RCテーブルの説明図。 レスポンスコードの設定方法の動作フロー図。
符号の説明
10 ICチップ
12 ROM
13 EERPOM
14 RAM
21 オペレーティングシステムコード
40 データテーブル選択手段
41 レスポンスコード設定手段
50 データテーブル
51 レスポンスコード探索情報
52 レスポンスコードテーブル
60 DF
601 DF名称情報

Claims (3)

  1. 書き換え不可能なメモリに複数のアプリケーションを実装したICカードにおいて、
    アプリケーションコマンドの処理結果と外部装置に送信するレスポンスコードとを対応づけるデータテーブルを前記ICカードの書き換え可能なメモリに複数記憶し、
    選択されたアプリケーションに基づいて前記データテーブルを選択するデータテーブル選択手段を少なくとも備えたことを特徴とするICカード。
  2. 請求項1に記載のICカードにおいて、
    前記データテーブルには、前記アプリケーションコマンドを識別するコマンド識別情報に関連付けて、前記アプリケーションコマンドの処理結果である処理フラグと前記処理フラグに対応する前記レスポンスコードとを記憶し、
    前記データテーブル選択手段で選択された前記データテーブルの中から、処理したアプリケーションコマンドの前記コマンド識別情報と前記処理フラグに基づいて前記レスポンスコードを設定するレスポンスコード設定手段を備えていることを特徴とするICカード。
  3. 請求項2に記載のICカードにおいてレスポンスコードを設定する方法であって、
    選択されたアプリケーションに基づいて前記データテーブルを選択するデータテーブル選択工程と、前記データテーブル選択工程で選択された前記データテーブルから、処理したアプリケーションコマンドの前記コマンド識別情報と前記処理フラグに基いて前記レスポンスコードを設定するレスポンスコード設定工程とを少なくとも含むことを特徴とするレスポンスコードの設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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