JP2005301377A - 車両照会システム及びそれに用いる車両照会方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車両の違反履歴や個人情報、及び盗難車の有無を簡単に照会可能とし、それらの情報を即座に入手可能な車両照会システムを提供する。
【解決手段】 携帯端末装置1のカメラ機能11にて撮影された車両のナンバプレートの画像データは送受信機能12からネットワーク100を介してサーバ装置2へと送られる。送受信機能21は画像データを受信し、画像解析読取り機能22は受信した画像データからナンバプレートを自動的に解析して読取る。情報保存・検索機能23はその読取り結果から既にデータベース3に保存・登録されている駐車違反履歴や個人情報を検索して入手し、同時に盗難車の登録を照合する。送受信機能21は照合結果をネットワーク100を介して携帯端末装置1に返信する。携帯端末装置1の検索結果表示部13はその照合結果を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】 携帯端末装置1のカメラ機能11にて撮影された車両のナンバプレートの画像データは送受信機能12からネットワーク100を介してサーバ装置2へと送られる。送受信機能21は画像データを受信し、画像解析読取り機能22は受信した画像データからナンバプレートを自動的に解析して読取る。情報保存・検索機能23はその読取り結果から既にデータベース3に保存・登録されている駐車違反履歴や個人情報を検索して入手し、同時に盗難車の登録を照合する。送受信機能21は照合結果をネットワーク100を介して携帯端末装置1に返信する。携帯端末装置1の検索結果表示部13はその照合結果を表示する。
【選択図】 図1
Description
本発明は車両照会システム及びそれに用いる車両照会方法に関し、特に交通違反車・交通事故車・盗難車等の照会方法に関する。
従来、この種の照会方法としては、警察官が疑わしき車両(自動車、自動二輪、自転車等)の発見時に、口頭で問い合わせる方法等が一般的である。例えば、警察官がパトロール中にチョ−クを使用して駐車違反車の発見時刻を路上に記録し、一定時間以上駐車している違反車に対して違法駐車を取り締まるため、違反キップを発行し、反則金を期限までに納入させるようにしている。
これに対し、自動で駐車車両の検出を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法では、駐車禁止エリアに監視のための流入側撮影部、流出側撮影部といった機材を配備し、車両が流入した時に撮影したナンバと車両が流出した時の車のナンバとが同一の場合、駐車禁止エリアを通過するのに要した時間を計算し、ある設定値以上の場合、車両が駐車禁止エリアに駐車していたと判定し、駐車したと判定される車両ナンバ情報、画像情報を自動的24時間収集することができる。
上述した従来の違反車両検出方法では、パトロール中の警察官が違反車の違反履歴や保有者の個人情報等を知ることができず、悪質な駐車違反の常習犯か、一時的な駐車違反者であるか等が不明で、適切な対処方法や指導ができないという問題がある。このため、駐車違反は減らず、警察と駐車違反車とのイタチごっこの状況にある。
また、交通事故発生時に事故車の保有者の調査は免許証や車検証によって、手書きでその調書を作成しているため、調書の作成に手間取り、他の車への交通渋滞等を誘発している。
さらに、暴走族の取り締まり時には、個人の特定に手間取り、有効な手段が無い。さらにまた、盗難車の照会は警察官の勘に頼っていたところが大であり、盗難車であることを迅速に判明させることができない場合が多い。
一方、上述した駐車車両検出装置では、駐車禁止エリアに常時監視のための機器を設置して置く必要があり、限定されたエリアでしか適用することができないという問題がある。
また、上記の駐車車両検出装置を一般の道路すべてに適用しようとする場合には、莫大な費用がかかり、また駐車禁止エリアが数Kmと広範囲に及ぶと、その設置器材が膨大なものとなり、現実的ではない。
さらに、上記の駐車車両検出装置では、その流入と流出とのポイントによって長時間一箇所に駐車したのか、何箇所かを移動しながら停止・駐車を繰り返していたのか等、その駐車禁止の検出精度の信頼性が低下する可能性がある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、車両の違反履歴や個人情報、及び盗難車の有無を簡単に照会することができ、それらの情報を即座に入手することができる車両照会システム及びそれに用いる車両照会方法を提供することにある。
本発明による車両照会システムは、車両のナンバプレ−トを撮影するカメラ機能を含む携帯端末装置と、
前記携帯端末装置から送信されてきた画像データを解析して前記ナンバプレートの文字情報を認識する解析読取り手段と、その解析されたナンバプレ−トの文字情報を既に保存されている違反経歴情報と当該車両の所有者の個人情報と盗難車情報とを少なくとも比較検討する検索手段と、その検索結果を前記携帯端末装置に送信する手段とを含むサーバ装置とを備えている。
前記携帯端末装置から送信されてきた画像データを解析して前記ナンバプレートの文字情報を認識する解析読取り手段と、その解析されたナンバプレ−トの文字情報を既に保存されている違反経歴情報と当該車両の所有者の個人情報と盗難車情報とを少なくとも比較検討する検索手段と、その検索結果を前記携帯端末装置に送信する手段とを含むサーバ装置とを備えている。
本発明による車両照会方法は、サーバ装置側に、車両のナンバプレ−トを撮影するカメラ機能を含む携帯端末装置から送信されてきた画像データを解析して前記ナンバプレートの文字情報を認識する第1のステップと、その解析されたナンバプレ−トの文字情報を既に保存されている違反経歴情報と当該車両の所有者の個人情報と盗難車情報とを少なくとも比較検討する第2のステップと、その検索結果を前記携帯端末装置に送信する第3のステップとを備えている。
すなわち、本発明の車両照会システムは、駐車違反車等を主とする交通違反車や交通事故車の違反履歴、違反車の個人登録データや盗難車の有無を非常に簡易な方法で照会し、登録されているデータから検索結果を迅速に入手可能とするシステムである。
また、本発明の車両照会システムは、交通事故時の調書作成や暴走族の取り締まり時に、該個人情報の特定を迅速にすることが可能なシステムである。
より具体的に説明すると、本発明の車両照会システムは、車両のナンバプレ−トを写す携帯電話を主体とする送受信機能付カメラ機能と、送信されてきたナンバプレ−トの画像を自動的に解析・認識する画像解析読取り機能と、画像解析されたナンバプレ−トの情報を整理・保存する機能と、既に保存されている違反経歴情報、個人情報、盗難車情報等を比較検討する検索機能と、それらの情報を送受信付カメラ機能との間で送受信するネットワ−クとを有している。
これによって、本発明の車両照会システムでは、一般道路での駐車禁止エリアで警察官がパトロール中に見つけた駐車違反車や交通違反車、そして交通事故での事故車の違反履歴や個人情報を、さらに盗難車であるかを簡単にかつ経済的なユビキタスな方法で照会可能とし、それらの情報が即座に入手可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、車両の違反履歴や個人情報、及び盗難車の有無を簡単に照会することができ、それらの情報を即座に入手することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による車両照会システムの構成を示すブロック図である。図1において、本発明の一実施例による車両照会システムはカメラ付携帯電話を主体とする携帯端末装置1と、センタ側に設置されるサーバ装置2及びデータベース3と、携帯端末装置1とサーバ装置2とを接続するためのネットワーク100とから構成されている。
携帯端末装置1はカメラ機能11と、送受信機能12と、検索結果表示部13とから構成されている。サーバ装置2は送受信機能21と、画像解析読取り機能22と、情報保存・検索機能23とから構成されている。携帯端末装置1の送受信機能12とサーバ装置2の送受信機能21とはネットワーク100を介して相互に接続されている。
尚、送受信機能12が無線にてネットワーク100に接続され、送受信機能21が有線にてネットワーク100に接続される場合、または送受信機能12が有線にてネットワーク100に接続され、送受信機能21が無線にてネットワーク100に接続される場合、あるいは送受信機能11,21が無線または有線にてネットワーク100に接続される場合等が考えられるが、それらのうちのいずれであっても、本発明は適用可能である。
携帯端末装置1において、カメラ機能11にて撮影された車両のナンバプレートの画像データは送受信機能12からネットワーク100を介してサーバ装置2の送受信機能21へと送られる。
送受信機能21はネットワーク100を介して受信した携帯端末装置1からの画像データを画像解析読取り機能22へと送出する。画像解析読取り機能22は受取った画像データからナンバプレートを自動的に解析して読取り、その結果を情報保存・検索機能23に送出する。
情報保存・検索機能23は画像解析読取り機能22の結果から既にデータベース3に保存・登録されている駐車違反履歴(日時、場所、違反頻度、違反内容、他の交通違履歴等)や個人情報を検索して入手し、同時に盗難車の登録を照合する。送受信機能21は情報保存・検索機能23の照合結果をネットワーク100を介して携帯端末装置1に返信する。
携帯端末装置1は、例えば警察官がパトロール中に携帯し、駐車違反している車や交通事故を起こした車、さらには暴走族の車のナンバプレートをその場で写し、その画像データを即座にセンタ側のサーバ装置2に転送することによって、駐車違反歴、交通事故歴、個人情報や盗難車の可能性等を照会するために利用される。尚、上記のシステムにおいては、特に携帯端末装置1からのアクセス時においては、保存されている個人情報の改ざんやなりすましによる個人情報の盗難を防止するために、携帯端末装置1の保有者であることを認証する機能が必要であることはいうまでもない。
図2は本発明の一実施例による車両照会システムの動作を示すシーケンスチャートである。これら図1及び図2を参照して本発明の一実施例による車両照会システムの動作について説明する。
路上でパトロール中の警察官は発見した駐車違反車のナンバプレートを、交通事故や暴走族の場合、その当事者の車のナンバプレートを携帯している携帯端末装置1のカメラ機能11にて撮影し(図2のa1)、その画像データを予め指定されたセンタ側のサーバ装置2に送信する(図2のa2)。
サーバ装置2では画像解析読取り機能22にて送られてきた画像データからナンバプレートの数字や英文字、場合によっては漢字を自動的に読取り、その結果を情報保存・検索機能23に送出する(図2のa3)。
情報保存・検索機能23は既にデータベース3に登録されている、例えば駐車違反履歴(日時、場所、違反頻度、違反内容)、交通違反や交通事故履歴、さらに盗難車の登録データを画像解析読取り機能22の読取り結果と照合し(図2のa4)、その結果を予め決められたフォームで、ネットワーク100を介して発信者である路上の警察官の携帯端末装置1に返信する(図2のa5)。
また、警察官の携帯端末装置1ではデータベース3に登録されている車両情報を利用すれば、該当車両の保有者の個人情報を入手することができる。携帯端末装置1の検索結果表示部13にはサーバ装置2を介して取得した照合結果や個人情報が表示される(図2のa6)。
以上のように、本実施例では、路上での交通違反車、交通事故車、盗難車に関し、携帯端末装置1のカメラ機能11にて車両のナンバプレートの画像データを得るだけで、即座に違反や事故の経歴、そして個人情報をユビキタスに入手することが可能となる。また、本実施例では、運転免許証や車検証の情報が何らかの原因で即座に入手することができない場合でも、車の保有者の個人情報を容易に得ることができる。
このように、本実施例では、例えば警察官が路上でのパトロール中や交通取締り中に、あるいは交通事故処理時に使用し、その場で持参している携帯端末装置1のカメラ機能11で撮影したナンバプレートの写真をセンタに照会するだけで、即座に違反車(者)や交通事故車の違反履歴・事故経歴や個人情報を簡単に照会することができ、さらに盗難車であることも即座に判明可能となる。
また、本実施例では、双方向のデータのやりとりが遠隔で可能となるため、迅速で最適な対処方法が現場で可能となる。さらに、本実施例では、警察官の事務処理時間が少なくなり、事務効率化が図れるとともに、駐車違反の運転手に対する心理面から駐車違反の減少が期待される。
本実施例では、携帯端末装置1にてサーバ装置2を通して入手した駐車違反車の違反履歴や車の保有者の個人情報等によって、警察官が悪質な常習犯か、一時的で軽微な違反者であるか等をその場で判別することができ、違反者に対して最適な対処方法や指導が可能となる。このことによって、本実施例では、心理的にも違反者の減少が期待される。
一方、本実施例では、盗難車の犯人検挙の向上や心理面での犯罪の減少が期待される。また、本実施例では交通事故時の調書作成時間が短縮されるため、交通事故処理時間の短縮を図ることができ、他の車への交通渋滞の影響が緩和される。
その上、本実施例では、警察官の事務処理の効率向上による人件費の削減や、これによって余剰となった交通取締りの担当警察官を他の業務へ振り向けることも期待できる。本実施例では、警察官の業務効率、検挙率向上、交通渋滞や人身事故の減少によって社会全体、国全体、保険会社の損害(保険料の減少)等社会全体への効果が絶大である。
さらに、本実施例では、路上駐車している自転車の登録番号やバイクのナンバプレートの写真によって盗難車であることの検索・照会、バイクの暴走族に対する取締り時に違反車のナンバプレートの写真をセンタ側へ送信することによって、上記と同様に、個人情報や違反経歴が即座に照会可能で、バイクの暴走族の取り締まりにも非常に有効な手段となる。
また、本実施例では、画像データ内に、現在位置を特定可能なマーカの画像データへの写込んで、それに対応させて時刻情報をセンタ側に送ることで、駐車違反の検知も可能となる。
1 携帯端末装置
2 サーバ装置
3 データベース
11 カメラ機能
12,21 送受信機能
13 検索結果表示部
22 画像解析読取り機能
23 情報保存・検索機能
100 ネットワーク
2 サーバ装置
3 データベース
11 カメラ機能
12,21 送受信機能
13 検索結果表示部
22 画像解析読取り機能
23 情報保存・検索機能
100 ネットワーク
Claims (6)
- 車両のナンバプレ−トを撮影するカメラ機能を含む携帯端末装置と、
前記携帯端末装置から送信されてきた画像データを解析して前記ナンバプレートの文字情報を認識する解析読取り手段と、その解析されたナンバプレ−トの文字情報を既に保存されている違反経歴情報と当該車両の所有者の個人情報と盗難車情報とを少なくとも比較検討する検索手段と、その検索結果を前記携帯端末装置に送信する手段とを含むサーバ装置とを有することを特徴とする車両照会システム。 - 前記携帯端末装置と前記サーバ装置との間で情報を送受信するためのネットワ−クを含むことを特徴とする請求項1記載の車両照会システム。
- 前記ナンバプレ−トの文字情報に対応して前記違反経歴情報と前記個人情報と前記盗難車情報とを少なくとも蓄積するデータベースを含むことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両照会システム。
- サーバ装置側に、車両のナンバプレ−トを撮影するカメラ機能を含む携帯端末装置から送信されてきた画像データを解析して前記ナンバプレートの文字情報を認識する第1のステップと、その解析されたナンバプレ−トの文字情報を既に保存されている違反経歴情報と当該車両の所有者の個人情報と盗難車情報とを少なくとも比較検討する第2のステップと、その検索結果を前記携帯端末装置に送信する第3のステップとを有することを特徴とする車両照会方法。
- 前記携帯端末装置と前記サーバ装置との間でネットワ−クを介して情報の送受信を行うことを特徴とする請求項4記載の車両照会方法。
- 前記ナンバプレ−トの文字情報に対応して前記違反経歴情報と前記個人情報と前記盗難車情報とを少なくとも蓄積するデータベースを含み、
前記第2のステップは、前記データベースの内容と前記ナンバプレ−トの文字情報とを比較検討することを特徴とする請求項4または請求項5記載の車両照会方法。
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- 2004-04-07 JP JP2004112622A patent/JP2005301377A/ja active Pending
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