JP2005301359A - ソフトウェア部品管理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のソフトウェア部品を作製するにあたり、ソフトウェア部品どうしでの共用変数の定義内容に不一致が生じるのを防止するソフトウェア部品管理装置を提供する。
【解決手段】 ソフトウェア部品管理装置1は、登録情報記憶部11に記憶された管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラム記憶部31に記憶されたソースプログラムの公開情報とを比較し、両者に相違点(不一致)があると、その共用変数の不一致内容を変数情報表示画面に表示する。これにより、相違点があることを知ったソフトウェア部品の作製作業者は、その通知内容に基づいて不一致を解消するために、ソースプログラムの修正作業あるいは管理用変数登録情報の修正作業を実施できる。よって、ソフトウェア部品管理装置1によれば、複数のソフトウェア部品の作製工程において、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で定義内容に不一致が生じるのを防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】 ソフトウェア部品管理装置1は、登録情報記憶部11に記憶された管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラム記憶部31に記憶されたソースプログラムの公開情報とを比較し、両者に相違点(不一致)があると、その共用変数の不一致内容を変数情報表示画面に表示する。これにより、相違点があることを知ったソフトウェア部品の作製作業者は、その通知内容に基づいて不一致を解消するために、ソースプログラムの修正作業あるいは管理用変数登録情報の修正作業を実施できる。よって、ソフトウェア部品管理装置1によれば、複数のソフトウェア部品の作製工程において、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で定義内容に不一致が生じるのを防止できる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複数のソフトウェア部品を作製するにあたり、複数のソフトウェア部品が共用する共用変数の定義内容が複数のソフトウェア部品間で一致するように、複数のソフトウェア部品を管理するソフトウェア部品管理装置に関する。
従来より、内部処理において変数を使用する構成のソフトウェアが知られており、変数としては、そのソフトウェアのみで使用する内部変数と、他のソフトウェアと共用する共用変数とがある。そして、同一装置の内部あるいは同一システムの内部で複数のソフトウェア(以下、ソフトウェア部品ともいう)を実行する場合には、複数のソフトウェア部品が演算結果などを互いに利用し合うために、複数のソフトウェア部品が1つの変数(共用変数)を共用することがある。
このように複数のソフトウェア部品が1つの共用変数を共用する場合には、各ソフトウェア部品で定義した共用変数の定義内容に関してソフトウェア部品間で不一致が生じると、装置全体あるいはシステム全体として正常動作が実現できない。このため、ソフトウェア部品間で共用変数の定義内容に不一致が生じないように、複数のソフトウェア部品を管理する必要がある。
ところで、完成したソフトウェア部品であって使用関係あるいは被使用関係となる複数のソフトウェア部品について、ソフトウェア完成後の運用段階において、ソフトウェア部品間の依存関係および動作確認などを明示的に管理するためのソフトウェア部品ライブラリ管理システムが提案されている(特許文献1参照)。このシステムを用いることで、ソフトウェア部品を利用するユーザは、互いに関連する一連のソフトウェア部品を容易に扱うことができる。
しかし、上記従来のシステムは、完成したソフトウェア部品を管理するためのものであるため、ソフトウェア部品のソースプログラムを作成する工程(作製工程)において使用することができない。
そのため、従来、複数のソフトウェア部品を作製するにあたっては、作製工程よりも前に行われる設計工程においてソフトウェア部品の設計仕様を決定すると共に、設計仕様の中で各ソフトウェア部品における共用変数の定義内容を決定し、設計仕様を基準としてソフトウェア部品のソースプログラムを作製していた。つまり、1つの基準(設計仕様)に基づき各ソフトウェア部品を作製することで、ソフトウェア部品間で共用変数の定義内容に不一致が生じるのを防止していた。
特開2002−278754号公報
しかし、1つの基準(設計仕様)に基づきソフトウェア部品を作製する手法であっても、ソフトウェア部品のソースプログラムにおける共用変数の定義内容が作業ミスにより誤設定された場合や、ソースプログラムにおける共用変数の定義内容が変更された場合には、設計仕様とソースプログラムとの間において共用変数の定義内容に不一致が生じる虞がある。
例えば、ソースプログラムにおける共用変数の定義内容が変更されたにも関わらず、設計仕様に対する変更作業が実施されない場合には、ソースプログラムと設計仕様との間に不一致が生じることになる。また、変更した共用変数を共用する他のソフトウェア部品のソースプログラムや設計仕様に対して変更が反映されない場合には、ソフトウェア部品間において共用変数の定義内容に不一致が生じてしまい、装置全体あるいはシステム全体として正常動作が実現できないことになる。
なお、作製工程において、ソースプログラムにおける共用変数の定義内容に変更が生じた場合には、作業員が、その都度、設計仕様における関連箇所について変更作業を行い、かつ、変更された共用変数を共用するソースプログラムへの変更反映作業を行うことで、共用変数の定義内容が不一致となるのを防止できる。
しかしながら、大規模な装置(あるいはシステム)などを構築するために多数のソフトウェア部品を作製する場合には、1つの共用変数の定義内容を変更した場合でも、その変更に関連して変更作業が必要となるソフトウェア部品が多数となる場合があり、非常に多くの時間と労力を要するという問題が生じる。
そこで、本発明はこうした問題に鑑みなされたものであり、複数のソフトウェア部品を作製するにあたり、作製工程においてソフトウェア部品のソースプログラムにおける共用変数の定義内容に変更が生じた場合であっても、複数のソフトウェア部品どうしでの共用変数の定義内容に不一致が生じるのを防止するソフトウェア部品管理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、複数のソフトウェア部品を管理するソフトウェア部品管理装置であって、定義情報取得手段、ソース定義内容比較判定手段、ソース相違点通知手段を備えて構成されている。そして、ソフトウェア部品管理装置は、複数のソフトウェア部品が共用する共用変数の定義内容に関して、ソフトウェア部品の内部で使用する共用変数の定義内容を定めた管理用変数登録情報と当該ソフトウェア部品のソースプログラムとの間で、共用変数の定義内容が一致するようにソフトウェア部品を管理する装置である。
定義情報取得手段は、ソース側変数定義内容と管理側変数定義内容とを取得する。ここで、ソース側変数定義内容は、ソフトウェア部品のソースプログラムで定義された共用変数の定義内容であり、管理側変数定義内容は、ソフトウェア部品の管理用変数登録情報で定義された共用変数の定義内容である。
なお、ソフトウェア部品管理装置は、管理用変数登録情報を自身の内部に備える構成でも良く、あるいは装置の外部から取得する構成であっても良い。また、ソフトウェア部品管理装置は、ソースプログラムを自身の内部に備える構成でも良く、あるいは装置の外部から取得する構成であっても良い。
そして、ソース定義内容比較判定手段は、ソース側変数定義内容と管理側変数定義内容とを比較して、両者に相違点があるか否かを判定する。ソース定義内容比較判定手段による比較判定結果において、ソース側変数定義内容と管理側変数定義内容とに相違点がある場合には、当該共用変数に相違点があることをソース相違点通知手段が通知する。
つまり、本発明のソフトウェア部品管理装置が、ソース側変数定義内容と管理側変数定義内容とを比較し、両者に相違点がある場合には相違点があることを通知すると、相違点があることを知ったソフトウェア部品の作製作業者は、その通知内容に基づいて不一致を解消するようソースプログラムあるいは管理用変数登録情報を修正することができる。
よって、本発明のソフトウェア部品管理装置によれば、複数のソフトウェア部品の作製工程において、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で定義内容に不一致が生じるのを防止でき、ひいては、共用変数の定義内容が複数のソフトウェア部品間で一致するように、複数のソフトウェア部品を管理することができる。
次に、上述のソフトウェア部品管理装置は、請求項2に記載のように、管理用変数登録情報を記憶する登録情報記憶部を備えるとよい。
つまり、ソフトウェア部品管理装置は、装置内に登録情報記憶部を設けることで、装置内で管理用変数登録情報を管理することができ、外部から管理用変数登録情報へのアクセスを制限できると共に、管理用変数登録情報が無断で変更されるのを防止できる。
つまり、ソフトウェア部品管理装置は、装置内に登録情報記憶部を設けることで、装置内で管理用変数登録情報を管理することができ、外部から管理用変数登録情報へのアクセスを制限できると共に、管理用変数登録情報が無断で変更されるのを防止できる。
よって、本発明のソフトウェア部品管理装置によれば、管理用変数登録情報が無断で変更されることに起因して管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で共用変数の定義内容に不一致が生じるのを防止でき、共用変数の定義内容が複数のソフトウェア部品間で一致するように、複数のソフトウェア部品を管理できる。
次に、上述のソフトウェア部品管理装置は、請求項3に記載のように、管理用変数登録情報の登録内容を変更する管理用変数情報変更手段を備えるとよい。そして、少なくとも管理用変数情報変更手段により管理用変数登録情報の登録内容が変更されると、ソース定義内容比較判定手段は、ソース側変数定義内容と管理側変数定義内容との比較を行うとよい。
つまり、管理用変数登録情報の登録内容が変更されるごとに、ソース側変数定義内容と管理側変数定義内容との比較を行うことで、管理用変数登録情報のみが変更されたにも関わらずソースプログラムが変更されない事態が生じても、共用変数の定義内容に不一致が生じていることを漏れなく検出することができる。
これにより、管理用変数登録情報における登録内容の変更に起因して共用変数の不一致が生じた場合であっても、その不一致を通知することができるため、共用変数の定義内容が一致するように複数のソフトウェア部品を管理することができる。
次に、上述したソフトウェア部品管理装置は、請求項4に記載のように、管理用定義内容比較判定手段と管理用相違点通知手段とを備えて、ソフトウェア部品間において管理側変数定義内容に相違点があるか否かを判定すると共に、管理側変数定義内容に相違点がある場合には、共用変数に相違点があることを通知するとよい。
つまり、管理用定義内容比較判定手段が、複数のソフトウェア部品のうち異なるソフトウェア部品どうしについて、それぞれの管理用変数登録情報における共用変数の管理側変数定義内容を比較し、両者に相違点があるか否かを判定するのである。そして、管理用定義内容比較判定手段による比較判定結果において、ソフトウェア部品間において管理側変数定義内容に相違点がある場合に、管理用相違点通知手段が、共用変数に相違点があることを通知するとよい。
これにより、ソースプログラムと管理用変数登録情報との比較だけではなく、異なるソフトウェア部品の管理用変数登録情報どうしを比較できるため、ソフトウェア部品間において管理側変数定義内容(共用変数の定義内容)に不一致が生じるのを防止できる。
よって、本発明によれば、より確実に、共用変数の定義内容が複数のソフトウェア部品間で一致するように、複数のソフトウェア部品を管理することができる。
以下に、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。
なお、本発明の実施形態は、下記の実施形態に限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
なお、本発明の実施形態は、下記の実施形態に限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
図1は、複数のソフトウェア部品を作製するにあたり各ソフトウェア部品を管理するためのソフトウェア部品管理装置1の概略構成図である。
なお、図1では、ソフトウェア部品管理装置1に加えて、当該装置とは別に備えられるソースプログラム記憶部31を図示している。ソースプログラム記憶部31は、ソフトウェア部品管理装置1の管理対象となるソフトウェア部品について、それぞれのソースプログラム(例えば、C言語プログラムなど)を記憶している。ソースプログラムでは、そのソフトウェア部品の内部処理で使用する変数について、少なくとも各変数のデータ型が定義されている。なお、変数としては、そのソフトウェア部品のみで使用する内部変数と、他のソフトウェア部品と共用する共用変数(外部変数)とがある。また、変数の定義内容としては、データ型、LSB、OFFSET、単位(Unit)などがある。
なお、図1では、ソフトウェア部品管理装置1に加えて、当該装置とは別に備えられるソースプログラム記憶部31を図示している。ソースプログラム記憶部31は、ソフトウェア部品管理装置1の管理対象となるソフトウェア部品について、それぞれのソースプログラム(例えば、C言語プログラムなど)を記憶している。ソースプログラムでは、そのソフトウェア部品の内部処理で使用する変数について、少なくとも各変数のデータ型が定義されている。なお、変数としては、そのソフトウェア部品のみで使用する内部変数と、他のソフトウェア部品と共用する共用変数(外部変数)とがある。また、変数の定義内容としては、データ型、LSB、OFFSET、単位(Unit)などがある。
なお、ソフトウェア部品管理装置1は、ソースプログラム記憶部31との間で各種データの送受信ができるように構成されており、ソースプログラム記憶部31からソースプログラムの内容を受信することができる。
つまり、ソフトウェア部品管理装置1は、マイコンを備えて構成されており、マイコンは、各種演算処理を行うCPU、プログラムなどが格納されるROM、CPUによる演算結果などを記憶するRAM、発振回路、入力ポート、出力ポート、通信ポート等を備えて構成されている。
また、ソフトウェア部品管理装置1は、登録情報記憶部11と、情報取得部13と、登録情報ソース間比較判定部15と、公開情報参照情報間比較判定部17と、参照情報検索部19と、画面表示部21と、を備えている。そして、情報取得部13、登録情報ソース間比較判定部15、公開情報参照情報間比較判定部17、参照情報検索部19、画面表示部21は、マイコンで実行される内部処理の一部に相当している。
登録情報記憶部11は、ソフトウェア部品管理装置1の管理対象である複数のソフトウェア部品について、各ソフトウェア部品の管理用変数登録情報を記憶している。管理用変数登録情報には、各ソフトウェア部品が内部処理で使用する共用変数の定義内容が規定されている。
なお、管理用変数登録情報に登録される共用変数の定義内容としては、公開情報としての定義内容と、参照情報としての定義内容とがある。このうち、公開情報の対象となる共用変数は、そのソフトウェア部品の内部処理において値が更新される変数である。また、参照情報の対象となる共用変数は、そのソフトウェア部品の内部処理において値が更新されるのではなく、そのソフトウェア部品の内部処理において値が参照される変数である。
ここで、2つのソフトウェア部品(ソフトウェア部品Aおよびソフトウェア部品B)に関する管理用変数登録情報の内容およびソースプログラムの内容の一例を表した説明図を、図2に示す。図では、上側に管理用変数登録情報における共用変数の定義内容を表し、下側にソースプログラムにおける共用変数の定義内容を表している。
図2では、ソフトウェア部品A(以下、単にソフト部品Aともいう)の管理用変数登録情報には、公開情報として変数def(ラベル名:def)の定義内容が登録され、参照情報として少なくとも変数xyz(ラベル名:xyz)の定義内容が登録されている。また、ソフトウェア部品B(以下、単にソフト部品Bともいう)の管理用変数登録情報には、公開情報として変数abc(ラベル名:abc)の定義内容が登録され、参照情報として少なくとも変数def(ラベル名:def)の定義内容が登録されている。
このうち、ソフト部品Aの管理用変数登録情報では、公開情報において変数defのデータ型が「Unsigned Char 型」として定められ、ソフト部品Bの管理用変数登録情報では、参照情報において変数defのデータ型が「Unsigned Char 型」として定められている。また、ソフトウェア部品Aのソースプログラムでは、変数defのデータ型が「signed char 型」で定義(宣言)されており、ソフトウェア部品Bのソースプログラムでは、変数abcのデータ型が「signed char 型」で定義(宣言)されている。
図1に戻り、情報取得部13は、登録情報記憶部11から公開情報を取得する登録公開情報取得部41と、登録情報記憶部11から参照情報を取得する参照情報取得部42と、ソースプログラム記憶部31から公開情報を取得するソース公開情報取得部43と、を備えている。このうち、ソース公開情報取得部43は、ソースプログラムで宣言された共用変数の定義内容を公開情報として取得する。
なお、情報取得部13は、ソフト部品ごとに、登録公開情報取得部41、参照情報取得部42、ソース公開情報取得部43を備えるが、図1では、一部の取得部のみを図示しており、その他の取得部は図示を省略している。つまり、図1では、登録公開情報取得部41のうちソフト部品Aの公開情報を取得する登録公開情報取得部41を示し、参照情報取得部42のうちソフト部品A,B,C,Dの参照情報をそれぞれ取得する参照情報取得部42を示し、ソース公開情報取得部43のうちソフト部品Aの公開情報を取得するソース公開情報取得部43を示している。
登録情報ソース間比較判定部15は、登録公開情報取得部41が取得した公開情報とソース公開情報取得部43が取得した公開情報とを比較し、両者に相違点があるか否かを判定する処理を行う。なお、登録情報ソース間比較判定部15での詳細な処理内容は、後述する。
公開情報参照情報間比較判定部17は、登録公開情報取得部41が取得した公開情報と参照情報取得部42が取得した参照情報とを比較し、両者に相違点があるか否かを判定する処理を行う。このとき、公開情報参照情報間比較判定部17が比較する参照情報は、参照情報検索部19により検索された参照情報である。
参照情報検索部19は、公開情報参照情報間比較判定部17が取得した公開情報に対応する共用変数について、当該共用変数を参照情報として利用する他のソフト部品を検索し、該当する全てのソフト部品について、登録情報記憶部11に記憶された管理用変数登録情報の参照情報を、参照情報取得部42を介して取得する
画面表示部21は、公開情報表示部51、参照情報表示部53、登録情報ソース間相違部分警告表示部55,公開情報参照情報相違部分警告表示部57を備えている。
画面表示部21は、公開情報表示部51、参照情報表示部53、登録情報ソース間相違部分警告表示部55,公開情報参照情報相違部分警告表示部57を備えている。
なお、ソフトウェア部品管理装置1は、図示しない表示装置(例えば、液晶パネルなど)を備えており、画面表示部21に備えられる各表示部が表示装置の表示内容を制御している。各表示部の制御処理における処理内容は、後述する。
次に、図3に、表示装置に表示される表示画面の一例として、ソフト部品Aに関する各種情報が表示された変数情報表示画面の内容を表した説明図を示す。なお、図では、ソフト部品Aの公開情報のうち変数defにデータ型の不一致が生じている場合の変数情報表示画面を表している。
図3に示すように、変数情報表示画面は、公開情報ラベル名表示エリア151、公開情報相違内容表示エリア155、参照情報ラベル名表示エリア153、参照情報相違内容表示エリア157を備えている。なお、図では、各エリアを点線で囲むことにより各エリアの位置を図示している。
公開情報ラベル名表示エリア151の表示内容は、公開情報表示部51により制御されており、ソフト部品Aの公開情報として登録されている共用変数について、全ての共用変数のラベル名(変数名称)が表示される。
公開情報相違内容表示エリア155の表示内容は、登録情報ソース間相違部分警告表示部55により制御されており、ソフト部品Aの管理用変数登録情報とソフト部品Aのソースプログラムとの間において、共用変数の定義内容に関する不一致内容(相違点)が表示される。
参照情報ラベル名表示エリア153の表示内容は、参照情報表示部53により制御されており、ソフト部品Aの参照情報として登録されている共用変数について、全ての共用変数のラベル名(変数名称)が表示される。
参照情報相違内容表示エリア157の表示内容は、公開情報参照情報相違部分警告表示部57により制御されており、ソフト部品Aに関して、登録公開情報取得部41が取得した公開情報と参照情報取得部42が取得した参照情報との間における不一致内容(相違点)が表示される。
変数情報表示画面は、ソフトウェア部品管理装置1の入力操作部(図示省略)を介して使用者から変数情報表示要求指令が入力されると、表示装置に表示される。なお、ソフトウェア部品管理装置1は、変数情報表示要求指令が入力されると、画面初期表示イベント処理を実行して、変数情報表示画面を表示装置に表示する。
また、入力操作部は、使用者からの変数情報表示要求指令を受け付けるにあたり、複数のソフトウェア部品の中から表示対象となるソフトウェア部品の選択指令を受け付け可能に構成されている。つまり、使用者からの変数情報表示要求指令は、表示対象となるソフトウェア部品の選択指令と共に入力される。
図4に、画面初期表示イベント処理の処理内容を表すフローチャートを示す。
画面初期表示イベント処理が開始されると、S110(Sはステップを表す。以下同様。)にて画面表示更新処理を実行する。画面表示更新処理が起動されると、図1に示す公開情報表示部51、参照情報表示部53、登録情報ソース間相違部分警告表示部55,公開情報参照情報相違部分警告表示部57が、それぞれ処理を実行する。
画面初期表示イベント処理が開始されると、S110(Sはステップを表す。以下同様。)にて画面表示更新処理を実行する。画面表示更新処理が起動されると、図1に示す公開情報表示部51、参照情報表示部53、登録情報ソース間相違部分警告表示部55,公開情報参照情報相違部分警告表示部57が、それぞれ処理を実行する。
ここで、ソフトウェア部品Aが選択された状態で、画面初期表示イベント処理が実行された場合の処理内容について説明する。
公開情報表示部51は、まず、情報取得部13の登録公開情報取得部41に対して、使用者が選択したソフトウェア部品の管理用変数登録情報のうち共用変数の公開情報を取得するように、取得指令を出力する。そして、公開情報表示部51は、登録公開情報取得部41が取得した公開情報の内容を受け取り、受け取った公開情報の内容を公開情報ラベル名表示エリア151に表示する処理を実行する。
公開情報表示部51は、まず、情報取得部13の登録公開情報取得部41に対して、使用者が選択したソフトウェア部品の管理用変数登録情報のうち共用変数の公開情報を取得するように、取得指令を出力する。そして、公開情報表示部51は、登録公開情報取得部41が取得した公開情報の内容を受け取り、受け取った公開情報の内容を公開情報ラベル名表示エリア151に表示する処理を実行する。
参照情報表示部53は、まず、情報取得部13の参照情報取得部42に対して取得指令を出力する。すると、参照情報取得部42は、使用者が選択したソフトウェア部品の管理用変数登録情報のうち共用変数の参照情報を取得する。そして、参照情報表示部53は、参照情報取得部42が取得した参照情報の内容を受け取り、受け取った参照情報の内容を参照情報ラベル名表示エリア153に表示する処理を実行する。
登録情報ソース間相違部分警告表示部55は、まず、登録情報ソース間比較判定部15に対して比較判定指令を出力する。すると、登録情報ソース間比較判定部15は、使用者が選択したソフトウェア部品に関して、登録情報記憶部11に記憶された管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラム記憶部31に記憶されたソースプログラムの公開情報とを比較し、共用変数の定義内容に不一致が有るか否かを判定する。そして、登録情報ソース間相違部分警告表示部55は、登録情報ソース間比較判定部15での判定結果を受け取り、受け取った判定結果を公開情報相違内容表示エリア155に表示する処理を実行する。
ここで、登録情報ソース間比較判定部15で実行される制御処理について説明する。図6に、登録情報ソース間比較判定部15で実行される比較判定制御処理の処理内容を表すフローチャートを示す。
比較判定制御処理が起動されると、まず、S510では、指定されたソフトウェア部品に対応する登録公開情報取得部41を呼び出し、指定されたソフトウェア部品の管理用変数登録情報を取得する。
次のS520では、S510で取得した管理用変数登録情報の中に公開情報として登録された共用変数が有るか否かを判定し、公開情報として登録された共用変数が有る場合には肯定判定してS530に移行し、公開情報として登録された共用変数が無い場合には否定判定してS540に移行する。
S520で否定判定されてS540に移行すると、S540では、公開情報相違内容表示エリア155に表示する表示情報として、”(公開情報なし)”を設定する。つまり、選択されたソフトウェア部品には公開情報として登録された共用変数が無い旨を表示するように、表示情報を設定するのである。
S520で肯定判定されてS530に移行すると、S530では、指定されたソフトウェア部品に対応するソース公開情報取得部43を呼び出し、指定されたソフトウェア部品のソースプログラムを取得すると共に、ソースプログラムで宣言されている共用変数の定義内容を取得する。
S530の次に実行されるS550では、S510で取得した管理用変数登録情報に登録されている公開情報の個数Nkを判定し、公開情報の個数分(Nk個)の表示情報格納変数を確保する処理を行う。なお、表示情報格納変数は、公開情報相違内容表示エリア155に表示する文字列を格納するための内部変数である。
次のS560は、S560からS680までの各ステップを繰り返し実行するループ処理の開始ステップであり、初回実行時にはカウンタ変数iに0を設定し、1回のループ処理が完了する毎に、カウンタ変数iを1インクリメント(1加算)する。つまり、1ループごとにカウンタ変数iがインクリメントされることで、S510で取得した管理用変数登録情報に登録されている全ての公開情報について、S560からS680までの各ステップに対応するループ処理が実行される。そして、S680において、全ての公開情報についてS560からS680までのステップに対応する処理が完了したと判断されると、ループ処理を終了する。
ループ処理のうちS570では、カウンタ変数iに対応する共用変数がソースプログラムにも存在しているか否かを判断しており、その共用変数がソースプログラムで宣言されている場合(肯定判定する場合)にはS590に移行し、その共用変数がソースプログラムで宣言されていない場合(否定判定する場合)には否定判定してS580に移行する。
S570で否定判定されてS580に移行すると、S580では、公開情報相違内容表示エリア155に表示する表示情報として、”公開未定義”を設定する。つまり、選択されたソフトウェア部品におけるカウンタ変数iに対応する共用変数に関して、管理用変数登録情報には公開情報として登録されているがソースプログラムには未定義である旨を表示するように、表示情報を設定するのである。
S570で肯定判定されてS590に移行すると、S590では、カウンタ変数iに対応する共用変数の定義内容のうち「データ型」が、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で一致しているか否かを判定しており、肯定判定する場合(一致している場合)はS610に移行し、否定判定する場合(不一致である場合)はS600に移行する。なお、データ型としては、配列ではない通常の数値変数,一次元配列変数,二次元配列変数などを設定できる。
S590で否定判定されてS600に移行すると、S600では、公開情報相違内容表示エリア155に表示する表示情報として、”型不一致”を設定する。つまり、選択されたソフトウェア部品におけるカウンタ変数iに対応する共用変数に関して、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間でデータ型が不一致である旨を表示するように、表示情報を設定するのである。
S590で肯定判定されてS610に移行すると、S610では、カウンタ変数iに対応する共用変数の定義内容のうち「LSB」が、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で一致しているか否かを判定しており、肯定判定する場合(一致している場合)はS630に移行し、否定判定する場合(不一致である場合)はS620に移行する。
なお、LSBは、変数の数値に関して、内部処理での数値における単位数量あたりの重み付けを規定するものであり、例えば、変数が表す物理量が「0.5」となるときに登録情報ソース間比較判定部15の内部処理での数値が「1」となる変数については、LSBが「0.5」に設定される。また、他の例としては、変数が表す物理量が「100」となるときに登録情報ソース間比較判定部15の内部処理での数値が「256」となる変数については、LSBが「100/256」に設定される。つまり、内部処理での数値に対してLSBを乗算することで、変数が表す物理量を得ることができる。
S610で否定判定されてS620に移行すると、S620では、公開情報相違内容表示エリア155に表示する表示情報として、”LSB不一致”を設定する。つまり、選択されたソフトウェア部品におけるカウンタ変数iに対応する共用変数に関して、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間でLSBが不一致である旨を表示するように、表示情報を設定するのである。
S610で肯定判定されてS630に移行すると、S630では、カウンタ変数iに対応する共用変数の定義内容のうち「OFFSET」が、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で一致しているか否かを判定しており、肯定判定する場合(一致している場合)にはS650に移行し、否定判定する場合(不一致である場合)にはS640に移行する。
なお、OFFSETは、ある変数に関して、登録情報ソース間比較判定部15の内部処理での数値が「0」となる場合に当該変数が表す物理量に相当する値であり、例えば、内部処理での数値が「0」となる場合に当該変数が表す物理量が「−500」である場合には、OFFSETは「−500」に設定される。
S630で否定判定されてS640に移行すると、S640では、公開情報相違内容表示エリア155に表示する表示情報として、”OFFSET不一致”を設定する。つまり、選択されたソフトウェア部品におけるカウンタ変数iに対応する共用変数に関して、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間でOFFSETが不一致である旨を表示するように、表示情報を設定するのである。
S630で肯定判定されてS650に移行すると、S650では、カウンタ変数iに対応する共用変数の定義内容のうち「単位(unit)」が、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で一致しているか否かを判定しており、肯定判定する場合(一致している場合)はS670に移行し、否定判定する場合(不一致である場合)はS660に移行する。
なお、単位(unit)は、変数が表す物理量における単位であり、例えば、ある変数が表す物理量における単位が「L(リットル)」である場合には、当該変数の単位は「L(リットル)」に設定されている。
S650で否定判定されてS660に移行すると、S660では、公開情報相違内容表示エリア155に表示する表示情報として、”Unit不一致”を設定する。つまり、選択されたソフトウェア部品におけるカウンタ変数iに対応する共用変数に関して、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で単位(Unit)が不一致である旨を表示するように、表示情報を設定するのである。
S650で肯定判定されてS670に移行すると、S670では、公開情報相違内容表示エリア155に表示する表示情報として、””(ブランク)を設定する。つまり、選択されたソフトウェア部品におけるカウンタ変数iに対応する共用変数に関しては、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で不一致項目は存在せず、表示すべき不一致項目が無いように、表示情報を設定するのである。
S580、S600、S620、S640、S660、S670のうちいずれかの処理が終了してS680に移行すると、S680では、カウンタ変数iに基づき、公開情報の個数Nkと等しい回数だけループ処理を実行したか否かを判断しており、肯定判定する場合にはループ処理を終了し、否定判定する場合には再びS560に移行してループ処理を継続する。つまり、S680では、全て(Nk個)の公開情報についてS560からS680までの各ステップに対応する処理が完了したと判定(肯定判定)すると、ループ処理を終了し、全ての公開情報についてS560からS680までのステップに対応する処理が完了していないと判定(否定判定)すると、ループ処理を継続する。
S540での処理が終了するか、S680で肯定判定されてループ処理が終了すると、S690に移行する。そして、S690では、各共用変数(公開情報)に対応する表示情報(i)の設定内容を、登録情報ソース間相違部分警告表示部55に対して返信する処理を行う。
S690での処理が終了すると、登録情報ソース間比較判定部15で実行される制御処理が終了する。
そして、登録情報ソース間相違部分警告表示部55は、登録情報ソース間比較判定部15から入力されたNk個の表示情報(i)に基づき、登録情報ソース間比較判定部15での判定結果を、公開情報相違内容表示エリア155に表示する処理を実行する。
そして、登録情報ソース間相違部分警告表示部55は、登録情報ソース間比較判定部15から入力されたNk個の表示情報(i)に基づき、登録情報ソース間比較判定部15での判定結果を、公開情報相違内容表示エリア155に表示する処理を実行する。
つまり、登録情報ソース間比較判定部15での処理により、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間において共用変数の定義内容に不一致があると判定されると、登録情報ソース間相違部分警告表示部55は、不一致内容(相違部分)を公開情報相違内容表示エリア155に警告表示して、ソフトウェア部品管理装置1の使用者に対して共用変数の定義内容に不一致が生じていることを通知する。これにより、ソフトウェア部品管理装置1の使用者は、共用変数の定義内容に不一致が生じているのを知ることができると共に、具体的な不一致内容を知ることができる。
図1に戻り、公開情報参照情報相違部分警告表示部57は、まず、公開情報参照情報間比較判定部17に対して、比較判定指令を出力する。すると、公開情報参照情報間比較判定部17は、登録公開情報取得部41が取得した公開情報と参照情報取得部42が取得した参照情報とを比較し、両者の定義内容に不一致があるか否かを判定する。そして、公開情報参照情報相違部分警告表示部57は、公開情報参照情報間比較判定部17での判定結果を受け取り、受け取った判定結果を参照情報相違内容表示エリア157に表示する処理を実行する。
なお、ソフト部品Aが選択されて変数情報表示画面が表示されている場合には、公開情報参照情報相違部分警告表示部57は、ソフト部品Aの管理用変数登録情報に登録された参照情報と、その参照情報に対応する共用変数を公開情報として登録されたソフト部品の管理用変数登録情報における公開情報とを比較判定する処理を行う。
これらのことから、画面表示更新処理が実行されて、公開情報表示部51、参照情報表示部53、登録情報ソース間相違部分警告表示部55,公開情報参照情報相違部分警告表示部57の各処理が実行されることで、変数情報表示画面における各表示エリアの表示内容は、最新の管理用変数登録情報およびソースプログラムに基づいて更新される。したがって、画面表示更新処理は、変数情報表示画面における公開情報ラベル名表示エリア151、公開情報相違内容表示エリア155、参照情報ラベル名表示エリア153、参照情報相違内容表示エリア157の表示内容を、最新の管理用変数登録情報およびソースプログラムに基づいて更新する処理である。
次に、図3に示すように、変数情報表示画面は、公開情報変更ボタン61、公開情報追加ボタン62、公開情報削除ボタン63、ファイル出力ボタン64、接続更新ボタン66、参照情報追加ボタン67、参照情報削除ボタン68、参照ラベル過登録チェックボタン69、備考ファイルボタン70、ヘルプボタン71を備えている。
変数情報表示画面の表示時に、公開情報ラベル名表示エリア151において定義内容に不一致がある共用変数が選択されて、公開情報変更ボタン61が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1は、公開情報変更ボタン押下イベント処理を実行する。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図4に示す。
公開情報変更ボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S120にて公開情報変更処理を実行する。公開情報変更処理の処理内容を表すフローチャートを図7に示す。
公開情報変更処理が起動されると、まず、S810にてデータ型が不一致であるか否かを判断し、不一致であると判定する場合(肯定判定する場合)にはS820に移行し、不一致ではないと判定する場合(否定判定する場合)にはS830に移行する。
公開情報変更処理が起動されると、まず、S810にてデータ型が不一致であるか否かを判断し、不一致であると判定する場合(肯定判定する場合)にはS820に移行し、不一致ではないと判定する場合(否定判定する場合)にはS830に移行する。
S810にて肯定判定されてS820に移行すると、S820では、管理用変数登録情報における共用変数のデータ型をソースプログラムで定義されたデータ型に修正する処理を行う。これにより、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間において共用変数のデータ型を一致させることができる。
S810にて否定判定されるかS820が終了してS830に移行すると、S830では、LSBが不一致であるか否かを判断し、不一致であると判定する場合(肯定判定する場合)にはS840に移行し、不一致ではないと判定する場合(否定判定する場合)にはS850に移行する。
S830にて肯定判定されてS840に移行すると、S840では、管理用変数登録情報における共用変数のLSBをソースプログラムで定義されたLSBに修正する処理を行う。これにより、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間において共用変数のLSBを一致させることができる。
S830にて否定判定されるかS840が終了してS850に移行すると、S850では、OFFSETが不一致であるか否かを判断し、不一致であると判定する場合(肯定判定する場合)にはS860に移行し、不一致ではないと判定する場合(否定判定する場合)にはS870に移行する。
S850にて肯定判定されてS860に移行すると、S860では、管理用変数登録情報における共用変数のOFFSETをソースプログラムで定義されたOFFSETに修正する処理を行う。これにより、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間において共用変数のOFFSETを一致させることができる。
S850にて否定判定されるかS860が終了してS870に移行すると、S870では、単位(Unit)が不一致であるか否かを判断し、不一致であると判定する場合(肯定判定する場合)にはS880に移行し、不一致ではないと判定する場合(否定判定する場合)には本処理(公開情報変更処理)を終了する。
S870にて肯定判定されてS880に移行すると、S880では、管理用変数登録情報における共用変数の単位(Unit)をソースプログラムで定義された単位(Unit)に修正する処理を行う。これにより、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間において共用変数の単位(Unit)を一致させることができる。
S870にて否定判定されるかS880が終了すると、公開情報変更処理が終了する。
つまり、この公開情報変更処理は、管理用変数登録情報における共用変数の定義内容をソースプログラムでの定義内容に修正することにより、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間における共用変数の定義内容を一致させる処理である。この処理を実行することで、ソフトウェア部品管理装置1の使用者(ソフト作製者)が自ら変更作業をすることなく、共用変数の定義内容を一致させることができる。
つまり、この公開情報変更処理は、管理用変数登録情報における共用変数の定義内容をソースプログラムでの定義内容に修正することにより、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間における共用変数の定義内容を一致させる処理である。この処理を実行することで、ソフトウェア部品管理装置1の使用者(ソフト作製者)が自ら変更作業をすることなく、共用変数の定義内容を一致させることができる。
図4に戻り、公開情報変更処理(S120)が終了すると、続くS130では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理は、前述したように、変数情報表示画面における公開情報ラベル名表示エリア151、公開情報相違内容表示エリア155、参照情報ラベル名表示エリア153、参照情報相違内容表示エリア157の表示内容を、最新の管理用変数登録情報およびソースプログラムに基づいて更新する処理である。
次に、定義内容に不一致が無い共用変数が選択された状態で公開情報変更ボタン61が押下された場合に、ソフトウェア部品管理装置1で実行される処理について説明する。
変数情報表示画面の公開情報ラベル名表示エリア151において定義内容に不一致が無い共用変数が選択された状態で、公開情報変更ボタン61が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1は、公開情報変更メニュー画面を表示する。公開情報変更メニュー画面は、管理用変数登録情報の公開情報に関する登録内容を変更するためのメニュー画面であり、公開情報変更メニュー画面の画面内容を表した説明図を、図8に示す。
変数情報表示画面の公開情報ラベル名表示エリア151において定義内容に不一致が無い共用変数が選択された状態で、公開情報変更ボタン61が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1は、公開情報変更メニュー画面を表示する。公開情報変更メニュー画面は、管理用変数登録情報の公開情報に関する登録内容を変更するためのメニュー画面であり、公開情報変更メニュー画面の画面内容を表した説明図を、図8に示す。
公開情報変更メニュー画面は、公開情報名称表示エリア81、データ型入力エリア82、LSB入力エリア83、OFFSET入力エリア84、Unit入力エリア85を備えている。使用者の操作により変更対象の入力エリアに変更後の定義内容が入力されて、OKボタン86が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1は、管理用変数登録情報における当該共用変数(公開情報)の定義内容を入力エリアに設定された定義内容に変更する処理を実行する。そして、定義内容の変更処理が行われた後には、上述した画面表示更新処理が実行されて、変数情報表示画面における公開情報ラベル名表示エリア151、公開情報相違内容表示エリア155、参照情報ラベル名表示エリア153、参照情報相違内容表示エリア157の表示内容が、最新の管理用変数登録情報およびソースプログラムに基づいて更新される。
この公開情報変更メニュー画面を利用することで、ソフトウェア部品管理装置1の使用者(ソフト作製者)は、管理用変数登録情報における共用変数(公開情報)の定義内容を任意に変更することができる。これにより、ソースプログラムにおける共用変数(公開情報)の定義内容が変更された場合には、ソフト作製者は、公開情報変更メニュー画面を利用することで、管理用変数登録情報における共用変数(公開情報)の定義内容をソースプログラムでの定義内容に変更でき、共用変数の定義内容を一致させることができる。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち公開情報追加ボタン62が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、公開情報追加ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図4に示す。
公開情報追加ボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S140にて公開情報追加処理を実行する。公開情報追加処理は、公開情報としての共用変数を管理用変数登録情報に追加登録する処理であり、使用者による共用変数名称(ラベル名)および定義内容の入力操作を受けつけて、使用者から入力された共用変数名称(ラベル名)および定義内容を管理用変数登録情報に登録する処理である。
S140の処理が終了すると、続くS150では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち公開情報削除ボタン63が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、公開情報削除ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図4に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち公開情報削除ボタン63が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、公開情報削除ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図4に示す。
公開情報削除ボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S160にて公開情報削除処理を実行する。公開情報削除処理は、公開情報として登録されている共用変数を管理用変数登録情報から削除する処理であり、使用者が選択した共用変数名称(ラベル名)に対応する共用変数の公開情報を管理用変数登録情報から削除する処理である。
S160の処理が終了すると、続くS170では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうちファイル出力ボタン64が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、ファイル出力ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図4に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうちファイル出力ボタン64が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、ファイル出力ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図4に示す。
ファイル出力ボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S180にて相違点ファイル出力処理を実行する。相違点ファイル出力処理は、共用変数(公開情報)の定義内容について、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間に不一致内容(相違点)がある場合に、その相違点が記録されたファイルを出力する処理である。なお、ファイル出力形態としては、例えば、紙媒体への印刷出力形態や電子媒体へのファイルコピーなどの各種出力形態を採ることができる。
S180の処理が終了すると、続くS190では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち接続更新ボタン66が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、接続更新ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち接続更新ボタン66が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、接続更新ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
接続更新ボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S200にて参照情報更新処理を実行する。参照情報更新処理は、選択されているソフト部品の管理用変数登録情報に登録されている参照情報を取得する処理である。
S200の処理が終了すると、続くS210では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち参照情報追加ボタン67が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、参照情報追加ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち参照情報追加ボタン67が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、参照情報追加ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
参照情報追加ボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S220にて参照情報追加処理を実行する。参照情報追加処理は、参照情報としての共用変数を管理用変数登録情報に追加登録する処理であり、使用者により入力された共用変数名称(ラベル名)および定義内容を管理用変数登録情報に登録する処理である。
S220の処理が終了すると、続くS230では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち参照情報削除ボタン68が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、参照情報削除ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち参照情報削除ボタン68が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、参照情報削除ボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
参照情報削除ボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S240にて参照情報削除処理を実行する。参照情報削除処理は、参照情報としての共用変数を管理用変数登録情報から削除する処理であり、使用者により選択された共用変数名称(ラベル名)に対応する共用変数の参照情報を管理用変数登録情報から削除する処理である。
S240の処理が終了すると、続くS250では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち参照ラベル過登録チェックボタン69が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、参照ラベル過登録チェックボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち参照ラベル過登録チェックボタン69が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、参照ラベル過登録チェックボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
参照ラベル過登録チェックボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S260にて参照ラベル過登録検査処理を実行する。参照ラベル過登録検査処理は、管理用変数登録情報には参照情報として登録されている共用変数であってソースプログラムでは登録されていない共用変数が存在するか否かを検査し、そのような共用変数(参照情報)が有る場合にはその共用変数名(ラベル名)を抽出する処理である。
S260の処理が終了すると、続くS270では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち備考ファイルボタン70が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、備考ファイルボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうち備考ファイルボタン70が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、備考ファイルボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
備考ファイルボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S280にて備考ファイル表示処理を実行する。備考ファイル表示処理は、参照情報に関する各種情報を含む備考ファイルを図示しない備考ファイル記憶部から読み出し、変数情報表示画面とは別に、備考ファイルの内容を表示する備考ファイル表示画面を表示する処理である。
S280の処理が終了すると、続くS290では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
図3に戻り、変数情報表示画面のうちヘルプボタン71が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、ヘルプボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
図3に戻り、変数情報表示画面のうちヘルプボタン71が押下されると、ソフトウェア部品管理装置1では、ヘルプボタン押下イベント処理が実行される。当該イベント処理の処理内容を表すフローチャートを図5に示す。
ヘルプボタン押下イベント処理が開始されると、まず、S300にてオンラインヘルプ表示処理を実行する。オンラインヘルプ表示処理は、変数情報表示画面の操作内容などに関する説明内容を含む説明文ファイルを図示しない説明文記憶部から読み出し、変数情報表示画面とは別に、説明文ファイルの内容を表示するオンラインヘルプ画面を表示する処理である。
S300の処理が終了すると、続くS310では、画面表示更新処理を起動する。画面表示更新処理の処理内容は前述したとおりであり、ここでは説明を省略する。
つまり、ソフトウェア部品管理装置1は、変数情報表示画面に備えられる各ボタンのうちいずれのボタンが押下された場合でも、画面表示更新処理を実行するよう構成されている。これにより、変数情報表示画面の表示内容は、常に最新の内容が表示されることになり、ソフトウェア部品管理装置1は、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間において共用変数の定義内容に不一致が生じているか否かを常に表示できるよう構成されている。
つまり、ソフトウェア部品管理装置1は、変数情報表示画面に備えられる各ボタンのうちいずれのボタンが押下された場合でも、画面表示更新処理を実行するよう構成されている。これにより、変数情報表示画面の表示内容は、常に最新の内容が表示されることになり、ソフトウェア部品管理装置1は、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間において共用変数の定義内容に不一致が生じているか否かを常に表示できるよう構成されている。
なお、図2に示す例において、ソフト部品Aは、ソフトウェア部品の作製工程において、設計変更によりソースプログラムにおける変数defのデータ型が変更されており、設計変更前における変数defのデータ型は「Unsigned Char 型」であった。しかし、この設計変更時には、ソースプログラムのみが変更されており、管理用変数登録情報については変更内容の反映作業が実施されなかった。このため、ソフト部品Aについては、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で、変数defの定義内容(データ型)に不一致が生じている。
このような状態で、ソフトウェア部品管理装置1により共用変数の定義内容を検査すると、ソフト部品Aに関して、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で、変数defの定義内容(データ型)が不一致であることが、変数情報表示画面に表示される。
このようにして変数defのデータ型が不一致であることが通知されて、ソフト作製者が、ソフト部品Aの管理用変数登録情報またはソースプログラムを修正して、変数defのデータ型を一致させることで、ソフトウェア部品Aにおけるデータ型の不一致を解消できる。
また、ソフト部品Aとソフト部品Bとの間においても、変数defにおけるデータ型の定義内容に不一致が生じており、ソフト部品Bのソースプログラムにおいて誤った処理が規定されている。つまり、「unsigned char 型」の変数t_defに対して「signed char 型」の変数defの値を代入する処理(t_def = DEF_GetDEF();)は、データ型の異なる変数に対して値を代入する処理はプログラム言語での文法違反となるため、ソフト部品Bは正常動作が不可能となる。
そのため、変数defのデータ型が不一致であることが通知されて、ソフト作製者が、ソフト部品Bのソースプログラム、ソフト部品Aの管理用変数登録情報、ソフト部品Bの管理用変数登録情報をそれぞれ変更し、変数defのデータ型を一致させることで、ソフトウェア部品におけるデータ型の不一致を解消できる。
なお、本実施形態においては、情報取得部13が特許請求の範囲に記載の定義情報取得手段に相当し、登録情報ソース間比較判定部15がソース定義内容比較判定手段に相当し、登録情報ソース間相違部分警告表示部55がソース相違点通知手段に相当する。また、登録情報記憶部11に記憶された管理用変数登録情報での共用変数の定義内容が管理側変数定義内容に相当し、ソースプログラム記憶部31に記憶されたソースプログラムでの共用変数の定義内容がソース側変数定義内容に相当する。さらに、公開情報変更処理および公開情報変更メニュー画面が管理用変数情報変更手段に相当し、公開情報参照情報間比較判定部17が管理用定義内容比較判定手段に相当し、公開情報参照情報相違部分警告表示部57が管理用相違点通知手段に相当する。
以上説明したように、本実施形態のソフトウェア部品管理装置1は、登録情報記憶部11に記憶された管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラム記憶部31に記憶されたソースプログラムの公開情報とを比較し、共用変数の定義内容に不一致が有るか否かを判定する。そして、両者に相違点(不一致)があると判定すると、その共用変数の不一致内容を変数情報表示画面の公開情報相違内容表示エリア155に表示することで、使用者に対して共用変数の定義内容に不一致が生じていることを通知する。
これにより、相違点があることを知ったソフトウェア部品の作製作業者は、その通知内容に基づいて不一致を解消するために、ソースプログラムの修正作業あるいは管理用変数登録情報の修正作業を実施することができる。
よって、ソフトウェア部品管理装置1によれば、複数のソフトウェア部品の作製工程において、管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で定義内容に不一致が生じるのを防止できる。これにより、ソフトウェア部品管理装置1を用いることで、共用変数の定義内容が複数のソフトウェア部品間で一致するように、複数のソフトウェア部品を管理することができる。
また、ソフトウェア部品管理装置1は、管理用変数登録情報を記憶する登録情報記憶部11を備えて構成されていることから、自身の装置内で管理用変数登録情報を管理することができる。これにより、外部から管理用変数登録情報に対する不正なアクセスを制限できると共に、管理用変数登録情報が無断で変更されるのを防止できる。
つまり、ソフトウェア部品管理装置1は、管理用変数登録情報が無断で変更されることに起因して管理用変数登録情報とソースプログラムとの間で共用変数の定義内容に不一致が生じるのを防止できる。
したがって、ソフトウェア部品管理装置1によれば、外部からの不正アクセスによる管理用変数登録情報の変更を防止でき、共用変数の定義内容が複数のソフトウェア部品間で一致するように複数のソフトウェア部品を管理できる。
さらに、ソフトウェア部品管理装置1は、公開情報変更処理および公開情報変更メニュー画面を備えることで、管理用変数登録情報の登録内容を変更できるよう構成されると共に、管理用変数登録情報の登録内容が変更されると、管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラムの公開情報とを比較するよう構成されている。
つまり、管理用変数登録情報の登録内容が変更されるごとに、管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラムの公開情報とを比較することで、管理用変数登録情報のみが変更されたにも関わらずソースプログラムが変更されない事態が生じても、共用変数の定義内容に不一致が生じていることを漏れなく検出することができる。また、管理用変数登録情報の登録内容が変更されるごとに、管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラムの公開情報とを比較することで、管理用変数登録情報の登録内容を修正した後に、管理用変数登録情報の公開情報とソースプログラムの公開情報とが一致したことを確認することができる。
よって、ソフトウェア部品管理装置1によれば、管理用変数登録情報における登録内容の変更に起因して共用変数の不一致が生じた場合であっても、その不一致を通知することができ、また、修正作業が正常に行われたことを確認できるため、共用変数の定義内容が一致するように複数のソフトウェア部品を管理することができる。
また、ソフトウェア部品管理装置1は、異なるソフトウェア部品間において、管理用変数登録情報での共用変数の定義内容に相違点があるか否かを判定すると共に、共用変数の定義内容に相違点がある場合には、その共用変数に相違点があることを通知するよう構成されている。
つまり、ソフトウェア部品管理装置1は、同一の共用変数に関して、あるソフトウェア部品の管理用変数登録情報における公開情報と、他のソフトウェア部品の管理用変数登録情報における参照情報とを比較して、両者に相違点がある場合には、変数情報表示画面における参照情報相違内容表示エリア157に相違点を表示するよう構成されている。
これにより、異なるソフトウェア部品の管理用変数登録情報どうしを比較できるため、ソフトウェア部品間において管理用変数登録情報の定義内容(共用変数の定義内容)に不一致が生じるのを防止できる。
よって、ソフトウェア部品管理装置1によれば、共用変数の定義内容が複数のソフトウェア部品間で一致するように、複数のソフトウェア部品を管理することができ、複数のソフトウェア部品からなる全体システムを円滑に作製することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることなく、種々の態様を採ることができる。
例えば、上述したソフトウェア部品管理装置1は、登録情報記憶部11を備えており管理用変数登録情報を装置内に備える構成であるが、管理用変数登録情報は、必ずしも装置内に備えられる必要はなく、外部に備えられる記憶装置から管理用変数登録情報を取得するように構成しても良い。なお、管理用変数登録情報を外部記憶装置に記憶する場合には、管理用変数登録情報が不正アクセスにより登録内容が変更されないように、管理する必要がある。
例えば、上述したソフトウェア部品管理装置1は、登録情報記憶部11を備えており管理用変数登録情報を装置内に備える構成であるが、管理用変数登録情報は、必ずしも装置内に備えられる必要はなく、外部に備えられる記憶装置から管理用変数登録情報を取得するように構成しても良い。なお、管理用変数登録情報を外部記憶装置に記憶する場合には、管理用変数登録情報が不正アクセスにより登録内容が変更されないように、管理する必要がある。
また、ソースプログラムは、ソフトウェア部品管理装置1の外部に備えられる記憶部(記憶装置)に記憶する態様に限定されることはなく、ソフトウェア部品管理装置1の内部に備えられる記憶部に記憶しても良い。
さらに、共用変数の定義内容に不一致を検出した場合の使用者への通知方法は、表示装置への画面表示に限られることはなく、例えば、紙媒体への印字出力による通知方法や、音声出力による通知方法などを採ることもできる。
1…ソフトウェア部品管理装置、11…登録情報記憶部、13…情報取得部、15…登録情報ソース間比較判定部、17…公開情報参照情報間比較判定部、19…参照情報検索部、21…画面表示部、31…ソースプログラム記憶部、41…登録公開情報取得部、42…参照情報取得部、43…ソース公開情報取得部、51…公開情報表示部、53…参照情報表示部、55…登録情報ソース間相違部分警告表示部、57…公開情報参照情報相違部分警告表示部、151…公開情報ラベル名表示エリア、153…参照情報ラベル名表示エリア、155…公開情報相違内容表示エリア、157…参照情報相違内容表示エリア。
Claims (4)
- 複数のソフトウェア部品を作製するにあたり、前記複数のソフトウェア部品が共用する共用変数の定義内容が前記複数のソフトウェア部品間で一致するように、前記複数のソフトウェア部品を管理するソフトウェア部品管理装置であって、
前記ソフトウェア部品の内部で使用する前記共用変数の定義内容を定めた管理用変数登録情報について、該管理用変数登録情報で定義された前記共用変数の定義内容である管理側変数定義内容を取得すると共に、当該ソフトウェア部品のソースプログラムで定義された前記共用変数の定義内容であるソース側変数定義内容を取得する定義情報取得手段と、
前記定義情報取得手段により取得した前記ソース側変数定義内容と前記管理側変数定義内容とを比較し、両者に相違点があるか否かを判定するソース定義内容比較判定手段と、
前記ソース定義内容比較判定手段による比較判定結果において、前記ソース側変数定義内容と前記管理側変数定義内容とに相違点がある場合に、当該共用変数に相違点があることを通知するソース相違点通知手段と、
を備えることを特徴とするソフトウェア部品管理装置。 - 前記管理用変数登録情報を記憶する登録情報記憶部を備えること、
を特徴とする請求項1に記載のソフトウェア部品管理装置。 - 前記管理用変数登録情報の登録内容を変更する管理用変数情報変更手段を備え、
前記ソース定義内容比較判定手段は、少なくとも前記管理用変数情報変更手段により前記管理用変数登録情報の登録内容が変更されると、前記ソース側変数定義内容と前記管理側変数定義内容との比較を行うこと、
を特徴とする請求項1または請求項2に記載のソフトウェア部品管理装置。 - 前記複数のソフトウェア部品のうち異なるソフトウェア部品どうしについて、それぞれの前記管理用変数登録情報における前記共用変数の前記管理側変数定義内容を比較し、両者に相違点があるか否かを判定する管理用定義内容比較判定手段と、
前記管理用定義内容比較判定手段による比較判定結果において、前記ソフトウェア部品間において前記管理側変数定義内容に相違点がある場合に、当該共用変数に相違点があることを通知する管理用相違点通知手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のソフトウェア部品管理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004112257A JP2005301359A (ja) | 2004-04-06 | 2004-04-06 | ソフトウェア部品管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005301359A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019521430A (ja) * | 2016-06-03 | 2019-07-25 | アビニシオ テクノロジー エルエルシー | フォーマット特有のデータ処理動作 |
JP2023047127A (ja) * | 2021-09-24 | 2023-04-05 | 東芝情報システム株式会社 | Lsb演算チェック装置及びlsb演算チェック用プログラム |
-
2004
- 2004-04-06 JP JP2004112257A patent/JP2005301359A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7268274B2 (ja) | 2021-09-24 | 2023-05-08 | 東芝情報システム株式会社 | Lsb演算チェック装置及びlsb演算チェック用プログラム |
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