JP2005300914A - 車両運転模擬装置の操舵反力発生装置 - Google Patents

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勉 佐々木
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Abstract

【課題】 ステアリング操作や車両挙動に対応した操舵反力を再現し、実車運転時に得られる操舵反力を運転者に与えることのできる車両運転模擬装置の操舵反力発生装置を提供する。
【解決手段】 車両運転模擬装置の操舵反力発生装置において、運転者の操舵角を前記車両運転模擬装置に伝達するステアリング(1)と、前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角センサ(2)と、前記車両運転模擬装置が模擬する車両運動状態および前記操舵角に基づいて、操舵反力を計算する制御手段(13)と、前記操舵反力に応じてトルクを発生し、ステアリングに伝達する操舵反力出力手段(6、14)と、を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両運転模擬装置の操舵反力発生装置に関する。
従来の車両運転模擬装置は、ステアリングの旋回に伴なう操舵反力を発生させる操舵反力発生装置として、ステアリング位置制御のための直流ステッピングモータを用いて操舵反力を発生しているものがあるが、ステアリング操作や車両挙動に対応した操舵反力が考慮されていなかった。
なお、車両運転模擬装置の操舵反力発生装置には、例えば、特許文献1に記載されたものがある。
特開平7−116350号公報
上述のように、ステアリング操作や車両挙動に対応した操舵反力が再現できないと、運転者に違和感を与え、実際の車両を運転するときに得られる現実的な感覚を得ることができない。また、このような現実感の喪失から厳密なハンドル操作ができず、車両運転模擬装置で行う車両挙動計算に影響を与え、模擬装置による評価結果と実車による測定結果との間に誤差ができ、模擬装置の評価結果の信頼性を下げてしまう。
本発明の目的は、したがって、ステアリング操作や車両挙動に対応した操舵反力を再現し、実車運転時に得られる操舵反力を運転者に与えることのできる車両運転模擬装置の操舵反力発生装置を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の発明は、車両運転模擬装置の操舵反力発生装置において、運転者の操舵角を車両運転模擬装置に伝達するステアリングと、前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角センサと、前記車両運転模擬装置が模擬する車両運動状態および前記操舵角に基づいて操舵反力を計算する制御手段と、前記操舵反力に応じてトルクを発生し、ステアリングに伝達する操舵反力出力手段と、を備えた。
第2の発明は、第1の発明において、前記操舵反力は、車速、車輪速、タイヤ接触面摩擦係数、タイヤ接触面荷重、およびタイヤ回転時慣性に基づいて計算される。
第3の発明は、第1の発明において、前記操舵反力出力手段は、トルクを発生するサーボモータと、前記サーボモータが発生するトルクを検出するトルクセンサとを備え、前記トルクセンサが検出する実際のトルクが前記制御手段が計算したトルクに一致するようにフィードバック制御を行う。
第4の発明は、第3の発明において、前記制御手段は、前記トルクセンサが検出する前記サーボモータの速度及びトルクが過大になったとき、前記操舵反力発生装置の運転を停止あるいは出力トルクを減じる制御を行う。
第5の発明は、第1の発明において、前記ステアリングの操舵量を所定の範囲で制限するストッパ機構を設けた。
第1および第2の発明においては、車両運転模擬装置が模擬する車両運動状態およびステアリング操舵角に基づいて計算された操舵反力を発生させることにより、ステアリング操作や車両挙動に対応した操舵反力を再現して実車運転時と変わらぬ操舵反力を運転者に与え、模擬装置による評価結果と実車による測定結果との間の誤差をなくして模擬装置の評価結果の精度を向上させることができる。
第3の発明においては、サーボモータの発生するトルクを制御手段が計算した目標トルクに敏速かつ確実に一致させることができ、より現実的な操舵反力を再現することができる。
第4の発明においては、サーボモータのトルクや回転速度が過大になったときに敏速に操舵反力発生装置を停止させることにより、運転者および操舵反力発生装置を保護することができる。
第5の発明においては、ストッパ機構を設けてステアリングの操舵量を制限することにより、実車におけるステアリングのロックツーロックの感覚を再現することができ、運転者により現実的な操舵感覚を与えることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、車両運転模擬装置の操舵反力発生装置の概略構成図である。
この操舵反力発生装置は、車両のステアリング機構の操舵反力モデルに基づいて構成され、運転者の操舵に伴って発生する操舵反力を擬似的に発生するものである。
ステアリング1は、ユニバーサルジョイント9を介してステアリングシャフト11と連結される。ステアリングシャフト11は、図3にも示すように、シャフトアダプタ8の軸受8aを介してギヤボックス3と連結される。このように、ステアリングシャフト11を軸受8aで支持することにより、ステアリングシャフト11の潤滑な回転が可能となる。
ギヤボックス3とシャフトアダプタ8の間には、ステアリングシャフト11の操舵角度を検出する操舵角センサ2が設けられる。操舵角センサ2は、図2に示すように、中央にステアリングシャフト11を貫通させた円筒状の回転部2aに、図示しないハウジングに固定されたセンサ部2bを接触させる構成となっている。ステアリングシャフト11とともに回転する回転部2aの位置をセンサ部2bが検出することによって、ステアリングシャフト11の操舵角度を検出する。
ギヤボックス3は、上下に延びるステアリングシャフト11から左右に延びるシャフト12にギヤ機構を介して回転力を伝達する。
シャフト12の端部には、操舵反力を発生するサーボモータ6が設けられる。図4に示すように、サーボモータ6は、モータアンプ14が供給する電圧によって駆動される。後に詳述するが、コントローラ13は、ステアリングシャフト11の操舵角度と車両運転模擬装置の車両運転状態とに応じてモータアンプ14の供給電圧を増減することにより、サーボモータ6の発生トルクを制御する。
この実施形態では、アナログ電圧を制御することによってトルクを制御するサーボモータ6を用いるが、デジタルパルス等を制御してトルク制御するステッピングモータなどを用いても良い。
サーボモータ6とギヤボックス3の間には、サーボモータ6の発生トルクを検出するトルクセンサ5が設けられる。コントローラ13は、図5に示すように、トルクセンサ5の検出トルクを参照して、サーボモータ6をフィードバック制御し、発生トルクを目標トルクと一致させるようにする。
トルクセンサ5とギヤボックス3の間には、ステアリング1の操舵量を所定の範囲で制限してロックツーロックを発生するストッパ機構4が設けられる。
ストッパ機構4は、図6(a)、(b)に示すように、ベース40上において、カラー43,44を介してベアリングホルダ45,46で支持されるシャフト101,102に嵌合された大径ギヤ41と小径ギヤ42とから構成される。小径ギヤ42は、シャフト102と連結されたシャフト12とともに回転し、互いに噛み合う大径ギヤ41に回転を伝達する。大径ギヤ41の側面にはロックピン47が設けられ、このロックピン47が、大径ギヤ41のいずれの方向への回転時も、上部が先細った台形状に形成されたストッパ48にあたることにより、大径ギヤ41のそれ以上の回転を制限し、ステアリング1のそれ以上の回転を制限する。ロックピン47はステアリング1の中立位置がストッパ48の対称位置にくるように設けられる。
このように、ストッパ機構4を設けてステアリング1の操舵量を所定の範囲に制限することにより、実車におけるステアリングのロックツーロックの感覚を再現することができ、運転者により現実的な操舵感覚を与えることができる。
ストッパ機構4には、ステアリング1の操舵量を調節する操舵量調節機構が設けられる。図7は、操舵量調節機構のいくつかの例を示す図である。
図7(a)に示した操舵量調節機構によると、大径ギヤ41に円周方向に延びる長穴49を設け、長穴49の所望の位置でロックピン47を固定することにより、操舵量を調節する。
図7(b)に示した操舵量調節機構によると、大径ギヤ41に円周方向に所定間隔で複数のピン穴50を設け、所望のピン穴50にロックピン47を固定することにより、操舵量を調節する。
図7(c)に示した操舵量調節機構によると、ロックピン47としてホルダ51aから左右に突出した対のロックナット51bを有したアジャストスクリュウ51を設け、このロックナット51bの長さを変えることにより、操舵量を調節する。
図7(d)に示した操舵量調節機構によると、ベース40に取り付けたストッパ48をアジャストスクリュウ52で上下方向に移動できるように構成し、ストッパ48を上に移動させるとロックピン47の移動量が狭まり、ストッパ48を下に移動させるとロックピン47の移動量が多くなるようにすることにより、操舵量を調節する。
図7(e)に示した操舵量調節機構によると、ストッパ48の両側にロックピン47との接触部にアジャストスクリュウ53を設け、ロックナット53aの長さを変えることにより、操舵量を調節する。
上述のようにして、ステアリング1の操舵量を変えることにより、複数の車種に対応したロックツーロック感覚を再現することができる。
操舵反力発生装置には、組立時において、シャフト11、12上に配置される各装置どうしをシャフト11、12の中立位置を保持した状態で組立てるための中立セット機構が設けられる。図8及び図9は中立セット機構のいくつかの例を示した図である。
図8(a)〜(c)に示した中立セット機構では、ストッパ機構4の大径ギヤ41のシャフト101の一端に切欠101aを設け、この切欠101aにピン62によって台座61に固定されたブラケット63を噛ませ、シャフト101が回転しないように固定する。切欠101aは、ストッパ機構4(ステアリング1)の中立位置において、下を向くように形成される。
これにより、操舵反力発生装置の組込時において、ストッパ機構4が回転して中立位置からずれることを防止し、シャフト11、12とストッパ機構4の位置合わせを容易にし、組込作業の効率を向上させる。
図9に示した中立セット機構では、ストッパ機構4の大径ギヤ41に穴72を形成し、この穴72にベアリングホルダ45に形成された穴73を貫通させてセットスクリュウ71を挿入する。
これによっても、上述の中立セット機構と同様に、ストッパ機構4が回転して中立位置からずれることを防止し、シャフト11、12とストッパ機構4の位置合わせを容易にし、組立作業の効率を向上させる。
図10に示した中立セット機構では、ステアリングシャフト11に一対の平行な溝部78を形成し、操舵角センサ8とボルト76によって固定された二又状のブラケット77を溝部77に挟み込むことにより、操舵角センサ8に対してステアリングシャフト11が回転しないように固定する。
このように、ステアリングシャフト11を中立位置に合わせて固定しておくことにより、操舵反力発生装置の組立時に、ステアリングシャフト11と操舵角センサ8との間で中立位置がずれることを防止でき、組立作業の効率を向上させることができる。
操舵反力発生装置100は上述の各装置から構成され、図11(a)で示すハウジング80に収容される。図11(b)は、操舵反力発生装置100とハウジング80との位置関係を示す。
操舵反力発生装置100は、図11(b)、(c)および(d)で示すように、キャブフロアメンバ83の下側に配置され、キャブフロアメンバ83の0点基準に立てられた柱81とそこから所定の間隔を置いて立てられた柱82に、その台座86及びピン85を押し当てることにより位置決めされる。ステアリング1はキャブ84の支持マウント84aで支持され、その重みが操舵反力発生装置100にかかることを防ぎ、円滑なステアリング1の回転を確保する。
次に、図11〜15を参照して、操舵反力発生装置の制御を説明する。
操舵反力発生装置のコントローラ13に格納された操舵反力制御プログラムは、図12に示すように、車両運転模擬装置の一部であり、車両運転模擬装置本体の信号入出力プログラムや車両運動計算プログラムと協働して実行される。
図12は操舵反力発生装置の制御ブロックを示す図である。
起動信号検出手段110は、車両運転模擬装置の起動によって作動し、サーボモータ6やモータアンプ14などを始動させて初期化を行う。
装置異常検出手段111は、操舵反力発生装置の各装置の運転状態を監視し、各装置から非常停止要求信号があった場合は非常停止信号をモータ異常判定手段114に送信する。また、モータ速度異常判定手段119は、モータ速度測定手段120が検出するサーボモータ6の速度を監視し、所定の速度範囲を超えると、モータ異常判定手段114に信号を送信する。この非常停止信号およびモータ速度異常信号を受けて、モータ異常判定手段114は、サーボモータ6の異常の有無を判定し、サーボモータ6に異常があった場合にはモータアンプ14への電力供給を速やかに停止して、サーボモータ6を停止させる。または、判定手段114発生の信号は、操舵反力出力手段118で検出され、安全なトルクが算出され、サーボモータ6より出力される。これにより、運転者および操舵反力発生装置を保護することができる。
一方、モータ/装置部慣性算出手段116は、サーボモータ6の慣性やストッパ機構4など回転部の慣性からシャフト11,12まわりの全慣性を算出する。モータトルク補正算出手段117では、この全慣性とトルクセンサが測定したサーボモータ6の実トルク出力とから、後に詳述する操舵トルクに対する補正値を算出する。
タイヤ操舵時回転トルク算出手段112は、操舵角センサ8が検出するステアリング角度と、車速、タイヤ回転数、タイヤ接触面摩擦係数、タイヤ接触面加重、およびタイヤ回転時慣性など車両運転模擬装置が模擬する車両運動状態とから、タイヤ転舵時にかかるキングピン回りのトルクを算出する。
より詳細には、図14に示すように、車両運転模擬装置から得た車両重量データ、車両運動計算モデル、およびタイヤ運動計算モデルからステアリングジオメトリ、車輪速度、タイヤ寸法、およびタイヤ特性などのデータを利用し、転がり抵抗による回転トルク、キャンパスラストによる回転トルク、および他の要因による回転トルクを算出する。他の要因による回転トルクとは、例えば、旋回時遠心力やサスペンションによるばね反力などである。また、上述の設定データおよびステアリング角度を利用して、ステアリング角度に応じて変化するサイドフォースによる回転トルクおよびジャッキアップトルクによる回転トルクも計算する。そして、算出された各回転トルクを合計しキングピン回りのトルクを計算する。
操舵トルク算出手段115では、ドラックリンクおよびピットマンアームの慣性や摩擦などの機械特性によるトルクロスを計算する。また、設定されたパワーステアリングポンプの特性マップからステアリング角度に応じたトルクを検索する。さらに、ステアリング1と軸受との摩擦などの機械損失によるトルクを算出する。これらのトルクを合算したトルク値を操舵トルクとして、モータトルク値算出手段122に送る。
モータトルク値算出手段122は、操舵トルク算出手段115からのトルク値にモータトルク補正算出手段117からの補正トルク値を加算し、トルク指令値として操舵反力出力手段118に送出する。
図15は、操舵反力発生装置の制御フローを示す図である。
まず、ステップS1で公知のモータアンプ14の初期化定型処理を行い、次のステップS2、S3では、サーボモータ6を中立位置に初期化し、この位置でのトルクセンサ5の初期化を行う。
ステップS4では、操舵反力発生装置の各装置に異常がないかを判定する。各装置に異常がない場合には、ステップS5に進んで装置の初期化が正常に完了したことを運転状態表示手段113に表示し、異常がある場合には、ステップS21に進んで装置に異常があることを表示し、ステップS18に進む。
ステップS6では、各装置からの停止信号を入力したかどうかを判定し、停止信号がなかった場合はステップS7に進んで装置各部の状態信号を読み取り、停止信号があった場合はステップS16に進んで停止信号があったことを表示する。
ステップS8では、ステップS7で読み取った状態信号から、各装置に重大障害が発生しているか否かを判定し、重大障害が発生した場合には操舵反力発生装置を強制停止する。重大障害とは、例えば、指令値を超える過大トルクやモータ速度が発生した場合およびモニタ信号受信不能などがある。
ステップS9で、車両計算プログラムを実行して、車輪速度、タイヤ路面間摩擦係数、およびタイヤ接地面荷重などを導出する。
ステップS9で得たデータと、ステップS10で検出した操舵角度センサ8からのステアリングシャフト11の操舵角を用い、この操舵角に応じたタイヤ転舵時操舵角トルクをステップS11で計算する。
ステップS12では、タイヤ転舵時操舵角トルクからサーボモータ6のモータトルク特性を参照して目標トルク値を決定し、この値からパワーステアリングポンプなど実際の車両のステアリング系による機械損失に相当するトルクを差し引いてステアリング操舵反力を計算する。
ステップS14では、ステップS13でトルクセンサ5が検出したモータトルクを用いてサーボモータ6の慣性や軸受など回転部の機械損失分の補正を行い、トルク指令信号を計算し、ステップS15でこのトルク指令信号をモータアンプ14に出力する。その後、ステップS6に戻る。
一方、ステップS6で停止信号があった場合は、ステップS16で停止信号があったことを表示した後、ステップS17にて、この停止信号が非常停止指令であるか否かを判断する。停止信号が非常停止指令でない場合は、ステップS20に進む。
停止信号が非常停止指令である場合は、ステップS18で、操舵反力装置異常検知状態を表示した後、ステップS19でモータトルク指令を0とし、サーボモータ6への電力供給を停止する。そして、ステップS20へと進み、モータアンプ電源トルクメータ電源停止等の停止手順を実行して、操舵反力発生装置を停止する。
このように、本発明では、車両運転模擬装置の操舵反力発生装置において、運転者の操舵角を車両運転模擬装置に伝達するステアリング1と、ステアリング1の操舵角を検出する操舵角センサ2と、車両運転模擬装置が模擬する車両運動状態および操舵角に基づいて、操舵反力を計算する制御手段と、操舵反力に応じてトルクを発生する操舵反力出力手段と、を備えることにより、ステアリング操作や車両挙動に対応した操舵反力を再現して実車運転時と変わらぬ操舵反力を運転者に与え、模擬装置による評価結果と実車による測定結果との間の誤差をなくして模擬装置の評価結果の精度を向上させることができる。
本発明を、構造的と方法的特徴に関してある程度特定的な言葉で説明したが、本明細書に開示した手段は本発明を実施する好ましい形態を含むものであり、本発明はこれら図示し記載された特定の特徴に制限されないことを理解されたい。したがって、本発明は、均等の原則に従って適切に解釈される特許請求の範囲に記載された範囲内におけるいかなる形態または変更についても含むものである。
本発明は運転練習用の車両運転模擬装置やゲーム機等のアミューズメント装置に適用できる。
本発明の操舵反力発生装置の概略構成図である。 操舵角センサの構成図である。 シャフトアダプタの構成図である。 サーボモータ制御装置の概略構成図である。 サーボモータのフィードバック制御を説明する図である。 ストッパ機構の構成図である。 操舵量調節機構を説明する図である。 中立セット機構を説明する図である。 中立セット機構を説明する図である。 中立セット機構を説明する図である。 操舵反力発生装置を収めるハウジングの構成図である。 操舵反力発生装置の制御ブロックを示す図である。 操舵反力発生装置の制御装置の位置付けを説明した図である。 操舵反力の演算方法を説明する図である。 操舵反力発生装置の制御フローを示すフローチャートである。
符号の説明
1 ステアリング
2 操舵角センサ
3 ギヤボックス
4 ストッパ機構
5 トルクセンサ
6 サーボモータ
8 シャフトアダプタ
11、12 シャフト
13 コントローラ
14 モータアンプ

Claims (5)

  1. 車両運転模擬装置の操舵反力発生装置において、
    運転者の操舵角を前記車両運転模擬装置に伝達するステアリングと、
    前記ステアリングの操舵角を検出する操舵角センサと、
    前記車両運転模擬装置が模擬する車両運動状態および前記操舵角に基づいて操舵反力を計算する制御手段と、
    前記操舵反力に応じてトルクを発生し、ステアリングに伝達する操舵反力出力手段と、
    を備えたことを特徴とする車両運転模擬装置の操舵反力発生装置。
  2. 前記操舵反力は、車速、車輪速、タイヤ接触面摩擦係数、タイヤ接触面荷重、およびタイヤ回転時慣性に基づいて計算されることを特徴とする請求項1に記載の車両運転模擬装置の操舵反力発生装置。
  3. 前記操舵反力出力手段は、トルクを発生するサーボモータと、前記サーボモータが発生するトルクを検出するトルクセンサとを備え、前記トルクセンサが検出する実際のトルクが前記制御手段が計算した目標トルクに一致するようにフィードバック制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の車両運転模擬装置の操舵反力発生装置。
  4. 前記制御手段は、前記トルクセンサが検出する前記サーボモータの速度またはトルクが過大になったとき、前記操舵反力発生装置の運転を停止あるいは出力トルクを減じる制御を行うことを特徴とする請求項3に記載の車両運転模擬装置の操舵反力発生装置。
  5. 前記ステアリングの操舵量を所定の範囲で制限するストッパ機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両運転模擬装置の操舵反力発生装置。
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