JP2005299674A - エンジンのオイル通路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 可変バルブタイミング機構の動作を安定させることが可能なエンジンのオイル通路構造を提供する。
【解決手段】 タイミングチェーンケース25にオイルコントロールバルブ取付面25bを設け、該オイルコントロールバルブ取付面25bに取付けられるオイルコントロールバルブの進角ポートに連通される進角側オイル通路5bにオイルフィルタ23を設置した。これにより、該オイルフィルタ23によって、オイルコントロールバルブとアクチュエータとの間の異物が取り除かれる。したがって、オイルコントロールバルブに異物が噛み込むことによる当該オイルコントロールバルブの動作不良が防止されて、可変バルブタイミング機構の動作を安定させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、可変バルブタイミング機構を備えるエンジンのオイル通路構造に関するもので、特に、オイルコントロールバルブとアクチュエータとの間にオイルフィルタを備えるエンジンのオイル通路構造に関する。
従来から、クランクシャフトの回転に対するカムシャフトの回転位相を移行して、吸排気バルブの開閉時期を変化させる可変バルブタイミング機構がエンジンに採用されている。一般に、可変バルブタイミング機構を装備したエンジンでは、図10ないし図12に示すように、クランクシャフト1の回転に対するカムシャフト2の回転位相を移行させるアクチュエータ3と該アクチュエータ3の作動油圧の給排を制御するオイルコントロールバルブ4とが装備される。このようなアクチュエータ3とオイルコントロールバルブ4とは、図3に示すように、進角側オイル通路5及び遅角側オイル通路6で連通されており、オイルコントロールバルブ4を切替えて、進角側オイル通路5に作動油圧を負荷することによりアクチュエータ3が進角側に作動されて、また、遅角側オイル通路6に作動油圧を負荷することによりアクチュエータ3が遅角側に作動される。また、オイルコントロールバルブ4には、図4及び図5に示すように、ECU(電子制御ユニット)7の制御信号に基づいて作動するソレノイド8が設けられており、オイルコントロールバルブ4は、該ソレノイド8によりハウジング4aに内装されたスプール4bをスライド移動させてアクチュエータ3における作動油圧の給排を制御することにより、クランクシャフト1の回転に対するカムシャフト2の回転位相を移行させてバルブタイミングを変化させる。
また、このような可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3では、図4、図5及び図11に示すように、カムシャフトタイミングスプロケット9と一体で回転するハウジング10と該ハウジング10に対してカムシャフトタイミングスプロケット9の回転軸周りに所定範囲で回動可能なベーン11とを具備したものがある。そして、アクチュエータ3を進角側に作動させるには、オイルコントロールバルブ4のスプール4bを図6に示す中間位置の状態から右側に移動させ、図7に示すように、オイルコントロールバルブ4の作動油圧の供給ポート12と進角側ポート13とを連通させると共に、ドレンポート15と遅角側ポート14とを連通させる。これにより、図4及び図5に示すように、アクチュエータ3の進角側油圧室16に作動油圧が負荷されると共に、遅角側油圧室17に充填されているオイルがオイルコントロールバルブ4に戻されてドレンポート15から排出されて、ベーン11がハウジング10、即ちカムシャフトタイミングスプロケット9に対して進角側に回動されることによりバルブタイミングが進角側に移行される。なお、可変バルブタイミング機構の作動油は、図4及び図5に示すように、オイルパン18に貯留されたオイルをオイルポンプ19により吸い上げて、オイルフィルタ22を通過させた後、潤滑油用オイル通路20を分岐させて設けた作動油用オイル通路21を経てオイルコントロールバルブ4に圧送される。
このようなオイルコントロールバルブ4における、スプール4b及びスプール4bが摺動可能に嵌合されるスプール孔4cは精密加工部品であって、作動油中に異物が存在した場合には、異物がスプール4bとスプール孔4cとの間に噛み込まれてオイルコントロールバルブ4の作動に支障をきたす恐れがある。そこで、オイルコントロールバルブ4の上流側の作動油用オイル通路21にエンジンの外部に設けた開口部から着脱自在なオイルフィルタを設けた発明が特許文献1に開示されている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された発明においては、アクチュエータ3からオイルコントロールバルブ4に戻される作動油中に異物が存在した場合には該異物を取り除くことができず、異物がスプール4bとスプール孔4cとの間に噛み込まれ、オイルコントロールバルブ4の作動に支障をきたす恐れがあった。さらに、このオイルフィルタは、互いに直交するオイル通路の交差部に配置され、作動油を円筒状のフィルタの開口部から流入させて側面から流出させるので、作動油圧の圧力損失が大きく可変バルブタイミング機構の性能(応答性)が低下するという問題があった。
実開平7−42402号公報(段落番号0024及び0025、図7)
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、可変バルブタイミング機構の動作を安定させることが可能なエンジンのオイル通路構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、クランクスプロケットとカムシャフトタイミングスプロケットとにタイミングチェーンを巻回することによりカムシャフトをクランクシャフトに同期して回転させるエンジンに装着されて、アクチュエータを作動させてクランクシャフトに対するカムシャフトの回転位相を変化させることによりバルブタイミングを進角側或いは遅角側に移行させる可変バルブタイミング機構を備えて、タイミングチェーンケースにアクチュエータへの作動油圧を制御するオイルコントロールバルブを配設し、作動油用オイル通路にオイルフィルタを設置したエンジンのオイル通路構造において、オイルコントロールバルブの取付面が、タイミングチェーンケースに、クランクシャフトの軸方向からエンジンを透視した場合にシリンダヘッドにおけるタイミングチェーンに囲まれるように配置されて、オイルフィルタが、アクチュエータに対してオイルコントロールバルブの近くに配置されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエンジンのオイル通路構造において、オイルコントロールバルブの取付面が、タイミングチェーンケースにおける、クランクシャフトの軸方向からエンジンを透視した場合に2本のカムシャフトの軸中心とクランクシャフトの軸中心の3点で囲まれた範囲内に設けられることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のエンジンのオイル通路構造において、オイルフィルタが、タイミングチェーンケースに設けられた孔における、クランクシャフトの軸方向からエンジンを透視した場合にシリンダヘッドの燃焼室側の取付面の近くに配置されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンのオイル通路構造において、オイルフィルタが、有底円筒状に形成されることを特徴とする。
本発明によれば、可変バルブタイミング機構のアクチュエータと該アクチュエータへの作動油圧の給排を制御するオイルコントロールバルブとの間の作動油に存在する異物がオイルコントロールバルブに入り込み、スプールの摺動部に噛み込んで可変バルブタイミング機構の動作に支障をきたすようなことを防止することができる。また、オイルフィルタをオイル通路の軸方向に延出するように設置したので、フィルタの径を小さくすることができる。
本発明の一実施の形態のオイル通路構造を図1ないし図9に基づいて説明する。まず、本実施の形態のオイル通路構造の概略を説明する。本実施の形態のオイル通路構造は、図1ないし図3に示すように、可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3への作動油圧の給排を制御するオイルコントロールバルブ4の下流にオイルフィルタ23を設置することで、アクチュエータ3とオイルコントロールバルブ4との間の作動油中に存在する異物を取り除く構造になっている。また、本実施の形態のオイル通路構造では、図3に示すように、可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3と該アクチュエータ3への作動油圧を制御するオイルコントロールバルブ4との間に、進角側オイル通路5および遅角側オイル通路6が配設されており、各々のオイル通路5,6にオイルフィルタ23(図9参照)を設置する構成になっている。なお、可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3を作動させるための作動油は、オイルポンプ19(図3参照)によりオイルコントロールバルブ4に圧送されている。
次に、可変バルブタイミング機構について説明する。図3に示すように、クランクスプロケット24とカムシャフトタイミングスプロケット9とにはタイミングチェーン26(図11参照)が巻回されており、カムシャフト2をクランクシャフト1に同期して回転させている。そして、アクチュエータ3を作動させて、クランクシャフト1に対するカムシャフト2の回転位相を変化させることにより、バルブタイミングを進角側或いは遅角側に移行させる構造になっている。
このような可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3では、図4および図5に示すように、カムシャフトタイミングスプロケット9と一体で回転するハウジング10と、ハウジング10に対してカムシャフト2の回転軸回りに回動することでクランクシャフト1に対するカムシャフト2の回転位相を移行させるベーン11とを具備している。そして、バルブタイミングを進角側に移行させる場合には、オイルコントロールバルブ4を切替えて、図4に示すように、アクチュエータ3内部に形成された進角側油圧室16に作動油圧を負荷させると共に遅角側油圧室17の作動油を遅角側オイル通路6から排出させる。これにより、ベーン11がハウジング10に対して図4中の時計回りに相対回転して、図5に示すように、クランクシャフト1に対するカムシャフト2の回転位相を進角側に移行させる構造になっている。なお、バルブタイミングを遅角側に移行させる場合には、オイルコントロールバルブ4を切替えて、アクチュエータ3内部に形成された遅角側油圧室17に作動油圧を負荷させると共に進角側油圧室16の作動油を進角側オイル通路5から排出することにより、ベーン11がハウジング10に対して図4中の反時計回りに相対回転して、クランクシャフト1に対するカムシャフト2の回転位相を遅角側に移行させる構造になっている。
次に、アクチュエータ3への作動油圧の給排を制御するオイルコントロールバルブ4の構造について説明する。オイルコントロールバルブ4は、図6ないし図8に示すように、ハウジング4aと、ハウジング4aのスプール孔4cに摺動可能に内装されるスプール4bと、ECU(電子制御ユニット)7(図4および図5参照)の信号に基づいてスプール4bを摺動動作させる3位置式のソレノイド8を具備している。また、ハウジング4aには、オイルポンプ19(図3参照)により圧送された作動油が供給される供給ポート12、進角側オイル通路5に接続された進角側ポート13、遅角側オイル通路6に接続された遅角側ポート14、進角側油圧室16或いは遅角側油圧室17から排出された作動油をタイミングチェーンケース25(図3参照)に戻すためのドレンポート15が設けられており、各々のポートは、スプール孔4cで連通されている。そして、ソレノイド8の中間位置の状態(図6参照)から、スプール4bをハウジング4aに対して図6中の右方向に移動させることにより、図7に示すように、進角ポート13と供給ポート12とが連通されると共に、遅角側ポート14とドレンポート15とが連通される構造になっている。また、ソレノイド8の中間位置の状態(図6参照)から、スプール4bをハウジング4aに対して図6中の左方向に移動させることにより、図8に示すように、遅角側ポート14と供給ポート12とが連通されると共に、進角ポート13とドレンポート15とが連通される構造になっている。なお、図6に示すように、ソレノイド8が中間位置に位置された場合には、進角ポート13並びに遅角側ポート14および供給ポート12が遮断された状態になっている。
次に、作動油圧回路におけるオイル通路構造について説明する。まず、オイルコントロールバルブ4に作動油圧を供給するための作動油用オイル通路21について説明する。作動油用オイル通路21は、図4および図5に示すように、タイミングチェーンケース25に潤滑油用オイル通路20を分岐させて設けられており、タイミングチェーンケース25の所定の位置に設置されたオイルコントロールバルブ4の供給ポート12に連通される構造になっている。また、オイルコントロールバルブ4の下流においては、図1および図3に示すように、タイミングチェーンケース25に、一方の開口部がシリンダヘッド27に形成された進角側オイル通路5aに連通されると共に他方の開口部がオイルコントロールバルブ4の進角ポート13に連通される進角側オイル通路5bが設けられている。さらに、タイミングチェーンケース25には、図2および図3に示すように、一方の開口部がシリンダヘッド27に形成された遅角側オイル通路6aに連通されると共に他方の開口部がオイルコントロールバルブ4の遅角側ポート14に連通される遅角側オイル通路6bが設けられている。
次に、進角側オイル通路5bおよび遅角側オイル通路6bの構造を詳細に説明する。まず、進角側オイル通路5bについて説明する。進角側オイル通路5bは、図1に示すように、タイミングチェーンケース25の取付面25a側からオイルコントロールバルブ取付面25bに向けてカムシャフト2と略平行に形成した孔28aと、タイミングチェーンケース25のオイルコントロールバルブ取付面25b側から孔28aの軸方向に延出させた孔28bとを交差させた構造になっている。また、図1に示すように、孔28bは、オイルコントロールバルブ取付面25bから所定角度の傾斜を有するようにして上方に向けて形成されており、開口部28dの径が他の部位の径よりも大きく形成されている。そして、孔28bには、図1に示すように、オイルフィルタ23が設置されており、該オイルフィルタ23は、図9に示すように、側面23aがメッシュ23cの有底円筒状に形成され、該開口部に形成されたスリーブ23bを孔28bに嵌合することにより、側面23aが孔28aと孔28bとの交差部28cに臨むようにして進角側オイル通路5bに設置されている。
次に、遅角側オイル通路6bについて説明する。遅角側オイル通路6bは、図2に示すように、タイミングチェーンケース25の取付面25a側からオイルコントロールバルブ取付面25bに向けてカムシャフト2と略平行に形成した孔29aと、タイミングチェーンケース25のオイルコントロールバルブ取付面25b側から孔29aの軸方向に延出させた孔29bとを交差させた構造になっている。また、図2に示すように、孔29bは、オイルコントロールバルブ取付面25bから所定角度の傾斜を有するようにして上方に向けて形成されており、開口部29dの径が他の部位の径よりも大きく形成されている。そして、孔29bには、図2に示すように、オイルフィルタ23が設置されている。このオイルフィルタ23は、進角側オイル通路5bの孔28bに設置したオイルフィルタ23(図1参照)と同じオイルフィルタ23であり、該開口部に形成されたスリーブ23bを孔29bに嵌合することにより、側面23aが孔29aと孔29bとの交差部29cに臨むようにして遅角側オイル通路6bに設置されている。
このような構成において、本実施の形態のオイル通路構造の作用を説明する。まず、バルブタイミングが進角側に移行される際の作用について説明する。バルブタイミングが進角側に移行される場合には、ECU(電子制御ユニット)7(図4および図5参照)の制御信号によりソレノイド8が駆動され、オイルコントロールバルブ4のスプール4bが図6の中間位置の状態から図6中の右側に移動されることにより、図7に示すように、オイルコントロールバルブ4の供給ポート12と進角ポート13とが連通されると共にドレンポート15と遅角側ポート14とが連通される。これにより、進角側オイル通路5の作動油が可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3に形成された進角側油圧室16に流入すると共に、遅角側油圧室17の作動油は、遅角側オイル通路6を流下して、孔29bに設置されたオイルフィルタ23の側面23aを通過した後オイルコントロールバルブ4に流入し、ドレンポート15からタイミングチェーンケース25の内側に排出される。
また、バルブタイミングが遅角側に移行される場合には、ECU(電子制御ユニット)7(図4および図5参照)の制御信号によりソレノイド8が駆動され、オイルコントロールバルブ4のスプール4bが図6の中間位置の状態から図6中の左側に移動されることにより、図8に示すように、オイルコントロールバルブ4の供給ポート12と遅角側ポート14とが連通されると共にドレンポート15と進角ポート13とが連通される。これにより、遅角側オイル通路6の作動油が可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3に形成された遅角側油圧室17に流入すると共に、進角側油圧室16の作動油は、進角側オイル通路5を流下して、孔28bに設置されたオイルフィルタ23の側面23aを通過した後オイルコントロールバルブ4に流入し、ドレンポート15からタイミングチェーンケース25の内側に排出される。
したがって、可変バルブタイミング機構のアクチュエータ3からオイルコントロールバルブ4に戻される作動油は、オイルフィルタ23を通過してからオイルコントロールバルブ4に流入されるので、アクチュエータ3とオイルコントロールバルブ4との間に存在する異物がオイルコントロールバルブ4のスプール4bの摺動部に噛み込まれ、可変バルブタイミング機構の動作に支障をきたすようなことを防止することができる。
また、オイルフィルタ23は、構造がシンプルであると共にスリーブ23bを孔28bおよび29bに嵌合することで設置することができるので、フィルタの径を小さくして占有体積を小さくすることができ、進角側オイル通路5と遅角側オイル通路6との両方にオイルフィルタ23を設置することができる。
さらに、オイルフィルタ23を側面23aが進角側オイル通路5および遅角側オイル通路6の交差部28cおよび29cに臨むように設置したので、フィルタの有効面積を広くとることができ、作動油圧の圧力損失を極力低減させることができると共に、フィルタの目詰まりを防止してオイルフィルタ23のメンテナンスサイクルを延長することができる。また、オイルフィルタ23を上方に向くように傾斜を持たせて設置したので、フィルタのメンテナンス時には捕集、あるいは、オイルフィルタが設置された孔内にたまった異物を容易に取り除くことができる。
本実施の形態のオイル構造を示す図で、特に、タイミングチェーンケースの一部の進角側オイル通路の軸断面図である。 本実施の形態のオイル構造を示す図で、特に、タイミングチェーンケースの一部の遅角側オイル通路の軸断面図である。 可変バルブタイミング機構を具備したエンジンの作動油のオイル通路の説明図である。 可変バルブタイミング機構の作動油圧回路の概略を示す説明図である。 可変バルブタイミング機構の作動油圧回路の概略を示す説明図である。 オイルコントロールバルブの機能説明図で、特に、ソレノイドが中間位置に位置した際の図である。 オイルコントロールバルブの機能説明図で、特に、供給ポートと進角側ポートとが連通された状態を示す図である。 オイルコントロールバルブの機能説明図で、特に、供給ポートと遅角側ポートとが連通された状態を示す図である。 可変バルブタイミング機構の作動油圧回路中に設けられたオイルフィルタの説明図である。 可変バルブタイミング機構を具備したエンジンの正面図で、一部を断面で示したものである。 可変バルブタイミング機構を具備したエンジンの側面図で、一部を断面で示したものである。 可変バルブタイミング機構を具備したエンジンの平面図で、一部を断面で示したものである。
符号の説明
1 クランクシャフト、2 カムシャフト、3 アクチュエータ、4 オイルコントロールバルブ、5 進角側オイル通路、6 遅角側オイル通路、23 オイルフィルタ、25 タイミングチェーンケース、25b オイルコントロールバルブ取付面、26 タイミングチェーン、27 シリンダヘッド

Claims (4)

  1. クランクスプロケットとカムシャフトタイミングスプロケットとにタイミングチェーンを巻回することによりカムシャフトをクランクシャフトに同期して回転させるエンジンに装着されて、アクチュエータを作動させて前記クランクシャフトに対する前記カムシャフトの回転位相を変化させることによりバルブタイミングを進角側或いは遅角側に移行させる可変バルブタイミング機構を備えて、タイミングチェーンケースに前記アクチュエータへの作動油圧を制御するオイルコントロールバルブを配設し、作動油用オイル通路にオイルフィルタを設置したエンジンのオイル通路構造において、
    前記オイルコントロールバルブの取付面が、前記タイミングチェーンケースに、前記クランクシャフトの軸方向から前記エンジンを透視した場合にシリンダヘッドにおける前記タイミングチェーンに囲まれるように配置されて、前記オイルフィルタが、前記アクチュエータに対して前記オイルコントロールバルブの近くに配置されることを特徴とするエンジンのオイル通路構造。
  2. 前記オイルコントロールバルブの取付面が、前記タイミングチェーンケースにおける、前記クランクシャフトの軸方向から前記エンジンを透視した場合に2本の前記カムシャフトの軸中心と前記クランクシャフトの軸中心の3点で囲まれた範囲内に設けられることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのオイル通路構造。
  3. 前記オイルフィルタが、前記タイミングチェーンケースに設けられた孔における、前記クランクシャフトの軸方向から前記エンジンを透視した場合に前記シリンダヘッドの燃焼室側の取付面の近くに配置されることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンのオイル通路構造。
  4. 前記オイルフィルタが、有底円筒状に形成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンのオイル通路構造。
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