JP2005299528A - キャンドモータポンプ及びその製造方法 - Google Patents

キャンドモータポンプ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005299528A
JP2005299528A JP2004117687A JP2004117687A JP2005299528A JP 2005299528 A JP2005299528 A JP 2005299528A JP 2004117687 A JP2004117687 A JP 2004117687A JP 2004117687 A JP2004117687 A JP 2004117687A JP 2005299528 A JP2005299528 A JP 2005299528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
earth permanent
rare earth
permanent magnet
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004117687A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikitsugu Suzuki
幹紹 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2004117687A priority Critical patent/JP2005299528A/ja
Publication of JP2005299528A publication Critical patent/JP2005299528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】希土類永久磁石への浸水を確実に防止することができるキャンドモータポンプ及びその製造方法を得る。
【解決手段】キャンドモータポンプの回転子は、ロータ本体及びモールド樹脂部の内部にバックヨーク及び希土類永久磁石が一体にモールド成形される。第1の樹脂成形工程によって、バックヨーク及び希土類永久磁石をロータ本体の磁石嵌合部に一体にモールド成形すると共に、磁石嵌合部の軸方向両側にリブを形成し、第2の樹脂成形工程によって、リブを溶融させながらバックヨーク及び希土類永久磁石をロータ本体に一体に樹脂材によってモールド成形してモールド樹脂部を形成する。共に樹脂材から成るロータ本体とモールド樹脂部との接合面においては、磁石嵌合部の軸方向両側には環状に連続して溶融したリブによって両者が溶着された構成となるため、樹脂製のロータ本体とモールド樹脂部との間からの希土類永久磁石への浸水が阻止できる。
【選択図】図2

Description

本発明はキャンドモータポンプ及びその製造方法に関する。
モータによって駆動されるポンプのうち、モータの固定子をポンプ部から隔離密閉した構成のキャンドモータポンプが知られている。
この種のキャンドモータポンプは、モータの固定子(コイル)と回転子(マグネット)との間にキャン(密閉容器)を備えており、このキャンによって固定子をポンプ部から隔離密閉しているため、軸封部が無く、揚液の漏れが生じないため、ウォータポンプ等として広く適用されている。
ところで、従来のこのようなウォータポンプとして適用されたキャンドモータポンプでは、キャンによって隔離されたポンプ部内で、すなわち水中で、回転子(希土類永久磁石)が回転する。そのため、回転子としての希土類永久磁石を水中でそのまま使用すると、錆びたり腐食してしまう。
そこで、モータの回転子(希土類永久磁石)に樹脂材を一体にモールド成形した構成のものが提案されている(一例として、特許文献1参照)。このように、回転子(希土類永久磁石)に樹脂材を一体にモールド成形することで、当該回転子を水中で使用しても希土類永久磁石の腐食を防止することができる。
しかしながら、このような構造にしたうえでモータの回転子(希土類永久磁石)の防水性(非浸水性)を確保するためには、希土類永久磁石の全周面を樹脂材で覆う必要がある。ところが、現実的には、希土類永久磁石の全周面を樹脂材で覆うためには、この希土類永久磁石を「宙に浮かせた状態」で樹脂モールド成形を行なわなければならず、一度の樹脂成形では全周面を覆うことはできない。このため、希土類永久磁石の全周面を樹脂材で覆う際には、このモールド成形を二回に分けて行っている。すなわち、例えば、1次成形において希土類永久磁石の一面を樹脂材で覆い、2次成形において当該希土類永久磁石の他面を樹脂材で覆ように、モールド成形を行っている。
ところが、このようにモールド成形を二回に分けて行うと、2次成形における樹脂成形面と、1次成形にて形成された樹脂成形面との間に隙間が発生し、当該僅かな隙間から例えば毛細管現象等によって水が浸入して希土類永久磁石が浸水し、結果的に錆びたり腐食してしまう可能性があった。
特開平11−166500号公報
本発明は上記事実を考慮し、希土類永久磁石に樹脂材を一体にモールド成形することでモータの回転子を構成するに際し、当該希土類永久磁石への浸水を確実に防止することができるキャンドモータポンプ及びその製造方法を得ることが目的である。
請求項1に係る発明のキャンドモータポンプは、固定子と回転子とを有するモータ部と、前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、前記モータ部の固定子と回転子との間に配置され前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、を備えたキャンドモータポンプであって、前記モータ部の回転子は、磁性体によってリング状に形成されたバックヨークと、リング状に形成され、前記バックヨークの外周に一体に設けられた希土類永久磁石と、前記インペラに連結され、前記バックヨーク及び希土類永久磁石が外周に一体に設けられる磁石嵌合部を有し、前記磁石嵌合部の軸方向両側に径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブが形成された樹脂製のロータ本体と、前記バックヨーク及び希土類永久磁石と共に前記リブを前記ロータ本体に一体に覆うモールド樹脂部と、から成る、ことを特徴としている。
請求項1記載のキャンドモータポンプでは、モータ部の回転子は、樹脂製のロータ本体の磁石嵌合部の外周に、バックヨーク及び希土類永久磁石が一体に設けられており、しかも、この磁石嵌合部の軸方向両側には、径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブが形成されている。さらに、バックヨーク及び希土類永久磁石と共にリブが、モールド樹脂部によってロータ本体に一体に覆われている。
すなわち、バックヨーク及び希土類永久磁石は、樹脂製のロータ本体及びモールド樹脂部によって全周面を覆われている。したがって、当該回転子を水中で使用してもバックヨーク及び希土類永久磁石の錆や腐食を防止することができる。
またしかも、樹脂製のロータ本体及びモールド樹脂部によって全周面を覆われたバックヨーク及び希土類永久磁石の固定部位、すなわちロータ本体の磁石嵌合部の軸方向両側には、径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブが形成されている。このため、樹脂製のロータ本体とモールド樹脂部との間の僅かな隙間から水等の液体が浸入(浸水)しようとしても、環状に連続するリブによって阻止される。
このように、請求項1記載のキャンドモータポンプでは、希土類永久磁石に樹脂材を一体にモールド成形することでモータの回転子を構成するに際し、当該希土類永久磁石への浸水を確実に防止することができる。
請求項2に係る発明のキャンドモータポンプは、請求項1記載のキャンドモータポンプにおいて、前記リブは、前記軸方向に沿って互いに隣接して二重に設けられている、ことを特徴としている。
請求項2記載のキャンドモータポンプでは、リブが軸方向に沿って互いに隣接して二重に設けられているため、希土類永久磁石への浸水をより一層確実に防止することができる。
請求項3に係る発明のキャンドモータポンプの製造方法は、固定子と回転子とを有するモータ部と、前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、前記モータ部の固定子と回転子との間に配置され前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、を備え、前記モータ部の回転子は、磁性体によってリング状に形成されたバックヨークと、リング状に形成され、前記バックヨークの外周に一体に設けられた希土類永久磁石と、前記インペラに連結され、前記バックヨーク及び希土類永久磁石が外周に一体に設けられる磁石嵌合部を有する樹脂製のロータ本体と、前記バックヨーク及び希土類永久磁石を前記ロータ本体に一体に覆うモールド樹脂部と、から成る構成のキャンドモータポンプの製造方法であって、第1の樹脂成形工程によって、前記バックヨーク及び希土類永久磁石を前記ロータ本体の磁石嵌合部に一体にモールド成形すると共に、前記磁石嵌合部の軸方向両側に径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブを形成し、次いで、第2の樹脂成形工程によって、前記リブを溶融させながら前記バックヨーク及び希土類永久磁石を前記ロータ本体に一体に樹脂材によってモールド成形して前記モールド樹脂部を形成する、ことを特徴としている。
請求項3記載のキャンドモータポンプの製造方法では、第1の樹脂成形工程によって、バックヨーク及び希土類永久磁石がロータ本体の磁石嵌合部に一体にモールド成形されと共に、磁石嵌合部の軸方向両側に径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブが形成される。
次いで、第2の樹脂成形工程によって、リブが溶融されながらバックヨーク及び希土類永久磁石がロータ本体に一体に樹脂材によってモールド成形されてモールド樹脂部が形成される。
ここで、従来では、希土類永久磁石の全周面を樹脂材で覆うためにモールド成形を二回に分けて行うと、2次成形における樹脂成形面と1次成形にて形成された樹脂成形面との間に隙間が発生し、当該僅かな隙間から例えば毛細管現象等によって水が浸入して希土類永久磁石が浸水し、結果的に錆びたり腐食してしまう可能性があった。
この点、請求項3記載のキャンドモータポンプの製造方法では、第1の樹脂成形工程によって形成したリブを、第2の樹脂成形工程において溶融しながら、バックヨーク及び希土類永久磁石をロータ本体に一体に樹脂材によってモールド成形してモールド樹脂部を形成する構成としているため、すなわち、共に樹脂材から成るロータ本体とモールド樹脂部との接合面においては、磁石嵌合部の軸方向両側には環状に連続して溶融したリブによって両者が溶着された構成となるため、樹脂製のロータ本体とモールド樹脂部との間からの水等の液体の浸入(浸水)を阻止することができる。
このように、請求項3記載のキャンドモータポンプの製造方法では、希土類永久磁石に樹脂材を一体にモールド成形することでモータの回転子を構成するに際し、当該希土類永久磁石への浸水を確実に防止することができる。
請求項4に係る発明のキャンドモータポンプの製造方法は、固定子と回転子とを有するモータ部と、前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、前記モータ部の固定子と回転子との間に配置され前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、を備え、前記回転子は、希土類永久磁石に樹脂材が一体にモールド成形されて成る構成のキャンドモータポンプの製造方法であって、第1の樹脂成形工程によって、前記希土類永久磁石の一面に樹脂材を一体にモールド成形すると共に、前記希土類永久磁石の周辺部位に外方へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブを形成し、次いで、第2の樹脂成形工程によって、前記リブを溶融させながら前記希土類永久磁石の他面に樹脂材を一体にモールド成形する、ことを特徴としている。
請求項4記載のキャンドモータポンプの製造方法では、第1の樹脂成形工程によって、希土類永久磁石の一面に樹脂材が一体にモールド成形されると共に、この希土類永久磁石の周辺部位に外方へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブが形成される。
次いで、第2の樹脂成形工程によって、リブが溶融されながら希土類永久磁石の他面に樹脂材が一体にモールド成形される。
ここで、従来では、希土類永久磁石の全周面を樹脂材で覆うためにモールド成形を二回に分けて行うと、2次成形における樹脂成形面と1次成形にて形成された樹脂成形面との間に隙間が発生し、当該僅かな隙間から例えば毛細管現象等によって水が浸入して希土類永久磁石が浸水し、結果的に錆びたり腐食してしまう可能性があった。
この点、請求項4記載のキャンドモータポンプの製造方法では、第1の樹脂成形工程によって形成したリブを、第2の樹脂成形工程において溶融しながら、希土類永久磁石に樹脂材を一体にモールド成形する構成としているため、すなわち、第1の樹脂成形工程によって形成された樹脂成形面(第2の樹脂成形工程における接合面)においては、磁石嵌合部の周辺部位には環状に連続して溶融したリブによって両者が溶着された構成となるため、第1の樹脂成形工程によって形成された樹脂成形面(第2の樹脂成形工程における接合面)から水等の液体の浸入(浸水)を阻止することができる。
このように、請求項4記載のキャンドモータポンプの製造方法では、希土類永久磁石に樹脂材を一体にモールド成形することでモータの回転子を構成するに際し、当該希土類永久磁石への浸水を確実に防止することができる。
図1には本発明の実施の形態に係るキャンドモータポンプ10の全体構成が断面図にて示されている。
キャンドモータポンプ10は、樹脂製のモータハウジング12、及び、このモータハウジング12にOリング14を介して接続された樹脂製のポンプハウジング16を備えている。モータハウジング12内にはモータ部18が設けられており、また、ポンプハウジング16内にはポンプ部20が設けられている。
モータ部18は、固定子22と回転子24とを有しており、固定子22は、鉄心の周囲に巻線が施された構成となっており、モータハウジング12の内方に配置されている。一方、モータ部18の回転子24は、固定子22の内方側に位置し、ポンプハウジング16に取り付けられた支軸26に軸受28を介して回転可能に支持されており、この支軸26周りに回転する。
ここで、図2には、モータ部18の回転子24単体の構成が断面図にて示されている。回転子24は、樹脂製のロータ本体30と、このロータ本体30の周囲に一体にモールド成形により設けられたバックヨーク32及び希土類永久磁石34と、モールド樹脂部36と、によって構成されている。
またここで、図3には、回転子24のロータ本体30の構成が断面図にて示されている。ロータ本体30は、全体として略円筒形に構成されており、磁石嵌合部38が形成されている。この磁石嵌合部38に、バックヨーク32及び希土類永久磁石34が一体に設けられている。バックヨーク32は、磁性体によってリング状に形成されている。また、希土類永久磁石34は、リング状に形成されており、バックヨーク32の外周に一体に設けられている。
また、磁石嵌合部38の軸方向前方側(図3右方側)には、図4に詳細に示す如く、2つのリブ40が一体に形成されている。これらのリブ40は、径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続して形成されており、軸方向に沿って互いに隣接して二重に設けられている。またさらに、磁石嵌合部38の軸方向後方側(図3左方側)には、図5に詳細に示す如く、2つのリブ42が一体に形成されている。これらのリブ42も、外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続して形成されており、互いに隣接して二重に設けられている。
一方、モールド樹脂部36は、図2に示す如く、バックヨーク32及び希土類永久磁石34並びにリブ40及びリブ42を外方から被覆するように、ロータ本体30に一体にモールド成形されている。
このように、回転子24は、ロータ本体30及びモールド樹脂部36の内部にバックヨーク32及び希土類永久磁石34が一体にモールド成形された構成となっている。
さらに、このキャンドモータポンプ10は、キャン44を備えている。キャン44は、回転子24のロータ本体30及びモールド樹脂部36と同様に、樹脂材から成っており、モータ部18の固定子22と回転子24との間に配置され、しかも、その一端部が固定子22の外周側にも延出されてモータハウジング12に連続して一体化された構成となっている。これにより、キャン44は、固定子22を回転子24及びポンプ部20から隔離密閉している。
また、キャン44の後端側(図1左方側)には、Oリング46を介して放熱板48が接続されており、キャン44の内方側(回転子24の側)を密閉封止している。さらに、放熱板48の裏面側には、回路素子50が設けられている。
一方、ポンプ部20は、モータ部18の回転子24(ロータ本体30)に連結されたインペラ52を有しており、回転子24と共にインペラ52が回転することで、吸入孔54から揚液を吸い込み、吐出孔56から吐出する構成となっている。
次に本実施の形態の作用をキャンドモータポンプ10(回転子24)の製造方法と併せて説明する。
上記構成のキャンドモータポンプ10の回転子24を製造する際には、先ず、第1の樹脂成形工程によって、バックヨーク32及び希土類永久磁石34をロータ本体30の磁石嵌合部38に一体にモールド成形する。しかもこの際には、磁石嵌合部38の軸方向両側にそれぞれリブ40、リブ42を形成する(図3図示状態)。
次いで、第2の樹脂成形工程によって、リブ40及びリブ42を溶融させながらバックヨーク32及び希土類永久磁石34をロータ本体30に一体に樹脂材によってモールド成形してモールド樹脂部36を形成する(図2図示状態)。
以上の如く、本実施の形態に係るキャンドモータポンプ10では、モータ部18の回転子24は、ロータ本体30及びモールド樹脂部36の内部にバックヨーク32及び希土類永久磁石34が一体にモールド成形された構成となっている。またしかも、キャン44(及びモータハウジング12)は、樹脂材から成っており、モータ部18の固定子22と回転子24との間に配置されて固定子22を回転子24及びポンプ部20から隔離密閉している。
ここで、従来では、モータ部18の回転子24について、希土類永久磁石34の全周面を樹脂材で覆うためにモールド成形を二回に分けて行うと、2次成形における樹脂成形面と1次成形にて形成された樹脂成形面との間に隙間が発生し、当該僅かな隙間から例えば毛細管現象等によって水が浸入して希土類永久磁石が浸水し、結果的に錆びたり腐食してしまう可能性があった。
この点、本実施の形態に係るキャンドモータポンプ10及びその製造方法では、第1の樹脂成形工程によって形成したリブ40を、第2の樹脂成形工程において溶融しながら、バックヨーク32及び希土類永久磁石34をロータ本体30に一体に樹脂材によってモールド成形してモールド樹脂部36を形成する構成としているため、すなわち、共に樹脂材から成るロータ本体30とモールド樹脂部36との接合面においては、磁石嵌合部38の軸方向両側には環状に連続して溶融したリブ40及びリブ42によって両者が溶着された構成となるため、樹脂製のロータ本体30とモールド樹脂部36との間からの水等の液体の浸入(浸水)を阻止することができる。
またしかも、前記リブ40及びリブ42は、ロータ本体30の軸方向に沿って互いに隣接して二重に設けられているため、希土類永久磁石34への浸水をより一層確実に防止することができる。
このように、本実施の形態に係るキャンドモータポンプ10及びその製造方法では、希土類永久磁石34に樹脂材を一体にモールド成形することで回転子24を構成するに際し、当該希土類永久磁石34への浸水を確実に防止することができる。
本発明の実施の形態に係るキャンドモータポンプの全体構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るキャンドモータポンプにおいて第2の樹脂成形工程の後の回転子の構成を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るキャンドモータポンプにおいて第1の樹脂成形工程によってバックヨーク及び希土類永久磁石をロータ本体の磁石嵌合部に一体にモールド成形すると共にリブを一体に形成した状態を示すロータ本体の断面図である。 本発明の実施の形態に係るキャンドモータポンプにおいて第1の樹脂成形工程によってロータ本体にリブを一体に形成した状態を示すロータ本体の主要部分の断面図である。 本発明の実施の形態に係るキャンドモータポンプにおいて第1の樹脂成形工程によってロータ本体にリブを一体に形成した状態を示すロータ本体の主要部分の断面図である。
符号の説明
10・・キャンドモータポンプ、12・・モータハウジング、16・・ポンプハウジング、18・・モータ部、20・・ポンプ部、22・・固定子、24・・回転子、30・・ロータ本体、32・・バックヨーク、34・・希土類永久磁石、36・・モールド樹脂部、38・・磁石嵌合部、40・・リブ、42・・リブ、44・・キャン、52・・インペラ

Claims (4)

  1. 固定子と回転子とを有するモータ部と、
    前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、
    前記モータ部の固定子と回転子との間に配置され前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、
    を備えたキャンドモータポンプであって、
    前記モータ部の回転子は、
    磁性体によってリング状に形成されたバックヨークと、
    リング状に形成され、前記バックヨークの外周に一体に設けられた希土類永久磁石と、
    前記インペラに連結され、前記バックヨーク及び希土類永久磁石が外周に一体に設けられる磁石嵌合部を有し、前記磁石嵌合部の軸方向両側に径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブが形成された樹脂製のロータ本体と、
    前記バックヨーク及び希土類永久磁石と共に前記リブを前記ロータ本体に一体に覆うモールド樹脂部と、
    から成る、
    ことを特徴とするキャンドモータポンプ。
  2. 前記リブは、前記軸方向に沿って互いに隣接して二重に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載のキャンドモータポンプ。
  3. 固定子と回転子とを有するモータ部と、
    前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、
    前記モータ部の固定子と回転子との間に配置され前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、
    を備え、
    前記モータ部の回転子は、
    磁性体によってリング状に形成されたバックヨークと、
    リング状に形成され、前記バックヨークの外周に一体に設けられた希土類永久磁石と、
    前記インペラに連結され、前記バックヨーク及び希土類永久磁石が外周に一体に設けられる磁石嵌合部を有する樹脂製のロータ本体と、
    前記バックヨーク及び希土類永久磁石を前記ロータ本体に一体に覆うモールド樹脂部と、
    から成る構成のキャンドモータポンプの製造方法であって、
    第1の樹脂成形工程によって、前記バックヨーク及び希土類永久磁石を前記ロータ本体の磁石嵌合部に一体にモールド成形すると共に、前記磁石嵌合部の軸方向両側に径方向外側へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブを形成し、
    次いで、第2の樹脂成形工程によって、前記リブを溶融させながら前記バックヨーク及び希土類永久磁石を前記ロータ本体に一体に樹脂材によってモールド成形して前記モールド樹脂部を形成する
    ことを特徴とするキャンドモータポンプの製造方法。
  4. 固定子と回転子とを有するモータ部と、
    前記回転子に連結され前記回転子と共に回転するインペラを有するポンプ部と、
    前記モータ部の固定子と回転子との間に配置され前記固定子を前記ポンプ部から隔離密閉するキャンと、
    を備え、前記回転子は、希土類永久磁石に樹脂材が一体にモールド成形されて成る構成のキャンドモータポンプの製造方法であって、
    第1の樹脂成形工程によって、前記希土類永久磁石の一面に樹脂材を一体にモールド成形すると共に、前記希土類永久磁石の周辺部位に外方へ向けて突出し円周方向に沿って環状に連続するリブを形成し、
    次いで、第2の樹脂成形工程によって、前記リブを溶融させながら前記希土類永久磁石の他面に樹脂材を一体にモールド成形する、
    ことを特徴とするキャンドモータポンプの製造方法。
JP2004117687A 2004-04-13 2004-04-13 キャンドモータポンプ及びその製造方法 Pending JP2005299528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004117687A JP2005299528A (ja) 2004-04-13 2004-04-13 キャンドモータポンプ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004117687A JP2005299528A (ja) 2004-04-13 2004-04-13 キャンドモータポンプ及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005299528A true JP2005299528A (ja) 2005-10-27

Family

ID=35331378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004117687A Pending JP2005299528A (ja) 2004-04-13 2004-04-13 キャンドモータポンプ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005299528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008187A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Aisin Seiki Co Ltd 電動ポンプ
JP2012143078A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Fujitsu General Ltd アキシャルギャップ型電動機およびそれを用いたポンプ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008187A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Aisin Seiki Co Ltd 電動ポンプ
JP2012143078A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Fujitsu General Ltd アキシャルギャップ型電動機およびそれを用いたポンプ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0967707A2 (en) Divisible lamination brushless pump-motor having fluid cooling system
US9488177B2 (en) Water pump
JP6296872B2 (ja) ロータ及び液体ポンプ
KR101552124B1 (ko) 일체형 밀봉 펌프
CN213341784U (zh) 转子组件及电子水泵
US20050104467A1 (en) Quickly assembled permanent magnet rotor for electric motor, and constructional method therefor
KR20080045138A (ko) 로터 커버 및 전기 모터
JP2015055201A (ja) 電動ポンプユニット
JP2003259578A (ja) 永久磁石回転型モータ及び液中モータポンプ
JP5009219B2 (ja) 電動モータ
JP2005299528A (ja) キャンドモータポンプ及びその製造方法
JP2010041854A (ja) 電動モータ
JP4723906B2 (ja) ロータ及びウォータポンプ
JP4685292B2 (ja) キャンドモータポンプ及びその製造方法
JP2008008187A (ja) 電動ポンプ
JP2003343492A (ja) 薄型ポンプ
JP2007187145A (ja) 燃料ポンプ
JP2005299559A (ja) マグネットロータ、ブラシレスモータ、及びキャンドモータポンプ
JP6528485B2 (ja) 液体ポンプ用ロータ構造
JP2018078678A (ja) マグネット構造および電動ポンプ
JP2008184901A (ja) 電動ポンプ
JP2005315184A (ja) キャンドモータポンプ
JP2010041853A (ja) 電動モータ
JP2007124845A (ja) 燃料ポンプ
JP6315993B2 (ja) 液体ポンプ用ロータの防水構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090721

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006