JP2005299033A - 断熱紙およびその断熱紙を用いた断熱容器 - Google Patents
断熱紙およびその断熱紙を用いた断熱容器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】紙基材の表裏面の少なくとも一方の面に、アルカリ土類金属のアルコキシドおよび/またはアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドを含有する無機アルコキシド混合物をゾル−ゲル法により加水分解し、重縮合して得られる多孔質ポリマーからなる断熱層を設け、さらに、その断熱層上に水溶性高分子層を設けたことを特徴とする断熱紙およびその断熱紙を用いた断熱容器である。
【選択図】図1
Description
廃棄物として処理し難く、環境対応の点で問題がある。また、表面の平滑性が低く、印刷適性に劣るなどの欠点もある。
請求項1に係る発明は、
紙基材の表裏面の少なくとも一方の面に、アルカリ土類金属のアルコキシドおよび/またはアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドを含有する無機アルコキシド混合物をゾル−ゲル法により加水分解し、重縮合して得られる多孔質ポリマーからなる断熱層を設け、さらに、その断熱層上に水溶性高分子層を設けたことを特徴とする断熱紙である。
前記アルカリ土類金属が、マグネシウム(Mg)および/またはカルシウム(Ca)であることを特徴とする請求項1記載の断熱紙である。
前記水溶性高分子がポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1または2記載の断熱紙である。
前記水溶性高分子層上に印刷絵柄層を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか
1項に記載の断熱紙である。
請求項1〜4のいずれか1項に記載の断熱紙の少なくともいずれか一方の面に、熱可塑性樹脂を1層以上積層してなる基材を用いて成形されたことを特徴とする断熱容器である。
し、重縮合するか、または(2)無機アルコキシドまたはそのゾル−ゲル法による加水分解生成物にアルカリ土類金属を配合し、重縮合して得られる多孔質ポリマーである。
本発明に使用するアルカリ土類金属のアルコキシドは、一般式:M1(OR)m(ただし、M1はMg、Ca、SrおよびBaからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、Rはアルキル基、好ましくは炭素数が1〜4の低級アルキル基であり、mはM1の原子価に相当する整数である。)により表される。なかでも、Mgおよび/またはCaのアルコキシドが好ましい。その具体例としては、Mg(OCH3)2、Mg(OC2H5)2、Ca(OC2H5)2、Mg[Al(O−i−C3H7)3]2等が挙げられる。
本発明に使用するアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドは、一般式:M2(OR)m(ただし、M2はLi、Na、Cu、Zn、B、Al、Ga、Y、Si、Ge、Pb、P、Sb、Ta、W、La、Nd、Ni、ZrおよびTiからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、Rはアルキル基、好ましくは炭素数が1〜4の低級アルキル基であり、mはMの原子価に相当する整数である。)により表される無機アルコキシドである。その具体例を以下に列挙する。
MがSi(原子価:4)の場合にはSi(OR)4により表される。このようなアルコキシシランとしては、Si(OCH3)4、Si(OC2H5)4等が挙げられる。なかでもSi(OC2H5)4が好ましい。
MがAl(原子価:3)の場合にはAl(OR)3により表される。このようなアルミニウムアルコキシドとしては、Al(OCH3)3、Al(OC2H5)3、Al(O−n−C3H7)3、Al(O−i−C3H7)3、Al(OC4H9)3等が挙げられる。
MがTi(原子価:4)の場合にはTi(OR)4により表される。このようなチタニウムアルコキシドとしては、Ti(OCH3)4、Ti(OC2H5)4、Ti(OC3H7)4、Ti(OC4H9)4、Ti(O−i−C3H7)4等が挙げられる。
MがZr(原子価:4)の場合にはZr(OR)4により表される。このようなジルコニウムアルコキシドとしては、Zr(OCH3)4、Zr(OC2H5)4、Zr(O−i−C3H7)4、Zr(O−t−C4H9)4、Zr(O−n−C4H9)4等が挙げられる。なかでもZr(OC3H7)4、Zr(O−t−C4H9)4が好ましい。
その他のアルコキシドとして、Fe(OC2H5)3、V(O−i−C3H7)4、Sn(OC2H5)4、Sn(O−i−C4H9)4、Sn(O−t−C4H9)4、Li(OC2H5)3、Be(OC2H5)3、B(OC2H5)3、P(OC2H5)3、P(OCH3)3等が挙げられる。また二金属アルコキシドとしてNi[Al(O−i−C3H7)4]2等が挙げられる。
アルカリ土類金属のアルコキシドAとアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドBとの配合比(A/Bのモル比)は1/1〜1/10とするのが好ましい。
無機アルコキシドは、上記アルカリ土類金属のアルコキシドおよびアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドの両方を包含する。従って、この無機アルコキシドは一般式:M(OR)m(ただしMはLi、Na、Cu、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、B、Al、Ga、Y、Si、Ge、Pb、P、Sb、Ta、W、La、Nd、Ni、ZrおよびTiからなる群から選ばれた少なくとも1種の元素であり、Rはアルキル基であり、mはMの原子価に相当する整数である。)で表される。
アルカリ土類金属のアルコキシドおよびアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドを溶媒と混合する。アルカリ土類金属のアルコキシド+アルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドの濃度は300〜500g/リットルとするのが好ましい。加水分解温度は20〜85℃が好ましく、20〜30℃がより好ましい。
加水分解したアルカリ土類金属のアルコキシド+アルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドに必要に応じてゾル−ゲル法触媒を加え、0.5〜2時間撹拌すると、実質的に加水分解が完了し、反応液はゾル、沈殿物、乳濁物等になる。ゾル−ゲル法触媒としては下記の酸触媒および塩基触媒が挙げられ、併用するのが好ましい。
酸触媒は、アルカリ土類金属のアルコキシドおよびアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドの加水分解反応に使用する。なお加水分解の際に反応液を激しく撹拌する場合には、空気中の二酸化炭素が取り込まれて炭酸が生じ、酸触媒として作用するので、酸触媒を添加しなくても良い。
塩基触媒は、主としてアルカリ土類金属のアルコキシドおよびアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドの加水分解生成物の重縮合反応用触媒としてのみならず、その急速な架橋反応および三次元網目構造形成用の触媒として作用する。塩基触媒としては、無機塩基および有機塩基のいずれでも良い。無機塩基として、水酸化カルシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化ルビジウム、水酸化マグネシウム、アンモニア等が挙げられる。また有機塩基としては、第一アミン、第二アミン、第三アミン、ポリアミン、アミン錯体等が挙げられる。有機塩基の具体例として、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、エタノールアミン、ブチルアミン、トリエチレンテトラミン、ジエチルアミノプロピルアミン、N−アミノエチルピペラジン、N,N−ジメチルベンジル
アミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミン、トリス(ジメチルアミノメチル)フェノール、メタフェニレンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェニルスルホン、ポリアミド樹脂、ジシアンジアミド、三フッ化ホウ素・モノエチルアミン、メンタンジアミン、キシリレンジアミン、エチルメチルイミダゾール等が挙げられる。
加水分解用溶媒として、加水分解に必要な水と、水に可溶な有機溶媒との混合溶媒を用いる。好ましい有機溶媒として、メタノール、エタノール、ブタノール、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、アセトン、メチルエチルケトン、ホルムアミドが挙げられる。
加水分解生成物のゾル、沈殿物または乳濁物(以下単にゾル等という)を重縮合反応によりゲル化することにより、各種形態の多孔質ポリマーを製造することができる。ゲル化時間は塩基触媒の量により数秒〜数時間の範囲で自在に調整することが可能である。特にゾル等のpHを6〜8程度に調整し、塩基触媒を少量にすることによりゲル化時間を数時間と長くするのが好ましい。重縮合温度は20〜85℃が好ましく、20〜30℃がより好ましい。
ゲル状物を粉砕して200℃以下の温度、好ましくは100〜180℃、特に120〜150℃の温度で1〜8時間加熱脱水することにより、微粒子状の多孔質ポリマーを得ることができる。またゾル等をキャスティングし、溶媒を乾燥・除去することにより、多孔質フィルムとすることもできる。
こともできる。その場合にはゾル等を基材に塗布させ、200℃以下の温度で乾燥する。焼成温度に絶えられない基材の場合には焼成工程を省略する。なお多孔質ポリマーを繊維材料、プラスチック材料等の基材にに付着させる場合には、反応液にシランカップリング剤を添加するのが好ましい。
多孔質ポリマーの機能を最高に発揮させるためには、乾燥後550℃以下の温度で0.5〜4時間焼成するのが好ましい。具体的には350℃が好ましい。より好ましい焼成温度は400〜500℃である。
上記で得られる本発明の耐熱紙を用いて、断熱紙カップ、断熱段ボール、紙トレー等の産業用途、食品用途および輸送資材用途に好適に使用され、さらには、壁紙等にも使用できる。
り成形による絞り部(54)を有する紙トレーは、絞り適性のある平面状の板紙をブランクに打ち抜き、そのブランクを成形機でトレー形状に成形したものである。
・エチルシリケート40・・・・・・・・49 重量%
・エタノール・・・・・・・・・・・・・24 重量%
・2N塩酸・・・・・・・・・・・・・・ 1.5重量%
・水・・・・・・・・・・・・・・・・・22.5重量%
・N,Nジメチルベンジルアミン・・・・ 3.0重量%
を測定した。また、印刷美粧性について外観による評価を行った。各々3段階評価を行い、○(優れている)、△(やや劣る)、×(劣る)の印で表した。その結果を表1に示す。また、紙カップに熱湯を注入後、一定時間後の紙カップ表面の表面温度の測定結果をグラフにして図6に示した。
1、41、61・・・紙基材層
2、42、62・・・多孔質ポリマーからなる断熱層
3、43、63・・・水溶性高分子被覆層
4、44、64・・・印刷絵柄層
5、45・・・シーラント層
30・・・断熱紙カップ
31・・・胴部
32・・・底部
33・・・口縁部
34・・・端面保護部
46、66・・・熱可塑性樹脂層
50・・・断熱紙トレー
51・・・トレー本体
52・・・トレー底部
53・・・フランジ部
54・・・絞り部
55・・・蓋
Claims (5)
- 紙基材の表裏面の少なくとも一方の面に、アルカリ土類金属のアルコキシドおよび/またはアルカリ土類金属以外の金属のアルコキシドを含有する無機アルコキシド混合物をゾル−ゲル法により加水分解し、重縮合して得られる多孔質ポリマーからなる断熱層を設け、さらに、その断熱層上に水溶性高分子層を設けたことを特徴とする断熱紙。
- 前記アルカリ土類金属が、マグネシウム(Mg)および/またはカルシウム(Ca)であることを特徴とする請求項1記載の断熱紙。
- 前記水溶性高分子がポリビニルアルコールであることを特徴とする請求項1または2記載の断熱紙。
- 前記水溶性高分子層上に印刷絵柄層を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の断熱紙。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の断熱紙の少なくともいずれか一方の面に、熱可塑性樹脂を1層以上積層してなる基材を用いて成形されたことを特徴とする断熱容器。
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