JP2005299022A - 金属繊維フェルト - Google Patents

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Abstract

【課題】400℃以上の高温で使用でき、金属繊維の脱落がなく、通気性の良好な金属繊維フェルトを提供する。
【解決手段】(A)鉄および/または鉄合金からなる繊維と、(B)少なくとも表面の一部がケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金であるブレージング材繊維を、好ましくは60:40〜95:5(重量比)の混合比とした混合金属繊維集合体であり、、必要によりニードリングにより一体化してから、550〜700℃に加熱してなる。この混合金属繊維集合体は、鉄および/または鉄合金鋼の薄板と、ブレージング材薄板を合わせてコイル状にしてその端面を切削して繊維状にしたコイル材切削法により製造するのがよい。
【選択図】なし

Description

本発明は焼却炉やボイラなど高温ガス中のダストを捕集するフィルター材、ガスの清澄化を行うガスフィルター、高温部と接触するパッド材などに用いられる耐熱金属フェルトに関するものである。
有害物質による大気汚染、さらにダイオキシン類による環境汚染は深刻な地球環境問題となり世界的に規制が強化され、ボイラ、焼却炉など産業燃焼炉における集塵、および窒素酸化物、硫黄酸化物の除去が義務付けられている。特にダイオキシン類は、毒性、発ガン性の非常に高い有害物質として、世界的に厳しい規制が設けられ、新設既設を問わずに排ガスの高度な集塵装置の設置が義務づけられ、これに対応する除去装置の低コスト化が求められている。
ダイオキシン類は、燃焼温度の低い不完全燃焼時に炭化水素と塩素が金属化合物の触媒作用で生成し、燃焼室より温度が下がった後続設備における温度が200〜400℃において特に多いといわれている。従って、焼却室で厳格な管理の下に完全燃焼を行っても、排ガスの冷却過程で飛灰中の金属類を触媒として極微量の前駆物質から再合成されてくる。そこで、ダイオキシン類の生成を抑えるには、200℃以下あるいは400℃以上の温度で集塵することが望まれる。
集塵設備は、電気集塵器による方法とバグフィルターによる方法が主流であるが、電気集塵器は、設備費が大きく保全性が良くなく、しかもその操作温度が300℃前後であることが多く、ダイオキシン類の抑制には限界がある。そこで今では200℃以下の温度でダストの捕集を行うバグフィルター方式が主流となっている。
200℃以下の処理では、有機系の耐熱繊維をフィルター材に用いて行うことができる。しかし、高温度の排ガスを200℃以下に迄下げる過程において、ダイオキシン類の生成温度領域である200〜400℃の範囲にある時間を短かく抑えなくてはならず、このための冷却水など冷却設備により強制冷却が必要となる。さらに排ガス中の水分とガス中の酸性物質により関連設備の金属部位に腐食を与える問題、さらに焼却灰が固着し易いという問題があった。
これに対し400℃以上の高温で除塵することができれば、ダイオキシン類を生成する原因物質はここで取り除かれるので、フィルター通過後のガスは緩やかに冷却してもよく、強制冷却を緩くすることができてエネルギー的にも有利であり、さらに酸性物質を発生する粒子も取り除かれて腐食が大幅に緩和される。
400℃以上の高温で除塵を行うには、その温度で使用可能なフィルターが必要であり、例えばステンレス繊維またはカーボン繊維をベースにした高温集塵層とステンレス繊維をベースにした高温強度層、さらにリテーナ(支持器)を組合せたろ過集塵装置(特許文献1参照)などの提案がある。
また、鉄やステンレスなどの鉄合金はそれ自体ガス中のNOxと反応し、さらに発生したダイオキシン類を分解する機能を有しており、鉄および/または鉄合金からの繊維を用いたガスフィルターではダイオキシン類の分解機能を付与するという利点もある。
また、鉄鋼、窯業、非鉄金属分野の製造工程においては、高温製品に傷を与えることなく高温の製品を支持する必要があり、クッション材料として耐熱フェルトが望まれている。
金属繊維の製造は、多数本の鋼線を外装材で包み、これを束にして引抜き加工し、次いで外装材を化学的に除去する、所謂「集束伸線法」によるのが一般的である。しかし、この方法で製造可能な鋼材材料は限られており、これまでに製造された金属繊維の使用可能温度は500℃が限界であり、さらに繊維断面が円形であることから繊維集合体としたとき金属繊維同志が滑って集合体が崩れ易く、さらに価格が高いという欠点があった。その改良として、コイル切削法による金属繊維を用いてのフェルト〔特許文献2参照〕が提案された。コイル切削については、別途その方法は報告されている〔非特許文献1参照〕。
無機繊維や金属繊維を用いたフェルトは、高い温度で使用でき、他の材料では得られない大きな特徴を有している。しかし、無機繊維は価格が高く、さらに無機繊維や金属繊維は、繊維に柔軟性がないために繊維が脱落し易いという欠点があった。そこで、ニードルパンチングした金属繊維の集合体を金網で挟み込んだ筒型の金属フィルター〔特許文献3参照〕のように、外部から金属繊維の脱落を抑えるか、あるいは、金属フェルトにしてからその表面を樹脂加工して繊維の脱落を防止するなどの方法が採られる。金網などによる挟み込みは用途に限界があり、バグフィルターに不向きであり、また樹脂加工では、有機系樹脂は耐熱性に限界があり、無機系樹脂は柔軟性に欠け、いずれもフェルトの性能を損ない、さらに樹脂加工の際に金属繊維フェルトの表面から押し付けることからフェルトの通気性が損なわれるという問題点があった。
特開昭61−28415号公報 特開2003−181225号公報 特開平9−276636号公報 兼子正生、柳沢章、繊維機械学会誌、第51卷、第2号、106〜112頁(1998年)
かかる問題点に鑑み、本発明の目的は、400℃以上の高温で使用でき、金属繊維の脱落がない金属繊維フェルトを提供することにある。
上記目的を達成すべく、耐熱性フェルト材料を幅広く求め検討した結果ケイ素を含有させたアルミニウム合金が比較的低い温度で溶融し、そのときこれと接触する他の金属を接合することに着目し、本発明を完成させるに至った。すなわち、請求項1の発明は金属繊維フェルトに係り、(A)鉄および/または鉄合金からなる繊維と、(B)少なくとも表面の一部がケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金であるブレージング材繊維とを構成成分として含む混合金属繊維集合体を、550〜700℃に加熱してなることからなっている。
請求項2の発明は請求項1に記載の金属繊維フェルトに係り、混合金属繊維集合体は、ニードリングにより一体化されてから、550〜700℃に加熱するものである。
請求項3の発明は請求項1に記載の金属繊維フェルトに係り、混合金属繊維集合体は、基布の両面または片面に配置され、ニードリングにより一体化された後に550〜700℃に加熱するものである。
請求項4の発明は請求項1に記載の金属繊維フェルトに係り、鉄および/または鉄合金からなる繊維集合体を内層にし、前記混合金属繊維集合体を外層に積層構造として、550〜700℃に加熱するものである。
請求項5の発明は請求項4に記載の金属繊維フェルトに係り、鉄および/または鉄合金からなる繊維集合体と混合金属繊維集合体の積層構造は、ニードリングにより一体化された後に550〜700℃に加熱するものである。
請求項6の発明は請求項1ないし5いずれか1項に記載の金属繊維フェルトに係り、混合金属繊維集合体は、(A)鉄および/または鉄合金からなる繊維と(B)ブレージング材繊維が60:40〜95:5(重量比)の混合比とするものである。
請求項7の発明は請求項1ないし6いずれか1項に記載の金属繊維フェルトに係り、混合金属繊維集合体は、鉄および/または鉄合金鋼の薄板と、ブレージング材薄板を合わせてコイル状にしてその端面を切削して繊維状にしたコイル材切削法によるものである。
請求項8の発明は請求項1ないし7いずれか1項に記載の金属繊維フェルトに係り、鉄合金鋼がステンレス鋼であるものである。
請求項9の発明は請求項8に記載の金属繊維フェルトに係り、ステンレス鋼がSUS303、SUS304、SUS304L、SUS310、SUS316、SUS316L、SUS430から選ばれる一種以上である。
請求項10の発明は請求項1ないし7いずれか1項に記載の金属繊維フェルトに係り、ブレージング材薄板は、ケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金単独でなるものである。
請求項11の発明は請求項7に記載の金属繊維フェルトに係り、ブレージング材薄板は、アルミニウム系合金を心材としてその片面または両面にケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金を皮材とした複合材である。
請求項12の発明は請求項10または11に記載の金属繊維フェルトに係り、ブレージング材におけるケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金は、日本工業規格JISZ3263記載の合金番号:4343、4045、4004、4005、4N04、4104、4N43、4N45、4145、4047から選ばれる一種以上である。
本発明による効果として、金属繊維の脱落が抑えられ、かつ繊維集合体としての風合いが損なわれず通気性が良好な金属繊維フェルトが提供される。
本発明は、鉄および/または鉄合金からなる繊維とブレージング材繊維とを構成成分として含む混合金属繊維集合体である。金属を繊維状にするには、前述したように引抜法で製造した単線を束にしてさらに引抜き加工する集束伸線法、直径3mm程度の鋼線を案内溝のついた左右一対のロールに数十回巻き付けロールの回転により素材を供給して工具で切削加工するワイヤー切削法、金属薄板をコイル状に巻きその端面を切削し細径、長尺な金属繊維とするコイル材切削法などが知られている。本発明の金属繊維は、好ましくはコイル材切削法で製造される。コイル材切削法は、薄板相互の溶着現象があって商業的に実用化するのが難しかったが、分離膜を被覆して切削して繊維化し、その後でその分離膜を洗浄除去する方法が開発されて以来実用性が各段に向上した〔非特許文献1参照〕。コイル材切削法は、繊維化ができる鋼材種の選択幅が広く、さらにいろいろな径の繊維にすることができ、製造設備も簡単であることから他の方法に比べて低価格で金属繊維を得ることができ、さらにコイル切削法による繊維は、その断面形状が略長方形であり、繊維集合体としたときに繊維同志の絡み合いがよく、繊維が滑り難くフェルトとして都合がよい。
鉄および/または鉄合金からなる繊維とブレージング材繊維は、それぞれ別々に繊維状にしてから混合してもよいが、好ましくは、鉄および/または鉄合金鋼の薄板とアルミニウム合金材薄板を所定の割合で合わせてコイル状にし、コイル材切削法により繊維状にする。このようにそれぞれの薄板を合わせてコイルにしてから繊維状にすることで、それぞれの繊維を混合する工程が不必要になるばかりでなく、それぞれが均一に混合されて製造されてくるので、均一な金属集合体とすることができる利点がある。
鉄および/または鉄合金鋼の鋼種は、スチール鋼、ステンレス鋼などであり、ステンレス鋼は、SUS303、SUS304、SUS304L、SUS310、SUS316、SUS316L、SUS430などであり、その他「YUSシリーズ」〔新日鉄住金ステンレス(株)〕、「JSLシリーズ」〔JFEスチール(株)〕など各社から市販されている耐熱ステンレスなど各種ステンレス群からも任意に選択使用できる。鉄および/または鉄合金鋼の鋼種は、1種でもよく、あるいは2種以上組合わせて用いてもよい。
ブレージング材は、その表面の少なくとも一部がケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金〔以降、特に断りのない限り「ケイ素系アルミニウム合金」と記す〕であり、ケイ素系アルミニウム合金単独でもよく、あるいはアルミニウム系合金を心材としてその表面の一部にケイ素系アルミニウム合金を皮材とした複合材であってもよい。ブレージング材については、日本工業規格JIS Z 3263に記載されており、本発明におけるケイ素系アルミニウム合金は、同規格における「ろう材」である合金番号:4343、4045、4004、4005、4N04、4104、4N43、4N45、4145、4047を包含しており、好ましくはこれらの群から選ばれる。ケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金は、純粋のアルミニウム〔溶融温度:660.4℃〕に比して溶融温度が低い特徴があり、組成によるが580〜615℃で溶融する特性を有している。また、「心材」として用いるアルミニウム系合金は、同規格において記載されている合金番号:3003、3N03、3N33、3005、3N43、6951、7072、7N82などが包含され、好ましくはこれらの群から選ばれる。
鉄および/または鉄合金の繊維およびブレージング材繊維の形状は、本発明で特に限定するものではないが、それぞれ繊維径を好ましくは25〜100μm、さらに好ましくは25〜50μmにして、これを繊維長50〜100mm程度に切断して繊維集合体とする。コイル材切削法による場合には、繊維径は、コイル状に巻く金属薄板の厚さと、切削工具の送り量を変えることによって決めることができ、本発明においては換算直径(断面積を同じくする円形としてその断面の直径)で上記範囲のものが選ばれる。
鉄および/または鉄合金の繊維とブレージング材繊維の混合割合は、鉄および/または鉄合金鋼、ブレージング材それぞれの種類、製造されるフェルトの性状、使用目的などにより異なり、一律に定義できないが、代表的には鉄および/または鉄合金の繊維とブレージング材繊維を60:40〜95:5(重量比)、好ましくは70:30〜80:20(重量比)である。この混合比は、金属繊維集合体より繊維の脱落が防止でき、かつ鉄および/または鉄合金鋼が有する優れた特性を生かせる範囲として求められたものであり、この範囲の外でもそれなりの混合効果があるのはいうまでもない。
本発明の金属繊維フェルトは、上記金属繊維集合体よりなるものであるが、必要によりニードリングにより絡ませて一体化させることもできる。鉄および/または鉄合金の繊維集合体を内層にし、混合金属繊維集合体を外層に積層構造として、さらに必要によりニードリングにより絡ませて一体化させてもよい。このように金属フェルトの外層部のみを本発明における繊維脱落の少ない構造にすることで金属フェルト全体の繊維の脱落を抑えるに充分であることがある。
また、織布を基布として基布の片面に金属繊維集合体を置いた二層構造、あるいは基布の両面に金属繊維集合体を置いた三層構造とし、ニードリングにより絡ませて積層させて一体化した形態とすることもできる。このとき基布に用いる織布は、高温に耐えるフェルトを目標としているので耐熱性の高いものが要求され、ステンレス繊維、セラミック繊維などが好ましい。セラミック繊維は、炭化ケイ素、窒化ケイ素、アルミナ、シリカ、アルミナシリカ、窒化ホウ素などがある。織布は、繊維径が5〜15μmのマルチフィラメントを、朱子織、平織したもので、織布の目付は好ましくは300〜1400g/m、さらに好ましくは400〜800g/mである。基布を用いた構造にすることで、金属フェルトの強度が確保され、バグフィルターなど強度が要求される用途には適している。
金属繊維集合体を所定の形状にした後、さらに必要によりニードリングした後、これを550〜700℃、好ましくは570〜620℃に加熱する。加熱は大気中でよいが、必要により真空下で行う。加熱時間は、加熱温度により異なるが、代表的には10〜90分、好ましくは30〜60分である。この加熱処理によりブレージング材繊維におけるケイ素系アルミニウム合金材が部分的に溶融して、ケイ素系アルミニウム合金材と接触する鉄および/または鉄合金の繊維を接合する。これにより金属繊維集合体の中で個々の金属繊維が部分的に溶融接合されて金属繊維集合体が一体化し、金属繊維集合体からの繊維脱落がなくなる。
加熱処理後の金属繊維集合体の性能は、金属繊維集合体の目付け、鉄および/または鉄合金の繊維とブレージング材繊維の混合比、加熱温度、加熱時間などによって決まる。ブレージング材繊維の混合割合が多く、加熱温度が高く、加熱時間が長い程繊維間の接合点が多く、網目構造が発達することになる。
ステンレス鋼〔新日本製鉄(株)製、概略成分が20Cr−5Alであるフェライト系ステンレス「YUS205M−1」〕とブレージング材〔JIS Z 3263に規定する合金番号:3003を心材として、その両表面に合金番号:4004のアルミニウム合金をクラッドしたもの〕それぞれの薄板を合わせコイル状にし、コイル材切削法により混合金属繊維集合体(目付200g/m)とした。同様のコイル材切削法によりステンレス鋼〔上と同じ〕のみから金属繊維集合体(目付400g/m)を作成した。ステンレス鋼のみから金属繊維集合体を挟んで両面に、ステンレス鋼とブレージング材からなる混合金属繊維集合体を配置し、ニードリング〔植針密度60本/cm〕をしたものとしないものを用意し、それぞれを、空気中所定温度に保持して金属繊維フェルトとして完成させた。製作したフェルトを30cm×30cm(約54g)の大きさに切り、30cmの高さから硬い金属板の上に自然落下させ、金属繊維フェルトから脱落した繊維の量を計測して脱落繊維の重量%を求めた。テストは、一つの試料について10回行い、その平均値を表1に記した。
Figure 2005299022
本発明の金属繊維フェルトは、400℃以上の高温で使用でき、繊維の脱落がなく、通気性の良好であるので、脱塵システム等の高温化でのフィルターとしてまた同類のバグフィルターへの素材として高温に晒される場所におけるガス中の微粒子を取除くのに適している。

Claims (12)

  1. (A)鉄および/または鉄合金からなる繊維と、(B)少なくとも表面の一部がケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金であるブレージング材繊維とを構成成分として含む混合金属繊維集合体を、550〜700℃に加熱してなることを特徴とする金属繊維フェルト。
  2. 前記混合金属繊維集合体は、ニードリングにより一体化されてから、550〜700℃に加熱してなることを特徴とする請求項1に記載の金属繊維フェルト。
  3. 前記混合金属繊維集合体は、基布の両面または片面に配置され、ニードリングにより一体化された後に550〜700℃に加熱してなることを特徴とする請求項1に記載の金属繊維フェルト。
  4. 鉄および/または鉄合金からなる繊維集合体を内層にし、前記混合金属繊維集合体を外層に積層構造として、550〜700℃に加熱してなることを特徴とする請求項1に記載の金属繊維フェルト。
  5. 前記積層構造は、ニードリングにより一体化された後に550〜700℃に加熱してなることを特徴とする請求項4に記載の金属繊維フェルト。
  6. 前記混合金属繊維集合体は、(A)鉄および/または鉄合金からなる繊維と(B)ブレージング材繊維が60:40〜95:5(重量比)の混合比でなることを特徴とする請求項1ないし5いずれか1項に記載の金属繊維フェルト。
  7. 前記混合金属繊維集合体は、鉄および/または鉄合金鋼の薄板と、ブレージング材薄板を合わせてコイル状にしてその端面を切削して繊維状にしたコイル材切削法によるものであることを特徴とする請求項1ないし6いずれか1項に記載の金属繊維フェルト。
  8. 前記鉄合金鋼は、ステンレス鋼であるにことを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載の金属繊維フェルト。
  9. 前記ステンレス鋼は、SUS303、SUS304、SUS304L、SUS310、SUS316、SUS316L、SUS430から選ばれる一種以上からなることを特徴とする請求項8に記載の金属繊維フェルト。
  10. 前記ブレージング材は、ケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金単独でなることを特徴とする請求項1ないし7いずれか1項に記載の金属繊維フェルト。
  11. 前記ブレージング材薄板は、アルミニウム系合金を心材としてその片面または両面にケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金を皮材とした複合材であるであることを特徴とする請求項7に記載の金属繊維フェルト。
  12. 前記ブレージング材におけるケイ素6.5〜13.0重量%を含むアルミニウム合金は、日本工業規格JISZ3263記載の合金番号:4343、4045、4004、4005、4N04、4104、4N43、4N45、4145、4047から選ばれる一種以上であることを特徴とする請求項10または11に記載の金属繊維フェルト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110129993A (zh) * 2019-05-10 2019-08-16 湖北瑞特威钢棉有限公司 三维金属纤维毡及其制备方法和应用
WO2022259682A1 (ja) * 2021-06-10 2022-12-15 株式会社ブリヂストン 不織体及びタイヤ

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