JP2005298981A - きもの - Google Patents

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Eiko Nikaido
永子 二階堂
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Abstract

【解決課題】きものの着つけに習熟した者なくても一人で簡単に着ることができ、特に裾線を容易に決めることができ、きものを着ているために生じる胸苦しさを緩和することができ、さらに広衿の場合折幅が左右均一なきれいな衿に折り込むことができる新規なきものを提供しようとする。
【課題を解決するための手段】下前腰紐4と上前腰紐5からなる1組の腰紐がそれぞれ衿2に縫い付けられており、下前腰紐4が縫い付けられている衿と反対側の脇線9には下前腰紐4を通すために充分な長さを有する紐通し口11が開口しているきもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、きものに関し、特にひとりで簡単に着つけができる新規な構造のきものに関する。
女物のきものは着つけが難しく、着つけに習熟していない者にとってきものを一人で着ることは困難であって、誰かに着せてもらうか時間をかけて着つけを習わなければならない。特に女物のきものはおはしょりを取るため、床から引きずる長さになっており、このため一人で着る場合きものの裾線を決めることが難しい。きものを一人で着る場合、着用者はきものの前を合わせ適当な長さだけたくし上げた後たくしあげた部分を片手で押えながら他方の手で腰紐を腰に回してからげ、たくし上げた部分がずり落ちた場合は空いている方の片手でこの部分を引き上げて裾線を決めなければならない。このような作業は着つけの初心者にとっては至難の技であり、裾線は簡単には決まらないのが実情である。
また、きものを着る場合は、きものの衿元を整え、着崩れを防ぐために伊達締めを着用しなければならず、このため胸紐を巻いて結んだ後に伊達締めをさらに巻いて結ぶという二重の動作が必要である。このため胸紐と伊達締めを締めるために時間がかかる上に胸元を2本の紐で二重に締めつけるので、着用者は胸元が苦しくなり快適ではないという欠点がある。
また、きものには着用する際に衿を折る必要がない撥衿と着用する際に衿を所望の折幅だけ内側に折り込む広衿の2種類があり、現在では広衿の方が着用される頻度が多いようである。しかし、初心者にとって、広衿のきものを着る場合、衿を適当な折線に沿って折り込もうとしても、左右の衿の折幅が均一になるように衿を折ることは難しく、左右の衿の折幅が不均一となり、きれいな衿が得られないという問題がある。
本発明は、上記従来のきものの問題点にかんがみなされたものであって、きものの着つけに習熟した者なくても一人で簡単に着ることができ、きものを着るために要する時間を短縮することができ、裾線を容易に決めることができるとともに、きものを着ているために生じる胸元の苦しさを緩和することができ、さらに広衿の場合折幅が左右均一なきれいな衿に折り込むことができる新規なきものを提供しようとするものである。
上記目的を達成する請求項1記載のきものは、下前腰紐と上前腰紐からなる1組の腰紐がそれぞれ衿に縫い付けられており、該下前腰紐が縫い付けられている衿と反対側の脇線には該下前腰紐を通すために充分な長さを有する紐通し口が開口していることを特徴とするものである。
請求項2記載のきものは、該下前腰紐は一方側の衿の衿先に縫い付けられており、該上前腰紐は他側の衿の衿先よりも所定の長さだけ上方の位置に縫い付けられており、該紐通し口は該下前腰紐を通したとき該下前腰紐の下方の褄先が所定の長さだけ引き上げられるような脇線上の位置に開口していることを特徴とするものである。
請求項3記載のきものは、下前胸紐と上前胸紐からなる1組の胸紐であって、上前胸紐は該上前胸紐の他の部分および該下前胸紐よりも幅広でかつ伊達締めに近似した固さの伊達締め部を有する1組の胸紐が前記腰紐よりも上方の位置においてそれぞれ衿に縫い付けられていることを特徴とするものである。
請求項4記載のきものは、衿は広衿であり、該下前胸紐および該上前胸紐の縫い付け位置において所望の折幅だけ内側に折られた状態で該下前胸紐および該上前胸紐が縫い付けられていることを特徴とするものである。
請求項1記載の発明によれば、下前腰紐と上前腰紐がそれぞれ衿に縫い付けられており、下前腰紐が縫い付けられている衿と反対側の脇線には下前腰紐を通すために充分な長さを有する紐通し口が開口しているので、この紐通し口に下前腰紐を内側から外側に出るようにして通し、下前腰紐と上前腰紐を後で交差させた後前に回して一度からげ、もう一度後に回して前で結ぶ。下前紐と上前紐が固定されているため、この段階で両方から紐を引き締めることも可能であり、そうすることにより、おはしょりのずり落ちを防いだり、裾の長さの調整を容易にすることができ、初心者でも楽に裾線を決めることができる。
請求項2記載の発明によれば、下前腰紐は一方側の衿の衿先に縫い付けられており、上前腰紐は他側の衿の衿先よりも所定の長さだけ上方の位置に縫い付けられており、紐通し口は下前腰紐を通したとき下前腰紐の下方の褄先が所定の長さだけ引き上げられるような脇線上の位置に開口しているので、下前腰紐を紐通し口に通すことにより下前腰紐の下方の褄先が所定の長さだけ自然に引き上げられ、これによって裾が狭くなり、きものを着終わった時美しいシルエットに仕上げることができる。
請求項3記載の発明によれば、上前胸紐および下前胸紐からなり、上前胸紐は該上前胸紐の他の部分および下前胸紐よりも幅広でかつ伊達締めに近似した固さの伊達締め部を有する1組の胸紐が腰紐よりも上方の位置においてそれぞれ衿に縫い付けられているので、下前胸紐を内側から外側に出るようにして左側の身八口を通し、下前胸紐と上前胸紐を後で交差させた後前に回してたとえばマジックテープ等で固定することにより、従来のきもののように胸紐を巻いて結んだ後に伊達締めをさらに巻いて結ぶという二重の動作を1度ですますことができ、一人で簡単に着ることができ時間も短縮できる。また1本の伊達締め兼胸紐を巻いて結ぶだけですむので、従来のように胸紐と伊達締めを二重に巻いて締める場合に比べて胸元の苦しさを緩和することができる。
請求項4記載の発明によれば、広衿の場合、下前胸紐および上前胸紐の縫い付け位置において所望の折幅だけ内側に折られた状態で下前胸紐および上前胸紐が縫い付けられているので、これら2箇所の折線に合うように衿の他の部分を内側に折り込んで行けば、初心者でも簡単に折幅が左右均一なきれいな衿に仕上げることができる。また、両胸紐が衿に縫い付けられていることにより、紐がずり落ちてゆるむこともなく、衿の崩れを防ぐ役割も兼ねている。
以下添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明にかかるきものの1実施形態を示す正面図、図2は同実施形態に使用する腰紐を示す図、図3は同実施形態に使用する胸紐を示す図、図4は広衿を折って胸紐を縫い付けた状態を示す図である。
本実施形態においては、図2に示す下前腰紐4と上前腰紐5からなる1組の腰紐3が衿2に縫い付けられている。すなわち、下前腰紐4はその固定部4aにおいて右衿2aの衿先に斜め下方に延長するように縫い付けられており、上前腰紐5はその固定部5aにおいて左衿2bの衿先10’よりも所定の長さ(たとえば5cm)だけ上方の位置に斜め下方に延長するように縫い付けられている。
下前腰紐4が縫い付けられている右衿2aの反対側の脇線(左側の脇線)9には、身八口13の下方に、下前腰紐4を通すための紐通し口11が開口している。この紐通し口11は、下前腰紐4を通したとき下前腰紐4の下方の褄先12が所定の長さ(たとえば8cm〜10cm)だけ引き上げられるような脇線9上の位置に開口していることが、裾をせばめ美しいシルエットに仕上げるために望ましい。紐通し口11は下前腰紐4を楽に通すために充分な長さだけ開けることが必要であり、約10cm程度が好ましい。下前腰紐4が右衿2aの衿先10に縫い付けられている一方上前腰紐5は左衿2bの衿先10’よりも所定の長さだけ上方に縫い付けられているので、下前腰紐4を紐通し口11に通した後下前腰紐4と上前腰紐5を結ぶと下前腰紐4と上前腰紐5は自ずと一線上に整列するから、下前腰紐4の下方の褄先は引き上げられた状態で維持される。
なお、紐通し口11は着つけを完了した時点ではおはしょりによって隠されるので、外観上身苦しいことはない。
胸紐6は図3に示すように下前胸紐7と上前胸紐8からなり、それぞれ腰紐4、5の上方において右衿2aと左衿2bに縫い付けられている。上前胸紐8は下前胸紐7と同一幅の紐部8aと、これよりも幅広でかつ伊達締めに近似した固さの伊達締め部8bからなり、伊達締め部8bは上前胸紐8の約半分強の長さを有しており、伊達締めとしての機能すなわち衿元を整え着崩れを防ぐ機能を発揮する。下前胸紐7は固定部7aにおいて右衿2aの斜め下方に延長するように右衿2aに縫い付けられており、上前胸紐8は固定部8cにおいて左襟2bの斜め下方に延長するように左衿2bに縫い付けられている。
上前胸紐8の伊達締め部8bの先端部にはマジックテープ14が固着されており、下前胸紐7の中央部には長手方向に長いマジックテープ15が固着されている。
本発明は、撥衿、広衿いずれの衿型のきものにも適用することができるが、広衿のきものの場合は、左衿2bを示す図4に示すように、上前胸紐8の縫い付け位置において所定の折幅(たとえば約3cm)だけ内側に折られた状態で上前胸紐8を左衿2bに縫い付ける。この場合衿2の内側に折られた部分が折られる前の状態に戻らないように上前胸紐8を衿全体を通してしっかりと縫い付けることが必要である。
図示していない右衿2a側も同様にして下前胸紐7の縫い付け位置において右衿2aが所定の折幅だけ内側に折られた状態で下前胸紐7を右衿2aに縫いつける。
次に、上記構成のきものの着方について説明する。
まず胸紐7と8がぶら下がった状態にならないように小さく折りたたんで、きものの衿と一緒に洗濯バサミのようなもので止めておく。次いで、きものの袖を通し前を合わせた後紐通し口11に下前腰紐4を内側から外側に出るようにして通し、きものが床からずり落ちている部分を4と5の紐と一緒に両手で持ち上げてから両紐(4と5)を横に一度引っ張り、下前腰紐4と上前腰紐5を後で交差させた後前に回して一度からげ、もう一度後ろに回してから前に回して結ぶ。
きものをたくし上げて調整し、裾線と下前、上前の褄先の上り具合を確認、調整した胸紐7と8に止めてあった洗濯バサミをはずし、下前胸紐7を内側から外側に出るようにして左側の身八口13を通し、おはしょりの整理をし、下前胸紐7と上前胸紐8を後で交差させた後前に回し、上前胸紐8のマジックテープ14を下前胸紐7のマジックテープ15の適宜の位置に固定する。
衿が広衿の場合は、上前胸紐8および下前胸紐7の縫い付け位置における折線に沿って衿2の他の部分を内側に折り込む。
本発明のきものの1実施形態を示す正面図である。 腰紐を示す図である。 胸紐を示す図である。 広衿に胸紐を縫い付けた状態を示す図である。
符号の説明
1 きもの
2 衿
3 腰紐
4 下前腰紐
5 上前腰紐
6 胸紐
7 下前胸紐
8 上前胸紐
11 紐通し口

Claims (4)

  1. 下前腰紐と上前腰紐からなる1組の腰紐がそれぞれ衿に縫い付けられており、該下前腰紐が縫い付けられている衿と反対側の脇線には該下前腰紐を通すために充分な長さを有する紐通し口が開口していることを特徴とするきもの。
  2. 該下前腰紐は一方側の衿の衿先に縫い付けられており、該上前腰紐は他側の衿の衿先よりも所定の長さだけ上方の位置に縫い付けられており、該紐通し口は該下前腰紐を通したとき該下前腰紐の下方の褄先が所定の長さだけ引き上げられるような脇線上の位置に開口していることを特徴とする請求項1記載のきもの。
  3. 下前胸紐と上前胸紐からなる1組の胸紐であって、上前胸紐は該上前胸紐の他の部分および該下前胸紐よりも幅広でかつ伊達締めに近似した固さの伊達締め部を有する1組の胸紐が前記腰紐よりも上方の位置においてそれぞれ衿に縫い付けられていることを特徴とする請求項1または2記載のきもの。
  4. 衿は広衿であり、該下前胸紐および該上前胸紐の縫い付け位置において所望の折幅だけ内側に折られた状態で該下前胸紐および該上前胸紐が縫い付けられていることを特徴とする請求項3記載のきもの。

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