JP2005298813A - インクジェット用インク、インクジェット記録方法、インクカートリッジ、及びインクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 少なくとも水、着色剤、水溶性有機化合物1及び水溶性有機化合物2を含むインクジェット用インクであって、前記水溶性有機化合物1の含有量X(質量%)がインクジェット用インク全質量に対して10質量%以上であり、前記水溶性有機化合物1の含有量X(質量%)、及び、前記水溶性有機化合物2のインクジェット用インク全質量に対する含有量Y(質量%)が、下記式(I)及び式(II)の関係を満たすことを特徴とする。
(I)0<Y/X≦0.9
(II)X+Y≧15質量%
水溶性有機化合物1:温度23℃、湿度45%の環境での水分保持力と、温度30℃、湿度80%の環境での水分保持力の差が36%以下である、保水性のある水溶性有機化合物。
水溶性有機化合物2:着色剤及び水溶性有機化合物1、以外の水溶性有機化合物。
【選択図】 なし
Description
(I)0<Y/X≦0.9
(II)X+Y≧15質量%
水溶性有機化合物1:温度23℃、湿度45%の環境での水分保持力と、温度30℃、湿度80%の環境での水分保持力の差が36%以下である、保水性のある水溶性有機化合物。
水溶性有機化合物2:着色剤及び水溶性有機化合物1、以外の水溶性有機化合物。
(1)0.1≦(X2+Y1)/X1≦2.5
(2)X1+X2≧10質量%
(3)X2+Y1≧3質量%
水溶性有機化合物1−1:温度23℃、湿度45%の環境での水分保持力と、温度30℃、湿度80%の環境での水分保持力の差が36%以下であって、分子量Mwが、100≦Mw≦1000の範囲にある、水溶性の多価アルコール又は水溶性のアミド化合物。
水溶性有機化合物1−2:温度23℃、湿度45%の環境での水分保持力と、温度30℃、湿度80%の環境での水分保持力の差が36%以下であって、分子量Mwが、100≦Mw≦150の範囲にあり、更に、−OH基を主鎖両末端に有する、水溶性のアルカンジオール。
水溶性有機化合物2−1:着色剤、水溶性有機溶剤1−1、及び水溶性有機溶剤1−2、以外の水溶性有機化合物。
本発明は、インクジェット記録方法によりインクジェット用インク(以下、「インク」とする)を記録媒体に付与した後の、記録媒体のカールを抑制することを目的としてなされたものである。
水を含む液媒体を紙に塗布した後のカールは、紙に付与された水分の蒸発と何らかの相関があると考えられることから、本発明者らは、インクジェット用インクに通常よく使用される水溶性有機化合物の水分保持力について次のような詳細な検討を行った。
(I)0<Y/X≦0.9
(II)X+Y≧15質量%
(X:インクジェット用インク全質量に対する水溶性有機化合物1の含有量(質量%)、Y:インクジェット用インク全質量に対する水溶性有機化合物2の含有量(質量%))
更に、本発明らの検討によると、インクの付与量が多い場合、具体的には3.0g/m2より多いような場合に、上記の条件の他に、水溶性有機化合物1の含有量X(質量%)をインクジェット用インク全質量に対して10質量%以上とする必要性があることが解った。
(1)0.1≦(X2+Y1)/X1≦2.5
(2)10質量%≦X1+X2
(3)3質量%≦X2+Y1
(X1:インクジェット用インク全質量に対する水溶性有機化合物1−1の含有量(質量%)、X2:インクジェット用インク全質量に対する水溶性有機化合物1−2の含有量(質量%)、Y1:インクジェット用インク全質量に対する水溶性有機化合物2−1の含有量(質量%))
本実施態様における水溶性有機化合物1−1及び水溶性有機化合物1−2の作用について、下記に述べる。
(A)X1、X2及びY1が、更に以下の式を満たす。
0.2≦(X2+Y1)/X1≦2.0、X1+X2≧13質量%、及び、X1+X2+Y1≧15質量%
(B)X1、X2及びY1が、更に以下の式を満たす。
0.2≦(X2+Y1)/X1≦1.5
(C)X1、X2及びY1が、更に以下の式を満たす。
0.2≦(X2+Y1)/X1≦1.5、0質量%<Y1≦11質量%、及び、X1+X2+Y1≧20質量%
(D)X1、X2及びY1が、更に以下の式を満たす。
0.2≦(X2+Y1)/X1≦1.5、及び、X1+X2+Y1≧25質量%
(E)X1、X2及びY1が、更に以下の式を満たす。
0.2≦(X2+Y1)/X1≦1.0、X1+X2≧13質量%、及び、X1+X2+Y1≧20質量%
(F)X1、X2及びY1が、更に以下の式を満たす。
0<Y1/(X1+X2)≦0.9
[インクジェット用インク]
本発明にかかるインクジェット用インクを構成する成分等について詳細に説明する。
以下に水溶性有機化合物1又は水溶性有機化合物1−1、水溶性有機化合物1−2、水溶性有機化合物2又は水溶性有機化合物2−1の具体例を示す。
エチレンオキシド変性(エチレンオキシド付加数6〜30)グリセリントリアクリル酸エステル、ジペンタエリスリトール。エチレンオキシド変性(エチレンオキシド付加数8〜40)
アクリル酸エステルなどポリエチレングリコール骨格をもち他に−OH基以外の親水性の結合基を有する水溶性有機化合物
・水溶性有機化合物1、又は水溶性有機化合物1−1の具体例
平均分子量200(主成分テトラエチレングリコール)、300(主成分ヘキサエチレングリコール)、400(主成分ノナエチレングリコール)、600(主成分トリデカエチレングリコール)、1000(主成分ドコサエチレングリコール)等のポリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、ペンタエリスリトール、ジグリセリン等の3価以上の多価アルコール化合物、グルコース、ソルビトール、ビスヒドロキシエチルスルフォン、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−ウレア、テトラ−(2−ヒドロキシエチル)−フェニルジアミドなどのカルボニル基、スルホン基、アミド基など水素結合性をもつ基を有する多価アルコール化合物。中でも特に、平均分子量200のポリエチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、トリメチロールプロパン、ビスヒドロキシエチルスルフォン、N,N’−ビス−(2−ヒドロキシエチル)−ウレアが好ましい。
1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、3−メチルー1,5−ペンタンジオール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオールなどの置換基を有していてもよい炭素主鎖両末端に−OH基を持つアルカンジオール。中でも特に、1,6−ヘキサンジオールが好ましい。
・水溶性有機化合物2、又は水溶性有機化合物2−1の具体例
尿素、エチレングリコール、2−ピロリドン、エチレン尿素、グリセリン、ジエチレングリコールなどの炭素数の少ない親水性の基をもつ水溶性有機化合物。中でも特に、尿素、2−ピロリドン、エチレン尿素、グリセリンが好ましい。
(1)JISハンドブック化学分析K0118、K0123に準じ、質量スペクト測定、ガスクロマトグラフィー質量分析法(GC−MS)法、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC−MS法)を行い、分子量を測定した。
(2)分子量分布を有するポリエチレングリコールは、JISハンドブック化学分析K0124に準じ、サイズ排除クロマト法(GPC法)から平均分子量を求め分子量とした。更に、ポリエチレングリコール以外の分子量分布を有する水溶性有機化合物は、ポリエチレングリコール換算の重量平均分子量を求め分子量とした。
(3)NMR法、赤外分析法、元素分析法などから水溶性有機化合物の構造を特定して分子量を求めた。
本発明のインクジェット用インクに用いられる着色剤は、水溶性染料、顔料等が挙げられる。着色剤は1種、或いは2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に用いられる染料は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー等の色相を有する、アニオン性の水溶性染料が挙げられる。アニオン性の水溶性染料は、カラーインデックス(COLOUR INDEX)に記載されている酸性染料、直接染料、反応性染料であれば特に限定はない。又、カラーインデックスに記載のない染料であっても、アニオン性基、例えばスルホン基を有するものであれば特に制限はない。これらの染料はインクジェット用インク全質量に対して1〜10質量%、好ましくは1〜5質量%の範囲で用いる。又、上記以外の染料も使用可能である。具体的には、可溶化基としてカルボキシル基を持つ染料が挙げられる。中でも、pHに対して溶解度の依存性を示す染料が好ましい。これらの染料はインク中に1〜10質量%、好ましくは1〜7質量%の範囲で用いることができる。
C.I.ダイレクトイエロー:8、11、12、27、28、33、39、44、50、58、85、86、87、88、98、100、110
C.I.ダイレクトレッド:2、4、9、11、20、23、24、31、39、46、62、75、79、80、83、89、95、197、201、218、220、224、225、226、227、228、230
C.I.ダイレクトブルー:1、15、22、25、41、76、77、80、86、90、98、106、108、120、158、163、168、199、226
C.I.アシッドイエロー:1、3、7、11、17、23、25、29、36、38、40、42、44、76、98、99
C.I.アシッドレッド:6、8、9、13、14、18、26、27、32、35、42、51、52、80、83、87、89、92、94、106、114、115、133、134、145、158、198、249、265、289
C.I.アシッドブルー:1、7、9、15、22、23、25、29、40、43、59、62、74、78、80、90、100、102、104、117、127、138、158、161
C.I.ダイレクトブラック:17、19、22、31、32、51、62、71、74、112、113、154、168
C.I.アシッドブラック:2、48、51、52、110、115、156
C.I.リアクティブブラック:1、8、12、13
C.I.フードブラック:1、2
(顔料)
次に、本発明に用いられる顔料は、例えばカーボンブラックや有機顔料などが挙げられる。これらの顔料はインクジェット用インク全質量に対して1〜20質量%、好ましくは2〜12質量%の範囲で用いる。
カーボンブラックの具体例は、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック顔料で、例えば、レイヴァン(Raven)7000、レイヴァン5750、レイヴァン5250、レイヴァン5000、レイヴァン3500、レイヴァン2000、レイヴァン1500、レイヴァン1250、レイヴァン1200、レイヴァン1190ULTRA−II、レイヴァン1170、レイヴァン1255(以上コロンビア社製)、ブラックパールズ(Black Pearls)L、リーガル(Regal)400R、リーガル330R、リーガル660R、モウグル(Mogul)L、モナク(Monarch)700、モナク800、モナク880、モナク900、モナク1000、モナク1100、モナク1300、モナク1400、ヴァルカン(Valcan)XC−72R(以上キャボット社製)、カラーブラック(Color Black)FW1、カラーブラックFW2、カラーブラックFW2V、カラーブラックFW18、カラーブラックFW200、カラーブラックS150、カラーブラックS160、カラーブラックS170、プリンテックス(Printex)35、プリンテックスU、プリンテックスV、プリンテックス140U、プリンテックス140V、スペシャルブラック(Special Black)6、スペシャルブラック5、スペシャルブラック4A、スペシャルブラック4(以上デグッサ社製)、No.25、No.33、No.40、No.47、No.52、No.900、No.2300、MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA100(以上三菱化学社製)等を使用することができる。勿論、これらに限定されるものではなく、従来公知のカーボンブラックを使用することが可能である。又、マグネタイト、フェライト等の磁性体微粒子やチタンブラック等を黒色顔料として用いてもよい。
有機顔料の具体例は、トルイジンレッド、トルイジンマルーン、ハンザエロー、ベンジジンエロー、ピラゾロンレッド等の不溶性アゾ顔料、リトールレッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パーマネントレッド2B等の溶性アゾ顔料、アリザリン、インダントロン、チオインジゴマルーン等の建染染料からの誘導体、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン等のフタロシアニン系顔料、キナクリドンレッド、キナクリドンマゼンタ等のキナクリドン系顔料、ペリレンレッド、ペリレンスカーレット等のペリレン系顔料、イソインドリノンエロー、イソインドリノンオレンジ等のイソインドリノン系顔料、ベンズイミダゾロンエロー、ベンズイミダゾロンオレンジ、ベンズイミダゾロンレッド等のイミダゾロン系顔料、ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジ等のピランスロン系顔料、チオインジゴ系顔料、縮合アゾ系顔料、チオインジゴ系顔料、フラバンスロンエロー、アシルアミドエロー、キノフタロンエロー、ニッケルアゾエロー、銅アゾメチンエロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジアンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等のその他の顔料が例示できる。
C.I.ピグメントイエロー:12、13、14、17、20、24、74、83、86、93、109、110、117、120、125、128、137、138、147、148、151、153、154、166、168
C.I.ピグメントオレンジ:16、36、43、51、55、59、61
C.I.ピグメントレッド:9、48、49、52、53、57、97、122、123、149、168、175、176、177、180、192、215、216、217、220、223、224、226、227、228、238、240
C.I.ピグメントバイオレット:19、23、29、30、37、40、50
C.I.ピグメントブルー:15、15:1、15:3、15:4、15:6、22、60、64
C.I.ピグメントグリーン:7、36
C.I.ピグメントブラウン:23、25、26
・分散剤
上記したカーボンブラックや有機顔料を用いる場合には分散剤を併用することが好ましい。分散剤は、アニオン性基の作用によって上記の顔料を水性媒体に安定に分散させることのできるものが好適に用いられる。分散剤の具体例は、例えば、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−アクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸アルキルエステル共重合体、スチレン−マレイン酸ハーフエステル共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸−マレイン酸ハーフエステル共重合体或いはこれらの塩等が含まれる。又、これらの分散剤は、重量平均分子量が1,000〜30,000の範囲のものが好ましく、特には3,000〜15,000の範囲のものが好ましい。
色材として、顔料表面にイオン性基(アニオン性基)を結合させることによって分散剤なしで水性媒体に分散させることのできる顔料、所謂自己分散型顔料を用いることもでき、このような顔料は、例えば、自己分散型カーボンブラックを挙げることができる。自己分散型カーボンブラックは、例えば、アニオン性基がカーボンブラック表面に結合したアニオン性カーボンブラックを挙げることができる。
アニオン性カーボンブラックは、カーボンブラックの表面に、例えば、−COOM、−SO3M、−PO3HM、−PO3M2から選ばれる少なくとも1つのアニオン性基を結合させたものが挙げられる。上記式中、Mは水素原子、アルカリ金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを表わす。これらの中で特に−COOMや−SO3Mをカーボンブラック表面に結合してアニオン性に帯電せしめたカーボンブラックはインク中の分散性が良好なため本発明に特に好適に用い得るものである。
色材として上記したものの他に、ポリマー等でマイクロカプセル化した顔料や樹脂粒子の周囲を色材で被覆した着色微粒子等も用いることができる。本来マイクロカプセルは、水性媒体に対する分散性を有するが、分散安定性を高めるために上記したような分散剤を更にインク中に共存させてもよい。又、着色微粒子を色材として用いる場合には、上記したアニオン系分散剤等を用いることが好ましい。
本発明においては、これらを添加することによる効果が得られ、かつ本発明の目的効果を損なわない範囲で、水、或いは水と水溶性有機溶剤との混合溶媒を適宜使用することができる。水溶性有機溶剤の具体例は、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の炭素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類;等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類;グリセリン;エチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテル類;N−メチル−2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等が挙げられる。上記の水溶性有機溶剤は、単独でも或いは混合物としても使用することができる。又、水は脱イオン水(イオン交換水)を使用することが好ましい。
本発明にかかるインクジェット用インクには、更に上記の成分のほかに必要に応じて保湿剤を添加することは勿論、所望の物性値を持つために、粘度調整剤、pH調整剤、界面活性剤、消泡剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤等をこれらを添加することによる効果が得られ、かつ本発明の目的効果を損なわない範囲で添加しても構わない。
本発明にかかるインクジェット用インクの物性として好適な範囲は、25℃付近で、pHは3〜12、好ましくは7〜10、表面張力は10〜60dyn/cm、好ましくは10〜40dyn/cmであり、粘度は1〜30cps、好ましくは1〜5cpsである。
上記で説明した本発明のインクジェット用インクを用いることで、記録媒体にインクジェット記録を行う際に、カールを緩和、抑制し、吐出安定性に優れた記録特性を得ることができる。本発明のインクジェット記録装置は、上記インクが収容されているインク収容部と、前記インクを吐出するためのヘッド部が設けられている記録ユニット、及び上記インクが収容されているインク収容部が設けられているインクカートリッジを具備してなるインクジェット記録装置である。
(インクの調製)
下記表1に従って各成分を混合し、十分撹拌した後、ポアサイズ0.2μmのメンブレンフィルターにて加圧濾過し、インク1〜10、比較インク1〜4、参考インク1を調製した。尚、参考インク1は、水溶性有機化合物1のみを含有したインクである。又、表2に、X及びY、並びに、X+Y、Y/Xのデータを示す。
得られたインクを、記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出させるオンデマンド型マルチ記録ヘッドを有するインクジェット記録装置を用いて、記録媒体に付与した。尚、使用したインクジェット記録装置は、図3に示した構成を有するものであり、1ドット当たりの吐出量が2.8pL、2400×1200dpiの記録密度を有し、駆動条件は、駆動周波数10kHzの装置を使用し、印字デューティーが100%となるように印字した。尚、印字は印字領域を2回の走査で行う2パス印字を行った。記録媒体は、A4サイズのPPC用紙(キヤノン製)を用いた。これらの記録条件は、実施例及び比較例、参考例を通じて同一である。
印字物を温度24℃、湿度50%の環境で、1時間、1日、4日、7日放置した後、カール量を経時で測定した。印字物の紙が凹方向にカールした場合を+(プラスカール)、凸方向にカールした場合を−(マイナスカール)とし、カールした紙の先端から紙の接地面までの距離を定規で測定した。カール判定基準は以下の通りである。評価結果を表3に示す。
カール判定基準は以下の通りである。
A:±10mmより大きく、±25mm以内
B:±25mmより大きく、±40mm以内
C:紙の先端が紙面内側に反り返った状態
D:紙の先端が紙面内側にまるまった状態
(吐出安定性の評価)
得られたインクを、記録信号に応じた熱エネルギーをインクに付与することによりインクを吐出させるオンデマンド型マルチ記録ヘッドを有するインクジェット記録装置を用いて、記録媒体に付与した。尚、使用したインクジェット記録装置は、図3に示した構成を有するものであり、1ドット当たりの吐出量が2.8pL、2400×1200dpiの記録密度を有し、駆動条件は、駆動周波数10kHzの装置を使用し、印字デューティーが100%となるように印字した。尚、印字は印字領域を2回の走査で行う2パス印字を行った。記録媒体は、A4サイズのPPC用紙(キヤノン製)を用いた。これらの記録条件は、実施例及び比較例、参考例を通じて同一である。
インクの吐出安定性の評価として、ノズル詰まりなどの問題が生じないかを、上記のインクをヘッドにセッティングして1ヶ月間放置した後に印字し、画像の乱れ、かすれなどが生じないかを確認した。吐出安定性1(ヘッド放置後の吐出安定性)の基準は以下の通りである。評価結果を表3に示す。
B:ややかすれがあるが、実質上問題がないレベル
C:かすれがあり、画像に問題があるレベル
D:不吐出がある
・吐出安定性2(スタートアップ特性)評価方法
インクの吐出安定性の評価として、印字開始時に印字書き出し部分の乱れ、かすれなどが生じないかを、環境1:常温及び常湿、及び、環境2:温度15℃、湿度10%において確認した。吐出安定性2(スタートアップ特性)の基準は以下の通りである。評価結果を表3に示す。
B: かすれがなく、やや画像が乱れているが、実質上問題がないレベル
C: 書き出し部分がかすれ、画像に問題があるレベル
D: 書き出し部分が大きくかすれる
(インクの調製)
下記表4に従って各成分を混合し、十分撹拌した後、ポアサイズ0.2μmのメンブレンフィルターにて加圧濾過し、インク11〜19、比較インク5及び5を調製した。又、表5に、X1、X2、Y、並びに、X1+X2、X2+Y1、X1+X2+Y1、Y/X、(X2+Y)/X1のデータを示す。
カール評価方法は、上記と同様である。評価結果を表6に示す。
吐出安定性1(ヘッド放置後の吐出安定性)評価方法、及び、吐出安定性2(スタートアップ特性)評価方法は、上記と同様である。評価結果を表6に示す。
42:栓
45:インクカートリッジ
44:インク吸収体
51:給紙部
52:紙送りローラ
53:排紙ローラ
61:ブレード
62:キャップ
63:インク吸収体
64:吐出回復部
65:吐出エネルギー発生手段
66:キャリッジ
67:ガイド軸
68:モータ
69:ベルト
70:記録ユニット
71:ヘッド部
72:大気連通口
100:インクジェット記録ヘッド
832:吐出口
1001:液体タンク
1012:カートリッジ
Claims (20)
- 少なくとも水、着色剤、水溶性有機化合物1及び水溶性有機化合物2を含むインクジェット用インクであって、前記水溶性有機化合物1の含有量X(質量%)がインクジェット用インク全質量に対して10質量%以上であり、前記水溶性有機化合物1の含有量X(質量%)、及び、前記水溶性有機化合物2のインクジェット用インク全質量に対する含有量Y(質量%)が、下記式(I)及び式(II)の関係を満たすことを特徴とするインクジェット用インク。
(I)0<Y/X≦0.9
(II)X+Y≧15質量%
水溶性有機化合物1:温度23℃、湿度45%の環境での水分保持力と、温度30℃、湿度80%の環境での水分保持力の差が36%以下である、保水性のある水溶性有機化合物。
水溶性有機化合物2:着色剤及び水溶性有機化合物1、以外の水溶性有機化合物。 - 前記水溶性有機化合物1が、アミド結合を有する多価アルコールである請求項1に記載のインクジェット用インク。
- 前記水溶性有機化合物1が、スルホン基を有する多価アルコールである請求項1又は2に記載のインクジェット用インク。
- 前記水溶性有機化合物1、及び前記水溶性有機化合物2、のインクジェット用インク全質量に対する含有量の合計X+Yが、X+Y≧20質量%、である請求項1〜3の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
- 前記X+Yが、X+Y≧25質量%、である請求項4に記載のインクジェット用インク。
- 水の含有量(質量%)が、インクジェット用インク全質量に対して77質量%以下である請求項1〜5の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
- 前記水の含有量(質量%)が、71質量%以下である請求項6に記載のインクジェット用インク。
- 前記水溶性有機化合物2の含有量Y(質量%)が、Y<15質量%、であり、且つ、前記水分保持力の差が、40%以上である請求項1〜7の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
- 少なくとも水、着色剤を含むインクジェット用インクであって、更に、水溶性有機化合物1−1、水溶性有機化合物1−2、及び水溶性有機化合物2−1を含み、且つ、前記水溶性有機化合物1−1のインクジェット用インク全質量に対する含有量X1(質量%)、前記水溶性有機化合物1−2のインクジェット用インク全質量に対する含有量X2(質量%)、及び水溶性有機化合物2のインクジェット用インク全質量に対する含有量Y1(質量%)が、下記式(1)〜(3)の関係を満たすことを特徴とするインクジェット用インク。
(1)0.1≦(X2+Y1)/X1≦2.5
(2)X1+X2≧10質量%
(3)X2+Y1≧3質量%
水溶性有機化合物1−1:温度23℃、湿度45%の環境での水分保持力と、温度30℃、湿度80%の環境での水分保持力の差が36%以下であって、分子量Mwが、100≦Mw≦1000の範囲にある、水溶性の多価アルコール又は水溶性のアミド化合物。
水溶性有機化合物1−2:温度23℃、湿度45%の環境での水分保持力と、温度30℃、湿度80%の環境での水分保持力の差が36%以下であって、分子量Mwが、100≦Mw≦150の範囲にあり、更に、−OH基を主鎖両末端に有する、水溶性のアルカンジオール。
水溶性有機化合物2−1:着色剤、水溶性有機溶剤1−1、及び水溶性有機溶剤1−2、以外の水溶性有機化合物。 - 前記水溶性有機化合物1−1が、アミド結合を有する多価アルコールである請求項9に記載のインクジェット用インク。
- 前記水溶性有機化合物1−1が、スルホン基を有する多価アルコールである請求項9又は10に記載のインクジェット用インク。
- 前前記水溶性有機化合物1−1、前記水溶性有機化合物1−2、及び前記水溶性有機化合物2−1、のインクジェット用インク全質量に対する含有量の合計X1+X2+Y1が、X1+X2+Y1≧20質量%、である請求項9〜11の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
- 前記X1+X2+Y1が、X1+X2+Y1≧25質量%、である請求項12に記載のインクジェット用インク。
- 前記水溶性有機化合物1−1の含有量X1(質量%)、前記水溶性有機化合物1−2の含有量X2(質量%)、及び水溶性有機化合物2の含有量Y1(質量%)が、更に下記式(4)の関係を満たす請求項9〜13の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
(4)0<Y1/(X1+X2)≦0.9 - 水の含有量(質量%)が、インクジェット用インク全質量に対して77質量%以下である請求項9〜14の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
- 前記水の含有量(質量%)が、71質量%以下である請求項15に記載のインクジェット用インク。
- 前記水溶性有機化合物2−1の含有量Y1(質量%)が、Y1<15質量%、であり、且つ、前記水分保持力の差が、40%以上である請求項9〜16の何れか1項に記載のインクジェット用インク。
- 請求項1〜17の何れかに記載のインクジェット用インクを、インクジェットヘッドにより記録媒体に付与して画像を形成することを特徴とするインクジェット記録方法。
- 請求項1〜17の何れか1項に記載のインクを含むことを特徴とするインクカートリッジ。
- 請求項1〜17の何れか1項に記載のインクジェット用インクが搭載されたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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