JP2005298730A - 洗浄剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 皮膚を保護して、表皮の活性化を図る。
【解決手段】 洗浄剤基材と、ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液とからなる洗浄剤である。マイナス(−)荷電をもつナノサイズ貴金属微粒子は周りの水分子を表皮と同様イオン解離(H,OH)して擬似イオン的緩衝帯を形成し、本貴金属コロイドを身体を洗う各種洗浄剤に含有させることで、洗浄時に表皮を活性化しながら皮膚を保護する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ナノサイズの貴金属コロイド含有水溶液を有効成分とする固体又は液体状の洗浄剤に関するものである。
身体を洗う洗浄剤に関しては、例えば化粧石鹸の望ましい性質について「日本石鹸洗剤工業会」はガイドラインとして次の7つの条件を挙げている。すなわち、(1)水に対する溶解性の適当なこと。(2)泡立ちのよいこと。(3)泡の持続力のあること。(4)適当な洗浄力のあること。(5)溶けくずれしないこと。(6)酸敗に対して安定であること。(7)皮膚に刺激を与えないことである。
ところが、洗浄剤に関する従来の対応技術の多くは動植物油から抽出される脂肪酸に着目したものが多く、例えば、特許文献1には、炭素数10〜20の飽和脂肪酸から最適な炭素数の飽和脂肪酸を選び、最適配合重量比で配合したものが開示され、このような洗浄剤によれば、洗浄性に優れ、泡立ち、泡切れ、使用感が良好で、皮膚への刺激性もなく、保存安定性が高いとしている。すなわち、特許文献1に記載の洗浄剤は、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔フォーム、シェービングクリーム、台所洗剤等に特徴をもたせた脂肪酸塩組成物であって、洗浄剤基材で対応しようというものである。
しかし、肌の洗浄で問題になるのは、表皮の皮脂と角質層である。非特許文献2には、次のように表現されている。すなわち、「皮膚のいちばん外側にあって、人間の体を護っているのは表皮です。(中略)表皮は0.2ミリメートル以下、表皮の一番上の角質層はなんと0.02〜0.01ミリメートルの薄さで(中略)更に表面に皮脂が膜をつくって肌を保護しています。洗顔で問題になるのは、この皮脂と角質層。(中略)剥離とは要するに「アカ」となって落ちること。角質層は、もう生きた細胞ではなくケラチンと言うタンパク質になっています。(中略)ケラチンは水を吸着する力が強く、物理的化学的作用に対して抵抗力も強く、伸び縮みもして、皮膚を保護する大切な役割をはたしています。」と云うのである。要するに、どんなに良い石鹸を使用しても、身体を洗うと言うことは、このケラチンを「アカ」として洗い流してしまうため、ツッパリ感をはじめ各種違和感を伴うのは避けられないということである。
これら表皮の性状について、別の角度から説明したものとして、非特許文献3には、「これら表皮中に含まれる水分子がイオン解離(H,OH)して電気二重層を形成し、この電気二重層がイオン的緩衝帯を形成してイオンの通過を阻止し、また水の侵入に対しても防壁として働いている」と記載されている。この記載内容にもとづいて、表皮中の水分子のイオン解離(H,OH)状態を模式的に図1に示した。図1において、表皮1は、内側から順に基底層2、有棘層3、顆粒層4、淡明層5、角質層6の順に5層で構成されており、外側の角質層6側が酸性領域であり、内側の有棘層3側が弱アルカリ領域であり、そのためpH差により外側が(H)内側が(OH)にイオン解離すると考えられている。
また、発明者等は、上記表皮中の水分子がイオン解離してイオン的緩衝帯を形成している身体を保護していることから、擬似イオン的緩衝帯形成部材の研究開発を行い、全く新しい考え方の化粧品を開発し、これを特許文献4及びその製造方法として特許文献5を出願した。
特開平9−100495号 三木春逸、三木晴雄共著「石けんの本」三水社 P137〜141 池田鉄作著「化粧品學」南山堂 P19〜20 特開2002−356415号 特開2001−079382号
解決しようとする課題は、どんなに良い石鹸を使用しても、身体を洗うと言うことは、このケラチンを「アカ」として洗い流してしまうことになるため、ツッパリ感をはじめ各種違和感を伴うのは避けられないという点である。
本発明は、上記表皮中の水分子がイオン解離してイオン的緩衝帯を形成している身体を保護しているという新しい考え方に着目し、身体を洗浄して、ケラチンなど「アカ」成分を剥離洗浄する際に、身体を保護している表皮中の水分子がオン解離(H,OH)してイオン的緩衝帯を修復・補強しながら身体の洗浄後にツッパリ感はじめ、ケラチン剥離による違和感のない洗浄剤を提案することを最も主要な特徴とする。
擬似イオン的緩衝帯を形成するナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液により、表皮中の水分子によるイオン的緩衝帯が保護・修復・補強されるためと考えられる、肌のツッパリ感等が改善され、更にナノサイズ貴金属コロイドの触媒作用によると考えられる泡の細やかさ、泡立ち、泡切れ、肌への感触が大幅に良好となる。
本発明は、皮膚を構成する表皮、真皮、皮下組織中、外側から角質層、淡明層、顆粒層、有棘層、基底層で構成される表皮中に含まれる水分子がイオン解離(H,OH)してバリアゾーンを形成するイオン的緩衝帯を保護・修復・補強する擬似イオン的緩衝帯を形成するナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液を含有させた洗浄剤を提供するものである。
ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液は、ナノサイズ貴金属コロイドがマイナス(−)に荷電して、その周りの水分子をイオン解離(H,OH)して電気二重層を形成している。図2にこの模式図を示した。図2に示す如く、貴金属コロイド(例えば白金微粒子)7の表面がマイナス(−)に荷電しているため、その周りの水分子8はプラス(H)側を貴金属コロイド7側に向け、マイナス(OH)側を外側に向けた構造になっている。これは前記図1に示した表皮のイオン的緩衝帯と類似の構造であるといえる。従って、水分子8に包まれたナノサイズ貴金属コロイド(例えば白金微粒子)7の層によって、皮膚には、擬似イオン的緩衝帯が形成されることは容易に理解できる。
脂肪酸エステルを主成分とし、保湿剤・酸化防止剤が添加された洗浄剤基材に、このようなナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液が含まれた洗浄剤を用いれば、皮膚に擬似イオン的緩衝帯が形成され、したがって、このような洗浄剤で身体を洗浄すると、身体の表皮中の水分子がイオン解離してできるイオン的緩衝帯バリアーとの相互作用により、該ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液が表皮中の角質層及び皮脂を保護する機能を発現することは容易に理解できる。このような作用は、洗浄剤が固体石鹸であっても、液体石鹸であっても同じである。
これら洗浄剤中のナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液は、粒子径が2〜20ナノメータ(nm)、好ましくは2〜5ナノメータ(nm)であって、その周りはイオン解離した水分子に囲まれた貴金属コロイドの水溶液である。イオン解離した水分子の電気二重層が形成するジータ電位を測定したところ、マイナス(−)20から60mVであった。
前記洗浄剤基材中の主成分である脂肪酸エステルは、植物油又は動物からの中脂で作られたものであって、特に、脂肪酸エステルがラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩等の飽和脂肪酸エステルであることが望ましい。従来の石鹸に使用されている保湿剤・酸化防止剤は、本発明による洗浄剤にも使用することが望ましく、特に使用感を良好にする効果は保湿剤を使用するのが好ましい。
本発明は、脂肪酸エステルを主成分とし、必要により保湿剤・酸化防止剤が添加された洗浄剤基材と、ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液とからなる固体又は液体状洗浄剤である。ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液は、一般に沈殿法(金属塩還元反応法)と呼ばれる方法によって製造することは、すでに特許文献5に明らかにしている。
お特許文献5では、沈殿法を用いて製造された金属コロイドはすべて同じ程度に高活性で、安定しているかというと決してそうではなく、発明等の実験によれば、高濃度の貴金属コロイドを安定的に生産するには、界面活性剤(保護コロイド)を含めて水に対し、還元剤、pH補償剤をバランスよく調整して貴金属イオンの還元処理を行うことが重要であり、還元剤であるエタノールや炭酸水素ナトリウムの添加量を調節することも貴金属コロイドの安定性を維持するには不可欠であることを述べている。とはいえ、還元処理反応に於いて、貴金属コロイド濃度が1,000ppm以上の高濃度になると分散安定性が悪くなることも確認している。
本発明においても、還元処理に先立って、処理液を調整する。貴金属イオン溶液(白金の場合は塩化白金酸溶液、パラジウムの場合は塩化パラジウム酸溶液、金の場合は塩化金酸溶液、銀の場合は硝酸銀溶液)に混合する処理液としての水(精製水からろ過により不純物を取り除いたもの)と、水に添加する界面活性剤(ポリソルベート80)と、還元剤(アルコール類)と、pH補償剤(アルカリ金属類)とを準備する。金属イオン溶液に混合する処理液での各成分の量の調整は重要である。
なお、貴金属イオン溶液には、容積比で1/5の量の金属イオンが含まれていることを想定している。容積比で、貴金属イオン溶液1に対し、水を500〜2,000倍用いる場合において界面活性剤としてのポリソルベート80の添加量は、金属イオン溶液の中の金属(白金,パラジウム,金,銀など)の種類のよって添加量に若干の差があるけれども、金属イオン溶液の0.2〜2倍である。還元剤としての低分子アルコールの添加量は、貴金属イオン溶液の40〜100倍、pH補償剤としての炭酸水素ナトリウムの添加量は、5%濃度のもので、貴金属イオン溶液の10〜30倍の範囲内に設定すべきである。
処理液中の界面活性剤の添加量が多くなればなるほど界面活性剤が凝集するようになり、逆に界面活性剤の添加量が少ないと、処理液中に生成した貴金属コロイドが液中に沈殿するようになる。
ポリソルベート80の構造式を化1に示す。
Figure 2005298730
界面活性剤として、ポリソルベート80の添加量を貴金属イオン溶液の量の0.2〜2倍の範囲に設定するのは、他の添加物、すなわち、還元剤、pH補償剤の添加量との関わりで決定されるべきものである。これは、還元剤、pH補償剤についても同じである。
還元剤である低分子アルコールは、言うまでもなく、貴金属イオン溶液の還元反応を進行させるものであり、その添加量は、貴金属イオン溶液の40〜100倍の範囲より多くても少なくても生成した貴金属コロイドが沈殿するようになる。
pH補償剤は、金属イオン溶液を添加することにより、酸性となる処理液のpHを、中性又は弱アルカリ性に調整するものである。したがって、pH補償剤は、金属イオン溶液と同時に処理液中に添加される。pH補償剤である炭酸水素ナトリウムの添加量が金属イオン溶液の10〜30倍の範囲より多くても少なくても生成した貴金属コロイドが沈殿するようようになる。
ちなみに、貴金属イオン溶液の量に比べて水の量が多いと、それだけ、水中での貴金属イオン溶液、還元剤、pH補償剤の濃度が相対的に低下し、処理液中に生成される金属コロイドのコロイド状態の安定性に問題がおきる。また還元処理温度は50〜75℃の範囲であり、70℃付近が望ましい。貴金属コロイドは、以下に説明する(A)還元処理と、(B)ろ過処理とを順次に行うことによって得られ、得られた金属コロイドを用いて(C)洗浄剤の製造処理を行う。
(A)還元処理
還元処理は、水(ろ過した精製水)中で、貴金属イオンを還元する処理であるが、この処理を行うに際しては、まず、水を攪拌しつつ温度を上げ、一定の温度に達したのち、水に界面活性剤と還元剤とを添加し、次いでこの処理液中に、貴金属イオン溶液とpH補償剤とを添加し、還元剤を作用させて貴金属イオン溶液中に含まれていた貴金属イオンを水中で還元させ、貴金属コロイドを処理液中に生成させる。
処理液中に界面活性剤と還元剤とを添加するときの精製水に対する界面活性剤の添加量を貴金属イオン溶液の量の0.2〜2倍にコントロールすることによって、生成した貴金属コロイドの安定性が確保される。
また、還元剤の添加によって、貴金属イオン溶液の還元反応が進行する。貴金属イオン溶液の添加のタイミングは重要である。処理液の温度をさらに上げ、一定の温度に達した後に貴金属イオン溶液を添加する。
pH補償剤は、処理液のpH値を調整するため、貴金属イオン溶液の添加と同時に添加される。貴金属イオン溶液を添加した処理液の温度を一定に保持したまま攪拌を続け、貴金属イオンが還元した時点(白金,パラジウム,銀などの場合は液中色が黒色に変色した時点、金の場合は赤紫色に変色した場合)で処理液の加温・攪拌を終了することによって、処理液中に貴金属コロイドが得られる。
以上、この実施例においては、処理液中に、還元剤と界面活性剤とをいれて還元性雰囲気を処理液中に形成したのち、金属イオン溶液を添加したが、或いは、逆に処理液の温度を上げて界面活性剤を入れ、一定温度に達した後に、処理液中に貴金属イオン溶液とpH補償剤とを添加し、その後、還元剤を添加して処理液中に還元性雰囲気を形成してもよい。この場合には、処理液が還元性雰囲気で待機状態となり、貴金属イオン溶液を添加するとただちに、還元反応が開始し、進行する。
(B)ろ過処理
ろ過処理は、貴金属コロイドに埃などの混入を防ぐための処理である。ろ過処理として、貴金属コロイドを含む処理液をろ過し、還元反応の終了を確認するため、しばらく静置して、液中色(白金、パラジウム、銀などの場合には黒色、金の場合には赤紫色)を確認する。ろ過処理は、貴金属コロイド以外の低分子イオンの除去や脱塩などをするための所謂洗浄精製と高濃度貴金属コロイドを得るために濃縮する。
洗浄精製処理は処理液中に精製水を添加しながら透過水中の塩分濃度を塩分計で測定しながら塩分が不検出になるまで限外ろ過を行う。次に透明石鹸等固形石鹸に添加できる水溶液の量には限度があり、添加水が多いと固形化できず、最大でも5%であり、そのため貴金属コロイドを多く添加させるには貴金属コロイド含有水溶液中の貴金属コロイド濃度を上げなければならない。還元処理反応工程では貴金属コロイド生成量を増加させると生成貴金属コロイドの凝集が起り、安定化しない。そこで、高濃度貴金属コロイド含有量を上げるには、本ろ過処理で、洗浄精製処理後限外ろ過で濃縮処理を行うことが重要である。但し、貴金属コロイドが分散状態濃縮可能濃度は20,000ppmが最大濃度であった。
(C)洗浄剤の製造処理
上記処理によって得られた貴金属コロイドを用いて洗浄剤を製造する。
洗浄剤の製造処理は、洗浄剤基材に、ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液を添加して洗浄剤(石鹸)を製造する処理である。洗浄剤基材は、脂肪酸エステルを主成分とし、保湿剤・酸化防止剤が添加されたものであり、ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液は、ナノサイズ貴金属コロイドがマイナス(−)に荷電し、その周りの水分子をイオン解離(H,OH)して電気二重層を形成しているものである。各種洗浄剤は、水性シャンプーから化粧石鹸等の固形石鹸までの各種洗浄剤に添加可能な水溶液量をあらかじめ最適添加水液量を実験で確認しておき、洗浄剤への添加濃度と先に求めた添加水液量とから、それらに合致する貴金属コロイド濃度の水溶液を準備しておく。次に各種洗浄剤への貴金属コロイドの添加量から計算してそれに合致する貴金属コロイド濃度の水溶液を選定する。
石鹸の原料となる油脂は牛脂やヤシ油等の動植物油を用いて、ケン化法(別名:釜炊き製法)と呼ばれる方法で100℃前後に加熱した油脂(C(OCOR))に苛性ソーダ(NaOH)をやや過剰に加えて撹拌・加熱煮沸してケン化する。反応終了後、次に食塩(NaCl)を徐々に添加して塩析すると、上層側に、にかわ状に含水したカードソープと下層に含グリセリン食塩水の2層に分離する。さらにカードソープをケン化処理して、再度塩析処理すると上層側にアメ色をしたニートソープ(石鹸素地:生石鹸)が分離精製する。このニートソープは水分が30%位ある。本発明では貴金属コロイド含有水溶液を1%〜5%添加して石鹸にするため、ニートソープの含水率は15%以下にする必要がある。そこで、ニートソープを減圧乾燥塔で水分を飛ばして、ノズルから押し出されたものを、チップ状に切断したソープチップとして、これを原料とした。
ちなみに、石鹸製造法に、中和法と呼ばれる方法があり、苛性ソーダ(NaOH)のほか炭酸ナトリウム(NaCO)を用いて脂肪酸(RCOOH)を中和して脂肪酸エステル(RCOONa)にする。反応の途中で粘度低減のため食塩(NaCl)を加える。生成した石鹸の分離・加工工程はケン化法と同様であるが、中和法は自動的に計算された脂肪酸とアルカリを連続的に乳化・中和して石鹸が製造される。苛性カリ(KOH)を用いた脂肪酸カリ石鹸の場合、通常食塩(NaCl)による塩析は行わずににかわ状のまま製品とする。そのため軟石鹸と呼ばれている。
更に、ニートソープを蒸留精製して、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸を除去して、ラウリル酸、ミリスチン酸、パミチル酸、ステアリン酸などの飽和脂肪酸を原料とした。以下に本発明の実施例を具体的に説明する。
(実施例1)
(1)処理水の調製<水A>精製水を1μmの濾紙でろ過し、4,300mlを準備した。
<還元剤B>エタノール(CHCHOH)を用い、これ500ml計量した。
<界面活性剤C>ポリソルベート80(関東化学株式会社製:Tween80)を5ml計量して混合した。
<金属イオン溶液D>塩化白金酸溶液(HPtC1)を準備し、この塩化白金酸溶液の10ml(Pt2g含有)を計量した。
<pH補償剤E>炭酸水素ナトリウム(NaHCO)10gを準備し、ろ過した200mlの精製水にこの炭酸水素ナトリウム(NaHCO)10gを溶解させた。
(A)還元処理
上記水Aを処理液として容器にいれ、これを攪拌しながら温度を上げた。水の温度が60℃になった時点で水Aに上記還元剤Bと、界面活性剤Cとを添加した。還元剤Bと、界面活性剤Cとの添加後さらに、水Aを攪拌しながら温度を上げ、処理液の温度が70℃になった時点で金属イオン溶液DとpH補償剤Eとを同時に添加した。
温度を70℃に保持したまま、処理液の攪拌をつづけ、金属イオンが還元した時点で攪拌および、加温を停止し、白金コロイドを得た。
(B)ろ過処理
攪拌終了後の各種金属コロイドFを1μmの濾紙でろ過し、12時間静置した。静置後、分画分子量10,000の限外ろ過膜で、精製水15,000mlを加えながら洗浄精製のためのろ過を行い、透過水側の透過水を塩分計で測定して塩分不検出になったことで洗浄精製ろ過完了を確認して、金属コロイドの懸濁液を得た。次に同じ限外ろ過膜で、濃縮処理を行った。各白金(Pt)濃度、2,000ppm、4,000ppm、10,000ppm及び20,000ppm等設定した白金濃度にまで濃縮してナノサイズ金属白金コロイド含有水溶液の原料とした。
上記処理によって得られた白金コロイド含有水溶液の酸化還元電位は、負荷電で、負電位として実に(−)406mV以下、ろ過後で、(−)415mV以下の値が得られた。本発明方法によって製造した白金コロイドは、酸化還元電位として負電位(−)200mVより大きい負電位の値が得られた。
以上、白金コロイドの製造方法について説明したが、同様の処理により金コロイドの場合は、金属イオン溶液Dに塩化金酸溶液(HAuCl)を準備し、この塩化金酸溶液の10mlを計量して同様反応を行った。パラジウムコロイドの場合はパラジウムコロイド精製の場合は、塩化パラジウム酸溶液(HPdCl)を準備し、この塩化パラジウム酸溶液10mlを計量して同様反応を行い、その他銀コロイドなどの貴金属コロイドを製造することができることを確認した。
(C)洗浄剤の製造処理
表1に記載した原料を準備した。
Figure 2005298730
1.洗浄剤基材としてのソープチップ(石けん素地)は9種類の脂肪酸チップを夫々の割合で配合して5Kg秤量する。2.白金(Pt)濃度4,000ppmの白金コロイド含有水溶液を50ml秤量する。3.酸化防止剤を50gr秤量する。卓上型ミキサー(マイスター:BE−10)にソープチップを投入して、次に酸化防止剤を投入して、最後に白金コロイド含有水溶液をゆっくり回し掛けして十分に撹拌・混合した。テスト用3本ロールミルでそれぞれのロールスピード及びロール間隔を調整しながら混練した。混練仕上品はブローダーと呼ばれる押出し成形機で石けんバーから押出し切断して、型打ち機で型打ちして石鹸(寸法:約70mmΦ×20mmH、重さ:約100gr〜120gr)とした。次に、同法で、白金(Pt)濃度2,000ppm、10,000ppm、20,000ppm入り石鹸を製造した。
石鹸の外観は、白金濃度に比例して黒味を帯び、灰色部分と黒色部分がまだら模様になっていた。
パラジウムコロイド含有水溶液、銀コロイド水溶液を混練した石鹸色調は同じように黒味を帯び、灰色部分と黒色部分がまだら模様になっていたのに対して、金コロイド水溶液を混練したものはまだらな赤紫色の混迷色であった。
(比較例1)
実施例1の白金コロイド含有水溶液を入れない、従来の石鹸を製造して、比較例とした。
比較方法は、肌のツッパリ感等使用感と泡立ち、泡の細かさ(クリミー状態)等で行った。20歳〜40歳代までの女性20名を抽出して、石鹸の色調が見えないようにブライドテストにして行った。結果は使用感、泡立ち、クリミー状態いずれも有意差のある良好な結果を得られた。
(実施例2)
表2に記載した原料を準備した。
Figure 2005298730
1.ソープチップ(カリウム含有石けん素地)は5種類の飽和脂肪酸のみのソープチップを夫々の割合で配合して5Kg秤量する。2.白金(Pt)濃度4,000ppmの白金コロイド含有水溶液を100ml秤量する。3.水/エタノール=8/2の割合の水溶液を1.4Kgを秤量する。4.保湿剤・酸化防止剤を1Kgを秤量する。ケン化釜と呼ばれる撹拌機付20L容器に水/エタノールの水溶液を撹拌しながらソープチップ5Kgを投入して溶かし込み、溶けた石鹸液に保湿剤・酸化防止剤を加えて均質にかき混ぜる。かき混ぜ時間は型打ち機で成形後の石鹸成分が1.石鹸分:40%〜50%、2.水分:15〜20%、3.エタノール:5〜8%、4.保湿剤他:20〜25%の範囲内に入るように設定して製造する。
尚、実施例1と同様、白金濃度が、2,000ppm、10,000ppm、20,000ppmの白金コロイド含有水溶液を添加したものを実施例2の製造方法で製造した。
(比較例2)
実施例2の白金コロイド含有水溶液を入れない、従来の石鹸を製造して、比較例とした。比較方法は、実施例1同様、肌のツッパリ感等使用感と泡立ち、泡の細かさ(クリミー状態)等で行った。20歳〜40歳代までの女性20名を抽出して、石鹸の色調が見えないようにブライドテストにして行った。結果は使用感、泡立ち、クリミー状態いずれも有意差のある実施例1と同様に、良好な結果が得られた。
(実施例3)
市販のボディシャンプービオレU(花王株式会社製)に白金濃度:2,000ppmの白金コロイド水溶液を2%注入してサンプルを作成して、比較は市販のボディシャンプー(花王株式会社製)で行った。尚、市販のシャンプー成分は水、アルキル(C11,13,15)リン酸K、ラウレル硫酸Na、デシルコシド、エタノール、カブリン酸グリセリル、シスレアリン酸グルコース、ラウラミドプロピルべタイン、ポリクオタミンタム−39、ラウリル酸ポリグリセリム−10、コカミドMEA、PG、ラウリン酸、りんご酸、DPG、ラウレス−4、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、PEG−65M、クエン酸、安息香酸Na、メチルパラペン、EDTA−3Na、BHT、香料からできている。
比較方法は、肌のツッパリ感等使用感と泡立ち、泡の細かさ(クリミー状態)等で行った。20歳〜40歳代までの女性20名を抽出して、石鹸の色調が見えないようにブライドテストにして行った。結果は使用感としては保湿感、洗い終わった時にツッパリ感が少なく、温熱感があるような気がしてさらに洗剤としての刺激感がなくなっていた、泡立ちがクリーミーで、きめ細かくなり、いずれも有意差のある良好な結果を得られた。
(実施例4)
市販の髪用シャンプー(Super Mild)((株)エフティ資生堂製)に白金濃度:2,000ppmの白金コロイド水溶液を2%注入してサンプルを作成し、比較は市販の髪用シャンプー(Super Mild)((株)エフティ資生堂製)を用いて行った。市販のシャンプーの成分は水、ココイルメチルタウリンタウリンナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩、コカミドプロピルペタイン、ジスレアリン酸グリコール、ラウリル酸PG、塩化ナトリウム、グアヒドロキシルプロピルトリモニウムクロリド、カチオン化ヒドロキシエチルセルロース−2、PRG/PPG−25/30個ポリマー、小麦胚芽油、クエン酸、エデト酸塩、安息香酸塩、フェノキシエタノール、香料からできている。
比較方法は、肌のツッパリ感等使用感と泡立ち、泡の細かさ(クリミー状態)等で行った。20歳〜40歳代までの女性20名を抽出して、石鹸の色調が見えないようにブライドテストにして行った。結果は使用感として乾燥後も髪がしっとりしていてさらさら感があり、泡立ちがクリミー状態いずれも有意差のある良好な結果を得られた。
また、本発明方法によって製造された金属コロイドは、高活性で安定したものであるだけでなく、高濃度な貴金属コロイドが得られることから、有機化合物合成・解離・脱水など触媒として利用できる他、さらに化粧品・医薬部外品をはじめ、医薬品にも応用が可能である。
身体の表皮での水分子のイオン解離(H,OH)によりイオン的緩衝体の模式図である。 ナノサイズ貴金属コロイドとその周りの水分子のイオン解離(H,OH)状態の模式図である。
符号の説明
1 表皮
2 基底層
3 有棘層
4 顆粒層
5 淡明層
6 角質層
7 貴金属コロイド(白金微粒子)
8 水分子

Claims (5)

  1. 洗浄剤基材と、ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液とからなる洗浄剤であって、
    洗浄剤基材は、主成分が脂肪酸エステルであり、
    ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液は、ナノサイズ貴金属コロイドがマイナス(−)に荷電し、その周りの水分子をイオン解離(H,OH)して電気二重層を形成しているものであり、表皮中の角質層及び皮脂を保護する機能を有するものであることを特徴とする洗浄剤。
  2. 表皮中の角質層及び皮脂を保護するナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液の機能は、洗浄時において、身体の表皮中の水分子がイオン解離して形成されるイオン的緩衝帯のバリアーとの相互作用によるものであることを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤。
  3. ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液は、表皮に擬似イオン的緩衝帯形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤。
  4. 前記ナノサイズ貴金属コロイド含有水溶液の貴金属コロイドは、粒子径が2から5ナノメータ(nm)であって、その周りのイオン解離した水分子の電気二重層が形成するジータ電位がマイナス(−)20から60mVであることを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤。
  5. 前記洗浄剤基材の主成分である脂肪酸エステルは、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩等の飽和脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1に記載の洗浄剤。
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