JP2005298385A - 表面改質した真珠光沢顔料を含有する化粧品組成物 - Google Patents

表面改質した真珠光沢顔料を含有する化粧品組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】 感触特性及び光学的特性ともに優れた真珠光沢含量を含有する化粧品組成物を提供する。
【解決手段】 5重量%より多く15重量%未満のN-アシル化リジンで表面処理した真珠光沢顔料を含有することを特徴とする化粧品組成物。N-アシル化リジンとしては、N-ラウロイルリジンが好ましい。N-ラウロイルリジンで表面処理した真珠光沢顔料は、好ましくは組成物中に0.5〜25重量%の割合で配合される。本発明の化粧品組成物は、N-ラウロイルリジンの表面処理により板状の真珠光沢顔料の滑らかさが向上しているとともに、光学的特性も改善され、自然な仕上がりを得ることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、真珠光沢顔料の表面処理に関し、皮膚に優れた感触及びメークアップ効果を与える真珠光沢顔料を含有する化粧品組成物に関する。
真珠光沢顔料及び干渉色顔料は、スキンケア及びメークアップ化粧品組成物に広く用いられており、皮膚の明るさを向上させ、皮膚色の欠点を修正することができる。
しかし、この種の顔料を高濃度で含有させるのは、口紅又はアイシャドウといったポイントメークアップ組成物に限られている。即ち、スキンケア及びファンデーションに真珠光沢顔料を高濃度で含有させると、その化粧品組成物を顔全体に塗布した場合に、鏡面反射によって不自然な外観を与えてしまう。
さらに、真珠光沢顔料は通常板状粒子であるため、それを含有する化粧料は滑らかさを欠き感触が悪いという問題もある。従って、良好な感触特性を保つために、真珠光沢顔料を高含有量で使用するのは避けた方がよいとされている。
一方、板状粒子からなる顔料の感触特性を向上させるために表面処理を利用することが知られている。例えば、特許文献1には、板状顔料の感触特性を改良する方法が記載されている。特許文献1において、0.5〜5重量%、好ましくは2〜4重量%のラウロイルリジンで板状顔料の表面を湿式プロセスで処理することにより、感触特性を向上させることが記載されている。しかし、本発明者等が検討したところによると、特許文献1に記載された濃度での表面処理で得られる感触特性は十分ではなく、顔料による鏡面反射という問題は解決されていないので、その用途はポイントメークアップに限られたままであり、スキンケア又はファンデーションに使用することは困難であった。
米国特許5,326,392号明細書
従って、本発明における課題は、良好な感触特性を示すと同時に光学的特性を有し、スキンケアやファンデーションにおける使用に適した真珠光沢顔料、並びに当該真珠光沢顔料を含有する化粧品組成物を提供することである。
本発明者等は、真珠光沢顔料の表面を5重量%より多く15重量%未満のN-アシル化リジンで処理することにより、それを含有する化粧品組成物が、優れた感触と光学的特性とを併せ持つことを見出した。このような特定の重量比率で表面処理をすることにより、顔料の滑らかさと顔料の拡散散乱性とを同時に向上させることができるのである。これら2つの有利な特性は、この種の顔料を、あらゆるタイプの化粧品製剤、特にスキンケア及びファンデーションに、高含有量で配合することを可能にする。同時に、この表面処理は、板状顔料の疎水性、油中分散性及び加圧性をも向上させることができる。
本発明の化粧品組成物に含有される真珠光沢顔料の基材は、マイカ、セリサイト、タルク、合成マイカ、ガラス、シリカ、アルミナ又は酸化鉄をベースとする板状顔料である。典型的な例としては、酸化チタン又は酸化鉄で被覆されたマイカを挙げることができる。酸化チタン被覆マイカは、一般の染料又は顔料、例えばカルミン又はレーキ染料で更に被覆されていてもよい。
真珠光沢顔料の平均粒径は、レーザー粒度分析法による体積平均粒径が2〜100μm、好ましくは5〜50μm、より好ましくは10〜30μmである。粒径が大きくなりすぎると、使用時に良好な感覚を得ることが困難になる。
N-アシル化リジンにおけるアシル基は、8〜22、好ましくは8〜16の炭素原子を有するものが好ましく、中でもラウロイル基(炭素数12)が好ましい。例えば、N-ラウロイルリジンは、真珠光沢顔料の表面に、特許文献1に詳細に記載されたような湿式プロセスを用いて適用することができる。N-ラウロイルリジンは、強アルカリ性又は強酸性溶液のいずれかに可溶であるので、水溶液中で真珠光沢顔料の表面に析出させることができる。好ましくは、ラウロイルリジンはアルカリ性溶液に溶解させ、酸性顔料スラリーに徐々に添加する。
真珠光沢顔料は、当該顔料の全重量に対して5重量%より多く15重量%未満(5重量%及び15重量%は含まない)、好ましくは7.5〜12.5重量%のアシル化リジンで処理する。
N-ラウロイルリジンで表面処理した真珠光沢顔料は、本発明の化粧品組成物において、0.5〜25重量%、好ましくは1〜20重量%、さらに好ましくは3〜10重量%の割合で使用される。
本発明の化粧品組成物は、エマルション、ゲル、スティック、圧縮有無のパウダーなどの化粧品、特にスキンケア化粧料又はファンデーションに典型的な任意の形態をとることができる。
本発明の化粧品組成物には、他の粒子又は粉体、即ちフィラーを添加して、他の機能を付与することができる。フィラーの形状は特に限られず、球状、ラメラ状、フレーク状、ロッド状又はニードル状を含む。この種のフィラーの例として、ポリアミド(ナイロン(商品名))パウダー、セルロースパウダー、ポリテトラフルオロエチレンパウダー、ポリウレタンパウダー、ポリエチレンパウダー、デンプン、シリコーン樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリオルガノシロキサンエラストマーのパウダー等の有機フィラー、あるいは、シリカ、タルク、カオリン、マイカ、合成マイカ、セリサイト、硫酸バリウム、窒化硼素、ヒドロキシアパタイト、酸化アルミニウムパウダーなどの無機フィラーを挙げることができる。前記の材料と組み合わせた複合粉体を使用することもできる。より詳細には、化粧品組成物の感触及び光学的特性をさらに向上させるために球状フィラーを使用するのが好ましい。これらの球状フィラーは、有機物でも無機物でもよい。この種のフィラーの例として、シリカ、シリカをベースとする複合粒子、酸化アルミニウム、シリコーン樹脂、アクリレートをベースとするパウダー、ポリウレタンをベースとするパウダー、ポリアミドパウダー、ポリエチレン パウダー及びポリスチレンパウダーを挙げることができる。特に好ましい球状フィラーは、多孔質のマイクロスフィアである。好ましい例としては、シリカ、シリカをベースとする複合粒子、アクリレートをベースとするポリマーが含まれる。多孔質及び非多孔質の球状フィラーの混合物も好ましい。
これらのフィラーは、化粧品組成物中に、0.1〜30重量%、好ましくは1〜10重量%の割合で使用される。平均粒径は、レーザー粒度分析法による体積平均粒径が0.2〜20μm程度が好ましい。
本発明の組成物は揮発性の油を含有していてもよい。「揮発性油」という表現は、任意の非水性媒体であって、1時間以内に皮膚から蒸散することのできる媒体を意味する。この揮発性相は、特に、室温かつ常圧で、0.13〜40,000Pa(0.001〜300 mmHg)の範囲の蒸気圧を持つ油を含む。
これらの揮発性油は、炭化水素をベースとする油、あるいは、シリコーン鎖の末端において又は鎖にペンダントしたアルキル又はアルコキシ基を有していてもよいシリコーン油とすることができる。
本発明で使用できる揮発性油として、2〜7のケイ素原子を含む直鎖状又は環状のシリコーンをあげることができ、これらのシリコーンは、任意に1〜10の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ基を有していてもよい。特に、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサンデカメチルテトラシロキサン、及びドデカメチルペンタシロキサンを挙げることができる。
揮発性の炭化水素ベース油としては、C−C16イソパラフィン、例えば、イソオクタン、イソドデカン、イソデカン、ヘプタン、イソヘキサデカン及び/又はそれらの混合物を挙げることができる。
揮発性油は、組成物の全重量に対して0.1〜98重量%、より好ましくは1〜50重量%を占めることができる。
また本発明の組成物は、特に不揮発性の炭化水素ベース及び/又はシリコーン及び/又はフルオロ油から選択される少なくとも1種の不揮発性油を含有することもできる。「不揮発性油」とは、室温かつ常圧で、少なくとも数時間、皮膚上に止まることのできる油であり、特に0.13Pa(0.001 mmHg)未満の蒸気圧を持つ油を意味する。
不揮発性の炭化水素ベースの油としては、特に以下のものを挙げることができる。
炭化水素ベースの油、例えば、脂肪酸エステル及びグリセロールからなるトリグリセリドであって、その脂肪酸は、C〜C24の鎖長を有していてよく、それらの鎖は、直鎖状、分岐状、又は環状であってよい。これらの油は、特に、小麦胚芽油、サンフラワー油、グレープシード油、ゴマ油、コーン油、アプリコット油、ヒマシ油、カリテバター、アボカド油、オリーブ油、ダイズ油、スイートアーモンド油、パーム油、ナタネ油、綿実油、へーゼルナッツ油、マカダミア油、ホホバ油、アルファルファ油、ポピー油、パンプキン油、マロウ油、クロフサスグリ油、オオマツヨイグサ油、雑穀油、オオムギ油、キノア油、ライムギ油、ベニバナ油、ククイノキ油、トケイソウ油、及びジャコウバラ油、あるいは、カプリル酸/カプリン酸トリグリセリド、例えば、Stearineries Dubois社から市販されているもの、又はMiglyol 810、812及び818の商品名でDynamit Nobel社から市販されているもの;
10〜40の炭素原子を含む合成エーテル;
鉱物又は合成起源の、直鎖状又は分岐状の炭化水素、例えば、石油ジェリー、ポリデセン、パーリーム等の水素添加イソブテン、スクアラン、又はこれらの混合物;
式RCOORの油などの合成エステル、式中Rは1〜40の炭素原子を含む直鎖状又は分岐状の脂肪酸残基を表し、Rは特に1〜40の炭素原子を含む分岐状の炭化水素ベースの基を表し、但し、R+Rは10以上である。例えば、パーセリン油(セトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12−C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、アルキル又はポリアルキルオクタノエート、プロピレングリコールジオクタノエート等のデカノエート又はリシノレエート、イソステアリルラクテート及びジイソステアリルマレート等のヒドロキシル化エステル、及びペンタエリスリトールエステル;
12〜26の炭素原子を含む分岐状及び/又は不飽和の炭素ベース鎖を有する、室温で液体の脂肪アルコール、例えば、オクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、又は2-ウンデシルペンタデカノール;
オレイン酸、リノレン酸又はリノール酸などの高級脂肪酸;
あるいは上記のものの混合物。
本発明の組成物で使用できる不揮発性シリコーン油は、不揮発性のポリジメチルシロキサン(PDMS)、各基が2〜24の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ基がペンダントした及び/又はシリコーン鎖の末端に結合したポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン及び2-フェニルエチルトリメチルシロキシシリケートであってよい。
本発明で使用されるフルオロ油は、特に、EP-A-847 752に記載されているような、フルオロシリコーン油、フルオロポリエーテル、又はフルオロシリコーンである。
不揮発性油は、組成物の全重量に対して0.1〜90重量%、より好ましくは1〜50重量%を占めることができる。
本発明の組成物は、水相(水を含む相)を含有することができる。水は、コーンフフラワー水等のフローラル水、及び/又はヴィッテル水、ルーカス水、ラ・ロッシュ・ポゼイ水、及び温泉水とすることもできる。
水相は、水以外の水と混和性の溶媒を含んでもよく、例えば、エタノール、イソプロパノール等の炭素数2〜4の第一級アルコール、炭素数2〜20,より好ましくは2〜10、さらに好ましくは2〜6のポリオール、例えば、グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール等のグリセロール、モノ-、ジ-又はトリ-プロピレングリコール又はモノ-、ジ-又はトリ-エチレングリコールの(C−C)アルキルエーテル、あるいはそれらの混合物が挙げられる。
さらに、水相は、安定化剤、例えば塩化ナトリウム、二塩化マグネシウム、及び硫酸マグネシウム等を含んでもよい。
水相は、組成物の全重量に対して0.1〜90重量%、より好ましくは5〜50重量%を占めることができる。
また本発明の組成物は、化粧品に通常使用される任意の添加剤、例えば界面活性剤、被膜形成ポリマー等のポリマー類、増粘剤、防腐剤、キレート剤、香料、サンスリーン剤、フリーラジカル捕捉剤、ロウ、油、保湿剤、ビタミン、タンパク質、可塑剤、金属イオン封鎖剤、セラミド、酸性化又は塩基性化剤、又はエモリエント剤等を含有してもよい。
以下の非限定的な実施例及び比較例は、本発明を例示するために与えられる。全ての組成は重量%で示す。
(実施例1)
試料の調製及び測定:
真珠光沢顔料としてエンゲルハード(Engelhard)社から市販されているデュオクロムRYを用いた。この添加剤は、1.5〜3%/31〜37%/61〜67%の比率のカルミン/酸化チタン/マイカ構造を有するフレーク状であり、95%が6〜50μmの幅を持つ(平均粒径22μm)。
デュオクロムRY真珠光沢顔料を、5、10及び15重量%のN-ラウロイルリジン(以下「LL」とする)で処理した。この目的のために、顔料をHCl溶液に分散させた。N-ラウロイルリジンをNaOHアルカリ溶液中に溶解させ、顔料スラリーに徐々に添加した。反応及び中和が完了した後、処理顔料を濾過し、乾燥させ、グラインド(grind)した後に篩分けした。
これらの試料を別々に測定し、対照物と比較した。
摩擦係数の測定
拡がり易さ及び滑らかさ等の皮膚感触を示す特性として、平均摩擦係数(MIU値)を測定した。測定は、Katotech社製のKES−SE摩擦試験機で測定した(速度1mm/s、付加重量25g)。以下の値は、5回の測定の平均値である。
Figure 2005298385
滑らかさは、N-ラウロイルリジンで表面処理することによって格段に向上した。N-ラウロイルリジンの量を5重量%から10重量%に増加させると、滑らかさは更に向上したが、更に15重量%間で増加させると、滑らかさは若干低下した。即ち、感触特性(滑らかさ)の点から、N-ラウロイルリジンでの処理量を10重量%とした本発明が最も優れていることがわかる。
曇価(haze)測定
顔料試料をニトロセルロースラッカーに10%の濃度で配合し、ガラスプレートに50μmのウェットフィルムとして塗布した。
曇価のデータは、日本電色からのNDH2000透過率計を用いて測定した。曇価は、拡散透過光の割合に関連する。曇価が高いことは、真珠光沢顔料の散乱能力に直接関係している。
Figure 2005298385
表2の結果から、N-ラウロイルリジンの処理量を増加させると曇価が上昇することがわかる。一方、全透過率は、5重量%と10重量%とでは有意な差はないが、15重量%で処理した場合に上昇した。一般に、曇価及び全透過率がともに高いほど、ファンデーション等に配合した際に、しわ等の欠点を隠しながら自然な仕上がりが得られる。即ち、曇価及び全透過率の点からは、N-ラウロイルリジン処理量を増加させるのが好ましいことがわかる。
反射率測定
0.5mg/cmの真珠光沢顔料を、透明な片面テープに塗布した。日本電色社製のGC5000分光式変角色差計を用いて45°及び−45°の投受光角で試料の反射率を測定した。対応するL値は以下の表に示す。
Figure 2005298385
N-ラウロイルリジンによる表面処理により、真珠光沢顔料の反射率は有効に減少する。N-ラウロイルリジンの量が増加するに従って反射率は低下するが、ファンデーションなどに配合すると不自然な金属光沢が減少して自然な仕上がりになる。上記で検討した他の特性との兼ね合いを考慮すると、本発明で特定した5〜15重量%とするのが好ましい。
(実施例2)
パウダーファンデーション
下記の組成を有するパウダーファンデーションを調製した。
Figure 2005298385
実施例2の組成物は、非常に良好な皮膚への付着性及び拡がりやすさを持ち、自然な仕上がりをもたらした。
(実施例3)
リキッドファンデーション
下記の組成を有するリキッドファンデーションを調製した。
Figure 2005298385
I相及びII相を別々に混合し、次いでII相を通常のホモジナイザーを用いてI相に添加した。次に、I相とII相のエマルションにIII相を混合した。
実施例3の組成物は、非常に良好な皮膚への付着性及び拡がりやすさを持ち、自然な仕上がりをもたらした。さらに、皮膚上の細い線を見えにくくした。
(実施例4)
スキンケアメークアップベース
下記の組成を有するメークアップベースを調製した。
Figure 2005298385
I相及びII相を別々に混合し、次いでII相を通常のホモジナイザーを用いてI相に添加した。次に、I相とII相のエマルションにIII相を混合した。

Claims (9)

  1. 5重量%より多く15重量%未満のN-アシル化ラウロイルリジンで表面処理した真珠光沢顔料を含有することを特徴とする化粧品組成物。
  2. 7.5〜12.5重量%のN-アシル化リジンで表面処理した真珠光沢顔料を含有する請求項1に記載の組成物。
  3. N-アシル化リジンで表面処理した真珠光沢顔料を、0.5〜25、好ましくは1〜20、より好ましくは3〜10重量%の割合で含有する請求項1又は2に記載の組成物。
  4. N-アシル化リジンがN-ラウロイルリジンである、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 真珠光沢顔料が、2〜100、好ましくは5〜50、より好ましくは10〜30μmの粒径を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の組成物。
  6. 真珠光沢顔料が、マイカ又は合成マイカ基材をベースとする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 真珠光沢顔料が、赤色有機着色剤で被覆された酸化チタン被覆マイカである、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 平均粒径0.2〜20μmの球状フィラーを0.1〜30重量%の割合でさらに含有する、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. スキンケア化粧料又はファンデーションである、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
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